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ピュアマリー/トリックスターエンターティーメント『マウストラップ』

ピュアマリー/トリックスターエンターティーメント『マウストラップ』 in 六本木ブルーシアター(3/15)

作 アガサ・クリスティー
翻訳 鳴海四郎
演出 ジェイソン・アーカリ


大雪の日
ラジオ放送からロンドンでの殺人事件のニュースが聞こえてきます。
ここジャイルズ(渡部将之さん)とモリー(石井麗子さん)が経営する
ゲストハウス「マンクスウェル山荘」は本日がオープン初日。
続々とお客様がやって来て大賑わい
そんな折、ロンドンで起きた殺人事件に、この山荘が
なんらかの関わりがあるらしいとトロッター刑事(森宮隆さん)がやってきます。
そして恐れていた殺人事件が起こります・・
誰が殺されたのでしょう?そして犯人は誰でなのでしょうか?

この『マウストラップ』という作品は、本場イギリスでは
なんと60周年もの超ロングラン公演なう・・ギネス記録を爆走中なのだそうです。
英国の皆様に愛されている作品なのですね。
そうそう映像化を禁止されてる作品なので、舞台を見なきゃ犯人が分からない
だから、犯人はへへへっ内緒です(笑)
で、その60周年祝年に、ここ六本木ブルーシアターで上演されました。

ブルーシアターってブルーマンやってたとこなんですね!(みてないけどf(^_^;))
道理で、ちょっとストプレのお芝居を観るには、
ちと不似合いな劇場な感じ・・舞台も広すぎる気もします。
それを利用しての舞台セットは大きくてゴージャス感たっぷし、難しい機構を上手く魅せています。
まさに高級な山荘のイメージです

一人一人この山荘に来る度に青いライトが点灯して、
印象的に登場シーンを魅せているのが面白い仕掛け。
なんだろ…ストプレにしては必要以上にダイナミックに魅せたり
違和感があるのですが、そこに遊び心を垣間見たり
ミステリーなのにお祭りみたいな盛り上がりがあったり
観た事のない不思議な感覚を感じました。
エンタメ色が強く出されています。
ただ難をいえば、単に山荘という船に乗り合わせた人たちの話というか
個人の背景がみえず、それぞれ各人がこの広い舞台をあっちやこっちと
動きまくった感があって、落ち着きがなかったかなぁ~
でも、今まで見たことがない感覚で面白かったです。
多分演出の視点が、人じゃなくて、しいて云ったら窓f(^_^;)
なんか面白いんですよ。

文学座からは、石井麗子さんがご出演。
声を掛けて下さっていつもありがとうございます。
その麗子さんは、舞台となる「マンクスウェル山荘」の女主人・モリーを演じられました。
モリーめっちゃ可愛い・・(笑)楚々としたイメージの麗子さんが
はつらつと女主人としてきびきびと切り盛りする姿、新鮮で素敵でした。
このミステリーの中で、ターゲットの一人となる過去の出来事を封印したはずが
少しずつほどけてくる不安と疑惑におびえる姿・・
そこんところの心の動きは、誰よりも印象的でした。
またそんな時は、この広い居間のセットが、不気味に同調する気がしました。

この『マウストラップ』過去に何度か上演作品を観ているのですが
実は私のマイベストは、文学座の研修科の発表会で上演された『ねずみとり』。
トロッター刑事を反田孝幸さんで、
怪しげな外国人パラビチーニ氏を松角洋平さんが演じられました。
この二人の全く異なる方向のイッちゃた感が本当にすごくて、すごくて・・
そーいえば、最近ソリ君の舞台観てないなぁ~観たいなぁ~

3/6(水)~17(日)まで in 六本木ブルーシアター

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by berurinrin | 2013-03-20 23:35 | 観劇感想

加藤健一事務所vol.85『八月のラブソング』

加藤健一事務所vol.85『八月のラブソング』in本多劇場(3/8)

