シェイクスピアカンパニー『お気に召すまま』 in 紀伊國屋ホール(11/13)

作    W・シェイクスピア
訳    小田島雄志
演出  出口典雄

父の亡き後、貴族・オリヴァー(西岡野人さん)は、
与えられるはずの弟のオーランド(平澤智之さん)の遺産を着服。
当然二人は仲たがいしています。そんな時レスリングの試合で優勝したオーランドは、
そこで出会ったロザリンド(吉野実紗さん)と互いに一目惚れ状態。
ところが、オリヴァーの計画でオーランドを追放され、
自分の身を案じてくれた召使と共にアーデンの森深く入っていきます。
ロザリンドの父・老公爵(瀧本忠生さん)も仲の悪い弟・フレデリック公爵(宇野賢二郎さん)に
追い出されアーデンの森で暮しています。
フレデリック公爵の一人娘・シーリア(住川住寿子さん)とロザリンドは大の仲良し。
しかし、フレデリック公爵がロザリンドを追放しようとしている事を知った二人は、家出をしてしまいます。
そして向った先は、アーデンの森・・・

何にも無いフラットな舞台。
俳優が、落ち葉を四方に撒き散らし「ここがアーデンの森」と一言台詞で語られれば
うっそうとした木々に囲まれた森の風景が現れてきます。
衣装も然り・・・そんなシンプルな舞台です。
最後は、大団円超ハッピーエンド!4組の幸せな恋人達が生まれちゃうんですもの
フレデリック公爵の行く末は、かるーく台詞で流されちゃって可哀相な気もしますが・・
でも、幸せな気分で終わるものいいもんですよねっ
とはいえ、独特な台詞回しで、感情を押し殺して淡々と語る語り口は、
ちょっと説明臭い気もしなくもないのですが、
元々、野外劇を想定しての作られたそうで、情景とか台詞で表現されちゃいますので
仕方ないんですけど・・
これまた一つの様式美のような不思議な色合いが・・・
この日の前日は地元演鑑の例会中で、案の定ちょっと飲みすぎまして
二日酔いの身で、同じトーンで聞く台詞回しが厳しかった。
まっ、悪いのは自分なんですけど

さて、文学座からは
西岡野人さんと吉野実紗さんがご出演でした。
「ボクの演じる悪人好きなんですよね」って、のびくん。
そーそー、なんかねぇ、優しい声だし、二枚目さんなのに
研修科時代から悪役をのびくんにしてもらいたくって、ずっと言っていたんですよ。
でもオリヴァーは、悪役って言っても、器のちっちゃい悪党だし、ケンカ弱いし(笑)
けれども、時折見せる目線の厳しさとか、いいじゃないですかぁ(笑)
また終幕近く心を入れ替えてオーランドと和解して
シーリアと結婚する姿は、素敵な柔らかな雰囲気が伝わってきて、
前半の小悪党さは消え去っちゃってホントいい人(笑)
どーせやるならいつかは、いけ好かない極悪非道の超悪党をお願いします(笑)
とはいえ、今ののびくんは、とってもピュアというかどんな役柄にも染まっていける・・
雰囲気のある俳優さんだと思います。
そんなのびくんは、文学座の公演は『口紅~rouge~』の白塗りのチンドン屋さん以来ですが
去年、劇団影法師『うわさの三国志』で舞台狭しと駆け抜けた
主役のなんちゃって劉備玄徳さんが見事でした。
その時、三国志をちゃんと読み直そうと、古本屋さんで買った漫画『三国志』は、
まだ未読ですがf(^_^;)

シェイクスピア作品の中で、ダントツに台詞の多い女役というのは、このロザリンドだそうで
男装するは後口上まで語っちゃうわ、もう本当に大変な役どころ。
そんなロザリンドは、女優さんならやっぱり演じてみたい遣り甲斐のある役どころだと思います。
そのロザリンドを演じられたのは、吉野実紗さん。
頑張りましたね。もう男装姿がめっちゃ可愛いみしゃ。
こりゃオーランドじゃなくても、惚れちゃいますよ。
で、お話が終わって、一人舞台に立って後口上を語るんですが、
この日はちょっと台詞を噛んじゃったんですが
後口上っていうと、ロザリンドを演じた俳優が語る言葉としてみると
大いにアリで、やっちゃった(噛んじゃった)という表情が、もうチャーミングだったんですよ。
(ちょうどこの日はDVD収録日だったそうです)
そんなマイナスをプラスに変える事の出来る可愛いみしゃは、
トロイアの女たち』で、兵士に襲われ、狂気と正気の間で揺れる
血にまみれたドレス着た王女カッサンドラで、強烈な印象を魅せてくれました。

11/12(金)~11/14(日)まで in 紀伊國屋ホール 
by berurinrin | 2010-11-30 22:59 | 観劇感想

文学座本公演・紀伊國屋書店提携『くにこ』 in 紀伊國屋サザンシアター(11/26) 

作   中島淳彦   
演出 鵜山仁

父・向田敏雄さん(角野卓造さん)、母・せいさん(山本郁子さん)との間には
長女・邦子さん(栗田桃子さん)を筆頭に
保雄さん(亀田佳明さん)、柚子さん(上田桃子さん)、和子さん(太田志津子さん)の四人の子供たち。
そして敏雄さんの母・きんさん(塩田朋子さん)の7人家族。
度重なる転勤先の地・鹿児島での生活も慣れた頃に、再び父の転勤で高松へと・・

そんな生活の中で邦子さんは、しっかりもので賢くて・・だけど、つい思った事を口に出してしまう
おっちょこちょいな一面を持っています。
家族の温かい環境、取り巻く周りの人たちの交流の中で少女期から大人へと成長していく邦子さん。
人との出会い、様々な経験が、邦子さんの人生の大きな転機へと導いていくようです。

文学座の今年最後の公演『くにこ』スタートしました!!
缶詰』『踏台』『ゆれる車の音ー九州テキ屋旅日記ー』と
団塊世代の人生のオジサン達のほろ苦くてめちゃめちゃ面白くて
温かい人情喜劇シリーズの三部作の次は、なんとおばさんシリーズ?!と
名を打った新しい企画が始まりました~
タイトルは『くにこ』。女流作家の故・向田邦子さんをモデルにした評伝劇。
邦子さんの家族を中心にその折々に出会った人たちとのエピソードを
取り混ぜながら邦子さんが、作家として独り立ちするまでの過程が描かれています。

向田邦子さんの作品もTVの記憶も殆ど無くて、あんちょこ本というか
勧めて頂いて読んだのは「向田邦子と昭和の東京」(川本三郎さん著・新潮新書)
わたしのように向田作品を知らない方で、ちょっと・・と思われている方には、おススメです。
でも読んでおかなくても、十分楽しめますから、ご安心くださいね。

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(モデルは、TV鑑賞中の茶リン君です♪)

くにこさんという一人の女性の少女期から大人になっていく過程は
女性なら誰でも、心の中に「くにこ」さん的要素を持っていると思うのです。
それも長女ならば、なおのこと。
ちゃっかりした妹や弟たちの面倒をみたり、両親との間に挟まれたり、ついつい面倒を引き受けてしまったり
しっかりしなきゃ・・とプレッシャーもしばしば
わたしなんか、子供の頃は、しょっちゅう父から「ばか」とか「ばか言うな」とか怒られてました。
でも、角野さん扮するお父さんが、家族たちに「ばか!」という怒鳴る言葉に
たっぷりの愛情が滲み出てるなんて・・・・思ってもみなかったことでした。

自分が過去の世界にタイムトリップしちゃったような、くすぐったい気持ちを感じたり
家族以外の男性と接した時の戸惑いとか・・(わたしの場合、中学高校続いた女子校だったもんで)
とんがったり凹んだりしながらも、真っ直ぐに背を伸ばして前を向く彼女の姿がきらきら輝いて
眩しくて可愛くてとっても素敵でした。
観る度にちょっと印象が変わっていくかもしれない・・そんな、自分とくにこさんとの、その時にヒットする
気持ちを大事にしながらまた拝見させて頂きます。

気が付くと「夜中の薔薇~♪」もとい「野なかのばぁらぁ~♪」と鼻歌を歌いそうになってる自分に(笑)

予習というか(笑)ここは、向田邦子さんが通っていた喫茶店「ブリッヂ」。
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(西銀座デパートの地下です)

『くにこ』の公式ブログで紹介されていたので、友人と行ってきました。
「文学座のファンで、来ちゃいました」と、オーダーを聞きにして下さったお店の方に伝えたところ
席を指差して「あそこの席に座られてましたよ」と、親切に教えて下さいました。
懐かしい空気が流れる・・・女心をそそられる素朴で素敵なメニュー(パンケーキ美味しかった~★)
そんなとても居心地の良い喫茶店です。
これから銀座で友人と待ち合わせする時は、勝手に決定です!

