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文学座付属演劇研究所2014年度研修科卒業発表会『三人姉妹』
                    in 文学座アトリエ(1/30)
作 アントン・チェーホフ
訳 小田島雄志
演出 高橋正徳

将軍であった父親の赴任地であるこの地に住み着いて11年。
去年、その父親も亡くなりプローゾロフ家の三姉妹オリガ、マーシャ、イリーナは
単調な田舎暮らしに限界を感じ、生まれ故郷でもある都会のモスクワでの生活を懐かしみます。
そんな折、三姉妹達の上の兄・アンドレイが結婚し、ナターシャが嫁いできたことにより
それでも平和で静かだったプローゾロフ家の暮らしに変化が起こります。

舞台は、アトリエの会『リア王』のセットを利用した形の白をベースに
両側に客席。楕円のような膨らんだ舞台。正面奥には大きなテーブル。
テーブルを見上げるようにいくつもの置時計が並べられて、静かに時計の音が聞こえます。

『三人姉妹』の私のイメージは、もやもやの感情(笑)
気持ちが先行して、行動が追い付かないという、ほんと、自分のよう
やんなっちゃう
あれもしたい、これもしたい、頭の中で考えて、結局なにもできない(やらない)
結果、ほっぽっちゃう…ふぅ(溜息)とマイナス系なのですが
今回は、等身大の彼らが演じることで、その悩めるもやもやが、マイナスだけじゃなく
前に進むための第一歩、前向きなもやもやだってあるんだと
リアルに伝わってきました。
何とかして現状を打破したい気持ちが、冒頭からうねりのように痛切に胸を直撃して
しょっぱなからこんな状態で、自分大丈夫か?と心配するほど
彼らの身体を通して、彼らの感情と役柄の感情が溶け合い絡み合い吐き出されていく
生きた言葉を私たちの前で見せてくれました。

研修科52期生の卒業発表会でした。
今までの研修科生の中でも、
各自のそのレベル、演技の質はかなり高いと思います。
それも今年は、井上ひさしさん作『天保12年のシェイクスピア』(松本祐子さん演出)
宮本研さん作『美しきものの伝説』(鵜澤秀行さん演出)、
シェイクスピア作『終わりよければすべてよし』(高瀬久男さん演出)と
また、シェイクスピア祭シェイクスピア・リーディングで座員の先輩方とまじり
出演を果たしたりと、言葉言葉に溢れんばかりの貴重な時間を過ごされた事だと思います。
そんな彼らの集大成を高橋正徳さんの演出で迎えられたことは
とても得難い時間だったと思うのです。
彼らの感性により近い形で寄り添うノリ君の描く世界観に触れ
まさに研修科生の彼らの生きる今の『三人姉妹』。
あらめて作品の強さと普遍性を感じながら
すでにもう始まっている彼らの『三人姉妹』第二章の人生が
素晴らしいものであるように願うばかりです。

2015年1/30(金)~2/1(日) in 文学座アトリエ



by berurinrin | 2015-02-06 23:07 | 文学座観劇感想

文学座1月アトリエの会『リア王』 in  文学座アトリエ(1/17)

作 ウィリアム・シェイクスピア
訳 小田島雄志
演出 鵜山仁
美術 島次郎
照明 賀澤礼子

コーディーリア(岡崎加奈さん)を勘当したブリテン王リア(江守徹さん)に苦言を呈した
ケント伯爵(外山誠二さん)は、リア王の怒りから国内追放となってしまいますが
その身を隠し、扮装して、そうとわからないようにリア王の従者としてリア王を守り、
今やフランス王(駒井健介さん)の后となったコーディーリアにリア王の窮地を報告したりと
献身的に使える家臣。
穏やかな振る舞いの宮廷人と、豪快で快活な変装した従者と、その振り幅の大きさ
ケント伯爵が舞台に登場すると、深く響き渡るその声にわくわくしちゃいました。
長いセリフ回しの流れるような語り口調の心地よさ、リア王とコーディーリアを思う慕うひたむきな
気持ち…ケント伯爵の人となりが、外山さんの懐深い芝居からも伝わってきました。
外山さんといえば、シェイクスピア・リーディング『新ハムレット』のハムレット(藤川三郎さん)の
義理の父となる人の好さそうなクローヂヤスを演じられていました。
この『新ハムレット』は原作は太宰治氏。登場人物の皆さんすべてがなんかへんてこで面白かったのです。
で、原作を読んだらやっぱり面白い。へんてこな感じは、
謙虚で日本人臭さが充満してるような異国の空気感かなぁ
ぜひよかったらおススメの一冊です。

長女ゴネリル(郡山冬果さん)の執事・オズワルドは、藤川三郎さん。
ほっぺをくるむような面白いひげを生やしていましたね♪
主人であるゴリネルの言葉には、必ず服従する。
そんな彼にゴネリルは、絶対的な信頼を持ってましたね。
そうでなければ、妹・リーガン(浅海彩子さん)への手紙を書かせたり出来なかったはず。
でも(笑)強気なくせに、勝負となるとポンコツで(笑)
ケント伯爵しかりエドガー(浅野雅博さん)との場面では、まったく勝ち目なく(><)
それでも愛すべき人物な気がしてならない(^^♪
それは、主人(ゴネリル)への忠勤ぶりが、無邪気で微笑ましく思えるほど伝わってくる気が…
見方によっては面白い人物ですよね。
そんな藤川さんは、シェイクスピア・リーディング『新ハムレット』の和装のハムレット。
机に正座して頭を抱えながら悩むハムレット…その姿は太宰治さん?!を演じられておられました。

エドガー(浅野雅博さん)が、次に父親グロスター伯爵(坂口芳貞さん)に再会した時は
コーンウォール公爵(鍛冶直人さん)に両目をえぐられ、その上、領地を追われ
老人(高瀬哲郎さん)に手を引かれた見るも無残で痛ましい姿でした。
老人を演じられたのは高瀬哲郎さん。
ヨチヨチトコトコトコっと、腰をかがめ歩く姿は、もう~高瀬さん年齢不詳です(笑)
グロスター伯爵とエドガーのやり取りの中で、ちゃっかり金貨をつまんじゃう姿は、くすくすしちゃいます。
その後、すたこら逃げる(ヨチヨチですが)バージョンと、
グロスター伯爵の祈りを顔を上げて聞いた後に、
手の金貨を見て去っていく(それでもヨチヨチで)バージョンを観ちゃって
鵜山さんに「演出変わってましたね」「その時の状態で変えちゃうんだよね」って
かるーく仰ってました♪わたしは、どちらのバージョンも、それぞれ後味がよくて気持ちよかったです。
短い場面ですが、好きな場面でした。その他にも高瀬さんは、宮廷の場面ではリア王の傍で地図を
広げてる廷臣、リア王に付き添う騎士、フランス軍の陣営の紳士を演じられておられました。
そんな高瀬さんは、シェイクスピア・リーディング『じゃじゃ馬馴らし』。
ヒロインのキャタリーナ(目黒未奈 さん)の父・パプティスタ氏を演じられいました。

