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『象』という作品が書かれた年は1962年。
原爆運動が風化し始めた頃に書かれたそうです。
「問題そのもの自体が風化始めた」と、作者である別役実さんは、おっしゃっていました。
司会の大笹吉雄さんより
「珍しいと思うのは、被爆者が被害者意識を持っていないこと・・
原爆ドラマの中で、被爆者意識を持たない登場人物の話とか他にありますか?」
そおいえば、『父と暮せば』(こまつ座 鵜山仁さん演出)という作品がありますが、
主人公の美津江さんが「自分が生きていることが申し訳ない」そう頑なに思って
幸せに背を向けて生きようとする女性が、幽霊となって現れるおとったん(お父さん)の思いによって
意識の変革と心の再生の物語でしたが・・改めて
戦争による原爆被害によってもたらされた集団意識の恐ろしさを感じます。

「必ずしも被害者意識を持っていないとは思わない」と、
おっしゃるのは鵜山さん★かっこいいっ~うきゃっ!
「何かそれか被害者、加害者の関係が曖昧な所が、すごくそれこそ面白いところじゃなかなぁ
何かまぶして両方に線が引けないところが面白いし
確実に人が傷ついたんだけど、(こういう場で)今、言っていることとか、
新国立劇場みたいなところで、こういう芝居をやる意味があるのかどうかとか、
構造的に云っているような気がして
(劇中で)「拍手しないんですか?!」って、やってらっしゃる大杉さんら皆さんが
私たちはここで「やってるんだけど」って・・・
そこに被害者意識がないのか?というとなんとも渾然一体となった区分け出来ない
加害者意識、被害者意識がある気がする」
考えながらおっしゃる鵜山さんです。
う~ん、深いですねぇ
「かくあるべきもの」と、芝居の中だけで収まらない・・とても大きな問題の有り様の姿ですね。

若い頃、組合運動の関係をされていたというエピソードを語って下さった別役さん。
「東京土建」という、大工さんや左官屋さんの関係で、生活共同組合みたいな組織とおっしゃっていました。
労働組合自体にはあまり参加はされていなかったと、おっしゃっておられましたが
当時は、政治青年で「新島のミサイル反対運動」にいい加減に参加して、
1,2ヶ月間程、新島のミサイル基地におられたそうです。不思議な方です。

「(ロビーに飾ってある、別役さんの)略年表に早稲田大学、授業料滞納による
除籍って書いてあるんですけど・・」と大笹さん。
「多いですよ(除籍)」とあっさり別役さん(笑)
当時は、大学を卒業する人のほうが不思議がられた時代だったそうで
「末席になっちゃうんですよね。どーでもいいけど(笑)」と
鵜山さん(笑)なーんか、たくらんでそうな笑顔です♪
中退するのも、授業料を払って「中退届け」を出して受理されないといけないそうです。

「めんどくさいですね。中退するのも」と、大笹さん(笑)
「僕も除籍になってるんです・・・・別役さんみたいに公にしてないの」と、鵜山さん
わぁお!
「あなたも除籍?!」大笹さんもびっくりです
「僕の場合は、大学院なんですけど、電話がかかってきて「末席になりますよぉ。除籍になりますよぉ。
って言われて(笑)」
「2人もなんて珍しい!!」BY大笹さん。
うきゃうきゃおもしろ~い。

別役さんが組合に関係されたのは、除籍後だそうです。
けれども大学時代から政治運動もされていて、当時60年代の早稲田の学生演劇といえば
社会運動が主流のような芝居だったとおっしゃいます。
そんな別役さんの不条理演劇の話に戻って、
「他の(作家)人たちと別役作品が違うのは、一つは何か西洋っぽい。
例えばタイトルが『街と飛行船』・・こういうタイトルは別役さん以外考えられないけど、
その中で“おにぎり”を食べたりしちゃう。独特な世界観がある・・・」と、大笹さんがおっしゃいます。
すると、別役さんが「満州で生まれた事に関係があると思う」と、おっしゃいました。

満州生まれで、終戦と同時に日本に引き揚げてこられた別役さんです。
内地(=本土(日本の事)に対する違和感を完全に無くすことが難しい・・
「日本は湿っている」と、おっしゃる別役さん。
乾燥している満州の気候と違って、日本では裸足で地べたを歩くと、
湿っていて非常に気持ちが悪かったそうで、中学生になるまで馴染むことができず
違和感が消えなかったとおっしゃいました。
「きっと拒絶反応みたいなものが影響していると思う」

次回に続きます。

そろそろ劇場入り?!モジョ君、ミキボー君の今日は如何だったのでしょうか?
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by berurinrin | 2010-04-30 22:48 | イベント