11/26(金)~12/5(日)まで   in 紀伊國屋サザンシアター
by berurinrin | 2010-11-27 22:41 | 文学座観劇感想

<ぶんげいマスターピース工房 シェイクスピア・コンペ>
学芸講座『シェイクスピア戦記―演出家・鵜山仁さんに聞く』 in 京都府立文化芸術会館(10/30)


講師   鵜山仁
聞き手 平川大作

後半は、過去に鵜山さんが演出された『女たちの十二夜』の映像を見ながらのトークから始まりました。
今、拝見しても斬新というか面白いですね!
わたしはサンシャイン劇場の再演の舞台を拝見しているんですけど
ほぼ女性だけで演じられるユニークな作風のきっかけは、
翻訳された小田島雄志さんが、どこかの女子高で、ご覧になって面白かったからという(笑)
平川さん『十二夜』は、宝塚でも上演されているそうです。

お話は、双子の兄妹を中心に二組のカップルが生まれるハッピーエンドのお話ですが、
その双子を内野聖陽さんと青山雪菜さん(再演)が演じられています。
互いに死んだと思っていた双子が偶然出会って、互いの姿が瓜二つ・・・
という超感動するシーンの映像が流れて、
「とても二人が似ているとは思えない(笑)一種の見立てですね」と鵜山さん(爆笑)
こういう世界が成立しちゃうのもシェイクスピアの世界だとおっしゃいます。
内野さん、若いですねぇ~キュートです♪

平川さんから、映像をご覧になっての印象は?と聞かれた鵜山さん。
やっぱり台詞に使われて日本語は、どこか戦前の教養を背景にした日本語・・・と、鵜山さん。
美しい小田島雄志さんの翻訳です。
この頃から「第三世代」や「夢の遊民社」とか小劇場世代の俳優が登場されるようになり
男性が力を失くしてきたんじゃないかなぁ~と、鵜山さん
「破天荒の酔っ払いを女性が演じるとエネルギーを感じる」と.
確かに高畑敦子さんや片桐はいりさん、白石加代子さんの自由奔放な弾けっぷりは
今、観ても本当に弾けた勢いのある演出で女優達が生き生きと男性を演じておられます。
本当に躍動感があって面白い~(笑)
「これけっこう小田島さんが付け加えた以上のことをやっちゃった気がする(笑)」と、
いたずらっぽくおっしゃる鵜山さんです。
う~確かに、舞台にウ○コ出ちゃったり、遊び心満載でしたねっ

この『女たちの十二夜』は、TVで劇場中継されましたが
ご自身の作品の放送は、再演の時にとらわれちゃいそうで、あまりご覧にならないようです。

昨年、10/27~11/23まで新国立劇場で上演された『ヘンリー六世・三部作』に話は移りました。
『ヘンリー六世・三部作』には、それぞれ第一部『百年戦争』、第二部『敗北と混乱』、
第三部『薔薇戦争』と副題が付いていましたが、これは鵜山さんが考えられたそうです。
平川さんから、芝居の舞台となる土地に前もって行くんですか?と聞かれた鵜山さん。
「これを記念に行くようになった」そうで、最近では、今地方巡演中の
無名塾公演『炎の人』(2010年3月サンシャイン劇場で公演)
のゴッホゆかりのオランダ、フランスに取材旅行に行かれてました。

本場イギリス、RSCでは『ヘンリー六世』三部作だけでなく
その前のストーリー『ヘンリー四世』第一部、第二部『ヘンリー五世』。
続編に当たる『リチャード三世』と計七部作を上演されたそうです。
すげー!

『ヘンリー六世』のお稽古に入る前に、鵜山さんはイギリス・フランスと縁の地を自費で!
(ここんところは大事だそうで(笑))
季節は春。ヘンリーを巡る取材旅行に行かれましたが、その時の写真を映しながらの
注釈を入れて思い出の土地を振り返られました。
結局、どこの場所をめぐっても田畑野原の平和な景色ばかりが目に付いて
でもかつては戦場で血なまぐさい話ばかり、そんな積み重ねの最後にたどり着いた
セント・オールバンズ大聖堂では折しもカール・ジェンキンス作曲の
「Armed Man平和のためのミサ曲」のコンサートが開かれ。
そもそもその曲は、コソボ紛争の犠牲者を悼んで作曲されたというミサ曲だったそうですが、
原曲は15世紀の音楽をベースにされていてたそうです。
この曲を聴くと舞台のシーンが蘇えってくる気がします。

で、戦跡旅行のスライド写真の次は『ヘンリー六世』の舞台写真を見ながらの
シーンごとのこぼれ話など聞かせて下さいました。
その中で、いくつか・・ご覧になっていない方は、なんのこっちゃって感じですみませんが、
お付き合い下さい。

全キャストは37名。シェイクスピアの総作品と同じだそうです。

まずはセット、イギリス庭園にしたかったそうで、池も欲しいし木も欲しい。
で、今は何も無いけれど人間の喜怒哀楽のプレスされた歴史の蓄積みたいなものを
表現したかったそうです。

『ヘンリー六世・第一部』
<ヘンリー五世の葬式の場面>
幕開け、キャスト37名全員が出演されているそうです。
この俳優群の立ち位置が圧倒的でしたが、演出的には
「「ヘンリー五世が死んだ」というニュースに対してのそれぞれの距離感で立ってください」と
指示を出されたそうです。

<イギリス軍とフランス軍>
フランス軍は青、イギリス軍は赤。
フランス軍の陣営に出てきたバックのブルーシートに見えたのは、実際は布だったそうですが
色を塗ったらバリバリのビニールシートになっちゃた(笑)・・・そうです。
稽古場では、ふあふあした軽い布だったそうです。
フランス軍のお化粧・・・お顔白く塗ってましたねぇ~オルレアンの私生児を演じられた城全能成さん(笑)
「フランス18世紀で行きましょう」で決まったそうです。
ロココですね~

衣装については、中世のイメージをコラージュしたそうです。
色に関しては、丁度その日、二日酔いで気分が悪くて「灰色にしましょう」と言ったら決まっちゃった(笑)
と、鵜山さん。これは冗談だと思いますが(笑)ただヘンリーは白でいきましょうと、
で、フロアの色合わせて他の方々は白から黒の中で色を決めていかれたそうです。
小道具はジャコベッティでと・・ほほぉ
「コートはトレンチコート?」と平川さん。
「日本軍の軍隊外套」だそうです。

『ヘンリー六世・第二部』
<ジャックケードの率いる反乱軍>
国内の内乱で、立川三貴さん演じられたジャック・ケードと愉快な派手な仲間たちの
衣装。「東京衣装さんにある出来るだけ派手な衣装を揃えて下さい」BY鵜山さん(笑)


『ヘンリー六世・第三部』
<音楽>
後のリチャード三世となる岡本健一さん演じられたリチャードのモノローグの
BGMの曲は『オズの魔法使い』の「オーバー・ザ・レインボー」。
リチャードの幼児的なある種の夢・・で、この曲を選ばれたそうですが
昔、大阪で『仁義なき戦い』をご覧になった鵜山さん。
壮絶な殺し合いの中で「こんにちは赤ちゃん」という曲が使われていた事を思い出されたそうです。
ちなみに『新・仁義なき戦い』は、布袋寅秦さんが曲を提供されてました♪

