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らくだ工務店第14回公演『だるまさん、ころんだ』 

らくだ工務店第14回公演『だるまさん、ころんだ』 in THEATER/TOPS(3/29)

作・演出 石曽根有也

50歳を前にして一人畳屋を経営している末広達磨(たつま)さん。
その名前から“だるま”さん。
今だ独身の“だるま”さんに幼馴染の治さん(林和義さん)はお見合いの話を
持ってきます。弟の達義さん(古川悦史さん)は、イマイチ兄のお見合いに乗る気が
無さそうです。

『戦争にはいきたくない』の衝撃から約半年、下北沢から新宿に移っての二度目の
らくだ工務店・・拝見させて頂きました。
主人公はいわゆるおっちゃん世代。
普通なら当然脇役!と、いわれちゃいそうな冴えない独身畳職人を中心に
見た目は面倒見が良くっていい人・・だけど当人達には、悩みや心にわだかまりを持つ
臆病で口下手な人たち・・。そう普通の生活を送る私達がそのまま投影されています。
だからそこ、普通の会話の微妙なバランスのずれが
観客達に敏感に感じる事が出来て、くすりっくすっと笑いが起きてしまうのでは
ないのでしょうか?!
前作のような、大きな感情の流れはありませんが
ほのかにくすぶる日常の細やかな感情の流れを丁寧に読み取った秀作だと思います。

この石曽根さん・・・やっぱ、すごいです。
前回は強面のや●ざさんを演じておられましたが、今回は素顔のイケメンさん♪
お笑いのチュー●リアルの徳井さんに似てませんかぁ?!
作・演出・チラシの写真・役者と様々にこなす石曽根さん。
彼の才能はどこまで伸びていくのでしょうか?目が放せませんね。

さて、お兄さんの騒動をちょっとひややかな目線をもって見守っていたのは
弟の達義さんを演じた古川悦史さん。
文学座を卒業されての第2作目になります。
古川さんの一瞬にして、場の空気を変えてしまう存在感・・やっぱすごいですX2(笑)
まわりの雰囲気を壊すことなく、そのやり場のない頼りなげな切ない眼差しを向けるかと
思えば、怒りの火を見せる眼力の強さ
言葉だけでなく、彼の体全体から発する思いや体温を感じることが出来た
この小さなスペースで久々に古川さんのお芝居を拝見できた事に・・
実は胸がいっぱいになりました。

終演後、久々にぷっくり笑顔の古川さんに出会えて嬉しかったす♪

3/25(火)~3/30(日) in THEATER/TOPS
by berurinrin | 2008-03-31 21:12 | 観劇感想

兵庫県立ピッコロ劇団オフシアターvol.18『ビューティフルサンデー』

兵庫県立ピッコロ劇団オフシアターvol.18『ビューティフルサンデー』
in シアターグリーンBOX in BOX THEATER(3/22)

作   中谷まゆみ
演出  吉村祐樹

と、ある日曜の朝。
秋彦さん(山田裕さん)が目覚めるとそこには、見知らぬ女性ちひろさん(平井久美子さん)が
下着姿でベットの中に・・。以前、この部屋の住人だったちひろさんが、酔って間違って
しまったらしいのです。あわてる秋彦さん。
そこへ同居している裕樹さん(橘義さん)が帰ってきます。
そして秋彦さんの母から上京すると電話が入り・・

穏やかな日曜の朝の光景が、闖入者・・ちひろさんの存在を認めてからは
ジェットコースターのようにめまぐるしく回転していきます。
全く面識のない男女が、心の底に抱える問題を通してほのかでゆるぎない
友情をはぐくんでいくヒューマンドラマです。
秋彦さんは、女性に触れられると蕁麻疹が出て、お見合い話を持って上京する母に
裕樹さんとの同居(関係)している事を伝えられません。
ちひろさんは、不倫を精算したばかり・・けれど相手を今だ引きずっています。
裕樹さんは、HIVを感染。今は薬で発症を抑えています。

本屋さんで『おひとりさまの老後』という本を手にとって買ちゃおっかなぁ・・なんて
しばし悩んだわたしが云うのもヘン(笑)ですが
彼らの出会いや行動は、どれもこれも嫉妬するくらいに羨ましい・・す。
一人では抱えられない問題でも、誰かが側に居てくれるだけで
なんとかなりそうな気がする・・
それが3人じゃ・・どうにでもなれぃ~状態。
人は強くなれるもんです。自分を認めてくれる人が居る限り・・ねっ!って
彼らが放つ星屑の紙たちのように、キラキラ輝いていたのは彼ら自身でした。

