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『やわらかい服を着て』

シリーズ「われわれは、どこへいくのか?」③
『やわらかい服を着て』 in 新国立劇場小劇場THE PIT(5/26)
作.演出 永井愛

元は工場のだった小さなNGO“ピース・ウィンカー”の事務所が舞台です。
夏原一平さん(吉田栄作さん)を中心に夏原さんのフィアンセ佐野千秋さん(月影瞳さん)
らがイラク戦争反対を掲げて、署名運動や集会を行っています。
しかし自衛隊イラク派遣やイラクでの日本人誘拐事件・・さまざまな事件が
社会情勢をからめて彼らに立ちふさがってきます。彼らの運動の向う先に
光は見えてくるのでしょうか?

NGOとまでは云いませんが、2つのボランティアに加入しています。

まず、二匹目の猫を家族の一員に入れることを決めた時に
日本動物福祉協会』というボランティア団体が主催する「里親の会」
(某デパートで月一回行われる犬や猫の里親探しの集い)で
数匹が入っていた子猫のかごの中でひときわ目立つ元気のいい子猫をもらってきました。
のちのりんりん♪です。
その際に、規約に署名して賛助会員になって6年経ちます。
まったく活動には参加していませんが、「使用済みの切手」を集めていて
いつの日か寄付が出来るように・・・と思っています。
もうひとつは『横浜演劇鑑賞協会』です。
こちらの活動に関しては何度か書かせて頂いていますが
日本にはいったいどの位のボランティア団体が活動しているんでしょうね?

さて、話がそれてしまいましたが
彼らは戦争反対、イラクの子供達の医療活動に力を入れていますが
日本国内の政治の状況によって、彼らの立場も微妙に揺れ動きます。
活動と自身の生活に追いまくられる日々の中で、男女の恋愛も絡んで
将来に対する生き方の不安の中にいるかこそ、絶望や苦しみ
見出すことの出来るささやかな勝利が、爽やかにドラマを包んでいました。
永井愛さんの本は、青年座公演『パートタイマー秋子』に引き続き2回目でしたが
ラストは、観客の答えにゆだねるような余韻に浸りつつ
彼らの無言の言葉を探し当てるかのように
ロビーに張ってあるイラクの子供達のパネルの写真と絵を大切に
心に焼付けて帰路に着きました。

文学座からは粟野史浩さんがご出演です。
豪快だけど、恋愛にぶきっちょ(笑)新子さんを愛するがゆえに
ちょっと小心者でちょいワル大槻純也さんのキャラにぴったりです。
登場の場面・・吹き出してしまいました。仮面・・最高です!!
今回初舞台&初主演ということであまり期待はしていなかったのですが
吉田栄作さん!!いやいやいやぁ、かなり素敵でした(照)
さらさらの髪に白いシャツギターの弾き語りまで・・
ファンの方にはサービス満載の役柄でしたが、自然な演技でとても好感が持てました。
本当に初舞台ですか?って聞きたくなる位・・
今後も舞台で拝見したいです。ぜひまた文学座の方と共演して下さい(笑)

5/22(月)~6/11(日) in 新国立劇場小劇場THE PIT

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劇中に出てくるチョコレートです。終演後販売していました。
イラクの子供達へのささやかな協力をさせていただきました。
by berurinrin | 2006-05-29 12:36 | 観劇感想

文学座+青年団自主企画交流シリーズ第一弾『地下室』 
                            in アトリエ春風舎(5/21)

作・演出 松井周

自然食品店の地下の小部屋。
お父さんのような店長(古舘寛治さん)を中心にアットホームな雰囲気が漂います。
が、お店にアルバイトとしてやってきた酒井さん(堀夏子さん)が加わった事から
少しずつ露見していくお店の秘密。。。これ以上書けません(><)

いやいやいやぁ~っ、初めて垣間見た芝居の世界でした。
地下室・・という題名だけでもかなり怪しげですが
実際はもっとびっくりの衝撃作品でした。

中世の歴史の言葉で例えると『秘密結社』とでも表現したらいいのでしょうか(笑)
彼らだけにしか理解できない、おぞましい世界感。
はじめは抽象的だった表現や言葉がドラマが進むにつれて解ってくると
「え?」「ええええええええっ~(><)」
すごいです。
自分自身と相容れない役柄を演じる事は、役者達にとって実際は精神的には
かなりつらい日々だったと思います。
自分と戦いながら最後まで突っ走っていく彼らにエールを贈ります。