ヘンリー六世(浦井健治さん)が自分は無能力でアイデンティティーがなくなちゃって
なんてことのない森番二人につかまってしまうシーン。
森番は中嶋しゅうさんと村井国男さん。
お二方とも一部、二部では中嶋さんはグロスター公。
村井さんは、サフォーク伯という重要な役柄を演じられていましたが、
楽屋で村井さんってば、「俺の本役は森番Bだ!」とおっしゃっていたそうです(笑)

そしてラスト、全編9時間で休憩入れて約12時間。
次世代の子供たち・・新しい子供を未来に託すシーンで
キャスト全員に出てもらった。最初と最後は全員で、最初のシーンは葬式で
最後のシーンは誕生式。巡り巡って次ぎは何が起こるか解らない
ちょっと亡霊的な感じが強いかも・・・と、鵜山さん。

と、多少所定の時間をオーバーしましたが、お二人のざっくばらんなトークで終始した
親しみやすいシェイクスピアに関わるお話で、楽しい充実した時間を過す事ができました。

話が前後したり、勝手な解釈が一杯入ってます。改めてそこんとこゆるやかにさら~っとご覧下さい。
う~、それにしても『ヘンリー六世』・・大きな舞台でしたね。
その舞台を拝見できた事、本当に幸せな体験でした。
願わくば、も一度観たい!!!!つーか、ご覧になられなかった方に観ていただきたい。

さてこの日は、深夜バスを予約してまして(笑)こんなヘタレなわたしが深夜バス!
実は、すでに放送は終了してますが『水曜どうでしょう』というローカルバラエティ番組
が今更ながらマイヒット中で、その中でも「三日三晩深夜バスだけの旅」を観たばかり(笑)
こりゃ深夜バスに乗らなきゃ!と思ったのですが
講座が終わった途端、体力的にぐったり・・(それは午前中の行動の所為なんですが・・)
結局、新幹線で帰ったという、やっぱヘタれの日帰り旅でございました。
でも、ほ~んと良かった!楽しかったで~す!

さて、この<ぶんげいマスターピース工房 シェイクスピア・コンペ>
コンペ部門にグループAKT・T『ヴェローナの二紳士』に文学座から山谷典子さんがご出演&
スタッフに賀澤礼子さんが参加されていて
優秀賞(最優秀賞は該当なし)を受賞されたそうです!おめでとうございます。
by berurinrin | 2010-11-25 23:57 | イベント

<ぶんげいマスターピース工房 シェイクスピア・コンペ>
学芸講座『シェイクスピア戦記―演出家・鵜山仁さんに聞く』 in 京都府立文化芸術会館(10/30)


講師   鵜山仁
聞き手 平川大作


鵜山さんと平川さんとなれば、最近では『モジョミキボー』!ちょっと前なら『コペンハーゲン』!
どちらも話題作だったし、素晴らしいし大好きな作品です。
『コペンハーゲン』なんて、なんの話をされてるのか?さっぱり判らない理論物理学なのに
どきどきする緊張感、めっちゃすごい作品でした。
さて、そんなお二人の馴れ初め(笑)というかきっかけは、2005年にオープンした
兵庫県立芸術センター(杮落としも鵜山さんが演出された『朱鷺雄の城』でしたね)の一環で、
建築前に、ソフト先行というか、海外の新しい戯曲を20数作品を平川さんが翻訳され、
その中で鵜山さんが演出された作品があったそうです。

鵜山さんの過去をさかのぼってお芝居とその折々に関わったシェイクスピアについて
お話をして下さいました。
シェイクスピアだけでなく色んなエピソードを交えてお話して下さったのですが、
勝手にはしょったり、勝手な解釈満載ですがお許し下さい。

反戦劇『マクバード』(バーバラ・ガーソン)や『袴垂れはどこだ』(福田善之氏)を上級生が上演し
『ヘンリー四世』(ピランデルロ氏)や『友達』(安部公房氏)『ジョルジュダンダン』(モリエール)を
演出しつつ自ら主役を演じられたという楽しそうな(笑)学生時代を送られた鵜山さん。
バーバラガーソン作『マクバード』というのは、シェイクスピアの翻訳家といえば小田島雄志さん!
小田島さんの初期の翻訳の作品で、題名からピン♪とくると思いますが
シェイクスピアの『マクベス』をベースにして、
アメリカ大統領ジョンFケネディに置き換えた創作劇だそうです。
そして、台本として意識して読んだシェイクスピアは、
高校生の頃『ベニスの商人』が初めてだったそうです。
当時、自室の壁に芥川比呂志さんの『ハムレット』の写真を貼っていたそうです。

高校を卒業して、上京してきた70年代には、渋谷ジャンジャンを拠点とした
シェイクススピア・シアターが活動を始められた時期だったそうで、
ほとんど舞台セットのない空間で、出口典雄さんが演出され全37本上演されたそうです。
「ジーパン・シェイクスピア」と呼ばれたそうで、小田島さんが月一本程のスピードで翻訳したものを、
次から次ぎへと連続上演されていたそうで、通常だったら約3~4時間掛かる作品が2時間強位で
すごいスピードで、シェイクスピアの世界を征服していった感があったそうです。
その頃は、つかこうへいさんが、舞台で「ぶす」と言ったり
いままで舞台でしゃべれなかった言葉が、しゃべれるようになっていき、
劇場に行けば、新しい発見、ものが見えたそうです。
つかさん繋がりで、つかさんの舞台『ストリッパー物語』に裏方で付いた事があったそうで、
打上が京都で先斗町(ぽんとちょう)に生まれて初めてお座敷に上がって、
つかさんにビールを次いで頂いたという、貴重なエピソードを語って下さいました。
鵜山さんも24歳で文学座に入って5年間位は、下積みを経験されたそうです。

昨年、鵜山さんが新国立劇場で上演され超話題作となった『ヘンリー六世・三部作』は
日本で2回目の上演で、公式では日本で3回上演されているそうです。
初演はシェイクスピア・シアター。今年上演された蜷川幸雄さんは三回目。
蜷川さん版『ヘンリー六世』は、新訳でしたが、鵜山さん版は、小田島さんの訳で上演されました。
その意図を平川さんから聞かれた鵜山さんは、
あるハードル感というか、今の普段の日常の言葉とちょっと違う。
小田島さんが翻訳された当時の日常の言葉との微妙な空気感や抵抗感に
こだわってみたかったそうです。

鵜山さんが演出されたシェイクスピア作品ということで、配布されたテキストは、
「赤旗」に連載された『シャイクスピアを巡る』という鵜山さんの書かれたレポートを中心に話を進められます。
純粋にシェイクスピアの演出作品というと『リア』『夏の夜の夢』『十二夜』ですが、
ほかに変わった作品で鵜山さんご自身が、アトリエで企画されたエドワード・ボンド『リア』
『リア』は去年、まつもと芸術劇場企画で拝見したんですが、すごくエグかったですf(^_^;)
フランスや本場、イギリスのRSCでも上演されたそうです。
メジャーリーグ制作で2本。
『女たちの十二夜』と『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(トム・ストッパード)
『女たちの十二夜』は、「殆ど女性でやっちゃおうと」
男性は二人(生瀬勝久さん、内野聖陽さん)以外は、女性で演じられた作品。
『ハムレット』のアナザストーリー的な『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』は、
ロズ、ギル(生瀬さんと古田新太さん)の会話を関西弁でやってみたそうで、
これらの面白いアイデアは制作側からだったそうです。
わたしは『ロズ・ギル』が大好きで、映画化されています。
(映画版だとゲイリー・オールドマンとティム・ロス)DVDも持っていますが、今は絶版かもしれません
いつか文学座で観たいです。