冒頭、リア王が登場するまえに、すくっと真っ直ぐに歩いて、王の登場をしらしめす従者。
エドマント(木場允視さん)に、コーンウォール公爵の到着を知らせる
ちょっと怪しげでダークな香り漂う廷臣・カラン。
コーディーリアに付き添いリア王を治療する医師を演じ分けられたのは木津誠之さん。
木津さんの声は、かなり特徴的だと思うのですが、もしかしたら三役とも全くの別人に見えたの
ではないかと思われる程、その立ち振る舞い、声、姿が重ならない。
本当に役の色の違いを強調して見せてもらった気がします。
軽妙な役から重厚な役柄まで、さまざまに見せて頂きました。
とはいえ、やっぱ、コーディーリアを温かいまなざしで励ます医師役が好きだなぁ~
そんな木津さんは、『大空を見ると私の心は躍る』
実家に帰った恋人の映一さん(柳橋朋典さん)を追ってくるキュートな菅原太一さん♪
一途なくせにひねくれていて可愛いかったです。

扮装したケント伯爵が、信頼したのは、リア王に付き添う一人の紳士。
高塚慎太郎さんが演じられました。
嵐の中でのリア王と道化(金内喜久夫さん)の姿を語る時の痛ましさを叫びのような
今まで聞いたことのない声音で伝えてくれました。かと思うと、楽しそうに笑う朗らかな笑顔
ケント伯爵の使いとしてコーディーリアに面談した時の状況を伝える時の明瞭とした語り口。
高塚さんを媒体として、輝きを放った人物だと思いました。
だって、地味な役名もそのまんま「紳士」
けれども確かに印象的で、新鮮で魅力的な人物として記憶に残りました。
絶対、役名を付けたらよかったのぃ~と、作家に言いたい(笑)
そんな高塚さんは、シェイクスピアリーディング『ヘンリー五世』でのタイトルロール
ヘンリー五世を演じられました。これが、とても楽しくて成長するヘンリー王と高塚さんが重なって
眩しく見えたのでした。また『天鼓』では、笑いながらしゃべるというクセのある警察官シンを
怪しげに演じられていました。

「飯はまだかぁ~」壁どんどんっと、リア王の騎士とエドマンドの告発者を名乗らせるために
告発文を読み上げ、ラッパの音に「もう一度!」「もう一度!」と
伝令使いを演じられたのは、去年、準座員に昇格された萩原亮介さん。
彼の芝居は一見地味な感じがするのですが、今回改めて彼を拝見して思ったのは
とてもとても細やかな繊細さ。しなやかな動き、邪魔にならず、そこに生きてる人物を
キャッチして共に生存してる確かな存在感を感じるのです。
研修科時代『血は立ったまま眠ってる』のヒリヒリするようなテロリスト良さんを演じられていたのが
すごく印象的でした。なんか怖かったなぁ~、拝見した日の夜、悪夢を見たっけ…(^^ゞ

…と、だらだらは相変わらず、脈絡なく書いてしましましたが
各自、どの配役でも見どころがあってポイントがあって、そんな面白さが
なんで今まで気にならなかったのか?!
今回は、より新鮮に作品を楽しむことができた気がします。
アトリエという場所の素晴らしさも!
そーそー人物のアナザーストーリーを想像するだけでも面白そうですよね
そんなこんなで『シェイクスピア祭』とうとう終了ですね。
ほーーーーんとに楽しい一年間、シェイクスピアを堪能する事が出来ました。
今更ながら、感謝と共に感想を終わらせて頂きますぅ(#^.^#)

2015.1/6(火)~1/22(木)in 文学座アトリエ



by berurinrin | 2015-01-24 23:59 | 文学座観劇感想

文学座1月アトリエの会『リア王』 in  文学座アトリエ(1/10、16)

作 ウィリアム・シェイクスピア
訳 小田島雄志
演出 鵜山仁
美術 島次郎
照明 賀澤礼子

ブリテン王リア(江守徹さん)に付き添い、歌やトンチを聞かせては王を楽しませる道化を
金内喜久夫さんが演じられました。
道化(阿呆)というだけで、名前のない存在。
これは『マクベス』に登場するマクベス夫人と同じに、
リアと道化が、マクベスとマクベス夫人らが一心同体の様相になっているから名前がないと
言われているそうです。
そんな道化の登場シーンは、インパクトありましたよね。
お衣装も皆さんがグレーや黒を基調としてるのに、道化は、華やかで可愛らしかったですね
クラフト紙の後ろから、バリバリと紙を破いて、踏み敷きながらの勇ましい登場シーン。
びっくりしたぁ~
タンバリンを持って、よっはっ♪て、とっても素敵(#^.^#)
リアを「おじさん」って、辛辣な言葉を投げかけても、その声音は、とても優しかったです。
嵐の中、リアと二人、縄で結び合って、いたわり合って、
眠るリアの足元に身体を預けて休む姿は、悲しくなる位に弱い存在に見えました。
気が付くと静かに消えている道化。
彼は、リアと離れて何処に行ってしまったのでしょうね…
金内さんが演じられると軽やかで切なくてとても印象的に伝わってきました。
そーいえば♪ヘイ・ホー風吹き、雨が降る♪のフレーズでピンときませんでしたか?
そう『十二夜』の終幕に唄われてるフレーズと一緒なのです。
当時の流行とか何かあるのですかね…シェイクスピア深し
そんな金内さんは、8月のアトリエの会『終の楽園』では、
高級老人ホームに住み、衝撃的な最後を遂げる北澤武生さんを演じらていました。

リアの家族と同時進行で進むのは、グロスター伯爵(坂口芳貞さん)には息子が二人。
嫡男・エドガー(浅野雅博さん)と愛人との間に生まれた
一つ違いの弟エドモンド(木場允視さん)。
「おいおいおいおい陰謀かぁ」←この言い回し好きです。
半信半疑のまま、それやほれやと
エドマンドに乗せられて、エドガーを反逆者として追い込んでしまします。
その後は、リア王を守るためにした行為により
反逆者とされコーンウォール公爵(鍛冶直人さん)に両目をえぐられ、領地を追われ…
かなり壮絶な人生を送ることになります。
本来なら、穏やかで善良なグロスター伯爵なら平和で穏やかな余生を送ることができたのに
そう思うと切なくなります。
目を失って、エドマンドの裏切りに絶望して
(そうとは知らずにエドガーに道案内をしてもらって)
ドーバーの岸壁(実は平地)から身を投げようとするシーン。
グロスター伯爵の魂の再生と見守るエドガーの表情が重なって、
毎回うるうるしておりました。
そんな坂口さんは、『天鼓』では、息子ヒカリさん(南拓哉さん)の
死の原因を探ろうとする父・ハクさんを演じられておられました。
息子との再会と別離のラストのシーン「生きろ!」という言葉は今でも耳に残っています。

グロスター伯爵の嫡男・エドガー、浅野雅博さんが演じられました。
なかなか衝撃的でしたね。エドマンドの策略にはまり、追ってから逃れるために
着ていた服を脱ぎ「あわれなトム」に身を隠しての逃亡。
「トムは寒いよ」と体を縮ませた時の指先の震え、
目を失った父親に寄り添いながら「あわれなトム」とエドガーが交差して変化していく過程が
泥で汚れた顔のその涙交じりの目がものをいう…まなざしが美しいと思いました。
そーいえば、泥は小麦粉だったそうですょ
老人(高瀬哲郎さん)に、ぐーで頭ゴン♪は、毎回鈍い音がしてましたが(苦笑)
そんな浅野さんは、シェイクスピア・リーディング『マクベス』と同時連続上演された
『マクベスの妻とよばれた女2014』にご出演、
マクベスから犬(笑)までこれまた身体を張っておられました。
で、で、浅野さんといえは石橋徹郎さん!そして鵜山仁さん!!
モジョミキボー』!!!
そう!また新たな挑戦が決まりましたね!
全貌が明らかになる日を首を長くして待ってましょうね。

