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『ゆれる車の音』稽古場見学

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夜になると、秋の気配も漂い始めましたが
まだまだ昼間は暑いっ!ですね(笑)そんな中、文学座のアトリエへ
ゆれる車の音ー九州テキ屋旅日記』の稽古場見学に参加してきました。

『ゆれる車の音』だけに、舞台の上にはしっかり本物の車がでーんっと、乗っていました。
エンジンは取っているそうですが本物です。
車を囲むようにアトリエのスペース一杯に広がった、実寸台の舞台セット。
わぁ~っと、圧巻です。立体的で細やかで、、まだベニアで組み立てられた状態ですが
これからどう色付されて変化していくか、楽しみでわくわくします。
そんなわくわく感を煽って下さる美術は石井強司さんです。
石井さんは日本舞台美術家協会理事をされている方でもあり、
本当に温かみのある素敵なセットを魅せて下さる方です。

さてアトリエの入り口には、今回は高橋大演出家いや、高橋大道具(笑)の
高橋正徳さんの姿を発見♪
そして!『オトコとおとこ』でデビューを飾った栁橋明典さんは
今回はプロンプターさんとして、作品を影から支えておられました。
プロンプターさんは、常に芝居を観ながら台本を読んでいて
何かあった時は、芝居の流れを壊さない様に台詞を読み上げて
目を見張るほどの素晴らしいタイミングで役者や演出家のフォローをされます。
なので、舞台を見つめる視線上に背を丸めて台本を水平に持っている
姿勢は独特で大変そうです。

舞台は、角野卓造さんを筆頭に、たかお鷹さん、田村勝彦さんの『缶詰』『踏台』トリオ
を中心に塩田朋子さん、鵜澤秀行さん、植田真介さん、太田志津香さんらが
お酒を飲んでいる所に、栗田桃子さんが絡んで・・・。
そして山本郁子さん、渡辺文香さんが現れて・・・っと、なにやら起こりそうな気配です。
全員が揃った所までを拝見する事が出来ました。
これから本格的に細かく演技を付ける工程になるようで
演出の鵜山仁さんは静かに台本と芝居とを交互にじっと見つめておられました。
寡黙な鵜山さんの後姿は本当にかっこいいのです。惚れ惚れします。

んっ?全員のはずが、浅野雅博さんの登場を書いてませんって?
もちろん忘れたわけではありません。だって、
今年の暑中お見舞いのお葉書は浅野さんから頂きました(ちゃんとお礼言いましたよぉ♪)
えへへっ(笑)浅野さんのこの場面のご登場シーンは、素敵ですよぉ~♪
すっ~っと、って感じです。ぜひ、これは実際の舞台で確認してみて下さいね(笑)

中島淳彦さんの作品は、今年になって『兄妹どんぶり』『酒坊ちゃん』『エキスポ』と
3作品拝見していますが、どれも温かく、笑って笑ってほろり。と素敵な作品でした。
今回もぷっと吹き出してしまうようなシーンや心癒される優しい言葉に胸を熱く
する事だと思います。
そして、家族の絆を改めて感じさせてくれるのでは・・・
実は今回、母と一緒に観るんです。
私の母は芝居よりもミュージカル。それもハッピーエンドじゃなきゃ観ない!という
超わがままで、今まで一緒に本格的な芝居を観た事がありません。
この作品で母は芝居&文学座デビューしますYeah~!(*^^)v
だって、中島淳彦さんの作品を文学座を見せたかったんだもん。
母からどんな感想を聞けるか?どきどきです。

そんな、期待大の中島淳彦さんのブログかなり面白いです。
浅野雅博さんのお稽古場日記と合わせてご覧になると、とても参考になると思います。

前売チケットに関しては、昼の部の公演が残りわずかな日が多いそうですが
当日券も発売されるそうなので、前売で入手できなくても当日チャレンジしてみて下さい!!

