カテゴリ:イベント( 154 )

7月アトリエの会『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』アフタートークその2

山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』アフタートークの後編です。
司会は、引き続き舞台美術を担当された乘峯雅寛さん。

演出の鵜山仁さんのついて、
以前から鵜山さんの演出は、何をおっしゃってるかわからないと定説のように言われてますが・・と
乘峯さんf(^_^;)
「今回、わかりやすくてどうしちゃったんだろう?!(笑)」とおっしゃったのは、富沢亜古さん。
亜古さんとは、鵜山さんの方が一期先輩という間柄ですが、劇団公演でご一緒するのは
初めてなんだそうです。意外ですねぇ~
とはいえ、過去には外部のお仕事で、2回ほどご一緒されているそうで、当時
「突然、ほえてくれ」と言われて、「ここで?」みたいな感じだったそうです(笑)

鵜山さんの演出は、わかりにくくて
「わかりました」と言って、わからないながらもやってると乘峯さん。
そんなわからないを連呼しなくても・・(苦笑)
そんな中で、采澤靖起さんは「本当にやっていいんですか」と、鵜山さんに確認する姿が
斬新だったそうです。
「稽古場では辛らつで、わかりづらい演出だった」と采澤さん
「ここはE.Tが現れた感じで」とか「ここは金箔つきの芝居をして」って
「金箔つき・・ってわからない(笑)」
マーティンとスティービー中に駆け込んで「大丈夫?」と現れるシーンでは
「足を負傷して、引きずってきて」と鵜山さんから言われ
「本当にやっていいんですか?」と確認をされたそうです。
「お前やれるもんならやってみろ・・みたいな
ちょっと僕をバカにしてるような感じで言うんですよ(笑)」

話の流れで今村俊一さんにマイクが向けられると
鵜山さんからは1000個以上はダメ出しを言われたそうで
「いっぱいになってしまって、もどしたくなった(苦笑)」と
始めは、それでも抵抗されたそうですが、そのうちどっぷり浸かってしまったそうです。
鵜山さんからは「そんなことがわからないの?」って顔をされる事がしばしばf(^_^;)
ダメ出しは特に「相手からものを受け取ってない」「相手に届いてない(台詞を言いっぱなし)」
この時は公演期間中ですが、未だにダメ出しがあるそうです。

鵜山さんは、ダメ出しポイントを台本に書いたりしないで、その箇所を折り曲げるそうです。
それもすごく丁寧に折られていて
お稽古場を拝見した時も、両手できちんと折ってましたョ♪
あんまりダメ出しが多いと台本が、折り目だらけでがーっと広がってアコーディオン状態になるそうですが
演じる側から、その折ってる姿で、ダメ出しされるんだろうな~とわかっちゃうらしくて、
ある日「見えないようにして欲しい」と亜古さんから言われた鵜山さん。
亜古さんのダメ出しの度に、机の下に隠して台本を折っていたそうで
結局バレバレ~状態だったそうです。
そんな姿想像しちゃうと、なんか萌え~♪

お稽古中、なかなか出番がやってこなかったと、おっしゃったのは若松泰弘さん。
じっとしていることが苦手だそうで、空いてる時間に
アトリエ前のベンチの組立をお手伝いしたり
セットで使っていた本を白く磨いたりと、稽古場を出たり入ったりされていたそうです。
呑み会だけに参加の日もあったそうです(笑)
若松さん、見た目はダンディーで素敵な方ですが
話し出すと面白い方ですねぇ~

「よく何を言っているかわかないと意地悪を言われちゃう、でも
誤解されちゃうのも快感★」と、鵜山さん。
お皿をがっしゃーんと割っちゃうのも「うーっ!!」と亜古さんが獣のように
うなるのもト書きに書いてあるんですよねっ
「音の競演、喜怒哀楽、息遣い・・会話の内容もあーいえばこういう・・作家が面白おかしく書いてある。」
そんな中で、マーティンの親友のロスの立場を考えられた鵜山さん。
ロスってジャーナリズム一般みたい・・と表現されていました。
ことを荒立てる事が、仕事になっている週刊誌みたい
そんな中でこの作品は、様々なレベルの中で
まだまだいっぱいやりたいことがある面白い作品だそうです。

さてここからは質疑応答のコーナーになりまして
なぜ山羊(シルビア)だったのか?とか
シルビアはどうやって作られたのですか?
棚に飾っている首の切れた写真は?とか・・

