<   2007年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

らくだ工務店第13回公演『戦争にはいきたくない』

らくだ工務店第13回公演『戦争にはいきたくない』 in 下北沢「劇」小劇場(9/16)

作・演出 石曽根有也

足立区のネジ工場「稲川製作所」が舞台です。
事務方を今まで取り纏めていた稲川社長(林和義さん)の奥さんが倒れ
急遽、姪っ子の川嶋美那子さん(瓜田尚美さん)がアルバイトに
黙々と仕事に励む金子直樹さん(古川悦史さん)、リストラに合って今の職場に就職した事を
家族にいえない日枝正雄さん(工藤潤矢さん)、妻子を国に残し単身で働くレオさん
(高木尚三さん)、みんなの弟分・中村敬太さん(今村裕次郎さん)
それぞれ家庭や自身の悩みを抱えつつも平和な日常を送る工場ですが
彼らの日常に少しづつ変化がやってきます。

いやぁ、すげーすげー作品です。
このすげーの後の形容詞が見つからない位の凄さでした。
「面白かった」の一言じゃ終わらない・・衝撃と勢いがありました。
観れなかった方・・本当に残念・・

このタイトルで町工場??っと、なかなかリンクしずらかったのですが
個人の心の闇の部分との対決・・と、でもいってもいいのでしょうか?!

唐突ですが「なんでも話せる親友がいる」って、
その言葉・・わたし信じてないんです。
何でもなんて、話せないです。
本当に悩んでる事は、どんな親しい友人にも話せないし、話さない。
・・・解決してから話すかな、笑い話になるのなら(笑)
そんな人に話せない、自分にとってのモノスゴイ出来事・・
そのモノスゴイ出来事に、出来ることなら避けたいけど
避けられずに立ち向かうか?どうか?
自分自身の中での葛藤と戦っていませんか?
見えない大きなリュックを背負って、ぱんぱんに詰まった中身がこぼれないように
ちょっと前かがみになりながら、他の人に悟られないように・・
生きていく事はつらいですね。
守らなくてはいけない物が多ければ多いほど・・
そんな、自分の痛い所を振り返させてくれる芝居でした。

ぎらぎらしたチェーンと、時折みせる鋭い眼差しに
彼の生きてきた過去が見え隠れしてしまう寡黙な金子さんを演じるのは
古川悦史さん。
新たな古川さんの一面を見てしまったぁぁ~という感じですが
今回のらくだ工務店や前作のマシュマロ・ウェーブやモダンスイマーズ・・
どのご出演作も、斬新で素晴らしい作品ばかり・・
思わず、無粋ながらも終演後にお会いできた事をイイ事に
ご出演を決められるきっかけを質問をしてしまいました。
決められる時には、台本があるわけではなく、プロットも未完の状態・・
けれどもジャンルに拘らずに芝居を観て、ユニットを信頼して
一緒に作り上げていくと、おっしゃる古川さん。
かっこいいい~
ちょっと役柄を引きずって、ニヒルな感じですが満ち足りた笑顔を見せて下さいました。
きっといつでも、鬼太郎のごとくアンテナを張って
カランコロンと、下駄の音を立てながら新しい出会いを劇場に求めて向う
古川さん・・カッコいいじゃありませんか!!ねぇ(姿は・・あくまで妄想です!!)

最後の最後に出てくるちょっと強面な(笑)青年が、石曽根有也さん。
この作品の作家兼演出家・・そして、この劇団の代表でもあります。
もう一度、石曽根有也さん・・このお名前、ぜひ記憶に留めて下さいませ。
彼の世界・・・すごいです。

当日偶然お会いできたのは、添田園子さん!
とってもセンスの良い方で(総体的に女優さんは、センスが良いです)
いつも素敵なスタイルで「可愛い~!!」と言ってしまいます。
添田さんも、この作品でガツンとやられてしまったようで、興奮されていました(笑)
そんな添田さんといえば、文学座+青年団自主企画交流シリーズ!!
皆様~!!ぜひぜひ応援していきましょう!!

