文学座付属研究所研修科卒業公演『なぜか青春時代』のお知らせ

作  清水邦夫   

演出 小林勝也

日時 1/30(金) 18:30
    1/31(土) 14:00/18:30
    2/1(日)  14:00

於  文学座アトリエ

料金 1,000円

1/6(火)より予約開始

予約及び問い合わせ先  文学座TEL.03-3351-7265(11:00~18:00日祝除く)

またもやこの季節が来てしまいました。
研修科二年生・第46期生の集大成です。
青春の熱い息吹と苦さを感じさせてくれるこの作品。
きっと彼らの卒業公演に相応しいものになると思います。
ぜひ彼らの姿を一緒に心の目に焼き付けてみませんか?
# by berurinrin | 2009-01-03 18:17 | 文学座公演情報

1、2月主な外部出演

★征矢かおる『その人の名を知らず』12/26~1/5こまばアゴラ劇場(東京デスロックhttp://deathlock.specters.net/)
★松山愛佳『座頭市』1/2~28御園座(テレシートみその052-222-1481)
★鍛治直人『風が強く吹いている』1/8~16ル・テアトル銀座(サンライズプロモーション東京)1/29富山県教育文化会館(イッセイプランニング076-444-6666)1/31名鉄ホール(サンデーフォークプロモーション052-320-9100)2/3仙台・電力ホール(仙台ゴール022-268-2174)2/6ドラマシティ(キョードーチケットセンター06-7732-8888)2/13福岡サンパレス(ピクニック092-715-05374)
★塾一久、原康義、廣田高志、横田栄司『冬物語』1/15~2/1さいたま芸術劇場(彩の国さいたま芸術劇場048-858-5511)2/6~8仙台イズミホール21大ホール(仙台放送022-268-2174)2/20~25ドラマシティ(キョードーチケットセンター06-7732-8888)
★山崎美貴『探偵ポワロ ブラックコーヒー』1/27~2/1博品館劇場(博品館チケットパーク03-3571-1003)
★寺田路恵『アンナカレーニナ』1/8かめありリリオホール(リリオホール03-5680-2222)
★鈴木弘秋、名越志保『少年山荘』1/27~2/1青年座劇場(青年座0120-291-481)
★成井市郎『オールドパンチ4カルメン戦場に帰る』2/8~15下北沢本多劇場(サンライズプロモーション東京0570-00-3337)
★櫻井章喜、反田孝幸『ピランデッロのヘンリー4世』2/12~3/1シアタートラム(シアタートラム03-5432-1515)
★今井朋彦、川辺邦弘『ストーン夫人のローマの休日』2/28~3/22(パルコ劇場03-3477-5858)
★川辺久造『なよたけ』1/7~12シアターX(シアターX03-5624-1181)
★高橋正徳(演出)『動物農場』2/10~2/11うりんこ劇場2/24~25こまばアゴラ劇場(劇団うりんこ052-772-1882)

*お問い合わせは( )までお願いします

新しい年になりましたね。
すごく久しぶりに昨日は、家族と成田山へ初詣に行ってきました。
家族と過す時間は、それはそれで楽しいけれど
やっぱり慣れない事をすると、それはそれでストレスも溜まってくるのでって
ことで、新春第一弾は、私にとって最後になりそうなシアタートップス・・。
友人が応援してる猪野学さんご出演の青年座の方々を中心に活動されてるユニット
ハイライフ第二回公演『アケミ』。
鵜山仁さん♪演出のこまつ座『兄おとうと』は、東京公演が今夏ですが、1/14に八王子で
初日を迎えます、鑑賞会主催なので一般の方はご覧になれませんが・・
地元の鑑賞会に入会していれば、全国の鑑賞会作品を拝見できる大きな特典があるのです。
と、いうことは・・・うふふっ行くきゃないでしょう!!ね♪
鑑賞会・・と、いえば地元では劇団NLT『嫁も舅も皆幽霊』の公演があります。
 
来月の公演で気になるのは『ピランデッロのヘンリー4世』! 櫻井章喜さん、反田孝幸さん
ご出演です。実は、新国立劇場で公演された『山の巨人たち』と同じ作者です。
そして鵜山さんが高校生の時にご覧になって衝撃を受けたとおっしゃった作品です。
あのピランデルロさんの不思議な世界にも一度漂ってみたかったので、めちゃ嬉しいです。
# by berurinrin | 2009-01-02 23:50 | 外部出演

