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文学座付属演劇研究所研修科発表会『天保十二年のシェイクスピア』
                                 in  文学座アトリエ(10/30)

作     井上ひさし
演出    松本祐子
協力    文学座演出部
アクション 渥美博

天保時代。下総の国。清滝という宿場町を舞台に陰謀と欲望の世界が繰り広げられます。
この宿場を牛耳っていた鰤の十兵衛が隠居を決意します。
この鰤の十兵衛にはお文、お里、お光という三人の娘に財産を分けようとしますが
お文とお里の美辞麗句に騙され、何も答える事が出来なかった優しいお光を追い出して
しまいます。そして、お文とお里の強欲権力争いから始まり
醜い姿で周りを混乱させる悪党・佐渡の三世次が現れ大きな騒動へと・・・

言葉・・言葉・・絶え間ない言葉の洪水と音楽の降り注ぐ、めまぐるしくも
エネルギッシュな舞台でした。
有名な作品だし、最近再演、TV中継もされた作品なのでご存知な方も多いと思われますが
この作品は、シェークスピアの戯曲の登場人物のエピソードが何重にも重なりあった
込み入った芝居で、井上作品には欠かすことの出来ない音楽もふんだんに使われ
またお色気シーンもあったりと、かな~り高度な作品。
名前のあるキャストはすべてメインの場面があるので、誰もが主役になれる作品です。

研修科生たちにも、期毎に特徴があって
今回のこの44期の研修科生達は、チームワークというよりの個々の個性の
ぶつかり合いから出る火花の激しさの競演、まさに『天保十二年のシェイクスピア』を上演するに
相応しいメンバーだったと思います。
それにしても皆、歌唱力、リズム感・・とてもハイレベルで驚きの連発です。
台本に忠実に4時間近い上演時間をものともせず挑戦した彼らにエールを贈りたいです。

今回は、な・なんと・・・なんと、皆さ~ん!(笑)アトリエに2階席が作られていましたぁ!!!
観やすい席を確保して下さったにもにも関わらず、一生の記念かも・・と、思って
2階席から拝見しました。2階席からの眺めは、舞台の裏、袖までも覗けてしまいますが
当たり前といえば当たり前ですが・・なかなかプロでも気を抜いた姿を目撃したりしちゃうんですが
彼らは徹底して、その姿が消えるまで舞台と同じように演技しつづけ、相手役を気遣い
スピーディーな場面の転換の際での、日頃のスタッフとのコミュニケーションの良さを感じさせる
素晴らしいバトンを受け渡しつつ、舞台を作り続けていました。
そして、彼らの演技や歌に彩を加えているのが生演奏。
舞台上手に拵えられたスペースにピアノ演奏(大森暢子さん)筝演奏(松本英明さん)。
パーカッションのように自由に操る松本さんの筝の演奏にびっくりしました。
この松本さん、演出の松本祐子さんの弟さんだそうです。素敵な演奏ありがとうございました。

終演後、隣のお稽古場では11月本公演の『シラノ・ド・ベルジュラック』の稽古中。
なんかとっても芸術の秋です・・・。
夜、板の間にタオルケッツン(?)だけでは風邪をひきますよぉ~ギョロ(笑)

次回の研修科の発表会は11月。。。リンクさせて頂いてる。研修科卒業生のかおりちゃんの
H.PのA SPOONEUL OF SUGARを要チェックしてみてくださいね!
いつも♪かおりちゃん!ありがとう(*^^)v

~10/1(日)まで in 文学座アトリエ(無料)
by berurinrin | 2006-09-30 23:39 | 文学座観劇感想

昭和45年頃を舞台にした宮崎県日南市。。実在に存在する乙姫神社。
豊漁祭を舞台に繰り広がるテキ屋のお話・・。
そんな『ゆれる車の音』の舞台裏を拝見してきました。
(ちなみに豊漁祭は、フィクションです)

舞台中央にでんっ!と置いてある黒い車。まじ本物の車です。
車種は○ンダ“ステップバン”、しっかりエンジン部分は空っぽ。
あっ、バッテリーは付いていましたが使用していないそうです。
ライトは、車内にスイッチがつけられ敏子さん(塩田朋子さん)が自ら操作されているそうです。
ゆらゆら揺れる車はそのまま、重蔵さん(角野卓造さん)が揺らしています。

