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『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』バックステージ見学&ミニ交流会

7月アトリエの会『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?
終演後にバックステージ見学&ミニ交流会が行われました

何気に3回目観劇の『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』。
だんだんヒートアップしてきて、それはそれは面白くなってきていますョ。

愛の摂理に悩む家族とその友人の苦悩
彼らの幕引きに待ち構えている結末
ドキドキしながらもあまりにも極端な愛ゆえ、どう対処したらいいか?
もう笑うっきゃない・・喜怒哀楽・・突き詰めると笑いなんだなぁ~と
思ってしまいます。

中学高校と通っていた学校は、緑の多い学校で併設してある修道院では
シスター達が畑を耕していたり、果物を植えたりして
なぜか山羊も飼っていて、朝の登校時に草を食んだりしてました。
山羊・・けっこう凶暴で、ちょっとからかうと
ものすごい勢いで追っかけきて、背中めがけて突進してくるんです。
でお尻や背中に頭突きをされてバランス崩して転んじゃったり、山羊やばいです(笑)
これは、命に関わると(笑)なんとかしなきゃと
当時は、シスターの栽培したみかんを盗んで、スクールバックに詰めて学校で食べたりしていた
ちょっとやんちゃ盛りだったので
友情を深めようと、その山羊にティシュペーパーを食べさせてみたら、食べちゃうもんで
面白くて毎日食べさせていたら
シスターに見つかって、ものすごく怒られました。

あ~山羊つながりで、前置きがすみません
さて、この日の終演後は、バックステージツアーが行われました。
バックステージツアーは、パートナーズ会員の方に知り合いの方がいらしたら
同伴可能なので、なかなか目にすることのできない舞台の裏側をみせて頂けるチャンス!
機会があったらぜひ!面白いですよぉ~(*^_^*)

丁度、舞台の上では、スタッフの方々が掃除機や箒で清掃中。
劇中、マーティン・グレイ(今村俊一さん)の浮気相手を知った妻・スティービー(富沢亜古さん)は
怒りにまかせて、居間に飾っていたお皿や花瓶、置物を投げつけて壊しまくります(笑)
その芝居中に投げられるお皿や花瓶、置物の残骸を掃除されておられるのでした。
初日、舞台正面で拝見しておりましたら、破片が足もとに転がってきて
よくよくみると断片が土?!
素焼きにする前の段階の乾燥させた土の状態のものを使っているそうです。
あるスタッフの方のお母様が、陶芸をされておられるそうで
お皿や花瓶・・と、形を作って頂いているそうです。
舞台上にちらばる破片なので、実際の陶器を使うと大変危険という配慮の元。
色々実験をされたそうです。
とはいえ、固めた土なので、やはり上に膝とかついてしまうと痛いらしいですが
まぁ、人の力のほうが勝る強度との事です。
舞台両側に飾っていますが
割っていいものとダメなものと区別されてるそうです。

さて、舞台上ではまだまだお掃除中ですが
お疲れなのに出演者の方々が、姿を見せて下さいました。
今回翻訳された添田園子さんのご挨拶に続き
しばし質疑応答タイム♪
緊張しいで、普段は質問なんてできないのですが
最近、どうも会話を振られる事が多い気が・・f(^_^;)
ならばと・・今村さんが、お稽古場で、妻スティービーと恋人のシルビアの名前を
言い間違えちゃった事が、実は、面白かったんですが、
ちょっと心に引っかかっていまして
最近になって、「マーティンの中の愛情の比重が同じだからこその混乱なのでしょうか?」と
ずーずーしくも伺ってしまいました。
「奥様への愛とシルビアへの愛は別物」愛情を混在するには、奥様に申し訳ない・・と
まさにマーティンらしい今村さんご返事を頂きました。
「スティービーのスとシルビアのシが、同じような発音なので間違えちゃう(笑)」と
彼の親友ロス役の若松泰弘さん。
確かに音が似てますね。

今村さんと亜古さんのバトル合戦で、お二人の喉のケアを心配されたお客さまに対して
「喉から血が出た」と今村さんf(^_^;)プロポリスとか自然なものでケアをされてるそうです。
反対に何にもされないと亜古さんは「犬の声帯を持ってる(笑)」と
今まで病院に行ったことがない・・と、すご~い亜古さん。
そして最後に息子ビリーを演じられた采澤靖起さんから
ご挨拶をうかがってから
念願のシルビアに会いに(笑)上手舞台袖に・・

すると、いましたそこに・・・横たわったシルビア。
半目で、かつては真っ白だったそうで
今はすっかりその姿は、泥や埃にまみれ・・
喉からは、ざっくり切られた傷口もリアルで、血糊もだっくだくf(^_^;)
側には、すたっふ~(笑)の西本由香さんが説明をしてくれました。
特注でお願いしたもちろんぬいぐるみさんです。
敬意をこめて、そっとひずめに触れされて頂きました。合掌

ふとシルビアから目線をあげると「やぁ、スティービー」と
書かれた白い紙が貼ってありました。
ロスの第一声?!面白い~(笑)
それにビリーがプレセントした小鳥の置物もありました。

客席に戻ると、わーいわーい演出された鵜山仁さん♪
やっとご到着です!間に合ってよかったでぅ
今度は、質疑応答中心の鵜山さんと添田さんとプチ交流会が行われました。
不思議な舞台セットだけに、質問もおのずとセット中心になりました。
演出のご苦労ということで、やはり置物の壊すことの実際とウソの違いで
粉砕することで演じてる方も観てる方も達成感があるんじゃないかと
けれどそこもウソの世界が混じってるわけで、それが客席にどう伝わるかが
よくわからないと、おっしゃる鵜山さん。
よくよく考えてみると、実際自分で「えいっ!」って壊した事がない・・
せいぜい手を滑らせてコップやお皿を割る程度の日常なので(それはちょっちゅうf(^_^;))
なので、こうなると見せて頂ければ、おのずと信じちゃうもんですね。

照明が綺麗・・というお客様からの感想がありました。
そう冒頭のグリーンの照明が、ふあっと綺麗ですよね
鵜山さんが、照明の技術が発展していてLEDを使うと、一瞬で色の変化が出来ると
教えて下さいました。
ただこのアイデアは、照明の中山奈美さんの提案で、「まっいいか」と鵜山さん。
照明に関してはスタッフの方々のご意見を尊重されたそうで
ご自身のオリジナリティは全くて、楽をしちゃったと(笑)

