4月からの主な外部出演

★小林勝也『ビック・フェラー5/206/8世田谷パブリックシアター(世田谷パブリックシアター03-5432-1515

★山谷典子(作)『あとにさきだつうたかたの3/1225下北沢本多劇場(加藤健一事務所03-3557-0789
★山谷典子(作)、若松泰弘(演出)、鬼頭典子『横浜しんさい音楽劇「コロナ~太陽の指輪~』4/4,5横浜本多劇場(かながわ絆プロジェクト080-4138-4701)
★石橋徹郎『夜中に犬に起こった奇妙な事件』4/4~6世田谷パブリックパブリックシアター(世田谷パブリックシアター03-5432-1515

★上村聡史(演出)、細貝光司、西岡野人『きりきり舞い4/626明治座(明治座チケットセンター03-3666-6666
★斉藤祐一、増岡裕子『仮面音楽祭』4/16~20赤坂RED/THEATER  (江古田のガールズ090-8374-0434)
★鵜山仁(演出)『十二夜』4/18~28下北沢駅前劇場(リトルジャイアンツ090-8045-2079平日12:00~19:00)
★木津誠之『エキスポ』4/19テアトルフォンテ(横浜市泉区区民文化センターテアトルフォンテ045-805-4000)4/22~27ザ・ポケット(劇団スーパーエキセントリックシアター03-6433-1669)
★高橋正徳(演出)、川辺邦弘、山森大輔、内藤裕志、吉野実紗、伊藤安那、福田絵里『新版「天守物語」』4/23大阪フェスティバルホール(フェスティバルホール06-6231-9111)4/26,27Bunkamuraオーチャードホール(Bunkamuraオーチャードホール03-3477-9111)
★荘田由紀『から騒ぎ』4/27~29東京大学駒場キャンパス21KomceeMMホール(カンフェティ0120-240-540)
★山本道子『わたしを離さないで』4/29~5/15さいたま芸術劇場(SAFチケットセンター0570-064-939)5/23,24愛知県芸術劇場(メ~テレ事業部052-331-9966)5/30~6/3梅田劇場シアタードラマシティ(梅田劇場シアタードラマシティ06-6377-3888)
★山像かおり『フサエ、100歳まであと3年』5/8~13下北沢OFFOFFシアター(小松台東
★西川信廣(演出)『チャージ』5/9~5/11板橋区立成増アクトホール(劇団銅鑼03-5998-6881)

★櫻井章喜『テンペスト5/156/1新国立劇場中劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999)

★西川信廣(演出)、星智也(Wキャスト)『6週間のダンスレッスン』5/30~6/5、7/8~21博品館劇場(03-3571-1003)
★高瀬久男(演出)『請願』6/4~17下北沢本多劇場(加藤健一事務所03-3557-0789)

★鵜山仁(演出)、金内喜久夫、石橋徹郎『日本の面影』5/28~6/2俳優座(ぷれいす03-5468-8113)
★川辺邦弘『毒舌と正義』6/6~12赤坂RED/THEATER(ぷれいす03-5468-8113)
★石田圭祐『19歳のジェイコブ』6/11~29新国立劇場小劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999)
★江守徹『本能寺が燃える』6/21京都劇場(メニコンビジネスアシスト052-938-6232)

★鵜山仁(演出)『鹿鳴館6/1922新国立劇場中劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999
★木津誠之『君となら』8/9~9/15パルコ劇場、9/17~23シアタードラマシティ9/25~9/28名鉄ホール(パルコ劇場03-3477-5858)
★鵜山仁(演出)、高橋紀恵『兄おとうと』8月紀伊國屋サザンシアター(こまつ座03-3862-5941)
 

*お問い合わせは( )までお願いします

シェイクスピア祭開催中です(^◇^)
次回は『じゃじゃ馬ならし』『タイタス・アンドロニカス』4/19~22文学座

# by berurinrin | 2014-04-06 19:25 | 外部出演

シェイクスピアリーディング春のシリーズ『エドワード三世』

シェイクスピア祭リーディング春のシリーズ『エドワード三世』 
                       in 文学座モリヤビル1階(3/16)

作  W・シェイクスピア(が書いたかどうかは疑わしいとされている)
訳  河合祥一郎
演出 稲葉賀恵

フランス王フィリップ4世は、娘のイザベラを残し男子兄弟を亡くした為、イザベラの息子である
イングランド王エドワード3世(鍛冶直人さん)がフランスの王位継承権を申し立てたことにより
フランス王フィリップ6世と対立し戦争に突入します(百年戦争)。
そんな中、スコットランド王ディビット(櫻井章喜さん)がイングランドとの
同盟を破りウォリック伯(三木敏彦さん)の娘ソールズベリー伯爵夫人(山崎美喜さん)の居住する
城を占拠したため、エドワード3世王自ら奪還に成功します。
が、そこにいたソールズベリー伯爵夫人の美しさに心を奪われてしまうのでした。

