<   2010年 05月 ( 19 )   > この月の画像一覧

『麦の穂の揺れる穂先に』稽古場見学

ちょっと前になりますが『麦の穂の揺れる穂先に』のお稽古を見学にアトリエに行って来ました。

信濃町駅の交差点のところで、信号待ちの山本道子さんと偶然お会いして
文学座までご一緒させて頂きました。
着物姿が美しくって、スカート姿がりりしい・・・そんな姿が見慣れてる私にとって
デニムスタイルで風に髪をたなびかせて・・っと
「いつもこんな感じですよ」って、颯爽と歩かれる道子さん。めっちゃ素敵です♪
そんな道子さん
今回の本は「手ごわい(笑)みんな苦戦してます」と、平田オリザさんの本の難しさをお話して下さいました。
例えば、「そうなんです。」が「そうです。」で「そうなんですよ。」と、語尾が大変!と
へぇ~なんて、道子さんのような方でも苦戦を強いられるお芝居ってあるんだぁ~と不思議です。
客席で拝見してる側から観ると、その言葉の短いやりとりが日常的で普通で、
だからこそ、とても身近に感じて感情移入しやすいのですが
演じる側からしてみると、一歩間違えると、せっかくの平田さんの世界が台無しになってしまう・・
なかなかスリル感がたっぷり(?)な、お稽古風景の予感を感じさせて頂きました。

なんか、うにょうにょ(笑)した絵柄のTシャツ姿の制作のTさんのご案内で
アトリエの中へ、
お稽古場には、江守徹さん演じられる高柳先生のご自宅のセットが組まれていました。
見せて頂いたのは、終幕近い場面の一シーン。
戌井市郎さんが、中央の演出席に座って、そのままの姿勢で時折ダメだしをされますが
短い言葉で指示を出されるのですが、すごくクリーンなんですよ。
さて、ゆったりとした会話を楽しもうとする江守さんに坂口芳貞さんと奥様役の山本道子さん。
江守さんのお姉さん役の藤堂陽子さんにご主人役の金内喜久夫さんの会話から始まりました。
超ベテランの俳優さんの姿を間近で見れるだけでも興奮しちゃいます。
が、これが、道子さんがおっしゃっておられたように
台詞が短くて、流れるような会話で繋がっているので、皆さん大変そうです。
でもベテランの俳優方でも、こんな大変な作業を経てくるんだぁ~と思うと
なんか感動しちゃいます。
段取りとか、台詞が被ってしまったり、語尾がちょっと違うだけでも直しが入ります。
プロンプさんをしている増岡裕子さんも台本を細かくペンで追っています。
「あっ違った」と藤堂さんが、お茶のお盆を持って出たり戻ったり(笑)
江守さんが、何度も台詞を繰り返します。
金内さんにいたっては、もうぐちゃぐちゃ(爆笑)・・・最後は、増岡さんの言葉に合わせて
台詞をおっしゃって、へろへろ状態でした(*^_^*)
これが最高に可笑しくて、金内さんご自身が笑っちゃっておられるもんだから
周りの人たちも笑っちゃって・・
楽しそうな現場の風景を垣間見させて頂きました。

舞台では、こんなに静かな役は初めてとおっしゃる江守さん。
わが町』のエミリーに続いて嫁に行く娘を演じられるのは、栗田桃子さん。
エミリー可愛かったですよね☆お稽古シーンでは、桃子さんの場面は拝見できなかったんですが
何が楽しみって桃子さんの演じてる姿が楽しみです~☆彡
でもあんまりお嫁さんの役ばっかりしちゃうと、現実が遠のくって話も・・・ぷぷぷっf(^_^;)
桃子さんの旦那さまになりそうな雰囲気の方は、大場泰正さん。
ちょっとお髭姿がワイルドなお姿ですが、かっこいいですねぇ~
高橋耕次郎さんは、江守さんの部下を演じられるそうですが、静かに舞台をご覧になっておられました。
やはり静かな佇まいで舞台をご覧になっておられた美しい方は、倉野章子さんでした。
そんなすごい方々に囲まれて、永川友里さんと千田美智子さんも頑張ってましたよ(^_-)-☆
大学生という等身大の姿で同期の強みも最大限に生かして楽しみながら演じてる姿が
自然で素敵でした。

そんな楽しいお稽古場の風景を魅せて下さった『麦の穂の揺れる穂先に』は
今日が初日でした。
きっと素敵な初日だったんだろうな・・・(*^_^*)
あっ、そうだそうだ!今回色んなイベントやらプレゼント企画やら楽しい事があるようですよ~☆彡
ご覧になる日をチェックしてみて下さいね(*^_^*)

あっ、制作のTさんが着てらしたうにょうにょしたTシャツの柄は
なんと寄生虫さんの絵柄だったですねぇ~まさにキモ可愛かったです(笑)
by berurinrin | 2010-05-31 22:29 | イベント

祝・千秋楽『モジョミキボー』

無事に幕が降りました
素敵な千秋楽でした
彼らは、すごい人達です

おめでとうございました!
では…では(^-^)ノ~
by berurinrin | 2010-05-30 22:30 | 日常

『モジョ/ミキボー』のお知らせ

2010年5月30日までOFF.OFFにて只今ロングラン公演中!!
『モジョ ミキボー』
作  オーウェン・マカファーティー
演出 鵜山仁
出演 浅野雅博/石橋徹郎

情報ブログはこちら→モジョ ミキボーのブログ

あの浅野さん!!と、あの石橋さん!!が!!!
そして鵜山さんがぁ!!!! 
これはちょっと事件ですよぉ~!!!
ぜひ、皆さんご一緒に応援しましょうね!!

