カテゴリ:稽古場/舞台裏話( 52 )

会社を抜け出して、アトリエに到着した時はすでに始まっていました。
駆け込むように入ったアトリエは、いつもの見知ったアトリエのスペースではなく
巨大な真っ黒い木造のセットが組まれており、のけぞりそうになりました。

なにやら瀬戸口郁さんが大滝寛さんと古川悦史さんにいじられて怒っていらっしゃる。
そこへ、呆れた顔の沢田冬樹さん。身の軽い姿ですがススだらけなのは佐川正和さん。
「お腹が空いたぁ~」って坂部文昭さんが登場すれば、「めがね、めがね~」って
落ち着きの無い加納朋之さんの傍らを山谷典子さんが通り過ぎます。
どたばたした場面がすっと静になると、斉藤祐一さんが妖しげに登場して・・・・

さて、???って思われるシチュエーションですみません。
そう巨大な木造のセットは客車です。アトリエの真ん中にでーんと、設えてあり
セットを挟んで客席が左右に分かれています。

古川悦史さん演じる出版社「改造社」の社員、後の新聞記者の鍛治哲也さんの
回想のお話です。古川さんの目から見た昔の記憶・・時間軸が交差していくそうですが
どんな形になるのやらとても興味が惹かれます。

お稽古を拝見した後に役者達が各自自己紹介&コメントをして下さいました。
古川さんが「痛いの嫌なのですが、今日インフルエンザの予防接種してきました。
この意気込みを買って下さい」みたいな感じでおっしゃったのが面白かったです。
それにしても、役者達が並んだ姿を見てあまりの選りすぐりのカッコいい人たちで
ドキドキしてしまいます。でも瀬戸口さんはいじられたままでした(笑)
そんな瀬戸口さんの姿に釘付けのわたしです。(これはぜひ当日のお楽しみの一つです)

演出は超有名な西川信廣さん!実はわたし、とっても怖いイメージがあったのですが
とても穏やかなお稽古風景で、質疑応答もネタバレギリギリまで答えて下さって
本当に素敵で若々しい方でした。そんな西川さんにぴったり寄り添う演出助手は
このブログの内輪(笑)の人気者の高橋正徳さん!すごく機敏な動きに思わず
「かっこいい~!!」「そっすか」
なかなかポーカーフェイスを崩さない高橋さんですが、実はかなり面白い方なんです。
要注意人物です。

そんな『アルバートを探せ』は12/6(火)~20(火)まで、文学座アトリエにて
舞台が対面式なので、右側左側の座席では見方も雰囲気、感じ方が違うと思います。
2回観るのも美味しいかもしれませんよ♪

さて、あなたは「アルバート」見つけることが出来るでしょうか?

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画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2005-11-28 23:26 | 稽古場/舞台裏話

さて、この日は演出補の素敵な北則昭さんの案内で舞台裏を探検させて頂きました。

舞台上には、小料理屋の“門”のセットが・・・・
このセット本当に細やかな作りで、マジにすごいっすよ。
ちゃんと熱燗用のあっためる保温器(←なんて表現するのかわからないのですが・・)が
あって、ここからお酒をお出しするそうです。
梶本又造さん(江守徹さん)と“門”の女将さんこと、新門ふささん(八木昌子さん)の
せつなーーい場面で、良い感じにぼーん.ぼーんと時計の振り子の音がしましたが
お判りでしたか?あれは、本当に“門”のセットにある振り子時計の音なんです。
ちゃんと動いている時計を使っていたのです。
そんなリアルな“門”のセットは、新派や新国劇に主に活躍されている美術の方が
作られたそうです。
舞台は夏。季節感的には夏を演出するのは、難しいそうで
役者がタオルで汗を拭くしぐさをしたり、食器に季節感を出したり・・
今回は“門”の食材のお品書きで、季節感を・・・なかなか凝ってましたよね★
あのカウンターに腰掛けて「ちょっとお願いします」って言ったら
お料理が出てきそうです(笑)
何気に又造さんの金竜館のポスターが張ってあったり、ふささんの女心。可愛いですよね。

