<   2006年 07月 ( 12 )   > この月の画像一覧

H.H.G公演『赦せない行為』『蝶のやうなわたしの郷愁』

サイスタジオ公演 vol.18 『3 KNOCKS#2』
HAPPY HUNTING GROUND vol.8 in サイスタジオコモネBスタジオ(7/29)

『赦せない行為』

作  森本薫  
美術 乗峯雅博
照明 坂口美和
音響 高橋正徳
出演 細貝弘二添田園子

小さなアパート。姉(添田園子さん)が弟(細貝弘二さん)の留守の部屋で
机の引き出しを調べている最中に弟が帰ってきます。
弟は姉の婚約が決まりかけている友人の妹を誘惑したというのです。
執拗に問い詰める姉・・そして弟の口から語られた真実とは・・

細貝さんって、その甘いマスクとすらっとした細身の姿でかっこいい~ですが
かっこいい~だけじゃない(笑)今回ほんとうに頑張りましたね。
わたしは彼のちょっと拗ねた姿が大好きです。
でも今回はそれ以上に、細やかな演技力をしっかり拝見できました。
弟宛てに書かれた手紙を勝手に見る姉の姿を、見つめる表情。
そしてラストのあの表情で、弟の口に出せない心情がすべて表現されてました。
この表情の為に、再度観たい!と思った方も多いのでは(笑)
そして細貝さんとタッグ(笑)を組んだのは、添田園子さんです。
添田さんの心から滲み出す弟への思い・・暖かいものでしたね。
言葉は機関銃のように執拗に追い詰めていきますが、なぜか暖かく感じます。
この二人の絆の深さがぎゅっと詰まった作品でした。

それにしても、森本薫さんの作品はすごい!!すごい!!奥が深い!
言葉に酔いますね。観る側にとっても勉強になります。

『蝶のやうな私の郷愁』

作   松田正隆
出演 加納朋之征矢かおる

九州地方を、まさに台風が接近中?
仕事から帰った夫(加納朋之さん)と妻(征矢かおるさん)の
夕食時、台風の影響で停電?真っ暗な世界で二人は・・

この二人のコンビネーション最高ですね。
ボケ同士(?)のかみ合わない会話から、驚きのラストまで
二人の一挙手一投足すべてに目が離せません。
加納さんの姿、いいですね。あの着替えから。。なんか
くすくす笑っちゃいますね。それにしても、脱いだ○○を○○するのは
反則ですよね~(笑)思い出しただけでも・・・くすっ♪
そしていつもは、かっこ素敵な征矢かおるさん!が
今回はちょっと違うんです。
冒頭のシーンからちょっと?と感じるあの姿・・・華奢な後姿が痛々しく見えた時から
このお芝居が始まったように感じました。

松田正隆さんの作品。わたしは初見でしたが
なかなかなかなか、一筋縄ではいかないお方です。
心の深い隙間をぐぐぐっと入り込んでくる情景・・まさに題名を改めて見て
うなずけます。観終わった後に、私のこの心に生まれた感情の行方は
何処に飛んでいくのでしょうか?

と、いうことで
始まりました夏のH.H.GがっYeah~!(*^^)v
今回のH.H.Gは『3 KNOCKS#2』という事で3組の男女の二人芝居です。
まだ『2KNOCKS#2』しか拝見してませんが、H.H.Gの熱風を見ました。
梅雨明けが近づいていますが、H.H.Gの周辺はまさに夏真っ盛り
熱中症にならない為にも、終演後は隣接してますシアターカフェで
一休み(笑)うふふっ楽しいですよん♪

サイスタジオの前の路地では、出ましたYeah~!(*^^)v
アトリエ公演『オトコとおとこ』では高橋大演出家でしたが、今回は高橋大音響!
控えめですが良い仕事されてますね♪
そんな高橋大音響の側には、40代になったばかりの超素敵な古川悦史さんの姿も
高橋さん「(自分を指して)大音響?!」
私「そうそう(笑)」
古川さん「?」
私「いや、別にうるさいって訳じゃないんですけど・・・」
会場の椅子を整理される古川さん。開演前のご挨拶をされる佐古真弓さん。
座席案内をされたのは、ちょっと緊張されている姿が微笑ましい
オトコとおとこ』でアトリエデビューされた上川路啓志さん。『蝶のやうな私の郷愁』でラジオの声のご出演は斉藤祐一さんでした。