9/11(火)~17(月)まで in 下北沢「劇」小劇場
by berurinrin | 2007-09-24 11:46 | 観劇感想

文学座有志による自主企画公演・久保田万太郎の世界第5回公演

文学座有志による自主企画公演・久保田万太郎の世界第5回公演
                                 in サイスタジオ(9/15)

作   久保田万太郎
演出  黒木仁
主催  万太郎の世界

『雪の音』
お正月を迎えたとみさん(赤司まり子さん)の住まいに、久々に訪ねてきたのは
ふぢさん(清水馨さん)。夫と離婚して、とみさんと同居しているたまさん(金沢映子さん)
とみさん、たまさんの心づくしを受けながら、
ふぢさんは、その近況を静かに語り始めます。

『不幸』
ひな祭りが間近のとある日
新三郎さん(岡本正巳さん)の留守宅に、活兵衛さん(早坂直家さん)が
訪ねてきています。対応しているのは、一人娘のおしまさん(佐藤麻衣子さん)。
近所一帯が火事に遭い、病床の母を救い出せずに亡くし
全てを失い辛い日々を過した父娘、一年前の出来事でした。

万太郎さんの世界・・・。
ほとばしりそうな熱い心情を、ぐっとこられて
水面の小波のように、静かに切々と語り合う会話や
言葉に出来ない「想い」とか、形に出来ない「いたわり」とか
しぐさやまなざしのひとつひとつに乗せて伝わってくるものを
感じる事ができる静かで熱い芝居です。
まだ夏の名残を感じる季節に、小さな空間で
見えない雪を感じ、桜の春の息吹をともに味わえるなんて
なんて幸せなのでしょうか♪

先日、研修科生の発表会で拝見した
万太郎さんの世界と、比べてしまうと酷ではありますが
日常の自然な動きを、舞台の上で芝居として自然に見せることの難しさを痛感しました。
赤司まり子さんのラジオから流れる音楽に耳を澄ませ音楽に体をゆだねる姿の美しさ
指の先まで計算された調和された優雅さ。。ため息もんです。ふわぁ~♪
オトコとおとこ』の「殺して~!!」と叫んだ女優(テスさんのおっしゃる通り!(笑))や
湖のまるい星』のしゃもじで自殺を図ろうとした隣のおばさん(すみません)とは
同一人物とはお・思えません(すみません!!)
出演者の方々の着物の着こなし、立ち振る舞いや所作・・
お見事です。参りました

かーいいじゃないですかぁ~!!と思わず言いたくなったのは
『若草物語』で、ヒロインの元気なジョーを演じた佐藤麻衣子さんの
おしまさん。お父さんを気遣って、亡きお母さんの分も家事を取り仕切ろうと頑張っている
けなげさ・・・もう、いじらしかったですね。
これからも前向きな麻衣子ちゃんらしく色んな姿にチャレンジして欲しいです。
頑張れ~!弟よ(笑)

題名が『不幸』とあるだけに、大変な不幸のお話かと思えば
(どろどろの不幸を想像していました)
不幸から立ち上がろうとする・・支えようとする人々の関わり合い
温かい交流に満ちたドラマでした。

それにしても万太郎さんの世界は深い広い切なくて温かい・・
刺激なモノが横行する世の中・・ふとした陽だまりのぬくもり・・
清々しい気持ちでスタジオを後にすると
受付のお手伝いをされていた、頼経明子さんがワンコと遊んでる姿が・・・
ワンコも可愛いけど、ヨリちゃんも可愛いわん♪
このワンコは演出の黒木さんの愛犬だったそうで。
お芝居中も吠える事無く、お腹を出してしっぽをぶんぶん振ってる姿。
ごわごわしている毛並みを、なでなでさせてもらって
ついでにワンコの真似するヨリちゃんもなでなで(笑)
目も心もとっても癒された一日でした。

9/13(木)~16(日)まで in サイスタジオコモネAスタジオ
by berurinrin | 2007-09-17 11:57 | 文学座観劇感想

文学座本公演『殿様と私』

文学座のH.Pに『殿様と私』の情報がUPされています。

このレトロチックなチラシ・・めちゃめちゃ素敵です~☆彡
by berurinrin | 2007-09-16 22:22 | 文学座公演情報

文学座+青年団自主企画シリーズ『the real thing』

文学座+青年団自主企画シリーズ『the real thing』 in こまばアゴラ劇場(9/10)

作   トム・ストッパード
訳   吉田美枝
演出  田野邦彦

劇作家のヘンリー(仲俣雅章さん)と女優のアニー(村田牧子さん)は
それぞれ女優のシャーロット(征矢かおるさん)、俳優のマックス(バビィさん)という
仲間であり、パートナーがいながらW不倫の末、結ばれた二人です。
愛し合いながらも互いの仕事と考え方にすれ違い傷つけ合ってしまいます。

冒頭のシーンが、ヘンリーが書いた戯曲のワンシーンということが
理解できるのは、しばらく経ってからでした。
ストーリーを追いながら、人物関係を読み取る作業を同時にしなくてはいけない
なかなか難解で、休憩無しの2時間が終わってみると頭を酷使しすぎて
あいたたたぁ~(苦笑)状態でした。
うそと真実が交差しているのは、人間関係だけでなく小物や舞台上にあるもの
全てが間違い探しの宝庫のようで、これは演出家の遊び心かしらん??