シェイクスピア祭・春のリーディングが開幕しました!
トップバッターは、昨年『十字軍』の大胆な演出でアトリエデビューを果たした
稲葉賀恵さん。
今回は、舞台を挟んで両面に客席が挟んだ形の対面式の舞台です。
セットはなんてことのない長いテーブルとイスのみ
イスに座って台本を読むという基本的なスタイルから始まりました。
ちょっと人物が複雑なので、声音を変えても難しいかな…と、思いきや
ソールズベリー伯爵夫人が登場してから、がらっと空気が変わり
舞台が動き出しました。
なんてことない机がベットや秘密に彩られた東屋などに変わり、モノクロからカラーに色が入ったような
不思議な見えないもの、見えない色が浮かんできた感じがしました。
上演時間は一時間ちょっと。
場面的には第5幕まである戯曲から第1幕~第2幕ほぼ1/3Pほど。
それも台詞もそぎ落として、よくまとめられたなぁ~と、稲葉っちの手腕に驚きました。
やっぱシェイクスピア長いから、あんま長いとリーディングは厳しいですもんね。
集中が持たないっていうか…演じられる側も観る側にとっても想像力と集中力の
エネルギーのぶつかり合いが、はんぱないと思うのです。
第一弾のリーディングでプレッシャーも多々あったと思いますが
今後の期待が膨らむ良いスタートを切って頂けたと思います。
頑張ったね!!稲葉っち(^_-)-☆

そして稲葉さんをサポートされたのは、素敵な俳優陣のみなさん(^^♪
猛々しいエドワード王から、ソールズベリー伯爵夫人を前にエロワード(皆さんが呼ばれてました(笑))
スイッチの切り替えが素敵過ぎた鍛冶さん。
凛とした美しさで圧倒させた美喜さんが演じられたソールズベリー伯爵夫人。
エドワード王と娘であるソールズベリー伯爵夫人の間で苦悩するウォリック伯の三木敏彦さん。
フランス王の使者・ロレーヌ。スコットランド王ディビット、ソールズベリー伯爵の甥・
モンタギュー卿、エドワード王の秘書・ロドウィックと幅広く演じられた櫻井章喜さん。
そして研修科から
イングランドに味方するフランス人アルトワ、エドワード王の臣下オードリー、使者を演じられた
赤石薦亮さん。
エドワード王の嫡子エドワード王子、スコットランド軍司令官・ダグラスを演じられたのは河野竜平さん。
お二人とも堂々と伸びやかに演じられていました♪

結局、エドワード王は、よこしまな恋心をソールズベリー伯爵夫人からたしなまれ
おなざりにしていた戦争に意識を戻し、スコットランド、フランスから快勝し大団円で終わるそうです。
ちなみに今もあるガーター勲章の創始者はエドワード3世だそうで、
ソールズベリー伯爵夫人の青い靴下止めからきているそうです。

この日は、昼間は俳優座劇場で劇団銅鑼公演『女三人のシベリア鉄道』を拝見して
ハッピーアワーしちゃって、いい気分で六本木~信濃町まで酔い冷ましで歩こうと思ったら
余計暑くなってしまって参った参った( *´艸`)お恥ずかしい限りでございました。
こうなったら、会う人ごとに呑んじゃったと(笑)
だってこの日は、大事な大事な東京二期会のイケメンテノール歌手の高田正人だちょん師匠と
ご一緒させて頂くというハッピーな日。
ほんとお先に呑んですみません状態でした。
えっオペラ歌手?!と思われるかもしれませんが、意外と文学座の方々と接点が多いのですよ。
去年は東京二期会オぺラ『こうもり』に櫻井さんがご出演してだちょんさんと二人漫才(笑)もとい
共演を果たしましたし、鵜山仁さんが東京二期会『ナクソク島のアリアドネ』を演出して
だちょんさんがご出演。舞台監督をされた生田みゆきさんは、だちょんさんの後輩だし
てな調子で、終演後の初日乾杯では、いろんな話が飛び交って
それはそれは賑やかな場となっておりました。
それにしてもオペラについてだちょんさんと話す時の鵜山さんが、とっても嬉しそうで
時に説明をして下さるお話にほくほくしながら加わらせて頂きました。
その後も長く呑み会は二次会へと進み
楽しい宴は、終電あわわっ~状態でございました。
でも、それもお芝居が楽しかったからこそ♪
お芝居とお酒はいい共存関係ですね。
そーだ、この日はなんと鵜山さんのお隣で拝見させて頂きまして♪
お酒臭かったら申し訳なく、始まる前に
「すみません、ちょっと呑んできちゃって」
「僕も!」
「ミント(口に)入れときます?」状態で(笑)
後からだちょんさんに「ほんとに鵜山さんのこと大好きなんだね」と言われてしまいました。
へへへっ


3/16(日)~17(月)in 文学座新モリヤビル1階


さて次回のシェイクスピア祭春のリーディングは
4/19(土)~22(月)
『タイタス・アンドロニカス』『じゃじゃ馬ならし』の二作品連続上演です
詳しくは→シェイクスピア祭







# by berurinrin | 2014-03-30 23:21 | 文学座観劇感想

劇団銅鑼公演NO.45『女三人のシベリア鉄道』

劇団銅鑼公演NO.45『女三人のシベリア鉄道』 in 俳優座劇場(3/16)

脚本 森まゆみ
演出 野崎美子
美術 佐藤朋有子
照明 鷲崎淳一郎

作家・森まゆみさん(馬淵真希さん)は、友人のアリョーナ(タチアーナ・モクリェツォークさん)を伴って
シベリア鉄道に乗り込んでいます。
森さんは明治から昭和にかけて日本を代表する三人の女性作家、
与謝野晶子さん(長谷川由里さん)、中條百合子さん(中村真由美さん)、林芙美子さん(佐藤響子さん)が
シベリア鉄道に乗って旅をした姿を追っていたのでした。
深夜、一人になった森さんの前に7人の子供を置いて夫のいるパリに向かうという与謝野晶子さんが
現れます。この出来事を機に
森さんは彼女たちと不思議な時間を過ごすことになります。