で、他には
鵜山さんがこだわる音を中心に「役者として気をつけていることは?」と

采澤さんは
台詞の音が違う・・というのはよくわかないまま「呼吸をする」とおっしゃいました。
息を吸って言うと、また言葉(台詞に)変化が起きるそうで
「舞台上で呼吸をずっとしてる」そうです。

采澤さんと同じと今村さんも
音が変わるって自分でやってもわかないそうで、息が変わったり
日々会話の質が変わってくるとおっしゃいました。
度々出てくる「神様~!!」という台詞については
稽古よりも今のほうが素直に出てくるとおっしゃいました。

「音が変わらないってあったまくる!!」と亜古さん。
そうはっきりおっしゃる亜古さんが、好きなんですよ私(笑)
「以前からずっと音が変わらないと、言われ続けていた」とおっしゃる亜古さん
「ここにきていうなぁ(爆笑)」
音が変わる・・気持ちが変われば自然に変わると思う・・と、おっしゃる亜古さん
納得でございます★

若松さんからは、
「(芝居は)ナマものですから、稽古でも本番でも音を変える前の段階で
微妙にぶれるもの・・その都度、対応できる体、考え方でいられるようにしている。
あるタイミングでリズムが変わる。体の筋肉、血圧とか相手によって変わる体でありたい」
そうやって音が変わってくる・・・自然に音の変わる変化を教えて下さいました。
普段の生活の中で自然に変わる感情の変化を表現する事の難しさ・・びっくりです。
そんな変化の過程が解った気がします。人間の感情って不思議なもんですね。
若松さん・・畳み込むようにゆっくりお話下さいました。

最後に、この夫婦は崩壊するのか?再生するのか?というご質問に対して

妻・スティービー役の亜古さんは
「元には戻らない。だって壊れちゃったんだから・・」
けれども離婚とかそう簡単な問題でもないのではないか?とおっしゃいました。

で、夫・マーティン役の今村さんは
「気持ち悪いけど、明日は普通の暮らしに戻りそう」
日々そうやって生きていくのでは?とおっしゃいまして
両者全く違う意見で、チャンチャン♪となりました(笑)

さて、みなさんの意見はどうでしょうか?
わたしは、あのラスト。神の許しを見た気がしました。
きっと彼らは再生できる。どんな事があっても今以上の最悪の選択肢はないんじゃないか・・・

以上で、アフタートークのレポは終了です。
by berurinrin | 2011-08-19 23:24 | イベント

7月アトリエの会『山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』アフタートークその1

山羊・・・それって・・・もしかして・・・シルビア?』この日の終演後には、アフタートークが行われました。
司会は、この美しい美術を担当された乘峯雅寛さん。
ご出演者の皆様今村俊一さん、富沢亜古さん若松泰弘采澤靖起さんの自己紹介の後、
「演出をやったはずなんですけど・・」とちょっぴし心細そうにおっしゃる(笑)鵜山仁さん♪
以上の参加者で行われました。
「ラフな会にしたい」とサクサクっと流暢に司会をされる乘峯さんです。
ということで、久々のレポでございます
もちろん鵜山さん中心ゆえ、偏ってしまいますが
こんなことは言ってなかったぞとか、クレームは勘弁して下さい。
トーク以外の話もちりばめている為、かるーくニュアンスで受け止めて下さい。
そこんところご容赦くださいねっ

乘峯さんから、今回の意気込みと出来上がった印象について
最初に振られた鵜山さん★うふっ
まず、上演される作品決定については、座員の中で構成されるアトリエ委員会の決定によるもので、
その中でも賛否あった作品だそうです。
危険な内容だし・・と、おっしゃる鵜山さん。
企画は、今回の翻訳をされた添田園子さん。
なんとなく日頃みられないような登場人物の表情や声が聞こえる・・
ハードルが高いのでやりがいが、あったそうです。
またスペクタクルとしてもやりがいのある稽古をさせてもらったそうです。
そーいえば、添田さんがNY留学中にこの作品に出会ったそうですが
実際にはライブで観たわけではなくて、演劇やオペラなど芸術作品すべてを記録として保管してある場所・・
新国立劇場の5階にある情報センター(イメージで)のような所に通い詰めていた添田さんが
そこで何百本と観た中でヒットした作品だったそうです。

