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桐朋学園芸術短期大学芸術科・ステージクリエイト専攻7期卒業制作朗読劇『幻影図書館』

桐朋学園芸術短期大学芸術科・ステージクリエイト専攻7期卒業制作
朗読劇『幻影図書館』 in 調布市せんがわ劇場(2/11)

企画指導 勝山康晴(客員教授、コンドルズプロデューサー)
企画  桐朋学園芸術短期大学芸術科・ステージクリエイト専攻7期


『鞄』原作:安部公房(新潮文庫「笑う月」所収)
求人広告を出していた店の主人(川辺邦弘さん)のやってきたのは、大きなカバンを抱えた一人の青年(太刀川亞希さん)。
どうやら鞄に導かれて、ここにたどり着いたという。
納得いかない主人は、カバンを預かることにします。
カバンを持った途端、主人はカバンに導かれるように歩く方向を定められていきます。 

 
『月の光』原作:星進一(新潮文庫「ボッコちゃん」所収)
  五十歳近い品の良い男性が、秘密の部屋で人知れず飼うペット。それは十五歳の混血の少女。
赤ん坊の時から大事に育て上げたこのペットには言葉は分からない。
  ある朝、いつものように出勤した男性が交通事故に遭い入院してしまいます。
男性の召使がペットに食事を与えようとしても少女は、食事を取りません。
男性が入院先で息を引き取ったとき、同じようにペットも息絶えたのでした。(太刀川亞希さん)

『瓶の中の鳥』原作:寺山修二+宇野亜喜良(アートン「瓶の中の鳥」)
  ある日、突然人が鳥になるという現象が起こりました。
  世間は大パニック!
  恋人同士、夫婦、親子、先生と生徒・・が、鳥と人間とに切り離される悲劇が起こります。
  現象はどんどんエスカレートしていきます(亀田佳明さん)

いわゆる卒公なのですが、俳優以外のすべてが卒業制作なんだそうです。
なので、企画、構成から舞台セットや美術、照明、音響、演出・・いやぁユニークですね。
そしてびっくりのレベルの高さ。
幻影図書館というだけに、ゆがんだ本棚が並ぶ、摩訶不思議で幻想的なセット。
この本棚がすごい。どうやって作ったんだろう?!ぐにゃってして中には、本物の本が入ってるし
作るの大変だっただろうなぁ~
で、小道具のセットもすごい
朗読の中に登場するものがすべて揃えたのかしら??と思うほど、
溢れるように小物たちがセンス良く飾られています。
時に遊び心を加えられた3つの不思議な作品を、朗読の基本的なスタイルを崩すことなく
シンプルに演出されているのも
とても好感が持てるし、私たち観客の想像力にゆだねてくれる謙虚さも伝わってきて
卒業制作という枠を超えた一つの芸術作品を魅せて頂きました。

改めて唯一卒業制作ではないのは、3人の俳優たち。
文学座から太刀川亞希さん、川辺邦弘さん、亀田佳明さん。
当初unksにオファーがあったそうです。そこんとこ自体、お目が高い生徒さん達♪
まぁ~でもunksのメンバーは超人気俳優陣なので全員揃うにはスケジュールが合わず
最終的に彼ら三人になったそうですが、この方々も人気共に実力派!
卒公のゲストとしては超豪華じゃないですかぁ~!