舞台下手側に飾ってある写真立て
よぉ~く見ると首から上がないんですよ。
結婚式の写真なのに・・ちと怖い感じもしますが・・
ちょっといたずらしちゃったと鵜山さん。
で、「ちょっと自慢」とおっしゃりながら、舞台上手の本棚の中から
本を持って来られた鵜山さん。
本物の本を白く汚してもらったそうです。
普通は、汚すというと黒とか茶色とか、使い込むというイメージですが
真逆の「白く汚した感じ」ってどうだろう・・と思われたそうです。

音楽に関しては、冒頭、終幕と使われているのは「埴生の宿」
イングランド民謡で、原題は「Home Sweet Home」。
『オズの魔法使い』の中で、ドロシーが「家ほど素敵なところはない」と念じると
家に帰れるそうですが、この曲にもこの言葉が何度も出てくるそうです。
う~深いというか一見、皮肉にもとらえそうな遊び心の入った選曲ですね♪
マーティンが、シルビアとの出会いを語るシーンのBGM。
これはオーボエの曲なんですが、「オーボエを吹くとやっぱ山羊かなぁ~」と
ケンタウロスとかのイメージというか、
「全部、思い込みなんで、いい加減にやっちゃって・・(笑)」と鵜山さん
いえいえホント音楽も素敵ですよねぇ~
オーボエの名曲だとは知らなかったぁ~
偶然わたしも同じCDを持っているんです(ちょっと自慢)というのも
最近、月一枚ピンと来た室内楽のCDを買っているんですが、
単純にジャケットの男性がデビット・ボウイ似だったから(笑)まさにピンときた♪
わたしこそいい加減ですねぇ~違う意味で、好きな人に似てくるというか(すみません)

先日、ご覧になった方から、セットの赤い線について聞かれたので
この機会に鵜山さんに質問させて頂くと
「白く汚れている家に、ちょっと血の気を入れようとしたのかな」と
これは乘峯雅寛さんのイメージらしいです。
こういう感じになるとは思っておられなかったそうです。
柔らかいタッチのイメージで、線を入れてエッジを効かせつつ上品なお部屋を・・と
思われたそうです。
神宮外苑とか行くとネットがあって、ネットの先の空って不思議な空間に見えるそうで
破片をガードする必要もあってこうなったそうです。
お稽古見学の時にネットがすごく印象的で、で、拝見したのが舞台下手側だったので
まさに山羊小屋に見えたのですが
鵜山さんから「正面からみたらベットにも見えるでしょう」と言われたのでした。
お稽古見学のレポでは、一応ネタバレになるのでxxにさせて頂きましたf(^_^;)

鵜山さんからもう一つ気になっていたと
後半、父マーティンが、息子ビリーに「英語だ!」っていうシーン。
どう思いますか?と聞かれました。
これも「見立て」のようで、そういわれたら世界が確立するイメージで
みなさん納得されたそうですが、また笑ってもらえたら
それはそれでよかったと鵜山さん。

添田さんが、ビリーがネットをわーっとやってびりっと壊しちゃうシーン。
初めて見た時びっくりして笑っちゃったそうです。
わたしも初日びっくりして、終演後に采澤さんに伺ったら
ネットをわーと、したのは采澤さんのアイデアで、
ビリッは鵜山さんのアイデアだったそうです。
「彼も何か壊さないと家族の一員になれないんじゃないか(笑)」と鵜山さん。
鵜山さん曰く、采澤さんは、やりたがりさんだそうで(笑)
スタッフの方に「(采澤さんだけ)野放しですか?」と(笑)
そーいえば采澤さんも「好きにやらせて頂いて、背中をおして下さる」と
だから、上から目線で(爆笑)「いい演出家」だと、おっしゃっていましたっけ(*^_^*)

と、かなり遅い時間までお付き合いして下さった鵜山さんと添田さん。
いつものバックステージツアーとは趣向が違いましたが
こういうのも素敵ですね♪
この後、打ち合わせに向かわれる鵜山さんのお姿を見送って、
ご一緒して下さったお友達たちと駅に向かって歩いていたら、
すたっふぅ~(笑)の西本っあんと合流★
今日の舞台最高だったね!!と日々面白くなってくる生ライブの舞台の楽しさを
分かち合いながらの帰路でありました。
by berurinrin | 2011-07-24 20:40 | 稽古場/舞台裏話

H.H.G公演vol.11『燕のいる駅』

サイスタジオ公演vol.27
Happy Hunting Ground vol.11『燕のいる駅』 in サイスタジオ(7/16)

作   土田英生
演出  古川悦史
美術  乘峯雅寛
照明  賀澤礼子
音響  栗原亜衣
企画/制作  Happy Hunting Ground/サイスタジオ
主催  サイスタジオ/ Happy Hunting Ground

のどかな風景の広がるこの街。
けれども人の姿は見当たりません。この日の前日に地域の人たちはここから去っていました。
現在唯一の交通機関は「日本村四番」駅に停車する電車のみ。
駅には、燕が巣を作り。空にはパンダの形をした雲。
残った幼馴染の駅員・高島さん(加納朋之さん)とローレンコさん(高橋克明さん)、
そして売店で働く戸村さん(山本郁子さん)と友人で弟を待つ下河部友紀さん(山崎美貴さん)ら
乗客たちも、わけのわかない不安な気持ちを抱えつつ電車を待つしか術がないのです。

やっぱし、夏の風物詩といえばH.H.G!ですねっ
今回は、このH.H.Gの生みの親、文学座を退団された古川さんが久々に戻ってこられました。
それも新たな仲間を引き連れて・・・
そしてご本人は、演者としてでなく演出として・・
そして久々に演出を置いたH.H.G
そう・・常に新しさを求める探究心は、H.H.G持ち味ですから

情景は、現実などこかの普通の緑多い田舎の駅のようですが
黒ビニールシートが覆い尽くされた舞台のセットに照明が当たると、
微妙な光の明暗で、なんとなく近未来的な空間が出来上がっていました。
この世のものでいて、この世のものでない
かつてあった場所であり、燃え尽きて焦げ跡のような廃墟のような
不思議な光沢・・・シンプルなのに色んなイメージが浮かぶ不思議なセットです。
先に公演された『tatsuya最愛なる者の側へ』と同じセットだったそうですが
残念ながら『tatsuya』は拝見できなかったので、比べての感想が出来ないのです。残念。
この美術は、現在アトリエで上演中の『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』の
美術も手掛けられた乘峯さんの作品です。
乘峯さん、ほんとすごい!