舞台には上手(舞台に向かって右側)と下手(同じく左側)がありますが
想像以上に狭い舞台なので(どうしてもピルの中にある劇場の構造上仕方ないそうです)。
上手はいくつもの背景をあげる装置しかありません。
なので主に下手側に集中しています。
そのなかでも目立つのが、傍で見ると驚く位古いピアノ・・・舞台設定と同じ位に
作られたドイツ製のピアノだそうです。現代の音にアレンジしているそうですが
鍵盤もかなり重いらしく、きっと当時は白い鍵盤も今ではいい感じの飴色になっています。
そしてピアノの椅子もピアノに合わせて、レンタルしているそうです。
このピアノを弾かれる町田紫さん(名越志保さん)の毎度の緊張、ご苦労お察しします。

このお芝居のセットは“門”やピアノなど、リアルなものを使いつつ
女優の島田サキさん(岡寛恵さん)のペラゴロ達(今で言う追っかけ?ファン達)
が集う柳の木と公園の背景はまさに“絵”!平面の昔ながらの新劇の世界です。
そんな平面の背景と星空の美しさ・・・
ベタでレトロな風景とリアルなセットの組み合わせの世界が溶け合って
「浅草オペラ」のノスタルジックな世界へと誘ってくれています。

舞台裏を知った上で、改めてこの作品を観ると面白いと思います。
でも舞台の上では華やかそうでも、人の心は窺い知れない闇の部分があって
そんな人間の姿に香るにおい・・・・毒の香りってどんな香りなんでしょうね?

~11/27(日)まで in 紀伊國屋サザンシアター(新宿南口)
当日券若干あるそうです。

さて、リンクが一つ増えました♪
劇作家の阿藤智恵さんのプログ阿藤智恵の「気分は缶詰」日記です。阿藤さんの作品といえば、去年のアトリエ公演「中二階な人々
わたしも大好きな作品です。そして、来年はH.H.G公演!!!超楽しみです!
H.H.Gといえばリンクさせて頂いているえふさんの細やかな配慮で
またまた素敵な情報も更新UPされていますよぉ♪
えふさん!本当にありがとうございます!!感謝感謝です!!
by berurinrin | 2005-11-23 20:39 | 稽古場/舞台裏話

去年の『TERRA NOVA』『THE CRISIS』そして『焼けた花園』 で3人の演出家が
アトリエデビューを果たしたわけですが、3つの作品の舞台美術どれも
シンプルで美しかったと思いませんか?
これは演出部準座員の乗峯雅寛さんの作品です!
乗峯さんのシンプルで美しくて色気のある素敵な舞台美術・・
わたしは大好きです!ご本人は「ちょっぴり大人な一休さん」みたいな風貌ですが。。

『焼けた花園』はジョバンニ氏の居間が舞台になっていました。
煉瓦の壁は少し朽ち果てて、コンクリートの修繕がされていました。
この煉瓦本物のような質感がありましたが、実際は発泡スチロールを削って
作ってありました。そして修繕部分は本物のコンクリートを重ねて塗って
仕上げてあるそうです。
何気にコンクリートの撥ねた後が舞台の床に散っていて、リアルな感じにびっくりしました。

俳優達が外に出入りする時、石を踏みしめる音が聞こえましたが
扉の後ろに小石が敷き詰められてる箱があって、
実際に俳優達は石を踏みしめていたのでした♪

そして、舞台の端を縁取ってあるコンクリートで塗られた「枯れたひまわり」達・・・
台詞の中の情景では、山があって川が流れて、花が咲き乱れ、風が吹く・・
美しくて豊かな土地に思われますが
セットは、乾いて枯れた・・・・とてもギャップを感じますが、この混乱さと曖昧さに
とても魅力を感じました。
狭いアトリエの中で繰り広げる見た目の風景と心に感じる光景の違い・・・
う~ん、舞台ならではの贅沢な世界でした。
by berurinrin | 2005-09-22 00:00 | 稽古場/舞台裏話