舞台の上手にある南国の木“ココヤシ”これは本物です。ちゃんと根っ子もあって
毎日お水をあげてるそうです。すごーく重くて人の力では持てなくて、クレーンを使って
舞台の上に乗せたそうです。
“ココヤシ”の右手にある建物は“社務所”です。
神社には社務所という場所があって、お守りや絵馬、おみくじ、奉納等の受付場所。
ちょっと寂れた感じになっていましたが、きっと、20年前には華やかだったのでしょうね。

この社務所の裏には、自転車止めのような折り返し場所があって、坂の下から
自転車でつぅ~っと、降りてきて折り返して、舞台に出られるようになっていましたが
狭いし思いのほかスロープが長くて、実際自転車に乗って降りたり・・ちょっと怖そうでした。
特に丈太郎さん(たかお鷹さん)を後ろに乗せて大田川宏さん(植田真介さん)の二人乗りは
自転車止めの所でスタッフの方が待機されてるそうです。

スロープの一番上から客席を眺めると本当に高いです。太平洋ではなくて
客席中を一望できる素晴らしい眺めです。
スロープの途中に客席とは反対側には階段がありました。
降りると参堂の先には鳥居が二つ、その前には石塔・・近くから見ても本物そっくり★

鳥居の脇を通り、舞台袖に入ってから舞台監督の居るモニター場所を眺めながら
Uターンすると、そこは舞台下手にある公衆トイレ。
ここが一番興味ありました(笑)トタンで囲まれた壁はプラスチックで、窓はアクリル板に
黒のマジックで窓の割れた亀裂が描かれ、ガムテープで貼ってあります。
やはり本物のトタンは危険なので、プラスチックにされたそうです。
そして水道。上にタンクがあって、ホースを繋いで自然の流れで出るようになっていました。
流した水は、下に洗面器のような四角いトレイが流しの下にセットされてました。
使う水の分量を量って、洗面器を用意されたそうです。
公衆トイレの隣にはベンチがあって、掲示板にはラジオ体操のお知らせと
小さな「お化けのQ太郎の絵」細かすぎるぅ(爆)

お芝居の中で、怒った敏子さんが、車の鍵をトイレに投げ捨ててしまった後
重蔵さんが、木の枝を使ってトイレで何やら「ぴちゃぴちゃ」と音を立てる(笑)
恐ろしくも・・リアルな想像をしてしまうシーン。音はテープだそうですが
角野さんは、しっかり屈みながら「ぴちゃぴちゃ」と見えないところで、演技をされてるそうです。
また、この大事な枝を折るシーンも「えいっ!」と枝を折り、猫の鳴き声にびっくりする演技を
舞台の袖で演じておられるそうです。
客席からでは見えないこの姿・・いつか見せて頂きたいですね。ちょっと怖いですが(爆)

この時代には、まだダンボールがそれほど普及はされなかったそうで
移動にはりんご箱や竹や柳で編んだ行李(こおり)、木箱・・
ノスタルジックな気分になります。
そして、この時代にはバッテリーは、持ち歩いてはいないだろうとい事で
夜の宴会の場面の電気は、公衆トイレから電気を拝借!といことでコードを繋いで
車の上に、裸電球を点していましたが
頭が無防備(?)な角野さんとたかおさんが、裸電球に頭を当てて「熱っ!!!」
実際は熱くはないそうですが、さすがの演技力!!熱そうでしたぁ(笑)

舞台は九州なので、「酒!」といえば、勿論「焼酎!」って、ロビーのスピードくじの
景品にもなっていましたね。ところが、残念ながらお芝居では「お水」をグビグビ・・
しかし、後半登場する“ラムネ”これは、本物だそうです。
今も販売してるラムネの瓶と当時の瓶は違うので、昔の瓶を使って
なんとスタッフの方が、毎日ラムネ水を作って冷やしているそうです。
味もちゃんとあって、美味しいそうですよ♪
丈太郎さんが、ラムネを開けるとき「プシュッ♪」小さな音が聞こえましたか?

