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<文学座2006座・パーティ>その5

文学座2006座・パーティのレポも終盤に差し掛かってまいりました。

豪華商品争奪じゃんけん大会!の始まりです。
司会は総合司会の佐古真弓さん、そしてアシスタントは先ほど
支持会・パートナーズ倶楽部新人賞を受賞した松岡衣都美さん。
じゃんけんマン(笑)は内野聖陽さんです。
勝負に弱い私は早々に脱落し「もう、一回じゃんけんしたいなぁ」と言ってると
うろうろと会場を回っていたほろ酔い加減の大演出家高橋正徳氏にトウセンボ(笑)
大人気ない(笑)大演出家が、ご機嫌な感じで去っていくと
演出部の所奏さんが「鵜山さん来られてますよ♪」とお知らせ下さいました。
実はその前に「鵜山さん来られないかも・・」と、わざわざ知らせてくださって
見た目はポーカーフェィスの奏さんですが、とっても優しい人なんですよぉ♪」
・・なんて、と思っていると母が居ない??
と、ステージ上で内野聖陽さん相手に、他の方々と一緒にじゃんけんしてる母が(笑)
結局は手ぶらで降りて来ましたが(笑)いい思い出になったようです。

母がいい思い出を作ったならば、私も!!
今回は、いつもと違う趣向でステージを夢中で拝見してしまったので
他の役者さんとお話をする事がほとんど叶わず・・・(><)
で母を置いて、限られた時間の中、お友だちと会場をうろうろ・・・。
すると、目の先にお客さまとお話されてる鵜山仁さんのお姿が・・!!!

ところが、すでにじゃんけん大会も終わり
「座員はステージに集まってください」の声!もうダメだぁ(涙)
するとお友達が鵜山さんの元へ声を掛けに行ってくれました。
「演出はステージに行かなくても大丈夫」と、笑顔の鵜山さんにやっと会えました♪
演出家といえども鵜山さんは、お客さまからも人気者です。
短い時間ですが、お話も出来て、ツーショット写真も(きゃぁぁ~!!)
来年は新国立劇場の芸術監督という、お忙しい役職に就かれ
なかなかお会いする機会もなさそうですが・・・でも、一生付いてきます(笑)
文学座では出来ない冒険を新国立劇場で魅せて下さい。

ステージ上では、戌井市郎さんのご挨拶が始まりました。
その後、加藤武さんの音頭で三本締めです。


えへへっ、私は鵜山さんのお隣で、ステージを見ながら一緒に
しゃしゃしゃん・しゃしゃしゃん・しゃしゃしゃんしゃん♪幸せでございます~☆彡

座・パーティも幕を下ろしました。
おおっと、目の前にはH.H.G『愛しのメディア』で頑張ってる頼経明子さんや
お疲れなのに笑顔一杯の古川悦史さんのお姿が・・・。
渡辺徹さんにイジられてた助川嘉隆さんの姿も♪
おおっ、壁に寄りかかっている「ちょいワル」もとい「激ワル」高橋克明さん、みっけ(笑)
出口では添田園子さんにもお会いできて、その後、やっと愛佳ちゃんとも再会。

そして、昨年と同様に私の文学座イベントが終了いたしました。

今年一年、本当に本当にお世話になりました。
励ましのコメントや直接掛けて頂いた優しいお言葉、新たな出会い・・・
すべてに感謝したします。
相変わらず文章べたで、あ~なんてだらだらと長い文章なんだと
半分呆れながらもお付き合いして下さってありがとうございます。
来年も今年同様、マニアックに文学座を応援させて頂く所存でございます。
なんで、「文学座なの?」と言われる方もいらっしゃいますが(笑)
ぜひ一度「文学座」という劇団の芝居を観てみて下さいませ。
そんなこの言葉を締めにさせて頂きます。

<ストイックに芝居を愛する集団「文学座」が作り出す世界・・面白くないわけがない!>
なんちゃって♪来年も劇場でお会いしましょう!

皆様にとって素晴らしい一年でありますように!!!
by berurinrin | 2006-12-31 23:55 | 日常

<文学座2006座・パーティ>その4

2006年文学座3大ニュースの発表!
栄えある第1位は!!じゃーーーん!!
戌井市郎、役者として舞台に出演!