いやぁ~原作読んどきゃよかった
だって、三人の人物まともに知らない無知な自分。
作家の森さんもわたしにとって未知な人だったのです。
なので、シベリア鉄道の終着地パリまで
ロードムービーを観てるかのような感覚で拝見してしまいました。
本当はきっと深いはずなんですけど…完璧勉強不足ですm(__)m
そんなスキマを一緒に観劇した鑑賞会の旅好きな先輩たちのお話で救いが…
始まる前に紗幕にロシアの地図が映し出されておりまして
その地図を観ながら、ロシアに行った話をして下さいました。
「スチュワーデスさんが、すごい体格でね~まいっちゃったよ」とか
社会主義が崩壊するコルバチョフさんの時代だったそうで
テーブルの下でホテルに備蓄してあったキャビアの取引をした話とか(これたぶんアウト話ですよね)
ほとんど芝居とは関係なかったけど、空気感とかなんか伝わってきてニンマリ(笑)

夜な夜なまゆみさんの前に現れる亡霊たち。
やっぱ自分たちを呼ばれてると感じるのでしょうか
それにしても昔の日本の女性はしたたかで強いものなのですね。
「子供が~」とか「一人で海外なんて~」「言葉が~」なんて意味をなしてない
好きなタイプの男性が目の前にいたら、自分からぐんぐん行っちゃったりして
素晴らしい…まわりにさんざん迷惑をかけてる感もなくはないけど…
とはいえ、自伝小説を自分で戯曲に直して、それも初戯曲…これは厳しい
作家が戯曲を書くと、場面転換が多すぎて
いったい何を伝えたいのかわからなくなってしまう事がよくあるんですよね。
悲しいかな今回も
次から次へと亡霊が現れてまゆみさんと自分たちの過去を話して、原発問題から
将来まで討論する場面では
話が大きすぎてついていけなくなってしまいました。
過去を検証して未来につなぐ役目は、きっとまゆみさんにゆだねられてるはずだと思ったんですが
でもでも…と結論がでないことを前提にしても、言葉が複雑すぎた気がします。
まぁまぁ自分の勉強不足が悪いんですけど
その中でもいたるところに現れて印象的に演じ動くストーリーテラー的な
存在を演じた三田直門さんには救われた感じがしました。
それに紗幕を使ったシンプルなセットで、素早い場面転換を有効にしていたと思います。

さて、終演後はいつもように
呑みダチ(笑)のなおちゃんこと三田直門さんと制作のHさん、そして鑑賞会の先輩と
併設されているパブでハッピーアワー♪
ロシアに滞在されていたという演出の野崎さんも加わって
ロシア話で盛り上がりました(#^.^#)
でへっ
そだ、野崎さんが、このシベリア鉄道に乗って旅をした三人の女性たちの中で
中條百合子さんの波乱に満ちた人生に興味があると言っておられました。
確かにウィキぺディアをさらっとみてもすごい…



3/12(水)~18(火)まで 俳優座劇場







# by berurinrin | 2014-03-23 14:28 | 観劇感想

舞台芸術学院ステージアーティスト科5期卒業公演『決定版十一ぴきのネコ』

舞台芸術学院ステージアーティスト科5期卒業公演『決定版十一ぴきのネコ』
                            in 舞台芸術学院内シアターTAC(3/21)

作・作詞 井上ひさし
音楽   宇野誠一郎
演出   鵜山仁
美術   乘峯雅寛

都会のお腹を空かせたノラ猫たち。にゃん作老人がもっていた地図を頼りに
大きな湖に住んでいるという、途方もなく大きな魚を捕まえるために冒険の旅に出ます。

この日は、昼間は紀伊國屋ホールで、こまつ座公演『化粧』の千秋楽を拝見して
夜は、池袋に移動しての舞台芸術学院の卒業公演を拝見させて頂きました。
どちらも井上作品、どちらも鵜山さん演出♪なのでございます。

井上ひさし全芝居という戯曲集の中に『十一ぴきのネコ』と『決定版十一ぴきのネコ』と収録されて
いて、どれどれと読んでみたら、ラストが全然違うのですね。
『十一ぴきのネコ』の方は、子供とその付き添いのためのミュージカルとうたっていて
ラストは十年後の彼らの姿。猫の楽園は大都会になり、十一ぴきはそれぞれ出世したものの
派閥争いで負けたにゃん太郎さんが、撲殺されるというシニカルな感じ
『決定版十一ぴきのネコ』の方は、大きな魚を食べたのはいいのですが、湖が毒で汚染されていて
そこに住んでいた大きな魚も汚染されていて、その魚の毒素がネコたちを苦しめて…
まぁ、どちらもラストは衝撃ですね
死生観が強烈に描かれていて、生きることは厳しいけれど、厳しいがゆえに生きることに対する
執着と賛歌がどーんどーんと拒否られないほど熱く強く訴えかけていました。