日々の更新は↓をご覧下さいね
by berurinrin | 2010-05-30 16:33 | 文学座公演情報

イッツフォーリーズ公演『ミュージカル天切り松ー人情闇がたり』

イッツフォーリーズ公演『ミュージカル天切り松ー人情闇がたり』 in 亀有リリオホール(5/26)

原作 浅田次郎「天切り松 闇がたり」(集英社刊)
脚本 水谷龍二
演出 鵜山仁

現代のと・ある留置場。
老人・松蔵(左とん平さん)は、今日も語ります。
“闇がたり”といって、六尺四方から先には聞こえないという夜盗の声音を使って・・
それは松蔵がまだ子供だった頃の大正時代。
義賊と呼ばれた目細の安吉親分(津田英佑さん)に引き取られた
幼い松蔵さん(金村瞳さん)の目から見たいくつかのエピソード・・
それは、今や死語になりつつある義理と人情の溢れた世界です。

極寒の・・でもとっても温かい人のぬくもりを感じた旭川以来、4度目の『天切り松』です。
好きなんですよわたし。いいじゃないですか義賊って
ものすごいアナログな世界で、自分達の美学を追求して真っ直ぐ生きていく・・
その為に命まで掛けても惜しくない。

前回よりも前半は、ポップ度が増した気がして、明るい裏家業(笑)に勤しむ
目細の安吉一家の子分たちの人情話に心を癒され、微笑ましいエピソードにくすくす笑って
その分、後半の仕立て屋銀次さんの網走のエピソードはほろ苦く辛い・・。
でも、辛いと一言で言えない・・底辺には熱い男のロマンが息づいているんです。
もう、やっぱ好きだなぁ~この作品(*^_^*)
ほんと楽しい・・・

網走のエピソードのにくらしぃ~(笑)典獄さんを演じられるのは、水野龍二さん。
あの新国立劇場版(鵜山さん☆演出)『ヘンリー六世・三部作』では、サマセット公を
感じわるーく(笑)演じておられましたが、前半のエピソードは詐欺で騙されちゃう銀行員さんや
えらぶっちゃう鉄造さんとか、ダンスも歌もすごくお茶目で、ついつい気になってしまいました。
とん平さん初め、皆さん愛すべきキャラクターを愛おしく演じられてる・・そんな感じが伝わってきました。

これから神奈川の鑑賞会を巡る『天切り松』!
楽屋での初日乾杯に参加させて頂きました。
今日も、いや・・いっつも素敵な鵜山さんのご挨拶も聞けて幸せ♪
旭川の夜を楽しく過させて頂いたプロデューサー(とても素敵な女性の方ですよん)からの
「神奈川公演も頑張りましょう!」のご挨拶・・・・。
実は、神奈川公演でも、横浜は来ないんですよ・・・私は、呼びたかったんですが・・残念。
まぁでも、うちの鑑賞会は、民主主義というか、こればっかりは仕方ないんです。
でも本当に素敵な作品なので、ご覧になれる会員さんは楽しみにしていて下さいね!!!
そんなこんなで鵜山さんも次のオペラ『鹿鳴館』のお稽古が翌日から始まるそうで、
お忙しくなっちゃうらしく、もう他の会場でも観れないかも・・と、、、
そっかぁ~ならば時間を作って、いずれかの会場で見届けたいなぁと思うのでありました。
だって好きなんだもん!

c0023954_21483157.jpg


CD買っちゃった(笑)だって『天を仰いで』を聞くと、きゅんとなるんだもん

5/26(水)、27(木) in 亀有リリオホール

明日は、とうとう千秋楽を迎えるモジョミキ・・
昨日の夜は立見席も出て、熱い・熱い舞台でした。
いつ観ても、何回観てもすごく新鮮!どうぞお見逃しのないように・・・
情報ブログはこちら→モジョ/ミキボーのブログ
by berurinrin | 2010-05-29 22:05 | 観劇感想

文学座有志による自主企画『映画に出たい!』

文学座有志による自主企画公演『映画に出たい!』のお知らせ
  
作   ニール・サイモン

訳   福田陽一郎  

演出  富田稔英

美術  乗峯雅寛  

照明  古川幸夫  

音響  栗原亜衣   

日時 6/12(土) 14:00/18:00
    6/13(日) 14:00

出演 松井工
    森田咲子、矢部妙子

於  文学座アトリエ 

前売予約受付中 
           
入場料 全席自由予約制 3,000円(学生2,000円)

