『ハイキング』

『ハイキング』 in 代々木パオ(10/30)

作   別役実
演出  西本由香

深夜、目と足が不自由の娘(上田桃子さん)の車椅子を押す父(高瀬哲郎さん)。
娘は、父に目の前の電信柱に上って蝉の真似をするように父に頼みます。
当初は渋る父でしたが、娘の言うままポリバケツを足場にして電信柱に登る父。
そこへ公園でハイキングをするために、お弁当を持ってきた母(永川友里さん)が現れます。
娘は、ここでハイキングをすると言い出します。道路の真ん中で電信柱の前でシートを広げ
サンドイッチを食べ始める家族達。そこへ会社員(西岡野人さん)が訝しげな顔で通り過ぎて行きます。
そしてアコーディオンを背負った傷痍軍人(近藤隼さん)が現れます。

代々木パオ・・・。
代々木駅から毎度の事ながら・・迷いながら到着すると、中庭があって客席に壁はブロック塀?!
なかなか面白い会場です。
夜の中庭は、なんとなく怪しい感じが・・・f(^_^;)これから拝見するお芝居には
ロケーション的に相性がよさそうです。

いわゆる不条理物というのは、実は、全く得意ではなのです。
ついつい色んな事を、突き詰めて考えてしまいたがり屋さん(自分で言うなって(笑))なもんで
どうも・・なので、別役さんの作品も数える程度しか拝見していませんが、
今回も・・え~!!なんで?!なんでこうなっちゃうんだろう?
そう思うと、ぞくっ!ぶるぶる~(><)と、怖い怖い・・。
なんで?どの時点で普通の生活を正気が狂気に移り変わってしまうのか?
正気と狂気の境目ってなんだろう?
善意と悪意の受けとめ方って・・・
夜中にハイキングをしている家族を、ほんのちょっとした好奇心から殺されてしまう
会社員や強迫観念ともいえない、ほんのちょっとした心の隙間に入った声の力で殺してしまう父親。
まるで日常の会話のように死体を川に捨てると言い放つ母親。
どっかで何かが崩れる瞬間。
その瞬間さえも気がつかない言葉の力にビビッてしまったのでした。。。。

優しい眼差しで気の弱そうな・・どこにでも居るお父さんは、高瀬哲郎さん。
さすが高瀬さん身が軽い!!するするっと電信柱に登っていく姿・・(笑)
降りる時の素足の動きが、多くを語っていました(笑)
後半、会社員を放すまいと、会社員のシャツを掴む力の入った手・・その手が
喉にかかるまでの数分・・・リアルに怖い・・思い出してもゾクゾクです。

お母さん役は、永川友里さん。準座のまだまだ若手の女優さんです。
が、お母さん?!って感じですが、
元々落ち着いた雰囲気をお持ちの方なので違和感がなかったです。
淡々とした母親でしたが、終演後の笑顔をみちゃうと可愛さ満点の友里ちゃんなのです♪

さて、わがままで、ヒステリックな面を持つ娘は上田桃子さん。
黒いめがねに車イスで、微動だにせず周りの大人たちを変えていく・・・。
桃子さんの可愛い声から発せられる恐ろしい思いつき、まさに小悪魔でしたね。

さて、かわいそうな会社員を演じたのは、西岡野人さん。
きっと「えっ、えっ、なんで?」と、ワケがわからないまま殺されてしまった気の毒な方です。
その時の表情が、たまらなかったですね。
そんな自然体の表情が今の、のびくんの魅力なのだと、つくづく思ってしまいます。

小さな会場に文学座の関係者が沢山(*^_^*)
色んな場所で挨拶を交わされる光景が、アットホームな劇団の雰囲気を伝えてくれます。
ほ~んと、ほのぼの~してるんですよ♪
終演後、のびくんから今回演出の西本由香さんをご紹介して頂きました。
俳優達のキャラクターを生かしながら淡々とシンプルに演出されていて、わたし好きです。
甘さを感じないシャープな面もお持ちだし・・
これからもきっと素敵な作品を続けて発表して下さる事を期待しています。

自主企画や若手の演出の作品や研修科生の勉強会や発表会・・とても新鮮です。
自分自身、刺激を受けることが多いです。そして知らなかった作品との出会いも・・
ぜひぜひ興味を持って一緒に楽しんで欲しいなぁと思います。

翌日から『ゆれる車の音』のファイナルツアー先発出発という鈴木亜希子さんみっけです。
で、山本郁子さんにもばったり★声を掛けて下さって、ありがとうございますm(_ _)m
最後ツアーは、岡山の鑑賞会でお世話になって拝見しようかなぁ~と目論んでいたのですが
同じ演出の鵜山仁さんのオペラ『不思議な国のアリス』と被ってましたぁぁ~がーん(><)
つーことで、飛行機に乗って最終日狙いであっこちゃんの涙で客席からもらい泣きしようかなぁ
ふふふっ(笑)不敵な笑みでした。。。。

10/30(金)~10/31(土)まで in 代々木パオ
by berurinrin | 2009-10-30 23:23 | 観劇感想

秋も深まってきましたね。
うちの猫達も寒いらしく、茶りん君は明け方に私の布団の中に滑り込み
ベルは、布団の上でベットカバー替わりのひざ掛けに包まって寝ています。
今からこんな状態で、このヘタレの猫達は冬になったらどうなるんだ??ちと心配ですが・・

さて、鵜山仁さん追っかけの私的には、今の時期は新国立劇場公演『ヘンリー六世』で
頭いっぱい・・・と、思われがちではありますが(笑)
やっぱ文学座もいつも心の中にありまして★行って来ました!文学座!
定年ゴジラ』稽古場見学に参加させて頂きました~!!