さて、このドラマの超悪役エドマンド!
エドガーを追い出し、コーンウォール公爵がグロスター伯爵の目をえぐる原因を作って
リアの二人の娘・長女ゴネリル(郡山冬果さん)と次女リーガン(浅海彩子さん)を惑わして
とらわれたリア王とコーディーリア(岡崎加奈さん)の殺害を企てたりっと
でも悪役って色気がないとできないもんですよね。
ということで、この大役を演じきったのは、
去年、準座員に昇格した木場允視(こばまさみ)さんです。
アトリエデビューおめでとうございます
自ら「容姿端麗!」って台詞がある位だから、イケメンじゃないとちょっとね~
というエドモンド。
まぁ、悪役なのだけれど、彼の出生とか取り巻く環境とか考えたら
なかなか複雑な気もしてきます。
グロスター伯爵もいい人なのだけれど、エドマンドの母親の事をケント伯爵(外山誠二さん)に
あんな風に言うなんて、ちょっとなぁ~と思うし、海外から来たエドマンドに
また海外に行くことになるって、軽くいうグロスター伯爵に
「えっ?!」って顔する時の表情の悲しそうなこと。
きっとコンプレックスの塊だったんでしょうね。
ゴネリルとリーガンが、エドマンドを競い合って結果二人が死んでしまった時に
「自分は愛されていた」…そう愛に飢えていた人だったと思うと
何ともやりきれない気もするのです。
そんな木場さんは、シェイクスピア・リーディング『タイタス・アンドロニカス』にご出演。
タイタス(高橋克明さん)の弟マーカスとタモーラ(奥山美代子さん)の息子・カイロンを
演じ分けておられました。
相変わらず、だらだら続いておりますが、次回で完結のつもりです(^^ゞ
どうぞお付き合いよろしくお願いいたします

2015.1/6(火)~1/22(木)in 文学座アトリエ










by berurinrin | 2015-01-19 22:06 | 文学座観劇感想

文学座1月アトリエの会『リア王』 in  文学座アトリエ(1/10、16)

作 ウィリアム・シェイクスピア
訳 小田島雄志
演出 鵜山仁
美術 島次郎
照明 賀澤礼子

さてブリテン王リアを演じられたのは江守徹さん。
今、現在の江守徹さんという人間のすべてが、このリアに込められ、リアの姿が
江守さんに形作られているのではないかと錯覚してしまいます。

娘達に裏切られ、娘の真実の言葉に耳を傾けられなかった自分を責めて
苦しみ、心の中ではちきれて崩れていく姿は、本当にたまらない。
「風よ吹け!…」と天に向かって叫ぶシーンも等身大。
なんか、同居している体の不自由な八十代の父が、癇癪を起した時を想像しちゃうんですよ
顔を真っ赤にして、すごく怒っているんだけど、言葉に力が出せなくて
あ~、きっとこういう状態なのだろうと…
その怒りが自分の内面を壊していくんだろうなぁ
と、恐ろしい嵐の後、花冠をつけた姿は、少年のように無垢で
穏やかに語る言葉は美しくて切なくて
目が見えなくなったグロスター伯爵(坂口芳貞さん)との再会とそのやり取り
リアの狂気の中のつかの間、穏やかなシーン。わたしの大好きなシーンです。

退位を表明したリア王の娘達は3人。
冒頭、娘たちにどんだけ自分を愛してくれてるのか?
その答えによって豊かな領地を与えようとします。
美しくて気高い長女ゴネリルは郡山冬果さん。父親への深い愛情を語りながらも
その表情は硬く、その目は厳しく、ゴネリルが登場すると、そのシーンがピリッと空気が
固まる感じさえします。
でも、グロスター伯爵の私生児エドマント(木場允視さん)とのシーンでは、
とろけるような乙女の表情が浮かび、追いつめられたラストシーンでのあの表情の美しさ
今までの国王の長女としての生き様
ゴネリルの人生とは何だったんだろうかと考えてしまうのです。
そんな冬果さんは、10年振りの復活ということで、
思えば『パレードを待ちながら』以来(^^)/演出は鵜山仁さんです★きゃっ
そーいえば、初めてお稽古場を見学したのがこの作品。
その時に、鵜山さんを囲んでのランチ会があって、その後に稽古場見学が行われて
手作りのお弁当を持ち込まれるご出演者の皆さんの中で
机の上にどんとカップ麺が置いてあって、がはがは笑っている冬果さんのお姿が(笑)
とっても素敵な冬果さんのエピソードです。

次女は、リーガン。浅海彩子さんが演じられています。
真一文字に閉じられたゴネリルと対照的に笑顔をたやさない美しいリーガン。
その笑顔の下には、じゃじゃ馬的な要素も見え隠れしちゃいますね。
夫・コーンウォール公爵(鍛冶直人さん)とは同志のような強い結びつきを感じました。
より女性らしいのがゴネリルなら、より男性らしい面を持っているのがリーガン。
あの残酷なグロスター伯爵のお目々をぐりぐり~を、きゃははって喜んでるかと思うと
コーンウォール公爵が召使い1(木津誠之さん)に刺されると、
夫の復讐とばかりに剣を取って殺してから、あわわっと自分のした事に慄いたり、
夫が亡くなって日も経っていないのにエドマンド💗かいっ!とツっこみ入れたくなるほど
とっても自由人(笑)
でもなんかこの悪女お姉さま達、憎めないのですよね~
さて、浅海さんといえば『モンテクリスト伯』では
サン・メラン侯爵夫人を可憐に演じられておられました。
「ズボンよズボン(衣装)スカートはきたかったぁ~ふわっとしたやつ」
そうおっしゃる浅海さん。素敵です♪

このお二人の旦那様方(笑)
ゴネリルの旦那様は、オールバニ公爵。演じられたのは高橋広司さん。
お父さん似の癇癪持ち(?!)のゴネリルの怒りにちょっと
おたおた気味ではありますが
さすがに国王の後継者で良識あるりっぱな人物で威厳もありますね。
ゴネリルにはめちゃめちゃ言われていますが、
それでもゴネリルを愛していたのではないかと
思ったりもしたのです。
高橋さんも劇団の公演はおひさしぶりなのですね。
シェイクスピア・リーディング『マクベス』では、妻子を殺され
マクベス(浅野雅博さん)に復讐を誓うマグダフを演じらていました。

リーガンの旦那様は、コーンウォール公爵、鍛冶直人さんが演じらました。
激しい気性で、怒らせるとめちゃこわーいコーンウォール公爵。
リーガンとはラブラブな感じですね。
あのまなざし、あの声の色気にくらくらしちゃいます★
自分を裏切ったと、グロスター伯爵(坂口芳貞さん)の目を
手でえぐって、足でぐしゃ(><)
その手をペロリ~(><)x2うぉお~
召使い1(木津誠之さん)に刺され瀕死の重傷を負っても、がはがは笑ってとっても豪快
根っからの軍人気質という気がします。死しんじゃうけど…
鍛冶さんといえば『信じる機械-The Faith Machine-』ではケニア人の神父パトリックと
同性婚の当日にスピーチのメモを無くしておたおたしちゃう、ちょっと口は悪いけど
優しいローレンスを演じられていました。