2008年観劇リスト

<1月>
文学座『長崎ぶらぶら節』
文学座+青年団『Train Caming』
さよならモリヤ『モリヤ最後の勉強会』
イッツフォーリーズ公演『おれたちは天使じゃない』
創作劇奨励公演『帰り花』

<2月>
日本オペラ連盟人材育成公演『ホッペアの戴冠』
NHKシアター・コレクション’08『AWAKE AND SING!―目覚めて歌え!― 』
こまつ座『人間合格』
新国立劇場『屋上庭園/動員挿話』

<3月>
文学座『長崎ぶらぶら節』x2回
東宝ミュージカル『ベガーズオペラ』
加藤健一事務所『思い出のすきまに』x2回
みつわ会『暮れがた/蛍』
博品館劇場『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』
兵庫県立劇団ピッコロ『ビューティフル・サンデー』
らくだ工務店『だるまさんがころんだ』

<4月>
双数姉妹『やや無情・・LES PETITS MISERABLES』
イッツフォーリーズ公演『ミュージカル天切り松ー人情闇がたり』
JAM SESSION.7『億万長者夫人故郷ニ帰ル』
新国立劇場『焼肉ドラゴン』
ミズキ事務所プロデュース公演VOL.2『止むに止まれず。』 
文学座アトリエの会『ダウト』

<5月>
劇団道学先生『兄妹どんぶり』
文学座『風のつめたき櫻かなー久保田万太郎作品集より』x2回

<6月>
新国立劇場『オットーと呼ばれた日本人』x3回、ゲネ1回
こまつ座『父と暮せば』
新国立劇場『鳥瞰図』
東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』
新国立劇場『混じりあうこと、消えること』

<7月>
文学座『アラビアンナイト』x2回、ゲネ1回
新国立劇場『まほろば』x2回

<8月>
『夏の夜の夢』
日生劇場+文学座ファミリーステージ『トムは真夜中の庭で』
こまつ座『闇に咲く花』
文学座付属研究所研修科発表会『風のつめたき櫻かなー久保田万太郎作品集より』
東京ドラマポケットVol.1音楽演劇・オフェーリアのかけら』

<9月>
アトリエの会『ミセス・サヴェッジ』x2回
文学座『ゆれる車の音ー九州テキ屋旅日記』x1回、ゲネx1回
劇団昴『アルジャーノンに花束を』
新国立劇場『弱法師/綾の鼓』
らくだ工務店『めぐみのいろは』

<10月>
金沢市民芸術村発信 文学座ユニット公演『おーい幾多郎』
巣林舎『『燦静胎内捃(ふたりしずかたいないさぐり)』
Pal's sharer vol.5『ロミオとジュリエットとジュリエット』
Pカンパニーオープニング記念公演Vol.1『しあわせな男』
新国立劇場『山の巨人たち』x2回、ゲネ1回
東宝『私生活』

<11月>
久保田万太郎の世界『はくじゃうもの/四月盡』
劇団HOBO『喧嘩農家』
劇団道学先生『ザブザブ波止場』
劇団民藝+無名塾『ドライビング・ミスデイジー』
青年座『MOTHER』

<12月>
文学座『口紅』x2回
新国立劇場『舞台は夢ーイリュージョン・コミック』x3回
俳優座プロデュース『空の定義』
アトリエの会『日陰者に照る月』
東京デスロック『その人を知らず』