稽古場見学の前に通されたのは、新モリヤビルの3F、事務所の隣の会議室です。
事務所もですが、まだまだ新しい香りがして、とっても綺麗です
ここは会議室の中でも仕切りが出来ていて、二つの小部屋に分れるように出来ています。
主に取材とかこのお部屋を仕切って使われたりされるそうです。
そしてこの会議室は、幹事会やら大切な会議で使われる場所だそうで
大事な大事な~あんな事やこんな事が決められるんでしょうね。
自分もまったくわからない内容ですがf(^_^;)とりあえず云ってみたりしちゃって、あははっっと
いつもは2階のお稽古場に案内される事が多いのですが
2階は、11.12月アトリエの会『崩れたバランス』のお稽古が始動中。
1階では、研修科生が使われているようでした。
そしてアトリエでは『定年ゴジラ』のお稽古真っ盛り。
毎回ながら活気があって賑やかな劇団です♪

『定年ゴジラ』のチラシご覧になりましたか?
ビートルズの「アービーロード」というアルバムのジャケットにそっくり★
で、原作の単庫本、文庫版と同じ峰岸達さんという方のイラストです。
単行本だと正面向き、文庫版だと後ろ向き、チラシは横向きと見比べてみると面白い~!
同じ姿だし、揃えてみたくなりますね(笑)
舞台版では「アービーロード」だけに、ビートルズの曲が99%占められているそうです。
丁度、ゴジラの皆さんの世代がビートルズ世代といわれるのかなぁ
ビートルズの事は、よくわからなくって、あっでも楽曲は、なんとなくわかりますf(^_^;)
でも、実はまだ原作を読んでいなくって、ストーリーが把握できていないのですが
同じ、重松清さんの『流星ワゴン』も読んでないんですよ。
来年の演鑑の例会作品で担当なんですけど・・・。まっ、そのうちに(笑)

さて、そうこうするうちにアトリエへ
舞台となる「くぬぎ台」の自冶会館の一コマ、新入り?!ゴジラ(笑)の坂口芳貞さんを
加藤武さん、川辺久造さん、坂部文昭さん、関輝夫さんと名の列なる
そうそうたるゴジラの皆さんが迎え入れての大歓迎会のシーン。
佐川和正さんがプロンプさんを務めておられました。
まだ、まだこれから、今は切磋琢磨しなから、毎日変わっていく段取りにてこずっている
雰囲気が伝わる・・まさにお稽古場を拝見させて頂きました。
もう、拝見してるこちらとしては大興奮ですよ!!
だって、だって文学座誇る素晴らしいベテランの俳優さんたちが
「あーだこーだ」言いながら、喧々諤々とシーンごとに打ち合わせしたり
譲り合ったり、笑いあったり、つい役名がごっちゃになっちゃり(笑)いいまつがい状態
絶対本番じゃ決して窺い知ることの出来ない場面ですからっ
それにしても演出の西川信廣さんとの俳優陣のコミニュケーションは完璧。
とはいえ、先輩後輩というと、西川さんも後輩さんf(^_^;)
ちょっと先輩を気遣う雰囲気も伝わって、劇団ならではの厳しさと温かさが伝わる素敵な座組みです!
そうそうCDプレーヤーを傍らにおいて自らBGMを掛ける西川さんでした。
丁度、暗転のシーンが間に挟まれていて、暗転の時の俳優やスタッフの方々の動きが
拝見できたのも楽しかったです。
素晴らしい俳優人の濃いキャラクター個性炸裂しているすごい芝居です。
これは拝見しないと後悔するかも・・うひゃ
だって、彼らの姿をナマの動きをその声を聞いて見ているだけでも感動しちゃいます。

まだまだ・・と、言われながらも
ゴジラの皆さんが芝居モードに入ると、もう面白いやら・・すごいやら(笑)
ぽんぽん飛び出す会話の楽しさに爆笑連発!思わず吹き出しそうになっちゃいました。
そんな中でくすくす笑いが前方のお席で(笑)同じく出番待ちの美女2人
姉妹を演じる石井麗子さんと佐古真弓さんでした。仲良くじゃれあいながら笑いあってるお2人。
本当に姉妹のようにみえます♪

周りを見回すと、あららっ演出助手のミニゴジラ(笑)高橋正徳大演出家がいない(><)あちゃ
と、お留守のノリ君に代わって西川さんの側には、五戸真理枝さんが代打でお手伝い。
五戸さんは、思えば去年のサイスタジオで研修科勉強会『DYSCOLSディスコロス』
その前は『零下62度』と発表の場を重ねておられる五戸さんです。
初めて、お仕事姿を垣間見せて頂きましたが、頼もしくしっかり西川さんを支えておられました。

『定年ゴジラ』上演時間は約2時間30分(休憩あり)予定しているそうです。
定年後の自分探しの旅を描いている作品だそうです。
お父さん達の第二の人生を爽やかな(?)ドラマに仕上がっているそうで、
芝居の中に、彼らの住む町のジオラマ登場しますが、
先日、その芝居の中に登場するジオラマ製作のイベントがあったそうです。
作ったジオラマが芝居で使われるなんて最高!!素敵な企画でしたね★
知らなかったぁ、行けなかった・・・残念(><)と思われる方、まだまだありますよ!
また、公演中11/10(火)14:00は終演後にアフタートーク&
11/11(水)の19:00には先着でポスタープレゼントと、イベントが続きます。
うふふっ楽しみですね(^_-)-☆

ブログを一つ追加しました。
『定年ゴジラ』ご出演の石井麗子さんのブログ石井麗子のブログです。
華奢ではかなげで、そして凛として力強さを感じる美しい、美しい女優さんです。
イギリスでの日々や稽古場での旬なお話もUPして下さる麗子さんのブログ・とても爽やかで素敵です!!

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by berurinrin | 2009-10-25 20:47 | 稽古場/舞台裏話

第一部は
フランスでは、いずれ王様になるシャルル七世と彼をサポートするジャンヌ・ダルク。
終盤には、フランスの地方貴族のお姫さまマーガレットと捕虜にして
彼女を愛人にしてしまうサフォーク伯。
そしてフランスが戦争に勝利するまで。。。
第二部は
ヘンリー六世とマーガレットとの結婚式から始まって、マーガレットが主導権をにぎるプロセスと
それを巡った貴族達の暗潮があって、ヘンリー六世の周りではグロスターとウィンチェスターの
確執があったりして、色んなツケが回って皆んなだんだん死んでいく・・
その中で、キングメーカーと呼ばれるウォリック伯(上杉祥三さん)が間に入っていって
彼らの暗闘が世代交代の中に入っていく。。。

ちなみにキングメーカー(王様製造人)と言われるウォリック伯ですが、
ヨーク家のエドワード四世を王位につけ、その次は対立するヘンリー六世を王位に復位させたことで
呼ばれるようになったそうですが(←それももっとずーーと後の時代になってから)
対立する両家と血の繋がりがあるからこそ出来たスゴ技だそうですね。
策士というか、まあでもこの時代、自分を守るためには何でもアリな感じがします。
ここんところは、中公文庫から出版されてる『英国王室史話』上巻に載っていて
結構面白く予習していました(笑)