そうです!下北沢ザ・スズナリにて『オールドパンチ』にご出演されました。
「えっ、内野(聖陽)君が1位じゃないの?」と言いながらの再登場の戌井市郎さん。
渡辺徹さんが、昔に出演された『マリウス』にも戌井さんが出演されていて
なかなか舞台から去らずにめんどう臭かった(笑)なんて事を、暴露されていました。
また、機会があったら舞台に立ちたいとおっしゃる戌井さん!素敵過ぎます!!

戌井さんの去り際に「1位だから褒美をくれ」
なんと、徹さんが戌井さんのホッペに熱いキス(爆笑)のプレゼント!
逃げるように去る戌井さん(笑)最高でした。

たかお鷹さん紀伊國屋演劇賞を受賞!の報告です。
ゆれる車の音』はテキ屋で『錦鯉』はやくざの役で、自分の性格とは全然違うと
おっしゃりながら、嬉しそうにご報告されるたかおさん! おめでとうございます!

来年の演目紹介です
70周年記念公演の『シラノ・ド・ベルジュラック』は、9日間公演で完売だったそうです。
本公演は2月、川崎照代さんの書き下ろし『初雷』です。
代表して倉野章子さんが解説をされました。
テーマは「お弁当」だそうです。倉野さんの優しい語り口・・・わたし大好きなんです。
そこで徹さんが
「(倉野さんに)角野卓造さんの何処に惹かれて結婚したんですか?」
「え~すべて♪」(倉野さん)
「すべてぇ???」
そこで角野さんが舞台に上がって来られてお辞儀をされました(爆笑)

アトリエで絶賛されて、本公演進出した『ぬけがら』の解説は飯沼慧さんです。
「生きてるだけがとりえの”粗大ごみ”みたいな(笑)わたしが『ぬけがら』のあらすじを
紹介しろということなんで・・・・」会場大爆笑です。
『ぬけがら』は本当に楽しい作品でした。
わたしも皆様に超おススメしたい作品です。
と、話し終わると、とっととステージから去られた飯沼さん。
マイペースぶりに最後まで大爆笑でした(笑)

アトリエでは、別役実さんの新・旧2作品の同時上演です。
『数字で書かれた物語』『犬が西むきゃ尾は東』
解説は藤原新平さんです。30年ほど前の当時の稽古場の様子で
スパゲッティを作って食べながら朝から晩までお稽古したお話をして下さいました。

日生劇場ではファミリーシアター『若草物語』
南一恵さんが解説をして下さいます。
南さんというと『月夜の道化師』で、キレちゃうおかあさん(笑)あのセーラー服姿
可愛かったですね♪
スペースゼロから日生劇場に移るファミリーシアター、これもまた楽しみです♪

マキノノゾミさん書下ろし『殿様と私』は、演出の西川信廣さんの解説です。
映画やミュージカルで有名な『王様と私』がベースになっているそうです。

最後はアトリエで公演される森本薫さん作品。
『華々しき一族』『かどで』、それぞれ演出の戌井市郎さんと森さゆ里さんが解説です。
10年ほど前の杉村春子さんの最後の舞台となった『華々しき一族』と同じスタイルで、
また『かどで』は倉野章子さん主演で密度の濃い作品になるそうです。

そして地方公演『踏台』『アラビアンナイト』があるそうです。

そして、徹さんからご挨拶が
「われわれの先輩も元気です。加藤武も元気です。金内喜久夫も元気です。
川辺久造も元気です。いつまで一緒にやれるかは心配ですが(笑)
これからも頑張っていきます!!」

徹さん、長時間の司会ありがとうございました♪
by berurinrin | 2006-12-31 22:00 | 日常

<文学座2006座・パーティ>その3

特設ステージでは「70周年を振り返る」トークショーに戻ります。
メイン司会は引き続き渡辺徹さんです。

話は、アトリエについて・・
俳優でもありアトリエでの演出作品も多い坂口芳貞さんと角野卓造さんが加わります。
「自分を育ててくれた場所」と語る角野さんと
「役者にとって実験的な場所である」と語る坂口さん。
そんな中、「(「渡る世間・・・」の)幸楽の親父はいつまで続くんですか(笑)」(徹さん)
常に笑いが起こります(笑)