「タイトルが日本不条理とついてるわけですが・・」と
「別役さん以外にいるかなぁ~という気がするんですけど」と、大笹さん。
「今の若い人たちの不条理的なニュアンスとしての現代劇は、かつてのリアリズム演劇か?と、
いうとそうではない」とおっしゃる、別役さんです。
「不条理演劇」というネーミングは、マーティン・エスリン氏という評論家が名付け親で、
それ以前は、アンチテアトル呼ばれ、ベケットとかアダモフやら作家が書き始めたそうです。
これまでの流れと違うという意味で、アンチテアトルと呼んでいたそうです。
その後、それらを不条理の演劇と名前をつけて慣れ親しんできた・・
ちなみに不条理=ナンセンス、ばかげてる・・という意味だそうです。
「そういう意味でも・・深津さんは不条理演劇は初めてですか?」と、大笹さん。
「3.4年前に岸田賞をお取りになった佃さんの作品は、基本、不条理だと思うんですけど、
その作品を演出しています」
また「不条理演劇と、言われると別役さんの他に誰か?といわれるとピンと来ない」と、深津さん。
佃典彦さんといえば『ぬけがら』!!文学座で公演されました。
面白かったですねぇ~!大笹さんも『ぬけがら』について
「どんどん男が若返ってくる作品で面白かった」とおっしゃいました。
「ですが・・・ばかばかしい、ナンセンスだなぁと思うけれど、別役さんの描く不条理の世界とは違う気がする」
と、大笹さん。
「深津さんの芝居も不条理です!」と別役さん。
去年、深津さん率いる桃園舎の『電波猿の夜』を拝見しましたが、
確かに不条理だし、一つの同じ空間をジャングルや狭いアパートに見立てたりと
また変わった世界を魅せられた気がしましたもん。

佃さんの作る不条理性とケラさん、そして若干そうだと・・ご自身(深津さん)を
含めながら、どこか共通点ではないんだけれも同じ地平を感じたりするそうですが、
「別役さんの地平とは、大分違う地平な気がする」と、おっしゃる深津さんでした。

そんな別役さんは、ご自身ベケットに影響を受けたとおっしゃいます。
「読み漁った中で、一番体質に合った」とおっしゃる別役さん。
それ以前は、カフカと共通点があったそうで
「カフカの喜劇性」と表現されました。
状況事態は、悲劇なんだけれども、それにもかかわらずおかしい。
別役さんは、「喜劇と悲劇の危ういバランス(混合の割合)」が好きだったそうで
そのバランスの比率は、ベケットにも通じているそうです。
他のフランスの有名な不条理作家イヨネスコやアナバールは、その配分バランスがベケットやカフカ
とは、違うんじゃないか・・と、ちょっと繊細で難しいお話が続きます。

っと、曖昧な立場の(笑)鵜山仁さんが
「僕、ベケットって、生で一度顔を見たことがあるんですよ!」と嬉しそうな鵜山さん
「ルジェ・ブランって『ゴトーを待ちながら』のパリの初演の演出家のお葬式に
83年に行ったら、ベケットがこの辺に(と、手振りで)座っていてね
もう、別役さんそっくりなんですよ(笑)
なんか一種の猛禽類みたいな(笑)鳥のような俯瞰しているような眼差しで
気を許すと何でも食べちゃうぞって
確実に肉食系なんだけど、俯瞰してるっていうか、眼差しがありました。
体質があったと、おっしゃったので思い出したんだけど・・
論理的な話じゃなくて申し訳ないですけど・・・(笑)」
卒公がベケットだったとおっしゃる鵜山さん。
別役さんの前で・・「こんなこと」とおっしゃる鵜山さん、やっぱ嬉しそうでした。
ちょっと自慢げに語る鵜山さん・・可愛い(*^_^*)

「ベケットといえば・・」と、大笹さん。
「・・そういう意味では、不条理な事故に遇われたんですよね」
ベケットさんは、若い頃、通り魔事件のように全く知らない人物に刺されて
大きな傷を持っておられたそうです。
その上、第二次戦争中では、情報局に勤めてスパイの暗号を解読したり
と、ベケットさんってすごい人生を送った方なんですねぇ~
「暗号というと、ベケットの戯曲自体が暗号みたいな文体をしている」と別役さん
「晩年の作品は、そうなっていきますよね」と大笹さん。

と、また『象』の話に戻って
この作品は1962年に書かれていますが、ステッキのシーン(ステッキを持った男性二人が出会って、
なぜか戦ってしまう場面)は、
「文体が違う・・漫才ぽい」と大笹さん。
この場面は、1965年に付け加えられたそうです。
「何で書いたんですか?」と大笹さん。
「少し短かったので、どっか付け加えよう。と、思って加えた」とあっさりの別役さん。
そして現在の本が決定版になったそうです。

休憩一回の2幕構成は、初めて。。と、おっしゃる大笹さんに対して
深津さんが、3幕は上演時間が18分位なので
「休憩を入れるのはどうかなぁと・・1幕と2幕、3幕は通しました」
「分かれていたんだ!」と別役さん(爆笑)
「はい、分かれてはいます(笑)暗転込みましたからっ」と、深津さん。
『象』を観たことがなくて、読んだ事しかなかったので、縛りも固定観念もなくってよかったよかったかなぁ・・
と、深津さんがおっしゃっていました。

大分、時間が経ってしまいましたが、シアタートークの続きの再開です。
この後は『夢の裂け目』やシェイクスピア祭『鵜山仁シェイクスピアを大いに語る』や
『西埠頭』のシアタートークとか、鵜山さんのご参加トークをちょこっとづつUPしていきますので
お付き合い下さいませ~

なかなかすかーっとした青空が見えないですねぇ~でも、モジョ君、ミキボー君とそのお仲間達は
きっと今日も同じ方向に向って突き進んでいるのでないでしょうか(*^_^*)
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by berurinrin | 2010-04-27 22:37 | イベント

新国立劇場 演劇研修所修了生のためのサポートステージ
『西埠頭Quai Ouest』              in   新国立劇場中劇場特設ステージ(4/22)