重蔵さんが、妖気を感じてびっくりしたのは
突如、車の後ろから出てきた小料理屋の女将のしのぶさん(山本郁子さん)。
車の後ろにあるスロープの石垣の壁には、戦争中の名残の防空壕の後がありました。
この防空壕から出てきたのでした(笑)

芝居が始まる前に、緞帳ではなくて
舞台中央の前に吊り下ろされていた幕(半幕というそうです)
これは4枚の大漁旗を重ね合わしたものでした。どうりでかなり派手でしたね♪
作家の中島敦彦さんからの頂き物だそうです。
って、どうしてお持ちだったんでしょう???でも、すごく素敵なアイデア★

今回セットがとてもリアルで細かくて、舞台をご覧になっていらっしゃらない方には
マニアックすぎて、なかなか伝わりづらいかもしれませんm(_ _)m
ぜひ、稽古場日記を書かれていらっしゃる丈太郎さんの息子メガネの雄太郎さん
浅野雅博さん)のブログで画像を見てくだされば、伝わりやすいと思います。

今頃このセットたちは、バラされているんでしょうね・・寂しいです。
でも次回作は、シラノですっ!『シラノ・ド・ベルジュラック』!!
お稽古も始まったそうです!楽しみだぁYeah~!(*^^)v
by berurinrin | 2006-09-24 17:59 | 稽古場/舞台裏話

日豪交流年公式事業ドラマ・リーディング『溺れる花嫁』 in 紀尾井小ホール(9/23)

脚本 マイケル・フィッチャー&へレン・ハワード
翻訳 名和由理
演出 鵜山仁
美術 乗峯雅寛

オーストラリアに住んでいるエレン(紺野美沙子さん)はパートナーのマット(今井朋彦さん)
と共に祖父のヴァルディス(坂口芳貞さん)の居るピッツパーグへやってきます。
エレンは亡くなった祖母サルミーテ(紺野美佐子さん二役)のある思いを秘めて・・・・
そして時代は1940年代。第二次世界大戦中のナチス占領下でのラトビア。
ナチス将校ブラント(今井朋彦さん二役)の元で働く、ラトビア人ヴァルディスと妻サルミーテ。
徹底的にいたぶるブラントに対し二人は互いを守る為の究極の愛の選択をします。

芝居によって知る歴史というものがあります。
例えば去年拝見した青年劇場の『谷間の女たち』これは南米のクーデターにより
男性達が軍に連れ去られ、女性と子ども達だけが残されたある村の悲劇の話でした。

今回はロシアの隣の小さな国ラトビアが舞台です。
第二次戦争中、この小さな国ラトビアは、ナチスドイツとソ連と次々に侵略され
大量のユダヤ人の虐殺がありました。
そして占領下のラトビア人はその度に翻弄され、生活を乱され破壊されていたそうです。
どちらも教科書にも載ってないし、普段の生活では知りえなかった真実です。

いつ自分が殺されるか解らない状況の中でも、愛する人を救う為に行う
自己犠牲・・・でも、その行為によって愛を壊してしまう・・でも、でも・・・
いくあてのない愛の物語です。
本当に辛い悲しい傷みの伴うドラマです。

舞台は現代と過去が交差し、坂口芳貞さん演じるヴァルディス以外は二役の構成ですが
すっきりした舞台の人物のわかりやすい配置。時と場所をスライドで表示するなど
細やかな心配りで、混乱することなく最後までこの愛の行方を見届ける事が出来ました。
そしてリーディングだから得られる私達観客の醍醐味というか、特権というか
俳優のその素の姿と声の力を借りて、思いのままの自分だけの
『溺れた花嫁』の世界を思い描く事が出来たと思います。

初日の今日は、偶然にも色々な人との出会いの場でもありました。
リンクさせて頂いている演劇専門書店ゴルドーニの素敵なオーナー!!
この方と出会えたことの巡り合せに幸せを感じています。
ブログでは辛口批評ですが、素顔のオーナーはいつも本当に優しくて温かい紳士です。
そして受付けにはお手伝いをされていた佐川和正さん!
それもスーツ姿(笑)いやいやお似合いです♪
東京原子核クラブ』での爽やかな演技素敵でしたね。素顔もとってもかっこいいです。
最近では白鳥哲さんの監督による映画『ストーンエイジ』に出演や次回作『VOiCE』の
宣伝プロデュサーと多彩に渡っています
そして・・演出の鵜山仁さん!きゃー!!(特に意味は聞かないで下さい・・・)
神様ありがとうございます!鵜山さんにお会いできました~(感涙)
お会いするたびに違うTシャツ姿♪日本一Tシャツが似合います(まじ、いいんです♪)
鵜山さんにとって、初リーディングとの事でしたが
これは私にとって貴重で最高のリーディング舞台でした。
秋の夜長・・じっくり思い出して余韻に浸れる素晴らしい作品です。