文学座からは、唯一まともなのジャーナリストを演じた征矢かおるさん。
かっこ素敵な征矢さんのりりしい姿・・モデルさんみたい(・・ため息)
少ない出番でしたが、彼女の存在がスパイス的な役割を果たしていました。
ちょっといやかなり怖い化粧品のブローカーは、得丸伸二さん。
いつもは素敵なダンディな香りが漂う得丸さんに唖然。
そして、演技の手法についてはまったくわかりませんが
役柄のキャラに自分を近づけて演じる人と、キャラを自分に近づけて演じられる人と
2パターンに分ける事が出来るのならば、後者ではないかと思えるほど
自身のフィールドの広さに驚きを隠せないのは頼経明子さんという役者です。
わたしはヨリちゃんの演技が大好きです。たまらなく可愛くって♪
今後も注目の女優さんです!

終演後、ヨリちゃんこと頼経明子さんが満面の笑顔で姿を見せてくれて
なんかとってもすご~くほっとした私でした。

5/18(水)~5/28(日) in アトリエ春風舎
by berurinrin | 2006-05-28 00:43 | 観劇感想

文学座+青年団自主企画交流シリーズ第一弾

5/18-5/28『地下室』

追加公演が決定いたしました!!

5/28(日)19:00

場所 アトリエ春風舎

文学座からは、得丸伸二さん、征矢かおるさん、頼経明子さんご出演です。

ちょっとショッキングで危ない世界ですが、面白かったです。
わたしにとって初めての垣間見た芝居の世界でした・・
近々感想をUPしますが、すごかった・・・。
思わず脚本を買ってしまいましたもん(笑)
ちょっと体感してみて下さいませ。くれぐれも溺れない程度に・・
おもしろ怖い作品でした。。
by berurinrin | 2006-05-26 00:21 | 文学座公演情報

文学座有志による自主企画公演<久保田万太郎の会>のお知らせ

久保田万太郎作品

『片絲』

演出 黒木仁

『あぶらでり』

演出 鵜澤秀行

出演 川辺久造.坂部文昭.中村彰男.鈴木弘秋.
    藤堂陽子.山本郁子.石井麗子.片淵忍、上田桃子.佐藤麻衣子

8/2(水)~6(日)

場所:サイスタジオコモネ

詳細わかりしだいUPいたします
by berurinrin | 2006-05-21 10:36 | 文学座公演情報

文学座+青年団自主企画交流シリーズ第一弾『忠臣蔵』
   in アゴラこまば劇場(5/20)

作  平田オリザ
演出 戌井市郎

昨年、文学座有志による自主企画公演『八十八の会』に
おいて公演されたものの再演です。

客席と舞台の間にホワイトボートが置いてあって
ホワイトボードに出演者の名前が手書きで書いてあります。
出演する俳優達は普段着のままやって来て、ホワイトボードの自分の名前のところに
赤いマグネットをおきます。
まるで楽屋口の着到板みたいですね。
舞台に上がった俳優達はそこで着物に着替えて・・と、思いきや
座り込んで、なんかとてもリラックスした感じで、内輪話したり携帯をチェックしたり
なんか?なんで?ってそんな姿を見せられて・・・面白い感じです。
前回サイスタジオで拝見した時よりも、ほのぼの~状態もUPです。
なかでも、『チェンジングルーム』に引き続きのご出演の横山祥二さん。
何気に『チェンジングルーム』のラグビーのユニフォームを着てこられて・・
そういえば、選手の役と違ってコーチ役だったので本編では着ていませんでしたね(笑)
ユニフォームなかなかお似合いでした♪

最後に来られたのは、岡本正巳さん。
実はぎりぎりまで、客席案内をしてくださっていました♪
『毒の香り』では、怪しい刑事さんでしたが
(実際、怪しかったのですが・・)とても優しくお客様を誘導なさっていました。
『エスペラント』で若女将を演じていた大田志津香さんが、開演前のご案内係りさんでした。
大田さんの独特なふんわりした雰囲気いいですよね。
なんかほっこり~します♪