続いて作品の印象について聞かれたのは、
アトリエ委員のお一人で、スティービーを演じられた富沢亜古さん。
「はじめ台本を読んだ時は、山羊とする芝居は嫌だと大反対した!」あらっ~(苦笑)
と、反対派だったそうですが、意外と賛成意見が多かったそうです。
反対したご自身が、まさか演るとは思わなかったそうで
反対した自分が出演してよいのか?鵜山さんに、言われたその場でご連絡されたそうです。
で、鵜山さんからは、「それとこれとは違います」と言われたそうです。
ちなみに「アトリエにキャスティングされてますよ」と言われたときに
てっきり6月の別役さんの『にもかかわらず、ドン・キホーテ』だと思われた亜古さん。
「おかげでこんなに壊されました(笑)」
「演じるからには、いい芝居にしたい。」現場はとても楽しかったそうです。

スティービーのご主人で山羊を愛してしまうマーティンは今村俊一さん。
キャスティングの話は3月上旬頃。
初めてこの本を読んだとき“笑劇”とあって、どう笑えるのか?と考えてしまい、
読むだけで4.5時間かかってしまったそうです。
「大変だけど、大きな機会を与えられた」とおっしゃる今村さん。
稽古場も大変で、初日が開けられるか心配だったそうです。
今のなお現在進行形で、どう変われるか?
観客とのキャッチボールの日々のようで
意外なところで反応したり、現場での楽しさが伝わったり、客席と近いので
アトリエらしい臨場感が伝わってくると、楽しそうに語られました。

マーティンの親友のロス役で、今村さんの同期の若松泰弘さん。
「(今村さんの)同期です(笑)」
今村さんと同じ頃にキャスティングのお話があったそうですが
「どうやらオールビーが文句言ってるって」
今村さんと同級生に見えないと、作家からクレームが付いてしまったそうです。
以前、伺った時にオールビーさんってば、なかなか厳しい方で
ビリーは実年齢22歳以下じゃないといけないとか
他にも色々条件があって(そこんところは、オフレコで・・)
とはいえ、同期。
思いつきで演じても受け止めてくれる心強い相手と
今村さんとの共演を、とても楽しんでおられるようです。

マーティンとスティビーの息子ビリーを演じられたのは采澤靖起さん。
今年の4月にピカピカの新準座員!劇団の一員になりました
そんな采澤さんに抱負なんぞをとマイクを振る乘峯さん
そーだそーだ、このトークの前に、采澤さんは
「トーク―の時に、優等生的な感じでいるかもしれませんが笑わないで下さい」
なんぞとはなっから笑えと暗黙の指示を受けていましたが、心配御無用。
優等生の良い子でいられるわけでなく、彼の持ち前の面白キャラクターが前面に現れたトークとなりました。
ちょっとお伝えするのが難しいのですが・・雰囲気だけでも・・今後の抱負を聞かれ
「皆さんお優しい先輩で、頑張りたいけれど、自分だけの力じゃぁ・・でも今後も頑張っていきたい」と
で、あの茶髪の髪型!親に見せられないと以前言っておられましたが
「髪を切るのは、普通高いんだけれど劇団が出してくれた。
衣装も劇団に用意してもらってありがたいです」
研修科生の発表会だと、基本自前ですからね。

で、稽古について鵜山さん♪
「ライブでキャッチボールしてくれないと寝ちゃうんで(笑)
寝ちゃわない稽古をするには、第一に音を変える事が一番。
お願いだから、私を眠らせないで下さい(笑)」
音の変化・・という事は、ある意味、鵜山さんの期待値を超えてくれないと
鵜山さん寝ちゃうそうです(笑)
稽古について「ある意味出会いがしらの積み重ね」とおっしゃいます。
なので、昨日上手く行った音が、今日上手く行くとは限らないそうで
今回は、その音の掛け合わせが上手くいったのではないかとおっしゃいました。
それは、役者だけじゃなくてスタッフ、美術、照明・・チームワークの力ってことですね!
「いえるのは、僕の作ったものは何一つ見えない。不思議な商売・・」