声を掛けて下さったのは文学座研修科卒業生の中川義文さん♪
今回は、役者としてではなくてスタッフさんとして関わっておられました。
今だ卒業以来彼の芝居を拝見できないのは、本当に残念ですが
やんちゃな笑顔は変わらずです。
役者としての中川さんの次回作は『あの大鴉、さえも』にご出演です。
演出は、松本祐子さんです。
中川さんと松本さんといえば、研修科時代『二十世紀少年少女唱歌集』
中川さんってば、秋刀魚焼いてましたね~(笑)あのアトリエに充満した香りと煙・・
懐かしい・残念ながら、本拠地・兵庫での公演なので伺うことは叶いませんが
舞台の成功祈ってます!!

そしてこの日、偶然お会いできたのは藤原新平さん。
わたしにとって、初めて文学座を拝見した初めての作品が藤原せんせいの手による
ものでした。こんな私にいつも優しく笑顔で接して下さる藤原せんせい♪
近いうちに藤原せんせいの事・・書きたいです。

3/21(金)~3/23(日)まで in 池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER
by berurinrin | 2008-03-23 23:18 | 観劇感想

第11回みつわ会公演『暮れがた』『蛍』

第11回みつわ会公演『暮れがた』『蛍』 in  六行会ホール

作   久保田万太郎
演出 大場正昭

『暮れがた』
浅草、三社祭の二日目の夕方。
三味線屋が舞台です。
職人さんたちはお祭りムード。ご主人は寄り合いからお酒の席に流れていきます。
留守を守る女房・おりゑさん(片岡静香さん)の元へ、入れ替わりお客さんがやってきます。

祭りの日・・。
大きな事件があるわけでなく、日が暮れそうで雨が降りそうなあやふやな天候を
背景にいつもとは違う高揚した雰囲気の中での日々の出来事の一コマの風景。
そんな人々に混じって、光を放っていたのは田村勝彦さん。
背中や肩で、江戸の職人さんという形を作る美学。かっこいいですね~☆彡
観ていてその粋な動きに惚れ惚れしました。

『螢』
榮吉さん(世古陽丸さん)と妻ときさん(大原真理子さん)の住まいにやって来たのは
涙にくれるよし子さん(前田真理衣さん)
よし子さんの夫・重一さん(菅野菜保之さん)に愛人が出来たというのです。

『さよならモリヤ』で、リーディングで同じ『螢』を拝見しました。
あのリーディングのメンバーでこの芝居が観たい!!!!
けれど、菅野菜保之さん演じる重一さんも見事でした。
粗暴だけど、別れて今は人の女房になってしまった元の妻・ときさんの
面影そっくりな女性を愛人にしてしまう・・その慕情の激しさ・・
切ない。近所の娘を演じた佐藤麻衣子さんの無邪気さも可愛かったです。

久保田万太郎さんの作品を文学座以外で拝見したのは、初めてです。
改めて文学座のすごさ・・というか、劇団の力量を感じてしまいます。
文学座では「久保田万太郎の世界」という、劇団の俳優の有志のユニットで
定期的に久保田作品を上演されているのですが、全く違和感なく拝見していました。
改めて、久保田作品と現代劇とは全く異質なものであると感じました。
歩き方一つ、言葉一つ違うもので、それをさらりっと演じてしまう文学座の俳優達・・
本当に素晴らしいです。
作品として地味かもしれませんが、演じる俳優も難しいと思います。
観客としての自分を高める為にも久保田作品は大切に拝見していきたいとおもいます。

3/13(木)~3/19(水)まで in 六行会ホール
by berurinrin | 2008-03-15 21:42 | 観劇感想

加藤健一事務所Vol.68『思い出のすきまに』

加藤健一事務所Vol.68『思い出のすきまに』 in 本多劇場(3/12)