作  アレクセイ・アルブーゾフ
英訳 アリアドネ・ニコラエフ
訳  小田島恒志
演出 鵜山仁

バルト海に面した美しい町リガ。
この町の療養所に入院してるリディア・ワシーリエヴナ(戸田恵子さん)との
面談をすっぽかされたのは医師ロディオン・ニコラエヴィッチ(加藤健一さん)。
ロディオン先生は、目の前に現れた反省の色もなく奇妙で
高飛車な態度にリディアにすっかり怒り心頭。
リディアもロディオンの態度に憤懣やるせない
その後は顔を合わすと言い争う二人・・ところが

ここ最近、鵜山さんがカトケンさんのお芝居を演出をされると聞くと
ワクワクしちゃうのです。
この作品選び&タイトル名はすべてカトケンさんのセレクトだそうですが
観終わった後、あ~こういう作品が観たかった。
そう心にヒットするのです。
今回もそう。
まさに心にビタミン注入♪そんな作品でした。

二人が出会って、喧嘩して、ひょんなことで周波数が重なって
いつしか互いが、かけがえのない存在になっていく
二人の会話だけで、彼らの背負った人生が語られる・・他には何もない。
二人芝居だからそうなんですけど、そぎ落としたギリギリの台詞の中で
辛辣な喧嘩が、いつしかじゃれ合いに感じたり、
会話がテンポよく進む中、その反面
おずおずと慎ましげに心が近づき重なっていく時間が愛おしくなります。

時間の経過の暗転の間に影絵のように浮かぶ家の風景や音楽の心地よさ・・
どれもが優しくて寂しくてはかなくて・
海を感じて、潮風が香しい・・確かに伝わってきました。

思えば、そう恋愛経験が多い方じゃないのですけど、
恋愛だけに留まらず友人にしても
日常の会話でも、言葉を一から十まで説明するわけじゃなくて、
相手の言葉の中で足りな部分を気遣いや想像で補って
会話していくもんだと思うのです。
きっとロディオンとリディアの二人の会話の中で、足りない部分は
観ている私たちが気遣いながら想像していくだけに、気持ちが入っちゃって
ラストの一瞬ぎょっとするどんでん返しとその後の・・・(まだちと秘密)
ねぇ~って言いたくなるのです。
ねぇ~(*^_^*)

終演後、とてつもなく呑みに行きたくなりましてf(^_^;)
多分、一人でも行きそうな勢いでしたが、ありがたいことに
偶然、演鑑の事務局長と先輩が一緒で3人でシャンパンとはいきませんでしたが
しなびたおでん屋さんで乾杯しました。
そう・・乾杯したかったのです(*^_^*)