作    ベルナール=マリ・コルテス
翻訳  佐伯隆幸
演出・照明・音響 モイーズ・トゥーレ
上演版テクスト作成 モイーズ・トゥーレ/鵜山 仁
監修 鵜山 仁

かつては美しかったこの場所。
ところが今では、打ち捨てられ不衛生極まりない倉庫に住む移民の一家。
そこへ死に場所を求めてモーリス・コッシュ(世古陽丸さん)が、
彼の秘書?!モニック・ポンス(日下由美さん)と現れます。
モーリスは、海に飛び込み自殺未遂を起こしますが、そこへアバト(サミュエル・フォーさん)に
助けられます。モニックは、はぐれたモーリスを探して闇の中を歩き回ります。
大怪我を負ったモーリスと再会したモニックは、自分達の場所へ帰ろうとしますが
二人の前に移民の一家が立ちふさがっています。

作家のベルナールコルテスさんは、41歳の若さで1989年エイズによって亡くなったそうです。
没後20周年にあたる去年から今年に掛けて、本国フランスから世界に向けて彼の作品を
上演するというプロジェクトがあったそうです。
フランスとの共同企画という形で立ち上がったこの作品のいきさつは
シアタートークで詳しくお話を聞かせていただきました。
レポートはまた改めてさせていただきますが、
この作品に関しては、新たな企みがいたる所に散りばめられていて
超楽しかったです。

まずは、特設舞台。
中劇場の舞台は、メインステージと同じキャパの大きさの舞台が、下手、上手、正面後方にありますが
入場する時に、通常の客席を通り抜け、通常の舞台を通り抜け、丁度プロセニアムアーチの部分に
紗幕が引かれ、その奥が特設の客席が作られて、その奥が舞台となっていました。
舞台の上には、なんの装置もなく、舞台の奥は、どこまでも遠く、舞台のその大きさによって
役者の発する声や足音が、倉庫の中にいるように「うわん」と、静かに響き渡りました。

そしてストーリー展開の不思議さ
始めに、移民一家の父親・ロドルフ(小林勝也さん)が現れモノローグのように詩を諳んじるかの
ように客席に語りかけます。
そして一つのドラマが、その言葉を跡付けるかのように始まります。
実は、最初これがちょっとわからなくて「ん?」と、思ったのですが
登場人物の名前とモノローグが一致したとたん、めちゃくちゃ楽しくなっちゃって
この新鮮さにわー!!と夢中でのめり込んでしまいました。
芝居の合間にはコンポラリィーダンスが入って、彼らの行動や心の動きがわかりやくなっているし
照明も新鮮でしたね。
光と影のコントラストの美しさが先の見えない怖さを感じさせるし
昼間でも、うすぼんやりした彼らを取り巻く生活環境の実態を感じ取る事ができました。

文学座からは小林勝也さん。
勝也さんのお父さんは、ちょっと狂気を感じる怖さがありました。
勝也さんのモノローグは、絶品!!聞き惚れました。
最後はダンスシーンもありましたよぉ(笑)

勝也さん扮するロドルフの息子シャルルは、文学座研修科を卒業された北川響さん。
毎回ながら北川さんの舞台を拝見する度にびっくりするのですが
今回も・・北川さんの体のしなやかな動き・・まるで猫科の動物のようです。
近づいたら爪を立てられそうな危険な香りも感じさせられるし
この日は、ハプニングで車のキーを落としそうになったシーンがあったのですが
その時に、ぐっと力をいれた手の動きで、ナイフを握ったのかと思ってしまいました。
それだけ危険な男の匂いがぷんぷん感じられたのでした。

初日のこの日は、二度目のカーテンコールで客席からモイーズ・トゥーレさんと
鵜山仁さんがだーっと駆け下りてきて、役者達と手を繋いで一緒にご挨拶。
わお~★かっこいい~!!鵜山さん、素敵!きゃー!!キャーと、興奮しっぱなしでございました。
終演後、舞台の上では一言も言葉を発しなかったアバトさんを演じられたサミュエル・フォーさんに
流暢な日本語で「お疲れさまでした」と、言われ
めちゃめちゃびっくりした私・・・(実は、日本に非常に造詣の深い方でしたf(^_^;))
これまたびっくりのオチがついたのでした(笑)

4/22(木)~4/25(日) in 新国立劇場中劇場特設ステージ

この日の会場で出遭ったのはモジョ君、ミキボー君のお二人。
性格も趣味も全く違う二人なのに・・なぜか気が合うこの二人・・
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by berurinrin | 2010-04-25 23:26 | 観劇感想

文学座有志による自主企画公演・久保田万太郎の世界第7回公演

作   久保田万太郎
演出  黒木仁
主催  万太郎の世界
協力  文学座企画事業部 

『三の酉』 脚色 黒木仁

昭和30年頃、赤坂のとある待合の一室。
芸者おさわさん(清水碧さん)の三味線の音色に聞き惚れる啓輔さん(大滝寛さん)
けれどもおさわさんが、酉の市に見知らぬ男性と行った話を聞いた啓輔さんは
心穏やかならず・・・あの手、この手で、おさわさんに本当の理由を聞いた啓輔さんは、
来年の酉の市は、二人で行く約束をするのですが・・