お疲れさまです・・・皆さんとっても素敵です。

ぜひ、お見逃しのないように!心にぎゅっと新たな感情が芽生える事、お約束します♪
わたし?今週末また参戦します(笑)

詳しい日程は↓のサイスタジオ&リンクしてる古川さんのオフィシャルH.Pはっぴ~グラウンド
へ♪どうぞ~!!
古川さんのメッセージが更新されてますよぉ★

~8/6(日)まで in サイスタジオコモネBスタジオ
by berurinrin | 2006-07-30 16:51 | 文学座観劇感想

文学座有志による自主企画公演『裸足』<速報>

文学座有志による自主企画公演『裸足』<速報>

作  田村孝裕

演出 上村聡史

出演 征矢かおる、片淵忍、鬼頭典子、添田園子、上田桃子、藤崎あかね
    中村彰男、木津誠之、斉藤祐一、栁橋朋典他

日程 10/6(金)~10/10(火)
 
料金:3,000円(全席自由)

場所:サイスタジオコモネAスタジオ

主催:アビコカルピズ

予約開始日 9/4(月)

お問い合わせ:文学座 企画事業部
          TEL.03-3351-7265(11:00~17:00日祝除く)

演出は去年のわたしのベスト1『焼けた花園』で
アトリエ演出デビューを果たした上村聡史さんです。
どんなセッションを魅せてくれるのでしょうか?いまから楽しみです♪
詳細がわかりましたらまたご報告いたします★
by berurinrin | 2006-07-29 17:14 | 文学座公演情報

地人会第102回公演『フィガロの離婚』

地人会第102回公演『フィガロの離婚』 in 紀伊國屋サザンシアター(7/15)

作      ホルヴァート
台本/演出 鵜山仁

革命が起きて、アルマヴィーヴァ伯爵(立川三喜さん)、夫人(金沢碧さん)と、妻スザンナ
(古村比呂さん)を伴い国境を無事にわたったフィガロ(羽場裕一さん)。
亡命者となり、持ってきた財産も減る一方。
そんな破産寸前のアルマヴィーヴァ伯爵夫妻とも別れ
理髪店を始めたフィガロ夫妻ですが、口論の末にスザンナもフィガロから離れていきます。
一人になったフィガロは故郷に戻りますが、待っていたのはアルマヴィーヴァ伯爵の元馬丁
で伯爵を憎む革命派のペドュリーロ(高橋克明さん)でした。

有名なオペラ『フィガロの結婚』の続編に当たる作品で、日本初上演だそうです。
とはいうものの、オペラは観たことが無いわたしですが十分に楽しめる作品でした。
コミカルなテンポのいい会話の応酬と場面の流れのつなぎの音楽の軽やかさ。
そう、この作品はオペラではありませんが、音楽がしっかり根本に流れているのです。
舞台の照明の効果?で登場人物の影が舞台上に映るのが気になりましたが
けれども亡命者として、その国に根付けない彼らの生活の影の部分としてのうつろさ
として、どんなに楽しい場面でも一抹の寂しさとして感じられました。

アルマヴィーヴァ伯爵夫妻とフィガロ夫妻はとても個性があって魅力的でした。
が、彼らを食ってしまったすごい役者が・・・
今回新たな一面を見せて下さったのは
強欲でお金にいやらしそ~な宝石商とアルマヴィーヴァ伯爵の元小姓の二役を
演じた城全能成さん!城全さんのファンの方は必見でしたよね。
文学座の本公演『毒の香り』で、真面目にオペラを披露されましたが
今回は赤い鬘に、大きな付けぼくろ、青いシャドーを入れて
ヒールの高いブーツで歌って踊っている姿・・・椅子からずり落ちそうになりました(爆)
「おおお~スザンヌ♪愛しているよぉ~♪」
この振り付けはもしや鵜山さんが??と、おそるおそる城全さん伺ってみた所
「鵜山さんからは、滅茶苦茶にやって欲しいと言われて自分で(笑)」
初日と二回拝見していますが、今日はよりバージョンUPされてました(爆)
千秋楽にはどうなっていることやら(笑)