1998年1月、新国立劇場開場記念の三本立ての第三弾として上演された『リア王』は、
主役が山崎勉さん。当時の芸術監督の故・渡辺浩子さんの企画だったそうです。
ちなみに、この時のエピソードは、
山崎さんの著書『俳優ノートー凄烈な役作りの記録』(文春文庫)をぜひおススメします。
(この本で、わたしは完璧に鵜山さんに惚れたのでした(^^)/ )

1983年から約一年半程、フランス留学をされていた鵜山さん。
平川さんからフランスにおけるシェイクスピア劇について当時を振り返る形で伺われました。
劇作家不毛で演出家の時代で、コンクリートでセットを作っちゃうとか
本物の雪を降らせたり、始めから終わりまでらくだを舞台に立たせたり、刺激的な舞台があったそうです。
でも、ジュルジュ・ストレーレルという演出のイタリア語で上演された『テンペスタ』(『テンペスト』)や
図書館で本をひっくり返しながら演じられた『ロミオとジュリエット』を
ご覧になったようです。
「目で観て解る演出のインパクトとか?」と聞かれた鵜山さん。
圧倒的な物量の違いだとか、中でも日本とは周波数が違うから?と
照明の色の違いをおっしゃっていました。今は、日本でも、そう変わらないそうですが、
明かりの印象で、ベルリンオリンピックの時に発明されたという
HMIという水銀灯系の明かりが幅を利かせていたそうで
色温は低いけれど、かぁ~と白く照りつける明かりの中で男女のラブストーリーにしても
神経の奥の奥まで突いてくるような感じがして、でコンクリートの高い壁が背景にあったりとか・・。
あとヴァンセンヌの森に本拠地を置く太陽劇団という劇団で、よくシェイクスピアが上演されていたそうで
『ヘンリー四世』とかご覧になったそうです。
けれど、ちょっと異質というか独特の扮装をされていたそうです。

フランス語にはシェイクスピアの言葉が合わないというのが定説になっているそうです。
とはいえシェイクスピアの時代に、だんだん英語が言語として形となってきたそうです。
ヴァンセンヌの森は、ヘンリー5世が赤痢で亡くなった場所で、
そのヘンリー5世からイギリスの王様と認知され始め
それまでフランスの王様という時代があって、フランスからイギリスの見方をかえると
日本と中国とか置き換えられるし、確執の痕跡がみえるそうです。

『ヘンリー五世』は立派な王様のお話で、『ヘンリー四世』は、フォルスタッフが出てきて面白い・・で
『ヘンリー六世』というと、優柔不断で(笑)と平川さん。
すると鵜山さんが、「学問が好きで、ケンブリッジを作ったりした王様」とちょっとフォロー♪
と、ここでインターバルをはさんで、後半は『女たちの十二夜』の映像と『ヘンリー六世』のお話に入ります
by berurinrin | 2010-11-23 21:26 | イベント

英ロイヤル・コート劇場芸術監督ドミニク・クック氏
来日記念シンポジウム

2010年10月6日 in 文学座アトリエ

司会進行  高瀬久男
パネリスト ドミニク・クック氏
   通訳 中山香織氏
そして空席のいす(誰が来られるのかなぁ~きゃはっ)

テーマ「芸術監督の仕事」

ロンドンの演劇事情などを盛り込んで高瀬さんより、先ずは背景からお話をして下さいました。

クック氏といえば、2002年~8年まで続いたファミリーシアター『アラビアンナイト
(リンクは2006年バージョンです)を脚色されました。
青山円形劇場がスタートして大ヒットした作品ですね。
高瀬さんは、いつかロンドンで公演したいと思っていたそうです。
そんなこんなである日、翻訳の中山香織さんから「読んでみませんか?」と送られてきたのが
カラムとセフィーの物語』だったそうです。
『アラビアンナイト』にしても『カラムとセフィーの物語』もそうですが
両方ともストーリーがしっかりしていて、アンサンブルで動くというのが、素敵だなぁと思われたそうです。
『カラムとセフィーの物語』の稽古初日の前には、ロンドンに行って
クックさんの稽古場を見学されたそうです。

『アラビアンナイト』の事もあって来日をとても楽しみにしていたと、クックさん。
前日には、一人で京都に行って来られたそうです。
文学座についての感想を聞かれると
経済状態は似てる(笑)と
なによりアトリエのスペースにとても感動されたようです。
「『カラム・・』については、大変難しい芝居だけれども
世界中の演劇人と話すとすぐ仲良くなれる。
言葉を超えてコミュニケーションができる」とおっしゃっていました。
それは、手段は違えど目指すところは、きっと同じ方向を向いているからなのかもしれませんね。

イギリスで舞台俳優を目指す為には、3年間演劇学校に通うそうで
演劇学校は、すべて民間経営されています。
で学生たちは、自治会で助成金が出るそうです。
最近は、どこの演劇学校も生徒たちが増えてるそうです。
卒業しても医者や看護士のように役に立つ技能はないけれど
有名になりたいと思う人たちが、こぞってやってくるそうです。
たくさんの学校があるそうで、その年によってレベルは変わってくるようです。
で、演出になるには・・と、いうと特に何があるわけではなくて
「自分は演出家!」と言って、周りを納得させるのだそうです。

卒業後、テレビ局に勤めたクックさん。3年間、報道を担当して退社後に
友人たちと劇団を立ち上げ、2年半に渡ってツアーをされたそうです。
当時は、ご自身の演出は未熟だっと言いつつ、資金調達や税金については長けてたそうでしたが
カンパニー全体が疲れてきた時に、
RSC(ロイヤルシェイクスピアカンパニー)の演出助手の仕事が決まったそうです。
その後、約2年間素晴らしい演出家の元で素晴らしい経験が出来たそうです。
そしてシェイクスピアをやるという事は、演出家にとって難しい事だと痛感したそうです。

演劇学校では、学校によって違いますが
実践的なことを学びつつ、テクニックを学んでいくそうです。
演劇は、イギリスの文化に重要な役割を持っているので、
若者たちはプレッシャーを感じるそうです。
俳優という職業は、生涯学び続けなくてはならないし
学び続けたことを伝え続ける仕事であると、
そして、残念ですが、失業率が非常に高いそうです。

演出助手の後は、演出の仕事を始めたクックさん。
このステップは、かなりの痛みが伴ったそうです。
それは、お金の調達で、自分に投資をしてもらわなくてはいけない。
お金を集めるのは、非常に長い時間がかかるそうで
その後の3年間は、たまに演出している以外は、働いたり
お金を集めたり、生きる為の違う仕事をしたりされたそうです。
けれど、当時は、今は、なくなってしまったそうですが
社会保障(失業保険)から多少の援助をもらえた時期だったそうです。

その後、フリーランスの演出家を経てロイヤルコート劇場の芸術監督の
公募があったので、応募されたそうです。
ちなみに芸術監督については、雇用機会均等法によってすべて公募なのだそうです。
募集については新聞やネットに載るとのこと。
難関を乗り切って2006年大晦日に就任されたそうです。

ロイヤルコート劇場は、1888年創立で
戦争によって被害を受けたり、映画館になった時期もあるそうですが
現在は、新人作家の発掘を目的とした新作戯曲を発表する劇場だそうです。

で、芸術監督としては、劇場のすべての最終責任の責務を負うそうで
もちろん経済面も含まれるとの事です。
例えば、火事で劇場が焼けても芸術監督の責任。
丁度この時期、ヨーロッパをゲリラ豪雨が襲って、大雨洪水で大変な事になったそうで、
地下の非常照明が壊れたそうです。
メインの劇場は、公演が終わったばかりで、併設している小劇場の公演の
夜の公演をキャンセルになったそうです。
不幸中の幸いでした。
芸術監督は、4年間の契約で今年切れるそうですが、
来期もオファーされているそうで、そのまま継続されるそうです。
いやにならなければ・・と(笑)
年間18本の作品を上演し、新作を生む。
ロイヤルナショナルシアター、RSCなど巨大な組織で助成金の面でも
同じ本数を確保し同じ数の作品を作るのは、ないお金でやっていくのは、プレッシャーだそうです。