今年は57作品を拝見いたしました。
夏以降、ちょっと不安定な観劇ライフではありましたが、でも素敵な作品を
今年も沢山拝見できて楽しかったです。

思えば、北九州芸術劇場へ『長崎ぶらぶら節』の初日に行った事。
宿泊したホテルが、偶然にも文学座の方々と一緒でびっくりしたっけ。
兵庫ピッコロシターへ『ゆれる車の音』を観に行って、交流会に参加できた事
九州、大阪と2箇所も遠征できて、その都度、鵜山仁さんの笑顔と何気ない優しさに感動したり
座員の方々のたくさんの笑顔を拝見できた事。
演鑑で、運営担当で初めて文学座『アラビアンナイト』を横浜に迎えられたこと。
わざわざ打ち合わせにいらしてくれた木津誠之さん。
交流会の司会でひっちゃかめっちゃの私を、逆に盛り上げてフォローしてくださった
にくたらしい程(笑)に優しい座員の皆様と制作のSさんとAさん。
演鑑の35周年の大事なパーティの時に倒れた私に叱咤激励のメールを下さった
早坂直家さんと醍醐貢介さん・・・
文学座の公演を観にいく度に家に迎えてくださるような優しい笑顔で挨拶をして下さる
受付のお手伝いをされる座員の方々そしてスタッフ方々のお気遣い
たくさんの笑顔と素敵な方々に感謝です。

今年は本当に色んな事が起こって、今後の観劇ライフにも影響があると思います。
まぁでも、それはそれで上手く調整しながら
来年もこの魅力的な劇団文学座と演出家の鵜山仁さんを追いかけていっちゃいますので
どうぞ、このマニアックなブログ共々お手やらわかに見守って下さい。
喪中ゆえ新年のご挨拶は遠慮させて頂きますが

今年一年間お付き合いありがとうございました。
どうぞ、皆様!!素敵な年をお迎え下さいませ。
# by berurinrin | 2008-12-31 21:42 | 日常

東京デスロック『その人を知らず』 in こまばアゴラ劇場(12/28)

作   三好十郎
演出 多田淳之介

片倉友吉さん(夏目慎也さん)は、人見牧師(佐藤誠さん)から洗礼を受け
キリスト教徒になりました。
ところが時代は、太平洋戦争まっ只中「なんじの敵を愛せよ。殺すなかれ」という
聖書の言葉を誠実に守ろうとする彼は、出征を拒否し続けます。
人見牧師は友吉さんに翻意を促しますが、友吉さんは
拒み続けます。牢獄に繋がれ酷い拷問を受けながらも意思を変えることが出来ません。
その為、非国民とされ友吉さんの家族まで迫害の対象に・・。
そして戦後、友吉さんは反戦の英雄となります。

今年の芝居納めとなりました。
以前ご紹介した、三好十郎さんの没後50年ということもあって
三好さんの作品を観たいなと、鵜山仁さん♪きゃー♪が過去に演出をされた作品だし
征矢かおるさんがご出演だし・・と、いう事で観たい、いや観なくっちゃ。
本来は家の事情で観れる状態ではなかったのですが、
無理を言っての観劇となりました。本当にすみません(とりあえず謝って・・)

えーっと、率直に言うと、え、え、え、えっと驚いて
その後には、がつーんとがつーんと、がつーんと衝撃が頭を打ち込んでいきました。
なにしろ舞台のアクの強さと俳優達のエネルギーの吐き出し方がハンパじゃなくて
言葉は三好十郎さんの本をそのまま忠実に使われているのでしょうが
それ以外は、すべて全く次元を越えた新たな世界の中で起こっているような気がしました。
ちょうど、スカパーのシアターチャンネルで寺山修司さんの作品の特集をやっていて
その当時の寺山さんの世界を彷彿とさせるような、同じ香りがしました。
とはいえ、寺山さんの舞台を生で観た事がないので、偉そうな事はいえませんが
でも、好き嫌いと好みの問題でなく、観ておいて良かったなぁと思いました。
始終、頭は混乱しっぱなしでしたが(笑)

磔にされたキリストをイメージさせるように、友吉さんは、始終両腕を竹刀で
括り付けられっぱなし・・
体の自由が利かない身でありながらも、穏やかに語る言葉は
戦争中は、信念による自由な心を持ちながら、自ら不自由な生きた方を仕いられ
戦後派は、周りの人からの意識に縛られ自由が利かない身になってしまったの
でしょうか?戦後、両腕を縛る布が、日・米の国旗になっているのが目を引きました。
マイクが空爆?神様?の象徴になったり、爆撃が赤い玉とお菓子とか
並べた机の上でひしめきながら国家を語る俳優達の世界がいかに小さなものかとか
ユニークを越えて怖くなったりもしました。