9/23(土).24(日) in 紀尾井小ホール
by berurinrin | 2006-09-24 00:36 | 観劇感想

故郷である油津にやってきた金丸一家ですが
足を踏み入れてみれば、あの頃の活気をすっかり失った故郷・・・
その変貌振りです。
同じテキ屋で現在は警察官、有江孝文さん(田村勝彦さん)、
選挙を控えた小玉仙一さん(鵜沢秀行さん)
そして宿敵丈太郎さん(たかお鷹さん)は、
今やスーパーを経営する息子の雄太郎さん(浅野雅博さん)に任せて隠居暮らし・・
そんな彼らの安穏とした現状の暮らしに
がっくりとする重蔵さん(角野卓造さん)に活を入れるのは奥さんの敏子さん(塩田朋子さん)
親のテキ屋家業に黙って従っている娘の真弓さん(栗田桃子さん)は、
冷静に周りを見る目を持ちつつも
自身の行き場の無い思いに心を閉ざしているようにみえます。

主演の重蔵さんは、角野卓造さんです。
気弱なモテ男・・・でも、テキ屋の口上を語る言葉の滑らかさ・・かっこいいです。
そしてギターを弾き語る姿も!それにしても男の切ない背中って色気がありますよね。
敏子さんじゃありませんが、男前でした!!
ゆれる車の中の男泣きされる姿、想像すると可笑しくて・・きゅんと切なくなります。

こゆるい感じがたまらなかったのは警察官の田村勝彦さん!
このぉ、世渡り上手!っと、制服を脱ぐと超派手系な衣装に身を包み
昔のテキ屋の面影も漂わせる遊び人。面白かったですね。
「**しちゃいか~ん」って、優しく重蔵さんに諭する宮崎弁ナイスでした。

存在自体がツボ状態(笑)鵜沢秀行さんが演じられた小玉さん!
その後選挙の結果はどうなったんでしょうね(笑)
重蔵さんの娘の真弓さんを気遣う優しい一面もありの小玉さん。
大好きでした。

丈太郎さんを演じられたのは、たかお鷹さん・・・。
どんな言葉の表現を使ったら、このすごい人物を紹介することが出来るのでしょうか(笑)
植田真介さんの漕ぐ自転車の後ろに乗って、それも日本刀を背負った姿での登場シーン。
そしてドスを利かせた鋭い声、眼光鋭い眼差し・・・・と、裏腹のあの姿(爆)
『國語元年』の白塗り元お公家(?)さん・・に引き続きぶっとんでしまいました。
小料理屋の寺原しのぶさん(山本郁子さん)に、ほのかな思いを捧げる姿は可愛かったです。
こうと決めたらやり遂げる!男気のある丈太郎さん。やっぱかっこよかったです。

この親にしてこの子あり!という言葉で表現しちゃって良いのでしょうか??
なんだかんだ良いながら、仲の良さを感じさせる丈太郎さんの息子雄太郎さんを
演じたのは浅野雅博さん。メガネを掛けた姿はとても新鮮でした。
あの中盤の油津ブラザーズのシーン。
二枚目からお笑いまで、なんでも出来ちゃう浅野さん。

雄太郎さんのスーパーで働くのは、テキ屋に憧れる大田川宏さん(植田真介さん)と
大田川さんにほのかな・・いや、かなり積極的にアプローチしてる
田畑千代子さん(太田志津香さん)。
20年前に重蔵さんと交際していたしのぶさん(山本郁子さん)は未だ独身ですが
微妙な年頃の一人娘げたのはあさみさん(渡辺文香さん)
を育てながら小料理屋の女将として店を切り盛りしています。

ご覧になられた方は、あまりの濃いキャラクターの面々にびっくらしたことだと思います。
って、わたしもその中の一人ですが(笑)
なにがびっくりしたって、敏子さんを演じた塩田朋子さんの姿。
あの『モンテクリスト伯』では気高く美しいメルセデス。
『踏台』ではバリバリの働く会社の上司でめちゃめちゃカッコ良く演じられました。
『湖のまるい星』では、恋多き人妻をセクシーに演じられた塩田さんがぁぁ
喧嘩っぱやくて、啖呵をきっちゃうテキ屋の女房!それにメイクも凄かったぁ。
メリハリがあって貫禄もばっちり、最後は綺麗な歌声も披露してくださって
惚れました私(笑)