リア王の寵愛を一身に受けていた末娘はコーディーリア。
「愛して黙っていよう」これが裏目に出てしまい勘当されてしまいます。
演じられたのは、研修科一年生の岡崎加奈さん。
リア王を諌めるケント伯爵(外山誠二さん)も追放の宣告を受けて
不安そうに父リアとケント伯爵を交互に見つめるコーディーリアの姿はとても小さく
フランス王(駒井健介さん)の手を取り去っていく姿は、心もとなく頼りないものに
感じますが、その後、父を救うために軍を率いて姿を現わしたコーディーリアは
フランス王妃としての威厳を持った大人の夫人としてのオーラが見えて
その変貌ぶりに、きっとケント伯爵やリア王も驚いたのではないかと思ってしまいました。
父親との再会とその父の姿に、ぽろぽろこぼれる涙は、美しく清らかでした。
加奈ちゃんといえば、研修科の発表会『終わりよければすべてよし』で
好きな男性と結ばれる為に頑張るヒロイン・ヘレナをしたたかに可憐に演じていていました。
とても将来が楽しみな可愛い加奈ちゃんです。

リアに勘当されたコーディーリアには二人の競い合う求婚者がいました。
一人は、バーガンディ公爵演じられたのは、押切秀希さん。
リアの前でひざまづく一連の動作さが、とても美しく優雅♪
彼なりにコーディーリアを愛していたことは重々察することはできるのですが
やっぱ持参金大事なのですね。
改めてリア王に懇願する時に、膝を折りながらのツーステップがツボで(笑)
が、コーディーリアに「お金が目当ての人は嫌です」と、はっきり言われて
がっかりする姿が、ちと可哀想。
押切さんは、バーガンディ公爵以外にもコーンウォール公爵の召使いで
ケント伯爵に足枷をはめちゃったり、オールバニ公爵にコーンウォール公爵の死亡と
コーンウォール公爵が行ったグロスター伯爵への蛮行を報告する使いを演じられていました。
押切さんといえば『長崎ぶらぶら節』の地方公演で、幼いサダを長崎に連れてくる判人さんが
とても粋できりっと魅せて頂いたのが印象的でした。

もう一人の求婚者は、フランス王。
立場上、リア王の方からコーディーリアと結婚するのはやめときなさい
と、いわれちゃいますが、コーディーリアの率直な言葉に妻と迎えます。
演じられたのは駒井健介さん。
いやぁ~かっこよかったですねぇフランス王、髪型もきりっと分けて真面目好人物。
出番は短いながらも、その声の美しさ、きりっとした姿にインパクト大。
優しくコーディーリアの手を取る姿にも包容力と愛情が伝わってきて感動的でした。
もう良い役(^^)/
駒井さんのフランス王のほかにコーンウォール公爵の召使いで
ケント伯爵に足枷をはめちゃったり、人質となったコーディーリアとリア王の暗殺を引き受ける
エドマンド(木場允視さん)の部下で隊長を演じられていました。
二枚目(笑)の駒井さん←本人が言うんだもんw
もとい(笑)二枚目の駒井さんといえば、『エゲリア』で、
ヒロイン・かのこさん(吉野実紗さん)の恋人で
同じ作家の道を志す文芸青年・堀沢芳雄さんを細やかに演じられていました。

ここまではリアの家族の方々ですが『リア王』のストーリは、伏線として
グロスター伯爵家の家族のストーリが、絡み合い寄り添いながら進行していきます。

続く

と、リンクを追加させて頂きました。
文学座の二枚目、釆澤靖起さんのブログ。
その名も釆澤(ウネザワ)のブログです。
なかなか複雑な釆澤さんのつぶやきつーか、ボヤキつーか…かなりウケます(笑)

2015.1/6(火)~1/22(木)in 文学座アトリエ










by berurinrin | 2015-01-18 21:26 | 文学座観劇感想

文学座1月アトリエの会『リア王』 in  文学座アトリエ(1/6)

作 ウィリアム・シェイクスピア
訳 小田島雄志
演出 鵜山仁
美術 島次郎
照明 賀澤礼子

ブリテン王リア(江守徹さん)は、高齢により退位を決意し
国を長女ゴネリル(郡山冬果さん)、次女・リーガン(浅海彩子さん)
末娘・コーディーリア(岡崎加奈さん)とそれぞれ分け与えるために
いかに自分を愛しているか答えさせます。
言葉巧みに愛情を語る姉二人に喜ぶリア王。
「子の務めとしての愛」と率直に答える愛娘・コーディーリアの発言に怒ったリアは
コーディリアを勘当してしまいます。
愛する娘の真実の言葉を理解できなかったリア王の転落が始まります。

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一年という長きに渡ったシェイクピア祭もとうとうラストの演目『リア王』!
絶賛公演中ですね
前売りはすでに完売していて当日のみ。
座員でもなかなか観るのは難しく、パートナーズ倶楽部でも入手できない日もあったりで
本当に大盛況!すごいすごい作品がアトリエに初日に私たちの前に現れました。

公演を前に、朝日カルチャーセンターの「現代に生きる『リア王』」
という講座がありました。
小田島雄志さん、江守徹さん、鵜山仁さんを迎えての『リア王』上演に対しての
作品の解説と稽古現場の取り組みについてのお話でした。
自らをさらけ出してリアに対峙していこうとする江守さんの姿勢に
なんとも言えない感動が沸き起こって
この初日をとても楽しみにしていました。

舞台は、真っ白!
アトリエの黒い壁が白く塗り固められていました。
白くほの暗い、時折チャリ~ンと鈴の音
おもむろに現れたのはグロスター伯爵(坂口芳貞さん)とケント伯爵(外山誠二さん)
距離を置いて控えているグロスター伯爵の私生児エドマント(木場允視さん)
横から当たる照明が、登場人物の影を長く伸ばして、
人の心の表と裏を無言で語っているようです。
陰謀のたくらみは光が苦手のようで、熱を帯びて語っても光が当たらず。
静かにふつふつとドラマが進んでいきました。

役者という仕事がこんなに残酷なものとは…と、思ったのは初めてです。
老いと向かい合うのは、生きて年を重ねて…と、仕方のないことではあるのだけれど
自身の身体をさらけ出していく姿は、できることなら見せたくないと思うのが通常だと思うのです。
気持ちが先行して、言葉が付いていかなかったり、
手足をバタバタさせて感情を爆発させる行為。
うつろに瞼が閉じるその姿。
ここには確かに、老いていくリア。
日本を代表する名俳優・江守徹さんの今の姿が重なってきます。
とはいえ、この作品は、リア王だけにスポットが当たっているわけではなくて
まわりの登場人物たちが、さまざまに行きつ迷いつ自分の信条にそって生きていく
大きなお話だと思うのです。
とはいえ、自分も静かに歩み寄ってきた老いを感じる
今だからそう思うかもしれません。