2006年文学座3大ニュースの発表です。
じゃーん!!第2位は
内野聖陽!来年大河ドラマに主演!
と、いうことでものすごい歓声の中、内野さん登場です!
「ここで写真タイムを作ります(笑)」徹さん
すごいシャッターに、内野さんも笑いながら答えていました。
内野さんから大河ドラマ「風林火山」のあらすじを紹介された後に
「みなさん必ずご家族揃って見て下さい」(内野さん)
「はーい」
「あんたら子供か(爆笑)」(徹さん)
徹さんから大河の主役という事だけに、内野さんに対するいたわりの言葉とか
素敵な先輩後輩二人の会話が続きます。
と、徹さんから内野さんに
「避けては通れない事があります。報告を・・プライベートな事で」
「いやぁ特に・・(照~)」(内野さん)
「いや、あるある(笑)身内とか、座員とかにもちゃんと報告しなきゃ」(徹さん)
「(意を決して)わたくし、プライベートな事なんですが、今年結婚しちゃいました」(内野さん)
二人目を合わせて、うなずく徹さん(笑)
「(すかさず)と・同時に?!」(徹さん)
「(照れつつ)と・同時に・・パパにもなりました(笑)」(内野さん)
内野さんの退場の際に、加藤武さんから大きな声で
「ガンバレ~!!!」と声が掛かり
「うぃ~す!」と、答える内野さん

さて、次は2006年文学座3大ニュースの発表!第一位の発表です!
by berurinrin | 2006-12-31 19:29 | 日常

<文学座2006座・パーティ>その2

特設ステージでは「70周年を振り返る」トークショーが始まりました。
メイン司会は渡辺徹さんです。
スペシャルゲストに著名な演劇評論家である大笹吉雄さんを迎えて
文学座創立の当時のお話からはじまりました。
創立第一回公演の入場料が1円だったそうです。
そして、創立メンバーのお一人である戌井市郎さんもトークに加わりました。

びっくりしたのは、1967年『シラノ・ド・ベルジュラック』のレコードが!!
シラノは三津田健さん、ロクサアヌは杉村春子さん。
ちょっぴり高音で優しい声の三津田さんと情緒的な杉村さんの声が会場に響きます。
場面は、<シラノの週報の場>亡きクリスチャンの手紙を暗がりで読むシラノに
すべてを理解してしまうロクサアヌ・・切ない場面です。

そんな杉村さんの思い出を語るのは
最果ての地よりさらに遠くに』で、
辛い過去を背負った島国に生きた力強くて無邪気な女性を演じた
本山可久子さんです。
杉村さん・・怖かったそうです(笑)

さて、トークはちょっと中断して
2006年文学座3大ニュースの発表です。
じゃーん!!第3位は
月夜の道化師』『戯曲・赤い月』『アラビアンナイト』の公演が通算100ステージを越える
すごいですね!!
そして、代表して『アラビアンナイト』
外村史郎さんと太刀川亞希さんが、中東の打楽器を奏で始めると
アラビアンの世界が始まります。
歌いながら、助川嘉隆さん、木津誠之さん、沢田冬樹さん、三木敏彦さん
粟野史裕さん、山本道子さん、目黒未奈さん、浅野雅博さんが舞台に登場です。
「歌い終わったら恥かしそうにしない(笑)」と渡辺徹さんの絶妙なトーク。
100ステージどころか150ステージだそうです。
ここで渡辺徹さんの餌食(笑)となったのは、今年、アラビアン参加の助川さん。
「しゃべりたいか?」(徹さん)
「しゃべりたいです。」(助川さん)
「いくつ」(徹さん)
「今年で30になりました」(助川さん)
「どうよ、この座組みは?」(徹さん)
「いやぁ、もう体育系で、気持ちが通じ合う・・・・(徹さん去る)えええっ」(助川さん)

そして、マイクは粟野史裕さんに!
なんとご結婚されたそうです!おめでとうございます!!
結婚指輪を皆にご披露するお茶目な粟野さんに対して
どーんと、ツッコミを入れる徹さん(笑)