重蔵さんは油津時代の若かりし頃、かなりのモテ男だったそうですが
その頃にお付き合いがあったのは、今や小料理屋を切り盛りしている着物姿もあでやかな
山本郁子さん演じるしのぶさん。
郁子さんの、声が凛として美しくって笑顔・・・超可愛い
(可愛いだなんて、すみません)でも可愛いんですよぉ。
重蔵さんと再会して、心の動揺が上手く整理できないしのぶさんの恋心が
今なお思い出になり切れない切なさが伝わりました。
そういえばN○Kで放送中の「チャングム」の皇后様の声の吹き替えは郁子さんです。
うちの母は郁子さんを影で「皇后様」と呼んでいました(笑)

重蔵さんの一人娘の真弓さんを栗田桃子さんが演じられました。
桃子さんは年齢不詳の女優さんです(笑)
テキ屋の重蔵さんの背中を見て育った少女のけなげさ・・・
本当にいじらしかったです。

とっても綺麗な女優さんなのに??
一生懸命な姿勢がズレちゃう役どころが魅力なのはスーパーの店員
田畑千代子さん(太田志津香さん)。
この方が声を発すると、なんだかとってもほんわか~♪
癒し系の素敵なキャラクターですよね。
同じ店員の大田川宏さんを一途に想う姿は、めちゃめちゃ可愛かったです。

山本郁子さん扮するしのぶさんが女手ひとつで育て上げたのはあさみさん
(渡辺文香さん)。渡辺さんは、とっても可憐な女の子でした。
現在は研修科一年生。先日は研修科生発表会『天保12年のシェイクスピア』では
開演前の挨拶をされてました。
by berurinrin | 2006-09-23 20:32 | 文学座観劇感想

2NK PROJECT『ハムレット』ステージリーディングのお知らせ

翻訳:演出  佐藤里恵

日時 10/30(月)、31(火) 18:30開演(開場30分前)

料金 2,400円(当日2,800円)

前売発売 10/2(月)

於 シアターX

チケット、お問い合わせ:オフィス樹03-5337-8368(平日11:00~17:00)

2年がかりの『ハムレット』企画の第一弾はリーディング。
そしてハムレット役はWキャストになるそうですが、文学座の助川嘉隆さんが挑みます。
後半はレアティーズを演じるそうです。
アラビアンナイト』で弾けた助川さんが、今回は苦悩するハムレット・・・
私たちにハムレットの言葉によって、どんな世界を創造させてくれるのでしょうか?

演出の佐藤里恵さん・・・とっても魅力的な女性です。
以前、お会いした時に熱っぽくハムレットのオリジナル翻訳への意気込みを語っていた姿
忘れる事ができませんでした。実現への向けてカンバル佐藤さん!とっても素敵です。
ぜひ~♪
by berurinrin | 2006-09-22 10:33 | 外部出演

文学座12月アトリエの会『ボイス・オブ・ムーン』のお知らせ

作   松田正隆

演出 高瀬久男

美術 奥村泰彦

出演 寺田路恵、尾崎愛、高橋克明林田一高

日程 12/2(土)~17(日)

前売 11/1(水)

料金 4.000円(当日4.300円)

場所 信濃町/文学座アトリエ

今年のラストを飾る作品。松田正隆さんの書き下ろしです。
松田正隆さん・・最近ではH.H.Gでの『蝶のやうな私の郷愁
心の隙間に入ってくる怖さと傷みを感じた作品でした。
美術は京都から発信の劇団MONOの役者さんでもある、奥村泰彦さん・・
思い出すのは『湖のまるい星』の温かみのある美しい舞台美術です。
キャストもとてもユニークな組み合わせですね。なかでも研修科二年生ながら『湖のまるい星』
や『戯曲・赤い月』で頑張っていた尾崎愛さん!
今回も持ち前の伸びやかな演技で頑張って欲しいです!かんばれ愛さん★
とても楽しみです♪
by berurinrin | 2006-09-18 21:28 | 文学座公演情報