舞芸の発表会は、鵜山さんが演出されたご縁で過去に何度か拝見させて頂いていたのですが
卒業公演は初めてです。
生徒さんたちが立ち上げられたブログやTwitterで、その過程を遠くから見守らせて頂き
拝見できるこの日をとてもとても楽しみにしていました。
でもなんか一抹のさみしさも…
ダブルキャストだったのですが、ほかの日が満席で、一つのチームしか観れないのが本当に残念。

舞芸に到着すると、職員室?!に鵜山さん(^^)/いやいや、ここでは鵜山先生ですね。
パンフレットを丁寧に読んでおられました。
そんな姿をのぞき見しながら会場へ
コンパクトながらも立派な劇場を持つ学校なのです。

舞台は、段ボールを素材として、都会の風景が描かれていました。
背景もそうですが、小道具も段ボールで細やかに作り手の気持ちが詰まった温かいものばかり
ネコたちが、失敗を繰り返し、友情を深め困難を乗り越え冒険していく姿は
今まさに卒業し、夢への冒険の旅に向かう彼らの姿そのもの。
精一杯の力を出して歌って踊って芝居して、躍動感みなぎる彼らの姿は
可愛らしくて美しくて胸を打たれてしまいました。
休憩入れて三時間弱。
素敵な時間をありがとうございました!!

終演後、鵜山さんと話しながらも泣きそうになってしまって
そそくさとその場から離れてしまいましたが、電車の中でもぐっとこみあげてきて
「ハードコンタクトなんですぅ~ゴミが目に~(泣)」
みたいなクサい一人芝居状態だったのは、内緒です(笑)

ちなみに舞芸の先生でもあり先輩でもある鵜山さんの卒公は
ロルカの『血の婚礼』だったそうです
観たかった~!!!

頂いた今回のパンフレット…
タイトル文字は、鵜山さんの手によるものだそうです。
皆さんの思いが詰まった中身も素敵なパンフでした。

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3/20(木)~3/23(日)まで in  舞台芸術学院内シアターTAC(3/21)






# by berurinrin | 2014-03-22 22:05 | 観劇感想

ワンツーワークス#12『流れゆく庭ーあるいは方舟ー』

ワンツーワークス#12『流れゆく庭ーあるいは方舟ー』
                         in 赤坂REDTHEATER(3/8)

作・演出 古城十忍
美術   礒田ヒロシ
照明   磯野眞也

異常豪雨が続く某地方都市の市役所内にある市民課。
市民からの不安や問い合わせの電話に追われる職員たち。
不安は、町を流れる三之宮川の河川敷の水位がどんどん上昇傾向にあること。
そうこうするうちに住宅地に水が流れ込み、浸水被害が広がってきます。
なんとか市民の安全を思い避難指示を発令しよう山本課長(佐川和正さん)が
上に掛け合いにいこうとしますが、すでに遅し…

あの3.11が起こってから3年になろうとしています。
あの自然の脅威の中で、人の力がいかに無力であったかを
いやというほど強烈に心に頭に刻みつけたにも関わらず、
月日は残酷で、少しずつ忘れつつある…と思いきや、ふとしたことで
心の頭の深いところから、わぁ~とよみがえってくることを
この作品を観ながら思い出しました。

実はご案内を頂きつつも、日程的に難しい…と、思いでも興味があって
チラシを常に携帯しておりましたら
昨日、こまつ座の『化粧』を拝見した時にイケメンマネージャーのMさんにお目にかかって
最近、面白かった作品はありましたか?なーんてお話ししていたら
この作品の話になって、あれれっ私も気になっていたのですと(笑)
これでしょう!ってチラシをほれほれ。やっぱ観たし!!と
なんとか時間をやりくりして拝見できることになりました。
ミテヨカッタです。
Mさん!あざーす(^^)/

この作品は2008年に前身である劇団一跡二跳で初演が行われたそうです。
元は新聞記者だったという異色の古城さんが書かれたの戯曲ということだけに
災害に対する報道のとらえ方もリアルに引っかかってきます。
そう思うと普段私たちが目にする新聞やメディアの情報の作り手の側の一片を垣間見た気がします。
大きな事件や事故が起こってから私たちは学ぶことが多く
予防や予測に対しては、私たちは無防備であり、起きてしまうことより起こってしまったことに
関心を寄せてしまう。
3.11で大きな代償を払って、不測の事態に備えることの重大さを理解していたのに…
自分、なんでだろう

なかでも、山本課長は苦悩なう。
豪雨は激しさを増し、ますます水位が上がって、最悪の状態が間近に迫ってきます。
が、まさに会社の中間管理職。部下からは突き上げられ、上司からは押さえつけられる。
とはいえ山本課長をはじめ部下達の家族も危険な状態なのです。
そうこうしていくうちに市民に対して避難の指示の有無の判断は遅れていきます。

舞台は、市役所の市民課兼記者クラブと思いきや
市民課と記者クラブは、別の部屋に存在しながらも
私たちの目の前で同時進行していたのでした。
そして不釣り合いな一本の大木、開演前からチカチカと蛍光灯が点滅し、
なんとなく漠然とした不安感に包まれています。
また、この木を中心に取材陣、様子を見に行く市の職員たちが
現状を電話で報告する場面があるのですが
次の場面では、その電話の受け側である本部や記者クラブが、
まさに前の場面の電話の応対中。
舞台が二重三重にも重なった立体的で作りで本当にユニークです。
役者側から見たら台詞がもつれた糸のようで大変そうですが…
そしてラストの衝撃ったるやびっくりの展開でした。
そこんとこはぜひ劇場へ