3/8(金)~3/24(日) in 本多劇場
by berurinrin | 2013-03-18 23:32 | 観劇感想

3月~の主な外部出演

★寺田路恵『アンナカレーニナ』)3/16~17近鉄ホール(名鉄ホール052-561-7755)
★鵜山仁(演出)『八月のラブソング』3/8~24本多劇場(加藤健一事務所03-3557-0789)
★石井麗子『マウストラップ』3/6~17六本木ブルーシアター(ブルーシアター03-5414-3255)
★石田圭祐『長い墓標の列』3/7~24新国立劇場小劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5532-9999)
★渡辺徹『渡辺徹スペシャルライブ2013』大阪公演3/24 BERONICA(06-6939-9292)東京公演3/27STB139スイートベイジル(03-5474-0139)
★荘田由紀『さくら色オカンの嫁入り』3/15~20三越劇場(三越劇場0120-03-9354)
★外山誠二、塩田朋子『HIKOBAE』3/23宮古市民総合体育館4/12,13福岡銀行本店大ホール4/15神戸朝日ホール、4/17松下IMPホール4/20,21天王洲銀河劇場(銀河劇場03-5769-0011)
★栗田桃子『パパのデモクラシー』4/4~14座・高円寺(劇団ヴォードヴィルショー03-3227-8371)
★新橋耐子『カルデロン』4/17~22座・高円寺1(ティーファクトリー.03-3344-3005)
★松本祐子(演出)、坂部文昭『隣人予報』4/4~7ザムザ阿佐谷(企画集団マッチポイント
★鵜山仁(演出)、金内喜久夫『根っこ』4/4~28赤坂REDシアター(地人会新社03-3354-8361)
★今井朋彦『おのれナポレオン』4/9~5/12東京芸術劇場プレイハウス(東京芸術劇場ボックスオフィス03-5391-3010)
★渋谷はるか『効率学のススメ』4/9~28新国立劇場小劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999)
★山森大輔、頼経明子、永川友里、金松彩夏、伊藤安那『今ひとたびの修羅』4/5~29新国立劇場中劇場(シスカンパニー03-5423-5906)
★廣田高志『屋根の上のヴァイオリン弾き』3/5~29日生劇場(テレザーブ03-3201-7777)4/6,7刈谷市総合文化センター(刈谷市総合文化センター0566-21-7430)4/10~14シアターBRAVA!(イオン化粧品シアターBRAVA!06-6946-2260)
★西川信廣(演出)『出番を待ちながら』5/3、4中目黒キンケロシアター(プラチナネクスト080-2035-4173)
★高瀬久男(演出)『モリー先生との火曜日』5/18亀戸センターカメリアホール8/13~21本多劇場(加藤健一事務所03-3557-0789)
★渡辺徹『厄払い』5/24~6/2赤坂RED/THEATER(プリエール03-5942-9025)
★横田栄司『あかいくらやみ~天狗党幻譚~』5/5~26シアターコクーン(Bunkamura03-3477-3244)
★鵜山仁(演出)、小林勝也『うかうか三十、ちょろちょろ四十』5/8~6/2紀伊國屋サザンシアター(こまつ座03-3862-5941)
上記作品東京公演のみ公演文学座支持会・パートナーズ倶楽部会員特別割引があります。詳細→こまつ座 TEL03-3862-5941へお願いいたします
★浅野雅博『帰郷/ホームカミング』6/15~30シアター風姿花伝(RunsFirst03-3234-5880)
★鵜山仁(演出)、原康義、塩田朋子『二都物語』7/18~8/26帝国劇場(帝国劇場03-3213-7221)
★鵜山仁(演出)浅野雅博『聖女ジャンヌダルク』9月世田谷パブリックシアター(世田谷パブリックシアター03-5432-1515)

*お問い合わせは( )までお願いします
by berurinrin | 2013-03-17 03:27 | 外部出演

Ring-Bong第三回公演『あとにさきだつうたかたの』

Ring-Bong第三回公演『あとにさきだつうたかたの』 in サイスタジオ小茂根(3/7)

作  山谷典子
演出 小笠原響

歴史博物館に一人の初老の男性が現れます。
ここで上演される過去のニュース映像を見る為に通っているようです。
ある日、いつものように博物館に通ってきた藤崎静雄さん(林次樹さん)の目の前に
目が見えず、アコーディオンを弾き語る傷痍軍人の外村克彦さん(高野絹也さん)が現れます。
そこは敗戦直後、米国の占領下の時代。
母・森下ふみさん(山谷典子さん)を亡くし、父・藤崎隆さん(井上倫宏さん)の
姉・たかさん(藤堂陽子さん)に預けられた静雄少年の姿がありました。

Ring-Bong第三回公演おめでとうございます。
久しぶりのサイスタジオ♪久々ついでにサイマーケットでパン買っちゃった。
美味~(*^_^*) ここのゴマのパンにあんこが入ってるやつ。めちゃめちゃオイシイのです。
もちろんクリームパンもおすすめ!イチゴのデニッシュも!つーか全部おすすめ(笑)
そんな素敵なお店の地下のスペースで、公演されたのは『あとにさきだつうたかたの』です。
今回も山谷典子さんの手による描き下ろし作品です。

今回は戦後のお話。
占領下で虐げられ、圧政されながら生きる私たち日本人の姿を描いています。
戦争に負けるということ、混乱の最中に不安と怒りの矛先を何処に向けたらいいのか
その中でも、もっとも弱くて自由の利かない女性や子供たちが、苦しみをぐっと飲み込み
弱り果てた男たちを支え、したたかにしなやかに生きていたのかもしれません