気軽に語りかけるような親しみやすさのリーディング
自然体に語るのは太刀川さん。
そして温かく包み込むように亀さまの声・・
小さなホールが一つの宇宙のような広がりを持った気がします。
一時間ちょっとの短い時間でしたが、とても貴重な時間を共有できて幸せでした。
ただ、ラストの紙飛行機がわんさかと袖から俳優たちの居る舞台に向かって飛んできて
怪我でもしたらどうしよう!?と、あわあわしちゃいました。
現に当たっていたし(><)
飛行機の先端をちゃんと折って、くれぐれも上から下にお願いしますm(_ _)m

終演後はなんとミニアフタートーク付!
司会はもちろん生徒さんで美術を担当された女性の方でした。
ラストのわんさか飛んできた紙飛行機の中に、質問やアンケートが書き込まれていて
それを出演者の3人が、広げながらの読み上げるという面白い志向でした。
亀様がフォローして、川辺さんがボケ(笑)で、やっぱり自然体の太刀川さん(笑)
彼らもこの見事なセットに感動したようで
川辺さん「びっくりした」
亀さま「完成度が高い」と、べた褒め状態。
タイトル『幻影図書館』通りに、普通じゃない図書館をイメージされたそうです。
ついでに、希望があれば差し上げます(笑)とプレゼント企画?!も

『月の光』で、もし自分だったら登場人物の誰になりたいか?という質問。
亀さま
「書かれ方が耽美で綺麗。現実はかなりエグイ。15歳の少女をおじさんが監禁しちゃう。文体は見事」
太刀川さん「少女は絶対いや」
川辺さん「少年でもいいよ(笑)」
すると太刀川さん「私が主人で、少年?!」
川辺さん「おかしいよ。絶対関わりたくない」
亀さま「やだ。何にも関わりたくない」
川辺さん「俺も全く同じで、主人やりたい(爆笑)」

『瓶の中の鳥』の中で、むぎとさきという恋人同士がいて、突然相手が鳥になってしまいます。
悲観した相手の目の前に、2度だけ願いを叶えてくれるという伝説の神様「二度神さま」が現れます。
ところが、それぞれが人間と鳥と姿を変えて欲しいと願った事から、再び鳥になった相手は人間に
人間は鳥にと姿を変え、2度願いを兼ねた「二度神さま」は姿を消してしまうという悲劇が起こってしまう
エピソードがありました。
そのエピソードが、「はかなくて印象に残ってる」とおっしゃった川辺さん。
太刀川さんも「すごく好き。みんなで合唱して先生が鳥になるのも好き」
劇中、みんなで合唱してる最中に先生が、鳥になってしまうエピソードがありまして
このステージクリエイト科の学生さん達が、登場して歌をご披露して下さいました。
「舞台に立ってやる人たちではなく、舞台を支えてくれる人たちなので恥ずかしかったんでは・・」と
太刀川さん。
「今、二度神さま会って叶えて欲しい事は?」
太刀川さん「人以外の色んなモノと話せるように」
川辺さん「(太刀川さんに)普段からやってない?!(笑)」
亀さま「叶えられる願いを増やしてもらいっていうのはダメ?」そりゃ駄目でしょう(笑)
川辺さん「ドランゴ○ボールみたい(笑)」


『鞄』・・どんな鞄が欲しいですか?

亀さま「永遠にものを入れられるカバン。取り出せない?!(笑)いや、自分の意思があれば大丈夫」
太刀川さん「どこどこに行くとしたら、用意ができてるカバン」
川辺さん「(太刀川さんに)何を言ってるんですか(笑)」
「そもそも『鞄』って面白くって、どういうチョイス?」と聞かれる川辺さんに対し
みんなで出し合って多数決で決められたそうです。

最後に3人の感想
太刀川さんから、4.5回位で一つ一つ話の展開に迷いながら稽古をされたそうで
探り合いながらできて楽しかった。と、おっしゃいました。
そんな太刀川さんも桐朋学園卒だそうで、
「普段見えないところが卒公なので、面白い経験でした。」
亀さま「限られた稽古の中で、どれだけ遊びを探れたのが楽しかった」
川辺さん「やっぱり学生と作るので、最初一回打ち解けたら、わーと(笑)
(学生たちの)意思がいっぱいあったので、しっかりした卒業制作になった」