「日本村四番」駅は、何かのモデルケース的な場所だったようです。
この日本では、外国人は差別され胸に目立つバッチをすることを義務付けられ
バッチの色で、ランク付けされているようです。
高村さんの幼馴染のローレンコさんは、赤いバッチ。
子供の頃、そのバッチがカッコよく見えて羨ましかったと高村さんは打ち明けます。
けれども、ローレンコさんは、このバッチの色の為に
彼の両親の大変な苦労を覚えています。

友紀さんの弟さんは、電車に乗ってこの駅で友紀さんと待ち合わせをしていました。
弟さんは、外国人のバッチの廃止の為の運動に関わって、
当局に身柄を拘束されていたそうです。

電車は一向に来る気配はなく、アナウンスの声(佐古真弓さん)だけは
時間通りにスピーカーから流れ、かつての日常の電車の往来の多さを物語ります。

そしてパンダの様な狸のような形の雲が少しずつ大きくなり
理由のわからない不安と変調を及ぼす体。
そのおかしくなってる自然を敏感に感じ取ることが出来るのが
駅に巣を作っていた燕。
生まれた雛鳥を順に巣から落として・・・

これらの恐怖は、きっと今だからこそリアルに感じられる現実の怖さです。
見えないものに対抗する術がないことを私たちはもう知ってしまったから
そして理由もないのが現実。
こんなに不条理な世界が現実なんだ。
なんの変哲のない日常の出来事は、過去であり
今はただ未来に向かって、かつてのものへの足跡であり
向かっていく理由は、足跡に残された道しるべから拾われた言葉の集積から
結局は単に、取ってつけた後追いなのかもしれません。
ただただ不安のベールに覆いかぶされ・・私たちはいったいどう生きたらいいんでしょう・・
あ~なんかもう自分で書いていて、わからなくなってしまいました。
それも一つの不安であり、恐怖でもあるんですけど・・・

古川さんの初演出ということで、どうなんでしょう?と思っていましたが
言葉をとても大切にされる感じ・・丁寧に作られておられました。
暗転のB.G.Mは、ちょっとどうかな?と思いましたが
これは古川さんの趣味なのかなぁ(笑)これは好みの問題ですからね。

さて、今回のH.H.Gは外部の方との他流試合でした。
無類のカレー好きで、おっとりした性格の駅員・高島さんを演じられたのは
昨年H.H.Gを復活させて下さった加納朋之さん。
昨年のH.H.G公演『土の中の教師たち ー啓蟄の頃ー』では
俳優だけではなく脚色を担当されておられました。
また外部での演出など幅広くご活躍されておられます。
今年の三月には、山谷典子さん主催のRing-Bong『櫻の木の上 櫻の木の下』で
終戦間近の当時当たり前の軍国主義の厳しい教師・山本大助さんを演じられておられました。
同僚で、ひたすら睡魔の誘惑に襲われるのは幼馴染のローレンコさん。高橋克明さんです。
アトリエの会『ダーヴィンの城』では、恐怖の三人組のリーダー格の
セガワショウゴさんを演じられていました。
高島さんに最後のカレーパンを差し入れするのは戸村さんこと山本郁子さん。
くにこ』では、邦子さん(栗田桃子さん)のお母さんを演じられておられました。
戸村さんの友人で駅で弟を待つ下河部友紀さんは、山崎美貴さん。
美貴さんは、『カラムとセフィーの物語』で、
セフィー(渋谷はるかさん)のアルコール依存症に陥る
母ジャスミンを演じられました。
また、昨年末には同期の征矢かおるさんとのユニット
テアトルサンノーブルの第2回公演を実現されました。
電車を待つ漫才師の一人ボケ役の本多さんは、上川路啓志さん。
『カラムとセフィーの物語』では、自由自在に現れるTVリポーターを演じられていました。

この日は、劇団の関係者がたくさんいらしていまして
サイスタジオの近くのコンビニの前で『カラムとセフィーの物語』では
セフィーのいじめっ子の二人(笑) 鈴木亜希子さんと千田美智子さんと出会いまして、
この日すでにH.H.G観劇後のあっこちゃんと別れて千田さんとサイスタに向かうと
にもかかわらずドンキホーテ』で
きゅうりをばくばく食べていた櫻井章喜さんとばったり
あっ、櫻井さんは今度、東京セレソンの『わらいのまち』にご出演ですョ
で、客席では高瀬哲朗さんご一家
高瀬さんは、『わが町』では、花嫁となるメアリー(栗田桃子さん)のパパ。
地元新聞社に勤めるウェブ氏を演じられていました。
公私共に優しくて素敵なパパな高瀬さんです。
もうお一方は、『美しきものの伝説』で
学生を演じられた佐川和正さん。アーティストでもあるんですよ
来週7/27~中目黒キンケロシアター『ホスピタルビルド』にご出演だそうです。
と、久々にいつもお世話になっている京都からご観劇に来られたYさん♪とも出会えまして
お手製の「ちりめん山椒」頂きました♪すごーーーく美味しい
画像UPする前に、すでに食べちゃった(笑)ありがとうございます。

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で、仲よく並んで観た千田さんは、今度舞台があります
詳しくはリンクしてる千田さんのブログ→千田美智子のブログへどーん★
インドネシアでパフォーマンスしたり、色んなものに挑戦してる千田さんです♪かんばれ~!!