山谷さんの作品の底辺には常に戦争が脈打ち、
その二文字が彼女の書く行為の原動力となり続けています。
初めの一歩はとても大事ですが、それ以上に継続する難しさ・・
いっぱい情報を集めて、あれもこれも伝えたいことがあるのではないでしょうか
いっぱいありすぎて、観ていて頭の整理がつかなくなる時がなくもないのですが・・
そこんところ毎回直面する問題だと思います。
が、彼女には、すばらしい仲間たちがいます。
きっとその仲間たちが、彼女の魂に寄添い同じ目的意識を共有するからこそ
ナイーブな問題をつまびらかにしていこうとする山谷さんの願いを
演劇という大きな力で、今後も発展させていくことだと思います。
期待しています。

前作『名も知らぬ遠き島より』DVD♪
体調不良で拝見できなかったので購入しちゃいました立派なケース入りです
@2.200円!(他にも上演台本とか販売されていました。)
大事に観させて頂きます

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3/7(木)~3/12(火) in サイスタジオコモネAスタジオ
by berurinrin | 2013-03-16 23:18 | 観劇感想

東京二期会オペレッタ『こうもり』全3幕

東京二期会オペレッタ『こうもり』全3幕 in 東京文化会館(2/24)

作曲     ヨハン・シュトラウス2世
訳詞     中川悌一
指揮      大植英次
演出     白井晃

19世紀のウィーン。
こうもり博士とあだ名されるファルケ博士(宮本益光さん)は、
その昔、友人のアイゼンシュタイン(小貫岩夫也さん)に、仮面舞踏会で「こうもり」の扮装
をしたまま酔いつぶれ、そのまま外に置き去りにされた過去を持ちます。
その時の屈辱を忘れられず、復讐の機会を狙っています。
その名も「こうもりの復讐」
と、ある日、アイゼンシュタインが役人を殴って刑務所に入ることになります。
そこでファルケ博士は、刑務所に行く前にお金持ちのオルロフスキー公爵(青木エマさん)
の夜会に誘います。実はそこで復讐をしようと企てているのです。
さて、その夜会にはそれぞれ名を変えた妻、夫、女中、刑務所長と入り乱れてっ・・・。

今年初オペラでっす(*^_^*)
またもや(笑)かのちゃんと一緒♪
めっちゃ楽しかったぁ~!!
取って頂いた席が、とってもオイシイ4階の正面最前列!(だちょんさん、ありがとうございます)

心地よい前奏曲を、指揮される大植さんの姿にびっくり!
野球のバットを振る選手かと思うと
応援団長のように両手をオイッチニー。
ううん、そうじゃないのここぎゅっとね~と体をくねらしてと、パフィーマンスがすごい
トドメは、あらよっと、ぴょ~ん♪と
ジャンプも(笑)
オーケストラは、東京都交響楽団。
遊び心がある素敵な音楽を奏でて下さいました。
しょっぱなからテンションあがっちゃいますよ(*^_^*)

そんな体いっぱいで音楽を表現される大植さんを、
客席から登場して「ジャンプ力すごいねぇ~」
なーんて、ツッコミを入れちゃうのは、
アイゼンシュタイン夫人ロザリンデ(塩田美奈子さん)に
恋してるオペラ歌手のアルフレード(高田正人さん)!
ところが、ロザリンドさんからは「テノール歌手はバカばっかり」と
陰で言われちゃう始末ですf(^_^;)
まっそれも仕方ない(笑)まったく空気を読む気配なしのノー天気なアルフレードさん。
ちょっと野放しにすると歌を歌ってご満悦なタイプ(笑)

