『今は昔、栄養映画館』

『今は昔、栄養映画館』  in 代々木パオ(9/3)

作   竹内銃一郎
演出 西本由香
美術 石井強司
照明 阪口美和

5分後に迫った新作のレセプション前で映画監督(戸井田稔さん)が
スピーチの稽古をしています。そこへ、映画監督の今にも取れそうな、そでのボタンを
縫い付ける為に、助監督(外山誠二さん)は針と糸をもってやってきます。
お客さまを迎える緊張感からテンパル監督と、マイペースな助監督。
ついつい助監督に八つ当たりをする監督。
と、監督は、ふと自分が重大なミスをした事に気付きます。急遽、レセプションを中止にしたいと
言い出す監督となだめる助監督。そこへ、レセプションの席を確保して欲しいと「御大」と呼ばれる
その業界では、有名な大物からの電話が入ります。そしてまた電話が・・・

昨年の10月の西本さんの演出された『ハイキング』に続いて代々木パオでございます。
前回の時にも書いたんですけど、ここのロケーションが良いんですよ。
階段を降りてすぐの中庭の草木は青々しているし、静かで開放感がありますね。
ほのかに蚊取り線香の香りも漂ったりなんかして(笑)

舞台は、ちょっと寂れた感がある映画館。
文学座のベテラン俳優であり、内外の舞台でも大活躍をされてるこの有名なお二人が
約一時間半、突っ走るノンストップドラマ。
実際、勉強不足も何も全く予備知識なしに拝見したんですが、凄かったぁぁ
二人芝居ってこんなにエネルギーが必要なものかと、お二人の飛び散りきらめく汗を観ながら
なんて贅沢な時間を共有できているんだろうと、感動してしまいました。
ドラマは、別役実作品のような不条理的な要素がたっぷり。
いつまで経っても、レセプション開始まであと5分だし、どー考えても絶対おかしい道理を
おかしいと思いながらも、それなりに納得して行動する二人の姿が
やっぱりおかしい(笑)
まさか、こうなっちゃうなんて・・本当想像つかないですからぁぁ
それも体張って、最後はパ○ツ一丁のお姿・・・・きゃぁ~つーか、ぎゃ~って感じでしたけどf(^_^;)
でも、面白かったですねぇ
すごく刺激的な時間でした。
お互いの役を入れ替えて演じられる違うバージョンもありだなぁ~と、観たい気もウズウズ(笑)
お二人は大変かもしれませんが・・・えへへっ
終演後、西本っあんに「まさか、あのお二人をあのようなお姿に・・」といったら
しらっとした顔で「やっちゃいました」と(笑)
西本由香という人物・・・絶対いつの日か巨匠とよんでやるぅと、心に誓いました私(笑)
ぜひ、この名前・・・要チェックです!まじで

今回、ご一緒に拝見したのは、劇団銅鑼の制作のHさんと三田直門さん。
実は『モジョミキボー』も一緒に拝見したのでした。
『モジョミキボー』も浅野雅博さんと石橋徹郎さんの二人芝居でした。
直ちゃんは、同じ役者として『モジョミキボー』に、がつん・・とやられたそうで
それ以来、浅野さんのブログ『産直あさの通信』と『モジョミキボー』のブログのチェックは
欠かせないそうです(笑)
そして今回もやられた・・と、蕎麦焼酎をぐいぐい飲みながら言っておられました。
その横でHさんも見事な酔いっぷりで(笑)
でも、楽しい芝居を観た後のお酒は、本当に美味しいんです。
だって何よりも美味しい今観たばかりの感想という、最高のおつまみが付くんですからねっ
そりゃ、酔っ払いますよ(笑)時間を忘れる程にねっ!
あ~楽しいっ♪素敵な飲みダチです。

会場では、『麦の穂の揺れる穂先に』で、江守徹さん扮する大学教授の教え子・朝岡玲子さん
を演じられた永川友里さんにばったり、前回『ハイキング』では、あの可憐な友里ちゃんてば
しっかりお母さんを演じられていました。
『トロイアの女たち』のお稽古も大詰めの細貝光司さんやunks『1960年のメロス』の作・出演の
斉藤祐一さん。そしてもうすぐアトリエ60周年記念公演の最後を飾る『ダーウィンの城』の
お稽古に入る高橋正徳大演出家のお姿も!
そおいえば、始まる前の恒例(笑)の西本っつあんのおもしろ前説での一言。
「迷って会場に来られてないお客さまがいる」って
おっしゃっていましたが、まさか・・のり君?!まさか・・・ねぇ(爆)

8/31(火)~9/4(土)まで  in  代々木パオ
by berurinrin | 2010-09-04 22:27 | 文学座観劇感想