浜松演劇鑑賞会第401回例会・文学座本公演『
長崎ぶらぶら節』
in アクトシティ浜松大ホール(1/17)
作 なかにし礼
演出
鵜山仁長崎には日本三大花街として数えられた丸山に、芸に秀でた愛八さん(
平淑恵さん)
という売れっ子芸者がいらっしゃいました。
そして長崎を調べている著名な歴史学者・古賀十二郎先先(
大滝寛さん)と
ひょんな事から出会い、古賀先先に惹かれていく愛八さん。
ある日、古賀先生から、長崎の古い唄を探す旅に誘われた愛八さん。
同じ頃、丸山に売られた少女・お雪さん(
藤崎あかねさん)。そんなお雪さんに
自分の姿を重ねる愛八さん・・
そして、愛八さんは、古賀先生と唄を探す旅へと旅立ちます。
新生『長崎ぶらぶら節2012』無事に初日の幕が上がりましたっ~!
思えば2008年1月この作品は、北九州の地でスタートしましたねっ、懐かしい・・小倉城(笑)
新生というだけに、初演からキャストもホンもかなり変わってまして
まるで新作のような新鮮な舞台★
その前に、舞台稽古を拝見させて頂きましたが
やっぱ舞台は、客席に観客がいてこその芝居。
客席から放つ人の体温が、しっとりと伝わる素晴らしい初日でした
いやぁ来てよかった♪
初日万歳!
第一幕は、愛八さんと古賀先生との華やかな花街での出会いから
歌探しの旅を中心に話が展開していきます。
第二幕は、お雪チの病気を中心に愛八さんの正直に懸命に生きる姿が丁寧に描かれていました。
愛八さんの死後の葬儀の場面や古賀先生の家庭の姿はカットされていて、
他にもちょこちょこっとカットされ、お話がギュッと凝縮された感じで
より二人の間の精神面での絆が深く描かれ、わかりやすい展開となっていました。
終幕・・・舞う雪を背景に、今や死の床にある愛八さんの周りには、
ろうそくを持った愛する仲間たちにそっと見守られながら・・と、美しい死に際が描かれています。
舞う雪が、いつしか蛍の光にかわり
身を売られて、初めて蛍を見て「私は蛍!」と叫んだ少女時代の愛八さんが蛍に抱かれた姿と
蛍に包まれたかのような現在の愛八さん。
美しく健康になったお雪チさんと今の愛八さんの姿と幾重にも重なって、
温かいろうそくの揺れる光のコントラスト・・・
美しくて情緒があって感動的なラストでした。
はたして、愛八さんの自分に正直な生き方が幸せだったのか?
死を目前にして、お雪チさんに古賀先生を託してしまう気持ちって・・
いったいどうなんだろう?と初演の時は
それなりに自分の中で葛藤がありましたが
今回は、不器用で辛い生き方を選んだ愛八さんの人生の中で、
男女の関係を超えた揺るがない絆で結ばれた古賀先生との出会いは、
それ自体最高の愛の形かもしれないと、それは、魂が重なった二人の間には
何もかも超越した関係になっていて、そんな愛八さんの一生が羨ましくも眩しく思えたのでした。
それにして、こういう華やかな和物の舞台もいいもんですねぇ~
いつもの美しい女優さんが、着物を着て白塗り姿で舞台に現れると
より美しさが増しちゃって、ため息が出ちゃうほどの匂うような色気が漂ってきます。
綺麗かぁ~(笑)
そーいえば、愛八さんがお雪チさんの為にお百度を踏むシーン。
四角い盆が回って、背景が季節を映し出すシーン。
後ろの席のお客様が「なんて綺麗な演出なんでしょう」って、思わず声が出ちゃったようでf(^_^;)
仕方ない。きれいなシーンですもんね!!うん(笑)
この日は日帰りで、帰りは終電の新幹線★
慌ただしい中、初日乾杯まで参加させて頂きありがとうございます。
早速、楽屋にお邪魔すると鵜山さんは、ダメ出し各楽屋訪問なう(笑)
でもとっても穏やかな笑顔で、嬉しそうにされていました。
女優さんたちは、メイクやお衣裳で超バタバタ
本当に和物は、華やかで美しいけれど、その分大変なんですね
そんな中、がきっちょやら芸者さんやら頑張ったあっこちゃんこと
鈴木亜希子さんから
あっこちゃんの夢に光栄にも私が登場して、彼女の頭を「いい子~、いい子♪」撫ぜたそうで(*^_^*)
よかったいい夢で(^v^)
最後に鵜山さんが、「初演から四年経って、みなさんも4年経過してるわけで、
大掛かりなセットだけに怪我の無いように、くれぐれも注意して下さい」と乾杯のご挨拶をされていました。
ああっ新幹線の時間!と楽屋から出口に向かってすれ違いざまに
太田志津香さん!会えてよかったぁ~と
芸者さんやお母さんや花売り娘さんやら・・のしーちゃんでした。
さてっと、今度は、どの地で『ぶらぶら』しよっかなぁ~