文学座+青年団の第二弾の冒頭を飾ったこの作品。
きっと賛否両論あるかもしれませんが、すべての人が理解できるとは思えない
この難解な作品をあえて上演しようとする気持ちは、尊敬できるものだと思います。
でも、もうちょっと・・この物語の面白さを理解出来るのは
同業者だけじゃないだろーか?と、もうちょっと練ってほしかったなあと
なんかもったいないなぁ、と思ったり・・う~ん。どうでしょう。

文学座からは、征矢かおるさんと囚人ブローディの川辺邦弘さんがご出演でした。
元女優という役柄だけに、立ち姿やささいな仕草に自分の魅せ方を知ってる
シャーロットをかっこよく演じられていました。
こんな素敵な妻がいるのに、不倫しちゃうヘンリーが理解できませんが・・(笑)
川辺さんは、場面転換の時に舞台に登場され、さりげなくアニーに色目を使ったり
ヘンリーに意地悪をしてしまうのは???と思っていましたが
最後の最後にその謎が解ける仕掛けとなっていました。

文学座では、1986年マックス(坂口芳貞さん)シャーロット(稲野和子さん)
ヘンリー(江守徹さん)アニー(大地喜和子さん)の配役でサンシャイン劇場で
上演されています。

9/5~9/11まで in こまばアゴラ劇場

トランプ?!いえいえチケットです。
すごーいユニークですよね
c0023954_222117.jpg


c0023954_2253017.jpg
by berurinrin | 2007-09-12 22:48 | 観劇感想

東京二期会オペラ『仮面舞踊会』

東京二期会オペラ『仮面舞踊会』 in 東京文化会館(9/7)

『仮面舞踊会』オペラ3幕 
台本 アントーニオ・ソンマ 字幕付原語(イタリア語)上演
作曲 ジョゼッペ・ヴェルディ
指揮 オンドレイ・レナルト
演出 粟國淳

ボストンの知事リッカルド(樋口達哉さん)は、腹心の秘書レナート(青山貴さん)の
妻アメーリア(大山亜紀子さん)を密かに愛していました。
レナートは、リッカルドに対する謀反人の存在を案じていました。
ある事がきっかけで、リッカルドとアメーリアは人気のない場所で出会います。
そうとは知らないレナートは、刺客に狙われているリッカルドを救いますが
一緒に居た相手が自分の妻だった事を知って、その裏切りに逆上します。
謀反人たちと手を結び、リッカルドに復讐を誓うレナート。
愛と復讐の中の感情が入り乱れる中、知事主催の仮面舞踊会の幕が上がります。

久々にすごい台風でしたね。
文学座の公式ブログを拝見したら、あのモリヤ(お稽古場)の案内表示が倒れた
写真がUPされていていました。いやぁ~台風・・凄かったです。
さて、会社を休んで台風を過ぎた頃に家を出て、行ってきました。オペラっす。
初めて東京文化会館に行きましたが、便利な場所ですね。
JR上野駅・公園口出てすぐです。
初台の新国立劇場よりも近い(笑)初めての場所では必ず迷う私も
今回は迷わずたどり着けました、です。

お話はとっても単純。誤解と復讐から生まれる悲劇です。
愛するアメーリアから、自分への愛情を確信して有頂天な矢先のリッカルド。
これから二人のあまーい時間が・・って時に邪魔者が現れ(><)
その邪魔者は、アメーリアの夫でリッカルドの信頼厚いレナート。
邪魔者のお陰で、リッカルドとアメーリアはレナートを裏切る事はなかったのですが
けれどレナートはそんな事は知る由もなく、可愛さ余って憎さ100倍の二乗のレナートは
こともあろうに自らリッカルドを刺してしまいますが、死の間際にレナートに対する
リッカルドの誠実さを知ることになります。・・と、いうように感情が乱れ富んでるこの
ドラマの音楽が、彼らの心情と絡み合い美しくて激しい旋律となって表現されています。