第三部は
ヨーク家とランカスター家の白い薔薇と赤い薔薇の死闘。

と、「巻きのサインが入っていて、ボチボチ舞台の方を見ていただこうかな・・」と、鵜山さん
わぁお!また建て込み中の舞台を見せて頂けるなんて!!きゃぁ
「・・長々すみません。結局、筋しかしゃべってないみたいで(笑)
じゃぁ、演出家っていうのは、筋追いかって、そればっかりじゃない」と
証明をしなきゃと、ご自身の演出ノートを持ってきた。と、おっしゃりながら
「これから見て頂く(舞台)のは、一応、僕だけが考えたのではなくて
もちろん舞台装置の島次郎さんや他のスタッフ、キャストの顔を浮かべながら
何となく意欲的に作り上げようとしてる世界ではあるのですが・・」
と、演出ノートの始めに書いてある言葉を読んで下さいました。
「奥、前、中にひょうひょうとした木が三本。荒れた庭、広場、ゴミ捨て場、墓所
記憶の掃き溜めの中で戦域するドラマ・・」

「何かそういうのが今回の世界だと思って、発想してどうやって具体化されるか?!」
と、嬉しそうに語る鵜山仁さんでした。

第一部では、フランスを蹂躙したという功績を残してヘンリー五世(ヘンリー六世のお父さん)が
亡くなって葬儀から始まって、何が起こったか?はネタバレになるからと・・(笑)
その後の暗闘が繰り広げられる世界が・・・
「強引に説明してしまうと」と、おっしゃりながら
「人間の記憶とか、体験や悲しみとか喜びとか、様々な感情とか、5百年.6百年経過すると
どうなるか?人間の死骸も含めて記憶も土になるというか、DNAになるというか・・
そういう形で、今の我々の生活をどっかで支えているんじゃないかな・・と
だけど、10年、20年だったら・・・ただのゴミだろうな(爆)って
ゴミ溜めっていうのは、色んな遺伝子だとか、意識とか歴史とか・・
色んなエネルギーが潜在的に圧縮されて詰まっているんじゃないかな・・と、妄想しまして
荒れた庭、広場、墓所、ゴミ捨て場とか記憶の掃き溜めとか
勝手にわめき散らしているうちに、こういうセットになった・・・」と
鵜山さんのお話は締めくくられました。
鵜山さんのイメージのセットを伺っているとき、ふと「『ヘンリー六世』特設サイト」内の
「鵜山紀行」という、ヘンリーを巡る戦跡ツアーを連載中の鵜山さんのブログのテュークスベリーの
霧に霞む草原の画像が浮かびました。

さて中劇場の中の設営中のセットを再見させて頂きました。
あれから数時間、すっかり舞台は出来上がり、その全貌を魅せてくれています。
広さといい、奥行きといい・・大きな大きな美しいセットです。
このセットに照明が入って、役者が加わったら・・いったいどんなことになるんでしょう??
客席には演出卓が設え、明日から鵜山さんは、ここでお仕事するんだなぁ~と、うひゃひゃ素敵★

ホントもう脳内ヘンリってますからっ(笑)
レクチャーの後、実は、拝見する日・・初日明けの週末予定でしたが
どーしても初日に拝見したくなってチケット追加購入しちゃいました(*^_^*)
とはいえ、あ~でも、仕事帰りなので・・・開演ギリ遅刻(><)で半ば諦めていたのですが
インターネットで、残っていた座席を見ると、後方で全体像が観れそうだし、
通路に近いので周りの方になんとかご迷惑をお掛けしないで済みそうなので、
ぽちっと(笑)やっちゃいましたYeah~!(*^^)v

鵜山さんのレクチャーの最後に質問コーナーがありまして
うーさまが夢に現れたという、なんとも心穏やかにいられない(><)報告をくれたお友達が挙手を!
「キャスティングは、鵜山さんが選考されたんですか?」
すると鵜山さん
「キャスティングは僕と神様で決めた(笑)
つまり、僕が決めた気もなきにしもあらずですが、誰かが決まったら、その人と誰かって
組み合わせで考えるじゃないですか
と、いうことで徐々に決まっていく人たちで決まっていった・・
なんか変に謙虚な物言いをしているわけじゃなくて、
本当に芝居作りって、何でもそうですが、私がやりました!って言うのは気が引ける(笑)
でも、おおむね責任を持たなきゃいけないのは私なので
その限りでは、決めたような気がします」

その前にも、ご自身で「話がわかりにくいうえに、稽古場で言っている事がわからないと
よく役者に言われるので・・」とおっしゃる鵜山さん。
でもわたしは、鵜山さんの言葉が、すとんと★落ちてくるんですよ。
ちょっと言い回しが、ひねくれてる時もある気がしますが(笑)そこんとこも魅力的です♪

でもこういうイベント・・ありがたいことです。
長々お付き合いありがとうございましたm(_ _)m
あ~!見逃した!!と、おっしゃる方も、まだまだイベントは沢山ご用意して下さってますよ(*^_^*)
次回は?!「シェイクスピア大学校」でお会いしましょう!!

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by berurinrin | 2009-10-23 23:17 | イベント

百年戦争の戦利品としてサフォーク伯(村井国夫さん)が
マーガレット(中嶋朋子さん)を口説くシーンが大きな場面になっていて、
かどわかしたマーガレットを、本国に連れてきてヘンリーの奥さんにするそうで、
なんでヘンリー六世(浦井健治さん)が、サフォーク伯からマーガレットという
怪しいプレゼント受け取ったか?(マーガレットと結婚したか?)
それは色々事情があったようで、ヘンリー六世は生後わずか9ヶ月で即位した王様で
周りの大人たちに囲まれて、中でもグロスター(中嶋しゅうさん)とウィンチェスター(勝部演之さん)
後盾の大人たちの意見やアドバイスを聞き入れていかないと国が治まらない状態にあったわけで
それら大人の意見に左右され、時に無理強いされてストレスもあったのではないか?
と、言いつつ「なーんて・・よくわかないけど(笑)」と鵜山仁さん★面白い~