さて、終演後に初日乾杯がありまして
「真っ向勝負のリアを観たのは、初めて。生きてきてよかった」と
初日の感想を語られた翻訳家の小田島雄志さん。
乾杯のご挨拶は「初日おめでとう!」と、笑顔の江守さん
そして「ひやひやだったけど、役者、スタッフ、お客さんにありがとうございます」と鵜山さん。
そんな鵜山さんに、「小田島先生のご挨拶の言葉、沁みました」と言ったら
「いつも(真っ向勝負)そうしてるつもりなんだけどね」と笑ってました。

2015.1/6(火)~1/22(木)in 文学座アトリエ






by berurinrin | 2015-01-07 21:38 | 文学座観劇感想

文学座公演『女の一生』

文学座公演『女の一生』 in 長岡リリックホール(10/11)

作 森本薫
補訂・演出 戌井市郎による
演出補 鵜山仁

母を亡くし、父を先の戦争で亡くした布引けいさん(平淑恵さん)は、
ひょんな事から、堤家に身を寄せるように事になります。
けいさんと堤家の次男・栄二さん(上川路啓志さん)は、互いに好意を持っているようですが
堤家を守る母・しずさん(赤司まり子さん)から、長男・伸太郎さん(大滝寛さん)との
結婚の話を勧められます。恩義と思慕の感情の狭間でけいさんの選んだ道とは…
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長岡で初日を迎える『女の一生』を3月の東京公演まで待てずに拝見してきました。
拝見したのは10月…だいぶ時間が開いてしまいました(´艸`)
長岡リリックホールは『長崎ぶらぶら節』に次いで2回目。
ここもとても素敵な劇場空間を楽しむことのできる場所です。
そして“満席”(^^)/

今回は、実際の演出は鵜山さんなのですが、あくまで演出補にこだわり、
亡き戌井市郎さんの演出を継承するという企画。
とはいえ、戌井さんの演出をコピーするということではなくて
その次代への継承、受け渡し、バトンを託すというそんな意味ではなかろうかと
思ったのでした。
言葉や立ち振る舞いは変わらなくても、俳優が異なる事により、その人の雰囲気から醸し出される
匂いや声、そんな少しずつ環境やさまざま感情の変化を繊細に形を整えていく
そしてノスタルジックに故人に心をはせてみたり
キャストもバランスよくベテランと若手の方々のコラボもよくて、特に若手のキャストが年齢を重ねて
演じ分けていかれる姿は、今の固定されがちな姿を超えてとても新鮮
なんて素敵な企画だと思いました★

と、それらは後追いで、
その言葉の美しさ、所作の美しさ、彼らの一歩引いたところで動く感情の切なさに
胸が詰まるほどの大きなうねりを感じて、ただただ感動してしまったのでした。
人間というのは、そんなにやわにできていないんだなぁ~って
それなりに生きていける
そう、明日も生きていける

天涯孤独な娘・けいさんは、平淑恵さん。
戦中戦後を翻弄されながら、堤家を守りたくましく生き抜く女性を演じられていました。
少女から女性、老いと年を重ねて変貌する姿は圧巻!
特に手の動きに年月の経過というのが重ねて見えるものなのですね。

けいさんの初恋は、栄二さん。演じられたのは上川路啓志さん。
けいさんとのたすきの引っ張り合いのほのぼのした微笑ましいやり取りから
時に敵対するけいさんとの関係、そしてラストシーン。
クセのある芝居をする人だと思っていましたが、クセのある人物を演じる機会が多かったという
本来の上川路さんは、きっと栄二さんのような真っ直ぐした素直な人物なのでしょうね。
とても新鮮な気持ちで上川路さんの栄二さんに出会うことが出来ました。

栄二さんのお兄さんで商売が苦手な学者肌の伸太郎さんは、大滝寛さん。
堤家の長男として家業を継ぐために、けいさんと結婚します。
穏やかな佇まいで、一歩引いたところに居場所を確保しながら
けいさんとの見えない感情の激しいぶつかり合いを感じました。
でもそれは愛情があるからこそ、その愛情の上にけいさんがけいさん自身として生きていられた
のではないかと思える深い情愛を感じることが出来ました。

けいさんと栄二さん、そして伸太郎さんの三人の運命のキーパーソンとなるのが
伸太郎さんと栄二さんの母・しずさん。
清国との貿易により繁栄した堤家の当主を亡くしてなお、家業を守りつつけている
凄腕の女性です。
きりっとしたすきのない着物姿、美しい立ち振る舞い
赤司まり子さんが演じられました。

堤家の長女・聡子さん(松岡依都美さん)は、今で言うと、こじらせ女な女性?!。
いかにもお嬢様で可愛らしい癒し系な女性。
「困ったわぁ~」と、あんまり困ってなさそうな姿が可笑しい(笑)
どんな役でもまるごと自分に受け入れられる、
いづちゃんの新たな一面が垣間見れた聡子さんでした。

歌が好きな堤家の末っ子・ふみさん(松山愛佳さん)
着物姿のお嬢様というと『殿様と私』の雪江お嬢様のイメージが強くなるのですが
この作品では、けいさんともども同じように年齢を重ねて生きていきます。
十代、二十代後半となったふみさんの落ち着きとその静かな変貌振りには驚きました。

しずさんの弟・章介さん(石川武さん)。
お酒が好きで陽気な人物。しずさんの仕事を助け、しずさんから引き継ぎ仕事に満身する
けいさんの良き理解者でもあり
けいさんの叶わなかった恋心を知ってる人物。
彼自身、けいさんへの想いを秘めつつ献身的にささえる姿には胸を打たれます。
石川さんの声がまた軽やかだけに、言葉の重さとの屈折した感覚にどんと切なくなるのです。

けいさんと伸太郎さんの間に生まれたのは知栄さんこと演じられたのは藤崎あかねさん。
前半では子役さんが演じられて、後半第四幕で二十代に成長した姿で登場します。
甘えたい盛りの幼少期に、仕事追われ忙しい母。その母の姿を厭わしく思う父に挟まれて
屈折しした孤独な影を背負った知栄さん。
あかねさんは、いつも心に潜む底知れないパワーを感じる役柄が多い気がしますが
今回は静かに耐える女性をひたむきに演じられていました。

聡子さんに料理でツリながら、音楽でふみさんと結婚しちゃうのは野村精三さん。
演じられたのは鈴木弘秋さん。
ぶきっちょそうで純朴そうな青年から
どっしりとした実業家に変貌する後半にかけての姿は
目を見張るものがありました。
そしてラストに入る刑事さんの姿は、同一人物とは思えない緊迫した空気
色んな姿を見せてくれる鈴木さんですね

職人の井上さんは、今村俊一さん。
美味そうに羊羹を半分食べて、半分は大切に半紙に包んでお持ち帰るしぐさが
粋な感じその表情の温かさが素敵でした。そして、目深に被った帽子から除く目の怖い刑事さん姿!
出番が少なくても印象に残ります。

堤家の女中、清ちゃんを下池沙知さん。
職人、井上さんのとのやり取りは、ほのぼのムードで観ていてほっこり★
やわらかくて無邪気な笑顔が輝く沙知さんなのでした。

と、久しぶりのUpでございます。
ほんと言葉のボキャブラリーがなくて、お恥ずかしい限りです。
ともあれ、開演のやわらかい音楽、言葉、衣装、しぐさ、どれも愛おしく
楽しくて、あっという間の3時間。
まだまだそのまま座って観て聴いていたい…そんな状態でした。
そのお芝居が3月、東京日本橋三越劇場で開演です。
長い旅公演を経て、どう変わっているのか?!とても楽しみです!

