シェイクスピア祭リーディング春のシリーズ『エドワード三世』 
                       in 文学座モリヤビル1階(3/16)

作  W・シェイクスピア(が書いたかどうかは疑わしいとされている)
訳  河合祥一郎
演出 稲葉賀恵

フランス王フィリップ4世は、娘のイザベラを残し男子兄弟を亡くした為、イザベラの息子である
イングランド王エドワード3世(鍛冶直人さん)がフランスの王位継承権を申し立てたことにより
フランス王フィリップ6世と対立し戦争に突入します(百年戦争)。
そんな中、スコットランド王ディビット(櫻井章喜さん)がイングランドとの
同盟を破りウォリック伯(三木敏彦さん)の娘ソールズベリー伯爵夫人(山崎美喜さん)の居住する
城を占拠したため、エドワード3世王自ら奪還に成功します。
が、そこにいたソールズベリー伯爵夫人の美しさに心を奪われてしまうのでした。

シェイクスピア祭・春のリーディングが開幕しました!
トップバッターは、昨年『十字軍』の大胆な演出でアトリエデビューを果たした
稲葉賀恵さん。
今回は、舞台を挟んで両面に客席が挟んだ形の対面式の舞台です。
セットはなんてことのない長いテーブルとイスのみ
イスに座って台本を読むという基本的なスタイルから始まりました。
ちょっと人物が複雑なので、声音を変えても難しいかな…と、思いきや
ソールズベリー伯爵夫人が登場してから、がらっと空気が変わり
舞台が動き出しました。
なんてことない机がベットや秘密に彩られた東屋などに変わり、モノクロからカラーに色が入ったような
不思議な見えないもの、見えない色が浮かんできた感じがしました。
上演時間は一時間ちょっと。
場面的には第5幕まである戯曲から第1幕~第2幕ほぼ1/3Pほど。
それも台詞もそぎ落として、よくまとめられたなぁ~と、稲葉っちの手腕に驚きました。
やっぱシェイクスピア長いから、あんま長いとリーディングは厳しいですもんね。
集中が持たないっていうか…演じられる側も観る側にとっても想像力と集中力の
エネルギーのぶつかり合いが、はんぱないと思うのです。
第一弾のリーディングでプレッシャーも多々あったと思いますが
今後の期待が膨らむ良いスタートを切って頂けたと思います。
頑張ったね!!稲葉っち(^_-)-☆

そして稲葉さんをサポートされたのは、素敵な俳優陣のみなさん(^^♪
猛々しいエドワード王から、ソールズベリー伯爵夫人を前にエロワード(皆さんが呼ばれてました(笑))
スイッチの切り替えが素敵過ぎた鍛冶さん。
凛とした美しさで圧倒させた美喜さんが演じられたソールズベリー伯爵夫人。
エドワード王と娘であるソールズベリー伯爵夫人の間で苦悩するウォリック伯の三木敏彦さん。
フランス王の使者・ロレーヌ。スコットランド王ディビット、ソールズベリー伯爵の甥・
モンタギュー卿、エドワード王の秘書・ロドウィックと幅広く演じられた櫻井章喜さん。
そして研修科から
イングランドに味方するフランス人アルトワ、エドワード王の臣下オードリー、使者を演じられた
赤石薦亮さん。
エドワード王の嫡子エドワード王子、スコットランド軍司令官・ダグラスを演じられたのは河野竜平さん。
お二人とも堂々と伸びやかに演じられていました♪

結局、エドワード王は、よこしまな恋心をソールズベリー伯爵夫人からたしなまれ
おなざりにしていた戦争に意識を戻し、スコットランド、フランスから快勝し大団円で終わるそうです。
ちなみに今もあるガーター勲章の創始者はエドワード3世だそうで、
ソールズベリー伯爵夫人の青い靴下止めからきているそうです。

この日は、昼間は俳優座劇場で劇団銅鑼公演『女三人のシベリア鉄道』を拝見して
ハッピーアワーしちゃって、いい気分で六本木~信濃町まで酔い冷ましで歩こうと思ったら
余計暑くなってしまって参った参った( *´艸`)お恥ずかしい限りでございました。
こうなったら、会う人ごとに呑んじゃったと(笑)
だってこの日は、大事な大事な東京二期会のイケメンテノール歌手の高田正人だちょん師匠と
ご一緒させて頂くというハッピーな日。
ほんとお先に呑んですみません状態でした。
えっオペラ歌手?!と思われるかもしれませんが、意外と文学座の方々と接点が多いのですよ。
去年は東京二期会オぺラ『こうもり』に櫻井さんがご出演してだちょんさんと二人漫才(笑)もとい
共演を果たしましたし、鵜山仁さんが東京二期会『ナクソク島のアリアドネ』を演出して
だちょんさんがご出演。舞台監督をされた生田みゆきさんは、だちょんさんの後輩だし
てな調子で、終演後の初日乾杯では、いろんな話が飛び交って
それはそれは賑やかな場となっておりました。
それにしてもオペラについてだちょんさんと話す時の鵜山さんが、とっても嬉しそうで
時に説明をして下さるお話にほくほくしながら加わらせて頂きました。
その後も長く呑み会は二次会へと進み
楽しい宴は、終電あわわっ~状態でございました。
でも、それもお芝居が楽しかったからこそ♪
お芝居とお酒はいい共存関係ですね。
そーだ、この日はなんと鵜山さんのお隣で拝見させて頂きまして♪
お酒臭かったら申し訳なく、始まる前に
「すみません、ちょっと呑んできちゃって」
「僕も!」
「ミント(口に)入れときます?」状態で(笑)
後からだちょんさんに「ほんとに鵜山さんのこと大好きなんだね」と言われてしまいました。
へへへっ


3/16(日)~17(月)in 文学座新モリヤビル1階


さて次回のシェイクスピア祭春のリーディングは
4/19(土)~22(月)
『タイタス・アンドロニカス』『じゃじゃ馬ならし』の二作品連続上演です
詳しくは→シェイクスピア祭







by berurinrin | 2014-03-30 23:21 | 文学座観劇感想