そのストレスの中の一番特徴的な出来事は、
「あなたにこの人を花嫁としてあてがいますから結婚しなさい」とグロスターに言われ
若年の身でイマイチ結婚に対して乗る気ではないのだけど、国の為なら・・・と
不承不承ではありながらも「NO」といえない優柔不断の傾向のある王様のヘンリーは、
一旦はグロスターの勧めに承諾します。が、
一方で、サフォーク伯が勧める花嫁は、サフォーク伯自身が好きな女性なので
「この人はいい人ですよ、素晴らしい人ですよ」と、マーガレットを褒め称る言葉が
ヘンリーにとっては、他人事じゃなくて自分のためサフォーク伯が言ってくれるように聞こえたらしく
「国の為に結婚してください」
「この人は良い人だから、ぜひ一緒になったらどうですか?」
と言われたら、耳に入り易いのは後者の方じゃないかな・・と、
それだけが原因ではないのかもしれませんが・・
今まで大人たちの意見に従わざるおえなかった人が、自分のために話してくれる人の意見に
すっと耳を向けてしまう。。そして結婚することになって
その結婚が、必ずしも上手くいかない・・・それが第二部になるそうです。

第二部の副題は「敗北と混乱」
敗北というのは、百年戦争でフランスに負けたということで
混乱というのは、その負けた戦争に負けたことに対してのリアクションであり
国内に色々起こる騒動や「いったい誰のお陰で負けたんだ」とか・・
国自体が混乱しているので、我こそは!と国の実権を握りたい人が、わんさか出てきちゃうそうで
抗争が後の薔薇戦争に起こってくる火種がどんどん生まれてくる時期のようです。
そこで第二部の終わりの方には、ジャック・ケード(立川三貴さん)が登場されるそうです。
職人や一般市民による暴徒の反乱で(本来は農民の反乱だったらしいのですが)
当時の王権、ヘンリー六世に反旗をひるがえす形で、ちょっと台詞をいじったりしていると・・
「俺が王様になったら1合瓶に酒を一升五合入るようになる」とか
「98円のパンが1円で買えるようになる!」とか、ちょっと●●党みたいな事を言ったりしちゃって
あろう事か立川さんが、稽古場で「政権交代!」とか言っちゃったらしく(笑)
「できれば本番で言って欲しくないなぁ(笑)」と、楽しそうに稽古場のお話を入れながら
鵜山さんの楽しいお話は続きます。

・・そんな国内の混乱によって、今までの秩序や考え方がひっくり返ってしまう状況の中
市民たちの革命や貴族達が結託したりとややこしい事が起こりつつある中に
第一部でネタは振られつつも陰を潜めていた赤い薔薇と白い薔薇の戦いが表に出て来るそうです。
赤い薔薇と白い薔薇は、ヨークとランカスター
ヨークは、ロンドンから3時間ほど北にある町でヨーク公爵領で、ヨーク家が実際に
白薔薇を家紋としていたそうです。そのヨーク公(渡辺徹さん)と
ヘンリー六世、取り巻きのウィンチェスター、グロスターはランカスター家で
赤薔薇を家紋にしているそうです。
このヨーク家もランカスター家も王家の枝分かれした血筋であるそうで
その戦いを薔薇戦争と言われ、シェイクスピアがフィクションとして描いたので
有名になったそうですが、根っこは史実であり、30年に渡るイギリス貴族の戦いの出来事。

第二部の始まりは、サフォーク公に連れられマーガレットがフランスからイギリスから来て
結婚するという儀式から始まって、恋人のサフォーク公以外には孤立無援のマーガレットが
一人イギリスで頑張るという・・強烈な気の強い女性で、反対にヘンリー六世は
ちょっと煮え切らないタイプなので、マーガレット、サフォーク側が実権を奮うようになるそうです。
その上に、戦争の敗北による混乱で、ジャック・ケードが現れ暴徒による反乱やらで
王国がめちゃくちゃになってしまう・・非常に不条理な状況が第二部にあたるそうです。

第三部の副題は「薔薇戦争」。
ヨーク家とランカスター家の血で血を洗う死闘のようなお話だそうで・・
第二部の終わり辺りから今まで主導権を持っていた人たちが、どんどん死んでいき
世代交代みたいな流れがあるようで
白薔薇のヨーク公(渡辺徹さん)の4人の子供たち(史実とは異なるようですが)の息子たち
幼くして戦争によって殺されちゃうのがラットランド(高橋郁哉)で、のちに生き残った3人の内
長男エドワード今井朋彦さん)次男ジョージ(前田一世さん)で、三男リチャード(岡本健一さん)
このリチャードが後のリチャード三世。
シェイクスピアの『リチャード三世』と『ヘンリー六世』三部作と合わせて薔薇戦争四部作として
イギリスでは時々上演されるようです。

と、「ここで改めて復習しますけど・・・(笑)」と、鵜山さん。

つーことで、次回に続きます(笑)
by berurinrin | 2009-10-22 23:16 | イベント

美術家の島次郎さんのお話を伺って、お仕事中の鵜山仁さんのお姿を垣間見れて
テンションは上がるし(笑)うひょうょ~にやけっぱなしのにまにま顔と
溶け出した頭を切り替えるために
夜のレクチャーまで、お茶してから隣のオペラシティへ
料理も出来ないくせに(やれば完璧にできますけど・・多分)憧れの器のカンペール焼きを見て癒されて、
またお茶して、ご飯食べて・・と、新国立劇場中劇場のホワイエへ

開始時間が来たのですが
鵜山さんは、丁度ダメ出し中の真っ只中。
「5分ほど遅れます」と、制作のMさんからご報告があって
では、その間に「一瞬で肩こりが治る体操をしましょう!」とスタッフの方の声で
体操タイム★
イスに腰掛けたままで、おへそを前に突き出します。
すると肩が後ろに引っ張られる感じになります。
次に手のひらを上にして、両手を開き小指を上に上げます。
すると、腕がぴーんとなって、背中が気持ちよく伸びてきました。って、これだけですが
すっきりするから、あら不思議♪