私たちは風化しても忘れちゃいけない事がある。
改めて考える時なのかもしれません。

文学座からは佐川和正さんがご出演です。
最近の佐川和正さんの演じられる役柄の幅がぐーんと広がってきたように思えます。
以前は本人はうそだぁ~♪と照れていらしてましたが、その端正な姿から王子様的な
品のよさそうな少年や青年キャラなイメージでしたが
今やなんでもおっけー的な幅広さと包容力を感じさせる素敵な俳優さんに成長されたと思います。
次回はどんな役柄を魅せてくれるんだろう(*^^*)
そんな好奇心を満たせてくれる佐川さんなのです。

3/6(木)~12(水) in 赤坂RED/THEATER








# by berurinrin | 2014-03-10 22:49 | 観劇感想

こまつ座第103回公演『化粧』

こまつ座第103回公演・紀伊国屋書店提携・紀伊國屋ホール開場50年
『化粧』                               in 紀伊國屋ホール(3/7)

作   井上ひさし
演出 鵜山仁
美術 堀尾幸男
照明 中川隆一

10日後には取り壊しになるという寂れた感じが漂うこの小屋。
この「五月座」の座長であり看板女優の五月洋子(平淑恵)さんが、
むくりと起き上がり、これから上演される出し物『いさみの伊三郎』の
伊三郎に変身する為のメイクに取りかかります

わぁ~紀伊国屋ホール開場50年!おめでとうございます!!
紀伊國屋ホールの座席って、小さいし、座席と座席の間が狭くて通り辛いのですが
座り心地がいいのですよ。あの背もたれの角度も好きなんですよ。
クラシカルな雰囲気で居心地の良さを感じさせるホール。
無駄がなく、ざっくばらんなロビーに
わんさかあるチラシ棚♪演劇情報の発信基地ですね
10年後も20年後も、ずーっといつまでもこの空気感を保ち続けて欲しいです。

さて2011年1月に初演された『化粧』。三年振りの再演です。
『化粧』といえばやっぱ渡辺美佐子さん…と、渡辺さんの大代表作品だそうですが
と、いうのも私は未見なので『化粧』といえば平淑恵さんなのです。
そんな『化粧』が再演の初日を迎えたのは1/13…それから約2か月間
旅を回るように、地方公演を重ねて紀伊國屋ホールにやってきた大衆演劇「五月座」ご一同様。
本当は、初日の川西町に行きたかったのですが、ちょっとワイハにバカンス行っちゃった( *´艸`)
(スミマセンめっちゃ楽しんできました。)
ということで、私にとっては長崎の大千秋楽以来の『化粧』なのでした。

客席を鏡に見立てて、化粧を始める洋子さん。
第一声は、淑恵さんの普段少女のような軽やかな丸みを帯びた声とは思えない
酒や煙草にやられたかすれ声・・ぞくっと鳥肌が立ちました。
大胆に化粧をしていく洋子さんの姿は、
今から戦いに向かう戦士の如く戦闘態勢へのスイッチが
ぱちんと入って、客席に対し挑発的にみえます。
男気入った洋子さんのほれぼれする肢体から、
逆にほのかに匂うような色気がふあっと伝わってくる気がします。
伊三郎に扮した華奢な体が、まるで小さな巨人と化して舞台に向かう洋子さん。

そして後半
伊三郎を演じて、楽屋に戻ってきた洋子さんの目の前に現れた人物との対面から
場面が現実なのか幻なのかと、二重にも三重にもみえる不思議な世界が広がっていきます。
まるで観ている自分さえ現実なのか錯覚なのか・・
そうなるとこの芝居小屋さえあやふやかと思うと
工事現場のガヤな音があやふやなのかと
でも、互いに足りないものを補い合って、真実ではないかもしれないけれど
確かなものが生まれてくる。
そんな誤解のような錯覚のような不思議な満足感。
満たされた思いに包まれた時間を満喫できる幸せな空間にほくほく(^^)/

終演後、ロビーをきょろきょろと愛する♡きゃっ鵜山さんを探してみたけど
残念ながらお姿が見られず・・と、思ったら『くにこ』の甲府公演に行かれておられたそうで
『くにこ』の1月から始まった今年前半のツアーも終盤。
来週の平塚公演が千秋楽なのでした。
と、外に出たら雪?!新宿は雪!!うわぁ~
『化粧』の不思議な世界観がまた続いてる感じです。

そだっ!初演に引き続き
そうそう・・このお芝居のガヤの声
文学座の俳優さんがやってらっしゃるんですよ(*^_^*)
石橋徹郎さん、星智也さん、山森大輔さんが参加されていました。
素敵で迫力ある彼らの声も楽しめますよぉ~



3/7(金)~21(金)まで in 紀伊國屋ホール



シェイクスピア祭開催中です(^◇^)
次回は『エドワード三世』3/16~17文学座新モリヤビル第1稽古場にて



# by berurinrin | 2014-03-07 22:01 | 観劇感想

3月からの主な外部出演

小林勝也、渡辺徹、今井朋彦『国民の映画3/123/16森ノ宮ピロシティホール(キョードーインフォメーション06-7732-88883/2023刈谷市総合文化センター(メ~テレ事業部052-331-99664/46福岡市民会館(ピクニックチケットセンター050-3539-8330