寝っころがっていた中村彰男さんがおもむろに
「で、どういうこと?」
これで芝居モードにスイッチが切り替わった役者達は、一気に赤穂の武士に変わります。

が、お国許にいる彼らにはまだ殿中の事件の詳細が伝わっていません。
まるで、ちゃぶ台を囲んだような彼らの周りには、ほのぼのとした平和な日常がみえます。
その間にも、早飛脚によって事件の詳細が判ってくると、じわじわ・・えええって
彼らの混乱ぶりも激しくなります。
ご家老の大石内蔵助(外山誠二さん)の登場により今後の方向を決めようとしますが
なかなか速やかには決まらないものです。
このご家老の采配ぶりが、かなり素敵すぎて笑っちゃうんですよね。
『著名人』では、坊主頭だった中村彰男さん・・・大分髪も伸びましたね。
う~ん、やっぱりかっこいいです。ちょっと小ばかにした物言い方・・色っぽくて好きです。
次回アトリエ公演『オトコとおとこ』での中村彰男さん・・かなり楽しみでございます♪

さて四十七士ということで47分の短いお芝居でしたが
役者の間の取り方といい。テンポの妙技。本当に見事です。
最高の会話劇を堪能できました。

「(討ち入りは)自由参加型ってことで・・」
「あのさ、みんなで江戸行ってね。ぱっと討ち入って
ちょっと幕府を困らせて、で、さっと切腹ってそんな感じかな・・」
「この逆境を、みなさんの人生にいかして下さい」

かの有名な『忠臣蔵』のお話は、
もしかしたらこんな状態から始まったのかもしれませんね。

5/16(火)~21(日) in アゴラこまば劇場
by berurinrin | 2006-05-20 22:52 | 観劇感想

文学座+青年団自主企画交流シリーズ第一弾『卵』 in サイスタジオ(5/14)

作   李康白
訳   金承福
演出  藤原新平


原始時代の博物館が舞台です。6人の市民代表の中から王様(安部健太郎さん)を選び。
うち一人は博物館長(林秀樹さん)になりました。
彼らは日夜、森からやってくる恐ろしい恐竜と戦っています。
そんな毎日で市民たちは疲れ果てているのです。
ある日、博物館長が大きな卵を持って逃げようとした所を取り押さえられます。
王様に詰問された博物館長は言います。
「王様の為にやった事です。この卵の中には偉大な王様が入っています。」
王様は苦悩して決断します。王様はただ一人です。自ら死を選びます。
市民の代表者たちは、落胆しますが、偉大なる王様の誕生に心が躍ります。
すると博物館長は彼らにギャンブルをしようと提案します。

韓国では、歴代の王様は「卵からお生まれになった」という言い伝えがあるそうです。

あなたの目の前に卵があるとします。
一人の人が言います。「この卵の中には可愛いにゃんこが入っています。」
よく見ると、今にも殻を破って出てきそうです。
あなたは、嬉しくってわくわくしています。
ところが、同じその人の口から
実はこの卵の中身は、「可愛いにゃんこ」ではなくて
「クマンバチの巣が入っています。」と言い出しました。
・・何万匹ものクマンバチが卵から飛び出してくるとしたら
あなたはびっくりして、卵を処分しようとします。
するとまたその人が「やっぱり、可愛いにゃんこだった。・・・・いやクマンバチの巣」
卵は今にも孵化しそうです。
あなたはどちらかを選択しなくてはいけません。あなたはどちらを選びますか?

・・・って、たとえ話の幼さに頭を抱えたくなる私ですが
ペテン師のような博物館長に踊らされる、あわれな王様、市民達の滑稽さ。
あまりにも今の社会における情勢の縮図を表現された寓話の世界に
のめり込んでしまいました。髪をかきむしり、苦悩に体を捻じ曲げる
あわれな市民代表者は私たちの姿です(><)

さて、この悪魔のようなベテン師の博物館長を演じた林秀樹さん
身のこなしの軽いこと、林さんの芝居口調わたし好きなんです。
流れるようなの声の抑揚さや飄々としていながらも、独自の世界感があって
観ていて心地が良いんです。今回はその独自の台詞回しが
博物館長の不気味さをより際立たせていて、かなりユニークでしたね。
真面目な市民代表者戸井田稔さん。
その実直さが仇となり、真面目すぎて自ら窮地に陥ってしまいます。
気の毒な人でした。。。

また、市民代表者の一人の神野崇さん。
アトリエ公演『アルバートを探せ』では、一筋縄ではいかないようなスリの役でしたが
今回は髪は茶髪でいまどきの若者風のいでたちが、
より市民代表者として身近に感じられて
控えめに演じられる姿が、見た目の姿とアンマッチなのですが
逆にとても好感がもてました。

