文学座11.12月アトリエの会『かどで』1

文学座11.12月アトリエの会『かどで』 in 文学座アトリエ(12/9)

作   森本薫
演出  森さゆ里

冬のある日、経済学の学者である外彦さん(浅野雅博さん)の邸に
やす子さん(倉野章子さん)の弟・仙二郎さん(中村彰男さん)がやって来ます。
外彦さんの妻・とも子さんは、2年ほど前から病の為、病床に臥し
とも子さんの看病は、家政婦の千哿子(添田園子さん)の手を借りています。
自分の体がままならないとも子さんは、気が荒く癇癪をお起しがち・・
娘の病気の為に、娘婿の外彦さんとの関係もどこかぎこちがない・・・

何度か書いては、消して・・という作業を繰り返し
なかなか感想を書けなかったのは・・・
この作品に対しての感想を一言で言い表す言葉が見つからないのと
言葉にしてしまうと、なんか薄ぺらになってしまいそうで
それがちょっと怖くて・・実は避けていました。
告白しても自爆しそうな予感を感じながらコクる?!そんなニュアンスで
開き直りながらポツポツと書き込んでおります。

最近、弟のところで赤ちゃんが生まれまして
義妹が赤ちゃんと一週間ほど、滞在しておりました。
別に何がどうなったわけではありませんが、空気がちと違う。
健全な生活の中でも、母という存在は
義娘に対して、なにかしら気負いみたいなモノを感じているのかもしれません。
そんな義娘も、やっぱり何か思う以前の何かを感じるているかもしれないのですが・・

このお話では、そんな何かと感じる何か
妙に胸に突っつく何か・・
当人さえも言葉で表現できない、何かの温度差の違いの溢れた思いが詰まった
同じ愛の温度差
例えば石に例えるなら・・
川面に石を投げて出来た、大きな波紋を何とか相手の為に食い止めようとする
おのおのの思いやりから両手で堰きとめた指のスキマから流れ出てしまった波紋の
ようなものなのでしょうか・・でも波紋はいつかは静まるものです。

う・・難しい・・何言ってんだ自分は(><)

でも、この作品については
きっと誰の言葉もいらないかもしれません。
だって受け取る人それぞれの気持ちを本当に大事にしたくなるから
難解といえば難解ですが、自分を登場人物の誰に当てはめるかによって
まったく違う顔を見せる作品になるからです。

ぜひこの作品を観て年を越して欲しい・・・と、思います。

11/29(木)~12/13(木)まで in 文学座アトリエ

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画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2007-12-10 21:41 | 文学座観劇感想