作  マイケル・ヒーリー
訳  小田島恒志
演出 鵜山仁

カナダのオンタリオ州
幼馴染のアンガス(加藤健一さん)とモーガン(新井康弘さん)が営む農場に
芝居を書くために、農場の仕事を住み込みでレポートしたいと訪ねてきた
青年マイルズ(山本芳樹さん)がやってきます。
脳に障害を持つ少年のようなアンガスにせがまれ、星空の庭でモーガンは物語を語ります。
主人公は、幼馴染の二人の男の子。アンガスとモーガン・・・・
そっと聞いていたマイルズは、芝居の題材にしてしまいます。
それをきっかけにマイルズに変化が起こります。

『モスクワからの退却』に続いての加藤健一事務所での鵜山さんの演出作品です。
登場人物も同じ3人。でも前回と違って男性3人ですが・・
戦争によって数分前の出来事を忘れてしまうという脳に障害を持ったアンガス。
根気良く彼の世話をして見守るモーガンと牛やニワトリに囲まれた静かな生活・・
そんな地味なおじさん二人の暮らしの中に入り込む青年マイルズ存在に
嫌がりながらも、ちょっとS体質な(笑)モーガンもなんか楽しそうな感じがツボでした。
それにしても加藤健一さんの会話の間って、本当に素晴らしいです。
笑わそうとしてる会話ではないのですが、会話の間の空気感が絶妙くすぐったさを
呼び込んでくる・・そんな笑いを感じさせてくれます。
モーガンの新井さんもとっても素敵です。マイルズの山本さんも前回の
『モスクワからの退却』とは、打って変わって明るい側面が魅力的です。
3人がそれぞれの素晴らしい持ち味を生かしてます。

満天の星空の下、無骨なモーガンの語る物語・・
夢見るような眼差しで語る姿は、自分にも優しく畳み込むように・・・・
その口調は優しくって、温かくってたまらなく胸にじーんときます。
そして彼らと同じように満天の空を見上げるように天井を見遣ると
まさに私たちの上にも星空が・・・なんて素敵な!!とっても感動しました。

骨太だけど、繊細で、人のぬくもり・・体温を感じられるお芝居です。

初日の終演後、鵜山仁さんがロビーにひょっこり現れました。うきゃー♪
「ん???」
「あの・・(着ているシャツの)ボタンがずれてますよ」
「?!!」
あわててボタンを留めなおす鵜山さん(笑)
あんなに繊細な舞台を作り出す鵜山さんなのに、ご自分の事は無頓着?!
でも、そんなお茶目な鵜山さんが、私は大好きなのでした(*^_^*) えっへへへ

ああ!このパンフレットに鵜山さんのインタビューが載っていますが
インタビュアはリンクさせて頂いてる阿藤智恵さんです。
とっても素敵な記事で、何度も何度も読んでしまいました。
智恵さん!ありがとうございますm(_ _)m

3/12(水)~26(水)まで in 本多劇場
by berurinrin | 2008-03-13 22:51 | 観劇感想

東宝ミュージカル『ベガーズオペラ』

東宝ミュージカル『ベガーズオペラ』 in 日生劇場(3/7)

作   ジョン・ゲイ
演出  ジョン・ケアード

親の了解も無いままに追剥ぎの首領マックヒース(マッコイ)と結婚してしまった
悪徳商人の娘ポリー(マーガレット)。女性にモテモテのマクヒースには、
きっと他にも妻の存在?!彼女の両親は今のうちにマクヒースの遺産目当てに、
彼を役人に売り渡すことにします。
おかげでマクヒースは死刑囚として囚われの身に、
そこには彼の子を宿した看守の娘ルーシー(エリザベス)。
愛するマクヒースのために、ルーシーはマクヒースを監獄から逃しますが
またマクヒースは捕まって、脱獄の罪を重ねて即刻処刑に・・・・

・・・と、これはベガー(乞食)達が、劇場と衣装を借り切って演じる
一回限りのオペラの内容です。
マクヒースを演じるのは、マッコリさん(内野聖陽さん)です。
そんな二重構造の遊び心も満載の観客参加型(?!)ミュージカルが
二年振りに日生劇場に帰ってきました。
初演時は、ミュージカルよりも芝居に重点を置いている気がしましたが
変更箇所もいくつかあって、特に1幕がコンパクトになっていました。
曲も減りました?
芝居的に1幕って結構重要だと思っていたんですがね。う~ん。
だからかな?娯楽性が強く打ち出されているようで、
ちょっと何だかなぁ~物足りないないなぁ
それにしては長いな(上演時間)と、なんかちょっと消化不良気味でした。
初演時は、本当に面白かったんですけど???なんで?