大人のお洒落な会話のやりとりがなんとも自然で、あやうくて
でもあやうい前で、さっと方向転換する・・互いにしかわからない感情の言葉遊び・・
濃密な空気感を堪能しました。
きっと啓輔さんは、結婚されていて地位も名誉も全て持っていて、
おさわさんとも大人の関係で、互いに愛し合っていながらも、束縛しあわない関係で
まぁ、でもそれじゃないと関係が成立しないのだとは思いますがf(^_^;)
おさわさんの言葉が、男の人だったら「え、それから」とか「で、で、」とか、次の言葉が
待ちきれないんじゃないかと思うほど、色っぽいつーか、艶っぽくて素敵でした。
そんであの笑い声の可愛い事。コロコロコロ~と、まりが弾むように高い声で笑うんですよ。
それなのに寂しそうな表情・・・おさわさんの人生が、35分間の中で完結してしまったかの
ような切なくて美しい会話のお話でした。
おさわさんの旦那さんは、大滝寛さん。
お元気な大滝さんのお姿を拝見できて、嬉しかったぁ~
ちょっぴりふっくらしたお姿は、社会的に地位のある旦那さま然とされていて、貫禄を感じられるし
おさわさんに翻弄される時は、ホッペを膨らまして子供のように拗ねちゃったり
中でも、おさわさんの三味線の音色に、節をつけて手をとんとんする姿が粋で素敵でした。
そんな二人の間に、そっと入るおかみのおうたさん(赤司まり子さん)の所作の美しいこと。
飾らない姿に色気を感じさせる・・・ほんと濃厚な時間でした。

『夜長』

お玉さん(吉野由志子さん)のよもや話しに耳を傾けているのは平吉さん(中村彰男さん)。
お玉さんのご主人・三吉さん(三木敏彦さん)の大病をされた前とその後の真面目な生活振りを
報告されていますが、話を聞いている平吉さんに対して、
お手伝いのおきよさん(金沢映子さん)は、意味深な表情をされています。
そんな時、息子の啓太郎さん(山森大輔さん)の友人の一郎さんが、啓太郎さんの身を案じて
訪ねて来られます。

第7回公演『燈下』の三年後の作品・・と、いうことで後日談なのかなぁと思ったりもしたのですが
役名も違うし・・・でもリンクしてるし・・で、ちょっとさらってみるとですね。
前回では、鵜澤秀行さん演じる父が病気で、その痛みの激しさに
植田真介さん扮する息子に向って、つい実の父親じゃない事をばらしてしまいます。
誰よりも父親を慕っていた息子は、それを聞いて以来すっかり内向的な性格になってしまいます。
病気が回復した父は、息子に言った事をすっかり忘れていて、出掛けた帰りにお土産を買ってきます。
そこには複雑な表情で受取る息子の姿がありました。

啓太郎さんは、一郎さんに自殺をほのめかす手紙を送って姿を消してしまいます。
と、なると哀しいドラマが展開すると思えど、なぜか滑稽な笑いのテイストに包まれているんですよ。
この会は、何度も拝見しているのですが、会場から笑いが起こるなんて初めてじゃないかなぁ??

お玉さんは吉野由志子さん、なんかすごい豪快な女性f(^_^;)対する平吉さんが
ちょっとお調子ものなキャラで、彰男さんのにかって笑う姿が、また女心をくすぐっちゃうんでしょうね。
あやしい目配せや告げ口しちゃうお手伝いのおきよさん演じる金沢映子さんが
これまた明るくてとってもチャーミングでした。
そんな中で一人ブルーな息子の啓太郎さんを演じる山森さんは、一瞬の出番ながらインパクトありました。
役柄と対照的な開演前、開演後の山森さんの笑顔は、最高です!
そしてお友達の一郎さんの西岡野人さん。袴姿眩しいですねぇ、髪型も眩しかったですが(*^_^*)
袴姿で動くのは難しいと思いますが、やっぱ歩幅とか違いますもんね。
闊歩するような感じなんですかねぇ・・背筋をピーンと張って、とてもお似合いでした。
真面目だと思っていた旦那さまの浮気現場を奇しくも目撃してしまったお玉さんは、
あろうことか、啓太郎さんが持っていた睡眠薬をその場で飲んで自殺未遂をしてしまいます。
そんな彼女を背負ってこられる近所の者は、鈴木弘秋さん。
ぜーはーぜーはーの声が、リアルで(笑)ぐったりした表情は、面白かったし
「お布団、お布団」と同じく佐藤麻衣子さんも、一瞬の表情は豊かだなぁ~と
そして「困った。困った」の三吉さんの耳元で、内緒話をする浮気相手のおしんさん(石井麗子さん)
の手の動きと流し目がめっちゃ綺麗~!!これはちょっと素敵過ぎました。
けれど、ドタバタ騒動が落ち着き
三吉さんが、最後の啓太郎さんの残した手紙を読んで「知っていたのか」とつぶやくシーンは
どっしりとした三木さんに合わせて時が止まったようで
いつもの静寂な風景が戻ったような気がしました。

ちょっといつもと趣が異なる気がしなくもないのですが
それでも、やっぱりどこかピーンと張り詰めた空気の流れや
ふわっと香ってきそうな季節の香り・・静かな町の喧騒が聞こえてきそうな美しい世界感は
このシリーズで無いと味わえない贅沢さがあります。
う~ん、次回も楽しみですっ!!