紀伊國屋ホールの入り口では、先日の勉強会『僕と幽霊とサルビアの女』で
怪しい幽霊さんを演じたのびたクンこと西岡野人さんが
チラシ配りのお手伝いをされていて、満面の笑顔でのご挨拶。
パンフレットの販売コーナーでは、HHG「きゅうりの花」「約三十の嘘」で
とても愛すべきキャラクターを演じた助川嘉隆さんがいらっしゃいました。
そうなんです。文学座の役者達は、劇団公演中お手伝いされるされる事が
多いので、コミニュケーションを取るチャンスです。
もし、彼らの芝居をご覧になられたのであれば、一言感想をお伝えする
のも素敵な事だと思います。
でもくれぐれもお仕事中という事をお忘れなく♪

戯曲・赤い月』の興奮冷めやらず、心拍数が上がりっぱなしの中
終演後に舞台監督の黒木仁さんのご案内で
舞台裏、バックステージ見学をさせて頂きました。
舞台の正面の後ろには、小道具が所狭しときちんと並べてあって
近くには「お茶場」と呼ばれる、俳優、スタッフ達のお菓子やお茶が用意されていました。
おいしそうなお菓子についつい手が・・・・嘘です♪

舞台のセットは、船底をイメージした作りになっていて
それも客船ではなく、軍事用の船で戦車とかが保管して運べるような船底です。
実際に鉄骨の軍事用の船で日本に戻ってこられたそうです。

いままで色々な作品の衣装、小道具を拝見しましたが
今回の作品がダントツに種類が多いのではないのでしょうか?
波子さん演じる平淑恵さんは、洋装から和装まで早替りをされていますが
他の何役も演じられる方々の早替りの衣装もものすごい量。
着替える場所も何箇所も用意されていて、劇場のロビーから客席に向かう
通路も着替えの場所として使われているそうです。
(お芝居に遅れていかれる方は気をつけてくださいね☆)
それにしても極寒の地でのお話です。生地の厚い衣装、毛皮まで付いていて
お疲れ様でございます。

小道具も細やかな細工がされていて、特に氷室さん(長谷川博己さん)がスパイ容疑を
かけられた恋人を自ら手にかける時のサーベル。
舞台では本物?そしてサーベルの重さを感じましたが、それはやはり
照明と迫真の長谷川さんの演技の力の見せ所です。
籠の中に、死んでしまう赤ちゃんの人形を見つけて
胸がきゅんといたしました。

場面転換には、色々なバックの風景を描いた吊ものが不可欠ですが
舞台の下手側にいくつものワイヤーがあって、それぞれに1本のワイヤーに色々なリボンで
印がしてあり「この場面はこの色のリボンまで」とか細かく仕切られていました。
そして舞台上では通称“バミリ”といわれる色テープがぎっしり。
スピーディーな場面の数々はこうして作られているのでした。

一歩間違えたら大事故も起こりかねないスタッフの緊張感も伝わり
はらはらドキドキ、そして改めて戦争の恐ろしさを感じてしまったり。。と、
盛りだくさんで心に残るバックステージ見学でした。

帰り際に、偶然立石まゆみさんにお会いできて、わーい♪
まゆみさんに「手が冷たい・・」
そうなんです。舞台の余韻醒めやらず、すごく心が痛くなってしまったのです。
「何役やったか分かった?」「・・・・すみません(汗)」本当は嘘ですよぉ。
まゆみさんの幕開きの歌の場面の空虚な表情。死んでしまった赤ちゃんを
抱きかかえての母の姿。子供におかゆを勧める来々軒の優しい女将さん。
陽気そうなウエイトレス。。。素敵でしたよ。
他の方々の演技も素晴らしく心にどんどんしみ込んできました。