終演後は、サイスタジオの上のカフェで
Yさん、郁子さん、美貴さんと久々の再会で、ちょっとアダルトなガールズ(笑)
トークで盛り上がり、こともあろうに郁子さんにゴチになってしまいましたm(_ _)m
あんま楽しくて時間を忘れーの前日同様に終バスを逃しf(^_^;)
タクシーでの帰路となりました(笑)
でも最高に楽しかったからねっ

次回のH.H.Gは、どんな変化?、どんな遊び心?常に進行形の彼らとの
出会いが楽しみです♪期待しちゃって良いですよね!?
「もちろん」←神の声(笑)


7/15(金)~19(火)まで in サイスタジオ
by berurinrin | 2011-07-20 23:50 | 観劇感想

文学座7月アトリエの会『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』その1

文学座7月アトリエの会『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?
                           in 文学座アトリエ(7/15)

作  エドワード・オルビー
翻訳 添田園子
演出 鵜山仁

建築家マーティン・グレイ(今村俊一さん)は、美しくて賢い妻・スティービー(富沢亜古さん)と
一人息子ビリー(采澤靖起さん)に恵まれ、50歳の誕生日を迎えます。
その上、建築業界では権威ある賞を受賞し、巨額の大プロジェクトを任される・・・
そんな名誉と地位を得て、人生最高の時・・・・。
そんな彼の元に親友でジャーナリストのロス(若松泰弘さん)が、インタビュー取材に訪れます。


マーティンの様子がおかしいことに気付いたロスに、
マーティンは「シルビアに恋をしている」と告白します。
一連の話を聞いてロスはマーティンに聞きます
「・・・シルビアって誰?」

始まりましたね~アトリエの会!

「男性の名前は『マーティン』
そして彼女の名前は『シルビア』
二人は極(ごく)普通の恋をしました
でもただ一つ違っていたのは『彼女は山羊』だったのです。」
『奥様は○女』をもじってみましたf(^_^;)

巨匠エドワード・オルビー氏のいわゆる最新作。
あの9.11以降に書かれた作品だそうです。
80歳代で、このような作品を書き上げるなんて・・すごいですねぇ~

あっ、大国アメリカでは、よくあるらしいそうです・・。
愛情の対象が、人でないって話。
う・・・ん
うちにも3匹の猫を飼っています。
すごーく愛しい存在だし、一日でも離れていると寂しい・・
でも、異性に対する愛情というよりも
やっぱ子供とか親とか・・家族愛ですね。
一般的な動物への情愛よりも濃いかもしれませんが・・・f(^_^;)

地位も名誉も持って、豪華な家、素晴らしい妻、自慢の息子・・・と、
まさに人がうらやむ暮らしのマーティン。
ところが彼は、シルビアという山羊に恋い焦がれてしまいます。、
そしてその秘密の愛を親友のロスに打ち明けちゃったから事態は急変
マーティンの妻・スティービーと息子・ビリーの知る事となります。
そしてここからは、家族の壮絶な大バトル大会。
昨日までは人もうらやむセレブな家族が、耳を覆いたくなるような激しい口調で
互いに向かっていきます。
だだわかっているのは、家族は愛し合っているんです。
それがまた屈折しているんですけどf(^_^;)
父とゲイの息子の関係からも、また一つ生れ出る愛?!
山羊に恋する夫を愛する妻と妻を愛する夫。
だからバトルになってしまうんですよね。
また、度々観客に向かって語りかけてくるもんだから
すっかりバトルの参加者の気分です(笑)
でも、これががっぷりと俳優たちが互いに真摯に向き合ってるからこそ出来る
あの空気の脈打つ流れ・・・こめかみに血が逆流するような熱さ・・
アトリエだからこそ感じられる至福な時間を十分堪能できました。

そおいえば、ある方に
「愛の反対語は無視だよ」と教えて頂いた事がありました。
愛の反対語は憎しみじゃない・・・

ラスト、スティービーはシルビアを殺して引きずって現れます。
それまで、いつの間にか私の頭の中でシルビアは、
山羊ではなくて人になって変換されていたようで
そのリアルな死を姿を見て、ショッキングですが「ああ、山羊(家畜)なんだなぁ~」と
で、もしかしたら私のようにマーティンも目覚めるかもしれない・・けど
スティービーは、自分の恋敵として殺してしまったのだから
その罪は、人を対象とした犯罪行為には当たらないにしても
今後の彼女にどう影響されていくか?!なんか心配になってしまったのでした。

表面上では「山羊とやっちゃった夫とその家族」のお話ですが
あやうい誘惑に満ちたアドベンチャー的なミステリィー志向の愛の物語f(^_^;)
色んな感情が詰まった繊細なお話です。
観るたびに、心にヒットする言葉が違うかもしれない・・・

この日は初日ということもあって
終演後、ありがたいことに初日乾杯にお邪魔をさせて頂きました

始まる前に、いかにも劇団らしい姿は、モップを持った(笑) 乘峯雅寛さん。
この美しい舞台美術を作り上げた乘峯さんがお掃除ですからっ
26日のアフタートークの司会をされるそうですよ。
大人になった一休さん(笑)な感じの乘峯さん
繊細な舞台を作り出す乘峯さんだけに、ちょっと神経質そうなイメージがあるかもしれませんが
ご本人は意外(笑)とつーか、めっちゃユニークな方なんですよ
・・面白いお話がたっぷり聞けると思いますョ
バトルの時に足元に落ちてきた欠片(笑)を見せたら、「欠片にサインねだっちゃえばぁ~」
みたいにかるーく言ってくれちゃう乘峯さん(笑)
劇団の方は、殆ど気さくで明るい方ばっかりです。

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(これが、その欠片・・激しいですねっ!
大きさがわかるように、爆睡中の愛猫茶りんの足の横に置いてみました)

さてラブリーな鵜山さん♪は、超人気な方だけに色んな囲まれておられました。
遠くから指を咥えていた私に、めでたく文学座&アトリエデビューを果たした
期待の超新人・采澤靖起さんが声かけてくれました。
その後、すたっふぅ~の西本由香さんも交えての鵜山さん話で超盛り上がり(笑)
面白すぎて言えない(笑)
二人ともいい奴だぁ~(感涙)
采澤さんとは、以前「久保田万太郎の会」にご出演された時に、紹介されて以来
すでに何度かお話をする機会がありました・・よかったですよねビリー。
素顔の采澤さん、性格も朗らかな二枚目さん♪
ぜひ終演後に外に現れると思われますので、ぜひ声を掛けてあげて下さい。
きっと何か面白い事をして下さると思います(笑)
で、ご覧になってよかった感想をぜひ直接ご本人にお伝えくださいませ。
プレッシャーと闘いながら日々格闘されてる今
その温かい言葉の優しさが慰めと今後の大きな財産になると思うのです。
温かく見守ってあげたいと思います。

