<   2007年 07月 ( 13 )   > この月の画像一覧

小澤征爾音楽塾オーケストラ&合唱団:歌劇『カルメン』

小澤征爾音楽塾オーケストラ&合唱団特別演奏会2007
~小澤征爾音楽塾・鎌倉教育プロジェクト第1回~
ビゼー歌劇『カルメン』<抜粋>(演奏会形式・原語上演)  in  鎌倉芸術館(7/30)

自由奔放で魅力的なカルメン(手嶋眞佐子さん)に
恋したのは兵士ドン・ホセ(志田雄啓さん)。
しかしカルメンはエスカミーリョ(与那城敬さん)に惹かれていきます。
愛するカルメンの心変わりに懸命に愛を伝えるホセですが、
その言葉もカルメンには届きません。
嫉妬に狂ったホセは、カルメンを刺してしまいます。

予習しておいて良かったです「のだめカンタービレ」万歳です(笑)
舞台上にはオーケストラが載っているコンサートっていうのは初体験なので
その楽隊の多さにちょっとびっくり☆
指揮台の下手側最前列の客先側に座る綺麗な女性ヴァイオリニストが
コンサートマスターで彼女の弾く音源に合わせて、他の楽器が調律していく・・
おお予習(のだめの世界)と一緒です。
そして大きな拍手と現れたのは、世界の小澤!小澤征爾さん。
ふあふあの白髪・・小柄な方でしたが、軽やかで足取りで現れて
今回のプロジェクトについて語られました。
若い演奏家、声楽家の活動の場を持つことの大切さなど・・
演劇だけでなく、芸術の世界の現実の厳しさをが胸を打ちます。

で、今回は小澤さんが指揮をするのではなく
なんと19歳の指揮者・鬼原良尚さんが登場!
ふあふわの黒髪(笑)19歳と若い方ですが、プロフィールを拝読すると
なかなかす・すごい方ではありませんか?!
小澤さんとしっかりバトンタッチをして小澤さんは客席へ、
ぴゅーんと通路を走り去っていきました(笑)
鬼原さんが、オーケストラの視線を一気に浴びて指揮棒を振った途端
『カルメン』の世界が溢れ出しました。

初めての『カルメン』のはずが、前奏曲・間奏曲、歌われる曲すべてが
一度は聴いた事あるメロディばかり
歌い手達は、オーケストラの前と後に登場してコンサート形式でのラフな形での
立ち姿でしたが、一曲一曲にドラマがあって歌の世界に引き込まれます。
歌い手VSオーケストラの戦いをみるような曲があったり
一緒に天に昇っていくような神々しさもあったり、遊びがあったり
コンサート形式だからこそ、想像の世界もどんどん自分の中で広がりつつ
楽隊と歌い手達の戯れるように感じる瞬間・・
お互いの最高の場面を支えあう姿、とてつもなく感動してしまいました。

何度と無く繰り返されるアンコール。
アンコールで再度登場された小澤さんとハイタッチする歌い手の皆さん
楽器を持ち手で拍手が出来ない為に、足で床をばたばた踏み立てる
オーケストラの方々Yeah~!(*^^)v
いいっ!!

今回、この完売の公演を観せてくださったのは
今年オペラ観劇デビューをさせて頂いた『こうもり』で声を掛けて下さった
高田正人さん!ありがとうございますm(_ _)m
そして歌い手高田さんの歌声が聴けたのが、めちゃめちゃ嬉しかったです。
普段とってもおちゃめさんな高田さん(笑)舞台でもお茶目すぎて
ついつい目が釘付けになってしまいました。
軽やかな歌声には、思わず笑みがでちゃう・・
あっ、でも二枚目の役の時は、それなりになるそうですが???・・・(爆)
でもオペラの方って、普段きっとすっごい真面目で、住む世界が違うんだろうな・・って
思っていましたが、いやいや面白いかも・・