4/21(水)~25(日)まで in 文学座新モリヤビル1階稽古場

さて、確実に前進中のモジョ君、ミキボー君は如何でしょうか?台詞は覚えられたのかなぁ(笑)
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by berurinrin | 2010-04-25 21:16 | 文学座観劇感想

東京裁判三部作・第一部『夢の裂け目』 in 新国立劇場・小劇場(4/12)

作   井上ひさし
演出 栗山民也

終戦後の混乱も落ち着きをみせた頃、紙芝居屋さんの親方・天声さんこと
田中留吉さん(角野卓造さん)
を中心に絵描きの留吉さんの義父・清風さん(木場勝己さん)、高校を卒業した娘・道子さん
(藤谷美紀さん)、妹で元柳橋の売れっ子芸者だった君子さん(熊谷真美さん)の家族や
弟子達に囲まれた日々を送っていましたが、ある日突然GHQからの呼出の手紙が届きます。
天声さんを「東京裁判に検察側の証人に立つように」との命令でした。

『ヘンリー六世・三部作』に続き『東京裁判・三部作』シリーズが開幕されています。
芸術監督で仕掛け人さん(笑)の鵜山仁さんが3という数字が好きで、
よくマジックナンバー例えておっしゃいますが、今回も3つの作品から成り立ってはいますが
『ヘンリー六世』のような一つの大きな物語として3つの作品が繋がっているわけではないので
全く異なる登場人物から、全く違う3つの作品を観終わった時に、どんな「東京裁判」像が
自分の中で浮かんでくるのか?とても期待しています。

実際のところ、再演といえど『夢の疵』しか観てないんですよねf(^_^;)
だって、あの頃は栗山さんが芸術監督時代だったし、演出も栗山さんだし
そんなに心が引っ掛からなかったんです。
「東京裁判」とか、わたしの乏しい日本史の知識の中に近代日本史という言葉は
まったく欠落してまして、どうしましょう・・・。
が、折しも拝見するこの日は、井上さんがお亡くなりになった翌日。
観終わった時に、浮かんだのは、井上さんの言葉でした。
「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを愉快に、愉快なことをまじめに」
今後もきっと井上さんの作品は、たくさんの方々の力で様々な劇場で上演され続けることでしょう。
その時は、井上さんも空の彼方から、安らかにご覧になっておられる事だと思います。

さて、お話は全くの庶民代表のような天声さん。
日本の芸能の継承として技能を持つと認められ、徴兵をまぬかれた彼が
なぜか突然GHQからの出頭命令を受けて、びっくり仰天。
よくよく聞いて見ると、検察側の証人として発言をするようにとの事でした。
検察側の証人ということは、被告の罪を肯定する側。
被告は、日本人。
周りの人たちを巻き込んで、裁判の前のデモンストレーションを開始します。
伏線として、天声さんの紙芝居の中の十八番、『満月たぬきばやし』が登場します。
その物語と東京裁判の謎とされる出来事がリンクしている事に気がついた時
天声さんはある決断をされます。
まさに「難しいことをやさしく」天声さんの声は、観ている私達の姿を写す鏡のようでした。

なーんて判ったような書き方をしてますが、どうも栗山さんの作品を拝見すると
観終わった直後は、「すごーい」と思うのですが、三歩(笑)歩くと、どこがすごかったのか?!
どのシーンが好きなのか?!、忘れちゃうんですf(^_^;)困ったもんだ。
って事は、それなりの結末が即行に自分の中で解決してしまって、記憶から消し去ってしまうのかなぁと
なんか・・う~ん、と思うのでした。
でもその謎は、この日の終演後、シアタートークを拝見して納得しました。
そのシアタートークの内容は、また後日・・・(まだ『象』のシアタートークも途中だし・・)

4/8(木)~4/28(水)まで  in 新国立劇場小劇場
by berurinrin | 2010-04-24 22:38 | 観劇感想

ゆれる車の音!!

BS2で放送始まりました!!
初演バージョンですよぉ
by berurinrin | 2010-04-24 00:50 | 日常

この日は、小学4年生になった甥っ子と観劇。
チケットもぎりでは、松岡依都美さんがお手伝い★
「今日、ゲストでコーラスするんです」
客席への入り口脇に本日のゲスト出演者の名前が貼ってありました
気づかれましたか?
毎日、日替わりでゲストの方が参加されておられたんですよ
嬉しいサプライズです★
この日は、依都美ちゃん以外に山本道子さん、つかもと景子さん、
鈴木亜希子さん、増岡裕子さん、高橋克明さんのお前が張ってありました。
(記憶なので抜けていたら済みません)
甥っ子に「(依都美さんに)『かぐや姫』のお姉さんだよぉ」と言ったら
「おおっ」と(苦笑)
依都美ちゃんは『かぐや姫』では、立派で堂々としたタイトルロールのかぐや姫を演じていました。
崩れたバランス』では、コスプレしたり、アシスタントやプロンプやら
色んな役を演じていましたね。
舞台では、結婚式のシーンで花嫁エミリー(栗田桃子さん)の付き添っていました。
そうだ、今回演出の坂口芳貞さんもご出演されていましたね
聖歌隊や死者の役・・・花嫁の父・ウェブ氏(高瀬哲朗さん)の肩に無言でポンっ!と(涙)