さてお稽古見学では、シルビアと妻の名前を間違えての
大サービスをして下さった今村さんとシリアスなシーンで、
マーティンとスティービーの名前を間違っちゃった若松さん(笑)
さすが同期!とコンビネーションばっちし♪なお二人と鵜山さんとお話の中に・・
「もうくされきった年だからさぁ~」と超ご機嫌な鵜山さん
若松さんに演出がわかりやすくなったと褒められて(笑)
「そお」とか、言っちゃたりしてお茶目さんでした。
他にも添田さんや亜古さんの嬉しそうな笑顔やこぼれ話に笑いの絶えない楽しい時間を
過ごさせて頂きました。
こういう方々で作り出す世界観・・すごいなぁ~、みなさん本当に素晴らしい方々です。

と、初日乾杯直前に地震がありまして
アトリエ内で清掃されてるスタッフの方々に「地震だよ!!」と
気遣って声を掛けられる鵜山さんの姿が超りりしかった~って、最後はこれかい(笑)


7/15(金)~30(土)まで in 文学座アトリエ

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by berurinrin | 2011-07-16 23:58 | 文学座公演情報

7月アトリエの会『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』稽古場見学

まばゆい日差しの中、7月アトリエの会
山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』の
稽古場見学に参加してきました。

さてアトリエには、すでに舞台セットが完成されていました。
客席は、この字型に舞台を取り囲むような作りです。
なので三方向から舞台を眺める形になっています。
このセットが、なんか色んなイメージが浮かぶんですよ。
「XXXな感じですか?・・」と言ったら
「正面から見たらXXXにも見えるでしょ」と、演出の鵜山仁さん
ほんとだぁ~きゃぁ!!(恥ずかしい・・)って何がだぁ(笑)
ぜひ、それはその目で確かめてくださいませっ(*^_^*)
そんな色んな見方の出来る舞台美術は、乘峯雅寛さんが担当されました。
今回も乘峯さんの美術、めっちゃ素敵ですよぉ~!!

アトリエの公演には、演出助手は基本付かないので
長いテーブルを広々お使いの鵜山さん。
とはいえ、CDのデッキがあるだけで、机の上はこざっぱりときれいです。
思えば『ゆれる車の音』以来の鵜山さんのお稽古風景・・・。
わくわくどきどきでございます♪うふふっ素敵!

まずは、お稽古の始まる前に
鵜山さんからキャストの紹介をしてくださいました。
シルビアに恋する建築家マーティン・グレイ氏は今村俊一さん。
照れたような困ったような今村さんの笑顔につられて
思わず顔が、にまにましそうになります(笑)

マーティンさんの親友ジャーナリストのロス氏は若松泰弘さん。
無精ひげがワイルドで、これまたダンディーで大人な魅力で溢れて
これまた素敵ですっ
今村さんとは同期なんだそうです(笑)

マーティンさんの妻スティービーは富沢亜古さん。
「くれぐれもシルビアではありません(笑)」と亜古さん。
笑顔の亜古さん・・・・キラキラして本当に美しい女優さんです。

そして息子ビリーは采澤靖起さん。
今年4月に準座員に昇格されました。
今回が文学座そしてアトリエデビューです。
「本当は、お披露目したかったんですが
残念ながら采澤くんの出番は、今日はありません(笑)」と、鵜山さん。
とはいえ、研修科時代の彼の活躍ぶりや
研修科卒業後の『久保田万太郎の会』や外部出演された『麻布怪談』で
その姿を拝見しています。
采澤さん、かなりイケメンさんですよぉ~うひゃうひゃ

拝見したのは、第一幕から約30分位でしょうか。
采澤さんは、舞台近くの椅子に座って舞台と台本と目線を平行に
構えてプロンプさんを努めています。

舞台は、グレイ家。かなりセレブな感じです。
ところが、マーティンさんの秘めた想いが発端になって
ああなってこうなっちゃう(笑)
ネタバレになっちゃうので、こんなんでお許しを~

で、3方向から舞台を囲む客席なので、鵜山さんも台本を持って
場所を移動しながら舞台を見つめています。

で、もんもんとした思いが、爆発してマーティン・グレイ氏が
体をよじって床に寝転んでありったけの思いで叫んだ言葉
「スティービー――ィ!!!!!!!」
「えっ?????」
一同、しーーーーーん
「ん???」
おもむろに鵜山さん「それ言っちゃあ、終わっちゃうよ」
はっ!!!と、素に戻った今村さん
改めて、床にごろんと「シルビアあああぁぁぁ~!!!」
会場は大爆笑(笑)
反対にぐったりの今村さん(泣)
そう・・愛するひとの名を間違えちゃったんですねぇ~
「お後がよろしいようで・・」と、
お茶目な鵜山さんの発言で、またまた大爆笑(笑)

一見シニカルな感じがするお芝居ですが、
今村さん扮するマーティン・グレイ氏の苦悩する姿が可笑しくて
会話がこれまた・・・ねぇ~って(苦笑)
座組みも、ものすごく明るくて楽しそうです。
そんな中でも、ひときわ嬉しそうに舞台を見ているのは添田園子さん。
今回は演者ではなく、企画者、翻訳家として参加されています。

今回は4月からプレ稽古・・・それは台本を作る為の
本読み稽古のようなもので、時間を掛けて練って練った台本
翻訳モノの厳しい色んな条件、問題を一つ一つ無事クリアして
今週初日を迎える『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』
きっと面白くないわけがない
それに鵜山さん選曲のB.G.Mの音楽の美しさ・・
毎回ながら、鵜山さんの作品に欠かせないのは音楽の調べ
これも一つも見所?聴き所だと思います。

気が付いたら、わたしの思い出深い『シラノ・ド・ベルジュラック』を抜いての
文学座観劇最多リピート数になってしまいましたぁ~
『シラノ・・』も演出は鵜山さんでした・・でへっ
だって8年ぶりの鵜山さんのアトリエ公演なんですもん
本当に嬉しいっ!!
熱中症よりも熱いテンションで、ぜひぜひアトリエへ!!