文学座 TEL.03-3351-7265(11:00~17:30日祝を除く)

主催   「映画に出たい!」制作委員会

協力  文学座企画事業部

先日、新モリヤビル2階でお稽古中の稽古場を覗かせて頂きました。
ちょっとセクシーなお姿の矢部さんとちょっと影がありそうな松井さんの絡みは、
美男美女の素敵なカップル~!
演技指導的な比重が大きい演出風景ではありましたが、矢部さんが喰らい付いていこうと
何度もシーンを繰り返す度にどんどん変わっていく彼女の姿は、キラキラ輝いていました。
松井さんは、去年『崩れたバランス』で、空港に子供を迎えにいかなくちゃいけないパパであり
俳優のヤンさんを演じられていました。
ニール・サイモンの芝居については、殆ど知らなくってf(^_^;)
でもニール・サイモンの映画『ブルースが聞こえる』(ピロクシーブルース)は、
わたしの部屋にあるお気に入り映画のDVD12本の内の1本です☆

明日は、とうとう千秋楽を迎えるモジョミキ・・・気がついたらリピート数累計7回。
いまだかつて無い再見数です・・でも、いつ観ても、何回観てもすごく新鮮!
どうぞお見逃しのないように・・・
情報ブログはこちら→モジョ/ミキボーのブログ
by berurinrin | 2010-05-29 18:16 | 文学座公演情報

文学座有志による自主企画『ピンクの象と五人の紳士』

文学座有志による自主企画『ピンクの象と五人の紳士』 in 新モリヤビル1階稽古場(5/22)

作   別役実   
演出  西本由香

ぽつんと置かれたベットの上には死体?!
そこへ、かこーんと音がして空き缶が飛んできます。
無性に缶蹴りがしたくなったと紳士1(高橋克明さん)が現れます。
すると、ぽっこぽっこと竹馬がしたくなったので・・と、空き缶に紐を通してそれを履いてやってくる
紳士2(中村彰男さん)
空き缶にたっぷたっぷの水を入れて、こぼさないように右往左往しながらやってくるのは
紳士3(戸井田稔さん)。かーんと空き缶を棒で吊って、叩いて音色を楽しむ紳士4(木津誠之さん)
叔母さんが見舞いに来るからと、採ってきた花を空き缶に差す紳士5(細貝光司さん)
そこへ心臓手術中に必要な心臓移植のドナーを探しに看護士(頼経明子さん)が現れます。
すると一人の女性(奥山美代子さん)が現れます。甥っ子さんのお見舞いに来られたそうです。

この5人の紳士たちが並んだだけで可笑しい(笑)
そのうえ、ぽよ~んとした表情を浮かべる克明さんや戸井田さんに頭をぱっこ~んと叩かれる彰男さん。
へっぴり腰でうろうろ歩く戸井田さんや空き缶の音色に恍惚の表情を浮かべる木津さんや
間をたっぷり取って困った顔する細貝さん・・もうへんてこな5人に対し
それに絡むヨリちゃんや奥山さんという個性的な女優二人(笑)
それだけでも楽しすぎます(*^_^*)
お互いの重箱の隅の隅を突き合う様な、ちっちゃい(笑)会話の応酬が最高に笑えます。
もう・・吹き出しちゃいましたもん。
でも最後は、ぞぞぞぉ~って(あっ象だ)
無意識の意識に取り込まれる恐怖って、めっちゃ怖くありませんか?
急に舞台の見えない壁が四方から彼らのいる中央に向って迫ってくる・・そんな感覚を覚えました。

演出は、お芝居が始まる前に前説をやっていた西本さん。
一見、男の子風の可愛い~女の子です。
実は、お稽古場を拝見させて頂く機会がありまして
目の前で繰り広げられる風景の中、一人ぽつんと中央最前列で様子をみてる西本さんの
表情がめちゃめちゃ楽しそうで、作り手側が楽しそうにしてるんだから面白くないわけがない!
そんな事を実証させていた気がします。
それにしても個性的な俳優たちを束ねられた手腕はすごいですね!

アトリエの前では、おっと高橋正徳大演出家(笑)と亀田佳明さん。
そうだ、unksの第2回公演でノリ君は、演出されんだった。
開口一番にノリ君の口から出た言葉に愕然・・・なんでわかったんだろう・・
いつもは応援してる側のはずが逆に慰められてしまいました。
ノリ君、いいやっちゃなぁ~!ほんとありがたい(涙)
横では亀田さんが優しい笑顔を浮かべてくれてるし・・嬉しかったです。
多分、このブログを書けているのも彼らのお陰です。一人じゃなんにも楽しくないもの。
受付では、『ぬけがら』地方巡演中の山本郁子さんがお手伝い。
『ぬけがら』の郁子さんは、かっこよかったですよねぇ~