「70周年を振り返る」トークショーに戻ります。
by berurinrin | 2006-12-31 18:57 | 日常

<文学座2006座・パーティ>その1

<文学座2006座・パーティ>
200612/26(火)丸ノ内 東京會舘9Fローズルームpm6:00~9:00

この日は、一日中降り続いた大雨という天候でした。
が、このローズルームは別世界・・・・
2006年座・パーティ!大忘年会の始まりです♪

エレベーターが、9Fの扉を開いた途端
文学座の女優達が、受付に並んでおられます。
そんな中で、声を掛けてくださったのは、立石まゆみさん♪
今年は舞台でその姿を拝見する機会はありませんでしたが、
まゆみさんのブログでの『戯曲・赤い月』レポ、本当に楽しかったですね。
シラノ・ド・ベルジュラック』では、声のご出演もされていました。
「わーい!まゆみさん!!」と、喜んでいたら
まゆみさんの後ろから、愛佳ちゃんがにょきっ(笑)と現れました。
湖のまるい星』で、竹刀を振った愛佳ちゃんの姿、りりしかったですね。
来年のNHK大河ドラマ「風林火山」で、愛佳ちゃんがご出演されるそうです。
愛佳ちゃんの薙刀を振る姿・・・楽しみです♪

今回は母と参加したわたし。
受付を済ませ、会場の入り口に入るとまずは
「お米とか当選したら、どうしよっか(笑)」なんて、笑いながらくじ引きコーナーへ
くじ運の無いわたしですが、さすが文学座。
そんな私にも愛の手を差し伸べて下さいました。
「ウインタースポーツ賞」!えへへっ、スキーのペアのリフト一日券!Yeah~!(*^^)v
と、母を見ると
「お米、当っちゃった !」
すごい★恐るべし母(笑)
裸足』では、無邪気な大人な気ない(笑)保父さんを演じられた斉藤祐一さんと
オトコとおとこ』では、組合員いじめで会社で辛いいじめにあってしまった相川さんを
演じられた瀬戸口郁さんに対応して頂いて、会場に案内されました。

「文学座忘年会2006座・パーティを開催させて頂きたいと思います」と
第一声は、司会をされる渡辺徹さん。
「歌う青春アクション新劇俳優(笑)こと渡辺徹でございます」
そして『エスペラント』では修学旅行の引率の先生をさっぱりと演じられた
きりっとして美しいでも実はかなり面白いお方(笑)佐古真弓さん♪
このお二人の美しいコンビで始まりました。

特設ステージ上では
始まりのご挨拶をされたのは塾一久さん。
AWAKE AND SING !』で、パパを演じられた塾さん。
現在は支持会員、パートナーズ会員で合わせて2,000名弱だそうです。
素敵で陽気な塾さんの声に、ほーほーと、聞き入っていまいます。

引き続き、支持会&パートナーズ倶楽部代表として
支持会会長さまからの挨拶です。
ステージ上は順に、「今年はお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします」と
乾杯の音頭を金内喜久夫さん
『おとことオトコ』での金内さん、管理職を演じているのですが、嫌味役どころなのに
なぜか憎めず、逆にあのずっこけ振り(笑)最高でしたね。
地人会公演『飢餓海峡』の人間味があるけど、ねばっこく、しつこ~い刑事さんも
素晴らしかったです。

しばし、談笑の後は
今年昇格された新座員の紹介です。
ステージに上がったのは、演技部から斉藤祐一さん、ちっちゃいけどその演技力と
パワーに毎回圧倒されてしまう『エスペラント』では9・11を体験してしまった帰国子女を
演じた上田桃子さん、去年の試演会『僕と幽霊とサルビアの女』でエキセントリックな
女性を強かに演じられた高野智美さん。
演出部からは、『AWAKE AND SING !』を演出された上村聡史さん、毎回魔法のように
素晴らしい舞台を作り上げる乗峯雅寛さん。H.H.Gのセットも素晴らしかったですね。
欠席でしたが亀田佳明さん、星智也さん、細貝弘二さん
思えばすごい面子の同期ですね。
皆様、座員昇格おめでとうございます。
今後のご活躍期待していますっ!!!