でも、この舞台で最初から気になる人物と言えば、
同じく市民代表の一人を演じた反田孝幸さんです。
研修科生の卒業公演以来、久々に舞台で拝見しましたが、
めがね&スーツ姿のサラリーマン風の風貌からは、社会に生きるしたたかさを感じ
何かに掴みかかろうとする弱さ・・うまく表現が出来ないのがもどかしいのですが
怒りと怯えがミックスされたような彼の姿に感動しました。
これからも目が離せない役者の一人です。

この不思議なお話は、韓国では長い間上演禁止となった作品だそうです。

舞台が博物館ということで、たくさんの小物(美術品?)が飾ってあるのですが
ものすごーく気になりました。近くで見たかったです(笑)
美術は藤野級井さん!05年に第10回ニッセイ・バックステージ賞を受賞されました。
去年のアトリエ公演『ぬけがら』のあのリアルで、きも可愛い“お父さんのぬけがら”も
藤井さんの手によるものでした。

この日、終演後
作家の李康白(イ・カンペク)さん、別役実さん、平田オリザさん
藤原新平さんをゲストに司会進行で坂口芳貞さんご出席で
シンポジウムが行われました。
かなり高度なお話で難しかったのですが、大御所の作家の方のお話を
生で聞ける事が嬉しくて・・・。楽しくて濃密な時間を過ごせました。

~5/17(水) in サイスタジオコモネAスタジオ(小竹向原)
by berurinrin | 2006-05-16 23:56 | 観劇感想

文学座のH.Pに6月アトリエの会『『オトコとおとこ』』の公演情報がUPされています。

また、『オトコとおとこ』ご出演の相互リンクさせて頂いていますのびくんこと、
西岡野人さんのブログのびのび日記でも、のびくんらしい言葉でお稽古奮闘中の様子が・・
『アラビアンナイト』では、スペースゼロの入り口で爽やかな笑顔の素敵な男性?!
そう、のびくんでした♪じゃーん!
今後も楽しみな素敵な役者さんです!ぜひ応援よろしくお願いします!!

...っと、忘れちゃいけない高橋大演出家!こと高橋正徳さんへのエールもお願いします。
夏のH.H.Gでは、高橋大音響!と変化されますが、彼の演出としての姿も超素敵です。
素晴らしい演出家です。初めて高橋さんの演出作品をご覧になる方もいらっしゃると思いますが、絶対に良いものを観せてもらえるはずです(マジです!)
特にメガネはお洒落だし(笑)
どうぞ古川悦史さんと仲良く戦って下さいませ(笑)

そして美術は乗峯雅寛さん!シンプルで美しくて、ちょっと色っぽい彼の美術。
わたしは大好きです。毎回わくわく楽しみです。
この高橋&乗峯のコンビ!いいですよぉ♪

う~ん、待ち遠しい!!
by berurinrin | 2006-05-15 22:32 | 文学座公演情報

文学座有志による自主企画公演『背中から40分』

作  畑澤聖悟

演出 中野志朗

出演 外山誠二、金沢映子、八十川真由美、佐藤麻衣子

7/6(木)19:00
7/7(金)15:00/19:00
7/8(土)15:00/19:00
7/9(日)15;00
 
料金:2.500円(全席自由)

場所:サイスタジオコモネAスタジオ

協力;文学座企画事業部、文学座演出部、サイスタジオ

主催:四十分プロジェクト

予約(問い合わせ)開始日 6/6(火)

予約:お問い合わせ:文学座 企画事業部
          TEL.03-3351-7265(11:00~17:00日祝除く)

毎年、楽しみな中野志朗さんの世界・・
今回もどんな形で、私の頭の脳内革命を起こしてくださるのでしょうか(笑)
本当に怪しくてマニアックな彼の世界感わたしのツボにはまるコアな世界です~♪
いつか中野さんに「あわれ彼女は娼婦」「チェンジリング」を演出してもらいたいです。。。
↑ひたすら願っています(笑)

今回のメンバーの中でも外山誠二さん!素敵な方ですよね。お笑いからシリアスまで
そんな外山さんは、文学座+青年団『忠臣蔵』ご出演です。
この『忠臣蔵』かなり面白いです。今まで観た事の無い忠義の形を魅せて頂けます。
また、佐藤麻衣子さんも『お月さまへようそこ』のお稽古真っ盛り中です。
麻衣子ちゃんの可憐な姿をぜひご覧下さいませ♪
by berurinrin | 2006-05-14 21:16 | 文学座公演情報

文学座+青年団自主企画交流シリーズ第一弾『チェンジングルーム』 in
                                  こまばアゴラ劇場(5/13)