文学座からは、征矢かおるさんがご出演です。
私にとって征矢さんは、ユニセックス的な雰囲気がとても好きで
清潔感があって素敵だなぁと、いつも思っています。
今回もアンサンブルを中心に男女問わず演じておられますが、全く違和感がないのです。
逆に素のまんまの女性が男性を演じる事を演出の意図としているのかな?と
思う配役の方もいらっしゃる気もしないではないのですが・・
どう解釈していいのかわからないのですが、わたしは征矢さんの声や動きに
やっぱり惹かれました。

12/26(金)~1/5(月)まで in こまばアゴラ劇場
# by berurinrin | 2008-12-29 20:53 | 観劇感想

文学座本公演『口紅ーrougeー』 in 東京芸術劇場<小ホール2>(12/9)
作  サタケミキオ  
演出 高瀬久男


元は詐欺まがいの怪しい花田鉄さんを演じられたのは、渡辺徹さん。
徹さんが演じると、怪しい人物も気が付くと誰よりも純粋で優しい人物に変~身!!
ジャージ姿でも華がありますね(笑)
良く見ると、鉄さんの首に掛かれたペンダント。「粋」と書かれています。
終盤に登場された「紅の湯」の先代の大将が身に付けておられたものと同じもの・・
つー事はですよ(笑)鉄さんのお父さんが「紅の湯」の経営者だったのかも??!!
アナザーストーリがありそうですね。

「紅の湯」に鉄さん現れた時、一緒に連れて来たのは水商売をしていた、あきなさん。
あんな甘い声で囁かれたら、男性はほっとけないんじゃないでしょうかねぇと
羨ましい位にセクシーで、可愛い女性を演じておられるのは、松岡依都美さん。
松岡さんといえば、今年は地方公演で『アラビアンナイト』で清楚で美しい
シャハラザードを始め、再演『AWAKE AND SING!』では、二人の男性の間で
迷える女性へニー。『ミセス・サヴェッジ』では、献身的な看護士で夫を見守る
ミス・ウィリーと、それぞれ異なる女性を演じきりました。
彼女の女優としての大きな器が、これからどのように羽ばたいていくのか
本当に頼もしいし眩しい存在です。素顔の松岡さんは、体育系のような、はつらつとした
打てば響く元気で無邪気な可愛い女性ですよん。

「紅の湯」の大将は、篠田隆夫さんを演じられた小林勝也さん。
幼い頃、お風呂屋さんが社交場だったと時、赤い口紅が似合う女性の
面影を持つ未亡人・牧田綾乃さん(金沢映子さん)に恋する姿は
まるで少年のようにくすぐったくなっちゃいました。

愛される女性の金沢映子さんは、未亡人。
隆夫さんから缶ジュースを渡されて飲み干す姿は、色っぽかったですね。
金沢さんといえば、巣林舎の『燦静胎内捃(ふたりしずかたいないさぐり)』では
壮絶な死を迎えた激しくも強い女性・凛さんを演じられていました。

綾乃さんの義理のお父さんは、「紅の湯」の常連さん・モンさん。
モンさんというのは、ニックネームで「木枯らし文次郎」からと
ご自身はおっしゃっていましたが本当はおサルのモンキーから(笑)
実際はどうでしょう似てますか?「うん」とはいえませんがf(^_^;)
おちゃめなおじいちゃんを演じられたのは、本当は若い(笑)助川嘉隆さん!
助川さんといえば『ミセス・サヴェッジ』では、顔に疵があると思い込んでいるピアニスト。
はにかんだ笑顔が印象的だったピュアな青年ジェフリーを演じておられましたね。

「紅の湯」の常連さんには、モンさんの他に売れない漫才師ツービールさんが
いらっしゃいました。
ビールたけしさんを演じられたのは、 石橋徹郎さん。
石橋さんは新国立劇場『オットーと呼ばれる日本人』で、
ちょっと強面な青年を印象的に演じられました。
そんな硬派なだけに、目を剥いて必死に受けようとするビールたけしさんの姿は
めちゃめちゃギャップがあって面白かったです。

テンションが上がるとつい方言が出ちゃうお茶目な相方のビールきよしさんは、
粟野文浩さん。ボケ役かと思いきや、二人ともボケでしたね(笑)
『ミセス・サヴェッジ』では、とろけちゃうような可愛い笑顔と
すんごいヴァイオリンの音色を聴かせて頂きました(笑)