支持会・パートナーズ賞の発表です!
特設ステージでは、支持会長さんとアシスタントには『裸足』ではちょっとおねえさん格の
保母さんを演じられました。歌えるし踊れるしとても器用な女優さん鬼頭典子さんです。
受賞者は『シラノ・ド・ベルジュラック』のシラノを演じた江守徹さん。
この受賞は納得でございます。本当に、何度でも何回もずっと観ていたかった作品です。
残念ながら江守さんは欠席で、代わりに人の良いラグノオを演じた三木敏彦さんが
受けられました。
同じく新人賞は2名でした。
『オトコとおとこ』、『AWAKE AND SING !』の松岡衣都美さん
『湖のまるい星』、『ゆれる車の音』の植田真介さん
今年研修科から準座員に昇格した松岡さんの地に足の着いたしっかりした演技力。
ユニークで個性的な植田さん・・お二人ともどの作品でも素敵でした。

さて、特設ステージでは渡辺徹さんをメイン司会で70周年を振り返る
トークショーが始まります。
by berurinrin | 2006-12-31 17:10 | 日常

H.H.G公演vol.9『冬のサボテン』

H.H.G公演vol.9『冬のサボテン』 in サイスタジオコモネ(12/24)

作   鄭義信
演出  高橋正徳
美術  乗峯雅寛

古びた野球場の控え室に集うのは、野球部OBの彼ら・・
彼らは、共通のある悩みを抱えているのです。。。。

『愛しのメディア』では、目の前の動きに、身を委ねて五感で感じられる作品と
例えさせて頂きましたが
『冬のサボテン』は、目の前の彼らの言葉、動き、眼差し。。一つ一つを受け止めながら
拾い集め、でも零れ落ちて消えてしまう・・・・氷のカケラ
そう・・消え入りそうな声で叫ぶ、溢れんばかりの行き場の無い想いのカケラが
すっと溶けていく瞬間を、瞬きをせずに目を凝らし見ていたい。
そんな繊細で細やかな情景を描いた作品です。

同じ作家の作品とは思えない程のあまりの違いを感じる作風ですが
共通しているのは、挫折感、絶望、偏見、手を伸ばしても届かない想い・・・
それでも夢を抱こうとする愛すべき彼らの行方・・・
愛への渇望・・・
だからといって、固いお話ではありません。
思う存分笑って、思う存分泣いて、好きなだけ・・・泣き笑いを許してくれる
温かさを持ち合わせています。

H.H.Gの今回の3つの物語・・・
生きていくのが苦しくなるくらい、切ないさまざまな思いに、
やっぱり人って、相手を傷つけながら愛していくのか?
愛しながら相手を傷つけてしまうのか?
そして自分も傷つきながら・・・・

狭いサイスタジオの役者達の心臓の音さえ聞こえそうな空間の中で
確かに、想いのカケラの落ちた音を聞いた気がしました。

~12/30まで in サイスタジオコモネ
by berurinrin | 2006-12-27 22:08 | 文学座観劇感想

H.H.G公演vol.9『愛しのメディア』

H.H.G公演vol.9『愛しのメディア』 in サイスタジオコモネ

作   鄭義信
演出  高橋正徳
美術  乗峯雅寛

メディアと名づけられた女性達はロクさん(上川路啓志さん)の下で集団生活をしながら
草太さんの援助をする為にロクさんの言われるがままに、働きはじめます。
思うように記録が伸びない草太さんと、方向を見失いメディア達を執拗に追い詰め働かせる
ロクさん・・・・疲労の為に体と心を蝕んでいくメディア達。
そんな彼らの先に、まだイオルコスの街の光は見えるのでしょうか?

