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文学座公演『殿様と私』のお知らせ

<文学座創立70周年記念>
文学座本公演・紀伊國屋書店提携『殿様と私』

作  マキノ・ノゾミ

演出 西川信廣

出演 加藤武、たかお鷹、浅野雅博、城全能成、星智也
    寺田路恵、富沢亜古、松山愛佳

日程 11/2(金)~11(日)
    11/3(土)、4(日) 、6(火)、7(水)、9(金)、10(土)、11(日)以上13:30開演
    11/2(金)、5(月)、6(火)、8(木)、9(金) 以上18:30開演
 
料金 5.500円

場所 紀伊國屋サザンシアター

前売開始日 10/1(月)

お問い合わせ・文学座  TEL.03-3351-7265(11:00~17:00日祝除く)

チケット取り扱い 文学座    TEL.0120-481034(10:00~17:30/日祝日除く)
           チケットぴあ TEL.0570-02-9988
           キノチケットカウンター(東口紀伊國屋書店5階)

あの有名なミュージカル『王様と私』の舞台を明治時代の日本に移しての
華やかな鹿鳴館時代・・・・<殿、踊りましょうぞ>の言葉に口元がほころびそうです。
by berurinrin | 2007-08-28 21:38 | 文学座公演情報

『その行間まで、100km ~東京T区母子餓死日記を読む~』のお知らせ

文学座+青年団自主企画交流シリーズの第二弾 『The real thing』に続いてのご紹介です

『その行間まで、100km ~東京T区母子餓死日記を読む~』
 
作・演出 斉藤祐一

照明  坂口美和

出演  鬼頭典子八十川真由野吉野正弘 (文学座出演者のみ記載)

日時  2007年10月2日(火)~8日(月・祝)

予約受付開始 9/3(月)

料金  一般3,000円/学生2,500円(全席自由席)

会場:サイスタジオコモネ Aスタジオ


今回は、相互リンクしてる研修科43期を卒業された大西玲子さんが参加です。
めちゃめちゃ可愛くって涙もろい玲子ちゃんの成長振りを楽しみにしています♪
「がんばれ~!!玲子ちゃん★」
久々の玲子ちゃんを舞台で目にしたら・・今からテンション上がりそうです(笑)

さて期間限定ではありますが、情報がばっちりなH.Pをリンクさせて頂いています。
アフタートークもありますので、要チェックして下さいね。
作品毎にブログも随時公開されるようですよぉ★
by berurinrin | 2007-08-27 20:37 | 文学座公演情報

研修科合同勉強会『風と黙ってすわってて』

研修科合同勉強会『風と黙ってすわってて』 in 文学座モリヤ1階稽古場(8/25)

作   鈴江俊郎
演出 酒井良典
照明 賀澤礼子
音響 望月勲

妹(藤崎あかねfさん)のマンションに転がりこんでる無職の兄(西岡野人さん)
そこへ妹の同僚の山形さん(上田桃子さん)が訪ねてきます。
失恋したばかりの山形さんを励ましていた妹ですが、
いわゆる山形さんは、困ったちゃんな人。
妹は山形さんと二人になる事を避けて兄を間に挟んで、
早々に帰ってもらおうと画策しています。

作家の鈴江俊郎さんといえば、『湖のまるい星
では季節とか空気とか自然のモノを感じさせながら
不思議なユーモアタップリの会話のなかで、どうしようもない不安とか衝動とか
を感じさせてくれた面白い作品でした。
今回の作品も、たわいの無い会話の中から
おおっと普段の会話の中では、思いもよらない鍋の底をつっくような
面白い会話の応酬で不思議な鈴江ワールド炸裂です。

失業中の兄は、何かヘマをしてしまうと実家には戻らずに妹のマンションに
転がりこんでしまいます。
過去の失敗が元で煙草をやめた兄ですが、それでも目の前には灰皿を
置かずにはいられない・・妹に何を言われてもなんか嬉しそう・・
シスコンの兄は西岡野人さん。
オトコとおとこ』以来久々の、のびくんの演技の変化・・まぶしかったです★
のびくんは、かっこいい二枚目さんの割には、ちょっとアクがあって
そこが個性でもあり、そのアクを強調させた敵役とか観てみたいと思っていましたが
今回の兄は、どちらかというと受身の役柄ぽよ~んとした味わいある人物です。
が、過去には、非道な事もしてしまう兄・・複雑な人物です。
演技の幅を確実に広げたのびくんの新たな一面が見れて本当によかったです。