注)画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2006-08-27 22:25 | 稽古場/舞台裏話

巣林舎第4回公演『出世景清』

巣林舎第4回公演『出世景清』 in 紀伊國屋ホール(8/26)

企画監修 鳥越文藏
台本演出 鈴木正光
美術    石井強司

平家滅亡後、熱田神宮に落ちのびた悪七兵衛景清(若松泰弘さん)は、熱田大宮司
三木敏彦さん)の娘、小野姫(北村由里さん)を妻にしますが、源氏に一矢報おうと
その時期を狙っていました。
そして五年後、頼朝(城全能成さん)が奈良の大仏再興工事の際に上洛することを
知った景清は、京に向かい愛人の阿古屋(吉野佳子さん)と子供達の住む場所に
一旦は身を隠すことにします。
その事を知った阿古屋の兄十蔵(浅茅直樹さん)は、“賞金”目的で景清を訴人
するように阿古屋に申し出ますが、断られます。が、そこに景清の妻と名乗る
小野姫が熱田から訪ねてきます。。

やはり今回は主演の景清を演じた若松泰弘さんと
最近はコメディー路線もOKな城全能成さんの
文学座誇る超2枚目競演ということで、本当に楽しみにしていた演目です。
そして文学座から8名ものご出演!いやぁ、近松の世界に酔いました。

前回『曾我会稽山』では、悲劇に向かって突っ走る若々しいヒーローを演じられた若松さん
でしたが、ひげを生やして、どっしりとした立ち姿の美しいこと・・
風格のある大人の香りが漂う姿もまた素敵です。

話はわかりやすくて展開がドラマティック・・
忠誠と愛と欲に翻弄された人間の性が景清を中心として、
おろかにも悲しく描かれた作品でした。

お互いが唯一無二の景清の妻だと信じた二人の女性の絶望と嫉妬の結果、
愛人の裏切りにより、密告され牢に繋がれた景清の元に
許しを乞いにやってきた愛人とその子供達を許す事が出来なかったばっかりに
目の前で愛人と自分の子供達が自害をする場面。
子供達の哀れでけなげな姿と自ら招いた悲劇に苦しむ阿古屋さんの痛々しい姿・・
目の前で起こる惨劇に首、手、足を鎖でつながれて、身動きできずに
血を吐き出すような景清の慟哭・・・
すさまじいばかりの場面・・

死を覚悟している景清の前に現れた頼朝を演じたのは城全能成さん。
この二人の対決の場面も気迫せまる素晴らしい場面でした。
天下を取った頼朝の度量の大きさで丸ごと景清の心を絡め取る場面。
城全さん、見事でしたぁ
でもその後の若松さんも凄かったぁ・・・。鳥肌が立つほど感動した私です。

いやぁ、登場まで待ちましたよぉ。。城全さん♪
お芝居はもんのすごい展開をしているので、後から登場する(それも2幕の終盤)
きっと城全さんご自身、舞台の裏では一人重圧の中での孤独な戦いがあったのでは・・
と、思いきや芝居の冒頭の場面での雪が舞うシーン・・
裏で雪を降らせておられた裏方♪頼朝さまでした(笑)

8/23(水)~8/27(日) in 紀伊國屋ホール

次回は2007年10/10~16日『信州川中島合戦』(紀伊國屋ホール)
by berurinrin | 2006-08-26 21:47 | 観劇感想

残暑お見舞い申し上げます

連日の猛暑・・ばてばてになりそうです。いや、ばててます。
わたしの部屋には冷房があるのですが、ここ何年も使わず扇風機で生ぬるい風を
身体に受けつつパソコンに向っております。

文学座の支持会に入会すると、チケットや会報やら特典がいくつもありますが
なかでもサプライズで、この季節にやって来る最高のプレゼント♪
それは文学座の座員の方から送ってきて下さる直筆の“暑中見舞い”のはがきです!!
このポストカードのデザインも文学座の方の手によるものです。
今回は藤野級井さんでした。
池に浮いた葉の上に水滴が落ちて、池の底にはおたまじゃくしが漂っている・・
とても清涼感のある絵柄で、今はわたしのPCの隣に飾ってあります。

藤野級井さんといえば、素晴らしい舞台の色々な小道具・・それもかなりユニークな
代物が、藤野さんの手から生まれてきました。
アトリエ公演『ぬけがら』のお父さんの“ぬけがら”(笑)・・ストッキングで作られた
“ぬけがら”近くで拝見すると、なかなかリアルで「ぬ・けがら~!!」って
普通触りたくなる衝動にかられますが、さすがに手が伸びなかった“ぬけがら”でした。
また、文学座+青年団での『卵』の不思議な骨董品や『お月さまへようこそ』の
きもかわいいお化け達・・。
小物ひとつで作品の印象が変りかねない重要な役目を担う藤野さん。
芝居になくてはならない縁の下の力持ちさんですね♪
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by berurinrin | 2006-08-20 22:22 | 日常

『LOOT~薔薇と棺桶』

『LOOT~薔薇と棺桶』 in 草月ホール(8/6)