終演後は、飲みニュケーション(笑)
気がついたらもう10時近くまで、みなさんとお話していました。
奥山さんと猫談義をしていたら、犬派の戸井田さんが携帯の待ち受けの愛犬ボンちゃんを
ご披露して下さいました(笑)奥山さんも待ち受けのニャンコを、そして私の待ち受けは・・(爆)
実はボンちゃんは、アトリエの会『AWAKE AND SING !』にご出演されていたんですよ!覚えていますか☆
あっ、ちゃんとお芝居の話もたんまりさせて頂きました。

新国立劇場で別役実さんの『象』が上演された時に開催されたシアタートークで
冒頭、男(稲垣吾郎さん)のモノローグのシーンで「おつきさま」「おさかな」
という言葉が入るのですが、その意味を聞かれた別役さんが
「当時は(ご自分が)天才だったから、天才の書く事はわからない」と(笑)
で、今回は「ピンクの象」ってなんでやねん(笑)と、看護士役のヨリちゃんに伺ってみたら
アルコール依存症の方や薬の中毒患者が見る幻覚の症状を総称して
「ピンクの象」と呼ぶらしいのです。

あと残り明日がラストの『ピンクの象と五人の紳士』
観ないと後悔しちゃうかもですよ~!!

さてブログを一件、リンクの追加をしています
奥山美代子さんのブログmiyocom本舗です。奥山さんといえば、あんなに美しい女優さんなのに、
チ・チャレンジャーなイメージが・・でもそこがすごい魅力な方だと思っていました。
ブログを拝見してなんとなーくわかるような気が・・・本当に快活で楽しい写真と文章満載です☆
我が家と同じ三匹の猫達に囲まれた爆笑エピソードは必読です☆

ラストといえば『モジョミキボー』も後半戦・絶賛上演中です。
情報ブログはこちら→モジョ/ミキボーのブログ
by berurinrin | 2010-05-23 22:37 | 文学座観劇感想

劇団銅鑼『流星ワゴン』の脚本を書かれた青木豪さんを迎えて

『青木豪さんを迎えて』

5/19(水)から始まる例会作品劇団銅鑼『流星ワゴン』に向けて
制作のHさんと作家・青木豪さんを事務局にお迎えしてお話を伺いました。
青木豪さんといえば、1997年に劇団グリングを旗揚げしましたが
去年グリングを活動休止されました。
わたしは、グリングを一度も拝見したことが無いのですが
青木さんといえば、文学座のアトリエの会『エスペラント』を書き下ろされました。
なので、それっきゃ知らない私ですが(そりゃーしょうがないすよねぇ~)
『流星ワゴン』の担当でもあるもんで、それよか、青木さんのお話がめっちゃおもしろかったので、
走り書きで書き留めた事をご披露いたします。

「人前でしゃべる事がなくて、言葉使いが間違っていたらごめんなさい」と
真ん丸い頭でくりんくりんのお目々がキランキランしてる青木さんです。
1997年のグリング旗揚げの時は30歳だったそうで、それまでは役者を目指しておられたそうです。

青木さんは、横須賀の追浜生まれ。
演劇好きなお母様に連れられて、幼稚園の時に、横須賀市民会館で木馬座を観たのが、
観劇デビューだったそうです。
それ以降、芝居が来るたびにお母様からチケットを渡され、家に帰ると感想を伝える・・
自然に芝居に馴染んでいかれたそうです。

大きくなった青木さんは、蜷川幸雄さん率いる蜷川スタジオを受験。
その時は演出部を受験されたそうですが
試験はA4で送られた来た戯曲の抜粋、シェイクスピア『ロミオとジュリエット』、清水邦夫さんの本、
あとは忘れちゃったという3種類の戯曲のを自ら演出して衣装も付けて、蜷川さんの前で演じたそうです。
案の上、蜷川さんからは「たらたらやって、客が入るか、コノヤロウ」的な(笑)
「とっとと帰れ」的な(笑)事を言われ、落ちたそうです。

で、劇団円の研究所に入所して
半年間は役者の勉強して、半年はとんかちを握っていたそうです。
で、青木さんの演出部付の初旅公演がなんと!横浜の青少年ホールだったそうで
スタッフの人数が足りないはずなのに、近くの県民ホールの仕込みと間違った人たちが
たくさんこられ、わけもわからず結果助かった話をして下さいました。
でも残念ながら3年間の研修生活、25歳になった青木さん。
査定で劇団に残ることが出来なかったそうです。

その後は、バイトしながら役者の仕事もしていたそうですが
役者で出演していた芝居が八王子の鑑賞会が呼んでくれたそうで
それ以来のお仕事だったそうです。

で、役者さんとしての青木豪さんは?というと、自分が演出だったら
絶対使いたくないタイプだったそうで(笑)
演出に何か言われると「それじゃぁ~出来ないなぁ~」的な(笑)
「そんな文句を言うからには、書いてみろ!」と、演出の佐久間崇さんに言われ
「俺の才能に気づいたな」的な(笑)
で、東京芸術劇場を押さえ、旗揚げを決めたそうで・・が、
本番2ヶ月前まで書けず、役者は3名しか集まらず、1年間に800枚も書いたそうですが、
10枚程度でペンが止まってしまい・・で、80本分は書いた・・・と、
過呼吸になってしまうほど追い詰められたそうです。
そんなとき、やっぱり助けて下さったのが佐久間崇さんで
書いた作品の中の約3P(笑)ほどの塾の先生の与太話を話してるシーンがあって
「リアリズムが面白い」と添削してもらい、やっとこさ書けたそうです。
よかったよかった