あれっ?!実は、わたしの初オペラが『こうもり』でした。
その時もすごっく楽しかったのですが、今回はちょっと若手組な座組み
(オペラの世界で座組みっていいのかしら?)いやプロダクションか(笑)
皆さん若々しくて、軽やかで、もうわぁ~と最初から最後まで楽しさで溢れています。
お祭りのようにはつらつと楽しそうに演じられてる舞台から流れる
オモシロイ空気が客席を包みこんできます。
ファルケ博士の復讐って、言葉は怖いけど、その方法も結末も夜会の余興の一つのように
シャンパンの泡のようにはじけっぱなし♪
その華やかな第二幕は、公爵の夜会の場面。
一つの部屋がキューブのような作りになっていて、次の間に移る場面では
下手からもう一つのキューブが現れ押し出されたと当時に
夜会に参加されてる方々がぞろぞろとキューブからキューブへと
移動されて場面が変わっていく・・
大きなセットの動きに客席からはどよめきと拍手が起りました。
これは見事な見せ場の一つでした。

あっという間に第三幕。
今まで黒いジャケットで指揮をされていた大植さんが白いジャケットにお着替え(*^_^*)
で、アイゼンシュタイン氏の代わりに牢獄に入れられたアルフレードは、ここでも歌いまくり(笑)
そんな歌声が頭にキーンときちゃう酔っぱらいの看守フロッシュ(櫻井章喜さん)。
そーなんですよ!ここで登場の文学座のさくさんなのであります。
アルフレードの爆音量の歌声に吹き飛ばされ、おろろろっ~♪と転がるフロッシュ
ほとんどコント(*^_^*)
ほっぺが赤くてキュートで丸っこいフロッシュ!
足元ふらふらでごろんごろんYeah~!(*^^)v
フロッシュが気持ち悪い~(><)とオケピに向かうと、受け止めてくれちゃうオケの人たち(笑)
コミュニケーション最高!

さくさんとだちょんさんの夢の競演を観れて幸せ♪
見事にさくさん、華やかなソリストデビューを飾りました。
終演後にお会いした、さくさんったら、立ち姿が妙に綺麗で(笑)
全てが、めちゃめちゃ楽しかったとおっしゃっていました。
「普通にみんなすごく歌上手いんだよ(笑)」・・・・。
この日は千秋楽、この後は打ち上げということで
だちょんさんは「朝までさくさんと一緒♪(笑)」
このお二人、めっちゃ波長が合ってます

綺麗な共演者の方々に声を掛けられて
満足そうに幸せそうなさくさんの姿を拝見しちゃうと
本当にさくさんを愛して下さって感謝感謝でした。
またぜひ近い将来、こんなに素敵なオペラと芝居の競演を魅せて欲しいです。
楽しいオペラありがとうございました!

2/20(水)~24(日)まで in 東京文化会館
by berurinrin | 2013-03-06 23:11 | 観劇感想

札幌えんかん主催公演『モジョミキボー』 

札幌えんかん主催公演『モジョミキボー』 in かでるホール(3/1)

作  オーウェン・マカファーティー
演出 鵜山仁
出演 浅野雅博/石橋徹郎

1970年初頭の北アイルランド・ベルファスト。
橋を渡ってやってきた少年モジョ(浅野雅博さん)は、公園で一人、棒で穴を掘ってる少年ミキボー
(石橋徹郎さん)と出会います。
子供同士仲良くなるのに理由はいりません。
ギャングの誓いを立てた二人は、その時から無二の親友になります。
ある日、二人は映画館で『明日に向って撃て』のブッチとサンダンスに憧れます。
二人は、映画の中のブッチとサンダンスのようにオーストラリアへ思いを重ねます。
モジョミキボーPV

ぐったい♪ぐっだい♪
とうとうイカした奴らは海を渡っておーすとらりあ・・もとい北の大地、札幌上陸!
そもそも今回の再演の起爆剤となったのは、この札幌公演があったからこそ。
札幌えんかんの役員の方々が、下北沢の初演をご覧になって
「ぜひ、札幌で!(500席の会場で!)上演して下さい」
OFF・OFFシアターは約80席のスペースで演じていた彼らを500席のホールで!!
この話を初めて聞いたのは、かなり以前の話f(^_^;)
びっくりしたと同時に札幌えんかんの懐の広さに感動と共に嫉妬心も湧きました。
いいなぁ~札幌★
おかげで再演を観ることができて、皆様、ありがとうございますm(_ _)m
去年の12月に『モジョミキボー』のPRの一環で
鵜山さんが札幌えんかんに招かれて講演会をされた時
外部なのに参加させて頂き、飲み会にも声を掛けて下さり
事務局や役員の皆様のさりげないお気遣いや温かく迎えて下さる姿勢に
すっかり感動してしまって、また来ちゃった(笑)
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 羽田に向かう車窓の景色・・みなとみらい地区のランドマークタワーの後ろに富士山♪