と、約20分位のアフタートークでした。
終演後は、先日の長野ツアーに同行して下さった文学座ファンの方、
京都のおーらかねーさんことYさんと
再びの再会★わーいわーい状態でした。
それにしても、初めての劇場で相変わらず、うろうろ迷う私と
初めてにもかかわらずに、さくっと登場されたYさん★情けないなぁ~(苦笑)

ふと、ロビーに登場された亀さま、なんかチョコをいっぱい持ってる(笑)
そうそう・・もうバレンタイ近し
「いよぉ!このぉ~モテ男!」と言ったら、「ほれほれっ」とばかりに手を出しての催促(笑)
もう亀さまったらぁ~♪お茶目なんだから(笑)
亀さまのキラキラのおメメには、到底勝てませんから~
持っていたペットボトルのジュースをプレゼントさせて頂きました。
(亀さまファンの皆様ご安心を、もちろん未開封ですからっ!!)

そんな亀さまから、実は初めましての川辺さんをご紹介して下さいました。
なかなかお話する機会がなくて、でも川辺さんの演技はいつもきゅっと印象に残ります。
あの・・きっとした眼差しは、ちょっと怖いイメージがあったのですが
普段の川辺さん、親しみやすくて別人(笑)素敵な方でした。
舞台では、いつも大きく見える川辺さんですが、近くにいらっしゃると意外ときゃしゃな方で
俳優さんって、ほんとすごいなぁ~と感動してしまいました。
川辺さんは、次回アトリエの会『NASZA KLASA(ナシャ・クラサ)私たちは共に学んだ』に
亀さま共にご出演ですが
その次は、『ヘンリー六世・三部作』に続いて・・うふふっ♪鵜山仁さん演出の
新国立劇場『リチャード三世』ご出演です。
切れ味するどい暗殺者!見事に演じられるかと思うと、今からわくわくなので~す
ぐれぐれのお怪我(笑)のないように頑張って下さいねっ

2/11(土)、12(日) in 調布市せんがわ劇場
by berurinrin | 2012-02-26 16:11 | 観劇感想

こまつ座第96回公演・紀伊國屋書店提携『雪やこんこん』

井上ひさし生誕77フェスティバル‘12第2弾
こまつ座第96回公演・紀伊國屋書店提携
『雪やこんこん』 in 紀伊國屋サザンシアター(2/19)

作  井上ひさし
演出 鵜山仁

昭和20年代の12月の中旬・・
と、ある湯治場の旅館に併設された芝居小屋。
紆余曲折を経て興行の為に現れたのは、
座長・中村梅子さん(高畑淳子さん)率いる中村梅子一座のご一行。
彼らの世話をして下さるのは、元役者の女将・佐藤和子さん(キムラ緑子さん)。
ところがこの二人の関係が、ふとしたきっかけで感動の再会となり・・・

ずっとずっと観たかった『雪やこんこん』の初日の幕が開きました!!
この作品は今から25年前・・なんと鵜山さんのこまつ座デビュー作!
そして13年ぶりの再演なんだそうです。
当時は、なかなか台本が上がらず、それはそれは大変だったそうですが
いやぁ~俳優が語る台詞一つ一つが、雪の結晶のようにキラキラ輝いて見える程
名台詞がわんさか・・本当に本当に素晴らしいというか、めっちゃすごい作品です。
こんなに笑えて泣ける芝居・・・まさに痛快!最高の気分になりました!
こんな舞台観たことない・・・面白かったなぁ~

「雪やこんこん」・・・なんてかわいらしいタイトルのはずが・・
雪が、ぐぉ~(笑)えーって
こんなファーストインプレッションって・・まじびっくらしたぁ~(笑)

楽屋で、梅子さんの演じる劇中劇のおさらいのワンシーン。
女、国定忠治の場面を見ながら、
むかーし、昔。テレビ中継で見た「国定忠治」劇中ちょうちんが燃えるシーンがありました。
新国劇が大好きだった亡き祖父とブラウン管に向かって拍手した事をふと思い出して、
なつかしくて胸が熱くなってしまいました。
その場面しか記憶がないのですが、もし生きていたら
しみじみと祖父と一緒に観たかったなぁ・・