物品コーナーでは、松山愛佳さんがお手伝い。
甥っ子を見て「おっきくなったねぇ」と・・
トムは真夜中の庭で』が文学座観劇デビューの甥っ子でした。
今回は『かぐや姫』に続いて3回目の観劇です。
愛佳ちゃんは、トムのお友達の可愛いハティを演じていたんです。
可愛い愛佳ちゃんから勧められたら断れないですよねって
木札のストラップを購入して、オリジナルのチョコを頂いて客席へ

実は『レッツエンジョイわが町』に参加した時に、
この舞台の模型を見せて頂きました。
「あのまんまだねぇ」と、模型には小さな椅子もあったんです。
それもたっくさん(笑)
そして、いたるところに咲いているあの白い花は、
トレーシングペーパーで作られていたそうです。
花に光が当ると幻想的で不思議な雰囲気があって、とてもきれいでした。

ファミリーステージと打っていながらも作品は、子供向けにアレンジを一切していないし、
パントマイムでの演技に想像力を使いながら拝見する舞台。
子供についていけるのかしら?と、ちょっと表情を盗み見てみると
おっ、真剣に観てる・・
観終わって、甥っ子に「大丈夫?!芝居についていけた?」と、聞いてみると
「うん」
「あの椅子にじっと座っていた人たちは、亡くなった人達だったんだよ」
「うん」
「牛とか想像できた?」
「うん(今まで観た中で)一番面白かった」
えー!ちょっとびっくりの返事でした。
大人が思うよりはるかに子供の理解力は侮れないのかもしれません。
私はというと、結婚式でうるうる・・葬儀の回想の場面でうるうる・・・と
感動しまくっておりました。

さて終演後は、パートナーズ会員向けのバックステージが開催されてまして
舞台の上がった甥っ子は、ちょっと興奮気味
舞台監督の加瀬幸恵さんが、バックステージを案内して下さいました。
すると、新聞少年ジョー・クローエルを演じられた佐藤麻衣子さんと
ジョージを演じた植田真介さんがご登場。
植田さんは『レッツエンジョイかぐや姫』『レッツエンジョイわが町』と講師を務めて
下さったおかげで、甥っ子とはすっかり顔見知り。
すると外山誠二さんが通りかかって、ギターの話が始まったとたん
「ちょっと待ってて」と姿が消えたかと思うと、ギター持って戻って来られて
わが町』のオープニングのオリジナル曲を弾いて下さいました。
外山さんも『レッツエンジョイわが町』に参加して下さったんです。
主に音楽担当で、ずっとギターを弾いて下さっていました。
外山さんのギターの音色に合わせて
即興の進行係に扮する麻衣子ちゃん(笑)

「オープニングの夜明けの曲と基本のラインは一緒なんだけど・・」と
葬儀の場面のメロディーも・・う~ん、爽やかさから切なさが漂ってきます。
ミニライブ(笑)の最後は「峠の我が家」を「みなさんご一緒にぃ♪」と
「きゃー歌詞忘れたぁ~」と大騒ぎの麻衣子ちゃん(笑)にやにやしてる植田さん・・
楽しい楽しいバックステージでした。
あ、それに客席でこの光景を見ていらした『レッツエンジョイわが町』のもう一人の講師!
山谷典子さんに頭をくしゃくしゃにされてました(笑)うちの甥っ子、でれでれ状態でした(*^_^*)
この特別な出来事・・甥っ子の記憶に残るといいなぁ
帰りの電車の中で、楽しかったと言ってくれた甥っ子です。

公演が終わってお疲れなのに文学座の役者の皆さん、スタッフの方の心遣いの温かさと優しさに
超感動!!
でもって、ノリって明るいんですよね、これだから文学座のファンを止められないっ!
『わが町』!文学座、やっぱ最高っです!!
by berurinrin | 2010-04-19 23:20 | 文学座観劇感想

セットは、テーブルと椅子のみ。
このお芝居は、本の指定で「装置なし」と書かれていて、すべて無対称演技、パントマイムで
演じられます。
研究所の発表会では、パイプ椅子で、普段使う茶色の組み立てテーブルで演じられるそうです。
役者と私達観客の想像力で浮かび上がる、ニューハンプシャーの架空の小さな町・・
グローバーズ・コナーズの情景は、人それぞれ・・・なんとも贅沢なお芝居でしょう!

薄明かりの中に進行係(石川武さん)が、そっと観客に『わが町』の紹介を語り始めます。
時に神父さまやドラッグストアを経営するモーガンさんやボールがぶつかって怒っちゃう
フォレスト夫人を演じられていました。
スマートで優しくてコミカルな語り口・・・かっこよかったですね。
そんな石川さんは『花咲くチェリー』では、リンゴの苗木を販売に来るボウマンさんを演じられていました。

深夜に双子が生まれて、大忙しの医師・ギブス先生は外山誠二さん。
重厚で穏やかなお父さんでもあります。
外山さんは、ギターの名手!そう、アコーステックなギターの調べは、
全て外山さんのオリジナル曲だそうです。
ほのぼのとした田舎の情景が浮かぶ美しい繊細なメロディラインでしたね。
結婚式のシーンでは、着ぐるみで(ヘラ鹿だそうです)ノリノリでギターを弾かれてました(笑)
グレンギャリーグレンロス』では、セールスマン。同じ仲間に言葉巧みに優良顧客者名簿を
盗み出させようと画策しました。

ギブス先生の奥様・ギブス夫人は、小野洋子さん。
古い家具を売った350ドルで、いつの日か夫とパリに旅行に行くことを夢見る
温かいぬくもりを感じる典型的なお母さんでしたね。
小野さんといえば『トムは真夜中の庭で』で
トムが夏休みの間に預けられて世話をしてもらうグウェンおばさんを演じられていました。