その後、『中学生日記』の台本を書かれたりしていた青木さん。
劇団銅鑼のHさんとの出会いは、その当時、シアターガイド誌のインタビュー記事を読まれたHさん
(作品を観ずに!と強調された青木さんが面白かったです)からのお声が掛かったそうです。

『流星ワゴン』の戯曲化と同時にグローブ座『エデンの東』(松潤さん主役)の戯曲化の依頼が重なったそうで、『流星ワゴン』は、作家の重松清さんのファンなので
お会いできる機会があるかも・・と、嬉しかったそうですが
『流星ワゴン』の原作には、子供が2人重要な役を担うそうですが
Hさんから「子役は出せません」と言われたそうです。
で、同時に舞台を頼まれた時は、優先順位を「予算が大きい順に書く!」そうで
『エデンの東』から先に取り掛かった青木さん。
映画版『エデンの東』はジェームスディーンが主役の超有名な映画ですが
原作は全4巻からなるお話で、その4巻目が、映画で取り上げられているそうです。
本来は、中国人のリーさんが主要な役らしいのですが、リーさんが登場しちゃうとジェームスディーンが
活躍出来なくなっちゃうから出てこない。
で、グローブ座版でもリーさんが登場すると、松潤さんが活躍できなくなるので
結果、中国人のリーさんの登場は、なかったそうです。
で、この経験から「重要な人を切ることも劇化することには、必要なのではないか」と、
『流星ワゴン』では、一人の子供の登場をきってしまったそうです。
わたしは『流星ワゴン』の原作も未読で作品も観ていないのですが、
会場からは「え~」とざわめきがあったので、きっと子供の役どころはかなりの重要度だったんでしょうね。
原作者で、青木さんがファンだとおっしゃっていた重松さんにお会いできたかと言うと・・
後日、文壇バーというところに連れて行かれた時に、べろんべろんに酔っ払った重松さんが
居られて念願のご挨拶が出来たそうです。ただ、絶対、重松さんは覚えておられない・・・
そう、断言された青木さんでした。

青木さんのお話は、本当に面白くて
小学生の時に宝塚歌劇団『ベルばら』を観て、将来は女になろうと思ったり
歌舞伎で玉三郎さんの姿を見て、男でも歌舞伎の世界に入れれば、女になれると思ったり・・、
ただアングラの世界はご覧になっておらなかったようで
お母様から「アングラだけは見るな!」と言われておられたそうです。
「価値観がわかないのに、価値観が壊れた世界を見てはいけない」・・・。

『流星ワゴン』の話をすればするほどネタバレになる・・そうおっしゃりながら
ついついしゃべちゃう優しい青木さんでした。
話はまだまだ一杯あって、グリング『ジャム』の題名に行き着いたお話だとか
必ず取材旅行に行かれる青木さんの遭遇した面白いエピソードの数々。
下北沢の町を歩いていたら、偶然、劇団新感線のいのうえひでのりさんに遇って
「いつか書いてよ」と、言われたそうで、あんな派手なの書けない(笑)と思ったそうですが、
実現した話や『ガラスの仮面』の劇化のお話で
実は、マンガ雑誌『花とゆめ』の連載一回目を叔母が持っていて読んだ過去を
思い出して「運命を感じた」とか・・もろもろ
メモするつもりはなかったんですが、あんまりお話が面白くってついメモってしまいました。
猫の絵に『豪』と書かれたエコパックを持ち歩くお茶目な青木さん。
帰り道、駅に到着してもまだまだ話が尽きない青木さん。
私ももっともっとお話を伺いたい気持ちで一杯でした。

あっ、でもわたしは一途な女ですから(笑)自己紹介するときに、鵜山仁さんが大好きなベルですと
Hさんからも、「鵜山さんが好きなベルさん」と紹介して頂きましたからっ(笑)

そんな我が最愛の愛しの人(観た人ならお解かり頂けるかな、このフレーズ★)が演出された
『モジョミキボー』は絶賛上演中です。
情報ブログはこちら→モジョ/ミキボーのブログ
by berurinrin | 2010-05-19 00:04 | イベント

東京裁判三部作・第二部『夢の泪』

東京裁判三部作・第二部『夢の泪』 in 新国立劇場・小劇場(5/9)