生々しい舞台の裏側につきまとう厳しい人間模様が背景にあるにもかかわらず
目に前の舞台に立ってる彼らは、芝居に対して一途で真っ当でピュアで崇高な人たち。
なんてこんなに愛しいんだろ
いくつものどんでん返しに胸を躍らせながら
舞台の芝居がこんなに好きになっちゃったんだろう・・
スタッフもろもろみなさんのこと丸ごと応援したくなっちゃうんだろう
なんか自分の中の問い掛けの答えが見えた気がしました。
つーか、なんかふっきれた。
でもって、もっともっと鵜山さんを応援したくなっちゃった。へへへっ
わたしは、なんてすごい人のファンなんだろうって!

さて文学座からは、中村梅子一座の懐刀。久米沢勝次さんこと金内喜久夫さん。
金内さんの独特の台詞回しが、心地よく胸の中に入ってきます。
梅子さんと勝次さんの芝居のおさらいのシーンの間合いの見事さ!
笑いとしんみり感が、ぽわわ~んと舞台を包むというか・・素敵な役者さんです。

そして、一座のお目付け(笑)女将のスパイ(笑)そんな女中のお千代さんを
文学座研修科一年生の高柳絢子さん。
初舞台がこまつ座なんて、もう大変なプレッシャーだったと思いますが
のびの~びと元気なお千代さんで、とっても可愛かったですョ
この貴重な体験を糧に今後も頑張って欲しいです。

さてこの日は、初日。
終演後のロビーは、めっちゃ華やか★
実は、お会いしたい人がおりまして
その方とは『イロアセル』に続き、今回も鵜山さんを助けて下さった演出助手の斉藤栄作さん。
ご自身のブログ『栄作文』で鵜山さんのお茶目さん振り(笑)を沢山upして下さいました。
感謝感謝の栄作さんです。
まじ超面白いブログですよぉ~♪ぜひ検索してみて下さいねっ!
と、目の前に栄作さんがいらっしゃるのに声を掛けられない人見知りな私・・・。
なもんで文学座のイケメンマネージャーMさんが、引き合わせて下さいました。
あざーす!
『イロアセル』の時に、鵜山さん曰く、稽古場でドン引きされた(笑)というイベリコ豚のお話や
『雪やこんこん』のお稽古場で女優さんの呼び名で悩む鵜山さん(笑)
本当に可笑しくて、お千代さん並に(笑)ご本人に報告させて頂いていました。
個人的にお礼をしなくては・・と、ご挨拶ができて本当に嬉しかったです。
今後もどうぞ宜しくお願いいたします!!
・・・と、いつもの日課(笑)でブログを拝見したら思いっきりワタクシの事をupして下さっていました。
かなりテレちゃいますが、ありがとうございます!!
今後も楽しく読ませて頂きます!

そんな中の鵜山さんの初日のご挨拶。
初演の初日、満席で調光室から故・井上ひさしさんとご覧になった鵜山さん。
カーテンコールで席を立たれないお客さんを眺めながら「お客さんが席を立たれないじゃないですか」と
嬉しそうにおっしゃった井上さんとの思い出を感慨深く語っておられました。

2/19(日)~3/11(日) in 紀伊國屋サザンシアター
3/16(土)、17(日) in 森ノ宮ピロシティホール
3/19(月)、20(火・祝)in 川西町フレンドリープラザ
by berurinrin | 2012-02-25 23:34 | 観劇感想

巣林舎第11回公演『品川出世恋の景清』

巣林舎第11回公演『品川出世恋の景清』 in 北品川スペース楽間(2/3)