戦争にきれいなものはない、あるのは痛みだけ・・

もし、観たいなぁって思われる方はどうぞ観てください。
戦争の経験のない私たちでも
きっと何か心の奥底でどくどくと響いてくる痛みの疼きを感じ取れるはずです。

唯一の救いは、波子さんと子供達が日本に帰ってこられたという事実です。
さぁ『赤い月』の原作を読み始める事に致します♪
by berurinrin | 2005-08-28 15:05 | 稽古場/舞台裏話

『焼けた花園』稽古見学

今年創立68年の文学座ですが、毎度の事ながらチャレンジ精神は
他の劇団に負ける事無く突き進んでいます。
古典、現代劇、翻訳劇からオリジナルまで多岐に渡る上演作品。
それは文学座の誰もが上演したいと思う作品を自ら企画することが許されているのです。
企画を提出したら、文学座の演出部、俳優部らから構成された
“アトリエ委員会”の採決を仰ぐ事になります。
そして今回、将来楽しみな演出家デビューの瞬間に立ち会える事になりました。
自ら企画された準座員の上村聡史さんです!いよっ!おめでとうございます!

台風接近中の素晴らしい天候の中、文学座アトリエに稽古見学に行ってきました。
9月アトリエの会公演『焼けた花園』はイタリアの戯曲家ウーゴ・ベッティの作品です。
政治と家族が交差する展開の中での人間のあり方・・・がテーマになっているそうです。
今回は、男性達の切迫した場面のシーンを拝見する事ができました。
ベテランの俳優達のがっぷり交わされる台詞の語りの応酬が見事です。
坂口芳貞さんと城全能成さんの会話の間に中村彰男さんや関輝雄さんが
入る毎に空気の流れがどんどん変化していきます。
稽古の段階で、こんなにドキドキさせられて
本番になったらどうなっちゃうんでしょう?

ちょっぴり難しい作品ではありそうですが
『焼けた花園』は今回が日本初演でもあるので、かなり台本の手直しがされているらしく
場面の流れが把握できない状態でも、台詞の言葉の難しさを意識する事無く
体の中に入ってきました。詩的な韻を踏んだような言葉も魅力だし
タイムリーな政治の内容だけに、演出家の遊びの言葉も入っています。
でも何よりもベテランと若手の役者達に囲まれて、
しっかり言葉を伝えている上村さんの意欲が団結した力強い座組になっていました。
かなり楽しみな作品です。

中村彰男さん!素敵でした!きゃぁ!!ちょっと悪そうな感じでしたが
またそこが魅力的でございます!
すみません、相変わらずのミーハーです♪
モカさん☆城全能成さんは凛々しい青年でした。見た目だけでなく
なにかありそうな城全さんの役どころ期待大ですよん♪

9/7~21まで文学座アトリエにて

只今、紀伊國屋ホールでは本公演『戯曲・赤い月』公演中(~9/2まで)です。
何人かの友人から「一度観たら、また観たくなる作品」と言われました。
ぜひこちらもお楽しみ下さい♪
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画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2005-08-25 21:08 | 稽古場/舞台裏話

初日まであと11日、そろそろカウントダウンも始まっているので
かなりピリピリと大変なお稽古場なのかしら。。と、ちと不安を抱えながら
アトリエに向かいました。

アトリエに入ったとたん、立石まゆみさんに「ベルさん?!」「まゆみさん?!」
「わーい♪」お会いしたかったまゆみさん!!お目に掛かれて嬉しかったです♪

『赤い月』の「あ」の字も予習をしていない私ですが(すみません!!!)
なにやら波子さん(平淑恵さん)と娘の美咲ちゃん(尾崎愛さん)と二人の間には
複雑な問題があって、それに氷室さん(長谷川博己さん)が関わっている様子。
そして美咲ちゃんを実の娘のように愛しんでいる
中国人夫婦(塾一久さん、立石まゆみさん)の絡みの場面を拝見しました。

