文学座付属演劇研究所研修科発表会『萩家の三姉妹』

文学座付属演劇研究所研修科発表会『萩家の三姉妹』 in 文学座アトリエ(12/11)

作   永井愛
演出  高瀬久男

と、ある地方都市の旧家「萩家」には、三人の娘がいます。
家を相続して、父の代からのお手伝いさんにお給料を払う独身の長女は
大学でフェミニズムを教えています。
実家の近くに住む次女は、歯科医の夫との間に子供が二人を持つ専業主婦。
三女はいわゆるフリーター。
この三姉妹。。。なかなか恋愛に関しては、上手く付き合えないようで
長女は4年間の不倫の末、離婚して再婚する予定だった相手の妻が妊娠し
最悪の別れを経験し
次女は、夫に対し母親のような関係に嫌気がさして、幼馴染と不倫に走り
三女にいたっては、二人の男性と関係を結んでも平然としています。
そんな「萩家」の女たちと彼女の周りの男性達・・・
季節が変わるごとに「萩家」の三姉妹の生き方も変化していきます。

さて、この作品は2006年度44期生の卒公で上演されました。
題名の通りチェーホフの『三人姉妹』をオマージュされていて
ラストの三姉妹が明日を語る姿は、まさに彼らの明日を語るようで
じーんと胸を熱くして拝見した思いを思い出しながらアトリエへ

実際のところ、こんなに長い作品だったっけ・・・と思ってしまったのが素直な感想です。
一番感じたのは、役柄に対する迷いが伝わってきちゃったことでしょうか?
個性的な彼らの個性が見えなかった・・
真面目で勉強家の彼らだけに厳しかったのかもしれません。
残念ながら、色んな要因があったり、と大変な現場だったと思います。
でも、もったいない・・・きっとこういう状況ってこの先も起こりえる事だと思います。
そうなったら、わたしは俳優じゃないので方向は見えませんが
詰まるところ自分を信じて、自分をキャスティングされた方の思いを信じて
全力投球するしかないのでは・・と思います。

さて研修科48期生も、発表会は今回限り。
後は卒公を残すばかりとなってしまいました。
思うんですけど・・あっという間ですね、2年間って本当に早っ!
次回は、48期という座組のラストです。
後悔の無いように行きつくところまでいっちゃって下さい。
ぜひ、ご一緒に彼らの旅立ちを見守りましょう!

さて卒公は
卒業発表会『キル』
作/野田秀樹:演出/小林勝也
1月28日(金)~30日(日)
また詳しい情報は追ってご連絡させていただきます
by berurinrin | 2010-12-30 22:54 | 文学座観劇感想