原作   近松門左衛門
台本演出 鈴木正光

平家滅亡後、命からがら落ちのびた悪七兵衛景清(細貝光司さん)は、
小野姫(鈴木理佐さん)を妻にしますが、宿敵・源氏に一矢報おうとその時期を狙っていました。
そして五年後、頼朝(佐藤大紀さん)が奈良の大仏再興工事の際に上洛することを
知った景清は、京に向かい愛人の阿古屋(滝沢花野さん)と子供達の住む場所に一旦は身を隠すことにします。
その事を知った阿古屋の兄・十蔵(飯塚弘喜さん)は、覚市(岡本正巳さん)の妻・おこま(小林咲子さん)を得る為
“褒賞金”目当てに景清を訴人するように阿古屋に申し出ますが断られます。
が、そこに景清の妻と名乗る小野姫が北品川から訪ねてきます。
正妻前とした小野姫に嫉妬した阿古屋は、兄に景清の居場所を伝えてしまいます。

第4回公演で『出世景清』についでの2回目の景清です。
当時の感想はコチラ(笑)熱田から舞台は北品川へ。
上演時間もだいぶ短縮されています。
この日は、北品川神社で節分があり出演者の皆さんがお参りに行かれたそうで
開演前にその戦利品(笑)を会場にプレゼントして下さいました。
お菓子に弱い私♪金平糖やらうまか棒やらありがとうございます。
また飴屋に扮した飯塚さんが、飴を配って下さったり・・なんかお祭り気分ですねぇ~
おかげで会場が、なんとなくざっくばらんな気軽な雰囲気でいい感じです。

始まる前に、演出の鈴木正光さんから簡単な解説をして下さいました。
この『出世景清』は、もともとは浄瑠璃としての作品だったそうです。

うっやっぱり、どうしても劇中の北品川という地名がなじまない(苦笑)
まっそれは置いておいて(苦笑)
今回は、圧倒的に景清を中心に、話をコンパクトにまとめていただけにわかりやすかったと思います。
壇ノ浦の合戦に間に合わず、幼い主君を守り切れず、主君の首を大事に復讐の機会を狙うことを
生きがいにしての景清。
でもそこんとこは生身の男性で、京に戻ったついでに、ついつい昔の恋人と子供に会いに行っちゃうから
女同士の嫉妬が炸裂、悲しい悲劇が生まれます。
子供が出来ない正妻と、子供がいても正妻になれない二人の女性の哀しさ・・・

景清演じられたのは、文学座の超二枚目スター細貝光司さん
細貝さんは、持ち前の色気と真面目さで美しい悲劇のヒーロー景清を誕生させられました。
まぁ細貝景清じゃ、二人の女性が嫉妬に身を身をやつしてしまうのもショウガナイ。
正妻・小野姫を守る為に捕まり、その牢獄で自分を裏切った愛人・阿古屋さんには容赦なく罵倒する景清。
絶望の果てに二人の子供と共に自害する阿古屋。
失ったものの大きさに衝撃を受ける景清の叫び声は、だれもの胸を打ったはずです。
観音菩薩の庇護を受けて無事に無罪放免となり、頼朝の前で朗々と語るのは、源平合戦の一コマ
これまた素敵!
恩赦により許された身とはいえ、宿敵・頼朝を見ちゃうとつい殺したくなっちゃうから、
見れないように自分の目を潰しちゃいますからっ!!ぐさっ(><)
自ら傷つける景清・・
こんだけ喜怒哀楽、激しい人生を演じられるのって観ていても楽しいです。
それに動きがしなやかで、人目に付かないように、つけていた頭巾を取るしぐさの美しい指先・・
ちょっと今回は、細貝さんヤバすぎです(笑)
一瞬くらっとしつつも・・私は一途なオンナなのですf(^_^;)