けれども、迫力ある舞台セットや美しい照明
胸に迫る美しい旋律と歌声、力強いダンスは見事だし
チームワークも素晴らしいと思います。

さて、お久しぶりの内野聖陽さんは、なんだろ?!無駄な動きが多いなあと
あ~でも、素人役者のマッコリに扮してマクヒースを演じているのだから
演技プランとして、より大きく芝居をしているのかな?とも思うのですが
ちょっと辛かったなぁ・・内野さんのファンの皆様、ごめんなさいm(_ _)m
私が単に大きな舞台、ミュージカルに馴染んでないだけかもしれません。

3/5(水)~30(日)まで in 日生劇場
by berurinrin | 2008-03-11 23:48 | 観劇感想

文学座本公演『風のつめたき櫻かな』のお知らせ

文学座本公演・紀伊國屋書店提携
『風のつめたき櫻かなー久保田万太郎作品集よりー』

作  平田オリザ

演出 戌井市郎

出演 川辺久造、加藤武、坂口芳貞、坂部文昭、清水幹生、田村勝彦、
    外山誠二、高瀬哲朗、大滝寛、岸槌隆至、細貝弘二
    本山可久子、八木昌子、新橋耐子、富沢亜古、山谷典子、佐藤麻衣子

日程 5/22(木)~6/1(日)
    5/23(金)、24(土)、25(日) 、27(火)、28(水)、29(木)、31(土)、6/1(日)
    以上14:00開演
    5/22(木)、26(月)、27(火)、30(金) 以上19:00開演
 
料金 5.500円

場所 紀伊國屋サザンシアター

前売開始日 4/21(月)

お問い合わせ・文学座  TEL.03-3351-7265(11:00~18:00日祝除く)

チケット取り扱い 文学座    TEL.0120-481034(10:00~17:30/日祝日除く)
           チケットぴあ TEL.0570-02-9988
           キノチケットカウンター(東口紀伊國屋書店5階)店頭販売のみ
                       10:00~18:30

文学座の代表豪華メンバー勢ぞろいですね~☆彡どんなことになるのやら
色んな意味で楽しみが詰まっていそうです(笑)
作家の平田オリザさんの書き下ろしということも目が放せませんね♪
by berurinrin | 2008-03-08 23:39 | 文学座公演情報

アメリカ演劇3作品吉祥寺シアター上演記念シンポジウムのお知らせ

アメリカ演劇3作品吉祥寺シアター上演記念シンポジウムのお知らせ

女性翻訳家 X  文学座演出家
ーアメリカの近代・現代演劇の傑作群に挑む

日時 4/8(火)

時間 19:00~20:30

会場 吉祥寺シアター

パネリスト 翻訳家/安達紫帆、井澤眞知子、酒井洋子、鈴木小百合
       
       演出家/西川信廣望月純吉上村聡史


入場無料 予約制(定員150名。定員になり次第締め切り)

予約開始日 3/17(月)
        文学座 03-3351-7265(10時~18時/日・祭を除く)
        吉祥寺シアター 0422-22-0911(3/25(火)は休館日)

司会は、去年文化庁新進芸術家海外留学制度でNYに留学していた望月純吉さん。
アトリエの会第一弾は、望月さんが持ち帰った『ダウトDOUBT-疑いをめぐる寓話-』です。
そして、今年のアトリエのラインナップは全て翻訳物で翻訳家はすべて女性です。
なんか・・今からわくわくしてきます♪
行きたいなぁ、シンポジウム・・仕事帰り・・間に合うかしらん?!
シンポジウムに参加してから、作品を観るとまた違った角度から
より深く作品を楽しめる事★確実です。
なにより演出家、翻訳家の生の声を聴き、思いを知る事の楽しさを共有出来る
貴重な体験が出来ると思います。
ぜひぜひ~!!