そして、元は馬丁でしたが、革命後は伯爵のお城の管理人となったのは
ペドュリーロ役の高橋克明さん。素朴でちょっと毒を吐くぺドュリーロの高橋さんは
とても愛らしい存在で、あのちょっと斜め目線の高橋さんのしゃべり方素敵でした。
高橋さんって、ちょいワルな役が最高に似合いますよね(笑)
そうそう、冒頭のお医者さま・・まさか高橋さん?と、びっくりしたのは私だけでは
なかったと思います・・インパクトありましたね(笑)

~7/17(月)まで in 紀伊國屋サザンシアター
by berurinrin | 2006-07-17 11:56 | 観劇感想

俳優座プロデュースNO.72『東京原子核クラブ』

俳優座プロデュースNO.72『東京原子核クラブ』 in 俳優座劇場(7/15)

作   マキノ・ノゾミ
演出 宮田慶子

昭和7年、東京本郷にある下宿屋「平和館」を切り盛りするのはしっかり者の桐子さん
(小飯塚貴世江さん)とお父さん彦次郎さん(坂口芳貞さん)。
理化学研究所に勤める物理学者友田さん(田中壮太郎さん)、同僚の小森さん
佐川和正さん)を始めダンスホールのピアノ弾き(千葉哲也さん)新劇青年(壇臣幸さん)
ダンサー(西山水木さん)、野球青年(石井揮之さん)。
にぎやかで平和な住人達に囲まれた「平和館」ですが、刻々と戦争の影が広がってきます。

主人公の友田晋一郎さんは、ノーベル賞物理学者である朝永振一郎博士がモデルだ
そうです。また「平和館」も実際に若き日の朝永博士が住んでいた下宿先の実名だそうです。

ユニークな個性溢れる下宿屋の住人達のハートフルな生活の温かいやりとり
そして忍び込む戦争の影・・そして戦争。
戦争は若い下宿人達を戦場に駆りたて、新たな武器を開発させるために物理学者たちは
研究詰め・・・そして東京に空襲が・・

改めて戦争っていうものは、普通に生活している隣人を奪い、仲間を奪い恐ろしい行為です。
人だけではなくすべてを奪って破壊する恐怖。
戦争が終わったからって元の生活には戻れないんですから
愛すべき「平和館」の住人達を奪っていった戦争。悲しすぎます。
今も北朝鮮や中東問題・・・
なんで私たち愚かな人間は過去を学べないのでしょうか?

悩める若き物理学者である友田さんの同僚の小森敦文さんを演じるのは佐川和正さん。
ぬけがら』では戦争中の20代のお父さん役でオールヌード姿の登場でびっくり(笑)
アルバートを探せ』の物理に詳しい朝鮮人留学生と、今回の役柄に思いを馳せる
役が記憶にあったのですが、等身大の小森さんを爽やかに演じられていました。
また、「平和館」のお父さんの坂口芳貞さん♪素敵ですね。
しっかり者の娘に頭が上がらない優しい昭和の時代のパパって
本当に魅力的なお父さんでした。

他にも青年座の山本龍二さんの「にん.にん.、西田♪西田の親父♪」と
歌われてしまう理研の研究室主任の西田さんの真面目可笑しな雰囲気と
野球大好きな橋場大吉さん役の石井揮之さん・・石井さんは『激情』で
山崎美貴さんに果敢にぶつかっていった演技がとても新鮮でした。
今回は丸刈り頭で素朴で純粋な青年をとても好演されてました。
石井さんはわたしにとってとても気になる役者さんなので、今後の
ご活躍がとても楽しみです♪ 

7/6(木)~16(日) in 俳優座劇場
by berurinrin | 2006-07-16 20:46 | 観劇感想

演劇集団キャラメルボックス『俺たちは志士じゃない』

演劇集団キャラメルボックス『俺たちは志士じゃない』 in サンシャイン劇場(6/30)

脚本 成井豊+真柴あずき
演出 マキノノゾミ

幕末の京都。新撰組から逃亡し追われる神田松吉(浅野雅博さん)と品川竹次郎さん
(細身大輔さん)の二人は、偶然出会った岩国藩士・鶴橋清之助さん
(左東広之さん)に匿われます。
鶴橋さんはこの二人を坂本竜馬さんと中岡慎太郎さんとひょんな事から勘違い。
正体がばれるのを恐れた二人は、それぞれになりすます事にしますが、
そんな中、桂小五郎さん(西川浩幸さん)がやって来て・・