えっ3月まで待てない?
そんな皆様は1/18(日)13:30八尾プリズムホールにて公演がありますよ(^^)/
(問い合わせ先:八尾プリズムホールチケットカウンター072-924-9999)
なんとアフタートーク付!!素敵ですね~

10/11(土) in 長岡リリックホール

by berurinrin | 2015-01-02 23:57 | 文学座観劇感想

シェイクスピア祭 リーディング春のシリーズ『じゃじゃ馬ならし』                        
                                         in 文学座モリヤビル1階(4/20) 
作  W・シェイクスピア 
訳  小田島雄志
演出 中野志郎
美術 石井強司 
照明 坂口美和 
照明操作 清水圭吾  
主催 シェイクスピア祭実行委員会「じゃじゃ馬」組 

じゃじゃ馬で手が付けられないと有名なパプティスタ家のキャタリーナ(目黒未奈 さん)に
求婚したのはペトルーチオ(上川路啓志 さん)強引に日曜日に結婚式を挙げると言います。
父・パプティスタ氏(高瀬哲郎 さん)も大喜び。
そして日曜日。
パプティスタ家の召使いビオンデロ松井工 さん)から、びっくりして花嫁の父親の元に
花婿がとんでもない格好で花嫁を迎えに現れたことを報告します

『タイタス・アンドロニカス』と同時連続上演されたのが、『じゃじゃ馬ならし』です。
『タイタス』が、ド・芝居であるなら、『じゃじゃ馬ならし』は演者が、最後まで台本を持ったままという
シンプルなリーディングのスタイルでした。
進行というかト書きを読むのは、舞台下手側に「演出家」と書かれたテーブルの札の前に座っている中野氏。
そのまんまじゃん的な(笑)
で、前回『エドワード三世』の時に思ったのですが
シェイクスピア作品って、登場人物が多いのですよね。
それを少ないメンバーで、衣装もなく動きもないリーディングの形で複数演じ分けるのは、かなり手ごわいというか
内容が分かっていればいいのですが、なかなか混乱してくると思うのです。
特に関係性がごっちゃまぜになっちゃう。
で、新たなたくらみというか、ユニークな手法で魅せてくれたのが
今回の『じゃじゃ馬ならし』

舞台中央に「キャタリーナ」と「ペトルーチオ」と名前の短冊が掛ったテーブルが2脚。
そして舞台後ろ正面には、登場する役名とその紹介が書かれた短冊が並べて飾ってあって
各短冊にはランプが付いていて、登場すると、その役のキャストが、ボタンを押して演じ
退場するとボタンを消すという、クイズ番組の回答の早押しの趣向な感じでした。
面白いアイデアですね。
その役名の紹介も、なんかクセがあるというか、ひねりがありました。
でも、上演時間が短くテンポが速いので、パンフにも配役を書いて欲しかったなぁ…

さて、圧倒的な勢いがあったのは、キャタリーナを演じられた目黒未奈さん。
そのままの立ち姿も美しいのですが、未奈さんの伸びやかで健康的な美しい声。
アラビアンナイト 』のシャハラザード姫を思い出しちゃいました♪懐かしい~
その声が、下からぐわっ~と、突き上げるように発する台詞の勢いで、動きはなくても
じゃじゃ馬っぷりを発揮されていて迫力満点♪後半、従順な妻となった時の
声音の美しい事といったら…いつかキャタリーナを演じて見せて頂きたいと思いました。

そんなじゃじゃ馬キャタリーナ嬢と結婚するペトルーチオを演じられたのは上川路さん。
未奈さんやほかの皆さんが、真っ直ぐに語っているのと反対に
手の動きがすごく気になったのですが…
でもそのおおらかなで大胆な口調は、気持ちがいいですね。
未奈さんと上川路さん…お二人とも立ち姿がきりっとしているので、
逆に寄り添った姿を見てみたかった気がします。

高瀬哲郎さん、松井工さん、松尾勝久 さん、田中宏樹 さんと
この四人が、キャタリーナの父や二人の召使い、友人と様々な役を演じ分けます。
場合によっては、二つの役を一度に登場させちゃったりと大わらわ
ちょっと贅沢すぎるキャスティングですね(#^.^#)

次回のシェイクスピア祭は、『ヴェニスの商人』5/23.24『夏祭恋逝殺』5/25.26です。
また新たな演劇との出会いが楽しめることと思います★

 4/19(土)~4/22(火) in  文学座モリヤビル1階

by berurinrin | 2014-05-05 01:57 | 文学座観劇感想

文学座付属演劇研究所研修科発表会『天保十二年のシェイクスピア』
                                 in  文学座アトリエ(5/3)

作     井上ひさし
演出    松本祐子
協力    文学座演出部
殺陣    渥美博

天保時代。下総の国。清滝という宿場町を舞台に陰謀と欲望の世界が繰り広げられます。
この宿場を牛耳っていた鰤の十兵衛が隠居を決意します。
この鰤の十兵衛にはお文、お里、お光という三人の娘がおりまして
彼女らに財産を分けようとしますが、お文とお里の美辞麗句に騙され、
何も答える事が出来なかったお光を追い出してしまいます。
そして、お文とお里の強欲権力争いから始まり
醜い姿で周りを混乱させる悪党・佐渡の三世次が現れ大きな騒動へと・・・

研修科生をも巻き込んでのシェイクスピア祭!本当に祭りらしい舞台でした。
なんせシェイクスピア作品の全37作品に登場するさまざまな主人公達が
日本の小さな宿場町に集結しちゃうんですもの
その上、有名なエピソードがちりばめられちゃっているので
そりゃあっちでぶつかりこっちでぶっつかりっと
喧嘩と祭りは切っても切り離せないのは江戸っ子でしたっけ?!
しゅっぱなから若いエネルギーのぶつかり合い、火花を散らす彼らのすさまじいパワーをひたすら放ち
舞台の最後尾で拝見したのですが、彼らが動くと客席がその振動で揺れるという
圧倒されまくりの3時間強の舞台でした。
本来は4時間越えの舞台だそうですが、4時間越えたら、たぶん客席が持たなかったかもしれません
彼らのパワーを受け止めるだけの許容が、果たして自分に持てたかと
そんなそんな熱い舞台でした。
色んな意味で彼らに要求された課題はハードル高く、目の前に映る彼らの姿に至るまでの過程は
非常に過酷なものだったと思います。
祐子さんの演出に食らいつく…厳しかったんだろうなぁ…
でも、なんか吹っ切れたかのようなカーテンコールの彼らの笑顔の美しいこと
ほれぼれと見惚れてしまいました。

それにしても皆さん、歌にしてもダンスにしても立ち回りにしても上手い!
とくに女性は着物の着こなしもこなしていて驚きました。
男性は、ハードなアクションだけに着崩れしちゃうのがちと残念ですが、でもでも大奮闘でした。
本当に皆様お疲れさまでした。
良い舞台をありがとうございます!!