ギブス家の子供達は二人。
野球少年のジョージは植田真介さん。
勉強そっちのけで野球に夢中ですが、将来は父の後を継いで医者にはならずに農場経営を
すると、しっかりした意思も持っています。
それにしても子供って、なんでこうぴょんぴょん弾んでいるんでしょうね(*^_^*)
とはいえ、弾んだ後は、酸素吸入されていたそうですが(爆)
ジョージが成長していく過程が、ほのぼの伝わってきましたね♪
そんな植田さんは『花咲くチェリー』では、ジム・チェリー(渡辺徹さん)の息子で多感なトムを
演じられていました。

ジョージの妹は、お茶目なレベッカ・・吉野実紗さん。可愛かったですね。
あの表情の豊かさ・・・ジョージと一緒に、夜空を見上げる無邪気な姿が本当に可愛い女の子でした。
後半は、サム・クレイブ。お墓のシーンで、久しぶりに故郷に帰ってきた青年の二役です。
『花咲くチェリー』では、コケテッシュな魅力をふりまいたキャロルを演じられました。

ギブス家のお隣は、ウェブ家。
ウェブ氏は、地元新聞の編集長の高瀬哲朗さん。
結婚式のシーンでは、花嫁の父・ウェブ氏の姿がたまらなくて・・うるうるしてしまいました。
コミカルで優しくて素敵なお父さんでした。
風のつめたき櫻かな』では、本屋さんを営んでいた山口さん。被災をされお店を畳む道を選びました。

ウェブ夫人は、塩田朋子さん。
とっても綺麗でしっかりした素敵なお母さんでしたね。
コスチューム物のドレスがすらっとした姿にお似合いで惚れ惚れしました。
塩田さんといえば大好きな『ゆれる車の音』の敏子さん・・これも、惚れました私★かっこいいんだもん

ウェブ家にも素敵なお子さんが二人。
長女のエミリーは、栗田桃子さん。おしゃまさんで知的なエミリー・・めっちゃ可愛かったですね(*^_^*)
しゃなりしゃなり歩く姿やジョージとのクリームソーダのシーンは、初々しい二人が微笑ましいし
花嫁のとまどいとか・・女性らしいわがままさも、桃子さんのエミリーなら笑顔で許せちゃう(笑)
とても素敵でした★
桃子さんといえばやっぱ『ゆれる車の音』の真弓さん!
そーいえば、今回も塩田さんと母子でしたね(^-^o)♪

エミリーの弟・ウォーリーは頼経明子さん。ふっくらして愛嬌のある可愛い男の子でしたね。
一杯食べて、元気が良くって、よく泣いてっと(笑)
後半、死者の中にウォリーの姿を見つけて切なくなりました。
ヨリちゃんは『』で、犀になった夫の元へ行くブゥフ夫人を演じられました。

夜になるとご婦人方を中心に近くの教会へ歌のお稽古に行かれます。
彼ら聖歌隊の歌のお稽古をみてるのは、オルガンを弾くサイモン・スチムソンは菅生隆之さん。
実際にオルガンを弾いているようにみえましたね。足も動かしていらしたし・・
すごく苦労した半生を過したという彼・・・お酒に溺れて自殺をしなきゃならないほどの苦しみは
推し量る事が困難です。菅生さんは『日陰者に照る月』でも悩める男・苦しむジムを演じられました。

グローバーズ・コナーズの町の歴史を説明してくださったのは、ウィラード教授・木津誠之さんです。
いっぱい話したかったのに、途中で進行係に止められしぶしぶ退場する姿・・可笑しかったですね。
何度も何度も名残惜しそうに振り向く姿(笑)
そんな木津さんは『長崎ぶらぶら節』の車掌さんの意味深な笑顔が忘れられません(笑)

お金持ちの奥様・・ソームス夫人を演じられた山谷典子さん。
結婚式が大好き!と子供のようにはしゃぐ姿が素敵でしたね★
山谷さんは『風がつめたき櫻かな』で、被災に遭われた方々のためのボランティアを
する学生を演じられいました。
また山谷さんは、6月に『いくつもの時間』というリーディングを企画されています。
二年ほど前からご自身でインタビューをして、台本を作り上げられたそうです。
すごい事です!!

この町の歴史について客席から質問された客席の夫人・太刀川亞希さんです。
質問し終わったら、あっさりと出て行ってしまいましたね(笑)
太刀川さんといえば、『ミセス・サヴェッジ』では、はしかにかかった男の子の人形を愛おしそうに
抱いているフローレンスを演じておられましたね。
今回、聖歌隊などボランティアの方々がご出演されて合唱をされておられますが、
総勢55名という、すごい数ですが、太刀川さんのお母様が大学で音楽を教えられておられるそうで
どうりで音楽に造詣の深い方だなぁと思っておりましたが納得でした★

ベシーという名の牛を連れて牛乳の配達をするのはハウイ・ニウサム・今村俊一さんです。
「はいどうどう・・」って、優しくベシーを撫ぜていましたね(*^_^*)
それにとてもノビのある素敵な歌声を披露して下さいました★
今村さんは『シラノ・ド・ベルジュラック』では、使い走りのフランシスコ派の僧やアンサンブルでご活躍されていました。