演出をされてない時のドミニク・クックさんのお仕事は
20~35%は、トラブルの解消だそうです。
芸術面や演出家のスケジュール。プレビューの時に判る投資の失敗の解消。
人事面、セクション間のトラブル・・・・水害(笑)

芸術面では、新しい作家たちが書かれた作品が年間約3000作品近く届けられ、
スタッフは、ただひたすら読み続けるそうです。
また15歳から始まるライタースクールでは、毎年50作品委嘱され
芝居を発展させる為にワークショップや観客に観せて試す試みの
ドラマリーディングも開催されているそうです。
そおいえば、今年は、イキウメ主宰の前川知大さんが、毎年行っている
「インターナショナル・レジデンシー」というプログラムに
参加された事がシアターガイドに載っていました。
また、「ヤングライターズプログラム」というのがあって、
その中から3作品が上演され、その内の一作品は、14歳の少女が書いた芝居だったそうです。

良い芝居であれば、書かれて三ヵ月後に上演が可能だそうで

言葉を持たない観客が何を求めているかを、キャッチするのがアーティストであり、
何か新しい声、アイデアを提供することが、ロイヤルコート劇場の使命であるとおっしゃいます。
その為には、劇作家を守らないといけない・・多大なリスクのかかる事だそうです。

また、外にも目を向けて、いい作品があれば招いて上演することも可能だそうで、
一つの国に絞ってプログラムを展開されるそうです。
今までに、アラブ諸国やロシア、トルコ、南米の国々の作品が上演されたそうです。

2006年、劇場は50周年を迎えたそうです。
与えられた資源を最大に利用することが大切だとおっしゃいます。
出来るだけ芸術的な作品を、出来るだけ多くの観客に届ける
それらを、どうしたら最大限に生かせるか?模索中だそうです。

さて、ここで高瀬さんから声が掛かって
空席だった椅子に呼ばれたのは、文学座にもいらしたんですねぇ~うふふっ
芸術監督と呼ばれた方が!颯爽と壇上に上がられたのは、そう!
新国立劇場演劇部門前芸術監督の鵜山仁さんでした。
きゃぁきゃぁ~♪素敵っ★(すみません・・・)

高瀬さんから、クックさんに尋ねたいことは?と聞かれた鵜山さん
「(芸術監督を)辞めたらどうするんですか?(笑)」
あ~みたいなぁ~掴みはオッケーな鵜山さんです。
ロイヤルコート劇場のパンフをご覧になっていた鵜山さん
アトリエの上演作品と重なるものがいっぱいあったそうです。
『ゴトーを待ちながら』『怒りをこめて振り返れ』『キッチン』などなど
今に至るまで、アトリエではイギリスの芝居ばっかりやっているわけじゃない
それなのに、ロイヤルコート初で日本初演の作品をアトリエで数多く上演している事が信じられない。
と、おっしゃる鵜山さん。
「じゃっかんこっち(アトリエ)が、兄貴分(笑)」

「ロイヤルコート劇場には、固有の劇団は持ってますか?」と鵜山さん。
固有の劇団は持っていないそうで、民間の演劇学校の卒業生を招いてるそうです。
アトリエで『カラムとセフィーの物語』をご覧になったクックさんは
劇団として、長い期間で協調し合っている姿がうらやましいとおっしゃっていました。
ロイヤルコート劇場は、劇作家の為の劇場だそうです。

昨今、現代劇を発掘するのが難しい時代になってきたようです。
最近、19歳の劇作家の作品を上演されたばかりとの事ですが
彼らにふさわしい環境を与える必要があるとおっしゃいます。
そしてロイヤルコートには、若い劇作家を支える素晴らしい指導者がいらっしゃるそうです。

「どうしても一見タブーがなくなっちゃって、それを超える新しい表現を見つけるのは難しい」と、鵜山さん。
東西冷戦を区切りとして鵜山さんが例えて話されると、クックさんは
現在の世界、社会から自分自身の問い掛けへと移行してきたとおっしゃいます。
「難しいテーマに挑んでいきたいという欲がある」と鵜山さん。
作品のテーマというか、時代時代による現状の責任、誰に責任があるのか?
それは政治だけじゃなくて、自分たちかもしれない。」
この環境の責任は、この人たちの責任のせいとか・・今であれば、気候変動とか
目の前のペットボトルとプラッスチック製のコップを例えて
「何でプラスチックのもの(ペットボトル)から
プラッスチック製のコップについで飲むのか?」
部分的にでも誰もが何かの責任を担っていると。クックさん。
対立するものが時代共に変貌してきた。と、おっしゃいました。

「今後、公立劇場との仲介役となっていくんだろう・・
国から助成金をもらっているので、商業(民間)では成り立たない芝居も上演する義務もある。」
そうおっしゃるクックさんに頷く鵜山さん。
現芸術監督のクックさんと前芸術監督の鵜山さん。

もっともっと話し合いたいという気持ちが伝わってくる後半は熱い対話になっていきましたが
話がわたしのド素人レベルでは、難しくなってきてしまいましてf(^_^;)
そこんところは、発売中の今月号のシアターガイド12月号
このシンポジウム後に収録されたお二人のガチンコ(笑)トークを読んで下さいませ(笑)
by berurinrin | 2010-11-20 23:06 | イベント

後半は質問タイムです。
作品の内容が、かなりショッキングなものだけに、質問もいつも以上に多かった気がします。

「観ていくうちに、だんだん人間関係が浮き彫りになっていった」とおっしゃるお客様から
チハルさんを演じられた藤崎あかねさんへのエールと、代役として入った期間についての質問です。

そうなんですよね。当初は荘田由紀さんがキャスティングされていたのですが
体調不良の為に藤崎さんに変更となりました。
舞台は生のライブですがら、色々あります。
はっきりいって珍しい事じゃないんですよね。
荘田さんも辛い決断をされたと思います。『女の一生』で大型女優の片鱗を魅せてくれた
彼女の180度違う表情を観たかったと思ったのは、
皆さんも私もそれに荘田さんご自身も同じだったと思います。
まぁでも気持ちを切替えて、来年『美しきものの伝説』で、また元気にお目にかかれる日が楽しみですねっ(*^_^*)
さて、荘田さんからバトンを渡されたあかねさんは
お稽古開始から10日程遅れての参加で、本読みは1回のみだったそうです。

「盗撮カメラ、舞台の装置としてモニターを見るシーンは、どういう仕掛けですか?」

劇中、チハルさんへの暴行シーンなど衝撃的なシーンが、モニターから流れますが
それらは舞台稽古の時に、本番さながらの場面をあらかじめ収録して編集したそうです。
生ライブでの映像は、4台のカメラを仕込んでいて舞台監督が、上演中に切替えをしているそうです。
映像中に、インターネットによるつぶやきのような中傷文字が入ったり
細かく作り手のこだわりがちりばめられていました。

今回のゲスト、脚本家・鐘下辰男さんへの質問で
「“住み分け”とか“身分制度”とか発言が出てくるのは?」

スカイタワーに住む住人たちは、いわゆる人生の勝ち組で、ある種のステイタスを持っていましたね。
なので以外の地域の住民たちとの差別的な発言が振りまかれていました。
鐘下さんからは
「犯罪が起こると、環境が悪い。じゃぁ環境を良くすれば犯罪はなくなるのか?
暮らしが良くなっていくはずなのに、わけの解らない犯罪が起きる。
安全性を求めているのに、わけの解らない奴が出てくるのを感じる」
そんなジレンマから、かつての身分制度まで戻ってしまったんじゃないかと・・

今日ご覧になっていたと演出をされた高橋正徳さんのおじさん(笑)が質問されました。
するとすかさず(笑)高橋克明さんと櫻井章喜さんが揃って
「お世話になっています」と深々とお辞儀(爆笑)