作 ジョー.オートン
訳 喜志哲雄
演出 鵜山仁

ロンドン。
折りしもマクリーヴィ氏(樋浦勉さん)の夫人の葬儀の日。
夫人の棺の前で悲痛な面持ちなのは、亡き夫人の看護婦フェイ(安寿ミラさん)
しかしフェイは遺産を巡ってマクリーヴィ氏に結婚を迫ります。
マクリーヴィ氏は夫人の遺産で大好きな薔薇園を作ると言い出します。
マクリーヴィ氏の息子のハル(及川健さん)は、葬儀の前日に仲間である
葬儀屋のデニス(野沢聡さん)と銀行強盗を働いて、奪ったお金をどう隠すか思案中。
そこへ水道局員と称したトラスコット警部(若松武史さん)が乗り込んで・・・

笑いのツボは、トラスコット警部を演じた若松武史さんです。
こんなに変な(笑)いや、面白い若松さん!その怪演振りにびっくりしました。
だってこの前に拝見したのはガジラのあの・・『ひかりごけ』・・・(><)
独特な声の鷹揚の声も最高!気がつけば若松さんばかりが目に付いて、
やばいファンになりそう(笑)
初めて拝見した安寿ミラさん、過去10年間に結婚した7人の男性がなぞの死・・
という過去を持つ看護婦のフェイさんが、危ない魅力を振りまく素敵な女性でした。
実は来年に横浜演劇鑑賞協会では、安寿ミラさん主演の『ハムレット』の公演も
あって、生安寿ミラさんを拝見したかったんです♪

さて、出番は少ないながらもインパクト大賞がというものがあるのなら
進呈したいのは、警官メドウズさんを演じた上川路啓志さん★
上司がすごいキャラなのですが、メドウズさんも負けてません(笑)
フェイさんの手にキスをする時の恍惚とした表情・・思い出しても笑えます。
この舞台をご覧になった皆様。この上川路啓志さんの名前覚えておいて下さいね。
将来とっても楽しみな役者さんなんです。

初演は18年前、やはり鵜山さんの演出によるものでした。
この作品の真の主演は「死体」さんです。
この「死体」さんを前にして右往左往する、自己中心的な人たちのとんでもない
姿が完璧なお笑いを誘っています。なので、観る方によってはかなり好き嫌いが
はっきるする作品かもしれません。
特に再演だからといって台本は変えてないと、鵜山さんがおっしゃっていましたが
18年経っても、しっかりしたブラックコメディとした作品として成り立っているのは
きっと世の中の変化に対しても「死」に対する概念が変わってないからかもしれません。

さて、この日は超サプライズ♪
偶然にもお友達に休憩時間に再会したり、なんと遠くからペンライトを振りながら
可憐に客席案内のお手伝いをされていたのは、劇団民藝で修行中の女優さん★
そうリンクしてる研修科卒業生のかおりちゃんでした。
かおりちゃんは上川路さんの同期。なんか素敵です。

8/3(木)~8/13(日) in 草月ホール
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18年前の初演のパンフと今回のパンフです★
ちなみに、この作家ジョー・オートンさんは、ホモセクシュアルで同棲中の男性に
撲殺されたそうです。その男性は睡眠薬を飲んでという、無理心中。
34歳での死でした。
by berurinrin | 2006-08-15 16:30 | 観劇感想

『夢の痂』

シリーズ「われわれは、どこへいくのか」④東京裁判3部作 第3話
『夢の痂』 in 新国立劇場小劇場THE PIT(7/22)

陸軍大佐、大本営参謀であった三宅徳治さん(角野卓造さん)は
「戦争責任は作戦立案した我等にあり」と遺書を残し、自殺を試みるが失敗します。
そして、兄の営む古物商で働き始めた徳治さんは、東北のある佐藤織物の
当主・八代目作兵衛さん(犬塚弘さん)の屏風美術館の開設の為の手伝いをしています。
東京では東京裁判が開かれている最中ですが、天皇の東北巡幸が決まり
佐藤家にお泊りになるかもしれない?というニュースが飛び込んできます。

東京裁判第3部作第3話・・との事ですが、「東京裁判」という言葉はこの芝居の中には
一言も出てきません。とはいうものの、実は昭和の歴史は殆ど無知な私です。
この作品の根底に流れる「東京裁判」の事を少しでも勉強しなくては
話について行けないと思って、買いました!小林よしのりさんの「いわゆるA級裁判」
ついでに「戦争論」、またまたついでに「戦争論2」・・・・。
読んではみたものの、戦争について語るほどの資格はありませんが
「戦争」とは?という疑問について自分の問いに対する答え見えた気がしました。
知る事、知らなくてはいけない事・・よかったら一度手に取ってみて下さいね。