社会人の妹は一人暮らしなのに、いつも一部屋多めの部屋を借りてしまう。
それは兄がいつ転がり込んでも良いように?!
子供の頃から兄を慕っている妹は、兄の前では
怒ったり泣いたり笑ったり喜怒哀楽を素直に表す
兄にしてみたら、こんな妹可愛くって仕方ないでしょうね・・と
素直に言えてしまうほどに、可愛い妹を演じるのは藤崎あかねさん。
表情豊かで、きゅっと抱きしめたくなる無邪気でめちゃめちゃ可愛い妹でしたね。

さて、複雑な興奮すると岡山弁を話す山形さん(これだけで複雑な人物ですね(笑))
は上田桃子さん♪長い髪を、じっと扇風機の風に当てられ
うっとうしくも、じっと座っている姿がびみょーな空気感を生んでました。
もともと内面の葛藤した心を表現させるのが、ダントツに上手い桃子さん
初雷』のお嫁さんになる智子さん・・泣かされました私。
この不可解な山形さんも、桃子さんが演じるとなんかより複雑さと危うさの深みが
あるんですが、その反面守ってあげたくなる気持ちも溢れてきます。
兄を追い詰めるように容赦ない言葉を投げるかと思うと
電話機で遊ぶ姿?!
ラストに趣味になった包丁磨ぎ?でぴかぴかにした包丁を握り締めた山形さんは
果たして兄妹を刺したのでしょうか?それとも磨いだ包丁を見せたかっただけとか?

素直に良いキャスティングでした。複雑な内面を持つ3人のドラマだけに
お稽古では大変なご苦労があったと思いますが、演出家の酒井良典さん
のびくんが「僕より痩せてるんです」と、遠くに酒井さんをお見掛けしましたが
本当に細くて華奢な姿。
そおいえば『零下62度』の時は、客席案内をされていました。
どちらも勉強会としては、はなまる状態のレベルの高さを感じました。
これからも期待しゃいます(*^_^*)

~8/26(日)まで in 文学座モリヤ一階稽古場
by berurinrin | 2007-08-26 14:53 | 文学座観劇感想

研修科合同勉強会『零下62度』

研修科合同勉強会『零下62度』  in 文学座モリヤ1階稽古場(8/25)

作・演出 五戸真理枝
照明    賀澤礼子
音響    望月勲

足立夏子さん(太刀川亞希さん)は、中村宏さん(松角洋平さん)と7年後の成立という
ある契約書を結びます。
7年後、夏子さんと夏子さんの孫娘・香織さん(築野絵美さん)の前に現れたのは
戦死の報告を受けていた昔のままの若い姿の三浦幸次郎さん(亀田佳明さん)でした。
年齢と時代を超えて再会する二人。夏子さんは結婚前に幸次郎さんと、
三囲神社で淡い恋を語り合った初恋の男性だったのです。

先日テレビで、アメリカで冷凍人間を作る協会の話をやってました。
それも頭部のみを残して、胴体は廃棄してしまう場合があるそうです。
体は再生がきくそうで・・・ちょっとえぐいお話しでした。

初恋の姿のままで現れた幸次郎さんの姿に少女のように無邪気になる
夏子さんと目の前の女性はすでに老婆で面影さえ見出せない幸太郎さん。
幸太郎さんの夏子さんへの慕情は、当時の夏子さんにそっくりの
孫の香織さんに重なり、夏子さんは嫉妬してしまいます。
けれども
太郎さんは、戦争中に捕虜となり
どんなやりとりがあったかは、当時の戦争に行かれた方々の心情ならば
「死んで靖国で会いましょう」と言いながら、仲間を失っていったであろう
彼らと行動を共に出来なかった悔しさや死を間近に感じるからこその死への恐怖など
色んな葛藤が、生きて冷凍保存され現代に蘇ってきた自身を
責めさいなむ幸太郎さんの心の苦しみを一番理解する事ができるのは
死亡通知が来るまで、ひたすら彼を待ち続けた夏子さんしかいないと感じた瞬間に
二人は、時を超え、年齢をこえてやっと結ばれました。
終幕近く、死期を迎えて寝込んでしまう幸太郎さんの
体を優しく触れながら「あいらびゅう~♪あいらびゅ~う♪」と歌う夏子さんの
けなげさ・・心中しようと、どこか遊びに行くみたいに
はしゃぎながら死ぬ方法を考える二人・・
切ない現実が待っていますが、素敵なカップルのひと夏のお話でした。