初キャラメルボックスでございます。

初キャラメルボックスゆえによく解らないのですが、すごい若い劇団なのでしょうか?
とても独特の世界観を持っているような不思議な空間がありました。
だからこそ、熱烈なファンがいらっしゃるということも頷けます。
残念ながら私にとってはその魅力がわかりませんでしたが・・(><)
着物の下に洋服を身に付けて時代劇を演じているような居心地の悪さ
何か違う?と、この違和感を終始感じての観劇。
面白い題材だけに消化不良気味の後味の苦さが消せません。
耳に残ったのは、女中さんのぞうりを履いた足でべたべたと歩く足音・・・
う~ん。

でもね。でもね。
こんなに爽やかな浅野さんの芝居を観たのは初めてです。
若いチームワークの結束の良さと信頼関係が作品をより素晴らしいものに仕上げる
魔法を見せてもらったような気がしました。
・・とはいうものの、やっぱ苦手かな(苦笑)

6/15~7/2まで in サンシャイン劇場
by berurinrin | 2006-07-12 17:27 | 観劇感想

『あわれ彼女は娼婦』

『あわれ彼女は娼婦』 in Bunkamuraシアターコクーン(7/7)

作   ジョン・フォード
翻訳 小田島雄志
演出 蜷川幸雄

中世のイタリアのとある町の裕福な市民フローリオの息子ジョヴァンニ(三上博史さん)は
未来を有望しされた若者ですが、彼は美しい妹のアナベラ(深津絵里さん)を
一人の女性として愛し、同じ思いの二人は近親相姦の罪を重ねていきます。
ある日アナベラの妊娠が発覚し、カモフラージュの為にアナベラに求婚をしていた
貴族のソランゾ(谷原章介さん)と結婚するアナベラ・・この時から彼らの
運命はすべての人々を巻き込んだ地獄へと繋がっていく事になります。

とても観たかった作品です。演じて欲しかった・・文学座で(><)
ご覧になった方のご感想はどうでしたでしょうか?
わたしはどうも最初から斜め目線での感想になりそうなので
ごめんなさいm(_ _)m ご容赦ください。
あまりにも地人会公演での中村彰男さん演じたジョヴァンニと毬谷友子さんのアナベラが
初々しいカップルだったのです。
それは、ダメだダメだといわれても自分を抑えられない衝動や妹の愛に突っ走って
勝ち得た愛に有頂天になったり、追い詰められた彼らの絶望
挙句の果てにアナベラを手に掛けるジョヴァンニの姿が清々い程哀れで・・
またアナベラが血だらけの姿で臨終の際に「むごい・・・」という絶叫の叫びと
死の間際、自分を手に掛けた兄に対し神に許しを乞う場面の痛々しさ・・
何年経っても色褪せないで私の心に残っているのですが・・

今回は・・。その若さの突っ走り方か抜けていたというか、落ち着いたカップルに
みえてしまったのが残念でした。
でも落ち着いた分別のある二人ならこんな事態にはならないんです(><)
が、三上さんと深津さん・・絵のように美しいカップルでした。
最後まで深津さんの純白のドレスは血で染まることなく、
シェークスピアの『ロミオとジュリエット』の美しいイメージのままで終わってしまったようで・・
でも私にとって、この作品は高貴な作品ではなく、もっと厚顔で乱暴で哀れで
蜷川さんの素晴らしいセットをバックにしてでなく、小さなアトリエで
シンプルなセットで観たかったなぁ~という、気持ちを抑えられません・・
でも、でも、今回初めてご覧になる方は、全く別の感想を持たれると
思いますので、ぜひ楽しんで下さい(何を言ってるんだ私は・・・)