久々のレポ如何でしょうか?楽しんで頂きながら作品を思い出して下さると嬉しいです。

次回に続きます(^_^)/~
by berurinrin | 2011-08-18 22:59 | イベント

<エンターテイナーの表現力メソッド・ワークショップ>その2

『化粧』の中には名台詞が、いっぱい詰まっている・・と、演出の鵜山仁さん
「本当にそう」と平淑恵さん。
ぱらぱらとテキストを見ながら鵜山さんが
「女性を前にしてちょっと・・」とおっしゃりながら
ここはちょっとふんどし締め直し・・(略)座長は女性だから・・誰だいい今言った
ここのところの座長と座員の関係について
元地人会の代表、ずーーと『化粧』の演出をされておられた木村光一さんを
訪ねられ時に、このシチュエーションは
「五月洋子さんと発言した座員との関係は、男女の関係があって
そういう音を出すように」とアドバイスを受けられたそうです。
お客さんの品性もあるし、そう受け止めてもらえるかどうか解らないし
平さんのご家族が客席におられたら、平さんを中心に見てしまう。
でも鵜山さんご自身は、
「長く稽古場に居て、平さんの台詞を聞いている(透明座員)役者の顔を見て、
その台詞を聞いている気がする」
淑恵さんの言葉をサッカーのボールに見た立てて
芝居の台詞は、サッカーのボールみたいで、ボールの動きだけ見ても
サッカーの面白さはわからない。
お客さんの心に(ゴールに)ゲットするために、11人ないしは22人が
動くのが面白いし楽しい。
とにかくボール(台詞)を巡って、11人ないしは22人が、どう機能しているか
22人の人生がどう繰り広げられるのか?
目に見えないものとの格闘を、10人からいらっしゃるスタッフの方々と
稽古場の日々を楽しまれておられるそうです。

「そうやって一行一行、音を変えていく作業をどうやって作っていくか?」と、鵜山さん
「ちょっと時間をかけてやってみましょう」とか
「ゆっくり言ってみましょう」とか「表情をかえてみましょう」
普段やらないしぐさ、普段やらない姿勢、腰の角度ちょっとかえたり・・
それらフルに動員して、この芝居の温度の可能性を、どう高めていくか
音を変えるポイントを探り出して変化を重ねていくそうです。

その中でも音を変えることに一番役に立つのは、
人との交流だそうで、
交流する事で、自分が啓発されて思ってもみない声が出る。
相手を発見することで、声が変わる。
相手に触発されて、とんでもない声が出たり
相手によって心良い場合があったり、相手の意外な発見によって
もたらせられる交流。
相手といかに呼吸、心を合わせて、それによって化学反応を起こして
思ってもみない会話の進展によって、自分と違う世界の発見があるそうです。
黒板に「チェンジ」と書いて説明して下さる鵜山さんです。

今回特にハードルが高いのは、高い発見をもたらす他者を自分で
作り出さないといけない・・と、おっしゃりつつ
でも現実の方がいる方が、メンドクサイ(笑)と
その言葉を受けて淑恵さんも「そうかも(笑)」
と、いうのは相手の方も同じように音を変える為の世界が広がっているいるから・・
普段の何気ない会話や感情の流れを具体的に考えてみると
日々、人と対話して生きていくことって凄いことなんだなぁ~って
しみじみ思ってしまいます。

で、鵜山さんが淑恵さんに質問されました。
「音を変えることで、普段気にかけていることは?」
すると淑恵さんは、新人の頃に大先輩の杉村春子さんから
「音を変えなくてはいけない」と、ご指導があったそうで
「ちょっと貴女しゃべってごらんさい」
と、口立てで「ほらこんなに違うでしょう」と、言って下さっても
当時の淑恵さんは、なかなか聞き取れずパニックになりそうで・・
そんな時、杉村さんが
「今言って解らなくても、何十年経ったらわかるから」と
その後、鵜山さんの演出のラシーヌ作『フェードル』の時に
「都は○み風のうねり(笑)で言ってみましょう」とか、「今度は誰々の・・」とか
すごく楽しい指導だったそうです。
芝居で音を変えなきゃいけないと、切実に感じたのは
杉村さんと鵜山さんのこれら指導によってだったそうです。
「深く息を吸って、お腹まで落として音を発する。
意識的に音を変える事が必要・・・」と淑恵さん。
普段の生活の中で、怒りモードや悲しみモードの時
思わず、口から出そうになる(相手を傷つけそうな、言ったら後悔しちゃいそうな)
言葉を発する前に、ちょっと深呼吸やワンクッション置く事で気持ちが、
変ることがありますね。特に子供をしかるときなんか、自分の感情を抑えるために
きっと、そうだ!気持ちが変ると声が変る。ねっ!