芝居とは違う、シンプルだけど高くて大きなセットの迫力。
ミュージカルのオケボックスよりもはるかに高い位置にいる指揮者とオーケストラの
動きを楽しみながら、指揮者の思いの全てがこもった指揮棒の動きに
合わせた歌と伴奏の絡みのバランスの美しさ・・たまりません

この美しいオペラを誘って下さったのは、前回『カルメン』にご出演され
今回はWキャストで判事さんを演じた高田正人さん。
オペラの中にキーポイントとなる人物で”占い師のウルリカさん”という人がいるんですが
ウルリカさんを追放しようとする判事さんに対して
知事のリッカルドは「じゃ、漁師に変装してウルリカさんをみてこよっ♪」
周りの人たちも「いいねそのアイデア」「ぐっじょぶYeah~!(*^^)v 」って
賛同しちゃうんですよ。
判事さん一人ノリノリでイケイケの人たちを相手に
「いいんですか?それ・・おかしくないですか?まじでいいの?なんで止めないの?
知事が変装なんておかしいよそれ、おいおい・・・・どんだけ~(><)」って
あくまで私の勝手な妄想ですが
表現力というか、芝居の動きがとてもわかりやすくて嬉しかったです。
一場面の出番ではありましたが、とっても印象的でその後の波乱前のふつふつとした
政治上の人間関係が鮮明に残りました。
そして高田さんの歌声の柔らかな事・・・めちゃめちゃ素敵でした。
カーテンコールの時に、登場された高田さんを見て
お隣の女性が「(ミュージカル俳優の)山○祐一郎さんみたい★」と乙女の声で
おっしゃっていました。。。。ちょっと納得(笑)
そんな高田さんのスケジュール・・・
2008年6月公演東京二期会オペラ劇場
『ナクソス島のアリアドネ』ご出演★
演出は鵜・鵜山仁さん!きゅあーきゃー観ます。観せて下さいm(_ _)m
し・失礼しました。

2幕の冒頭のアメーリアさんの姿、歌声の美しさに鳥肌が立った私です。
芸術の秋・・オペラ鑑賞・・超おススメでございます。

会場でご一緒できたのは、相互リンクしてる金子加於理ちゃん
休憩中、お芝居からオペラの話で盛り上がって♪めちゃめちゃ楽しかったです。
そんな加於理ちゃんは、来月お芝居にご出演です。
詳しくはA SPOONEUL OF SUGARへ~!!!

あと、リンクを追加いたしました。塾一久さんのブログいっきゅうって?その他徒然・・・です。
いつも温かい塾さんらしい素敵なブログです。
塾さんといえば次回作『カリギュラ』です。皆さん~明日が一般発売日ですよぉ
by berurinrin | 2007-09-08 01:53 | オペラ

劇団M.O.P第42回公演『エンジェル・アイズ』

劇団M.O.P第42回公演『エンジェル・アイズ』 in 紀伊國屋ホール(9/1)

作・演出 マキノ・ノゾミ

1887年アリゾナ州トゥームストーン。
ここはかつてOK牧場の決闘が行なわれ、全米に知れ渡った有名な町だったそうです。
ところが今や無法の町は、平和でのどかな閑散とした地に変わり果て
暇を余す人々が集うのは、町で唯一のこされた酒場。
そんな時、駅馬車強盗が起こります。
そして事件は、どんどん広がりをみせていくのです。

初の劇団M.O.PですYeah~!(*^^)v
サービス精神旺盛な劇団ですね。
それも大人な感じで嬉しい限りです。
初の西部劇ですYeah~!(*^^)v
芝居を観続けてかなりのキャリアを積んでいると思った自分ですが
西部劇って、なかなかお目に掛からないですよね。
映画もしかり、自分の持っている唯一西部劇は『サボテンブラザーズ』だし(笑)
あ、でもこれって、知る人ぞ知るドタバタ爆笑コメディです。
機会があったら見てくださいまし・・って、話が横道に(笑)

冒頭の「♯ロ~レン、ロ~レン、ロ~レン♪」の大合唱で度肝を抜かれ
いい年をした大人たちが、真面目に銃を持ってパンパンして
魔法使いの箒のような馬にまたがってパッカパッカ。ヒヒィ~ンって
それだけでも笑えるシチュエーションですが、笑いだけでなく
全体的に硬派で骨太で男のロマンを感じる素敵な作品です。
なんとなく誰もが知ってる西部劇の登場人物が贅沢にご出演されているので
違和感も距離感も感じない娯楽活劇に仕上がっています。