「舞台は役者のもの」という言葉通り、一旦舞台の幕が開いてしまったら
演出家の出番はありませんが
白熱した稽古場では、鵜山仁さんが舞台の上から、下から動き回り
形を作り上げていく過程が目の前で繰り広げられます。
何度も繰り返される場面の度に笑顔や笑い声があって
過酷なお稽古にも係らず、和やかで立石まゆみさんのブログのような
素敵な雰囲気一杯のお稽古場でした。
それにしても、鵜山さんが子役に「ケンケンパー♪」の演技指導はナイスでした★
立石まゆみさんのお茶目な姿もいっぱい拝見(^-^o)♪
そうそう、長谷川博己さんと平淑恵さんのお二人のシーンがとても美しかったです。
実際の舞台ではどうなるんでしょうね。
長谷川博己さんってとても色気のある役者さんですね♪
淑恵さんを見つめる姿が良いですね~!
また、子役達と戯れる素顔の長谷川さんの姿も素敵でしたよん。

最後に、まゆみさんが呼び止めて下さって「?」と
思ったら何と!憧れの鵜山さんと私のツーショット写真を撮って下さいました。
感激でございます!!緊張してしまって
鵜山さんを前に固まった私です。

お稽古場見学を終えて外に出ると、大滝寛さんがいらっしゃいました。
髪を短く揃えられていて、きりっとした姿が軍人さんです(超かっこいい!)
こんな素敵な軍人さんにも波子さんは愛されるんですよね?!(Tシャツ姿でしたが・・)
暑中お見舞いの葉書を頂きましたので、お礼をかねて立ち話を。

暑い中、鵜山さん役者さん方の熱気に満ちたお稽古場。
良いものを作り上げていくという、団結したチームワークの良さを感じました。
そんな素敵な空気を一杯感じて幸せな帰り道に本屋さんで
小説「赤い月」を購入しました。
でも、大丈夫。予習をしなくても楽しめる作品に仕上がっているそうです。

戯曲・赤い月』は8/23~9/2紀伊國屋ホール
まだ平日のチケットは若干残っているそうです!
by berurinrin | 2005-08-13 21:08 | 稽古場/舞台裏話

今日からお盆休みの方もちらほらと、おいでのようですが
わたしも今日からお盆休みですっ!(猫と)遊びます!飲みます!観劇します!
だって、インドア派なんですもん★

さて、九州巡演されていた『アラビアンナイト』チームが無事に帰ってこられました。
大きなトラックが横付けされ、役者やスタッフの方々で賑やかな文学座に行ってまいりました。

アトリエ隣の“もりや”の2Fに『戯曲・赤い月』のメインキャストである平淑恵さんはじめ
石田圭祐さん、塾一久さん、大滝寛さん、長谷川博己さんそして演出の鵜山仁さんが
おいで下さり、役柄や作品に対する思いをそれぞれお話して頂きました。
初めてこんな近くでお目に掛かる平淑恵さん!もう、美しい!の一言です。
思えば子供の頃、TBSのお昼の帯ドラマ「挽歌」桂木さん(大出俊さん)を翻弄させる
兵藤玲子役憧れました。当時は学校が冬休みに入ったので、毎日観てた私。
淑恵さんの声が大好きでした。可愛くて、今もちっとも変わっていませんね。
話が反れてしまいました・・・

今回の『戯曲・赤い月』は、その平淑恵さんの企画で
淑恵さんご自身が、作家なかにし礼さんにお手紙を書いてお願いされた事や
小説、映画、TVとは切り離した作品という考えで、書き下ろしの『戯曲・赤い月』という
題名に対し、なかにし礼さんが『戯曲』とこだわった事など、盛りだくさんなお話でした。
でも何といっても、演出の鵜山仁さんのトークは最高!
オフレコ話や演出家Vs作家の関係など、面白おかしく相変わらず口調は冴え渡っていました(笑)

そして、初日まであと11日と迫った白熱したアトリエへ
そこで、劇的対面ですっ!お会いしたかった念願の立石まゆみさん!!
いつもまゆみさんのブロクでは、お世話になっております!
まゆみさんのお顔はお写真で拝見していましたが、実際はもっ~と美しくて驚きました。
そんなまゆみさんのコメデェエンヌっぷり(?)の姿を垣間見せていただいた
今回の舞台稽古の模様は長くなりそうなので次に続きます♪
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画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2005-08-12 23:54 | 稽古場/舞台裏話