ワレン巡査は松角洋平さん。
背が高くてきりっとして堂々とした姿に制服姿が、よくお似合いでした。
松角くんは、やっぱ新国立劇場『ヘンリー六世・三部作』本当に頑張りました(*^_^*)

雨の日も走り回る新聞配達少年は、ジョー・クローエル佐藤麻衣子さん。
さすがまったく女性を感じさせない(笑)少年でした。
新聞を投げるということは、野球少年にとって腕を鍛える事と同じだそうで
そのために頑張ってる・・・可愛かったですね。でも、葬儀の場面では、ヒールを履いた葬列者を
演じられていました。
そんな麻衣子ちゃんは、『花咲くチェリー』で植田真介さん演じられたトムのお姉さんジュディを
演じられていました。

エミリーの墓の準備をしているのは、葬儀屋のジョー・ストッタード・高塚慎太郎さんです。
かぐや姫』でデビューを飾りました。
研修科時代『風のつめたき櫻かな』で本公演では、加藤武さんが演じられた文房具屋の店主・市山さん
を演じられました。研修科時代は、けっこう老け役が多かったようなf(^_^;)
これからが楽しみな高塚さんです★

そおいえば、研究所時代は、演技部も演出部も同じ授業をされるそうで
なので、演出部の方々も発表会にご出演されていたそうです。
例えば『女の一生』では、山森大輔さんが演じられていた目でにらみを利かせていた刑事役
『わが町』では、聖歌隊を演出部の方が演じられるそうです。
ちなみに鵜山仁さんも研究所時代に刑事と聖歌隊で舞台に立たれたそうです。
観てみたかったですぅ~★きっと、めっちゃかっこよかっただようなぁ(*^_^*)

さて、そんな鵜山さん演出の『モジョミキボー』の初日まで3週間を切りました!
情報ブログはこちら→モジョ/ミキボーのブログ
by berurinrin | 2010-04-18 18:45 | 文学座観劇感想

全労済文化フェスティバル2010参加作品
文学座付属演劇研究所開設50年記念
文学座ファミリーシアター『わが町』 in 全労済ホール/スペースゼロ(4/12,17)  

作   ソートン・ワイルダー   
訳   森本薫  
演出  坂口芳貞

ニューハンプシャー州の小さな町に暮すエミリー(栗田桃子さん)とジョージ(植田真介さん)。
二人は善良な両親、温かい近隣の人々に見守られてすくすくと成長し、
ごく自然に互いを意識し愛を育み、周りの祝福を受けて結婚の日を迎えます。
けれど、結婚9年目・・・エミリーの身に大変な事が起こります。

『女の一生』に続いて『わが町』です★
この二作品は、文学座付属研究所研究生にとって必須の二作品。
かならず発表会で演じられています。
が、『わが町』は、第16期生以降の必須演目でそれ以前に関しては、ランダムに上演されていたようです。
そして本公演としては61年振りの再演・・・
61年ってすごいですけど、美しい言葉で溢れた美しい物語・・・。

ささやかな日常の中で、何気なく語る言葉のやりとり
その時は何も気付かなくて通り過ぎてしまうけれど、失った時にその大切さを知る事になる。
わたしたちは、いつか死んでしまうけれど
死んでいく為に生かされているならば、今を大切に日々生きる事が何よりも
一番なことなのかもしれません。
後の事は、すべてついてくることなんでしょうから
かといって死を恐れるでもなく、死さえもそっとひそやかに自然にやってくることなんだと
そんな死に向って生きていければ、私達は幸せなのかもしれません
素晴らしい作品です。

4/9(金)~4/18(日)まで  in 全労済ホール/スペースゼロ

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さて『わが町』は惜しくも今日が千秋楽・・・でも、モジョはこれから(*^_^*)
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by berurinrin | 2010-04-18 11:35 | 文学座観劇感想

文学座有志による自主企画『ピンクの象と五人の紳士』のお知らせ

作       別役実   

演出     西本由香

舞台監督  佐藤大祐

舞台美術  石井強司

照明     賀澤礼子  

日時     5月21日(金)19:00~ 
           22日(土)14:00~:19:00~
           23日(日)14:00~:19:00~
           24日(月)14:00~
          (開場は開演の30分前)
           
出演     紳士1 高橋克明   女1 頼経明子 
        紳士2 中村彰男   女2 奥山美代子
        紳士3 戸井田稔
        紳士4 木津誠之
        紳士5 細貝光司

於  文学座新モリヤビル1F 

前売予約開始  4/26(月)  
           
入場料 全席自由 3,000円

文学座 TEL.03-3351-7265(10:00~17:30日祝を除く)

主催   別役実上演友の会  

協力   文学座企画事業部

去年の10月『ハイキング』に続いて、別役作品を演出される西本由香さんです。
シャープでガツンとくる・・そんな力強さを感じる西本さんの演出。
一度ご覧になって観てください。きっと何か心を震わす余韻を与えてくれますからっ!!
っと、でも実際は、可愛い女の子の一面もお持ちの西本さんです★
その二面性が彼女の魅力かもしれませんね(*^_^*)

そんな西本さんのブログはMake'Em Laugh

さてモジョ君、ミキボー君も元気に日々更新されておられますね(*^_^*)
情報ブログはこちら→モジョ/ミキボーのブログ
by berurinrin | 2010-04-17 21:42 | 文学座公演情報