文学座からは、笑いの神様を背負った(?)永遠の二枚目の浅野雅博さん♪
前回の浅野さんが客演された舞台『WOMAN』では辛口な感想を書いてしまいましたが
この作品の浅野さんが演じるのは、伝説の有名な保安官ワイアット・アープ。
正義の味方のようですが、実際はちょっと違うかな・・自分大好きって感じですか?!
野望に満ちてはいるものの、完璧な悪人でないし・・
色で言うとグレーな人。そんな曖昧なところを浅野さんらしい、そう・・深いところで
アープの憎みきれない人間の弱い部分を大事に演じている姿が
より滑稽でお茶目でカッコいい人物に転換させる馬さ!もとい上手さ(笑)
「俺たちはまだ親友かい?」って、友人のドク・ホリディ(神農直隆さん)に
色んな思いを込めて聞く姿・・もう・・こういうの待ってました♪
まじ・・・・素敵です。

そおいえば、特別プレゼントでポストカード頂きました。ありがとうございます。
でも初M.O.Pなので、何の作品のポストカードか?わかりませんでした(><)
今回の公演のだったらめちゃめちゃ嬉しかったのにぃ・・と、もらっておきながら
贅沢な事をすみません・・もちろん大事に保管させていただきます。


        ~9/5(水)まで in 紀伊國屋劇場
9/15(土)~17(月・祝)まで in 大阪・松下IMPホール
by berurinrin | 2007-09-03 22:26 | 観劇感想

9、10月の主な外部出演

★廣田高志.横田栄司.佐川和正『ヴェニスの商人』8/17~9/30天王洲銀河劇場(ホリプロチケットセンター03-3490-47949)10/4~7兵庫県立芸術文化センター(芸術文化センター0798-68-0255)
★浅野雅博『エンジェル・アイズ』8/29~9/5紀伊國屋ホール(コマンドエヌ03-3366-6786)9/15~17松下IPMホール(06-6943-9414公演期間中のみ)
★坂部文昭.たかお鷹『シラノ・ド・ベルジュラック』8/29~9/9青山円形劇場(メジャーリーグ03-4216-6871)9/14兵庫県立芸術文化センター(芸術文化センター0798-68-0255)
★鵜山仁(演出).小林勝也.石井圭祐.中村彰男.山田里奈『アルゴス坂の白い家』9/20~10/7新国立劇場(新国立劇場ボックスオフィス03-5352-9999)
★平淑恵『世界劇 黄金の刻』9/29日本武道館(TEPCO1万人コンサート03-4216-6871)
★瀬戸口郁(脚本).関輝雄『明和義人』8/31~9/2新潟市民文化会館りゅーとぴあ(025-226-2563政令指定都市記念ミュージカル実行委員会事務局(新潟市文化政策課内)
★北村和夫(演出).南一恵『朗読劇「女の一生」』9/7~9四谷区民ホール(K・企画03-3419-6318)
★戸井田稔.今村俊一.山本道子『エレンディア』8/9~9/2彩の国さいたま芸術劇場大ホール9/7~9愛知厚生年金会館9/14~17シアターBRAVA!(ホリプロチケットセンター03-3490-47949)
★得丸伸二(作・演出).加納朋之.得丸伸二『アマカス』9/14~24タイニイアリス(オフィスTB070-6550-4235)
★原康義.細貝弘二『マクベス』9/20~23俳優座劇場(劇団俳優座03-3405-4743)
★古川悦史『戦争にはいきたくない』9/11~17「劇」小劇場(らくだ工務店03-3308-6446)
★金内喜久夫『錦秋演舞場祭り・夜の部』10/2~26新橋演舞場(新橋演舞場03-3541-2111)
★高橋正徳(演出)大滝寛、石橋徹郎、上川路啓志『夜叉ヶ池』10/2~3ル・テアトル銀座(梅田芸術劇場06-6377-3888)
★外山誠二『駅・ターミナル』10/4~14あうるすぽっと(木山事務所03-5958-0855)
★清水幹生、高瀬哲朗、高橋広司『オセロー』10/4~21彩の国さいたま芸術劇場(彩の国さいたま芸術劇場048-858-5511)10/27~28富士オーバードホール(アスネットアウンター076-445-5511)
★櫻井章喜、岡寛恵『三文オペラ』10/9~28世田谷パブリックシアター(世田谷パブリックシアター03-5432-1515)
★三木敏彦、岡本正巳、醍醐貢介、沢田冬樹、金沢映子、山本郁子『佐々木先陣』10/12~16紀伊國屋ホール(紀伊國屋ホール03-3354-0141)10/20~21ルネッサ長門(ルネッサ長門0837-26-6001)
★新橋耐子『リグレッツ・オンリー』10/15~11/4ル・テアトル銀座(パルコ劇場03-3477-5858)
★大田志津香『ツーアウト』10/17~28新宿シアタートップス(自転車キンクリートSTORE03-5489-4434)
★浅地直樹(作・構成・出演)『あの頃グラフィティ~ケーシー・ランキン物語(仮題)』10/17関内小ホール(関内ホール045-662-1221)
★川辺久造、大場泰正『ラウルの足あと』10/17~21「劇」小劇場(K・企画03-3419-6318)
★山像かおり『晴れた空、どこふく風』10/18~22ウッディシアター中目黒(ウッディシアター中目黒03‐3791‐6566<公演中のみ>)
★高瀬久男(演出)、山本郁子、関輝雄、頼経明子『海と日傘』あうるすぽっと(ぷれいすチケットセンター03-5468-8113)