劇団青年座公演『夫婦レコード』 in 俳優座劇場(9/16)

作   中島淳彦
演出  黒岩亮

中村康夫さん(津嘉山正種さん)の妻・民子さんが町内会の温泉旅行先での心臓発作。
あまりに突然すぎる死。うろたえる康夫さんと娘5人達。
残された者たちの民子さんに対する様々な思いが交差して・・

さてさて<中島淳彦まつり>開催中です!!
祭りだ!わっしょい!という事で、参加してきました。
いやいや素晴らしい・・癒されました。

登場人物は、突飛な人は出てきません。
今日・明日訪れるかもしれない?舞台は我が家やご近所さんかもしれない
びっくりたまげる日常の特別出来事のヒトカケラ・・・
そこから生まれて広がるホンワカした空間の人間模様です。
そして必ず出てくるのは、ダメダメな男性諸君(笑)VSしっかりもので可愛い女性達。
情けなくておろおろしている男性陣のお尻を叩くように
逞しく無我夢中で清々しく・・そして五里霧中の私たち・・
中島敦彦さんの作品を観を終わる度に、ノスタルジックな思いと爽やかな感動
人生にエールを贈ってくれるような温かさを感じます。

残念ながら今日までの公演ですが、いつかまた・・・・ぜひ♪

あなたはパートナーと寄り添って生きていますか?

そういえば、俳優座のすぐ隣にあるお蕎麦屋さん!美味しかったです。
やっぱ心を満たした後は、お腹を満たさなくちゃ(笑)

9/13(水)~17(日)まで  in  俳優座劇場
by berurinrin | 2006-09-17 14:34 | 観劇感想

文学座創立70周年記念 紀伊國屋書店提携
文学座本公演『初雷(はつらい)』仮題<速報>

作   川崎照代
演出  藤原新平

2/23(金)~3/5(日)

於 紀伊國屋ホール

川崎照代さんの書き下ろしだそうです。
川崎照代さんと藤原新平さんの黄金コンビ♪による家族の姿・・・うわぁ~観たい!!
野分立つ』といえば、ピンとこられる方が多いのでは・・
実は、このお二方は去年STAMP公演『油単(ゆたん)』でも素敵な家族のあり方を
魅せて下さっています。実は『油単』来年11月に横浜演劇鑑賞協会での
公演が決まっています。うふふっ・・
ぜひ、ご期待を!!
詳細わかり次第UPいたします。
by berurinrin | 2006-09-16 10:31 | 文学座公演情報

文学座本公演『ゆれる車の音-九州テキ屋旅日記-』 
                          in 紀伊國屋サザンシアター(9/15)

作   中島淳彦
演出 鵜山仁
美術 石井強司

宮崎県、油津。
ここの地にやって来たのは、金丸重蔵さん(角野卓造さん)妻、敏子さん(塩田朋子さん)
娘の真弓さん(栗田桃子さん)。車一つで国内中を渡り歩くテキ屋を生業としている
この金丸一家は、20年前に故郷である油津を追い出されてきたのでした。
油津に現れた金丸一家を前に、20年前の因果がよみがえって・・・

「おもしろいのかぁ~。つまらないのかぁ~」って(ゆる~く宮崎弁の感じ)で
つまらないわけがないじゃん!って(語尾が強い横浜弁の感じ)★浜っこなんです私。
いいっす!超いいっす(笑)この作品!
今や超人気の中島敦彦さんとタッグを組んだのは・・うふふっ
鵜山さん!!きゃ~♪(いやあ、特に意味はありませんが・・)
いやいや、とってもこのお二人、相性が良い感じ・・そして美しい石井強司さんの
美術が映えた素晴らしい舞台、芝居です。

心を真っ白に、何の先入観も持たずに客席に座れば
目の前で起こってしまう、どうしようもないオジサン達のはちゃめちゃで情けない姿と
年代問わずしっかりした女性たちのかっこ勇ましい姿にほれぼれいたします。
たくさん笑って、笑って。。その後は、爽やかな秋の気配を感じられる清々しい思いを
心に残してくれる。。。そんな優しい気持ちのいい作品です。

・・・っと、初日が開いた翌日なので、ネタバレしちゃうともったいないので
今は、この辺で(笑)