「杉村さんが、今はわからないでしょう」と技術的な事を言っていながら
実は、「人生的に解らない」ということを言ってると鵜山さん。
鵜山さんも若い俳優たちに指導するときに
「今はわからないかもしれないけれど、50年経てば、できるようになっていて
でも、その頃になると台詞が覚えられなくなってるよ(笑)」
台詞を覚えられなくなるころに、覚えることの抵抗感を味わうくらいにならないと
、音を変えることがわかるような気がする・・・
そうおっしゃる鵜山さん。
人生経験が多様な音を生んでいくんでしょうかねぇ

「せっかくだから、2列目の人にも台詞を言ってもらいましょ」と、鵜山さん。
うぎゃーまじすか?まじすか?まじ??
絶対当てないって言ったのにぃ・・ひゃぁ~
どきどき順番を待って、ぼそぼそっ・・・(冷や汗)
「いやぁ皆さん本当にお上手で素晴らしい!」と淑恵さん(完璧に私以外の)
「やっぱり2回のほうが、よく声が出てましたね」と、しらっとした顔の鵜山さん(笑)
「参加型で無理やり読んで頂きました」

この後、質疑応答のコーナーがありまして
参加型だけに質問も沢山~!皆さんすごく熱心で本当に素晴らしいっ
どんな質問も笑顔で答えて下さる鵜山さんと淑恵さん。
「どうしたら台詞が覚えられるんですか?」とか
「自分の解釈と演出家の解釈が違う時はどうするのか?」
「お客さんの反応は舞台に伝わってくるものなのか?」とか
などなど、質問だけでもたっぷり時間をかけて下さいました。

初めての鵜山さんのワークショップ・・
演出家と俳優の立場で、お芝居が立ち上がる過程
目の前のテキスト、台本に対して、それぞれの立場で、どうアプローチしていくか?!
とても興味深く聞かせて頂きました。
普段の言葉で相手がどう感じるか?音の違いで、感情の変化が相手に伝わる・・
これは明日から普段の生活でも気をつけなきゃいけないなぁ~
勉強になりました。

終了後、あれっ鵜山さんは?!と思ったら、すでにお稽古場に向かわれたと
相変わらずお忙しい鵜山さんでしたf(^_^;)
そんな、こまつ座『化粧』は、東京公演を終了し、現在は地方巡演中です。
わたし?!もちろんまだまだ拝見させていただきますよぉ~
by berurinrin | 2011-02-25 23:15 | イベント

<エンターテイナーの表現力メソッド・ワークショップ>その1

<エンターテイナーの表現力メソッド ワークショップ>
          in ヒューマンアカデミー新宿校(12/23)

講師は鵜山仁さんと平淑恵さんです。
「講師やインストラクターとしてはもちろん、
ビジネスマンとしても自分自身の考えを「伝える力」が求められる時代。
プロの表現者による「印象深く伝える」「効果的に表現する」など、
多くの方を魅了するプレゼンテーション方法のワークショップ。」
(チラシ参照)
という趣旨の元に、一般会社員をメインとしたワークショップに参加してきました。

聴講生は20名ほど、小さなフロアにマイク無しで約2時間程の講義の始まりです。
このワークショップは、ただ今お稽古真っ盛り中、平淑恵さんの一人芝居
こまつ座『化粧』のテキストを元に行われます。
まずは鵜山さんから作品の概要と自己紹介。
「文学座って知っていますか?
文学座のお芝居をご覧になったことはありますか?」と鵜山さん。
いつもにもまして、優しく畳み掛けるような口調の鵜山さんです。

井上ひさしさんが主催のこまつ座とは、今から23年程前からのお付き合い。
同じ文学座に籍を置かれる平さんとは、鵜山さんより一期先輩の間柄。
『化粧』という作品は、そもそもも地人会の企画で井上ひさしさんが
作られた作品だったそうです。
初演からずっと28年間演じられた渡辺美佐子さんが、昨年で一つの区切りを
つけられ、今回のこまつ座での上演の運びとなったそうです。
こまつ座としては初演となり、
東京公演の後、4/28まで旅公演が入っているそうです。