この作品は2006年秋に研修科発表会で上演されています。
当時のキャストから現座員の配役をUpしときますね(A.Bキャスト混在しています)

お里 渋谷はるか
尾瀬の幕兵衛 藤側宏大
真岡の老婆 鈴木亜希子
佐原の老婆/お冬 牧野紗也子
川越の老婆/飯炊きのおこま婆 吉野実紗
八王子の老婆 荘田由紀
ぼろ安/笹川の繁蔵 山森大輔

今回は、フラットな舞台でしたが、前作では両側に桟敷席が設置されて
芝居小屋風なこれまた臨場感たっぷりな舞台でした。


5/2(金)~5/4(日) in  文学座アトリエ

 



by berurinrin | 2014-05-04 21:53 | 文学座観劇感想

シェイクスピア祭 リーディング春のシリーズ『タイタス・アンドロニカス』 

                       in 文学座モリヤビル1階(4/20

 

作  W・シェイクスピア

訳  小田島雄志

演出 西本由香

美術 石井強司

照明 坂口美和

照明操作 清水圭吾

主催 シェイクスピア祭実行委員会「タイタス・アンドロニカス」組

 

舞台は古代ローマ帝国。

ゴート族の女王タモーラ(奥山美代子  さん)とその三人の息子達を捕虜として

勝利からの凱旋帰国した武将・タイタス・アンドロニカス(高橋克明  さん)は、戦死した息子たちの死を

弔うためにタモーラの嘆願を無視してタモーラの息子の一人を生贄として捧げます。

ローマの新皇帝・サターナイナス(神野崇 さん)は、タイタスの娘・ラヴィニア(前東美菜子  さん)を妻に

迎えようとしますが、彼女はサターナイナスの弟・バシエーナス(駒井健介  さん)と婚約していました。

それを知っているタイタスの息子達の反対に怒ったタイタスは、末息子を斬り捨ててしまいます。

サターナイナスは、タモーラを妻とし、それ以降タイタスへの態度は怒りに満ちていきます。

そして権力を得たタモーラもまたタイタスへの復讐を開始していきます。

 

リーディング第2弾は『タイタス・アンドロニカス』と『じゃじゃ馬ならし』の2作品連続上演。

まずは、『タイタス』から拝見させて頂きます

そんなこの日は、一日信濃町day(^_-)-

第一弾の『エドワード三世』は、前半は、手に台本を持って演じられるというリーディングスタイルと後半は

手から台本を離して…という芝居スタイル。

今回は、ド・芝居(^^)/

まっ、リーディングといいつつもフリースタイル形式でと監修の鵜山仁  さんがおっしゃっていたので

なんら問題もなく

が、今回はド・芝居であるがゆえに成功したと思いました。

と、いうのは…まぁそれはそれはエグイっす。この作品…想像したくないんだもん

リーディングだと、どうにもこうにも俳優の姿の先の自分だけの世界をみてしまう

なもんで、今回は、違う意味で救われた気がするのです。

 

舞台は、中央にしつらえたテーブル。両側にはハンガーに吊られたキッチン用品。

このキッチン用品のシルバーに光るステンレス製の冷たい温度と反する果物の鮮やかな色彩。

これらが、どう絡んでいくのかと思ったら…

このキッチン用品のお玉とか泡だて器(笑)が、人を刺し貫く剣となり

お鍋が、復讐と血塗られる王冠になったりと、

聞くのも辛い台詞の応酬の最中、もっとも悲惨な状況やおぞましい残酷な場面の中に、

浮かび上がってくる滑稽さ…どーみてもキッチン用品だし(><)

次々行われる殺戮の犠牲者たちは、小さく畳まれたテーブルクロスで使われるリネンの質感のような布地。

「えっ、そうきちゃうのくすっ(笑)」

これはちょっと、完璧に裏切られました(笑)なんか嬉しくなっちゃいました。

まるで夢の中に入り込んじゃった気分。

でもその小道具たちの質感から湿度も体温も感じさせない、つーんとした冷やかさも伝わってきます。

熱いけどちょっと引いた空気感とか

そこんとこの按配がたまりません★つーかかなり好き(#^.^#)

なんか、演出の西本さんこともっつあんと鵜山さんと感じる周波数が近いんでないかい?!

髪型だけじゃなく(爆笑)

と思うほど私の心に引っかかってきたのでした。

 

と、演出も素敵でしたが

キャストも素敵!なんか入場1,000円ですみませんm(__)m

追加料金支払わなくて、本当にイイんでしょうか?!

それも税込で…(><)ありがたい!!関係者の方々は本当に大変だと思います

今更ですけど…

 

タイタスを演じられた克明さんの自信満々の武将の姿から、苦しみさいなむ父親の苦悩の嘆きの表情…

ラストのあの瞳から冷たい火花が確かに浮かんでみえました。

克明さんの涙に溢れるあの表情…確かに心に刻みました。

今、とても克明さんの芝居が熱い気がします。

どんな役柄を演じても克明さんの身体の一部、役の一部分が克明さんの血であり肉を感じさせられます。

克明さんから目が離せなくなっちゃうんですよね。

 

その克明さんと真っ向からぶつかるタモーラをしょっぱなからテンション高く演じられたのは奥山美代子さん。

どんなに過酷な運命からも立ち上がり復讐をエネルギーに変えるしたたかな女王を奥山さんが演じられると

悪女なんだけど、それだけじゃない何か女性としての悲哀も感じさせれちゃうのです。

たぶん冒頭の息子の命の嘆願が聞き入られず殺されてしまった嘆きのシーンが圧巻で、

あの悲しみの姿が、脳裏に焼き付いてしまったからかもしれませんが、毅然とした姿は本当に美しい女王でしたね。

 

そのタモーラの愛人・ムーア人アーロンを沢田冬樹  さん。

以前、某演出家による『タイタス・アンドロニカス』をDVDで拝見した時、印象が余りなかったのですが

今回拝見して、アーロンの人物像が浮き上がってきたというか

極悪非道な人物だけど、それだけじゃない、血の通った人間だという事。

自分の子を愛する感情がある姿に感動してしまいました。

そこまで悪人として生きざる得なくなってしまった彼の生涯を思うと胸が痛みました。

冬樹さんだからこそのアーロンですね。

丁度、この日偶然にもご一緒させて頂いた阿藤智恵さんが

「シェイクスピア作品の中で、大好きなキャラクターがアーロン」っておっしゃっていて

~なるほどと、納得したのでした。実際このリーディングを観ていなかったら引いていたかもです(苦笑)

 

タモーラの夫で、タイタスによって新皇帝となるサターナイナスを神野崇さん。

ちょっと短気でこまったちゃんな皇帝ですが、かっこいいから許しちゃおうみたいな()

タモーラに完璧に支配される感がかなり素敵ですね。

意外な神野さんに限らず意外な配役もリーディングの面白さかも…と思っちゃいます。

 

サターナイナス皇帝の弟は、バシエーナス。演じられたのは駒井健介さん。

お兄さんのサターナイナスとは対照的に毅然とした真っ直ぐな態度の好青年。

バシエーナスを皇帝にしたら起こらなかった悲劇なのかもしれませんね。

あっけなく殺害されてしまって…

そんな駒井さんは、イケメンさんの上に伸びやかないい声をされてます。

彼を見てると役に食らいつくような貪欲さを感じます。

きっともっともっと大きく大きく成長するんだろうなぁ~と楽しみな逸材だと思うのです。

 