この夏子おばあちゃんは太刀川亞希さん。びっくりの化けっぷりでしたね。
ああそうそう・・と、おばあちゃんの動きそのまんまお見事です。
髪まで白く染められて。。。普通のおばあちゃんが、少女から恋する女性の表情まで
細やかに魅せて下さいました。
恋をすると動きまで若々しくなるって・・女なんだなあぁってマジ素敵です。

幸太郎さんは、亀田佳明さん!年齢は若いのですが、頭は昔のまんま
あわあわしたり、おとぼけの表情から、夏子おばあちゃんとの温かい交流
香織さんにどきまき♪したりっと
そして、突然発作のように沸き起こる狂気にも似た衝動とか・・
体調の変化に大量の汗をかきながら「寒い」という、笑えそうだけど笑えない・・
まさに自然の現象まで糧にしてしまう上手さ・・
その後にはんてんやマフラーやニット帽を被らせられた時には笑ってしまいましたが(笑)

幸太郎さんにちょっと好意を持ったかも・・と、孫の香織さんを演じたのは
湖のまるい星』以来の築野絵美さん。颯爽とした現代女性を演じながら
劇中、恋愛当時の夏子さんを演じ分けられました。
とってもスタイルがいいっすね♪ぽたぽた落ちる涙が美しくて
香織さんが登場すると、ぱっと場が明るくなる素敵な女性でした。

『零下62度・・・・・』は、中村さんのレポートの表題になっていましたね。
幸太郎さんを蘇えらした某研究所に勤める彼・松角洋平さんは
幸太郎さんのサポート役として足立家に足繁く通ってきます。
ユニークで心配性で頼りがいが・・・あるんだか?ないんだか(笑)
なんか素の松角さんが見え隠れしちゃって、とっても好人物でしたね。

初の作・演出作品を手掛けた研修科生と若手座員とのコラボ
お互い支え合って素敵な芝居を作り上げられましたね。
はじめのシーンでストーリがわかりそうで、意外な展開があったり
ちょっとミステリー要素は、ぼやけた感じになっていた気もしますが
女性らしい細やかな心情溢れる台詞も良かったし、しっかり見応えありました。
これからも機会あれば五戸さんの作品見てみたいです。
若手の勉強会といえどもあなどれない・・観ないと後悔しちゃいますよぉ

さて、しばしの休憩の後はもう一つの作品を拝見します♪

~8/26(日)まで in 文学座モリヤ1階稽古場
by berurinrin | 2007-08-25 11:06 | 文学座観劇感想

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』4

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』 

ローレンス家を巡る日々の中で、キーポイントとなるのは
ジョー(佐藤麻衣子さん)が、ドイツ人のベア先生(大滝寛さん)に綴ったお手紙です。
大滝さんの優しくて深い声で語られる、ジョーの日常の風景から
いつしかジョーとベア先生が出会って、ジョーに恋が芽生える瞬間。
二人のシーンは短いですが、二人の結び付きの深さは、互いを知らない時から
すでに始まっているかのように感じられましたね。
素敵な大滝さんが、もしゃもしゃ頭の髭姿・・・でも、逆に若々しくってかっこよかったですね♪

三女のベス(尾崎愛さん)が、熱を出して生死を彷徨うシーン。
お医者さまをバンクス先生を演じたのは、研修科二年の山森大輔さん。
発表会『愚者には見えないラマンチャの王様の裸』で旅芸人の役を
演じていたのが印象的でした。

マーチ夫人(山本郁子さん)が心を痛めて、クリスマスの朝食をプレゼントしたのは
貧しいフンメル家。フンメル夫人を演じたのは、研修科二年の渡辺文香さん。
ゆれる車の音』で、山本郁子さん扮する小料理屋の女将さんの娘、
テキ屋に憧れるあさみさんを演じました。
楚々とした雰囲気を持ちながらも、研修科の発表会では大胆な演技を見せてくれる
スケールの大きさを感じるとても楽しみな女優・・渡辺さんです。