メディアを演じるのは、文学座の女優の中からの選りすぐりの小悪魔さん♪達。
なまめかしい動きや台詞を連ねても、猥雑さを感じさせないのはすごい!!
くら~っとか、うぁっ~とする色気は、ちょっと・・・ですものね。
だって、海から来たメディア達・・ちょっと不思議系な彼女たちには
俗物的なものは当てははまらないのですから。
あっ、彼女達に色気が無い!と、云っているのではありませんよぉ、決して、決して。
そんな4人のキャラクターの各自の持ち味が、メディア達の存在自体の曖昧さと相まって
このへんてこで大人のおとぎ話の様な不可思議な物語に
観客の私達をやわらかく包み込んで誘ってくれました。

そんな愛らしいメディア達は
バレエのように指先まで美しくしなやかな動きで酔わせる山谷典子さん。
この山谷さんの目の動きや表情って、ちょっと違う・・霞を食べて生きてますっ!風な
不思議で魅力的に演じられていました。
アトリエの会での『アルバートを探せ』でも、加納朋彦さん演じる石原純さんが
地位も家庭も何もかも捨ててでも、彼女を選んでしまう歌人の原阿佐緒さん・・・
本当に美しかったですね。

ちょっぴり落ち着いたお姉さん的なメディアは、太刀川亞希さん。
穏やかで、皆より一歩下がった所に居ながらも、存在感はしっかりあるし
でも普通の女性とは、やっぱり違う立ち振る舞い・・
そんな太刀川さんは『シラノ・ド・ベルジュラック』で、シラノにからかわれる
シスターマルトさんを可愛く演じておられました。

ユニークさといえば、やっぱヨリちゃんでしょう(笑)頼経明子さん♪
せくしぃー(あえてひらがなで(笑))なお衣装で、いろっぽ~い眼差しを客席に向けて
・・・っと、そんな演技をされておられるとは露知らず、最前列で観てしまった私。
「ごめんねヨリちゃ~ん(><)」状態でしたが、しっかり受け止めましたよぉ。
ヨリちゃんビーム(笑)恥ずかしかったけど、えへっ♪
そんな、頼経さん演じるメディアは、清潔感があってユニークさの中にも、
力強さと可愛らしさを兼ね備えた一風変わったメディアの一員でした。
『シラノ・ド・ベルジュラック』でも、料理人ラグノオ(三木敏彦さん)の妻ルイズを
元気に演じておられましたね。
それにしても劇中劇(?)の山谷さんとの掛け合い講談(こういう表現で云いのでしょうか?)
鳥づくし・・すごかったですねぇぇぇぇ。もう、笑いすぎて、顎が痛かったです(笑)

元気といえば、元気で無邪気な天然系メディアは藤崎あかねさん。
思いっきり顔をくしゃくしゃにして泣き叫ぶ姿が、逆に可笑しさ一杯で・・
有志の公演『裸足』で、新米の保母さんを演じた彼女ですが
持ち前のピュアで新鮮な演技が好感が持てますね。
今後もとても期待が出来る女優さんです。

このすごいメディア達を相手に奮闘される男子2名は
H.H.Gでは、顔なじみの細貝弘二さん。
かっこいいですよねぇ。うん。(納得)
汗を光らせストイックなランナーを演じる目線のその先に幻のように映るイオルコスの町は
どんな魅力があるのでしょうか?
眉間にしわをよせ、歯を食いしばったその姿から
ふと、こぼれる笑顔がとっても魅力的な細貝さんです。
メディア達の彼を見上げるその眼差しがキラキラと輝くのも無理はありません。
『湖のまるい星』でも、体育会系(笑)恋に一途な(ちょっと邪道でしたが・・・)
剣道部員をコミカルに演じられていました。

そして、もうひとり草太さんを熱いまなざしで見つめるのは、ロクを演じる上川路啓志さん。
メディアとの共同生活から、少しずつかけ離れてしまう本来の目的とのズレの闇の部分を
大胆に演じ分ける事によって、嫌悪したくなる姿を逆手に取ってコミカルに魅せてしまう所に
上手く上川路さんのキャラが重なりましたね。
『シラノ・ド・ベルジュラック』中でもラグノオの料理人を「○×でござ~い♪」って
軽快に演じる姿がすごく印象的でした。

12/19~12/30 in サイスタジオ
by berurinrin | 2006-12-26 17:32 | 観劇感想

H.H.Gポケットシアター『オルビー作”動物園物語”より』

H.H.Gポケットシアター『オルビー作”動物園物語”より』 in サイスタジオ(12/23,24)