悲劇のヒロインは、タイタスの娘で、バシエーナスの妻ラヴィニア。

一瞬の幸せを得た途端に想像する全ての不幸と体験を背負ってしまった女性。

最近、会うたび観るたび美しさを増してくる…そんな前東美菜子さん。

シェイクスピア祭第一弾『お気に召すまま』のヒロイン・ロザリンドで一躍注目を浴びた美菜子さん。

これからも注目の女優さんです

 

タイタスの弟・マーカスとタモーラの息子・カイロンを演じられたのは4月に準座員に昇格された

木場允視  さん。

そしてタイタスの息子・リューシアスとタモーラの息子・ディミートリアスを演じられたのは

同じく4月に準座員に昇格された宮澤和之  さん。

お二人とも堂々と伸び伸びと演じられていましたね。

難しい台詞をなんなくこなして語ってる姿は、とても頼もしく気持ちよく観ていられました。

 

そしてつかず離れず…時に一歩引いたところから怖いもの見たさで覗き見する少年や

幼いタイタスの息子と変幻しながら加わる難しい役どころを藤崎あかね さん。

抑えつつ自分を出して絡んでいく、あかねちゃんのコミカルな一面もみせてもらって

彼女もまた、まだまだ色んな一面があるのかと

舞台の上で魅せたいたずらっぽい表情が忘れられなかったのです。

 

4/19(土)~4/22(火) in  文学座モリヤビル1階












by berurinrin | 2014-05-01 22:09 | 文学座観劇感想

シェイクスピア祭リーディング春のシリーズ『エドワード三世』 
                       in 文学座モリヤビル1階(3/16)

作  W・シェイクスピア(が書いたかどうかは疑わしいとされている)
訳  河合祥一郎
演出 稲葉賀恵

フランス王フィリップ4世は、娘のイザベラを残し男子兄弟を亡くした為、イザベラの息子である
イングランド王エドワード3世(鍛冶直人さん)がフランスの王位継承権を申し立てたことにより
フランス王フィリップ6世と対立し戦争に突入します(百年戦争)。
そんな中、スコットランド王ディビット(櫻井章喜さん)がイングランドとの
同盟を破りウォリック伯(三木敏彦さん)の娘ソールズベリー伯爵夫人(山崎美喜さん)の居住する
城を占拠したため、エドワード3世王自ら奪還に成功します。
が、そこにいたソールズベリー伯爵夫人の美しさに心を奪われてしまうのでした。

シェイクスピア祭・春のリーディングが開幕しました!
トップバッターは、昨年『十字軍』の大胆な演出でアトリエデビューを果たした
稲葉賀恵さん。
今回は、舞台を挟んで両面に客席が挟んだ形の対面式の舞台です。
セットはなんてことのない長いテーブルとイスのみ
イスに座って台本を読むという基本的なスタイルから始まりました。
ちょっと人物が複雑なので、声音を変えても難しいかな…と、思いきや
ソールズベリー伯爵夫人が登場してから、がらっと空気が変わり
舞台が動き出しました。
なんてことない机がベットや秘密に彩られた東屋などに変わり、モノクロからカラーに色が入ったような
不思議な見えないもの、見えない色が浮かんできた感じがしました。
上演時間は一時間ちょっと。
場面的には第5幕まである戯曲から第1幕~第2幕ほぼ1/3Pほど。
それも台詞もそぎ落として、よくまとめられたなぁ~と、稲葉っちの手腕に驚きました。
やっぱシェイクスピア長いから、あんま長いとリーディングは厳しいですもんね。
集中が持たないっていうか…演じられる側も観る側にとっても想像力と集中力の
エネルギーのぶつかり合いが、はんぱないと思うのです。
第一弾のリーディングでプレッシャーも多々あったと思いますが
今後の期待が膨らむ良いスタートを切って頂けたと思います。
頑張ったね!!稲葉っち(^_-)-☆

そして稲葉さんをサポートされたのは、素敵な俳優陣のみなさん(^^♪
猛々しいエドワード王から、ソールズベリー伯爵夫人を前にエロワード(皆さんが呼ばれてました(笑))
スイッチの切り替えが素敵過ぎた鍛冶さん。
凛とした美しさで圧倒させた美喜さんが演じられたソールズベリー伯爵夫人。
エドワード王と娘であるソールズベリー伯爵夫人の間で苦悩するウォリック伯の三木敏彦さん。
フランス王の使者・ロレーヌ。スコットランド王ディビット、ソールズベリー伯爵の甥・
モンタギュー卿、エドワード王の秘書・ロドウィックと幅広く演じられた櫻井章喜さん。
そして研修科から
イングランドに味方するフランス人アルトワ、エドワード王の臣下オードリー、使者を演じられた
赤石薦亮さん。
エドワード王の嫡子エドワード王子、スコットランド軍司令官・ダグラスを演じられたのは河野竜平さん。
お二人とも堂々と伸びやかに演じられていました♪

結局、エドワード王は、よこしまな恋心をソールズベリー伯爵夫人からたしなまれ
おなざりにしていた戦争に意識を戻し、スコットランド、フランスから快勝し大団円で終わるそうです。
ちなみに今もあるガーター勲章の創始者はエドワード3世だそうで、
ソールズベリー伯爵夫人の青い靴下止めからきているそうです。

この日は、昼間は俳優座劇場で劇団銅鑼公演『女三人のシベリア鉄道』を拝見して
ハッピーアワーしちゃって、いい気分で六本木~信濃町まで酔い冷ましで歩こうと思ったら
余計暑くなってしまって参った参った( *´艸`)お恥ずかしい限りでございました。
こうなったら、会う人ごとに呑んじゃったと(笑)
だってこの日は、大事な大事な東京二期会のイケメンテノール歌手の高田正人だちょん師匠と
ご一緒させて頂くというハッピーな日。
ほんとお先に呑んですみません状態でした。
えっオペラ歌手?!と思われるかもしれませんが、意外と文学座の方々と接点が多いのですよ。
去年は東京二期会オぺラ『こうもり』に櫻井さんがご出演してだちょんさんと二人漫才(笑)もとい
共演を果たしましたし、鵜山仁さんが東京二期会『ナクソク島のアリアドネ』を演出して
だちょんさんがご出演。舞台監督をされた生田みゆきさんは、だちょんさんの後輩だし
てな調子で、終演後の初日乾杯では、いろんな話が飛び交って
それはそれは賑やかな場となっておりました。
それにしてもオペラについてだちょんさんと話す時の鵜山さんが、とっても嬉しそうで
時に説明をして下さるお話にほくほくしながら加わらせて頂きました。
その後も長く呑み会は二次会へと進み
楽しい宴は、終電あわわっ~状態でございました。
でも、それもお芝居が楽しかったからこそ♪
お芝居とお酒はいい共存関係ですね。
そーだ、この日はなんと鵜山さんのお隣で拝見させて頂きまして♪
お酒臭かったら申し訳なく、始まる前に
「すみません、ちょっと呑んできちゃって」
「僕も!」
「ミント(口に)入れときます?」状態で(笑)
後からだちょんさんに「ほんとに鵜山さんのこと大好きなんだね」と言われてしまいました。
へへへっ


3/16(日)~17(月)in 文学座新モリヤビル1階


さて次回のシェイクスピア祭春のリーディングは
4/19(土)~22(月)
『タイタス・アンドロニカス』『じゃじゃ馬ならし』の二作品連続上演です
詳しくは→シェイクスピア祭







by berurinrin | 2014-03-30 23:21 | 文学座観劇感想