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 札幌~ホテルの窓から
 
丁度、これから通しが始まる・・そう鵜山さんから教えて頂いたので、
(自分が)お腹も空いた事だし、何か(自分の)小腹に優しいものを(勝手に選んで)
差し入れしながら、会場の場所の下見をしましょうと
札幌駅からテクテク・・
人が、あんま歩いてないなぁ~
で、迷った(笑)もうお約束です・・・トホホ~札幌駅から徒歩30分(笑)
会場に到着したら、札幌えんかんの役員の皆様がロビーで打ち合わせ中。
お久しぶりのご挨拶をして、早々に退出。お邪魔をしてはいけませんからね。
かでるホールの近くには、旧札幌道庁がありました。
せっかくなので、観光してきました。

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赤レンガ作りの重厚な建物。色合いもそうですが、地元・横浜に似た建物が多いですね。
カラスがすごい。カーカーじゃなくてギャーギャーいる(苦笑)。
北海道庁の木に札幌市のカラスが集合ってな感じ。ちなみに夜も元気に鳴いてました。

それにしてもやっぱり人があんま歩いてないなぁ~と、
前の人が地下に降りて行ったので、くっついて降りてみたら
いやぁ~人がいっぱい歩いてる(*^_^*) そっかぁ寒いからねっ
てなわけで、横浜から履いてきたスノーブーツは
おのぼりさんの象徴みたい(笑)だって地元の人、普通にミニスカートだし
ぷらぷらとしばし地下街を散策して、ワゴンで出店していた
芯以外は全て木で出来てるボールペンを買っちゃった。
面白いですね~折れたドラムステックを再利用して作ったそうです。

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ホテルに戻って差し入れしたクリームパンをパクリ美味~♪クリームパン大好き
TVをつけたら札幌駅前でファイターズのイベントを中継していて
窓から下を覗くと、そのイベントやってました。

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そして改めて、かでるホールへ徒歩10分程(苦笑)
ロビーに鵜山さんイター!かっこいい~!きゃぁ~(すいません)
だってかっこいいんだもん
なんかにこにこしながら「まぁどうぞ」って、
ワタシをさっさと客席に追いやろうとしてますか?!って事は、またなんか企ててますか?
くくくっと客席に入ると、うわぁ広い会場~!広い舞台!
OFF・OFFシアターでは、きゅっきゅっとしていた壁面の舞台セットが
ずーんと伸びて、両側には、大きさの異なる脚立や倉庫とかで荷物を積んで動かす荷台(?!)を配置。
そこにあるもので、すでにあるものを魅せてくれた気がして、なんか胸がくすぐったくなりました。
こうきたかぁ~楽しいじゃないですか(*^_^*)
そうそう、ブランコの裏は、よくわからなくてf(^_^;)
後で聞いたら「火気厳禁」の絵を描いたそうです(作:乘峯雅寛さん)
今回ちょっと難しい(笑)客席広いからねっ
すぐ側に看板があったそうです。