文学座からはアナベラの求婚者の一人で軍人のグリマルディ役の鍛治直人さん。
がっちりした体格は、『チェンジングルーム』のラグビー選手のあの迫力が蘇ります。
まさに舞台に負けない姿りりしいですね♪強面の顔もかっこよかったです。
戸井田稔さんは道化に近い役柄ですが、いやぁ舞台でスキップ姿が見れるとは(笑)
笑える場面が多かっただけに、亡き主人を嘆く従者の悲しみが切なかったですね。
そして、偽医者に扮するたかお鷹さんコメディからシリアスまで色んなお顔を見せて下さる、
たかおさんの姿は今回静かな怒りがふつふつと沸いている迫力に見ごたえ十分でした。

~7/30(日)まで in Bunkamuraシアターコクーン
by berurinrin | 2006-07-11 15:35 | 観劇感想

文学座有志による自主企画公演『背中から40分』

文学座有志による自主企画公演『背中から40分』 in サイスタジオコモネAスタジオ(7/8)

作  畑澤聖梧
演出 中野志朗
協力 文学座演出部/文学座企画事業部/サイスタジオ

東北の海の近くの温泉地のホテルの最上階。
夜更けにチェックインした客の相本さん(外山誠二さん)は、とある女性を待つ間に
マッサージを頼みます。
そしてやってきたのはマッサージ師のせつこさん(八十川真由野さん)。
窓の外は断崖です。

夏が来ると楽しみなのは、中野志朗さんの自主企画公演!
やってきましたぁ~今回はどんなディープな世界かな?っと楽しみにしていましたが
こうきたかぁ(笑)と、またまた違う中野さんの一面が垣間見れた作品です。

殆ど同時進行の形で、八十川さんは外山さんをマッサージされます。
きっと千秋楽を迎えたあかつきには、外山さんのお肌はピカピカツルッツル♪
輝くばかりのお姿になっておられる事でしょう(笑)
冒頭よりこの二人の胡散臭さを強調させるスパイス的な役割は
夜中だけに、登場シーンで笑ってしまいましたが
何を着ても美しい(笑)金沢映子さんの若女将。。
そして、今回はなんと大人の女性を演じたフロント係の野島さんこと佐藤麻衣子さん。
短い出番ながら、インパクトがあって外山さんと渡り合っていましたね。

何かに追い立てられているような怒りを隠しきれない中年の相本さんを演じる
外山さんの身体を時には手加減無く、時には温かくひたすらほぐしていく
せつこさんの手の温かい体温が、相本さんの心の痛みさえもほぐしていく過程が
優しく丁寧に静かに伝わります。
きっと相本さんもせつこさんに触れられている事で、何かを感じたのではないでしょうか?
このドラマの最後、二人に未来はあるのか・・ないのか?!わかりませんが
二人の過去も未来も浄化されたような清々しい瞬間。
癒されたのは二人だけでなく、観客ごと同じ気持ちになったと思ったのは
わたしだけでは無いはずです。

そういえば、痛いところに人は手を当てますよね。患部に時計回りに手をさすったり
それって自然の治癒能力を高めるらしいです。
だから患部に手を当てるから、「手当て」って言うらしいですよん。

サイスタジオの入り口では、アトリエ公演『オトコとおとこ』でデビューを飾ったのびくんこと
西岡野人さんが爽やかな笑顔でお客さまの誘導のお手伝いをされてました。
この日はこの『背中から四十分』の作者である畑澤さんがお見えになっておられて
わたしったらとても繊細なイメージを持っていましたが、
体育会系の大きな背中が印象的な畑澤さんでした。