「『ダーヴィンの城』のタイトル?の由来は?」

ダーヴィンというと「進化論」からきてるのか?と思われたそうです。
おじさんを前に「いつでもしゃべれるんで(笑)」と、ちょっとテレながらマイクを握るノリ君。
題名は、単語を出し合って出てきたそうで
「人間はだんだん進化していく→ダーヴィン・・・・にしたい」と
その「・・・」の部分が、色々出たそうですが
最終的にカフカ『城』のイメージが繋がって、『ダーヴィンの城』となったそうです。

「いいお芝居」だっと感想をおっしゃったお客様から
「(ショウゴさんのお母さんを演じられた)吉野由志子さんの泣き声が耳に残った。ラストの意義は?」

あの崩れ落ちながら咽び泣く吉野さんの泣き声・・心に浸みました。
もう何も起こらない・・・今までの悪意が消えていくような・・優しい泣き声でした。

鐘下さんから
「僕にとって暗い話だなぁと思って、最後に救いが欲しいと、ピリオドを打てるようにしたかった」
ノリ君からは、特に演出的な指示はなく
彼らの背景について「どういう環境で生きていたのかな」など、と話し合いはあったそうですが
あの吉野さんの素晴らしい演技の背景には
「お子さんを育てられて、俳優というより人間の歴史の成せる技」と、ノリ君。
本当にそう思います。

「『トロイアの女たち』『カラムとセフィーの物語』そして『ダーヴィンの城
と共通して母親は可哀相な存在だと思った」と感想がありました。

町の治安やスカイタワーの住人と近隣の人たちとの共存を
目指すカネコアキオさん(金内喜久夫さん)の着ているTシャツ。
はじめは、ほのぼのした可愛らしいイメージでしたが
エピローグでは、警察と相談して似せた作ったと言うレトロな制服になっていました。
その姿が「怖かった」とおっしゃるお客様。

わたしもかなり怖かったです。
丁度、『縞模様のパジャマの少年』というナチスドイツの映画を観たばかりだったので、
余計あのレトロな制服が、権力とか独裁とかと妙にリアルに結びついちゃって・・ぞぞぞっとしたんですけど
「Tシャツから始まって行き着く先がファシズム」というノリ君の言葉に、なんとも言えません。

初日をご覧になって、その衝撃で「どうしようかと思った」という
女性のお客様からの感想です。
「あそこまでリアルにやらないと作り物だと思った」そして
「人間は限度をしらない、とことんやらないとわからない。」
体を張ったあかねさんの芝居にエールを送られました。

確かに逃げ場のないお芝居で
わたしも最初に拝見した時、バーストしました。
で、近くでご覧になっていたノリ君に「大丈夫?!」と心配されましたf(^_^;)
あかねさんは、登場するたびに表情を変えるそうで
「この人と会ってる時は、こうやって生きる。結構みんなあると思う。親の知らない顔がある
自分もそうだし、人によって違うのがわかる」
本当にそう思います。日常、意識しないでも、人によって表情、言葉の言い方、雰囲気も代わりますよ。
そして、ノリ君から「意識しないで感覚的に変えてくれた」
「(あかねさん)がんばってくれた」

TVで観ると血糊とか気にならないけど、ライブだとリアルという発言にたいして
すると克明さん、あかねさんに
「180度違う、違うよな、優しいよな」と無理やり(爆笑)

「誘拐された子供は?その両親の結末は?」

終盤、ベビーグッズを処分するシーンがありましたよ。
石橋徹郎さんがヘロヘロになって
植田真介さんのちょっと「バラバラに捨てれば」的な発言があったりして
きっとたぶん・・でしょう!?と思っていたのですが
「トモヒロ(赤ちゃんの名前)生きてる説」が、あるそうで
ノリ君が鐘下さんに「トモヒロ死んでんじゃないですかねぇ~」と聞いた所
鐘下さん「いやぁ生きてて欲しい」とビールをぐっとやりながら(笑)おっしゃったそうです。
「最後は赤ちゃんの笑い声とメリーゴーランドが回ってたんだけど」とノリ君。
最初の、場内アナウンスの声は子供の声でしたね。
もしかして。。。もしかして、実はお芝居は過去のもので
少し成長したトモヒロ君が語るお話だとしたら・・・生きていてくれるのは嬉しいけど
これまたぞぞぞぉって感じですね。

以上で、アフタートークのレポは終了です♪

後日、3作品すべての舞台美術を担当された乘峯雅寛さんの御案内で
バックステージを拝見させて頂きました。

通常アトリエのロビーに当たる場所は、今回小道具の保管場所&早替わり場所になっていました。
ひときわ目立つのは、川辺邦弘さんが「メッチャホリデー!」で、かぶった金髪の鬘(笑)
その黒く塗った仕切りは『トロイアの女たち』で使用した板で、ところどころ剥げた場所は
赤いペンキが、こんにちは(笑)状態でした。

本物の金魚は、かなり前に用意されたそうで
えさをあげる時に水槽をコンコンと叩くと反応するように、練習されたです。
乘峯さんが、水槽のサイズに比べて金魚の数が多かったそうで、毎日水槽をきれいに掃除したそうです。
そんな金魚の水槽にショウゴさんが、アカネさんの携帯を落とすシーンは、本物の携帯を水槽に入れちゃうと
金魚が死んじゃうので、中身を抜いた偽物をつかったそうです。
それもとり易いように仕切りが入っていました。
金魚たちを愛おしそうに見る優しい乘峯さん♪ちなみに死んだ金魚は、作り物でした。

ぱーんと金魚のえさをばら撒くシーンがありましたが、中身は色のついた紙を小さく丸めたものでした。
リアルでしたよね。
リアルといえば、歯!
アカネさんが、W不倫相手のタケノリさん(中村彰男さん)に殴られて
口から血がこぼれると共に歯が抜けるシーン。
あれはTVモニターの下に小さな風船状のビニールに血糊とピーナッツが仕込んでありまして
乘峯さんが毎日作っていたそうです。

そしてベランダで妊婦のアカネさんが破水するシーンは
ベランダの手すりに水の入ったスポイトが、仕込んでありました。
ランニングマシーンは本物で、新品を購入したそうです。
櫻井さんが「わわわわっと!!」と、スピードに合わせてダッシュするシーンは
本物だったんですねぇ~
ポテチも本物で、毎回バキバキと割っちゃう携帯も本物を用意されたそうです。
アカネさんとミサトさんの互いの携帯を相手に向けての写メ取りガチバトル(笑)
携帯の画面に互いの写真が張ってあったのですが、客席からわかりましたか?

リアルとフェイクが混ざり合った世界。本当に面白かったです。
最後にひょっこり高橋克明さんが「終わったの?」覗きに来られてました。
ショウゴはどうしようもないひどい人でしたが、高橋克明さんはめっちゃいい人なんですよ。ほんとですよぉ~

さて、これでアトリエ60周年記念3作品連続上演企画は終了しました。
思えば『トロアイの女たち』が始まった頃は、まだまだ9月といえども残暑の暑さが厳しかったですね。
出演者及び関係者の皆様本当にお疲れ様でした!
とってもとっても堪能させて頂きました。

さ、皆様★次は本公演『くにこ』に向かってGO~!!ですよぉ~
演出は鵜山仁さんですよぉ♪きゃぁ~素敵っ!!嬉しい!!って
最後は、ミーハーで締めてしまってすみませんm(_ _)m
by berurinrin | 2010-11-08 23:19 | イベント

アトリエ60周年記念公演第三弾『ダーヴィンの城』終演後に行なわれた
アフタートークに参加してきました。
表現とかニュアンスは勝手な解釈をしていますので、
そこんとこはゆる~く察してくださいね。