作   井上ひさし
演出 栗山民也

敗戦のあくる年の春。
「新橋法律事務所」。腕利き弁護士・秋子さん(三田和代さん)と再婚した伊藤菊治弁護士(辻番長さん)
ですが、どうも女性に弱いのが欠点で、秋子さんとは最悪の状態。
秋子さんの娘・永子さん(大和田美帆さん)は、継父の菊治さんを実父のように慕っているようです。
ある日、神妙なお顔で戻ってきた秋子さん。
彼女は東京裁判においてA級戦犯・松岡洋右さんの弁護人になるよう依頼されたのでした。

『夢の裂け目』に次いで第二部『夢の泪』公演中です。
前回は、紙芝居屋さんが東京裁判の証人として出廷されるお話でしたが
今回は、弁護人を引き受けた秋子さんと一緒にタッグを組んだ菊治さんの
目から見た東京裁判の不思議です。

それにしても、ホントに自分が勉強不足で・・どうしましょう!!
わたしの昭和の戦争知識は、ゴーマニズム宣言シリーズですからっ(ちなみに今は「天皇論」読んでます)
ところが、本棚に「いわゆるA級戦犯」が無い!誰かに貸したままなのかぁ~
本当にどうしましょう・・ふ・復習ができん(><)

わからないのは、戦争が終わって世の中の常識が、ひっくり返ってしまったこと。
結果、負けてしまったけれど、そもそも間違った事かもしれないけど、
それでも日本の為になんとかしようと戦争犯罪者になった彼らの弁護をする為に
その弁護士に対し弁護費用が出なかったとか、その費用を捻出する為の
募金活動中に庶民から石をぶつけられたり、乱暴されたり・・ひどい。
法律事務所にやってくる、その藁をもすがる必死の彼らの訴えについて、
解っていながらも何の手助けが出来ない弁護士のやり場のない苦悩や怒り・・

きっとこんな事、日常茶飯事だったんだろうなぁ~と、思うと本当にたまらない気持ちになります。
戦争に負けるって事は、こんなにも大きな代償を払わなきゃいけないもんなんでしょうか。
戦争に勝った側は、負けた側に対して心の中まで抉るように奪ってしまうもんなんでしょうか。
戦争に負けた側は、負けた仲間同士、互いの傷口を広げあうもんなんでしょうか。
なんかやりきれない気持ちで一杯になりましたけど
エピローグで10年後の彼らの姿が浮かびあがった時
それぞれ沢山の傷を泪で洗い流しながら、這い上がってきた逞しい彼らの姿は
観ている私にも癒しの軟膏を塗ってもらったような気がします。

5/6(木)~5/23(日) in 新国立劇場・小劇場
by berurinrin | 2010-05-15 20:50 | 観劇感想

文学座付属演劇研究所研修科発表会『二十世紀少年少女唱歌集』

文学座付属研究所研修科発表会『二十世紀少年少女唱歌集』 in 文学座アトリエ(5/8)

作   鄭義信  
演出 松本祐子

ミシンの訪問販売をしている碧さんと斉藤さん。
ミシンは全然売れず、二人の間も険悪な雰囲気。日も暮れかかっています。
小さな広場で休憩するふたり。
そこはかつて、人々が肩寄せ合って暮らすバラックの家々が立ち並んで場所でした。

新たな新研修科49期生を迎えての初の発表会です。
思えば5年前の発表会にこの演目、祐子さんの演出で拝見いたしました。
当時の舞台は、床に砂を敷き詰め水を撒いてどろどろ・・ぬかるんだ床に、トタン板を重ねた家々
粗末な生活の中で、4人の姉妹とその配偶者達の心と現実の葛藤の日々が描かれていました。

前回も今回もそうですが、不法占拠とはいえ、そこで育ち日々暮していた場所から
立ち退きを迫られ、満足な職も得られず、貧しく細々と生きる彼ら
天国のような暮しが待っていると、風呂敷きを広げたような宣伝文句を掲げ
彼らを迎い入れようとする幻のような近くて遠い国からのアプローチ。
思い通りにならない屈折したパワーが研修科生たちの心に絡み合い
熱風のような舞台を魅せてくれました。

ただ、熱いだけじゃなくて、このお話の中の根底にあるのは、空虚さじゃないかなと
普通に考えて、手を伸ばせば叶えられそうな希望が、彼らにとっては
そんな簡単なことではなく、その世の中のギャップとむなしさに対する抗いの気持ちが
あんな熱い熱い感情となって内から溢れて出てきてしまうのかもしれません。
そう思いながら、芝居を観てしまうと・・
ちょっと感情が先に立ってしまって思いの力技のような場面も見えてしまったんですが
それでも彼らのストレートな芝居に対する姿勢はとてもピュアで美しいと思います。
短い研修生活・・がっつんがっつんと壁にぶち当たりながら磨かれていく
そんな彼らを大切に見守っていきたいなぁ~と、思いました。