念のため、今年のアトリエの会の上演は、吉祥寺シアターになりますよぉ
by berurinrin | 2008-03-07 23:24 | イベント

3.4月主な外部出演

★原康義『放浪記』1/7~3/30シアタークリエ(東宝テレザーブ03-3201-7777)4/24~27オーバートホール(アスネットカウンター076-445-5511)
★内野聖陽『ベガーズオペラ』2/6~26大阪梅田芸術劇場(梅田芸術劇場06-6233-8888)3/5~30日生劇場(東宝テレザーブ03-3201-7777)
★松井工『山本周五郎の妻』3/27~4/27赤阪ACTホール3/21~22丸ビルホール(横浜夢座事務局045-661-0623)
★川辺久造『タンゴにのせて』2/22~3/9小劇場楽園(K・企画03-3419-6318)
★亀田佳明『紫式部ものがたり』3/3~30松竹座(チケットホン松竹0570-000-489)
★鬼頭典子『ある結婚の風景』3/5~18ベニサンピット(TPT03-3635-6355)
★新橋耐子『四人は姉妹』3/6~16シアター1010(シアター1010 03-5244-1010)3/19~23兵庫県立芸術文化センター(兵庫県立芸術文化センター0798-68-0255)3/29~30新潟りゅーとぴあ(りゅーとぴあ025-224-5521)
★田村勝彦、佐藤麻衣子『暮れがた』『』3/13~19六行会ホール(Habanera03-5489-3740)
★坂口芳貞『青春の門・放浪編』3/19~23北九州芸術劇場(北九州芸術劇場0120-8000-20)3/28~30あうるすぽっと(あうるすぽっと03-5391-0751)
★若松泰弘、山崎美貴『ダンシング・アット・ルーナサ』オーバードホール(アスネットカウンター076-445-5511)
★戸井田稔、星智也『さらば、わが愛 覇王別姫』3/9~31Bunkamuraシアターコクーン(Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999)
★高橋耕次郎『風林火山・晴信燃ゆ』4/9~13日生劇場(チケットホン松竹03-5565-6000)
★中村彰男『やや無情』4/9~13シアタートップス(双数姉妹03-3202-0243)
★大場泰正『女房の骨付助肉ローズマリー風味』4/11~20博品館劇場(劇団未来劇場03-3360-1717)
★たかお鷹『エキストラ』4/25~29紀伊國屋サザンシアター(劇団東京ボードヴィルショー03-3227-8371)
★小林勝也『トゥーランドット』3/27~4/27赤阪ACTシアター(チケットスペース03-3234-9999)
★鵜山仁(演出)『思い出のすきまに』3/12~26本多劇場(加藤健一事務所03-3557-0789)
★鵜山仁(演出)『天切り松 人情闇がたり』4/24~27アトリエ・フォンティーヌ(オールスタッフ03-3683-9821)
★森さゆ里(演出).浅海彩子『止むに止まれず。』4/11~13俳優座劇場(ミズキ事務所03-5712-5628)

先月は家庭の諸事情で大人しく過していた所為か?!弾けそうな3月を過しています(笑)
公演中の『長崎ぶらぶら節』でテンション上がっちゃいますってもんです。
『ベガーズオペラ』は拝見し、ハナタレ弟の佐藤麻衣子さんご出演『蛍』、
鵜山仁さんの『思い出のすきまに』再演作は『天切り松』。
古川悦史さんの『だるまさん、ころんだ』は、すでにH.P上で申し込み始まってマスよぉ~

*お問い合わせは( )までお願いします。
by berurinrin | 2008-03-06 23:17 | 外部出演

文学座本公演『長崎ぶらぶら節』その2

文学座本公演『長崎ぶらぶら節』 in  東京芸術劇場中ホール(3/4)

作  なかにし礼
演出 鵜山仁

今年の1/10に、北九州芸術劇場で初日の幕を開けた『長崎ぶらぶら節』が九州各地を
巡って、やっと東京にやってきました。
うわぁ~ん、会いたかったよぉ~待ってたよぉ~!!そんな気持ちでいっぱいでした。

会場では、チラシ配りにイケメン2名(笑)まずは植田真介さん♪
植田さんは、青年団とのコラボ『Train coming』で、カーテンを買いに電車に乗ったら
不思議な異空間の駅に辿りついてしまった浦沢さんを演じておられました。
そして、西岡野人さん♪のびくんもお手伝いです。
のびくんは『アラビアンナイト』の地方公演のお稽古がもうすぐ始まるそうです!
頑張れ~のびくん!ブログも頑張れ~(笑)
そしてここにもイケメン見っけ!
パンフ販売コーナーでは、髪の毛が伸びて雰囲気がガラッと変わった清水圭吾さん♪
ちょっとワイルドな感じで素敵です。