出席者は、全キャストと演出された高橋正徳さん、ゲストは、脚本を書かれた鐘下辰男さんです。
司会をされたのは、チハルさん(藤崎あかねさん)の年の離れた夫シンドウヤスヒロさんを
演じられた大原康裕さんです。
まずは、ご出演者の方々の役名&自己紹介からスタートです。
「本日は、今日は、ありがとうございます」と川辺邦弘さんのご挨拶に
「噛んでる」と早速、高橋克明さんからのツッコミです(笑)
「きっと、いろんな感想をお持ちだと思います。忌憚のないご意見を」と、中村彰男さん。
いい座組み・・いい雰囲気です♪

1997年文学座アトリエの会『寒花』(西川信廣さん・演出)、1999年『北の阿修羅は生きているか』に
続いて3本目となる鐘下作品ということで、演出された高橋さんから説明がありました。
1年半位前から準備が始まったそうで、20~21世紀の「諍い」に合うテーマを探していた中
2010年の現代、そしてこれから先を見据えるというか日本を舞台に・・と考えると、鐘下さん?!
小林勝也さんに相談して、勝也さん経由で鐘下さんとコンタクトを取られたそうです。
勝也さんは、鐘下さん率いる演劇企画集団「THEガジラ」によくご出演されています。
「今の日本の諍いを書いて欲しかった」と高橋さん。
鐘下さんからは、
勝也さんから電話で「高橋正徳」って知ってるか?と、聞かれ「はい」と(笑)
「(ノリ君の)言いたい事を言ってくれれば書きますよ」♪
コーヒーを飲みながら、二人して秋葉原事件や映画「ルーキーズ」とかの話をしながら
あるゲーデットマンション(=城)で、ある程度規制されたマンションの中での
それぞれの家族の物語から・・と、始まったそうです。
とはいえ、13人の登場人物って今まで鐘下さんは書かれた事がなかったそうで
頭の中で13人が、動き出すのが大変だったそうです。

「その13人っていうのは、鐘下さんに対しての挑戦だった」とノリ君。
通常、鐘下さんの描く人物構成というのはアンサンブルなどがいても、軸は5人位。
「今回は13人の俳優、それも文学座の誇る1~13位の役者を揃えたので
ちゃんと13人分の物語を書いて下さい」とお願いしたそうです。
THEガジラとは、とは違うものを書いて欲しかったそうです。

大原さんから、9月に入ってお稽古が始まり
お稽古初日には完成台本でお稽古が出来たそうで
お芝居のシーン毎の流れに沿った説明を踏まえながら進行されました。

先ずは、極悪非道(笑)の克明さんに「苦労は?」と
すかさず、克明さん「脱ぐシーン(笑)」
ああっ、そうなんですよf(^_^;)克明さんと櫻井章喜さんと川辺邦弘さんが
「せーの、えいっ」って、フルヌードをご披露しちゃったんですねぇ、いやいや参った参ったf(^_^;)
克明さん曰く、この為にオーデションしたと(笑)自慢されていましたf(^_^;)
慣れたら楽しいらしく・・「60周年で脱いじゃって・・(笑)」
「アトリエ初で、冒頭に一人で立ってしゃべって、脱いじゃって(笑)裸一貫で」と川辺さん。
櫻井さんのキャラクターは、なかなか決まらなくて・・とノリ君。
飲料水のCM“DAKARA”の余分三兄弟の脂肪さんを演じてる櫻井さんは、ちょっとぽっちゃりさん。
でも、高校時代はサッカーされてたそうで、体育会系ぽっちゃりさん♪
なので、その運動神経のよさと体型とのキャラクターをどういう方向に持って行ったらいいか
瞬発力をどう抑えるか?!稽古場でぶれたりしながら決めていかれたそうです。

「で、出せてんの?!」と、ツッコミは克明さんで(笑)
「いい感じで(笑)」と、櫻井さん。

で、肝心のヒロイン・チハルさんを演じた藤崎あかねさんに、大原さんから聞かれると
やっぱすかさず(笑)克明さん「ボコボコだからね」と
「本当はヤなんですけど・・貴重な経験をさせてもらってます」と元気に発言するあかねさん。
終演後すぐのアフタートークなのにお疲れの姿も見せず、元気なあかねさん。
出演者みなさんから「根性がある!」と言われ、客席からも「うん、うん」と声がありました。

で、ここまでがプロローグ。

赤ちゃんを誘拐された若い夫婦を演じる斉藤祐一さんと牧野紗也子さん。
「今まで楽しい雰囲気でいるのに、袖ですごい顔してこっちを見てる」と牧野さん。
斉藤さんの目が、黒目がちでくりんとして可愛いだけに、目を剥いた表情されるとめっちゃ怖いですもんね。
音大出身の牧野さんのハミング素敵でしたよね。

大原さん、植田真介さん、川辺邦弘さんが並んで、超絶で囁くように台詞を言って
それがモニターに映って、中村彰男さんがそのTV画面を見てるシーン。
あれは以前、TVに出演したオ○ムの人たちをリメイクされたそうです。
超絶の台詞をよく聞いていると、実名とか入っていてリアルで怖かったですもん。

「鐘下作品は、初めて」だとおっしゃったのは、金内喜久夫さん。
緊張しながら演じられてるそうですが「台詞は身近に感じる」と、おっしゃっていました。

男性カップルは、石橋徹郎さんと植田真介さん。
立ち稽古から、キスしてたというお二人(笑)
「目が合うとキスしたくなる(笑)」と石橋さん。すっかり二人だけ世界の入ってるようで!(* ̄m ̄)プッ
「お前らだけだよ(笑)」と克明さん
「ゲイといっても相手に愛着を持つ気持ちは、普通と変わらない」と石橋さん。
二人の出番は、4.5シーンだったそうで
「起承転結で、人物のストーリーが作りやすかった、ひとりよがりしちゃうと芝居は作れない。
美術、照明・・話し合いながら作っていくのが楽しかった」
「・・・それが一番理解できてなかった石橋さん(爆)」とノリ君。
あれ~(笑)素晴らしい発言をされたのに・・ねぇ石橋さん(笑)

音楽について、あの暴力的なシーンのBGMはPerfumeの『チョコレート・ディスコ』
曲を聴くとそのシーンが蘇えってきて、怖いんですけどぉ(笑)
「ああいうJ-POPを、文学座で流す事はないので、僕達らしい音楽を選んだ」とノリ君。
普段、家でチハルさんが聴いていそうな曲を選んだそうです。

高橋克明さんが演じられるショウゴさんのお母さんを演じられた吉野由志子さん。
初日のお稽古開始時間を一時間間違えてしまったそうで、しっかりしてそうな吉野さんの
可愛らしい一面を語って下さいました。
「正直言って、ばばぁは、ショックでした」と吉野さん。
一応ひらがなで書いてみたんですが、口調はカタカナ的な発音でf(^_^;)
台本には「ばばぁ」でト書きに「それ程ばばぁではない」と鐘下さんの愛を感じられたそうです。
お稽古中も、克明さんが
「ばばぁ!!」と言った後に「でも、見えないけどね」と言っておられたそうです。
そんなやりとりの中でショウゴに対して好きになってきた・・
ラストに「誰が言うの?ばばぁって」と金内さんの台詞に、どーんと愛情が出てくるとおっしゃっていました。

奥さんがキャリアウーマンで、若い子(チハルさん)と浮気をするタケノリさんを演じた中村彰男さんは、
「そりゃ色々ありますが(チハルさんを)本当に殴ってる。ふりだけしてもだめで
えー見たくない人もいると思います」
このシーン、ばちんばちんっと本当に殴る音が聞こえるんですよ。
叩かれる側のあかねちゃんに「痛い?」って聞いたら「全然痛くない」とケロッとしてました。
逆に血糊で肌が荒れる方が辛いそうです。

そのキャリアウーマンのミサトさんこと征矢かおるさん。
「もうちょっと若い時に振って欲しかった・・それなりに努力してきました」と
いやいやお若いし、素敵なプロポーションでしたねっ
お稽古場で慣れるために早い時間から、地明かりの中スリップ姿でお稽古をされていたそうです。
アトリエは10年振りで、嬉しそうに語って下さいました。