そうこうしているうちに制作のMさん「今、鵜山さんがお稽古場を出られました」きゃぁ★
かつんかつんと靴の音と共に、背後から現れた鵜山さんです。
「お願いします。みなさんは本番見て頂ける・・?!」
「もちろん」制作のMさんが代弁を・・(笑)
「事前レクチャーというからには、作品のポイントをいくつか話しておいた方が良いかな・・」
「『ヘンリー六世』なんて、わりと聞きなれない王様の話なんで
史劇っていうからにはロイヤルファミリーの場合によっては退屈な話なのかと思われるかも・・・
確かに固有名詞は若干面食らうかもしれないけど、いくつかポイントをお教えしておきます」
ということで、鵜山さんのレクチャーの始まりです★
私は鵜山さんのお話、その語り口がたまらなく大好きなのです!!
机の前に立って語り始める鵜山さん・・・素敵なのです。
と、夜の回の参加される方は、若い女性が圧倒的に多い!
やっぱ鵜山さん、かっこいいからなぁ~仕方ないよなぁ~と
これ以上、らいばるやらふぁんが増えたら・・むむむっと(笑)
だって久々にナマ鵜山さんのお姿なので、テンションが高いのでしゅf(^_^;)
メモの方も勝手な解釈があるかもしてませんので、ご容赦くださいね。

『ヘンリー六世』は、1部.2部、3部と全部で多分9時間位になるそうです。
「台本持ってくれば良かったんだけど・・」とおっしゃりながら
台本を色分けしてあって、第一部は赤、第二部は白、第三部は黒い台本で160~180頁程
あるそうです。持って歩くだけでも結構大変とおっしゃいながらも
こんな経験も一生に何度も出来るもんじゃない(笑)

第一部の副題は「百年戦争」14~15世紀に掛けてのイギリスとフランスの戦争です。
当時のフランスは、現在のほぼ五角形の国を成していたわけではなくて
フランスの中にバーガンディ公国というのがあって、バーガンディ公(鈴木慎平さん)という
フランス貴族がいて、イギリスと結託してシャルル七世が戴冠して百年戦争が終わるそうですが
そのバーガンディ公(ブルゴーニューのイギリス訛の読みだそうです)とシャルル7世
そして有名なジャンヌ・ダルク。この3人がフランス側のキーパーソンだそうです。
ジャンヌ・ダルクは16歳で、シャルルをランスに連れて行って、そこの大聖堂で戴冠させて王に
して、ばらばらだったフランスを一つに纏めようと
16歳の少女の言葉に、イギリス側についていたバーガンディ公も盟約を取り消して
フランスに戻って、百年戦争はフランスの勝利に終わるそうです。
ボルドーやカレーやブルターニューの海岸線とかは、ほとんどイギリスのものだったそうですが
戦争の勝利によって、それらを取り返したそうです。
ところが、書いたシェイクスピアはイギリスの作家さん(笑)
「ややこしいことに(笑)なんとなくフランスが勝ったのか?イギリスが勝ったのか?
第一部は、よくわからない終わり方になっている節もある(笑)」そうです。
ただ、結果としてフランスの国内からイギリスを駆逐した事は変わりがないので
そのエピソードが第二部にも描かれているそうです。

「結局、なんの為に戦ったのか?」「なんの為に(フランスで)我々は血を流したのか?」
そんな切歯扼腕する場面が、第一部の終わりから第二部の始めに掛けて何度か出てくるそうです。
「こんな戦争の終わり方をして、何の為に命を落としたんだ?なんだったんだ?」
その「なんだったんだ?」の一番大きな原因を作ったのは、サフォーク伯(村井国夫さん)
イギリス側の貴族の将軍ですが、さる大きなフランスの貴族のお姫さまマーガレット(中嶋朋子さん)
を人質にするそうですが、彼はマーガレットを好きになっちゃいます。
ところがサフォーク伯は、マーガレットを自分の奥さんにしないでヘンリー六世(浦井健治さん)
の奥さんにしちゃいます。そして2人は不倫の関係に・・・。
そんな複雑な関係は、みんな知っていてヘンリーも薄々知っているそうです。
知っているけど顔に出さない・・で、ここまでが第一部となるそうです。

次に続きます。
by berurinrin | 2009-10-18 23:04 | イベント

新国立劇場中劇場で10/27に初日を迎える『ヘンリー六世』三部作の事前レクチャーに
参加してきました。
新国立劇場主催公演では、公演中にシアタートークが必ずあるし
友の会アトレ会員になれば、毎月送られてくる会報誌は見応え読み応えあるし、
時には舞台稽古見学(ゲネプロ)のイベントがあったりと、年度末にポイント集計があって
パンフやドリンクの無料券に引き換えたり・・と、けっこうオイシイ事が多いのです。

『ヘンリー六世』事前レクチャーは、昼と夜と2回行なわれました。
昼の回は、美術の島次郎さん。
島さんといえば、鵜山仁さん演出作品では新国立劇場『舞台は夢』やオペラ『カルメン』
鵜山さんの最も信頼の厚い舞台美術家方のお一人。
鵜山さんの思いを形にして下さるナマ島さんのお話が聞けるなんて・・感動です。
ところが・・・・午前中仕事して、それでもギリギリに新国立劇場に到着予定のはずが・・
なんと湘南新宿ラインが15分遅れ・・・ぐわぁ~ん。
遅刻覚悟で新国立に到着したのですが、友人がこの事を関係者の方々に連絡をして下さっていて
開始を遅らせて下さっていたのでした。
わざわざお待たせをしてしまい・・ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。

会場は、中劇場のホワイエ。
ビュッフェコーナーを正面にして、イスが並べてありました。

まずは、制作のMさんのご挨拶とお話がありました。
『ヘンリー六世』は、日本での上演は・・なんと27.8年振りなんだそうです。
翻訳の小田島雄志さんでも、一度しか全編を通して観たことないという・・この作品を
拝見できるという貴重な体験にわくわくしちゃいます。
この作品は、シェイクスピアの中でも初期の作品と言われ
『リチャード三世』と合わせて四部作ともいわれるそうです。
シェイクスピアが生きた時期は、『ヘンリー六世』の時代から約100年後の時代。
当時の人々にとって、もっとも親しみやすい史実をシェイクスピアは書かれたのではないかとの事です。

中劇場は、昨日から衣装などの搬入が始まり
今日中に舞台上のセットが完了し、その後、照明が入り音響が入り
役者が入り、全ての場面の場当たりが細かく行なわれ、各部の通し稽古が行なわれるという
初日を迎えるまでのスケジュールの大まかな説明を教えて頂きました。
先日、全編を通しての通し稽古があったそうですが
朝の10:30開始~21:30終了。休憩1時間30分入って11時間だったそうです。
すごいですね!!
演じる側も観る側も体力勝負ですね!!Yeah~!(*^^)v