アトリエの初日と共にもう一つの初日!
それはサイスタジオH.H.G『燕のいる駅』も同じ初日を迎えます
詳しくは→H.H.Gブログ
こちらもぜひ!きっと素敵な出会いが待ってることでしょう!ねっ♪
by berurinrin | 2011-07-12 21:46 | 稽古場/舞台裏話

静岡市民劇場井上ひさし追悼例会こまつ座公演『父と暮せば』

静岡市民劇場井上ひさし追悼例会
こまつ座公演『父と暮せば』 in 静岡市民文化会館(7/7)

作   井上ひさし
演出 鵜山仁

広島に原爆が落ちて3年後。今にも崩れそうなこの家に一人で住んでいるのは
美津江さん(栗田桃子さん)です。
図書館に勤める美津江さんは、ある日恋をします。
けれど原爆によって愛する人たちを尽く失った美津江さんにとって
生き残ってしまったという罪悪感から、恋心も疎ましくその心を固く閉ざしがちです。
そこへ亡き父・竹造さん(辻萬長さん)が現れます。
娘のために、娘の恋の成就のために・・・

今日は七夕。
また夏が巡ってきました。
今年の『父と暮せば』は、静岡で初日を迎えました。
ということで、今回は静岡市民劇場さまにお世話になり拝見させて頂きました。
ありがたいことです。

さて日帰りプチ遠征。
横浜から東海道線に乗って熱海経由で静岡駅へ。
亡くなった祖父が、半年ほど湯河原の病院に入院していた事があって
何度か通った電車です。
あんま景色変わってないなぁ
当時の事を思い出しながら・・・、約4時間。すっかり冷房で冷え冷えになりました。

富士山を境に周波数が60hzに変わる東海地方。
やっぱり静岡駅は明るいですねぇ~。
雨がぽつぽつ降る中を、約20分程てくてく歩いて
お約束のように、ちょっと迷って(もちろん想定内)お堀の周りをぐーるぐると
静岡市民会館に到着です。

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ロビーに入ると、一息ついてる演出助手の西本由香さん発見です!
飄々として凛々しい西本っつあんは、
『父と暮せば』を始め『くにこ』『化粧』『イドメネオ』そして
山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』と
ここんとこずっと鵜山さんの演出助手&スタッフをされていて、大事な大事な
縁の下の力持ちさんなのです。
鵜山さんが忙しいって事は、西本っつあんも忙しいということで
ホントホントお疲れさまです。いつも助けて下さってありがとうございます。
でも、(鵜山さんを)好きになったらお互いフェアで行きましょう♪と
自分でもよくわからない毎回のお約束のご挨拶(笑)
ほらヤキモチ焼きのファンなものでf(^_^;)
終演後、そんな鵜山さんと西本っつあんのお仕事風景を垣間見せて頂き
また改めて、西本っつあんに感謝感謝であったのです。
で、鵜山さんのかっこよさにみとれーの(笑)
そんな姿を桃子さんにツッコミを入れられーのって(笑)

約1200席の大きな会場です。
こんな大きな会場で、この作品を拝見するのは初めてですが
天井が高いので、セットの全体像がよくわかって観易いです。
音響は、ちょっと俳優の話す向きによって聞きずらいかもしれません・・
なんて、左右きょろきょろ眺めていたら
「♪ちゃんちゃらららん、らんらんらん・・・・ごろごろごろ・・・・♪」と、
柔らかな音楽から雷の音に変わる耳に馴染んだ前奏が流れて
静かに幕が上がりました。

美津江さんが、揺れ動く心に無理やり蓋をしようとする姿のいじらしさ・・
頑なな表情の先には、瑞々しい感情が今にも溢れて流れ出そうと
ばっしゃんばっしゃんと音が聞こえてきそうです。
わたしは、桃子さん演じる美津江さんが大好きです。
頑固で天邪鬼で、いじっぱりで泣き虫で・・
おとったんも、おとったんで創作したお話を美津江さんに披露しながら
何かに憑かれたように話が止まらなくなる姿に、狂気を感じました。
やっぱりオカシイ。
昨日まで、普通に過ごしてきた人々が
なぜ今日も昨日と同じように過ごせないんだろうか・・・

改めて・・このお話は、二人芝居です。
広島に落ちた原爆で、一瞬のうちに引き裂かれた父と娘のお話です。
たった一人生き残った美津江さんは、「生き残ったしまった」ことを罪だと思い
亡くなってしまった全ての人の加害者のように、その罪を背負って生きてきました。
ある日、突然ふと現れた男性に心ときめかせた美津江さん。
美津江さんの目の前に、おとったんが現れます。
3.11の地震の影響で、美津江さんのように「生き残ったしまった」と
家や肉親を失くされた年配の女性が避難所でインタビューに答えていました。
ここにも一瞬にして理不尽に引き裂かれた家族の方々がいらっしゃいます。
そしてたくさんの美津江さんが、たくさんのおとったんの無念さが
存在しているんだと思うと堪らない気持ちになります。
でも、大きな震災をへて
今、ここに居てくれたこと。それでも生きていてくれたこと
わたしごときが、おこがましいけれど
「生きていてくれてありがとう」と、祈るように心から想っています。
そしていつの日が、皆様に美津江さんのように輝く笑顔が戻ってきますように。
そして私たちは、いつまでも忘れないように

『父と暮せば』は、地方公演を経て8/17~24まで
紀伊國屋サザンシアターで公演があります。
いつもにもまして、今、わたしたちの思いを芝居が代弁してくれてるような気がします。
この作品が繰り返し上演される意義を・・・
ぜひ観て感じて頂きたいと思います。
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by berurinrin | 2011-07-08 22:21 | 観劇感想

追)文学座9月公演『連結の子』のお知らせ

追)文学座9月公演『連結の子』のお知らせ  

作  田村孝裕   

演出 上村聡史 


日時 9/9(金)~23(金)

出演 金内喜久夫、中村彰男、高橋克明、浅野雅博、木津誠之、亀田佳明
    倉野章子、金沢映子、山崎美貴、片渕忍、上田桃子、吉野実紗  
     
於  吉祥寺シアター 

入場料  5,500円(9/9、10、13夜割=一般4,500円)
     以下、文学座、イープラスのみ取扱い
     ユースチケット(25歳以下)3,800円 注)要当日・年齢を証明するもの
     中高生2,500円 注)要当日・学生証
     アルデ友の会会員4,500円(武蔵野文化事業団にて前売のみ取扱い) 