同じ研修科2年生でアンサンブルで活躍されたのは
鈴木亜希子さん。鈴木さんは『愚者には見えないラマンチャの王様の裸』の女組で
道化を演じていました。この『愚者には見えない・・』って、難しい作品なんですが
なかでも道化って、複雑怪奇な人物で・・観ながら、すげーすげーと思ってました。

牧野沙也子さんは、スタイルが良いですよね綺麗だしぃ♪
それに何と言っても、歌が上手い!それもそのはず音大出だそうです。
研修科の発表会で彼女の歌うシーンがあって、歌い出しの声で
パイプ椅子から、(あまりの上手さに)ずり落ちそうになりました(笑)
お稽古前に、歌の歌唱レッスンがあったそうですがリーダー格で皆を引っ張ったそうです。

中島慶典さんは、実はまだ印象に役柄が私の中で残ってはいないのですm(_ _)m
なのでご紹介兼ねた感想が言えないのが残念ですが
『愚者には見えないラマンチャの王様の裸』男組では、主人を探し続ける従者を演じた彼。
でもアンサンブルの中で、先輩達の姿を真近で観察する事の出来たこの機会を
ぜひ生かして演技の幅を広げて欲しいなあ心から願っています。
次回の研修科生の発表会では、しっかり拝見させて頂きます!!

今回のセット・・・場面転換の度に回り舞台の上にセットされたマーチ家の家の中、外と
回っていきますが、盆をまわす縁の下の力持ちさん達にもエールを贈りたかったです。
3日間『若草物語』と共に突っ走った皆様
本当にお疲れさまでしたm(_ _)m

さて、来年の日生劇場+文学座ファミリーステージは
フィリパ・ピアスの有名なファンタジー小説『トムは真夜中の庭で』です。
脚本・演出は同じく高瀬久男さんです。
出演は、倉野章子さん、若松泰弘さん、反田孝幸さん、松山愛佳さんほか
めちゃめちゃ楽しみな主力メンバーですね★
待ちきれないけど、良い子で待ちます~皆様♪来年もまた日生劇場で~!!!
by berurinrin | 2007-08-19 21:42 | 文学座観劇感想

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』3

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』 
あっという間の3日間が終了しました。
四姉妹の成長を巡る日常のエピソードの数々が宝石のようにちりばめられた
キラキラした作品でした。

マーチ家のお隣には、お金持ちのローレンス邸があり
ちょっぴり偏屈なローレンス氏もマーチ家の家族と触れ合うことで
変化が訪れます。温かな優しい人物に変貌していくさまは、微笑ましい風景でした。
そんなローレンス氏は、川辺久造さん。
川辺さんの発する言葉で舞台が締まります。また、言葉にならない言葉さえ
この方の体内から伝わってきます。

ローレンス氏には、引っ込み思案な孫息子ローリーがいます。
ローリーもジョージョー(佐藤麻衣子さん)を通じマーチ家との交流によって、とてもりりしい青年に
成長していきます。ローリーを演じているのは、田中宏樹さん
去年のアトリエ公演『AWAKE AND SING !』では
主演のラルフを、自身の成長と重ね合わせるように演じた姿がとても素敵でしたが
今回はしっかり地に足が着いた安定したその演技に、眩しくも頼もしく見守ってしまいました。
あのお姉さん泣かせの笑顔は、可愛いですよね(笑)キュンとしちゃいます(爆)

ローリーの家庭教師は、めちゃめちゃカッコいいブルック先生城全能成さん。
爽やかな登場シーンから、長女メグ(渋谷はるかさん)との
可愛い直球型の恋愛のシーンのおちゃめさん振り
今まで孤独だった彼が、守るべき家族を持つお父さんになってからの落ち着き振り・・
登場ごとに彼と彼を取り巻く環境の変化をしっかり掴んでみせてくれましたね。
さすが城全さんです~☆彡
でも・・彼のあの美しい歌声を聴きたかったなあぁぁ