「大原さん、自分の事は?」とノリ君のツッコミです(笑)
大原さんといえば、年の若い妻・チハルに言った一言「脱げー!!!」ですよね。超怖かったf(^_^;)
「(「脱げ!」)言った事が無いので、次のシーンに繋がるよう頑張って言ってますf(^_^;)」
珍しくも役名も同じ“ヤスヒロ”さんでした(笑)

舞台美術は、三作品とも同じ乘峯雅寛さんによるものです。
三作品とも同じ空間なのに全く違いましたよね。
「今回は、線だけで勝負しよう」とノリ君。マンションの見取り図を参考にされたそうです。

ここからは質問タイム!
それは次回へ続きます!
by berurinrin | 2010-11-07 18:09 | イベント

文学座付属研究所研修科発表会第3回『萩家の三姉妹』のお知らせ

作   永井愛

演出  高瀬久男

協力  文学座演出部

日時 12/10(金) 19:00
       11(土) 14:00/19:00
       12(日) 14:00

於 文学座アトリエ  

予約受付期間 12/1(水)~12/9(木)まで満席になりしだい終了。

全席無料・予約制 文学座  TEL.03-3351-7265(11:00~17:00日祝除く)

この作品が、研修科48期生にとって最後の発表会で、次回は卒業公演となります。
早いもんですね。
先の事は誰にもわかりませんが・・
芝居にかける、かけられる青春の貴重な日々をめーいっぱい楽しんで欲しいものですね。
『萩家の三姉妹』は、2006年度の卒業公演(2007年2月上演)の演目でした。
演出も高瀬さんでした。

さて、当時のパンフから現在座員のキャストをセレクトしてみると

渋谷はるかさん(萩鷹子“た~ちゃま”)
吉野実紗さん(萩若子“ワコ”)
藤側宏大さん(池内徳次“トックン”)
牧野紗也子さん(舟木理美)

ユニークな作品です。
ぜひお楽しみにって、めちゃめちゃ楽しみです♪
by berurinrin | 2010-11-06 23:09 | 文学座公演情報

文学座付属演劇研究所研修科演出部自主勉強会『灰から灰へ』のお知らせ

作   ハロルド・ピンター   

訳   貴志哲雄

演出  的早孝起

日時 12/3(金)19:00
    12/4(土)15:00/19:00
    12/5(日)13:00 

於 新モリヤビル1F(文学座第2稽古場) 

予約受付期間 11/15(月)~24(水)

全席無料・予約制 文学座  TEL.03-3351-7265(11:00~17:00日祝除く)

文学座から沢田冬樹さんと太刀川亞希さんがご出演されるそうです。
今年の研修科の皆さんは、精力的に頑張っていますね。本当に素敵です♪
一番の底辺にいる彼らの頑張りが、未来の劇団の力になることは確実です。
そんな彼らの今の姿を大切に見守っていきたい・・
芸術の秋真っ盛り!
ぜひぜひご一緒に応援しませんか?
by berurinrin | 2010-11-06 22:27 | 文学座公演情報

11.12月主な外部出演

★原康義、廣田高志、横田栄司『じゃじゃ馬馴らし』11/5~7北九州芸術劇場(北九州芸術劇場093-562-2655)11/12~17シアタードラマシティー(シアターBRAVA06-6946-2260)
★渡辺徹『検察側の証人』11/17~25ル・テアトル銀座(コマ・スタジアム03-3262-5400)
★西川信廣(演出)、若松泰弘『岸田國士小品選』11/6下呂交流会館(下呂交流会館0576-25-5000)
★外山誠二『ガーディガン』11/1~23パルコ劇場(PARCO劇場03-3477-5858)11/26~28森ノ宮ピロティホール(森ノ宮ピロティーホール06-6944-1151)
★鈴木亜希子『法然と親鸞』11/6.7ロサンゼルス11/14サンフランシスコ11/20、20ハワイホノルル(海外公演実行委員会0422-44-2110)
★西岡野人『ハロープリンス』11/9、10紀伊國屋ホール(シェイクスピアシアター03-5318-5755)
★西岡野人、吉野実紗『お気に召すまま』11/12~14紀伊國屋ホール(シェイクスピアシアター03-5318-5755)
★松本祐子(演出)、三木敏彦、頼経明子『焼けたトタン屋根の上の猫』11/9~28新国立劇場小劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999)
★西川信廣(演出)、瀬戸口郁(脚本)本山可久子『真砂女』11/10~14俳優座劇場(劇団朋友03-6661-1101)
★小林勝也『十二人の怒れる男たち』11/12~14水戸芸術館(水戸芸術館チケット予約センター029-225-3555)
★松井工『ジャンジャン花月園』11/27~12/2ランドマークホール(横浜夢座045-661-0623)
★大場泰正『色彩寸嫉妬』11/20~28新宿シアターモリエール(劇団未来劇場03-3360-1717)
★神野崇『私のかわいそうなマラート』11/19~21座・高円寺2(「私のかわいそうなマラート」制作090-9293-3721)
★得丸伸二(演出)『君が人生の時』11/13、14中目黒キンケロシアター(プラチナネクスト080-2035-4173)
★佐藤麻衣子『中庭にリング』11/17~24シアター風姿花伝(アトリエセンターフォワード080-6685-2908)
★今井朋彦(演出)『わが町』11/6,7,13,14静岡芸術劇場(SPACチケットセンター054-202‐3399)
★浅野雅博『サンタクロースの作り方』12/23~26下北沢OFFOFFシアター(G-up03-5791-3220)
★原康義、横田栄司『美しきものの伝説』12/16~26彩の国さいたま芸術劇場(さいたま芸術劇場チケットセンター0570-064-939)
★中野志朗(演出)、椎原克知、木津誠之、清水圭吾『男は男だ』12/22~26恵比寿エコー劇場(日本劇団協議会03-5909-4600)
★山像かおり『晦(つきごもり)』12/16~23青年座劇場(劇団青年座0120-291-481)
★征矢かおる(作)高橋正徳(演出)征矢かおる、山崎美貴、藤崎あかね、千田美智子『この星にともる光』12/17~27(サイマーケット03-5995-2700)
★高橋正徳(演出)、神保共子、山本道子、古坂るみ子、大野容子『TOP GIRLS』11/30~12/5アイピット目白(ミズキ事務所03-5712-5628)
★山谷典子『ヴェローナの二紳士』11/22,23京都府立文化芸術会館(京都府立文化芸術会館075-222-1046)
★山森大輔『ROMEO and TOILET 』11/11,12劇場専用小劇場BLOCH(BLOCH 011-251-0036)
★高橋耕次郎『異人のススメ』11/12~14新宿タイニイアリス(タイニイアリス03-3361-9758 )
★高橋広司『オペラ「アンドレア・シェニエ」』11/12、15、18、21、24新国立劇場オペラパレス(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999)
★坂部文昭(朗読)、田中明生『朗読の会「入り札」』11/17浅草リトルシアター(浅草リトルシアター03-6801-7120)
★吉野正弘『タイピンにおける死』11/19~28スタジオAR(アリストパネス・カンパニー・プロダクション03-3414-7030)
★林田一高(作・出演)『トリアージ』11/26~12/1下北沢・楽園(Trigger Line
★西川信廣(演出)、斉藤志郎、櫻井章喜、金沢映子『オーケストラの逆襲3』11/21北とぴあさくらホール((財)北区文化振興財団 Tel: 03-5390-1221)
★藤側宏大『世界のどこにでもある、場所Ⅱ』11/30~12/5下北沢駅前劇場(SETインフォメーション(平日11:00~18:00)03-3420-2897)
★瀬戸口郁、岸槌隆至『留守』『秋の対話』『秘密の代償』11/26~28金沢市民芸術村(金沢市民芸術劇場076-296-3370)


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by berurinrin | 2010-11-06 20:34 | 外部出演