『湖のまるい星』のバックステージツアー

『湖のまるい星』のバックステージツアー・・
かなり遅いUPですみません!!

今回のセット。。なんか不思議な感じしませんでしたか?
とても幻想的な雰囲気を漂わせたこの美術は
H.H.G作品では有名な土田英生さん率いる劇団MONOの俳優でもある
奥村泰彦さんの手によるものです。MONOのH.Pにお写真が載ってますが
なかなお顔も素敵なお方です♪

舞台の床は斜めに入った木目調の
八百屋舞台(床がフラットではなく傾斜)になっています。
この八百屋舞台って、客席からは本当に舞台が観やすくて嬉しいでのですが
実際歩くと、ものすごーく違和感があります。
その上、斜めに木目の線が入っていて
客席に向かって真っ直ぐ歩くつもりが、
気がつくと斜めに歩いてしまいそうな目に錯覚に戸惑います。
そしてかなり傾斜があるので、冒頭の剣道のシーンはかなり
演じていて怖かったのでは・・って想像するだけで、びくびくします。

舞台の背景、後ろ側には林のように沢山の木がありました。
そう・・まさに木が立ってました(笑)
木には、所々に薄い緑色の染料が塗られていて
これが照明に当たると、明暗がぼんやりとかかって
とてもエキゾチックで美しい背景に彩を加えていましたね。

そしてその林を抜けると、吸い込まれそうな湖!
これがすごいんです!
薄い板を半円にしたものを土台にして、上に細い長い木の棒が均等に張り付いていて
横から見ると数センチ間隔の凹凸になっています。
それが舞台の上手から下手までずーーと続いているんです。
何本も繋いで真っ直ぐに、それも均等に・・お疲れ様です!
これは間近で見ると、ほんとに細かい素朴な日曜大工のような装置の姿に驚きました。
そして、仕上げには半円の上からまるでクリスマスの電球のコードが。。張っています。

で、上を見上げると天井からも何本も糸のように細いコードが・・
これが星空と湖に浮かんだ星空でした。
この星達・・びーんと冷たい輝きを持ったものや暖かみのある星・・
いろんな色やさまざまな輝きを持って、あの美しい星空を演出してくれました。

この凝った湖の奥には、またまた美しい山々があります。
これは木枠で作った山を4層にも重ねて、
またまた奥行きがあって陰影の美しい山を作り出していました。

ドラマのクライマックスで登場した
大文字焼き・・・これがじわじあめらめら・・っていい感じでしたよね。
大文字焼きの絵は、紗幕(主に舞台で使われるカーテンのような生地で
内側から照明を当てると、光を通す優れものです)
にプロジェクターが映し出したが画像だそうです。

ビルの中の狭い舞台機構を、奥行き深く、立体的に見せて下さった今回のセット。
前回の『毒の香り』では、舞台の背景に絵を描いてちょっと漫画チックな
場面やリアルな酒場のシーンとか、虚像と現実の世界の狭間のような
ごちゃ混ぜにした面白さがありましたが
今回は美しい絵、美しい色に、にこだわった演出家のイメージが
小劇団できたえられた奥村さんのちょっと素朴でアイデア満載の新しい力が
加わって、目にも新しい驚きと楽しさ一杯の舞台見学となりました。

今回、公演中に作者である鈴江敏郎さん率いる劇団八時半の冊子
「LEAF」のバックナンバーが販売されていたんのをご存知でしたか?
以前、研修科生の発表会で取り上げられた鈴江敏郎さんの『家を出た』を
ご紹介させて頂いたときに、研修科生の所奏さんよりご紹介頂いた
『髪をかきあげる』(アトリエでも上演されました)を見つけて、嬉しくって
早速手にとって、あっという間に読んでしまいました。
ちなみに、通販もされてるようです。興味がありましたら劇団八時半のH.Pを
覗いてみてくださいね。

奏さん!本当に面白かったです!また何かいいものがあったら
ご紹介して下さいね♪

さて、明日はH.H.G初日です!!
小劇場は好きだけど、文学座はちょっと堅くって・・
芝居は好きだけど、文学座の敷居が高そうで・・・
なんて躊躇されている方がいらしたら、どうぞ一度だまされたと思って観て下さい。
熱い役者達の温度を感じられる、素晴らしいユニットH.H.G!
手作り感と自由な空気を思う存分味わってしまったら、病み付きになったちゃうかも♪
詳細ははっぴ~グラウンドへ~♪
by berurinrin | 2006-02-15 22:04 | 稽古場/舞台裏話