この上演台本は2004年『悲劇喜劇10月号』に記載されています。

~7/9まで in サイスタジオコモネAスタジオ
by berurinrin | 2006-07-09 14:06 | 文学座観劇感想

7.8月の主な外部出演

★浅野雅博『俺たちは志士じゃない』7/8~16新神戸オリエンタル劇場(キャラメルボックス03-5342-0220)
★角野卓造.石田圭祐『夢の痂』6/28~7/23新国立劇場小劇場(新国立劇場チケットボックス03-5352-9999)
★清水馨『弁慶』7/1~27新宿コマ劇場(新宿コマ劇場03-3200-2213)
★渡辺徹『京紅ものがたり』7/1~26新橋演舞場(チケットホン松竹03-5565-6000)
★山像かおり『他がために、鐘は鳴る?』7/13~17ウッディシアター中目黒(チームブーギー03-3916-9016)
★たかお鷲.戸井田稔.鍛治直人『あわれ彼女は娼婦』7/6~30Bunkamuraシアターコクーン(Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999)
★坂口芳貞.佐川和正『東京原子核クラブ』7/6~16俳優座劇場(俳優座劇場03-3470-2880)
★鵜山仁(演出).高橋克明.城全能成.『フィガロの離婚』7/8~17紀伊國屋サザンシアター(地人会03-3354-1279)
★白鳥哲『無頼の女房』7/13~19THEATER/TOPS(エイチ企画03-3700-0006)
★松本祐子(演出).佐藤淳.櫻井章喜.星智也.鬼頭典子『ピーターパン』7/22~8/2東京国際フォーラム・ホールC(ホリプロチケットセンター03-3490-4949)
★加納朋之.古川悦史.細貝弘二.征矢かおる.佐古真弓.添田園子『3KNOKS#2』7/27~8/6サイスタジオコモネBスタジオ(サイスタジオ事業部03-5375-1118)
★鵜山仁(演出).上川路啓志『LOOT~薔薇と棺桶~』8/3~13草月ホール(東京音響03-3201-8116)
★鵜山仁(演出).大原康裕.栗田桃子『紙屋町さくらホテル』8/6~20紀伊國屋ホール(こまつ座03-3862-5941)
★松下砂稚子.寺田路恵.神保共子.愛佳『この子たちの夏ー1945・ヒロシマナガサキ』8/7~8有楽町朝日ホール(地人会03-3354-1279)
★高橋耕次郎(脚色・構成・台本・出演).大場泰正『楔ー過去からの警鐘』8/11~19銀座みゆき館(双の会03-3699-4287)
★坂口芳貞.山崎美貴『VANYA at Lat.N43北緯43°のワーニャ』8/18~23THEATER/TOPS8/30~9/3こまばアゴラ劇場(北海道演劇財団011-520-0710)
★鈴木正光(脚色・演出).三木敏彦.岡本正巳.浅地直樹.若松泰弘.城全能成.吉野佳子.金沢映子.北村由里『出世景清』8/23~27紀伊國屋ホール(Real Chikamatsu巣林舎03-3461-4505)

       *お問い合わせは( )までお願いします。

今回私は『夢の痂』『あわれ彼女は娼婦』『フィガロの離婚』『東京原子核クラブ』
『3KNOKS#2』『LOOT~薔薇と棺桶~』『紙屋町さくらホテル』『出世景清』
を予定しています。
城全能成さんのファンの方は『フィガロの離婚』は必見です!
かなり素敵な城全さんの魅力溢れるシーンが満載です★

『LOOT~薔薇と棺桶~』は初演が1988パルコ劇場でした。演出も鵜山仁さん。
実はわたし観ているんです。ブラックユーモア溢れる作品です。
『出世景清』は近松門左衛門の心中もの以外の多数ある作品を取り上げている巣林舎の
シリーズです。とても解りやすくて古典の作品の素晴らしさを知る上でも必見です。
また、地人会の木村光一さんのライフワークでもある
『この子たちの夏ー1945・ヒロシマナガサキ』・・・去年、横浜演劇鑑賞協会でも公演しました。
出演されるリンクしてます愛佳さんのH.Pでも詳細が書かれています。
過去を過去で封じ込めてはいけない痛ましい出来事・・感じてみてください。
by berurinrin | 2006-07-09 11:36 | 外部出演

『オトコとおとこ』バックステージツアー

この日は終演後、バックステージを案内して頂きました。
案内人は、いよっと!高橋大演出家こと高橋正徳さん♪
そしてゲストに瀬戸口郁さんが参加して下さいました。

このお二人の見た目は学者肌のような感じですが
いやいやなんのこのお二人のコンビが最高に可笑しくて、こぼれ話満載の
爆笑舞台裏見学となりました。

二重構造の回り舞台。スピード感ありましたね。
一緒に拝見した会社の同僚のmatsuは、開演前にセットを見て
「モーターで回ってますか?」なんて言ってましたが
アナログの素敵な人力の力によるもので、場面ごとに回り舞台(盆)の端に
いくつかある小さな光を放つ黒いスイッチみたいなものと、裏側にあるスイッチ
と合わせながら、場面ごとにシートに書かれた細かな角度に合わせて
2名でがーーっと、動かしているそうですが
櫻井章喜さんの登場の時は三人掛かりで回すそうです(笑)
そこで
瀬戸口さん「やっぱ、人で回してもらった方が演じる側は気持ち良いよ♪」
高橋大演出家「そりゃあ、そうでしょう」