話が横道にそれてしまいましたが
井上ひさしさんの新作。それも2年おきに同じキャストで3部作を!という趣旨の元に
今回も音楽と言葉による美しいハーモニーが魅力的な俳優人によって
彩を与えてくれました。
戦前は神の存在であった天皇が、終戦を境に我々と同じ人間になった天皇に対し
迎え入れる立場の佐藤家の大騒動振りが滑稽で、
唯一天皇に合ったことのある徳治さんが、天皇の真似をしているうちに変な具合に
なってきたりと・・戦前、戦後に戸惑う人々がユーモラスに描かれています。

冒頭の場面で、角野さんが舞台の前面に倒れているシーンがあるのですが
偶然にも最前列に座っていた私。角野さんからすごく~いい香りが漂ってきて
香水フェチのわたしには、嬉しかったです♪
・・・って結局はミーハーな感想しか書けないベルでした(><)
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by berurinrin | 2006-08-14 22:24 | 観劇感想

文学座付属演劇研究所研修科発表会『二号』

文学座付属演劇研究所研修科発表会第2回『二号』 in 文学座アトリエ(8/12)

作  飯沢匡
演出 戌井市郎

昭和26年。橋場大三郎氏のお通夜が行われている久本家。
橋場氏は政治家でもあったので、久本家の居間は議員さんで埋め尽くされ
子ども達や孫達でてんやわんやの状態。
そんな中、橋場氏には2号さん(妾さん)がいて、娘さんとやって来るとの事。
それでなくても小さな火種がくすぶる久本家。。この騒動の成り行きは・・・

客席案内をして下さる研修科生もお芝居に合わせて、喪服姿で神妙な面持ち・・
50人もの登場人物の人情喜劇ということを伺っていたので、
人物構成は混乱しないかなぁ?なんて一抹の不安を持ちつつ客席について
頂いたチラシを拝見すると、裏には丁寧に写真入の「人物相関図」が♪
なんと親切でしょう。これなら大丈夫(笑)

研修科生達は、期によって特徴があるんですよね。
どの会社の新人たちも「今年の新人って**だよね」って、そんな感じで。
去年の43期生達を中心にした研修科生達による発表会は
毎回もんのすごいチームワークによる熱いパワーをがんがん客席に投げかけ
その火の粉が降り注ぐ中で、幾度と無く胸にせまり感動で泣かされましたが
今年の44期生を中心とした研修科生は、チームワークというよりも
個性派集団でひとりひとりが中に秘めたパワーをふつふつをたぎらせている感じがしました。
これは、ちょっと今後の彼らの活躍と共に発表会が楽しみです。
今回の作品は、大きな展開があるというよりも日常の会話から事の成り行きが
見えてくるドラマなので、とてもとても大変だったと思います。
また実年齢からかけ離れた役を演じる方も何人もいらっしゃいますが
きっと悩みながら演じているとは思いながらも、各自の研究の成果でしょうか
歩き方、目線の移し方など洞察力が鋭く、浮いた感じは全く感じる事はありませんでした。
まさに人情喜劇・・人がどたばた苦悩すると自然に滑稽に見えてしまうんですね。

研修科生の発表会は、演目がバラエティ豊かで芝居を知る為にもとても楽しいです。
また研修科生といえども、役者としてはプロです。見応えもあります。
そして無料♪(卒業公演は有料)ぜひぜひ、次回はご一緒に如何ですか♪すごいっすよ。

8/11(金)~8/13(日)まで in 文学座アトリエ
by berurinrin | 2006-08-14 11:36 | 文学座観劇感想

H.H.G公演『3 KNOCKS#2』<パ・ド・ドゥ>

サイスタジオ公演 vol.18 『3 KNOCKS#2』
HAPPY HUNTING GROUND vol.8 in サイスタジオコモネBスタジオ(8/5)

『パ・ド・ドゥ』

作  飯島早苗
美術 乗峯雅博
照明 坂口美和
音響 高橋正徳
出演 古川悦史.佐古真弓

警察の接見室。
男は弁護士、女は殺人未遂の被疑者。そして二人は元夫婦。
二人の共通の知り合いである男をベランダから突き落としたという。
被害者は現在意識不明。
彼女は本当に罪を犯したのでしょうか?二転三転する真実の中に、本当の真実が
見えてくるのでしょうか?