『カルメン』!といえば11月に新国立劇場で上演されるんですよオペラが!
それも鵜山仁さんの演出です「鵜山さんに(勝手に)一生付いてく」私としては
いまだかつてない高額チケットをゲットいたしました。
今回拝見させた頂けたお陰で、楽しみが倍増しました♪

c0023954_1126149.jpg

by berurinrin | 2007-07-31 22:59 | オペラ

研修科合同勉強会のお知らせ

研修科合同勉強会のお知らせです。

『零下62度』

作・演出  五戸真理枝
出演    太刀川亞希.築野絵美.亀田佳明.松角洋平


『風と黙ってすわってて』

作      鈴江俊郎
演出     酒井良典
出演    上田桃子.西岡野人.藤崎あかね

日程 8/23(木)~26(日)
    『零下・・』8/23(木)25(土)15:00/24(金)26(日)18:00
    『風・・・・』8/23(木)25(土)19:00/24(金)26(日)15:00

協力 文学座演出部

於  文学座モリヤ1階稽古場

入場無料、全席自由席

予約/お問い合わせ   文学座 企画事業部
          TEL.03-3351-7265(11:00~17:00日祝除く)

研修科2年生の若き演出家の卵二人の手による勉強会です。
研修科生といえども、あなどれないのが文学座です。
座席数が少ないと思いますので、ご予約はお早めに~!!


 
     
by berurinrin | 2007-07-30 07:15 | 文学座公演情報

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』稽古場見学2

若手とベテラン勢の俳優達のバランスがとっても素敵です。
劇団の芝居っていいなあって、いつも思う瞬間って
ちょっとした稽古の合間に役者同士が交わす姿に現れます。
お互いにやりとりする姿に、真摯な姿に信頼感が溢れています。

お稽古場の見学の後には、演出家、出演者のご挨拶がありました。
ちょっとかいつまんで・・ご紹介っと

一番最初にご挨拶をして下さったのは、伸びた髪にお髭姿が
またまたカッコよくってりりしい大滝寛さん♪
劇団ならではのチームワークの素晴らしさが伝わる川辺久造さんのコメントが
「何十年(役者を)やっていても舞台上では、ベテランも新人も関係ない」
当たり前といってしまえばそれまでですが、ベテランの川辺さんの人柄と
器の大きさが滲み出るお言葉に、納得でございます。

四姉妹のお母さんは、山本郁子さん♪
「いっぺんにこんな大きな子供たちの母親に・・(笑)」
でも郁子さんの優しい笑顔溢れるお母さんなら、子供たちはすくすく成長しそうですね。

先ほどは、ドッキリの結婚式のシーンを見せて下さった城全能成さん
「ちゃんと糸ようじで、歯をきれいにしてます(笑)」
お髭姿もカッコいいです♪花嫁をエスコートしてる姿も素敵です。

そして、ジョーを演じる佐藤麻衣子さん♪
一番早くお稽古場に来て、最後まで残り、休日も自主稽古に励んでいるそうです。
悪戦苦闘しながら頑張ってる日々を大事に過してもらいたいです。
持ち前の頑張り屋さんの麻衣子ちゃんの事ですから
きっと舞台の上では、きらきら輝く生き生きとした元気なジョーを演じてくれるはず
そんな麻衣子ちゃんを、ぜひぜひ応援よろしくお願いします~☆彡

歌あり、ダンスありの『若草物語』。
役者達はお稽古の始まる一時間前から、歌唱レッスンがあるそうです。
必死でお稽古に励むアトリエの温度は、確実に上がっています。

いやぁ一日も早く幕が上がる日が待ち遠しいです。
3日間5ステージという、短い期間ですが
膨大な量の原作を、高瀬久男さん手によってコンパクトに、わかりやすく
でも原作の素晴らしさを生かした中身の濃い充実した作品になっているそうです。
ファミリー向けといえども、そこは文学座Yeah~!(*^^)v
大人の私たちも十分満足できる仕上がりになっていることは確実です。
日生劇場とのコラボは、今回を含めて3作品になるそうです。
今後も楽しみですね~☆彡
by berurinrin | 2007-07-29 21:29 | 稽古場/舞台裏話