『ぬけがら』答え合せ♪

『ぬけがら』のネタばれ答え合わせです♪

答えの正解は「X

すべて俳優達の演技にだまされてしまいました!(* ̄m ̄)プッ

1.80代のお父さんの好物の「お醤油かけバナナ」  
                 
お醤油は「珈琲にお砂糖を混ぜたもの」だそうです。
80代のお父さんったら お皿にこぼれたお醤油(もどき)を美味しそうに
バナナにたっぷりつけてましたね。
すっかりだまされてお醤油にバナナなんて美味しいのかも・・・て思ったのは
わたしだけでしょうか?

2.卓也さんの肉体改造計画に欠かせないビールジョッキに「卵4個入り牛乳」2杯

さすがに「卵4個入牛乳」を一回公演あたり2回、
そして昼夜の公演があった日には4回!!(゜ロ゜) ヒョオォォ!
肉体改造よりも内臓改造が必要かも・・・と、
いうことで「」は「マンゴープリン」だそうです。
それでもかなりハードだったのでは・・

3.80代のお父さんの熱燗(あつかん)ならぬミツカン酒

これも「ミツカン酒」はお茶を薄めたのものでした。
でも、色合いを出すのが難しかったそうです。

4.美津子さんがぐいぐい飲んじゃう「ビール」缶

本当にビール缶をパツーンと開けて、ゴクゴクぷはぁー状態でしたが
実は中身はウーロン茶の缶。周りにビールのラベルを貼ってありました♪

まだまだ他にもだましやら、仕掛けがたっぷりの『ぬけがら』も
無事に終わってしまいました。
裏では、スタッフの方の手も足りず出番待ちの俳優の手を借りての作業だったそうです。
それにしてもアナログ満載の本当に楽しい舞台でしたね。

次のアトリエ公演は9月です!
by berurinrin | 2005-05-24 09:54 | 稽古場/舞台裏話

アトリエの会『ぬけがら』 in 文学座アトリエ

鈴木卓也(若松泰弘さん)のお母さんが亡くなって、お葬式を終えた翌日からの
お話です。舞台は、卓也が生まれ育った名古屋のある市営住宅の一室。
浮気が元で事故を起こし会社を首になって、奥さんの美津子(山本郁子さん)からは
離婚をせまられ、浮気相手(奥山美代子さん)がやってきて、
そしてお父さんがどんどん若返ってきて・・・

いやぁ~面白かったです。
若松泰弘さん、体張ってましたね(笑)
『モンテクリスト伯』でのヴィルフォール検事総長のイメージのある方は
びっくりされちゃうかもしれませんね(^_-)-☆
奥様役の山本郁子さん私、大好きなんです。
しっとりとした感じが、とても綺麗で声も柔らかくて。。
でも、今回の山本さんには裏切られました!(良い意味で!)
はじけた山本さんもとても素敵でした。
出演された俳優達が皆さん個性的で胡散臭くて・・・!(* ̄m ̄)プッ

この作品は『ぬけがら』が題名だけに、色んな仕掛けが一杯詰まっているので
ネタばれになってしまいそうなので、これ以上書き込む事は出来ないです。
けっして、意地悪じゃないんですよ~!

終演後、演出部の乗峯雅寛さんにバックステージを案内してもらいました。
乗峯さんといえば、去年のアトリエ公演「TERA NOVA」「THE CRISIS」の舞台美術
が忘れられません。
シンプルで照明がとても映える舞台構成が本当に素晴らしかったです。

同じく、演出部の高橋正徳さんもスタッフとして参加されていました。
去年「TERA NOVA」で演出家としてデビューされた高橋君。
実は私、去年の支持会新人賞では高橋君に一票だったんです。
(結果は、長谷川博巳さんが受賞でしたが・・)
高橋君の人間の内面の細やかな部分のえぐりだしが上手いなあと、これからが楽しみな
人です。見た目はとっつきにくそうな感じですが、お酒が入れば
陽気なあんちゃんです(爆)ごめんなさ~い!