アトリエは通常固定式の舞台があるわけではないので、
芝居の作品に応じて舞台自体が変わります。
なので基本はアトリエの内部はすべて、赤茶色の時代を感じる壁があるわけですが
今回この舞台の裏にあるはずの壁がすべて取り外されていて、
通常倉庫として使われている部分が、場面で使われるセットの保管と
早替わり室に使われていました。
25場もある目まぐるしい舞台展開になると、衣装の早替わりもすごい事になりますよね
と、いうことで今だから書ける爆笑エピソードを2つほど

現代の喪服に着替えなきゃいけないところを、どうしてこうなったのか?
青いスーツを着て、色の付いたネクタイをして、なぜか手に喪服を持って
舞台に立った人がいたそうです(笑)
その人の名は・・・じゃーん、古川悦史さん♪

これだけ、登場人物が多いと小物も多くなってしまって、その上は早替わりっ!!
となると小物をご本人が、どこに置いたか忘れちゃったりもするそうで
現代の居酒屋のシーンで、今までしていた“めがね”を何処かに置き忘れてしまって、
裏では、ばたばた!!!「めがね!?めがね??」と、見つからず(><)
観念して“めがね”無しで、何事もないように演技をされた方がいらしたそうですが(笑)
その人の名は・・・じゃーん、やっぱり古川悦史さん♪

・・・・・素敵です。

この『オトコとおとこ』の舞台セットは、乗峯雅寛さんの手によるものですが
乗峯さんのセットはシンプルで美しくて私は大好きです。
『お月さまへようこそ』の階段のような大きなセットが、バーカウンターになったり
椅子になったりテーブルになったりと、、びっくりしながらも素敵なセットで
嬉しくなってしまいましたが、今回も2重構造の回り舞台には色んな工夫があって
でもとてもシンプルで、昭和という色調・イメージ・・ちょっとべたな感じが伝わった
素敵なセットでした。
そしてインパクトがあったのは、2色のルーレットのような床の色。
これは照明によって濃淡が映し出されて効果的に生かされていましたね。

そして、今回は激しいアクションシーンが2場面ありましたが
あごをはずしてしまった役者も居らしたそうで、開演前にはこの場面を
毎日必ず、おさらいをしてから本番に向かったそうです。

最後にこのお芝居では、「消えもの」といわれる飲み物や食べ物が出てきましたよね。
ビールは、ノンアルコールのビールでした。
瀬戸口さん曰く「味は普通のビールと一緒」だそうです。
小林勝也さんは、美味しそうにお通しを食べていらっしゃいましたが
中身は「お豆腐(絹ご指名)♪」
やはり食べて演技して、台詞をしゃべらくてはいけない役者たち。
食べたものがいつまでも口の中にあると不都合なので、口に入れてもすぐ消化できる
ものを考えるそうです。

ここで、クイズです!!(『ぬけがら』以来のクイズですが・・)
小林勝也さん扮する、北川健三さんお勧めの“焼き鳥”
皆さん美味しそうに食べておられましたが、実は美術さんの腕の見せ所。
最前列でもわからなかった私です。その食べていた“焼き鳥”もどきの食材は
何だったでしょうか?
答えは『オトコとおとこ』の感想の最後回に発表します(^_-)-☆
どうぞ当ててみてくださいね(笑)
by berurinrin | 2006-07-03 21:51 | 稽古場/舞台裏話

文学座ファミリーシアター『アラビアンナイト』のお知らせ

文学座ファミリーシアター『アラビアンナイト

日時 7/8(土)
時間 18:00開演
場所 北とぴあ さくらホール
料金 一般3,500円(2F指定席)

問い合わせ/チケット申し込み先
北とぴあ1Fチケット売り場(窓口のみ)
きたく子ども劇場03-3919-2990

見逃された方、ぜひこの機会をお見逃しのないように!!

c0023954_2131555.jpg

画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね★
by berurinrin | 2006-07-02 21:32 | 文学座公演情報