と、このままの流れで、この場所で島さんのお話・・と、思っていた所
今から仕込み中の中劇場の中の舞台を拝見させて頂けるという、サプライズ企画!
劇場の中へ案内して頂きました。
中劇場の中は、ぷぅ~んとした接着剤の匂いと、沢山の作業をされてる方々の姿
そして工事現場のような大きな音・・・圧巻です。
どんな舞台か?!細かくは言わない方が良いと思いますが
今まで見た事が無い・・・・大きな舞台です。

客席の中央、最前列に舞台の模型と共に居られたのが、島次郎さんでした。
とても若々しくて、親しみやすい笑顔の島さんが
舞台セットの過程を細かく説明をして下さいました。
鵜山さんと舞台監督と島さんとで、2月頃から細かく打ち合わせをされ6月に美術が決まったそうです。
客席を9列潰しているそうです。お陰で舞台と客席の距離が短い。つーか近い(笑)
最前列(10列目)でご覧になる方は、どきどきしっぱなしじゃないかと思われます(笑)

と、島さんのお話を伺いながら舞台が作られる過程を拝見していたら
おおおおおっ!!!愛しの鵜山さんが、舞台に!!きゃぁ~かっこいいっ!!
舞台監督の方とお話されたり、セットの上に乗られて踏みしめたり、屈んで手で感触を確かめたり
歩きながら、レクチャーを受けてる私達の方にも視線をチラリ・・と、去って行かれましたが(涙)
お仕事中の鵜山さん、また違う雰囲気が、これまた素敵過ぎます!!
で、テンション上がってしまって、その後の島さんの言葉をすっかり忘れ
約1時間ほどの事前レクチャーは、終了したのでありました。
by berurinrin | 2009-10-17 23:12 | イベント

文学座附属演劇研究所 研修科発表会『結婚仲介人』 in 文学座アトリエ(10/11)

作   ソーントン・ワイルダー
翻訳 水谷八也
演出 富田稔英
振付 松元どかん (おやじダンサーズ)
メイク指導 富沢亜古
協力 文学座演出部

ホレイス・ヴィンダーゲルダー氏は、お金持ちですが、けちんぼで口やかましく
部下達に満足に休みを与えずこき使うばかり・・
その上、彼の遺産相続人でもある姪のアーメンガート嬢と画家のアンプローズとの結婚に大反対。
アメンガード嬢をNYのミス・フローラ・ヴァン・ホイスンに預けて、自分はNYへ
アイリーン・モロイにプロポーズをしようと画策中。
ところが、亡きホレイス夫人の友人だったドリー・リーバイ夫人から、若い女性がホレス氏に
夢中であると知らされて・・・

ちょっとトタバタちっくなハートウォーミングなコメディです。
翻訳物で現代劇でコメディってかなり難しい題材にチャレンジされた研修科生たち。
意図してなんだか、ちょっと小物類の使い方が、時代をぼやけさせるというか
ちょっと腑に落ちなかったんですよね。
例えば御者を使いながら、空き缶にタバコの吸殻を入れたり
服装もバラバラな気がして・・お花は可愛いんですけど、ちょっとくどいなぁ・・と
ダンスもぎこちないし・・・・

と、苦言ばかりですが、彼らはとっても元気です!!←これ、すごく大切な事だと思うのです。
その広い舞台を彼らのエネルギーで十分満たすほど、その未熟さをカバーしてしまう程の
力強い想いがバンバン伝わってきます。
個々の力は、まだまだかもしれませんが、舞台に生きる一瞬の喜びとか感動が
本当に一人一人から直球に伝わってきては、胸にじーんと迫るものを感じてしまいます。
コメディなんですがf(^_^;)いいんです★
彼らの瞳は、羨ましい位きらっきらっ~☆彡輝いているんです(*^_^*)
こういう芝居を観た後のビールは美味っ!!!うきゃっ

実は、客席でお隣さんは中村彰男さんだったんですよ。えへへっ
久保田万太郎の会で、頭から湯気出して奥歯から怒った方とは思えない(笑)
優しくて穏やかな彰男さんです。
あっ、でもあの怒ってる姿、素敵ですよね。怒られてる人は堪りませんが、観てるこちらは
違う意味でたまりませんもん!(* ̄m ̄)プッ
研修科生の発表会で、ほぼ毎回彰男さんのお姿を客席でお見かけします。
今回は、昼夜と拝見すると伺いました。
劇団ならでは光景ですが、うふふっ素敵ですね!!

11/10(土)~12(月)まで in 文学座アトリエ

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ボールすごいでしょう!いったい何個あるんだろ???きらきらしてます。
横浜のみなとみらい地区にあるボーネルンドという、こどもを対象とした室内プレイルームの一角。
このボールの中に体が埋もれると、水の中に浮かんでいるような不思議な感覚を感じます。
by berurinrin | 2009-10-11 23:32 | 文学座観劇感想

奈良へ行って来ました

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鹿★可愛い♪
『ゆれる車の音』京都公演を拝見すべく、京都に到着して
せっかくなら観光しましょう!と思ったのですが
わたし・・一人で時間を使うのが、とっても下手なんです。
3、4時間とか、急遽時間が丸々空いてしまったら・・・
どうやって皆さんは時間を潰せるんだろう??
ウインドウショッピング?本屋さんで立ち読み?いやいやまだまだ、たっぷり時間はありますからっ
って、わたしは切羽詰ると献血です(笑)
見た目どおり?!単純でおおざっぱなO型ですが、RH(-)型なので結構重宝されてるようです(笑)
たまにはいっぱい血を抜かれる事は、健康にいいらしいですね。
と、さておき
京都に到着したのはいいのですが、どこ行こう?!
やっぱ奈良でしょう!
石舞台とか、二上山とか法隆寺とか唐招提寺・・・以前から行きたかったんだもん
が、いかにせん時間が足りなかった・・・。
なので・・予定を大幅に変更して、とりあえず奈良公園へ
各所にある鹿せんべい屋さんの前を通っては、鹿せんべいを購入して合計600円(笑)
鹿に追っかけられたり、お尻を鹿の頭につんつんされたりしながら
可愛い鹿の姿に癒されてきました。
どの鹿も本当に可愛くて綺麗で、手持ちの鹿せんべいがなくなると、あっという間に離れていく
割り切りの良さに一抹の寂しさを感じちゃったりしながら・・
奈良到着40分後には、方向間違えたり、つっかえながら京都への電車に乗っていましたがf(^_^;)
正味30分間の観光(笑)で十分気分転換ができました。

