演劇集団STAMP『油単』

横浜演劇鑑賞協会第227回観劇会
演劇集団STAMP『油単』

作   川崎照代
演出 藤原新平

それは油単がきっかけでした。
九州に転勤していた息子の浩紀さん(神野崇さん)が5年ぶりで戻って来ることに・・
ところが先に届いた息子の荷物に混じって、花嫁道具と思われる
油単に包まれた箪笥が届けられ片瀬邸は困惑気味。
その荷物の所為で足を捻挫する母・片瀬明子さん(山田礼子さん)
そこへ花嫁と思しき女性・酒井園子さん(山本郁子さん)とその母・阿里さん(矢野陽子さん)
が突然挨拶に現れて・・・

横浜公演無事終了いたしました!
でも、入会随時受付中でございます!
(っと、今回担当なので宣伝も大事大事♪)
ちなみに来年は、文学座の『アラビアンナイト』がやってきます♪

今は解散してしまいましたが“演劇集団ぐるーぷえいと”という演劇集団がありました。
そこで活躍しておられた山田礼子さんが、突然病で倒れました。
リハビリ中の彼女を見舞った矢野陽子さんに、
礼子さんが「わたしは何で生きているんだろう?」
「舞台にもう一度立つ為、女優をするためじゃない」
解散して12年後、“演劇集団ぐるーぷえいと”の女優達。
矢野陽子さん、山田礼子さん、にしだまちこさんを中心に立ち上がったユニット。
“演劇集団STAMP”を旗揚げされました。
ホンは、川崎照代さんの手による、山田礼子さんの為に書き下ろした『油単』。
首都圏で再演を果たし、そしてぐるーぷえいと『鰹群』横浜公演から16年経って
根強い『鰹群』ファンが多い横浜に、彼女らは再びやって来られたのです。

『油単』というのは、箪笥を覆う布のことです。
そーいえば、研修科生の発表会『山脈』の舞台のセットに油単に掛かった箪笥を見て
「おおおっ」と思いました。そーか、そーかこれが油単なんだぁ・・と感動。
そんな程度の知識なもんで、早速家に帰って母に聞いてみると
あっさり「うちにもあるわよ」とあっさり・・
家紋が入った布だけでなく、我が家にあるのは、母の祖母が着ていた着物の生地で
作った油単だそうです(見せてもらえなかったので・・母曰く「(家の)どこかにある」)
そのうち見せてもらいます(笑)

続きます。

11/28(水)~12/1(土) in 神奈川県立青少年ホール
by berurinrin | 2007-12-01 20:43 | 観劇感想