高橋正徳(演出)、大原康裕、名越志保、鈴木亜希子、高塚慎太郎『可児の物語3/8,9可児市文化創造センター(可児市文化創造センターインフォメーション0574-60-3050)

★宮内克也『荒野のリア3/1323吉祥寺シアター(ティ-ファクトリー03-3444-3005

★上村聡史(演出)、横田栄司『アルトナの幽閉者2/193/9新国立劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999

★鵜山仁(演出)、平淑恵『化粧3/721紀伊國屋ホール(こまつ座03-3862-5941

上記作品東京公演のみ公演文学座支持会・パートナーズ倶楽部会員特別割引があります。詳細→こまつ座 TEL03-3862-5941へお願いいたします
★高瀬久男(構成・演出)、今井俊一、後田真欧、内藤裕志、南一恵、千田美智子、福田絵里、伊藤安那、梅村綾子『ー演劇と詩とピアノによる時間の想像ー終わりと始まり』3/11桜美林大学プルヌスホール(桜美林大学プルヌスホール042-704-7133)
★斉藤祐一『スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア』3/11~17 アトリエ春風舎(青年団 03-3469-9107 )
★坂口芳貞『憎さも憎し、なつかしし~落語「笠碁」より』3/16 六本木ストライプスペースB (六本木ストライプスペースB03-3403-6604)
★仲恭司『一周忌』3/18~28六行会ホール(みつわ会03-5461-1518) 
★渋谷はるか『痒み』3/25~30下北沢シアター711(On7
★佐川和正『流れゆく庭-あるいは方舟』3/6~12赤坂REDシアター(ぷれいす03-5468-8113)
★小林勝也『ビック・フェラー5/206/8世田谷パブリックシアター(世田谷パブリックシアター03-5432-1515

★山谷典子(作)『あとにさきだつうたかたの3/1225下北沢本多劇場(加藤健一事務所03-3557-0789
★山谷典子(作)、若松泰弘(演出)、鬼頭典子『横浜しんさい音楽劇「コロナ~太陽の指輪~』4/4,5横浜本多劇場(かながわ絆プロジェクト080-4138-4701)
★石橋徹郎『夜中に犬に起こった奇妙な事件』4/4~6世田谷パブリックパブリックシアター(世田谷パブリックシアター03-5432-1515

★上村聡史(演出)、細貝光司、西岡野人『きりきり舞い4/626明治座(明治座チケットセンター03-3666-6666
★鵜山仁(演出)『十二夜』4/18~28下北沢駅前劇場(リトルジャイアンツ090-8045-2079平日12:00~19:00)
★木津誠之『エキスポ』4/19テアトルフォンテ(横浜市泉区区民文化センターテアトルフォンテ045-805-4000)4/22~27ザ・ポケット(劇団スーパーエキセントリックシアター03-6433-1669)
★高橋正徳(演出)、川辺邦弘、山森大輔、内藤裕志、吉野実紗、伊藤安那、福田絵里『新版「天守物語」』4/23大阪フェスティバルホール(フェスティバルホール06-6231-9111)4/26,27Bunkamuraオーチャードホール(Bunkamuraオーチャードホール03-3477-9111)
★荘田由紀『から騒ぎ』4/27~29東京大学駒場キャンパス21KomceeMMホール(カンフェティ0120-240-540)

★櫻井章喜『テンペスト5/156/1新国立劇場中劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999

★鵜山仁(演出)『決定版十一ぴきのネコ』3/20~23舞台芸術学院内シアターTAC(舞台芸術学院03-3986-3261)
★鵜山仁(演出)、金内喜久夫、石橋徹郎『日本の面影』5/28~6/2俳優座(ぷれいす03-5468-8113)
★川辺邦弘『毒舌と正義』6/6~12赤坂RED/THEATER(ぷれいす03-5468-8113)

★鵜山仁(演出)『鹿鳴館6/1922新国立劇場中劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999

 

 

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シェイクスピア祭開催中です(^◇^)
次回は『エドワード三世』3/16~17文学座新モリヤビル第1稽古場にて

# by berurinrin | 2014-03-06 23:51 | 外部出演

文学座公演シェイクスピア祭『お気に召すまま』その1

文学座公演シェイクスピア祭『お気に召すまま』 in  あうるすぽっと(2/11、23、)

作  ウィルアム・シェイクスピア
訳  小田島雄志
演出 高瀬久男
美術 乘峯雅寛
照明 中山奈美

父の亡き後、貴族・オリヴァー(沢田冬樹さん)は、
与えられるはずの弟のオーランドー(釆澤靖起さん)の遺産を着服。
当然二人は仲たがいしています。

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そんな時レスリングの試合で優勝したオーランド-は、
そこで出会ったロザリンド(前東美菜子さん)と互いに一目惚れ状態。
ところが、オリヴァーの計画でオーランドを追放され、
自分の身を案じてくれた召使アダム(戸井田稔さん)と共にアーデンの森深く入っていきます。
ロザリンドの父・前公爵(大滝寛さん)も仲の悪い弟・フレデリック公爵(廣田高志さん)に
追い出されアーデンの森で暮しています。
フレデリック公爵の一人娘・シーリア(藤崎あかねさん)とロザリンドは大の仲良し。
しかし、フレデリック公爵がロザリンドを追放しようとしている事を知った二人は、家出をしてしまいます。
そして向った先は、アーデンの森・・・