演劇に目覚めるおしゃべる好きの保険の外交員は登別さんこと頼経明子さん。
ヨリちゃんが、夢見るように演劇の素晴らしさを語るシーンや
雑誌編集者を演じる時に、オーバーアクションで挙げる手の動きが可笑しくって
可笑しくって・・本当に無邪気で人のいい登別さんでしたね。
どこに居ても、何を演じても存在感のある彼女ですが、彼女の魅力は
枠にはまらない透明でピュアな清潔感だと思います。
これからも色んなジャンルで色んな女性を魅せて欲しいと思います。

「紅の湯」の従業員、ヤンキー上がりの雄介くんは、髪を脱色して金髪になった
亀田佳明さん!この髪型の亀田さん、めちゃめちゃかっこいいんではないの(*^_^*)
甘えんぼさんになって、鉄さんにすりすりしちゃったり(笑)
不思議なお兄さんでしたが、やるときはやるけど、喧嘩は苦手(笑)
勉強会『Dyscolos(ディスコロス)』のイカが苦手の新米コックさんの聡介さん。
ぽよ~んとした表情は、癒されたい人必見ですね(笑)

隆夫さんの娘・桜庭陽子さん(奥山美代子さん)は、ある理由から
「紅の湯」を手放そうと画策しますが、実はその理由は父・隆夫さんの病の為の
高額な治療費。ちょっと勝気で人の良さが溢れた優しい女性でしたね。
陽子さんのご主人で、信用金庫に勤める千春さんは、鉄さんの幼馴染で
昔から鉄さんに手を焼いているようですか、頼まれるとついつい断れない。
そんな穏やかな友人で温かい夫で優しいパパを演じられているのは、中村彰男さん。
どんな役を演じられてもかっこいい彰男さんです。
『ミセス・サヴェッジ』では、サヴェッジ夫人の血の繋がらない次男で弁護士を
演じておられましたね。彰男さんから「(千春さん)どうですか?」と言われ
「ゆるい感じですね(笑)」と答えたら「ゆるいよなぁ~俺(笑)」と笑いながら帰られました。
でもその後姿は、ちっともゆるくなくて・・やっぱ、かっこいいです。

そんなお二人のお子さんは、しっかりしちゃうんでしょうね(笑)
遥さんを演じられたのは、今回が初舞台の吉野実紗さんです。
今年、準座に上がったほっかほかの新人さんですが、表情がすごく豊かですね。
研修科の発表会では、一見大人びた風貌だからでしょうか?!
大人っぽい役どころもありましたが、年相応の役どころを初めて拝見しましたが
とても新鮮でお似合いでしたね。

さて、こわーいお兄さんで、あきなさんを追ってきたのは
スキンヘッドで眉も剃った小山内あきらさんを演じられた高橋克明さん。
あきなさんに惚れたばっかりに、損な役回りになってしまいましたが
実はかなりいい人でしたね。きっとその後のあきらさんは「紅の湯」の常連さんに
なっていたりして(笑)克明さんといえば、忘れられないのは『AWAKE AND SING!』
の足の不自由なモーでしたが、ひねくれて一人つぶやく姿が忘れられません。

白塗りのチンドン屋さんは、西岡野人さんとくさの万葉さん。
後からキャスティングされたとはいえ、のびくんの舞台姿を見るのは嬉しいことです。
『アラビアンナイト』の地方公演では、荷担ぎのシンドバットで乾いた感じの歌声も
とても素敵でした。
くさの万葉さんも『アラビアンナイト』ももちろんの事、『長崎ぶらぶら節』では、
渡辺徹さん扮する古賀十二郎さんの身重の妻を演じられていました。
学者の妻らしいしっかりとした雰囲気が素敵でしたね

12/2(火)~12/10(水) in 東京芸術劇場<小ホール2>
12/13(土)~12/14(日) in 尼崎・ピッコロシアター
12/18(木) in 亀戸カメリアホール

文学座本公演『口紅ーrougeー』2_c0023954_22522635.jpg

これは、会場で販売していた渡辺徹さん命名のどぶろくさん(笑)
甘くって美味しかったですよぉ♪
# by berurinrin | 2008-12-22 23:35 | 文学座観劇感想