10月になってから、人事異動が発表され
わたしは新たな部署に異動となりました。
長い間同じ仕事をしていたので、その仕事から離れる事に対して心の中で葛藤がありましたが
実際、同じ営業でも部署が違えば取り扱う製品も全然違うし、人種も違う
ギャップを感じながらも新しい仕事をしてみると、目新しくて新鮮だし楽しい事も多いです。
わたしは営業アシスタントなので、担当者の補佐をしているのですが
担当者もとても気を遣ってくれて、ありがたいなって思っています。
ちゃんとしっかり仕事を覚えるまで、もちょっと待っていて下さいね。
人事が発表されてから、本社の職場仲間から
「取り合えずおとなしくしてると、相手が気味悪がるだろうから、それまで頑張れ!」って
わけのわからないメールが届きましたがf(^_^;)
そんなこんなで、やっぱバタバタしてはいますが、頑張って勤労してますよ~☆彡
昨日は、9月で退職された派遣の女性の送別会がありましたが
2次会は、場所を変えて女子飲み(笑)・・・「職場の雰囲気は、女子で作るもんだよね!!」と
盛り上がり!改めて仲良くしていこうね!と絆を深めたのでした。
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鹿・・可愛い★

さて、ブログを追加しました。
『ゆれる車の音』で、テキ屋さんに憧れる女の子・あさみちゃんを演じておられた
あっこちゃんこと鈴木亜希子さんのブログあきうめ思案です。
あっこちゃんはですね・・本当に面白い女の子なんですよ。
ロック好きだし・・わたしも布袋ファンなので、盛り上がるし・・いやいや(笑)
実は、『アラビアンナイト』の横浜公演終了後の搬出の時に
一緒に楽屋のお茶場を片付けたのがきっかけで、なにしろ彼女の口から出る話が面白くて(笑)
あの油津ブラザーズで、弾けた姿が実際のあっこちゃんですからっ
研修科時代『愚者に見えないラ・マンチャの王様の裸』で、道化を演じたあっこちゃん。
あっこちゃんの演じた道化、わたしはとっても好きでした。
道化の動きを探る為に、無声映画とか参考に「100本観た」と言っていました。
後から「言い過ぎました・・・50本位」(笑)そんな一生懸命で面白いあっこちゃん!
ぜひ応援よろしくお願いしますm(_ _)m
それにしても文学座の方々のブログ人口が増えつつありますね~☆彡素敵な事です!!

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初めての場所は、かなりの確立で迷うので京都会館の近くのホテルに泊まりました。
京都駅に向うバスを待つバス停から見上げた平安神宮の鳥居です。
「あっ、バスが来た!!」えへへっ、わたしは完璧晴れ女なんです!

p.s気がついたら10万カウントをすでに越えていました。
ありがとうございます。
「継続は力なり」と思ってはいますが、やっぱり嬉しいです。
相変わらずの拙いブログですが、これからも頑張ります!!
by berurinrin | 2009-10-10 22:07 | 日常

10,11月主な外部出演

★江守徹(演出)、荘田由紀、藤川三郎『大川わたり』10/3~25中日劇場(中日劇場予約センター052-290-1888)
★廣田高志『屋根の上のヴァイオリン弾き』10/5~29日生劇場(東宝テレザーブ03-3201-7777)
★山崎美貴『ステッピングアウト』10/6~12博品館劇場(博品館03-3571-1003)
★本山可久子『松廼おけい』10/8~11紀尾井ホール(紀尾井ホールチケットセンター03-3237-0061)
★山本道子、原康義、横田栄司『真田風雲録』10/15~11/1さいたま芸術劇場(彩の国さいたま芸術劇場048-858-5511)
★鵜山仁(演出)、金内喜久夫、渡辺徹、今井朋彦、浅野雅博、石橋徹郎、城全能成、川辺邦弘、松角洋平『ヘンリー六世』10/27~11/23(新国立劇場チケットオフィス03-5352-9999)
★神野崇『ロミオとジュリエット』10/15~18Bunkamuraオーチャードホール(Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999)11/3~8東京文化会館(チケットスペース03-3234-9999)
★林田一高(脚本、演出、出演)『938(さんきゅうはち)』10/21~25劇場MOMO(トリガーライン080-4058-1470)
★金沢映子『新版・西遊記』10/25北とぴあ・さくらホール(財)北区文化振興財団03-5390-1221)
★江守徹(演出)『龍馬』10/24、25高知県立県民文化ホール(龍馬高知オフィス088-833-0301)11/17~23浅草公会堂(龍馬東京オフィス03-5284-8440)
★中村彰男『黒い獣 哀しみ』11/4早稲田大学大隈講堂(早稲田大学文化推進部03-5272-4783)
★神保共子、清水幹生、植田真介『錦繍』11/4~13銀河劇場(ホリプロ03-3490-4949)12/5.6シアタードラマシティ(梅田芸術劇場06-6377-3888)
★佐藤麻衣子『七本の色鉛筆』11/6~15赤阪レッドシアター(プリエール03-5333-6590)
★大場泰正『ぺぺの甘い犯罪』11/8~15SPACE107(劇団未来劇場03-3360-1717)
★得丸伸二『こころ』11/9~13紀伊國屋ホール(シェイクスピアシアター03-5318-5755)
★得丸伸二、松山愛佳『ハムレット』11/14~16紀伊國屋ホール(シェイクスピアシアター03-5318-5755)
★亀田佳明『宇田川心中』11/7~22青山公園南地区広場特設テント(新宿梁山泊03-3385-7188)
★岡寛恵『子供のための交響曲「双子の星」語り』11/5紀尾井ホール(紀尾井ホールチケットセンター03-3237-0061)
★麻志那恂子『宵闇せまれば』10/6~8シアターX(黒田玄事務所03-3235-0434)
★奥山美代子『あの日僕だけが見られなかった夜光虫について』10/29~11/3横浜相鉄本多劇場(スタジオソルト090-1773-2823)
★西本由香(演出)、高瀬哲郎、西岡野人、上田桃子、永川友里『ハイキング』10/30、31代々木パオ(西本由香さんのブログMake'Em Laugh
★古坂るみ子『くたばれシェイクスピア』11/4~8シアターBRATS(桜会・確認中)
★千田美智子『父を叩く』11/4~8全労災ホールスペースゼロ(オフィス・REN03-5829-8031)
★寺田路恵(脚本・演出・出演)『芝居語り「にごりえ」』『一会の雪』」11/7大濠公園能楽堂(大濠公園能楽堂 092-715-2155 )
★征矢かおる『ジョンとベアトリス~Love,Hope,Faith,33階物語』11/13~23サイスタジオコモネAスタジオ(サイスタジオ03-5995-2700)