鵜山仁さん演出の『尺には尺を』と当時上演されたのが
『お気に召すまま』です。
シンプルな舞台に、くるるんと渦をまいたナルト(笑)の幕が
こっちの端を吊って、下ろして~それだけで場面の転換を見せてくれます。
「ナルトはだめだよ。目がまわっちまうからな」と言ったのは、
『男はつらいよ』の寅さん(笑)でしたが
恋のナルト(笑)が渦巻くアーデンの森の物語。
この作品のロザリンドのセリフは、シェイクスピア作品の中で演じる女役として
ダントツに台詞が多いので有名なんですよね。

こちらも音楽は芳垣安洋さんと高良久美子さん。
高瀬さんとは『アラビアンナイト』からのコラボなので、求めあう音楽のつながりが
納得し合えるというか、アカペラがなんとアーデンの森の中に澄み通るような広がりを感じます。
歌う人は前公爵と共に森に身を置く元貴族達。
なんか白雪姫に出てくる七人の小人たちみたい(^_-)-☆ヘイホーって

実は、初日を拝見した時に、硬い感じがするなぁと思ったのですが
二度目を拝見して、とたばた喜劇に作ろうと思えば、どうにでもいけっちゃうこの作品を
あえて高瀬さんの手によって、洗練されたのっぴきならない状態に追い込まれた
人間ドラマ…だとしたら、と、びっくりの発見でした。
もどかしい思いがふつふつとナルト(笑)もとい渦のように激しくもつれ合い流れていく
感情の収まりが、誰もがハッピーな展開になる終幕の幸せ感。
笑顔で客席を離れる爽快感を味わえるのも幸せだなぁ~とこれも発見なのでした。

2/11(火)~3/4(火)まで in  あうるすぽっと




# by berurinrin | 2014-03-03 01:09 | 文学座観劇感想

オペラ宅急便シリーズⅦぎゅぎゅっとオペラ『椿姫』

オペラ宅急便シリーズⅦぎゅぎゅっとオペラ
ヴェルディ『椿姫』<原語上演・ハイライト版)        in ヨコスカベイサイドポケット(3/1)
企画・演出  彌勒忠史
エレクトーン 清水のり子
ナビゲーター 彌勒忠史
主催・制作  公益法人横須賀文化財団

パリのヴィオレッタ(小川里美さん)の華やかなサロン。
真っ直ぐに愛を訴えるアルフレード(高田正人さん)の言葉に
拒絶しながらも彼女の心はいつしかアルフレードを愛するようになっていきます。
数ヵ月後、田舎でアルフレードと暮すヴィオレッタ。
生活は厳しくなり、ヴィオレッタはパリの彼女の資財を手放し生活資金としています。
それでもヴォレッタはアルフレードとの生活で満たされているようです。
が、それも長続きはしないもの…アルフレードの父ジェルモン(与那城敬さん)が
アルフレードとの別れを説得しにヴィオレッタの前に現れます。
身を切る思いで身を引くヴィオレッタ。
理由がわからず逆上するアルフレードは、ヴォオレッタを追ってパリに向かいます。

わたしのオペラ鑑賞の師匠・高田正人さまことだちょんさんがご出演のオペラです。
それもアルフレードですよぉ~
が、先日のNHKラジオ深夜便にご出演されただちょんさんが
「チケット完売です」って おっしゃっていたもんで。
あら残念って思っていた時に 行けなくなったお友達からチケットを譲り受け
急遽、拝見させて頂くことになったのでした。●じさんありがとうございます。

椿姫といえば、小デュマといわれる『三銃士』の作家で有名な
アレキサンドル・デュマ氏の息子さんが 書かれた『椿姫』が原作のオペラ。
わたしにとってデュマは小学生の時に『がんくつ王』を読んで以来てっぺんの作家で、
最近『ボルジア家風雲録』上・下(イーストプレス)が発売されて
うぉーとテンションがあがりました。嬉しかったけどいまさらだけど鈴木力衛さんの翻訳が恋しいなぁ~
あれ…フランスが舞台のフランス人の作家だけどイタリア歌曲なのね

舞台は、平台で中央にソファ、上手に花瓶があってヴィオレッタのサロンで赤い花が活けてありました。
この花をヴィオレッタが散らすと第2幕の別荘のシーンでは
床に散ってる花が、花壇に咲きほこるの花に見えたりして
少ない装置を照明と工夫でうまく見せてくれています。
でも何よりこのホール、天井が高くてめっちゃ音が良い!
そして伴奏はエレクトーンのみ。 これがバリエーションに富んだ音を奏でていて素晴らしい。
ナビゲーター役の白衣姿で、ヴィオレッタの主治医という設定で 彌勒さんが登場されて、
病の進行を検証と同時に回想という形で物語が始まります。

真っ赤なドレスを美しく着こなすヴィオレッタを演じられた小川さんと
これまたタキシードを着こなしたアルフレードを演じられただちょんさんとの コンビが
超美男美女で、うっとりさせる美しいカップルでした。
それに色を添えるのが、合唱団の皆様。
舞台と客席の間には、いくつかのテーブルがしつらえていて、
地元のアマチュアの合唱団の皆様が控え
あの有名な『乾杯』という歌曲を一緒に唄われての参加型オペラとなっておりました。