5/7(金)~5/9(日) in 文学座アトリエ

この日、昼間は『モジョミキボー』と二本立て(笑)ぐったい☆ですよ
下北沢OFF・OFFの客席であったのは、現在は兵庫県立劇団ピッコロに在籍の中川義文さん!
「いやぁ~ひさしぶりぃ」の再会です。
中川さんは、夜は発表会を観て、その日の内に関西に戻られたんです。
43期生の中川さんは前回の『二十世紀少年少女唱歌集』にご出演でした。
中川さんは、ミシンのセールスマン斉藤さんを演じていました。
「サンマ焼いてたねぇ~」「焼いてた、焼いてた」
とっても忙しいみたいなので、なぜにそんなに忙しいかというとリンクしてる中川さんの
ブログ県立劇団員の“らしくない”ブログをご覧下さい。
お近くのお住まいの方、機会がありましたらどうそ宜しくお願いします!!
by berurinrin | 2010-05-15 15:03 | 文学座公演情報

シェイクスピア祭『鵜山仁、シェイクスピアを語る』その1

シェイクスピア祭『鵜山仁、シェイクスピアを語る』 in 清心女子大学 宮代ホール(4/24)

出演   鵜山仁
聞き手  河合祥一郎

シェイクスピア協会の会長・安達まみさんのお話の後、
登場されたのは、河合祥一郎さんです。
河合さんといえば、新国立劇場で『ヘンリー六世・三部作』上演中に開催されていた
シェイクスピア大学校で講師として招かれお話をして下さいましたね☆
そんな河合さんから、昨年秋に上演された鵜山さん演出の新国立劇場『ヘンリー六世・三部作』が
演劇界に影響を与えて、栄えある演劇賞もろもろを総ナメにした受賞者列伝を紹介して下さいました。
そしてひゅーひゅー鵜山さんがご登場です。

メモメモカキカキ状態です。鵜山さん中心で、勝手な解釈もあると思います。
毎回ながら言葉の足りない部分もあると思います。
毎回レポする時は、自分が理解出来ないと書けない性分なので本や資料やインターネットを通じて
調べて加筆して自分なりに消化しています。
もう、イベントをUPするのは止めようかなぁ~と思ったのですが
マブダチの励まして頑張りますわっ!
演出家を好きになったのなら、その作品世界も広めるべきである・・・

鵜山さんは、去年『ヘンリー六世・三部作』の企画をされている最中に
イギリスへ戦跡旅行に行かれましたが、その時に偶然にも河合さんと『冬物語』上演中の
ストラットフォードの劇場でばったり出会われたそうで
その時の話からはじめられました。

戦跡旅行のこと

1990年発行『シャイクスピア史劇の古戦場(柏倉俊三・著)』をガイドブックにして
ロンドン近郊バーネット、セントオールバンズ、タウトン、ウェイクフィールド
ヨーク公の居城サンダル城。
で、改装中のスワン劇場の変わりにコートヤード・シアターで、
「冬物語」をご観劇されている所に河合さんと偶然出会ったそうです。
ちなみにこの劇場は2008年に「ヘンリー六世」三部作を上演した劇場だそうです。
その後、ロワール河の城めぐりをされてパリに戻って・・と
「私費で行ったんです(笑)国費じゃなくって!重要なとこです」

実際には2~3ヶ月の間『ヘンリー六世・三部作』の稽古場に入りっぱなしに
なっちゃうので、そこでは発想も狭ばりがちになってしまうので
あらかじめ風通しのよい場所に・・・そんな企画での珍道中(笑)だったそうです。
実は、わたしもこの『シェイクスピア史劇の古戦場』持っていまして
それも全くの未読で、持っていたことさえすっかり忘れていました。書きながら
「あれれっ聞いた事ある題名だ」・・今更ながら引っ張り出して、ちゃんと読みます!近々(笑)

「シェイクスピアを研究されてる方々や『ヘンリー六世』を研究されている方々でさえ、
そんなにあっちこっち実際に足を運んでいる人は、いないんじゃないか?!」
と河合さんから現地の感想を聞かれた鵜山さん。

「行ってみると関が原じゃないけど、たまにちょっと碑があったり
花が手向けられたり、他には何も印の無い所だったり・・・
こっちから先は日常で、ここから先は戦場です・・みたいな柵があるわけじゃない
ので、そこんところが面白かった」
かつての合戦であった関が原が現在のような姿に変化したように、
今の私たちの日常見てる環境と似てる所が、異国の地でも感じられたことがようです。
鵜山さん的な言い回しだと「戦場と踵を接している日常みたいなものが
積み重なってああいう舞台にどっかつながったのかなぁ」

舞台設定について

「上手に池があって、ずっと奥まで野原のような丘のようなものが広がり手前には戦の跡でもあるような、
照明の使い方次第で、いかようにも変化できる・・
それこそ日常と非日常というものが区別なく変わってくるような空間が
出来たかと思うんですが、それこそ旅行の成果でしょうか?」と、河合さん
「そう思うしかないでしょうね」と鵜山さん

最初は「ミニチュアの世界を実現したかった」と、おっしゃった鵜山さん。
フランス庭園ではなくイギリス庭園みたいに自然と人工が葛藤しているような
空間を表現してみたかったそうで、
「庭園ですから池もあって木も生えてたりするんですけど
何百年、何千年も経つと枯れちゃって、かつてはゴミ捨て場だった所が
今は遺跡と呼ばれている。。と、いうような空間をと色々重なって結局あんな風になったんです」