チケット取り扱い   文学座チケット専用0120-481034(10:00~17:30日祝除く)
              電子チケットぴあ0570-02-9999(Pコード413-390)
              イープラス http://eplus.jp/bungakuza/(PC・携帯共通)
              文学座H.P http://www.bungakuza.com(Gettiiより) 
              武蔵野文化事業団チケット予約0422-54-2011

問い合わせ:文学座  TEL.03-3351-7265(10:00~17:30日祝を除く)

改めて9月の本公演は、吉祥寺シアターです

イベントも沢山企画されていますョ
詳細は『連結の子ブログ』&『連結の子Twitter』をご確認して下さいね
by berurinrin | 2011-07-07 23:13 | 文学座公演情報

7月~主な外部出演

★坂口芳貞『風と共に去りぬ6/18~7/10帝国劇場(帝国劇場03-3213-7221)
★小林勝也『姉妹たちの庭で』6/24~7/10シアタークリエ(東宝テレザーブ03-3201-7777)7/13.14兵庫県立芸術文化センター(芸術文化センターチケットオフィス0798-68-0255)、7/15.16北國新聞赤羽ホール(北國新聞チケットセンター076-260-8000)、7/18新潟テルサ(NSTイベントインフォメーション025-249-8878)
★山森大輔『けもの撃ち』7/15~24花園神社内ステージ(椿組080-5464-1350)
★星智也『三銃士』7/21~24日生劇場(日生劇場03-3503-3111)
★秋乃桜子(山像かおり・作)『瞼のハハハ』7/15~17中目黒キンケロ・シアター(キンケロシアター03-3496-1138) 
★沢田冬樹(B.harp)『根岸季衣&ザ・ブルースロード「LIVE in TACT」』7/24銀座TACT(TACT03-3571-3939)
★荘田由紀『嵐が丘』7/11~24赤坂RCTシアター(キョードー東京0570-064-708)、7/27~31梅田芸術劇場シアタードラマシティ(梅田芸術劇場シアタードラマシティ06-6377-3888)    
★鍛冶直人、上川路啓志、佐古真弓『tatuya』7/8~12サイスタジオ(双葉&泚㈱スタジオ事業部03-5375-1118)
★加納朋之、高橋克明、上川路啓志、山本郁子、山崎美貴『燕のいる駅』7/15~19サイスタジオ(双葉&泚㈱スタジオ事業部03-5375-1118)
★佐川和正『ホスピタルビルド2011』7/27~31中目黒キンケロ・シアター(キンケロシアター03-3496-1138)
★高橋礼恵『この子たちの夏1945・ヒロシマ ナガサキ』8/6~8/8世田谷パブリックシアター(世田谷パブリックシアターチケットセンター03-5432-1515)
★椎原克知『ソープオペラ』7/13~19劇場MOMO(劇団朋友03-6661-1101)
★柳橋朋典『アセンション日本』7/21~26紀伊國屋ホール(J-Stage Navi 03-5957-5500)
★早坂直家(構成・演出)、川辺久造、林秀樹、早坂直家、沢田冬樹、藤堂陽子、中川雅子、清水馨『語り芝居の会でえく18』7/29~7/31木馬亭(木馬亭03-3844-6293)
★川辺久造『花がたり~時夢人・祈り~3.11すべての人へ』7/24お江戸日本橋亭(お江戸日本橋亭03-3245-1278)
★横田栄司『荒野に立つ』7/14~31シアタートラム(ゴーチ・ブラザーズ03-3466-0944)8/2~4ABCホール(キョードーインフォメーション06-7732-8888)、8/11.12イムズホール(ピクニック092-715-0374)
★浅野雅博『TRAIN・TRAIN(男性バージョン)』7/16~27下北沢駅前劇場(コマンドエヌ03-5988-7661)
★秋乃桜子(山像かおり・作)、松本祐子(演出)、得丸伸二、吉野正弘、大場泰正、神野崇、松角洋平、藤側宏大、奥山美代子、目黒未奈、永川友里『』7/20~31TBスタジオ(TBスタジオ03-6903-9335)
★たかお鷹『エル・スール』8/10~14笹塚ファクトリー(トムプロジェクト03-5371-1153)
★鵜山仁(演出)『父と暮せば』8/17~24紀伊國屋サザンシアター(こまつ座03-3862-5941)
★鵜山仁(演出)『ミュージカル青空の休暇』8/10~14紀伊國屋サザンシアター(オールスタッフ03-3583-9821)
★横田栄司(朗読)『佐渡裕シェナ・ウインド・オーケストラコンサート』8/20山梨ステラシアター(河口湖ステラシアター0555-72-5588)
★新橋耐子『小林幸子特別公演「旅館華村若女将」』9/1~26明治座(明治座チケットセンター03-3666-6666)
★櫻井章喜、松岡依都美『わらいのまち』9/4~24シアタークリエ(東宝テレザーブ03-3201-7777)9/30~10/2道新ホール(UHB事業部011-214-5261)10/13~10/16名鉄ホール(中京テレビ事業部052-957-3333)10/19~10/23イオン化粧品シアターBRAVA!(キョードーインフォメーション06-7732-8888)10/26アステールプラザ大ホール(テレビ新広島事業部)082-253-1010)11/2、3キャナルシティ劇場(ピクニック092-715-0374)
★塩田朋子『父が燃える日』9/14~19青年座劇場(日本劇団協議会03-5909-4600)
★椎原克知、大田志津香『合唱曲第58番』9/21~24キラリ☆ふじみ(田上パル090-4074-5395)
★松本祐子(演出)『ダブルアルバム』9/28~10/3赤坂RED/THEATER(プリエール03-5942-9025)
★角野卓造『アパッチ砦の攻防』9/23~28紀伊國屋ホール(劇団ヴォードヴィルショー03-3227-8371)
★渡辺徹『ゲゲゲの女房』9/29~10/7シアタークリエ(シアタークリエ03-3591-2400)
★栗田桃子『Heavy Gauge(仮題)』10/16~23赤坂RED/THEATER(ジェイ・クリップ03-3352-1616)
★鵜山仁(演出)、松角洋平『イロアセル』10/18~11/5新国立劇場小劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999)
★鵜山仁(演出)、金内喜久夫、塾一久、川辺邦弘、山本道子『欲望という名の電車』12/9キラリ☆ふじみ12/15~25世田谷パブリックシアター(劇団青年座03-3467-0439)
★秋乃桜子(山像かおり・作)『暗いところで待ち合わせ』2012・1/9~15シアターグリーン(劇団昴03-6907-9220)