テキ屋家業のお話しという事で、今回の劇場ロビーにはテキ屋出現?
縁日のような賑わいでくじ引き大会が開かれて、平日の昼間だっていうのに
すごい熱気に溢れておりました。
ロビーのテキ屋さん達は、上川路啓志さんと清水圭吾さん
勇ましい姿はくじを引くお客さんに埋もれていました。楽しそう♪って見てると
初めて文学座の芝居を一緒に観た母が、2度もくじ引き大会に参加していました(笑)

そうそう、パンフレット今回は盛り沢山です!
ぜひご購入を!(文学座の回し者ではありませんが・・・)
テキ屋用語とか、テキ屋さんの世界が垣間見えるエッセイが読み応えタップリ。
そして、ホセ・フランキー氏の書き下ろしの挿絵がナイスJOBです(笑)

入り口には、チラシを渡してくださる笑顔の、のびのび~のび太くんの西岡野人さんと
反対側には、『アラビアンナイト』の美女シャハラザードを伸びやかに気高く演じられた
目黒未奈さんです。とってもお会いしたかった未奈さんに、偶然お会いできて
嬉しかった私♪さりげなくぎゅっと握って下さった未奈さんの手は優しかったです。

そして、チラシに入っていた<中島淳彦まつり>!
そう祭りですね。ここ半年位、わたしの中ではすでに<中島淳彦まつり>開催中でしたが
明日はそう、青年座『夫婦レコード』を観劇してきますYeah~!(*^^)v

~9/24(日) in 紀伊國屋サザンシアター
当日券あります!ぜひ・・私?
「行くのかぁ~行かないのかぁ~」って(ゆる~く宮崎弁の感じ)で
「行かないわけないじゃん!」って(語尾が強い横浜弁の感じ)★もちろんまた再見します。
なんか、耳に残る宮崎弁です(笑)
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画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2006-09-15 22:16 | 文学座観劇感想

『夜の来訪者』 in  俳優座劇場(9/10)

作:J・B・プリートリィ
訳:内村直也
脚本:八木柊一郎
演出:西川信廣

倉持家では、長女沙千子さん(藤本喜久子さん)と黒須辰男さん(川井康弘さん)
の婚約が正式に決まり幸せな家族団欒の最中。
そこへ、突如現れた影山刑事(外山誠二さん)が
2時間ほど前に、ある女性が自殺をされたと伝えにきます。
苦しんだ末に自ら死を選んだ女性を、自殺に追いやった人物とは?
容赦ない影山刑事の追及が始まります。

去年に引き続きの同じ配役による再演です。
拝見したこの日は千秋楽。追加席も一杯で、客席も千差万別のお客様
気になる演出家マニアックな中野志朗さんの姿もロビーで発見。
中野さんは、サイスタジオで『背中から40分』を演出をされた方です。
私は彼の独自の世界観がとても好きなんです。
難解な作品も多いのですが、ぜひ「エリザベス朝演劇」のどろどろした悲劇を
演出して欲しいなあ~観たいなあ~っと、願っております。

何回観ても最高に面白い作品です。
コメディなんだかサスペンスなんだか、ホラーもあり?!盛りだくさんの要素を含みながら
あっという間の休憩無しの2時間弱。
わかっていながらもドキドキワクワクの凝縮された贅沢な内容です。
裕福な資産家でなんの苦労も不自由もない人々の笑顔の仮面がはがされた時、
そりゃもう、恐ろしい事に・・・
この作品を見てしまうと、人のささやかな言葉や行動が当人は全く意識が無くても
受け側によっては、悪意に感じたりその後の人生まで変えてしまう
恐ろしさを感じます。
他人事ではないかも・・うっ、怖っ!気をつけよう自分。

これからこの作品の遠征を待ちかねている皆様。
あっと驚く展開をお楽しみに!!

そして20代の古川悦史さんの、ご自身が認める?名台詞
「お母さんのばかっ!」聞き漏らさないように!
でもその言葉を発する古川さん、全く違和感無いのです(笑)
古川さんのお坊ちゃんとした姿。。。甘えん坊で、どうしようもなさげな姿・・
そして素直に自分達を反省する姿が可愛く見える・・不思議な役者さんです。
また、外山さんの遠くを見つめる眼差し・・・・怖・素敵です!

9/6(水)~9/10(日) in 俳優座劇場
by berurinrin | 2006-09-13 21:42 | 観劇感想