そして目が見えない覚市さんを演じられたのは、岡本正巳さん。
なんか秘め事を隠して人のよさそうな人物を演じられるのは、岡本さんならでは(笑)
目にハンデのある方々は、その中でもピラミッド式の出世街道があって
最高位は、検校という位(こまつ座で有名な『藪原検校』の検校ですねっ)
お金が物をいう世の中、位を買うために、ひたすらこつことお金を貯めていますが
妻の死によって目が見えてしまう・・
視力を失う景清との対比もなんか不思議な縁です。

と・・とっても満足したのですが
でもやっぱどんなに俳優が懸命に演じても、舞台機構に難があるのが切実な問題で
例えばクライマックスシーンの効果音
客席すぐ近くで、高音の鈴の音や金属音がしゃしゃらかんかんと響くと違和感で気になるし
舞台がなぁ・・その狭さ・・・俳優が体を斜めにして袖に入っていくのが気の毒で・・
衣装のセンスも・・
と、いい芝居だっただけに、言いたいことも多々ありまして・・
芝居を上演し続ける難しさをひしひしと感じてしまうのでした。

終演後、座長の細貝さん(笑)と劇中、我が子・自身だけでなく携帯をも水没させたという
罪深い女(笑)花野ちゃんとしばし雑談。
いやぁ~細貝さんって、普段は華奢なイメージがあるんですが、
舞台姿は大きくて貫禄たっぷり魅力的すぎます(笑)ご自身からも色んなアイデアを提案されて
総体的に舞台をみられつつ、主役として引っ張る細貝さんの力はすごいなぁと思います。
花野ちゃんも細貝景清に全身全霊で必死に食らいついている姿は、とても感動的でした。
また新たな人生をスタートさせるそうで・・花ちゃん頑張れ!!

1/26(木)~2/5(日) in 北品川スペース楽間
by berurinrin | 2012-02-04 23:21 | 観劇感想

2月~の主な外部出演

★原康義、今村俊一『下谷万年町物語』1/6~2/12シアターコクーン(Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999)
★鈴木正光(演出)、岡本正巳、細貝光司『品川出世恋の景清』1/26~2/5品川宿楽間(巣林舎090-3690-5874)
★山谷典子(作)佐川和正、山谷典子『名も知らぬ遠き島より』2/9~14サイスタジオコモネ(03-5375-1118双葉&サイスタジオ事業部)
★鍛冶直人、松山愛佳『種をまく人』2/11~12プリズムホール(プリズムホールチケットセンター072-924-9999)
★太刀川亞希、川辺邦弘、亀田佳明『幻影図書館』2/11,12調布市せんがわ劇場(桐朋学園芸術短期大学芸術科・ステージクリエイト専攻7研究室03-3300-2078(10:00~16:00土日祝を除く)
★若松泰弘(演出)『七本の色鉛筆』2/16~19ART THEATERかもめ座(かもめ座03-3393-4058(当日のみ)
★粟野史浩『ロマンサー夜明峠』2/23~3/4シアタートラム(Habanera03-5489-3740(平日11:00~18:00)
★鵜山仁(演出)、金内喜久夫、高柳陶子(研修科一年)『雪やこんこん』2/19~3/11(こまつ座03-38762-5941)☆文学座支持会・パートナーズ倶楽部会員特別割引あり詳細は→こまつ座03-3862-5941
3/16,17森ノ宮ピロティホール(キョドー06-7732-8888)3/19,20川西町フレンドリープラザ(遅筆堂文庫プロジェクト0238-46-3311)
★藤原新平(演出)、鈴木秋弘、細貝光司『俺たちは志士じゃない』2/29、3/1大田文化の森ホール(蒲田演劇工場03-3732-1167)
★松井工『野毛 武蔵屋~三杯屋の奇跡~』3/2~7横浜ランドマークホール(横浜夢座事務局045-661-0623(受付時間 平日10時~18時))
★永川友里『ジレンマジレンマ』3/3~11中野ポケット(ぷれいす03-5468-8113(平日11:00→18:00))
★石橋徹郎『パーマ屋スミレ』3/5~25新国立劇場小劇場(ボックスオフィス03-5352-9999)
★西川信廣(演出)、高橋広司『9時から5時まで 9to5』3/9~18銀河劇場(コマ・スタジアム03-3202-5400)
★大場泰正『竹本綾之助物語』3/20~22紀尾井小ホール(紀尾井ホールチケットセンター03-3237-0061)
★西川信廣(演出)、押切英希、星智也『にわか雨、ときたま雨宿り』3/23~27恵比寿エコー劇場(後報)
★松岡依都美『菊次郎とさき』3/24,25シアター1010(シアター1010 03-5244-1011)3/28~4/1新歌舞伎座(コマ・スタジアム03-3202-5400)4/6~28博多座(博多座092-263-5555)
★栗田桃子『トノに降る雨』4/13~22シアタートラム(劇団東京ヴォードヴィルショー03-3227-8731)
★高瀬久男(演出)廣田高志、城全能成、斉藤祐一、南拓哉『王女メディア』4/11~15世田谷パブリックシアター(東京音響03-5774-3030)
★たかお鷹『エンロン』4/13~29天王洲銀河劇場(ホリプロ03-3490-4949)
★山本道子、石田圭祐、浅野雅博『闇に咲く花』4/19~29紀伊國屋サザンシアター(こまつ座03-3862-5941)
★粟野史浩『負傷者16人』4/23~5/20新国立劇場小劇場(ボックスオフィス03-5352-9999)
★原康義『ロミオとジュリエット』4/29~5/27赤坂ACTシアター(サンライズプロモーション東京0570-00-3337)
★鵜山仁(演出)、渡辺徹『シズウェは死んだ(仮題)』5/10~6/3赤坂RED/THATER(地人会新社03-3354-8361)
★荘田由紀『ローマの休日』5/11~13梅田芸術劇場シアタードラマシティ(梅田芸術劇場06-6377-3888)5/23~27天王洲銀河劇場(銀河劇場チケットセンター03-5769-0011)
★鵜山仁(演出)、金内喜久夫、石橋徹郎『日本の面影』7/12~25俳優座劇場(oh!can03-35607623)