小倉の初日以来、約2ヶ月振りに拝見しましたこの作品。
全体的に艶っぽく輝いて見えました。

自分の心に正直で、真っ直ぐに生きた一人の実在の芸者・愛八さんの生涯のお話。
沢山の人を支え、慕われて生きた彼女の潔い生涯は、愛らしくもあり強くもあり
献身とか他人を思い遣る心とか、今の時代に生きる私たちが失いつつある
良心に直球に訴えかけてきます。

美しい場面の数々・・場面転換の多い芝居いですが、
その間に流れる音楽の美しい旋律・・・
作り手達の沢山の繊細な想いが伝わります・・・なんて癒されるんでしょう・・
私はこの作品から溢れる空気の流れが大好きです。

終演後、ロビーで偶然ばったりは、おしゃれな服装の浅野雅博さん♪
ちょっと痩せられた?姿が、かっこよくって「わぁ、なんかかっこいいですよ」って
「この線でがんばります(笑)」まっ、どんなお姿でも勿論かっこいいですよね!うん。
かっこいいって3回も書いちゃいました(笑)うきゃきゃ

次回は、ご出演者のご紹介からUPしていきますね

3/4(火)~3/10(月)まで in 東京芸術劇場中ホール

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画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2008-03-04 23:00 | 文学座観劇感想

『屋上庭園』『動員挿話』

『屋上庭園』『動員挿話』 in 新国立劇場小劇場(2/29)

『屋上庭園』

作   岸田國士
演出  宮田慶子

と、あるデパートの屋上で偶然に出会った学生時代の友人二人。
共に夫人を伴った三輪氏(小林隆さん)と並木氏(山路和弘さん)。
社会的にも恵まれた三輪氏とは対照的な貧困生活を強いられている並木氏。
ふたりの会話は自然と滞り、ぎこちなく・・。

『動員挿話』

作   岸田國士
演出  深津篤史

日露戦争が始まり、陸軍少佐・宇治氏(山路和弘さん)の出征が決まります。
それに伴い馬丁の友吉さん(小林隆さん)を一緒に戦地へと誘いますが
友吉さんの妻・数代さん(七瀬なつみさん)の猛烈な反対に押されて
友吉さんは、主人の宇治氏に返事が出来ずに困ってしまいます。

Yeah~!(*^^)v 鵜山仁さんの新国立劇場・演劇芸術監督2008年が幕を開けました。
05年の初演には、話題をさらったこの作品ですが拝見していませんでした。
観れてよかった・・しみじみ。
岸田國士さんといえば、文学座創立のメンバー。そしてムーミンの声で有名な
今は亡き女優の岸田今日子さん!のパパでもあります。

久保田万太郎さん、森本薫さんなど彼らの時代の戯曲というのは
色んな要素を詰め込んで長い上演時間を使う戯曲と違って
一つの場面や少ない登場人物で、短時間の中に
こうも心を揺さぶる熱い言葉を、淡々とさりげなく投げかけてくるんでしょう?!
頭をがつんとやられ、一言「すげー!!!!!」です
2組の俳優達(小林隆さんと七瀬なつみさん&山路和弘さんと神野三鈴さん)が
夫婦ペアとなり、全く異なるこの2つの作品に出演しています。

同じ夫婦という立場なのに、貧富の差のある友人と主人と奉公人の関係・・
お互いをかけがえのない相手と思いながらも
取り巻く環境によって、自分の心情を出せたり、出せなかったり
対極の生き方を運命付けられた2組の夫婦のありようですが
実際には、きっとそんなに珍しい出来事ではなくて
その時代背景の中に生きた当時の普通の人たちの生活のヒトカケラの物語です。

出征する主人に付き添って、戦地に行く夫に縋り付いて
「行っちゃ嫌だ!!」と、ものすごい形相で泣き叫び暴れる妻・・
裕福な友人に頭を下げて、お金を借りようとした夫の苦悩を表したように
くしゃくしゃに顔をゆがめて、おんおん泣く妻・・・
一瞬の稲妻の光と共に、爆発する
その個々に持つ魂の閃光が、観てる私たちの胸を貫くようなめまいを感じる
すごさに慄いてしまう作品です。

2/26(火)~3/9(日) in 新国立劇場小劇場
by berurinrin | 2008-03-02 11:38 | 観劇感想