日生劇場+文学座ファミリーステージ『若草物語』稽古場見学1

この日は、某花火大会があったようで、ちらほらと浴衣姿の女性に遭遇・・
浴衣姿って涼しげで素敵だなあ・・と、思いながら向った先は
文学座のアトリエ・・・そう『若草物語』のお稽古真っ盛りの稽古場見学です。

アトリエのロビーと舞台の仕切板は、はずされ目一杯に舞台スペースになっていて
舞台には大きなセットが組み立てられています。
すごい迫力です。こんな大掛かりのセットを見たのは初めてて
かなりびっくりどっきり・・
このセットが、どんな仕掛けでどんなモノなのか?
残念ながら内緒ですが、期待していて下さいね。

演出席やその他は、ロビーにぎゅうぎゅうに押しやられた感じですが
それでもアトリエのスペースよりも日生劇場の舞台の方が大きいそうです。
どれだけ~って感じですが、もう想像ができません(笑)

さて、この大掛かりのセットの前で拝見したシーンは
第2部第10場
紆余湾曲を経て、めでたくゴールインした四姉妹の長女メグ(渋谷はるかさん)と
ブルック(城全能成さん)の結婚式のシーン。
みんなの祝福を受けて幸せそうな二人・・・華やかなシーンです。

今回前年ながらメグ役の高野智美さんが体調不良によって降板された為
急遽メグ役に抜擢されたのは、準座一年目の渋谷はるかさん。
キラキラした目と表情豊かな笑顔が、めちゃめちゃ可愛い女性です。
そんなメグに寄り添う城全さん・・絵になる二人です。
二人の神への誓いのキスシーン・・美しい・・
見てる方はちょっと気恥ずかしかったのですが・・いやいや、すみません。
渋谷さんを気遣って、城全さんはお稽古前、お口を綺麗綺麗(笑)にして
臨んでおられるそうです♪

15分ほどのシーンでしたが、途中演出の高瀬久男さんの
ダメ出しがありまして、再度繰り返しになりましたが
やっぱり大きな劇場というだけあって、ダメ出しもちょっといつも違うかな?
体の向きや、歩数とか、形を作る事の重要性が感じられます。
初めて、高瀬さんの演出姿を拝見しましたが
とっても解り易い表現をされる方だなあ・・と、思いました。
ちょっと痩せられた感じもしますが、精力的に動きまわる姿が
めちゃめちゃ若々しいです。

そんな高瀬さんの女房役?!演出助手は高橋正徳さん。
ちょうど高橋氏の真後ろの席だったので、なんかいたずらしたくなってむずむず・・
うそ・うそ・・仕事中なので、りりしいその姿・・見守らせて頂きましたよん(笑)

久々にお会いできたのは、『モンテクリスト伯』や『アラビアンナイト』で
お芝居の世界観を汲み取られる素敵な振付を演出された新海絵理子さん♪
外部の方ですがサンリオのビューロランドの振付などで大活躍の新海さん
素顔もとっても綺麗で気さくに笑顔を見せてくださる素敵なお方です。
by berurinrin | 2007-07-28 18:19 | 稽古場/舞台裏話

テアトロサンノーブル企画公演vol.1『愛の勝利』

サイスタジオ公演vol.21
テアトロサンノーブル企画公演vol.1『愛の勝利』  in サイスタジオ(7/21)