千秋楽の前日というこの日。
昼間は、立見客も出るほどの大盛況!!『3 KNOCKS#2』の
『赦せない行為』『蝶のやうなわたしの郷愁』を拝見。
熱気溢れる舞台に大感動!!しばし興奮した頭を冷やしてから
再度サイスタジオへ♪

素敵過ぎますこの二人♪『アルバートを探せ』に引き続きの元夫婦コンビ再見!
古川さんが「キューティーハニー♪」を歌いながらご登場・・しかも
口八丁のなんとも調子の良い悪徳弁護士役・・そおいえば・・『ハルちゃん』では
スーツをばしっと着こなしたエリート悪徳弁護士でしたね。また、悪徳弁護士かいっ(笑)
でもね、でもね。古川さんという俳優は一度その演技を生で観てしまったら最後。
貴女(貴方)にとって気になって気になって仕方のない俳優となってしまいます。
軽やかな動きの中にも大人の男性としての色気もあるし、子犬のような
ちゃめっけのある眼差し・・・・細い足(笑)かっこいいです。
うふふ・・ご用心です。
そして古川さんとがっぷりと組んで魅せて下さったのは佐古真弓さん。
古川さん扮する夏塚弁護士を翻弄させ、混乱させる・・愛するが故の不可思議な
愛情表現を細やかに、時に大胆に演じて下さいました。
佐古さんの綺麗なこと・・・パンツスーツ姿もきりりっとして
本当に美しかったですね~(ため息)

終演後、サイスタジオの2階では、オープンカフェが開かれていて
軽くビールや軽食を楽しみながら出演者たちと交流できる場があります。
高橋正徳大演出家いやもとい大音響もビールを片手にご満悦状態。
丁度この日は、地下1階のAスタジオで『久保田万太郎の世界』も公演中で
こちらにご出演の佐藤麻衣子さんや同じく声の出演をされていたのびくんこと
西岡野人さんらも混じっていくつもの笑顔の輪が広がっている光景がみれました。
あつ、のびくんたら「すぐブログ更新します」って言ってましたっけ(笑)

次回のH.H.Gは季節が変わって冬・・また、どんな世界を繰り広げてくれるんでしょうね

7/27~8/6 サイスタジオコモネBスタジオ
by berurinrin | 2006-08-08 18:35 | 文学座観劇感想

文学座付属演劇研究所研修科発表会『二号』

文学座付属演劇研究所研修科生の発表会のお知らせです

第2回発表公演『二号』

作  飯沢匡

演出 戌井市郎

日時 8/11(金)18:30
    8/12(土)14:00/18:30
    8/13(日)14:00

於  信濃町・文学座アトリエ

入場無料

50人もの登場人物による人情喜劇。
この作品は飯沢匡さんが、昭和29年に文学座のために書き下ろされた作品だそうです。
若いパワー溢れる研修科生の暑い夏を一緒に感じてみませんか?
by berurinrin | 2006-08-06 21:21 | 文学座公演情報

8.9月の主な外部出演

★たかお鷹.戸井田稔.鍛治直人『あわれ彼女は娼婦』8/5~13シアターBRAVA!(キョードーチケットセンター06-6233-8888)
★松本祐子(演出).佐藤淳.櫻井章喜.星智也.鬼頭典子『ピーターパン』8/12~13愛知厚生年金会館(キョードー東海052-962-0511)8/19~20北九州芸術劇場(北九州文化事業団093-562-2620)
★鵜山仁(演出).上川路啓志『LOOT~薔薇と棺桶~』8/3~13草月ホール(東京音響03-3201-8116)
★鵜山仁(演出).大原康裕.栗田桃子『紙屋町さくらホテル』8/6~20紀伊國屋ホール(こまつ座03-3862-5941)
★松下砂稚子.寺田路恵.神保共子.愛佳『この子たちの夏ー1945・ヒロシマナガサキ』8/7~8有楽町朝日ホール(地人会03-3354-1279)
★高橋耕次郎(脚色・構成・台本・出演).大場泰正『楔ー過去からの警鐘』8/11~19銀座みゆき館(双の会03-3699-4287)
★坂口芳貞.山崎美貴『VANYA at Lat.N43北緯43°のワーニャ』8/18~23シアターZOO8/30~9/3こまばアゴラ劇場(北海道演劇財団011-520-0710)
★鈴木正光(脚色・演出).三木敏彦.岡本正巳.浅地直樹.若松泰弘.城全能成.吉野佳子.金沢映子.北村由里『出世景清』8/23~27紀伊國屋ホール(Real Chikamatsu巣林舎03-3461-4505)
★横田栄司『オレステス』9/6~10/1Bunkamuraシアターコクーン(ホリプロチケットセンター03-3490-4949)
★新橋耐子『ソフィストリー詭弁』8/31~9/10シアター1010(シアター1010 03-5244-1010)
★原康義『放浪記』9/1~28帝国劇場(帝国劇場03-3213-7221)
★西川信廣(演出).稲野和子.外山誠二.古川悦史『夜の来訪者』9/6~10俳優座劇場(俳優座劇場03-3470-2880)
★鵜山仁(演出).坂口芳貞、今井朋彦『溺れた花嫁』9/23~24紀尾井小ホール((有)古川オフィス03-3647-2088)