お金持ちのローレンス家の召使は、いかつい(笑)二人の男性。
清水圭吾さんと研修科二年生の藤側宏大さん。
ほかにアンサンブルとして、舞台の脇を固めて下さっていますが
清水さんといえば、印象的だったのは『シラノ・ド・ベルジュラック』で、江守徹さん扮する
虫の居所の悪いシラノの鼻をじっと見ちゃったばっかりに、八つ当たりされてしまう
“うるさい男”を、軽快に(?)いじめられていました(笑)
今回、急遽の出演でしたが、男子アンサンブルを引っ張る頼もしさも感じました。
体が大きくて、笑顔が可愛い(笑)藤側さんは、研修科の発表会では
落ち着いた面とコミカルな面を持ち合わせ持ったユニークな演技で常に目を引きます。
発表会『愚者には見えないラマンチャの王様の裸』の男組で王様を演じていました。

お金持ちといえば、この方の存在もマーチ家と大事な絆があります。
何か嫌味の一言を言わずにはいられないマーチ叔母さんを演じられたのは南一恵さん。
白髪に腰を曲げて杖をついての姿は、
実際の南さんをご覧になったらびっくりするかもしれないほどの驚きです。
美しい女優さんだからこそ、その変貌振りのギャップ・・・見事です。
それにしても、ブルック先生にホッペにチュッ♪された
マーチ叔母さんの表情・・めちゃめちゃ可愛かったですね

っと、マーチ叔母さんのお家には、エステルというお手伝いさんがいます。
絵が好きなエイミー(岡崎彩さん)に優しい心遣いをしてくれるエステルを演じたのは
頼経明子さん♪
他にも女子アンサンブルを引っ張って、とっかえひっかえ舞台に登場してるヨリちゃんです。
まるっこい可愛い女の子の彼女ですが、舞台に立つと大胆に控え目に生き生きとした
彼女の立ち振る舞いに、ついつい目が入ってしまいます。
細やかな繊細さと絶妙な間を読むセンスの良さ・・わたしはヨリちゃんの演技が
大好きなんです(*^_^*)
by berurinrin | 2007-08-19 16:27 | 文学座観劇感想

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』2

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』 
2日目が終了しました。

ところで、ロビーで配られている無料の小冊子入手されましたか?
スタッフ、キャストの顔写真&プロフィール付きで紹介されています。
スタッフの方や舞台で頑張ってる研修生の方の紹介記事が載っていると
とっても親しみやすくなりますよね。ありがたい企画です。
ぜひ貴重な小冊子。お手にとって思い出の記念として大切に保管して下さいませ。

さて、マーチ家の大黒柱のお父さんは高瀬哲朗さん。牧師さまらしい謙虚さと
穏やかで頼りがい十分の素敵なお父さんでしたね。
シラノ・ド・ベルジュラック』では、芝居小屋の道化っぽい軽やかな動きで笑わせた
ベルローズさん♪最近では、リーディング作品『天才バカボンのパパなのだ』
ではなぜか一人生き残ってしまった署長さん(笑)
軽快な役と深みのある人物・・どんな役でもどんと来~い!それが、高瀬さんですっ!

マーチ家の暖かいぬくもりは、この人の体温から発せられるのかもしれません。
いつも優しい笑顔を絶やさないのは、マーチ夫人を演じる山本郁子さん。
前作『ぬけがら』では、逆立ちしたり、酔っ払ってダンスやハワイアンを踊っちゃう美津子さんを
かっこよく演じておられましたね♪
『ぬけがら』を観てるウチの母にとって、美津子さんとマーチ夫人とはギャップがありすぎて
かなりびっくりしていました(笑)えへへっ

マーチ家の長女メグを演じるのは、今年、研修科から準座員に昇格にされた
渋谷はるかさん。
夢見がちな少女から恋する女性、妻から母へと、成長していく過程を
しっかりそして丁寧に演じていました。
急遽、ベス役に入った彼女。
どんどんベスという女性を、自分に吸収して同化して魅せてくれました。
初めて彼女を意識したのは、研修科発表会『二号』で70代のおばあちゃん。
出番が少ないながらも、上品で愛らしいおばあちゃんが印象的。。と、
次の『天保十二年のシェイクスピア』では、蜷川幸雄作品では、
夏木マリさんが演じられたお里さんを体当たりで
演じきった彼女・・・。これからが本当に楽しみな渋谷さんです♪