作   マリヴォー
演出  上村聡史
美術  乗峯雅寛

先代の王位を略奪した父から、引き継いでスパルタの地を治めている
王女レオニード姫(征矢かおるさん)は、正統な王位継承者であるアジス(細貝弘二さん)に
ひょんなことから恋をしてしまいます。
ところがアジスは、哲学者エルモクラート(藤敏也さん)、その妹クレモンティーヌ
山崎美貴さん)の庇護の元で、愛情などはもってのほか、
理性のみが大切と教え込まれていました。
そこで、レオニード姫は、待女コリーヌ(津田真澄さん)共々男性に扮して
エルモラートの屋敷に、恋しいアジスに会いに乗り込んできます。

四隅の集められた真っ赤な薔薇の花びらが
登場人物達によって四方に撒かれ散らばる様が
そのまま彼らの恋模様のように入り乱れていきます。
シンプルなセットに赤い花びら・・・とっても綺麗です☆
そう・・色気のある美術は、やっぱり乗峯さんです♪

輝く女性って素敵ですね~☆彡瞬間瞬間の出会いを愛しむきらきらした瞳・・
体全体から発せられる弾けるエネルギーの熱さ・・でも、セーブできる熟練のしなやかさ
文学座を誇る美しい女優そして同期コンビでもある
征矢かおるさん、山崎美貴さんのユニット第一弾作品が、幕を開けました。

男装の麗人のレオニード姫を演じるのは、少年のような華奢な姿の征矢かおるさん
このレオニード姫。なかなかヒドイ女性で
男装の姿でクレモンティーヌ嬢を誘惑したり、エルモラートを誘惑したり・・
しっかりアジスもゲット☆
わたしからみると「なんじゃこの女(怒)!!」と、言いたくもなりますが
征矢さんが演じると、これがまったく自然なわけで・・憎めなくて、返って可愛さ倍増
世の中ホント不平等(笑)
そんな、レオニード姫に恋をしてしまうのは
これまた髪はぼさぼさメガネを掛けて(笑)の山崎美貴さん扮するクレモンティーヌ嬢
堅い女性のクレモンティーヌ嬢が、レオニード姫に恋していく様・・
理性と愛情に挟まれて・・・いじらしいくらいに可愛かったですね
最後は目がテンになった“おてもやん”風の見事なお化粧まで!
本当に思い出しても・・・(爆)
美貴さんファンには、たまらない姿を惜しむことなく披露して下さってします。
きっとご本人もめちゃめちゃ楽しんでおられる事でしょうね♪

この素敵(笑)なお二方をサポートには、庭師ディマスの加納朋之さん。
もうとっても良い味出されてます「えぇぇ・・・っ?!」と、驚く姿・・・最高です。
胡散臭さも愛すべきキャラクターです。
そして、アジスを演じた細貝弘二さん!
いやぁ~惚れ惚れする位に素敵な・・いよぉ~2枚目!天然系王子さまを演じて
おられます。
細貝ファンの皆様は、必見でしょう!

また、間宮啓行さん、藤敏也さんという個性的で芸達者がしっかり固めておられるので
一見ドタバタ喜劇になりそうなところが、ポップで明るい洒落た作品に仕上がっています。

今回演出をされた、上村さん・・不思議な人です。
アトリエ公演『焼けた花園』や『AWAKE AND SING !』。有志で『裸足
どれも印象的で大好きな作品です。
堅いと思えば、柔らかくて・・温和と思うと手堅くて・・・これからも
観続けたい演出家の一人なのです。

~7/30(月)まで  in サイスタジオ
by berurinrin | 2007-07-23 22:28 | 観劇感想

マシュマロ・ウェーブ『YOU ARE HERE』

カナダ現代演劇祭2007参加作品
マシュマロ・ウェーブ『YOU ARE HERE』 in シアターX(7/21)

作・演出協力 ダニエル・マカイバー
翻訳      吉原豊司
演出      木村憲三

記者を目指すアリスン(松本紀保さん)。
彼女の人生に彩を与えてくれた人との結びつきを過去から過去
彼女の思いのままに時間旅行のように行き来をしながら
浮かび上がるシーンの数々・・・喜んだり傷ついたり
一人の女性として懸命に生きるアリスンの心の物語です。