英国のとある炭鉱の試合当日・・ラグビーチームの更衣室。
黙々と用具係りのハリー(山本祐子さん)が準備する中、選手達がやってきます。

ストーリーはとても単純です。
ラグビーチームの試合当日の更衣室の様子を一日をドキュメンタリータッチで
描いたような作品です。

更衣室なのでユニフォームに着替えながら、
あっちやこっちで選手達が会話をしているので、こっちの会話を見ていたら、
着替えだしてあららっ、失礼(笑)と思って違う選手に目を向けてっと・・
なにやら落ち着きのない私でしたが
試合前の選手たちは、試合に向けて自分と戦ってるようで
当たりかまわず相手を挑発したりする選手、寡黙に自分に問いかけている選手。
イメージトレーニングに励む選手。ひたすら文句ばっかり言う選手・・・。
コーチ(横山祥二さん)に対してまるで母のように、駄々っ子みたいに甘えたり愚痴ったり・・
時間の経過と共に、クロスビー監督(高橋克明さん)が現れると
空気が緊迫して大人しくなる選手達・・監督はお父さんみたいですね。
声を嗄らして叱咤激励する高橋克明さんの熱さに答える彼らの瞳の輝き
スクラムを組んでチームとして戦いに向かう選手達。
個々の選手達はひとつの塊に思えてきます。大きな声を張り上げながらスタンドに姿を
消して行く姿にジーンと胸が熱くなりました。

選手達がいなくなった更衣室はがら~んとしていますが、汗の臭いや体温の熱さが
残っています。ハーフタイムに、ぬかるんだ土でどろどろになった選手達がどっと
戻ってきますが、その姿に絶句!ほんとうに泥だらけ・・
身体から湯気が出ているような、熱いほてりが見えるんです。
途中、負傷者が運ばれてきたり
オーナー(山谷典子さん)から翌日には解雇通知が出されようとしている選手。
でも、勝利を飾った試合後の更衣室は先程の緊張感みなぎる
張り詰めた空気は何処へやら・・選手達は、汗を流しお風呂場からタオル姿で
子供達のようにはしゃぎながら現れます。
そして着替えて思い思いに去っていきます。

静寂から始まって静寂で終わるこのドラマの素晴らしさは
選手達を演じる俳優達のモチベーションの高さ、凄さによるものだと思います。

この作品をご覧になったさるお方から
「暑いです。気をつけて」とアドバイスを頂きましたが
選手達に煽られるように、客席もスポーツ観戦をしたように熱を帯びてきました。
でも、その後の「気をつけて」・・これはこの場に居合わせた観客でないとわからない
かもしれません・・・わたし的には「やばかった・・」(笑)です。

この作品は初演は文学座のアトリエで行われたそうです。
演出は俳優でもある坂口芳貞さん。
伝説の作品といわれるゆえんが、わかったような気がします。。。

in こまばアゴラ劇場
by berurinrin | 2006-05-14 11:00 | 観劇感想

サイスタジオ公演 vol.18
HAPPY HUNTING GROUND vol.8

『パ・ド・ドゥ』

作   飯島早苗
出演 古川悦史、佐古真弓

『赦せない行為』

作   森本薫
出演 細貝弘二、添田園子

『蝶のやうな私の郷愁』

作   松田正隆
出演 加納朋之、征矢かおる

『パ・ド・ドゥ』と『赦せない行為』+『蝶のやうな私の郷愁』の2作品連続上演となります。

演出  H.H.G
美術  乗峯雅寛
照明  坂口美和
音響  高橋正徳

日程 2006.7.27(水)~8.6(日)

全席自由  前売3.300円/当日3.500円 2作品通し券/6.000円 
        学生2.000円  *半券をお持ちの方はもう一作品を3.000円。

前売日 2006年6月27日(火)

詳しくはサイスタジオH.P&リンクさせて頂いている古川悦史さんのオフィシャルH.P
はっぴ~グラウンド
ご覧下さいませ!

H.H.G公演は数年前からトライアウト(試演)を重ね、2003年から公演スタイルを始めた
文学座の若手・中堅ユニットの企画です。演出を置かずに俳優達で作り上げたり、
劇団公演ともアトリエ公演とも違う・・・
色々な自由な発想で密度の高い作品を魅せてくれます。
今回もびっくりのスタイルですね。3組ともとても素敵な組み合わせです。
自由な風の吹き抜けるH.H.Gの夏は、熱風が通り抜けそうです(笑)
by berurinrin | 2006-05-13 23:35 | 文学座公演情報