風を切るように弾むように巡る季節を慈しむように舞台を走り回る
次女のジョーを演じたのは、佐藤麻衣子さん。
自分を「ボク」と呼んで、小説を書くのが大好きで、しっかり者でいつも元気印!
でも・・でもとっても繊細なジョーを、演じ抜いています。
顔中くしゃくしゃにした泣き顔や笑顔・・確かにジョーは、麻衣子ちゃんと共に生き
舞台上でエネルギー全開モードで突っ走っています♪
そんな麻衣子ちゃんを「鼻たれ小僧」とは、誰にも呼ばせませんよ!って
言ってるのは、私でした(笑)あひゃひゃ・・、だって、かわいい弟みたいなんですもん(笑)
いやいや・・弟なんて、素敵な女優さんです~☆彡

どちらかというと、姉妹の中でいつもひっそり佇むように物静かで
誰にでも優しい三女ベスを演じたのは、尾崎愛さん
今年、渋谷はるかさんと共に準座員に昇格された尾崎さん。
それにしても、彼女ら研修科第44期生は個性派揃いで、どなたが昇格されても
納得できる程のレベルの高さでしたが、2名のみ昇格という厳しい状況の中で
上がってきた彼女。すでに『戯曲・赤い月』や『湖のまるい星』でデビューを飾っています。
ヒロインとしての資質は十二分に持っている彼女です。これからもその光を失わないように
輝いていてもらいたいと思います。

甘えん坊で、絵が大好きな四女エイミーを演じたのは、岡崎彩さん。
研修科二年生の岡崎さんですが、『オトコとおこと』で
アトリエデビューを飾っています。
後半大人になっていくエイミーは、まさに彼女の成長過程をみているように
瑞々しく眩しく見えました。

そんなマーチ家を支えるお手伝いのハンナは、中川雅子さん。
言葉は少ないながらも、ハンナの温かい視線の先には四姉妹が常にいます。
中川さんというと『で・え・く』での、作務衣姿で花魁の動きを魅せる立ち振る舞いの
美しさや『お月さまへようこそ』でのしっとりした会話劇で魅せて下さいました♪
by berurinrin | 2007-08-18 01:03 | 文学座観劇感想

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』1

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』 in 日生劇場(8/17)

作      ルイザ・メイ・オルコット
脚本・演出 高瀬久男

アメリカ南北戦争時代のニューイングランド。
マーチ家には、メグ(渋谷はるかさん)を筆頭に、ジョー(佐藤麻衣子さん)
ベス(尾崎愛さん)、エイミー(岡崎彩さん)がお母さんのマーチ夫人(山本郁子さん)と
従軍牧師として、遠く戦地にいるお父さん(高瀬哲朗さん)の留守を守っています。
貧しいながらも、心はしっかり寄り添って生きているマーチ家の家族のお話です。

あの日生劇場に文学座がやってきましたよぉ~!!
ファミリーシアターもといファミリーステージの幕が上がりました!!!
テンションもあがっちゃいますってモンですよ(笑)
エントレランスからエレベーターに乗って趣のある、美しいホールに入ると
初日だけに、そこには演出の高瀬久男さんのお姿発見♪
そしてお客さまに紛れて、一人シルクハットを被った紳士が立っているじゃありませんか?
ありゃ?と、その紳士は、植田真介さん(笑)びっくりのサプライズですが
ほんわか~な気持ちにさせて下さいます★
植田さんの、あのいたずらっ子のような笑顔で挨拶して頂いて、客席へ

季節はもうじきクリスマスを迎える冬の日。
天から降る雪を、嬉しそうにその体いっぱいに受けとめるようにくるくる回るジョーの姿を
静かに照明で浮き上がらせていきます・・・・
そして始まるドラマは、季節と共に移り変わり
たくさんの出来事が、めまぐるしく変化してマーチ家を取り囲みますが
どんな場面でも、冬は温かな暖炉のぬくもり、夏の日差しを優しくさえぎる木陰の
心地よさ・・夜の中でのロウソクの明かり
言葉にならない愛しいもの・・・感じられるのです。
・・多分それは、形を変えながらも不変の“絆”なのでしょうか?
心に沁みる情景が溢れ出す・・そんな美しいお芝居でした。

