実り多き一日

五月アトリエの会『ぬけがら』の演出家松本祐子さんと美術プランナー石井強司さん
の座談会に参加の為、文学座の稽古場(もりや)へ伺いました。
今日は『ぬけがら』のお稽古がお休みの為
舞台のセットに囲まれながら、不思議な空間を味わう事が出来ました。
普段、演出家や舞台美術の方々のお話を伺う機会がめったにないので
想像できない世界の片鱗を垣間見せて頂けて、とても楽しかったです。
舞台のセットにしても、作品や俳優によって実物の寸法を変えたり
本来、向かい側(立体的に)にあるべきものを、平面に詰め込む作業や
演出家と美術プランナーの信頼関係の深さなど
芝居作りは、まさに匠の職人集団の技の完成品なのだなあ、、と
つくづくモノ作りの深さに頭が下がる思いです。

その後、以前に“戦う店主”さんとコメントさせて頂いたお店。
すでにこのブログの事をご存知だと伺い、ご挨拶をしたかったので
友人と神保町の演劇専門書店「ゴルドーニ」さんに
去年の夏以来の訪問でしたが、こじんまりしたお店はとても清潔で
一冊一冊の本達が大切に守られて、そこに存在していました。
相変わらず、ド素人のわたしに前回同様
歌舞伎、新劇、問わず色々なジャンルのお話を噛み砕いて説明していただき
改めて店主さんの懐の深さに感動しました。
“戦う店主”さんには、演劇を携わる全ての人達への愛情を感じます。
きっと愛ゆえの叱咤激励なのでしょうね。
それにしても、何時間も居座って、お茶まで頂いてしまい
本当にすみませんでした!!!!!
でも、とても有意義な時間をありがとうございました。
ぜひまた勉強させてください。

*『ぬけがら』は5/10~5/22まで
文学座アトリエにて
チケット実り多き一日_c0023954_1140265.jpg発売中
画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね。
by berurinrin | 2005-04-23 00:41 | 稽古場/舞台裏話