*お問い合わせは( )までお願いします。

う、さすが芸術の秋でございます。
ワタクシの9月の観劇予定は
初M.O.P『エンジェルアイズ』、文学座・青年団自主企画『The real thing』
『もう戦争には行きたくない』&鵜山仁さん♪の新国立劇場初芸術監督作品となる
『アルゴスの白い家』
おおっと、久保田万太郎の世界『不幸/雨の音』
そして二期会オペラ『仮面舞踊会』を予定しています。
by berurinrin | 2007-09-02 12:56 | 外部出演

文学座付属演劇研究所研修科発表会『雨空』『祭の出来事』『クラス会』

文学座付属演劇研究所研修科発表会『雨空』『祭の出来事』『クラス会』
                                   in 文学座アトリエ(9/1)
『クラス会』
作   岡田禎子
演出  戌井市郎

30代後半の女性達でしょうか?クラス会が開かれます。
学校を卒業して、それぞれの年月を経て出会う彼女達。
姑問題、離婚や死別、病気・・貧富の差
“ほたるの光”を口ずさむ・・彼女達のまなざしは、遠くを見ているようでした。

『雨空』
作  久保田万太郎
演出 成井市郎

お嫁入りが決まっているお末さんは、密かに幸三さんに好意を持ってましたが
幸三さんは、お末さんの姉おきくさんと恋仲でした。
家庭の事情で、おきくさんは他の人と結婚し
幸三さんは大阪にいく事になりました。
体調を崩して臥せっているお末さんの前に現れた幸三さんに
お末さんは、涙となって想いが溢れて・・・

『祭りの出来事』
作  久保田万太郎
演出 成井市郎

遠くから祭りの囃子の音が聞こえています。
病で体が不自由になった大工の棟梁・豊蔵さんの前に現れたのは
一人娘のおみよさんの元・婚約者の仙太さん
よりを戻したいと言う、仙太さんを拒絶する豊蔵さんを殴って、逃亡する仙太さん。
その場に偶然居合わせたのは金治さん。
豊蔵さんと金治さんには因果な縁がありました。

日本語を大事にする文学座ならではの美しい秀作3作品です。
難しい・・・本当に皆さん、本当本当に、、まじ・がんばりましたね
う~ん、これしか言えない感想です(><)
これらの作品を観てしまうと日本語を表現するのは、言葉だけじゃないってひしひし感じます。
今や西洋化にどっぷり浸かって生きている状態で
日本語を体現するのは、至極の技でございます。
これらの作品は、日常の庶民の生活の一場面がぎゅっと詰まった短い場面で
起承転結の承と結だけのお話しもあったりするので
彼らのまなざし、所作の繊細な動きがより重要性があって
「食べる」という行為の難しさ・・・・
かんざしって、頭に挿すだけじゃなくて、スイカの種を取ったりと
お箸的な役割もあるんですね・・いやぁ勉強しました。

毎回、久保田万太郎さんのお話は作品を観ながら、その美しい所作に酔うと共に
必死に読解作業をするので、ものすごく頭はフル回転させています。
そして「あ~もしかしたら」って想像しながら進行してるので、後から余韻に酔いつつ
その前後観ることの出来ないのドラマの想像力を掻き立てられます。

でも、本当に頑張っていました。
日本独自の文化って美しいです。

8/30~9/2まで  in 文学座アトリエ
by berurinrin | 2007-09-01 11:36 | 文学座観劇感想