と、言いつつも・・・実は、この名作『若草物語』読んだ事がないんです。
四姉妹のお話しってことだけ・・知ってます・・一応ね(汗)
一緒に観た母は、「昔、映画で観た」と懐かしそうに言っていました。
誰もが知ってる『若草物語』を、脚本に仕上げられたのは
モンテクリスト伯』での手腕も素晴らしかった高瀬さんの手によるものだけに
今回も登場人物の揺るぎなく、しっかり根の張った物語になっています。
ファミリー向けの作品なので、たくさんの子供たちの姿を客席で見ますが
作品自体は、子供向け限定ではなくって、あくまでもファミリー向けになっています。
大人も満足できる仕上がりに、ちょっと難しいかな?と思うシーンもあります。
けれども、そこんところは(笑)
帰りの電車の中で、親子で語り合える楽しい時間が増える
おまけ付きって事で(笑)

続きはまた・・・

~8/19(日)まで in 日生劇場
by berurinrin | 2007-08-17 23:35 | 文学座観劇感想

2007文学座+青年団自主企画交流シリーズのお知らせ

文学座+青年団自主企画交流シリーズの第二弾が開催されます。

2007年9月5日(水)~11日(火)
  『The real thing』
   作:トム・ストッパード 訳:吉田美枝 
   演出:田野邦彦
   出演:(文学座から)征矢かおる川辺邦弘 
   会場 こまばアゴラ劇場

2007年10月2日(火)~8日(月・祝)
  『その行間まで、100km ~東京T区母子餓死日記を読む~』
  作・演出 斉藤祐一
  会場:サイスタジオコモネ Aスタジオ

2007年12月5日(水)~9日(日)
  『五月の桜』
  作:宮森さつき 
  演出:多田淳之介
  会場 こまばアゴラ劇場

2008年1月11日(金)~15日(火)予定
  『Train coming』
  作:所 奏 
  演出:高橋正徳 
  会場:サイスタジオコモネ Aスタジオ

2008年2月8日(金)~14日(木)予定
  『パイドラの愛』
  作:サラ・ケイン 翻訳:添田園子
  演出:松井周
  会場:サイスタジオコモネ Aスタジオ

今年は、2007年9月から2008年2月までの間に合計6公演が行われます。
去年の5月に6作品連続上演という、観劇する側には全部は無理かも・・
と、半泣き状態の劇場通いの日々でしたが
どの作品も見逃さなくて良かったと思う秀作ばかり・・ぜひ第二弾も!!と
願った甲斐がありました♪そして日程も余裕が・・感謝しますm(_ _)m

おおっ、と思うのは 『その行間まで、100km ~東京T区母子餓死日記を読む~』
斉藤祐一さん!見た目は、「物書き王子!」と心の底で呼びたい(あ、書いちゃった(笑))
爽やかな声、柔らかい笑顔が眩しいイケメン俳優の斉藤さんですが
彼の描く危うい世界と文才の見事さは『僕と幽霊とサルビアの女』で実証済みです。

また 『Train coming』は、演出部の所奏さん♪奏さんも『エイリアンズ』で
独自の不思議~な世界と、これからも彼の作品を追いかけてみたいぞぉ~って
思わせてくれた面白い作風・・そんな奏さんが託すのは、このブログでのYeah~!
人気モン高橋正徳大演出家、楽しみボルテージも上がるっちゅうもんですわ(笑)
マニアック(笑)なお二人の異世界、一見も二見も見る価値大です!!

『パイドラの愛』では翻訳をされる添田園子さん!添田さんの手による
H.H.Gのチラシのセンスの見事さからでも、クリエーターとしての添田さんの
繊細な感受性を垣間見ることが出来るように、素敵な作品に彩を与えてくれる
事でしょう♪
by berurinrin | 2007-08-13 11:20 | 外部出演

文学座付属演劇研究所研修科発表会『雨空』『祭の出来事』『クラス会』のお知らせ

文学座付属演劇研究所研修科発表会『雨空』『祭の出来事』『クラス会』のお知らせ

『雨空』『祭の出来事』
作  久保田万太郎

『クラス会』
作   岡田禎子

演出 成井市郎   

日時 8/31(金)18:30
    9/1 (土)14:00/18:30
    9/2 (日)14:00

於  文学座アトリエ

入場無料(途中入場不可)

やってきました、研修科生の発表会です。
先日モリヤで、発表会で使われるであろう火鉢とか、三味線を収納する
木の置き物とかの小道具が置いてありました。
使い古された、とっても時代を感じさせるものたち・・・
きっとぬくもりのある舞台を魅せてくれることでしょうね。
by berurinrin | 2007-08-07 08:48 | 文学座公演情報