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by berurinrin | 2012-02-03 23:57 | 外部出演

文学座3・4月アトリエの会『父帰る』『おふくろ』のお知らせ  

文学座3・4月アトリエの会『父帰る』『おふくろ』のお知らせ  

『父帰る』

作 菊池寛

『おふくろ』

作 田中千禾夫  

演出 江守徹

日時 3/19(月)~4/2(月)
     ★アフタートーク 
      3/23(金)19:00終演後
3/30(金)14:00終演後

出演  南一恵、つかもと景子、秋山友佳
    戸井田稔、植田真介、内藤裕志

於   文学座アトリエ

前売開始予定  文学座:2/18(土)

          
入場料  4,000円(当日4,300円) 
      ユースチケット2,500円(文学座のみ取り扱い)   

チケット取り扱い   文学座チケット専用0120-481034(10:00~17:30日祝除く)
              電子チケットぴあ0570-02-9999
              e+(イープラス) http://eplus.jp/ bungakuza(PC.携帯共通)
              文学座H.P http://www.bungakuza.com(Gettiiより)
              ★当日券は、公演の3時間前より
                  03-3353-3566(文学座当日券申込専用)★

問い合わせ:文学座  TEL.03-3351-7265(10:00~18:00日祝を除く)

江守さん初のアトリエ演出だそうです。
3.11以降、家族の在り方ってなんだろう?って考える事が多くなったと聞きます。
決して派手な作品じゃありませんが、今一度、私たちは振り返って立ち止まって
過去から今を見つめなおす・・そんな時期が来ているのかもしれません。
アトリエの空間の中で、何か失いかけた大事なモノを見つけられるかもしれませんね
by berurinrin | 2012-02-01 22:55 | 文学座公演情報