*お問い合わせは( )までお願いします

前回お知らせした大場泰正さんご出演予定だった『私だけのクラークゲーブル』10/7~12下北沢「劇」小劇場(K・企画03-3419-6318)は、中止になったそうです。
by berurinrin | 2009-10-05 22:26 | 外部出演

文学座公演2009ファイナルツアー『ゆれる車の音ー九州テキ屋旅日記』 in 京都会館(10/3)

作   中島淳彦
演出 鵜山仁

宮崎県、油津。乙姫神社のお祭りの前日に現れた黒い車。
車から出てきたのは、金丸重蔵さん(角野卓造さん)妻の敏子さん(塩田朋子さん)
娘の真弓さん(栗田桃子さん)。
車一つで国内中を渡り歩きテキ屋を生業としているこの金丸一家は、
20年前までは油津一帯を仕切っていましたが、
上原丈太郎さん(かたお鷹さん)率いる愚連隊に
彼らの故郷である油津を追い出されてきたのでした。
今、重造さんは故郷のショバを取り戻す為に戻ってきました。
それは病に倒れた父の悲願であったのです。

ゆれる車の音ー九州テキ屋旅日記』←(リンクは初演のバージョンです)
2009年の後半ツアーそれもファイナルツアーが10/2彦根公演からスタートしました。
思えば、稽古場見学、本公演x2、尼崎公演、三島とゲネ2本と
かなり(笑)観せて頂いてるのに、いやはや全く飽きないんですよね。
毎回まじに新鮮!
お友達から「『ゆれる車。。』の追っかけだね、もうあの車の荷台に載せて、一緒に旅をさせてもらいなさい」
荷台ねぇ・・それもいいなぁ、でもかなり・・ゆれる(笑)から、結構酔いそう・・って、違うかっ!(爆)
そもそも、『ゆれる車。。』の追っかけじゃなくて、演出のうーさまの追っかけですからっ
あっ、でも『ヘンリー六世』の目下稽古中の鵜山さんは、初日の彦根のみで
京都にはおいでになれなかったんですよ(涙)
行きたかったなぁ彦根。ひこにゃんに会って、ぎゅっしたかった・・って、違うかっx2(爆)
でも、オットの留守を守るのはツマの役目ですからっ・・・って、違うかっ!X3(爆)
(スルーして下さいm(_ _)m・・・ 最近、今更ながらハマってるフレーズでf(^_^;))

さて、初の京都労演さんにお邪魔してみました。
いやはや京都の会員さんは、舞台を観る目が非常に肥えているそうで、
なかなかシビアな評価をされるとお聞きしていました。
きっと歴史的建造物や美しい風景、古来の芸術作品に囲まれた日々の生活の中から
育まれたのかもしれませんね。
色んな鑑賞会にお邪魔してみると、本当に場所毎で違うんですよ。
これがまた面白い!
あ・・ほんと、横浜に来て欲しかったぁぁ~残念。

京都での2回公演の初日の客席は、思いのほか男性の会員さんの姿が多くみられ
大きな笑いと共に舞台と観客との間には、ほのぼのとした空気に包まれ温かい感動に満ちた
素晴らしい時間が流れました。
シビヤな評価は、良いものは良いって、素敵な作品には優しい眼差しに変わるモンです。
いやぁ楽しかった。ほんと楽しかった。めちゃくちゃ楽しかった。
もうねぇ、吹き出しちゃいましたよ。
この作品は、その時の自分の心の思いと確実にリンクしちゃいます。
昼間、鹿にあって童心に帰っちゃったからかなぁf(^_^;)
でも、だからと言って、笑いだけを求めている作品ではないんです。
過去があって、今があって、未来を繋げる人たちが居る。
じたばた生きている私達へのエールが、ちょっぴり苦い思いと共にいっぱい詰まった
すっぱ(笑)温かい作品なのです。

4日間程の稽古期間だったそうですが、演出も大分変わっていて
台詞も増えていたりして・・それも今、シェイクスピアにぞっこん浸かっている鵜山さんだからこそ
浮かぶ新たなアイデアが現れちゃったりして素敵でした★
ラスト近くに小料理屋を営む寺島しのぶさん(山本郁子さん)の娘あさみちゃん(鈴木亜希子さん)が
角野卓造さん扮する重蔵さんに「おとうさ~~ん  おとうさん」と叫ぶ声が、最高!
他にもキャスト一人一人の場面ごとの細やかな動きが浮き上がってみえて
アテ書きのオリジナルのホンが、キャストが変わって、あらたな人格が融合されて高められて
オリジナルキャストの方々も変化して・・・芝居って生き物なんだなぁって、思っちゃいます。
それが可能なのは、演じる役者たちのスキルの高さが一番ですけど★文学座っ最高です!

終演後は、大阪支持会で京都労演にも加入されておられる方を紹介して頂きまして
その方は三代続く文学座の大ファンの方!すごい!すごい!
とっても大らからで座員の方々のお姉さんのような存在の方で、
寂しく一人部屋飲み予定だった私(涙)を京都の素敵な夜に招待して下さいました。
このブログもみて下さっておられるとの事で・・
改めましてありがとうございましたm(_ _)m

ファイナルツアーは、~12/20まで各地をまわります。
皆さん、がんばってくださいね!!また、どこぞの場所でお目にかかりましようね♪えへへっ
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このユニークなパンフレットも毎回楽しみでした♪
全部イラストも違うんですよ!!うふふ
by berurinrin | 2009-10-04 18:21 | 文学座観劇感想