休日の昼下がり・・・男性(助川嘉隆さん)が、ベンチに座って本を読んでいます。
そこへ、一人の男性(古川悦史さん)が声を掛けます。
「・・・・.動物園に行ってきたんですよ」

「『動物園物語』が・・・・帰ってきたんです・・よぉ」「ね」「あのぉ~『動物園物語』が・・・」

ちょっと、冒頭の古川さん口調をちょっと真似てみました(笑)
二日間の限定ライブでしたが、本当に素敵な時間を共有できました。
私にとっては三度目の『動物園物語』でしたが
って事は、ストーリーは知っているのですが、毎回すごく緊張します。

今回は、二人の他に上川路啓志さんが、初めと終わりに登場して下さっていますが
なんか、もう・・笑えました。つーか、ヘン(笑)良いキャラです。

二人の妙な間合い・・空気感。う~ん、丁々発止の火花が・・とも違う緊張感。
しゃべり倒す古川さんVS天然ボケ担当は助川さん。そんなコンビの生み出す
どきどきしながらも、ちょぴり不思議ぃ~な世界。
けれども、ラストを知った上で見ると、アドリブ盛りだくさんの芝居ではなく
実はすごい筋立てだった事がわかると同時に
ラストに持っていくまでの緻密に計算された作品であることもわかります。

こんな世界を作り出すなんて、本当に素敵なお二人です。
二日間とも拝見した私。
全く違う作品に出会えたような感覚で、夢中で拝見してしまいました。
気を緩めてみていられないんです。観ている彼らをどんどん吸収したくなる貪欲な気持ち・・
何度再演しても、新しい気持ちで観ていられる心地よさ・・・
古川さんの貴重なゆる~いモノマネ芸も楽しかった(笑)

出来ることなら・・ベンチと文庫を抱えて、国中を演じまくり、世界制覇を目指して欲しいです。

12/23.24  in サイスタジオコモネ

H.H.Gの情報は、恐れ多くもリンクさせて頂いてる
古川悦史さんのオフィシャルサイトはっぴ~グラウンド
H.H.G公式ブログH.H.Gのヒラケ・ヒラケ・ゴマ
携帯版H.H.G公式ブログLOVE
浅野雅博さんのブログ産直あさの通信
そしてH.H.Gに大~きな大~~きな愛情とファンの目線で見て下さっている
阿藤智恵さまのブログへGOでございます
阿藤智恵の「気分は缶詰」日記
by berurinrin | 2006-12-25 21:08 | 文学座観劇感想

H.H.G公演vol.9『愛しのメディア』

H.H.G公演vol.9『愛しのメディア』 in サイスタジオコモネ

作   鄭義信
演出  高橋正徳
美術  乗峯雅寛

マラソンランナー草太さん(細貝弘二さん)と彼を「兄貴」と慕ってるロクさん(上川路啓志さん)
二人は、憧れの町イオルコスを夢に抱きながらトレーニングに精を出しています。
そんな二人の前に、海からやってきたというトランクを片手に4人の女性たちが現れます。
草太さんは、彼女らを「メディア」と名づけ・・・・

始まりました~!!H.H.Gことヒラケ・ヒラケ・ゴマユニット!もとい(笑)
Happy Hunting Ground でした♪
今回演出は、時には大音響ときには大演出家!時には色ものダンサー(笑)高橋正徳氏
同じく鄭義信さんの作品『冬のサボテン』と2作同時上演です。

とても不思議なへんてこな作品です。
H.H.G応援団長(偉い!)阿藤智恵さんから、アドバイスを頂いたのですが
台詞を理解しようとか、ストーリーを追うことを頭に置かないで!って
まさにそのとおりでした。
早めに席に着いて、深呼吸をして、静かに芝居が始まるのを待って
後は、彼らの動きに身を委ねて心の感じるままに・・・・・・。
観終わった後は、ぼーーーーっと、余韻を感じてうっとりしました。
よかったぁ~。わたし大好きな作品になりました。
こんなに五感を感じて楽しめる作品ってなかなか無いもの。
やったね!大演出家!!