やっぱここでも、ぎこちない二人のかみ合わない口上(笑)
暗闇から浮かび上って並んだ二人の青年。モジョとミキボー
ここからはノンストップで彼らのひと夏の冒険譚。
小さなOFF・OFFシアター、同じ規模の大阪インディペンデンスシアターを駆け回った彼らが
今500人もの収容するホールを走り回って丘転げまわって・・
舞台に集中しようにも色んなシーンが浮かんで、半泣き笑いな感じで参った参った
楽しすぎて面白すぎて切なすぎて・・なんもいえない
イカした男たちは、ここの地でもイカしてました。
初演では、どちらかというと浅野さんがストリーテラー的な役割もあるので、
どうしても一歩前で演じてる気がしましたが、
今回の再演では、お互いの演じる人物のシーンを膨らませた結果、
自然に上手く配分し合えてる関係ができたのかもしれません。
まさにモジョミキボーであり、ミキボーモジョのお話ですね

映画の上演シーンは、上からスクリーンがおりてきて、正真正銘の映画!最高じゃん
鵜山さん演じる保安官のシーンでは、かっこよすぎて眩暈が(笑)
そーいえば、バットマンの後のツ●爆弾。
男女の声が入れ替わっているのわかりましたか?あれはきっとほかの観客に向かって
モジョとミキボーがいたずらしたのでしょうねぇ~
グミのくちゃくちゃシーンは、舞台から客席に座って語るスタイルでしたが
ブランコは、客席から近くに設置してあったので、リアル感が伝わったと思いました。
ちなみに私は、石橋さん演じる赤いスカーフのストリートガールたちが、
モジョに撃たれるシーンが大好きで、毎回ツボでした。
あり得ないお下品さっぷりですが、吹き出してました。

お隣の席の男性は、終わった後に長くて深いため息をついていました。
きっと集中してご覧になっていたのでしょう
後のご夫婦は「北アイルランドだものね・・」きっと紛争を
リアルタイムでご覧になっていたのでしょうね
客席の会員の皆様の集中度がとても高くて、笑いのツボはしっかり楽しみ
かつ静かに貪欲にぐっと舞台を食らいつく感じで客席の雰囲気も最高でした。
いやぁよかったよかった。
同じ会場では、以前追っかけで、さんざんお世話になった旭川演鑑のAさんが
いらしていて終演後、ご挨拶ができました。
北海道に遠征☆とわくわくしちゃうのは、Aさんとの出会いから始まりました。
札幌もそうですが、ウエルカムで迎えて下さる北海道の皆様の温かさ・・胸に沁みます。
またいつか行きたい旭川・・・この日は戻られるそうで、帰られる後ろ姿を見送りました。
鵜山さんも残念そうでした

終演後は、交流会が近くのイタリアンレストランで行われました。
鵜山さん、浅野さん、石橋さん始め、翻訳の平川大作さん、
美術&舞台監督の乘峯さん、演出助手&舞台監督の的早孝起さん、照明の中山奈美さん、阪口美和さん
制作の橋本さん、音響の杉山さんとすごいメンバーが揃いました。
えんかんの皆さんってば、人懐っこい人たちばかり
にぎやがで和気藹々として、本当に楽しい時間を過ごせました。
最後に、鵜山さんがスタッフの全員を面白おかしく紹介して下さったり
浅野さんが、札幌公演に対する感謝の言葉にきゅん♪
石橋さんのモジョミキに対する熱い思いとか、本当に札幌公演の実現が
どんなに彼らにとって素晴らしくて誇らしい出来事だったのかと思うと
それだけでお酒が呑めちゃって、ちょっと酔いました~
その上、鵜山さんの同期生さんもいらしていて、びっくり!
「あの方がx州さん?!」
「違うx州じゃなくて、遠州さん」「x州じゃないよぉ遠州さんだよぉ」と
うとえを間違えただけなのにぃ~。ちょっと酔っぱらっていたので、口が回らない私をいじめる
ご機嫌さんな鵜山さんでした。
素敵ですよね~遠くの地での再会なんて♪

そんなこんなで楽しかった『モジョミキボー』!
ベルファストからボリビアへ
東京から大阪、福島、札幌へ
鵜山さん「後30年やる」って言ってたし、ブランコも椅子もとっとくって(*^_^*)
また近い?!将来の再会を楽しみにぐだーい!ぐだーい!ぐだーい!

3/1(金)~2(土) in かでるホール
by berurinrin | 2013-03-02 23:37 | 観劇感想