まさにライブが命!というライブならではの舞台劇です。
アリスンの頭の中での芝居というか、アリスンを中心にした
時間軸の中でのストーリー展開になっているので
始めはちょっと戸惑いがあったのですが、それはそれ、これはこれ(笑)
でも確実に心にダイレクトにヒットします。
そうこれは、魂の物語ではないでしょうか・・
心で感じる傷みと悲しみ・・・アリスンの傷みは視覚に訴えかけます。
けれどもあえて細かなシチュエーションはありません
そう・・不要な芝居もあるんです。
あとは想像・・・わたしたちに委ねてくれる。
どんな女性にも心の中に小さなアリスンが存在してるはずだから・・
男のひとは?きっと女性の神秘になぞが深まって
より女性を愛おしい存在に思えてくれると嬉しいかも・・なーんちゃって(笑)

個性的な役者達が登場する、ちょっとおしゃれで余韻を残すシーンの数々に
どんどん魅惑されてしまいました。
大掛かりな装置も背景もありませんが
小道具の使い方がめちゃめちゃ洗練されていてとっても素敵です。
そんな個性的な役者達のなかでも、やっぱ古川悦史さんイケてます。
ぷっくり笑顔の無邪気な青年から、わがままで女好きで
でも土壇場で優しくて、けど・・・と、こんな人を好きになったら始末に負えない男性を
嫌味無く演じていらっしゃいます。
掲示板にご覧になられた皆様のご感想とおり
古川ファンは絶対!観ておくべきでございます♪

終演後、ロビーに姿を現して下さった古川さん
ちょっと痩せられたかな?と、でもとても充実されてるご様子でした。
古川さんを介して、「あ~こんな作りもあるんだ☆こんなユニットがあったんだ」と
新しい芝居を魅せて頂く機会が増えています。
芝居に、演技に貪欲な古川さん
これからも目にも新しい世界を魅せて下さいね~☆彡

7/17(火)~7/22(日)まで in シアターX(両国)
by berurinrin | 2007-07-22 16:33 | 観劇感想

シンポジウム第二弾『その宇宙からの眺め』2

自ら“喜劇作家”とおっしゃる別役実さんを前に
パネリストの方々が別役作品との出会いをお話し下さいました。
そして、自ら演出をされないことについて

別役さんは、作品を提供されますが
ほとんど演出をされることはありません。
演出をされない事で「昔は自分が思い描いたものと違うとすごく嫌だった」
ところが、40代になると理想と違うのが逆に面白くなってきたそうです。
芝居とは変わるもの・・・変えていくことにより作品も豊かに広がっていく。

作家でもあり、演出をされる青木豪さんも頷きながら
「(自分の思い描いた作品)を誤解されるのは、別だけど
一つの方針、方向性としてなら嫌ではないけど・・
演出をあえてしないことによるストレスはありませんか?」

『カンガルー』という作品で、演出をされた経験があると別役さん。
ところが演出の才能がない!(笑)と悟ったそうです。
そして、故・寺山修司さんから
「演出はしないほうがいい」と、アドバイスされたそうです。
演出をしていると、”ト書き”を書かなくなる・・
ご自身、文系で本を書くタイプ、納得されたそうです。

そんな中「他人に演出をされると気に入らない~!」
だだった子のような竹内銃一郎さんの一言に場内爆笑です。

新しい芝居、劇作家の傾向について、話が進みます。

「戯曲セミナー」で、コントの書き方を指導されてる別役さん。
今の若い人たちは、掛け合い(対話)の文体が非常に上手いそうです。
昔は「対話文体が書けたら一人前」といわれたそうです。
その反面、モノローグが書けない。
昔は、長台詞が多かった・・・
7年ほど前から、大学で教えられてる竹内さんも頷かれて
「当時は、普段でもしつこく会話していた」
「携帯電話やメールの普及によって、会話が短くなったのでしょう。
長い台詞は、言葉自身に意味は無く、語る人となりが伝わって来る。」
日頃の会話を思い出してひたすら・・・・う~納得です。
青木さんもご自身を「モノローグが書けない世代」とおっしゃいます。
そして、今の若い人たちの肉体的な変化にも・・
堅い物を食べなくなったせいか、顎などの骨格に変化が現れて
今の20代の若者が、台詞をしゃべることが出来なくなってきている・・
「・・・。」