さて、これから『冬のサボテン』です!
これは同じ作家が書かれたの??って思うほど、違うホンになっているそうです。
そして『動物園物語より』も同時上演です。

その感想は、次回へ・・うふふっ

さて、リンクを追加しました。
『冬のサボテン』にご出演の浅野雅博さんご自身のブログ産直あさの通信です。
とっても、あんなに、すごーくカッコいい浅野さんから溢れる文章・・ウケます。
絶対、笑いの神様に愛されてるとしか思えません(笑)
そして、浅野さんを応援されている方々のコメントが本当に温かくて素敵です♪

~12/30(土) in サイスタジオコモネ
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画像については事前にH.H.Gの許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2006-12-24 10:48 | 文学座観劇感想

12月アトリエの会『AWAKE AND SING !』

12月アトリエの会『AWAKE AND SING !!』 in 文学座アトリエ(12/16)

作  クリフォード・オデッツ 
訳  黒田絵美子
演出 上村聡史 

あれから一年後、ベッシー(寺田路恵さん)の言うままにへニー(松岡衣都美さん)は
生まれてくる子供の為に、外国人サム(中村彰男さん)と結婚して家を出ています。
空いたヘニーの部屋にはモー(高橋克明さん)が下宿人として住み込んでいます。
ラルフ(田中宏樹さん)は、恋人との関係で悩み
へニーもまたサムに愛情を持てずに苦しんでいます。
そんな中、へニーと喧嘩した傷心のサムがやってきます。
家族の前で、サムは「へニーが子供の父親は僕じゃない」と、言われた事を話します。
そして・・・その夜、事件は起こります。

今年最後のアトリエが幕を下ろしました。
急遽演目が変更となった作品とは、信じられない程に素晴らしい演目として
またひとつ、心に深く残った作品となりました。

今回、初日、中日、全楽と3回に渡って拝見いたしましたが
最後となったこの日・・何よりも驚いたのは
文学座公演初舞台で主演のラルフを演じ切った
田中宏樹さんとへニーを演じた松岡衣都美さんの目を見張る成長振りです。
田中さんは、元々内面の葛藤を表現することにかけては、以前より注目をしていましたが
今回は固かった表情もとても豊かに、まだ大人になりきれない青年が
色々な体験をしてゆくにつれて、終盤ベッシーを包み込むように語る程に成長していく姿が
そのまま田中さん自身の成長の過程のように、眩しくも頼もしく見守ることが出来ました。
松岡さんも、へニーの身を切るような行き場の無い激しい心情・・・そう
人生への絶望という、蓋を自ら閉めながらも、どう表現したらいいか・・
ぐつぐつ溢れ出す想いを身を切るように、切なく演じきったと思います。
きっと悩みながら演じたと思いますが、その姿が役柄とぴったり重なりあったかもしれません。
そして、この二人を伸びやかな成長を導くかのように囲む
俳優達の素晴らしい演技を忘れることが出来ません。
あ~楽しかった♪

この日のアトリエのお当番の客席係は、なんと若松泰弘さん!
かっこいいですね~。若松さんは来年本公演『ぬけがら』にご出演です。
去年アトリエで『ぬけがら』を観ましたが、本当に面白かったです。
このかっこいい若松さんが、お父さん達に翻弄される姿・・思い出してもぷぷぷって感じです。

さてっと、アトリエが終わったからには
次は幕が上がったH.H.G!!!
本公演でもないアトリエ公演とも全く違う比べることの出来ない新たな創造の世界です。

そんなH.H.Gの情報は、恐れ多くもリンクさせて頂いてる
古川悦史さんのオフィシャルサイトはっぴ~グラウンド
H.H.G公式ブログH.H.Gのヒラケ・ヒラケ・ゴマ
携帯版H.H.G公式ブログLOVE
浅野雅博さんのブログ産直あさの通信
そしてH.H.Gに大~きな大~~きな愛情と温かいエールを注がれてる(素敵過ぎます♪)
阿藤智恵さまのブログへGOでございます
阿藤智恵の「気分は缶詰」日記

では、サイスタジオでお会いしましょう♪
by berurinrin | 2006-12-20 23:07 | 文学座観劇感想