*お問い合わせは( )までお願いします
by berurinrin | 2011-07-05 23:52 | 外部出演

unks第3回公演『蟻』

unks第3回公演『蟻』 in 新宿ゴールデン街劇場(7/4)

作  秋乃桜子
演出 高橋正徳
美術 乘峯雅寛(unks) 


柳沢家の三男一女。
戦地から戻ってきた長男・武彦さん(斉藤祐一さん)を待っていたものは
父の死と義妹・凍雨子さん(上田桃子さん)との婚約の破談でした。
父の命令で凍雨子さんは、かねてより好意を持っていた戦傷軍人の
次男・幸彦さん(亀田佳明さん)との結婚することに
頭脳明晰な三男・晴彦さん(細貝光司さん)は、新型爆弾を製造することで
頭が一杯のようです。
折りしも時代は終戦間近、東京は空襲による爆撃にさらされています。
柳沢家の霊廟で誰かに殺害された父。
凍雨子さんを諦めきれない武彦さん。
武彦さんは、そこで地下に続く隠し扉を見つけます。
その奥には、なんと凍雨子さんによく似た女性(山像かおりさん)が・・・・。

unks公演、第3弾の会場は新宿ゴールデン街劇場。
花園神社の真裏にこんな飲み屋街があるなんて・・・
昭和の時代に取り残された感もある、ちょっと不思議な町並みです。
会場は40人も入れば、もう満席という、小さな小さな空間の中。
まるでタイトルの『蟻』の巣の住人のような私達。
そこにはステージと客席の境界線さえ見えない暗い暗い穴倉のようです。

誰もが心の奥底で持ってる愛と憎しみ善と悪・・そして欲。
外では空襲の音が響き渡り、まるで生きてることが奇跡のような切迫した中。
それぞれ持つ全ての感情が、狂気に変わるさまは
なんて魅力的で色っぽいんだろう・・なんて、アブナイアブナイ
危険な感覚に陥りそうになってしまいました。

狭い空間で、いったいどんな舞台美術を魅せて頂けるのか?と
ねぇ乘峯雅寛さんと、実は心の中で、ちょっと挑発してました(笑)
ところがどっこい
女(ダンプ松本さん)の持つ万華鏡のような動きに
時に翻弄され、圧倒されました。
シーンの度にくるくる変化を持つ照明の面白い事。
まるで彼らの感情を表しているかのように感じました。
いやぁ~ラストシーンの青空の後に見せられた、うにょうにょにはマイッタナァ・・(苦笑)

作者は、秋乃桜子さんこと凍雨子さんのお母さんを演じられた山像かおりさん。
最近次々に作品を発表されて、作家としても注目の存在だと思います。
今回はunksの為に書き下ろされたこの作品。
仄かに匂う危険な香り満載・・面白かったですね
わたしもこの機会に、ほかの作品を拝見させて頂きます(*^_^*)
演出は、前作『1960年のメロス』を演出された高橋正徳さんです。

さて、義妹が恋しいあまり戦場から逃げだしてしまった長兄・武彦さんを斉藤祐一さん。
思えば、斉藤さんが感情をむき出しにした芝居を初めて観ました。
どちらかといえば、可愛らしいお顔(失礼!)ひげを伸ばして一変ワイルドな雰囲気満載。
こんな表情を魅せるんだぁ~と、新鮮な驚きでした。
そんな斉藤さんは、昨年のアトリエの会『ダーヴィンの城』では、
赤ちゃんを誘拐された若い父親でDVのミウラトモキさんを演じられていました。

兄・武彦さんの婚約者だった義妹・凍雨子さんと愛し合っていたのは次男・幸彦さん。
亀田佳明さん。戦場で負傷して戻ってきて、父の命令で凍雨子さんと婚約することになります。
戦争で一転、彼の運命も変わってしまいます。
そんな繊細な心の闇が、亀田さんの体からゆらゆら湯気のように立ち上ってくるような独白。
わーって感じ(笑)←薄い感想ですみません。だって、わーってわーだったんだもん(笑)
そんな亀田さんは、劇団1980『麻布怪談』で主演の超モテ男・善四郎さんを色気満載で演じられました。
カラムとセフィーの物語』では、
人種、身分の違い超えて愛に殉じるカラム青年。

三男の晴彦さんは、細貝光司さん。
兄たちを見て育ったのでしょうかね?!
研究に没頭して、本を捲りながら目線を合わせないで会話する姿が、怖っ!!(笑)
最新兵器を作ることに全身全霊をかけた姿があだとなり
敗戦した現実で自己のアイデンテティーが消滅して、自殺を遂げる姿は
怖さよりも悲しかったですね。
そんな細貝さんは『思い出のブライトンビーチ』で
正義感があっておっちょこちょいのお茶目なお兄ちゃんスタンレーを演じられました。

二人のお兄さんから愛される凍雨子さんは、上田桃子さん。
あのジェットコースターのような超長独白、圧倒されました。
共に空襲で逃げ回った友人の死の状況を早口でまくし立てる姿は
尋常じゃない恐怖を感じました。
その姿をじっと見つめる幸彦さんの姿も・・。
小さくて華奢な体から想像もできない熱を出す桃子さんの姿
観客をすべて飲み込んで吐き出す破壊力があったのでは・・すごかった・・
そんな桃子さんは、『くにこ』では、向田家の次女・柚子さんを演じられました。

自分たちがやりたいことを劇団の枠を超えて表現していこうとする彼ら
すでにメンバーの個々が表現者として主役を張れる程の活躍をみせる中での
unksというユニットの存在。
彼らが、より高みを目指している姿勢を感じます。
そんなunksこれからも見逃せないユニットであることは、間違いないです!! 

さて、リンクを追加いたしました.
unksのメンバー細貝さんのブログ『細貝光司』の気ままな、演劇日記。。。です。
お茶目な素顔をのぞかせる(笑)ほのぼの感ありの素敵なブログですョ

6/29(水)~7/5(火) in 新宿ゴールデン街劇場
by berurinrin | 2011-07-04 23:19 | 観劇感想