       *お問い合わせは( )までお願いします。

私は・・ですね♪今のところ、『紙屋町さくらホテル』『出世景清』『夜の来訪者』
『VANYA at Lat.N43北緯43°のワーニャ』『溺れた花嫁』を予定しています。
『LOOT~薔薇と棺桶~』は本日拝見してきました。
ブラックユーモアが溢れた作品です。ご出演の上川路啓志さん。短い出番ながら
インパクトがあって良かったですよぉ~感想は近々UPしますね。
お勧めは『夜の来訪者』・・ちょっと不思議なサスペンスです。別に殺人事件が起こった
わけではないんですが・・ふ・ふ・ふ♪って感じです(笑)
なかなか拝見できないお金持ちのボンボン役の古川悦史さんも興味深いです。
また、『VANYA at Lat.N43北緯43°のワーニャ』では山崎美貴さんのサックス演奏が・・
そして『溺れた花嫁』鵜山仁さん初のリーディング演出!これも興味深々です♪
by berurinrin | 2006-08-06 18:53 | 外部出演

久保田万太郎の世界『あぶらでり』『片絲』

文学座有志による自主企画公演
久保田万太郎の世界 第四回公演『あぶらでり』『片絲』 in サイスタジオコモネ(8/4)

作  久保田万太郎
主催 万太郎の世界

『あぶらでり』
演出 鵜澤秀行

大正8年ごろ、東京。
夫である力蔵さんを亡くし、幼い息子、義理の母おまきさん(藤堂陽子さん)
と共に力蔵さんの弟で大工の民治さん(鈴木弘秋さん)の世話になっている
おみきさん(山本郁子さん)。
おまきさんは民治さんとおみきさんを夫婦にしたいと、大工の親方・茂八さん(坂部文昭さん)
にそれとなく話を・・・

【あぶらでり=油照】風がなく、薄日がじりじりと照りつけて、じっとしていても汗のにじみ出るような天気(大辞林より)

『片絲』
演出 黒木仁

大正末ごろ。
相場師を営む丈吉さん(中村彰男さん)、おいよさん(石井麗子さん)夫婦の元に
丈吉さんの妹おくみさん(上田桃子さん)が預けられています。
そこへ丈吉さんの父・伊平さん(川辺久造さん)が丈吉さんの弟・徳治さん(鈴木弘秋さん)
を連れてやってきます。表情がこわばる丈吉さん・・いったい何があるのでしょうか?

【片絲=かたいと】2本の糸をより合わせて1本にするときの、その片方の糸。多く片思い、弱い、はかないの意をこめて使われる。片緒。(大辞泉より)

いやぁ~素晴らしいですね。和の世界です。
それもサイスタジオという小さな空間で観る事のできるこの贅沢な時間。
この作品のお勧めの観客席は何といっても“最前列”です。
立ち振る舞いや所作・・ストーリーを追うだけでなく、目の前で繰り広げられるすべての
出来事をじっくり味わいながら、感じながら、浸りながら・・・
音楽のように美しく優しく響いてくる言葉に酔いしれながら・・なんて幸せなんでしょう。
日本人に生まれてよかった~~と、心に温かい静かな気持ちを抱かせてくれます。

2作品とも大きな展開がある作品ではありませんが、昔の日本の下町を舞台に
日常のささやかな出来事を静かに、今ではもしかしたら忘れられてしまった
義理と人情・・互いを思い遣る人間関係の親密さ・・・そんな時代もあったんですね。
この久保田万太郎の世界は毎年公演されています。
どうぞ、一度この世界垣間見てくださいませ。


~8/5 in サイスタジオコモネAスタジオ
by berurinrin | 2006-08-05 11:00 | 文学座観劇感想