それにしてもなんて綺麗な旋律に溢れた作品なのでしょうか… きゅんとしちゃいます。
さてだちょんさんのアルフレード。 恋して、愛して、嫉妬して、後悔して、絶望してと
愛のみに真っ直ぐ突き進む青年を 歌うというか一人の役者として見てしまうほど、
細やかに演じておられました。
ヴィオレッタからの別れの手紙にへなへなと崩れ落ちる姿や
再会の喜びからラストのヴィオレッタの死のシーン。
彼はヴィオレッタを失った明日はどう生きていくのか?と考えずにはいられない
身体全体からヴィオレッタを渇望している狂気さえ見える瞬間がありました。
思わずぐっと涙がつつーっと…(ここんとこはだちょんさんに内緒に、ハズカシイ)
いやぁ、最高の時間を頂きました。
終演後「チケット頼まれてないよねぇ~」と、開口一番の相変わらずお茶目なだちょんさん(笑)
そこにはアルフレードの狂気の瞳は見出せず、
明日も元気な日常が待ってるんだなぁ~と 心ひそかに安心したのでした 。

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3/1(土) in ヨコスカベイサイドポケット
# by berurinrin | 2014-03-02 15:20 | オペラ

文学座公演シェイクスピア祭『尺には尺を』その1

文学座公演シェイクスピア祭『尺には尺を』 in  あうるすぽっと(2/11、20、24)

作  ウィルアム・シェイクスピア
訳  小田島雄志
演出 鵜山仁
美術 乘峯雅寛
照明 中山奈美

アンジェロ(大場秦正さん)とエスカラス(川辺久造さん)に留守中の
すべての権利を任せて公爵(石田圭祐さん)は、修道士ピーター(神野崇さん)の協力を得て
神父の衣を着て民衆の中に姿を隠します。

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ある日、クローディオ(上川路啓志さん)が逮捕されました。
罪状は結婚前に恋人ジュリエット(佐古真弓さん)を妊娠させた罪。
その刑罰、死刑。
クローディオの妹イザベラ(高橋紀恵さん)は兄に課せられた死刑を免れるように、
アンジェロに懇願を試みます。

うふっ始まりましたね
今年初の文学座作品は、2作品連続上演。
本格始動のシェイクスピア祭です。
ロビーも物販が華やかでとても活気があって楽しい雰囲気満載です。
さてわくわくの初日を前にBBCのシェイクスピアシリーズから
『尺には尺を』の予習をとDVDを観始めたのですが
呑みながら観てたら寝落ちしてました( *´艸`)
でも結果オーライ♪ストーリ知らなかったら知らないほうが面白いかも(^^)/

この作品は、シェイクスピア作品の中では、問題劇とされているそうで
ほかには『トロイアスとクレシダ』『終わりよければすべてよし』『アテネのサイモン』が
そのくくりに入るそうです。
そこんとこころを知りたい方は『あらすじで読むシェイクスピア全作品』河合祥一郎さん(祥伝社)を
おススメ頂きました。

さて舞台は、白と黒の二色のみのシンプルなフロアの床と幕。
そして表裏と白と黒に塗られたさまざまな大きさの額縁とベンチ。
本音と建て前、男と女、善と悪…入り乱れた相反する感情が行きかう舞台。
でも突き詰めるとコメディになっちゃうんですね。
だって、いまどきデキ婚で死刑なら、この世の男性が生き残る確率の方が少なかったりして(苦笑)
わたしの身内もヤバかった…恐ろしいことであります。
鵜山さんが、この作品のキーワードは法律とおっしゃっておりまして
いかに厳格にいかに穏和に、何のためにあるのか
縛るためなのか自由になるためなのか…と
なんか、今の憲法改正の問題にも通じてきますね。
シェイクスピアの生きた時代と今と400年の間、いったい私たちは何を学んできたのかと(笑)

でも面白かった。
すんごく面白かった。

鵜山さんの作品は、音楽も大事な要素なんですよね。
アンジェロのよこしまな感情がふつふつと溢れる場面でのもやもやした音楽
以前拝見した劇団昴『危機一発』と同じかなと思ったら似てるけど違うと(^^ゞたはっ
冒頭の出演者全員が、この後の展開するドラマの立ち位置というか表現された音楽も
そうですが、芳垣安洋さんと高良久美子さんの音楽で
冒頭の曲はオルケスタデプレのCDから
で、ラストのカテコに掛る曲は、プレスリーの有名な曲「好きにならずにいられない」の原曲
マルティーニ「Plaisir  d`Amour(プレジール・ダムール)愛の喜び」という曲で、
タイトルに似つかわしくないつーか「愛の喜びは一瞬で、くるしみは一生も~ん」という
なんとも意味深なのでした。
そんな鵜山さんの楽しいたくらみというか遊びを知って観ちゃうと
これまた面白さが倍増なのでした。

どうして城を抜け出して旅に出たのかわからない公爵ですが、
結果、公爵のおかげで死刑は行われなかったけれど
もし公爵がいなくなったりしなければ、そもそもクローディオは捕まっていなかったんじゃないかと
え、じゃ公爵がお騒がせの張本人?!みたいな(笑)
なんか一言で解決しない矛盾が生じるのですが
おかげで愛すべき死刑囚のバーナーダイン(横山祥二さん)が釈放されたから
ま、いっかぁ~♪

2/11(火)~3/4(火)まで in  あうるすぽっと




# by berurinrin | 2014-03-01 01:40 | 文学座観劇感想