2008年度の準座員のご紹介

卒業公演『谷間の女たち』を最後に研修科第45期生達はそれぞれの道へ
と旅立っていきました。
全体的に彼らは、とても努力家でその演技力のレベルは非常に高いと思いました。
誰が準座に上がっても、納得です。
毎回思うのですが、査定をされる方々の大変さ・・頭が下がります。
そして・・やっぱり演劇の世界は狭き門・・厳しい世界です。

今年は7名の方が入座されました。
藤側宏大さん、山森大輔さん、荘田由紀さん、鈴木亜希子さん、牧野紗也子さん
吉野実紗さん、五戸真理枝さんです。
本公演『若草物語』で藤側さん、山森さん、鈴木さん、牧野さんがすでに
デビューされてご活躍済みなので、ご存知なのではと思います。

藤側宏大さんを初めて意識したのはは『天保17年のシェイクスピア』で演じていたのは
尾瀬の幕兵衛さん(いわゆるマクベス)。研修科1年生?!チラシを確認しちゃいました(笑)
落ち着いた年配者のように、どっしり演じている姿にびっくりしました。
その後も、大きな体から発する落ち着きと醸し出すコミカルな部分がお茶目さを誘う
面白い逸材だなあと思っていました。

山森大輔さんは『愚者には見えないラマンチャの裸の王様』で、旅芸人を演じておられました。
どちらかというと大人しい風貌とは違った身軽な動きで、びっくりしました。
的確な演技をされる方で安心感と意外さが面白い役者です。

荘田由紀さんは、その天性の舞台栄えする美しい容貌の割には、演技が地味だなあ・・
残念だなあ、もったいないなあ・・と、思っていましたが『山脈』での体を張った
老婆ミツさんの姿に圧倒でした。なにか吹っ切れた演技に今後も期待しちゃいます。

鈴木亜希子さんは、『愚者には見えないラマンチャの裸の王様』の道化が面白かったです。
その華奢な体が柔らかくて動きがユニーク(笑)でした。

牧野紗也子さんは、音大出というだけあって歌がダントツに上手い方ですね。
ちょっと大柄な彼女だけあって『若草物語』のコスチュームがとてもお似合いで美しかったです。
不思議な雰囲気を持った美しい女優さんです。

吉野実紗さんは、『雨空』のおきくさんが印象的でした。久保田万太郎さんの世界は
難しいので、所作など難儀されてるようでしたが、落ち着いた和の雰囲気を持った方だなあ
と、思っていたら『家を出た』では、超ミニスカート、ピンヒールでかつんかつん歩く
尾辻ノブさん(笑)これまたお似合いで♪・・まだまだその変化が楽しみな方です。

演出部の五戸真理枝さんは、去年の夏に勉強会があり作・演出作品『零下62度』を
拝見しました。とても女性らしい繊細さと解りやすいストーリー運びとシンプルな演出に
とても好感が持てました。

準座員に昇格された以上の7名の今後の活躍を期待すると共に
文学座を卒業された方々の今後の人生が、より花開くことを祈るばかりです。

また、17名の方が研修科1年に進級されたそうです。
研修科2年間、切磋琢磨しながら自分を磨いていって欲しいなあと、思います。
by berurinrin | 2008-05-01 12:25 | 日常