今後の別役さん

安定を好まない別役さんは、65歳で出家される予定だったと
ドッキリ発言をされました。
定年というか、仕事がなくなった男は出家するのが理想だそうです。
「出家と同時に籍(無理ですが)も抜いて欲しい」(笑)

ここで『犬も西むきゃ尾は東』の演出をされた藤原新平さんが客席から
お出ましになりました。
文学座・他の劇団を含めて30数本の別役作品の演出を手掛けられた藤原さん。
奇跡に近かったとおっしゃるなかでも、文学座・アトリエの空間・役者・スタッフの
力が、後押ししてくれたと、改めて『犬・・』で理解できたそうです。

2.3本新作予定がある別役さん。
今後も精力的に元気に作品世界を描き続けて頂きたいです。
最後に、別役さんの功績と感謝をたたえる為に、感謝状の贈呈式があり
また今年古希を迎えられた別役さんに、ケーキが~☆彡
真っ直ぐ姿勢を正して受け取る別役さんの姿・・素敵でした。
作品はシニカルなものが多いですが、別役さんという人となりの姿に
魅力を感じてしまいました。
この人の宇宙なら、入り込んでみても後悔はないです。
でも、ちょっと怖いけど(笑)
・・っと、充実した2時間のシンポジウムは終了しました。

これで、わたしの別役作品の感想も終わりです。
長かったアトリエ通いも終わりました。ちょっと寂しい・・気も・・
とはいうものの『数字・・』の交流会に行きそびれまして
精勤賞狙いは、残念な結果に(><)
精勤賞が取れたら、ご褒美にケーキを食べさせて!!とおねだりしたかったです(笑)
やっぱり食べ物に一番弱かったぁ

それにしても今回の企画に携わった皆様、本当にお疲れさまでした~☆彡
とってもとっても充実した日々を過せることが出来ました。
そして今回この整理券の為に、早くからアトリエの前で準備されたスタッフの皆様
改めて感謝です・・・
もっと良い言葉で締めくくりたいと思いつつ言葉足らずですみませんm(_ _)m
by berurinrin | 2007-07-16 11:48 | イベント

シンポジウム第二弾『その宇宙からの眺め』1

別役実のいる宇宙ー新旧書下ろし連続上演ー
   シンポジウム第二弾『その宇宙からの眺め』  in 文学座アトリエ(7/1)

4/9に行われたシンポジウム『別役実ワールドと文学座アトリエ』に続いての
第二弾でございます。
今回は、ゆったりとしたソファとお茶のセット。まるで喫茶店ルノ●ールのような感じです。
司会は『数字で書かれた物語』を演出された高瀬久男さん。
そしてアシスタン兼給仕役として添田園子さん。

パネリストとして参加されたのは
劇作家兼演出家の竹内銃一郎さん、演出家兼俳優兼演劇集団MODE主宰の
松本修さん。そしてアトリエ公演『エスペラント』の作者、劇団グリング主宰の青木豪さん
豪華なゲストを招いての約2時間のシンポジウムが始まりました。

今年は、俳優座劇場でも“別役実祭り”という事で新・旧作3本が公演され
別役さんの作品が集中して公演されていましたが
『犬が西むきゃ尾は東』は、な・な・なんと別役作品130本目の作品になるそうです。
すごいっすよね~!(ちなみに文学座に書き下ろした作品は、25本)
そして『数字で書かれた物語』は、33年前の作品。