「全体の色調を鉛を敷き詰めたようなメタリックにしようと思ったわけじゃない」

「手前の方には、プレスした建材だとかTVだとか車だとか・・ゴミ捨て場であって、
それがずっと奥の方に繋がっていて、昔々はゴミ捨て場だったところが
人が住んでいて、またいなくなって・・というその後の風景なのかもしれないって
続いているんですけど、それがいわゆる鉛みたいな質感でコーティングされているわけなんですけど・・」
最後にメタリックな印象になったのは、装置家の島次郎さんのオリジナリティだそうです。
島さんもご同行の戦跡旅行中は去年の3月下旬~4月に掛けて
季節は、春の初め・・目の前に広がる牧草地や黄色いラッパ水仙が咲いている
中を旅されていたわけで、
当初は「早春の芽吹いてくるようなきざしの色合いの中でやろうか」みたいな話だったそうですが
ところがある日、新国立劇場の会議室で
「照明的にどんな色でも反映させやすいグレーで全部行きましょうか」って、
決まっちゃったそうです。
あの舞台が緑の牧草地だったら、どんな事になっていたでしょうね?!

『ヘンリー六世』をやろうとしたきっかけ

芸術監督は、年間8本~9本のプログラムを立てることがお仕事。
任期が3年という事が決まっていて、何かにつけて3部作と(笑)
鵜山さんは“3”がお好きなんですよね
マジックナンバーという言葉を良く使われますが、大きな物語を一つやってみたかったそうで、
「(大きな物語なら)シェイクスピアかなぁ~、3部作かなぁ~と
『ヘンリー六世』かなぁ~と・・それだけなんですけど(笑)」
ここは、ちょっとリップサービスが入っているようでしたね★

お稽古場での面白いエピソードは?

ほとんどお忘れになってしまったそうですが
翻訳の小田島雄志さんが一週間に一度の割で見学に来られたそうです。
「けっこうなプレッシャーなんですけど」(笑)
で、「いかがですか?」って聞かないわけにもいかなかったそうで
伺ってみると、ジャンヌ・ダルク役のソニンさんのフェンシングのポーズみたいな
決闘シーンの姿勢をご覧になって
「すらりとした後ろ足がいいね」って(爆)
小田島先生からは、演出的な事とかは特に言われなかったそうです。
あ、でも「厳しいことを言われた気もするけど忘れてしまった(笑)」
ほとんどは「うん、いいね」って、とても励みになられたとおっしゃっていました。

実際稽古をやってみて、最初に思ったことと違う事だとか新たな発見は
ありましたか?

「それはもう一行一行、こう繋がっているのか?!ってしかも三部ですからっ!!」
人間関係のバリエーションの変化とつながりやなぞめいた台詞に
驚きやとまどいを覚えられたようです。
例えば、例にとってみると
2部のヘンリー六世がサフォーク公に国外追放を申し付けた後に、ウォリック伯を
呼んで「ちょっと一緒に来てくれ、大事な話がある」という一行の台詞。
こういう台詞というのは、現場では意外と問題になるそうで
「大事な話って何だろう?」現場で答えが出ない事もまれにあるそうです。
たまたま、鵜山さんが蜷川版『ヘンリー六世』をご覧になった時に
力のないヘンリーのメカ二ズムの変化があったと気が付いたそうです。
それは、稽古場では発見出来なかった事だったとおっしゃっていました。

他の新作をやるのと、シェイクスピアをやるのは違いますか?

「シェイクスピアは楽!」と答えられた鵜山さん。
「人間のやっていることだから、間違いも記憶違いも色々ある事ですけど
一応、現場的にはシェイクスピアの台詞に文句をいう俳優はいないので
演出者としてすごく楽な事なんです。」
「なんでこんな事、書いてあるの?」って言っても「こりゃひどいよね」と云うことにはまずならない・・。
「だって、この本(シェイクスピア)やりたくて集まってきたんでしょう?」って
だから後は、解釈というか演出の問題だとおっしゃっていました。
ここでリルケの言葉を引用して
「1たす1は2と答えた人は良いけど、3とか4とか答えた人も
それなりに人生において忍耐を持って申すべし・・」って
本にこう書いてあるからには、それを解釈して、生きるべく想像力を働かしていけば良いので、
シェイクスピアの場合は、岩のごとき拠り所になってくれるところが、楽なんだそうで
決してわかりやすいとか解釈しやすいという意味ではなく
リーダーシップの役割のような力が、シェイクスピアの本自体にあるような気がするそうです。

c0023954_11133616.jpg


『モジョミキボー』は上演中、気がついたら手持ちのチケットが増えてるぅ私です★
魅力たっぷりな二人の男の子の冒険物語・・ぜひ劇場で彼らと一瞬を生きてみてください!!
情報ブログはこちら→モジョ/ミキボーのブログ
by berurinrin | 2010-05-15 11:23 | イベント