準座員の美術の乗峯雅寛さん、演出の高橋正徳さん。
この二人の名前をぜひ覚えておいて下さいませ。
文学座には俳優だけじゃなく、演出も素晴らしい人たちがいるのです。

帰りの電車の中で、芝居好きな友人に「土曜日の夜は暇?『ぬけがら』観ない?」と
お誘いメールをしてしまった私。
来週末はきちんと感想をお伝えできるかな?
でも、観て損はありません!
ぜひご覧下さい!面白いですよ。
若松泰弘さん、本当に体張ってます(笑)
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画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2005-05-15 09:10 | 稽古場/舞台裏話

2度目の文学座ファミリーシアター『風をつむぐ少年』観劇でした。

一言で云うと「静かに湧き上がる感動」というのでしょうか。
よく観劇後に「面白かったぁ~」って云ってしまう私ですが
今回の作品は「面白かったぁ~」と、すぐに感想を言葉にする事が
出来ず、ぼぉ~っとしてしまう何とも形容しがたい空気に包まれて
しばし、ロビーの椅子に座る事も出来ず立ち止まったまま
壁を見つめ心地よい余韻に浸っていました。

ブレント少年(斉藤祐一さん)は、前回拝見した時よりもナイーブな多感な少年らしさが
強くなったような気がしました。母親(倉野章子さん)の声の台詞に
一瞬、びくんと身を乗り出すかのような(恋しがるような)しぐさが
体は大人のように成長していても、少年らしさが滲みでて素晴らしかったです。
また、石川武さんのプエルトリコ人のモノローグの場面もとても深く心に残ります。
他の出演者の方々も、シリアスな場面から素晴らしい弾けっぷりで場を沸かしたり
本当に芸達者な方々の力の産物のような見応えアリの作品でした。
ところで、浅野雅博さんはジャグリング上達しましたね~!!
個人的には山本道子さんと石川武さんのリコーダーを演奏されている時の
後姿大好きです。なんか、ぎゅっとしたくなる位愛らしいです♪
原作を読んでから、再度観るとこの作品の構成の素晴らしさに
改めて感動します。
本当にいい作品です。

観劇後、演出助手の中野志郎さんが案内人でバックステージを見せて下さいました。
実は前回の観劇後も拝見しましたが、初日開いてすぐでしたので
ネタバレと思いレポしませんでした。
舞台にはブレント少年が作った4つの風見の人形が出てきますが
これらは、個々に小さなモーターが取り付けれていて
ラジコンの要領でリモコンにより遠方操作で動かされていました。
劇場には色々な機械があるので、勝手にモーターが回ったりと
初日ぎりぎりまで大変なご苦労があったそうです。
床の絵は「アメリカ大陸」、バックのスクリーンは「船の帆」をイメージしてあるそうです。
作品にぴったりの淡い色調で柔らかなイメージが出ていましたよね。
今回は、回り舞台(盆舞台)と異なりドーナツ状の舞台で
中心の円が回らず、周りのドーナツ状の部分のみが周りを回っていました。
わたし初めての経験です。
例えば、指に輪ゴムをくるくる回すと外にゴムの輪が広がろうとするように
軸の無い回転ということで、かなり難しい作業で頭を悩まされて
舞台を作りあげられたそうです。

年に一度、家族で楽しめる作品であるこの企画。
また、来年のファミリーシアター楽しみです♪
早く甥っ子を連れて一緒に観たいです(まだ4歳ですが・・・)

『風をつむぐ少年』~5/8(日)まで 全労済ホール/スペースゼロ

p.sこの作品には、えふさまのご贔屓の古川悦史さんの声のご出演ありましたね♪
by berurinrin | 2005-05-07 21:45 | 稽古場/舞台裏話