高瀬さん「今回再演に対して、当時の頃を思い出したでしょうか?」

別役さん「すっかり忘れていて、本読みのときに思い出しました
      (感想は?)くどいと思った(←ここで大爆笑)」

別役さん自ら、初期のくせ=くどい(笑)昔は、くどかったんだなあ~
今ではもっとあっさりした方がいいのでは・・
やはり時代は変わってる・・と、自問自答するようにおっしゃっていました。
なんか、頑固親父風(わぁ~ごめんさい!!)のお姿からは想像がつかないほど
とっても柔和なお方です。
と、いうことで、『数字・・』のお話を・・

『数字・・』は、ご紹介させて頂いたとおり日本の戦争直前「死なう団」という、
日蓮宗の青年部の一部が、江川桜堂さんを中心に新たに生まれた
宗教集団の一連の事件を題材にされた作品です。
別役さんは、昭和史の犯罪の軌跡として、関心をもたれていたそうです。
そんな時に、保坂正康さんの著書<『死なう団事件―軍国主義下のカルト教団』
角川書店(角川文庫)>をみて、この事件を追ってみたそうです。
「犯罪とは、時代を映し出す鏡である」と、おっしゃる別役さん。
ところが、昨今の事件は
「ひとつも時代性が無い。何か得体のしれないもの」
思わず頷いてしまいます。

高瀬さん「ところで、書き上げられた131本目は、ピッコロ劇団の子供向け・・」

そうなんですよね。別役さん子供向けの作品も数多く手掛けていらっしゃいます。
ご自身が代表をされている兵庫県立ピッコロ劇団を中心に
子供向けの作品も多数書き下ろされていらっつしゃいます。
始められたきっかけは、今は亡き・岸田今日子さんに勧められたそうです。
昔の童話をベースにして、現代風に書き上げるそうです。
将来の観客を育てる事にも力を入れておられる別役さん。
けれども、子供の素直な反応で刺激を受けておられるそうです。
例えば
「雪を降るかと思わせておいて、う●こを落とす。これがすっごく受ける(笑)」
「・・・・(確かに)」
まーまーf(^_^;)



・・次回に続きます。
by berurinrin | 2007-07-15 15:11 | イベント

7月の観劇予定なんぞ・・

う~ん、毎回ながら今更ですが(><)
観終わってしまったものも含めて今月の観劇予定なんぞ・・

・別役実リーディング集のラストを飾ったのは『にしむくさむらい』(感想UP済)
 終わってしまったのが、本当に残念。とっても贅沢で充実したリーディング集でした。

・ミズキ事務所プロデュース『黄昏のメルヘン』
  研修科卒業生の松垣陽子さん、小林優太さんがご出演です。

・演劇鑑賞協会例会作品は『カラフト伯父さん』本物の動く車が舞台に登場って(笑)

・征矢かおるさん、山崎美貴さん
  二人の素敵な大人の女性が繰り広げるユニット第一弾は、『愛の勝利』!!
  これに決まりです~☆彡

・この人の舞台は、見逃す事は出来ません!開拓者・古川悦史さんご出演は
 『YOU ARE HERE』!

・松垣陽子さんの同期で研修科を卒業された小石川祐子さんがご出演の
 現代制作舎『女優達』。

・以前ご紹介させて頂いたe+(イープラス)の得チケでゲットしたのは
 お弁当お土産付きの『レ・ミゼラブル』(笑)人生3度目のレミゼでございます。

文学座を卒業されて、劇団から巣立った方々から
お芝居のご案内を頂く事は、何よりも嬉しい事です。
なんか自分も頑張らなくっちゃって思います♪
by berurinrin | 2007-07-14 22:44 | 日常

『ぬけがら』が放送されます!

本日7/13(金)22:25~0:40NHK教育放送・芸術劇場『ぬけがら』が放送されます!
お見逃し無い様に~!!!
by berurinrin | 2007-07-13 08:56 | 日常