「文学座の研究所から35年目・・でも、まだまだ新人のつもりです」と
「『化粧』という作品は、演劇人にとっては憧れの作品。
渡辺美佐子さんの代表作。わたしでいいんですか?と、
鵜山さんに思わず聞いてしまった位に光栄な出来事でチャンスを頂いた」と、淑恵さん。
約90分全部一人でやるわけで、
大衆演劇で女剣劇、やくざものの扮装をこしらえながら、羽二重もしてという
楽屋の話で、それだけでも大変なのに、
五月洋子のしょってる人生・・みたいなものを、かもし出さなきゃいけない・・
12/1からお稽古が始まったそうですが、膨大なダメだしの中
毎日あせって稽古をしてる日々を送っているそうです。
今日は、芝居の楽しみ方を垣間見れたらいいなぁ~と、ご挨拶して下さいました。

舞台演出って、どんなお仕事か?って鵜山さん。
「最近は、蜷川さんみたいな仕事をやっている」と
「でも実際灰皿も机も投げてないし、
どういう角度で投げればいいかもわからない(笑)」

どうやって芝居を作っていくか
台本にどうやってアプローチしていくかが一番の問題で
実例としてのテキスト『化粧』の台本の冒頭の数ページのコピーを見ながら
「音を変える」ということ。これに尽きるとおっしゃいます。

じゃあ、どうやって「音を変えるか」ということで
例えば「おはよう」という言葉。
人と出会って会話する時に「音が変わる」とおっしゃいます。
その日の天気やこの会場の5階まで駆け上ってきたり・・
中でも大事なことは、好きな相手、嫌いな相手に出会った時の
「おはよう」大きな声とか、感情がこもっていて
温度、空気、関係とかを一緒クタにして「音」
「稽古場で、音が変わらないって言ってればいいんです(笑)」
「それだけ?」と淑恵さん
「そうなんですよ」と、鵜山さん
「・・どんだけ苦労してるか(笑)こっちは」と淑恵さん。

「もっと簡単にいうと・・」と、鵜山さん。
「音が変わらないと、どうなるか?!・・・退屈するんですよ(笑)」
そもそも退屈するのは、音が変化しないから
音が変わらないというのは、目先が変わらないから。
人生の最終ゴールは死に決まっていて、最終地点によりも
どうやって寄り道していくか・・のほうが、人生にとって大切なのではないか。
音を変えて、人生をどれだけエンターティメントするかが問題で、
それが客席に届けばいいなと、音を変え続けていくことが、むしろ目的なんじゃないか。
「どういう芝居を作りたいですか?」と聞かれることが多々あるそうですが
「とにかく変わっていけばいい」と言うと、節操の無い演出家みたい(笑)と鵜山さん
でもそんなところがあって、俳優に迷惑かけちゃう

テキストの『化粧』の台本の冒頭数ページのコピーを見ながら
まずは、鵜山さんが冒頭のト書きを読んで下さいます。
ちょっと風邪気味で心配ですが、ハスキーで素敵な声です。
うっとり~★

『化粧』・・・この作品は、1982年初演。
「母」というテーマで、5人の作家が5本の一幕劇を書かれたそうで
その一つが『化粧』だそうです。
一人芝居の一幕もの。
一人芝居なので相手役は登場しないものの
ヒロインの五月洋子さん前には登場している。
「いずれにしろ、、目に見えないものを見えるようにするのが芝居の醍醐味」
だと鵜山さん。
例えば「僕は王様です」と言えば、マントも王冠もなくてもそうなってしまう。
(五月洋子さんにしか見えない)周囲に見えない10人もの登場人物を
どうやって目に見える存在にするかが、大変問題で
芝居の根本原理に準じているそうです。

で、先ほど読んで下さったト書きの解説をして下さいました。
例えば、ト書きの中の文章で
「・・観客の活発な想像力・・」→いかに予算を抑えてお客さんの想像力に委ねるか
まさに音を変えて、舞台とお客さんの仲介役を担う。
「彼女自身が信じているところによると、彼女は大衆劇団「五月座」の女座長・・・」
→まさに実は「平淑恵」であったり、「演じると事とは?!」
と、芝居作りのイロハのようなト書き。

これらの細かく書かれているト書きのエスプリは、心がけてはおられるそうですが
必ずしもすべて使うとは限らない・・・そうです(笑)

さて、では、どういう所から芝居作りが、始まるか?
「シュミレーションをしてみましょう」と、鵜山さん。
ここで淑恵さんが『化粧』の台詞の部分を「棒読み」から始められます。
ト書きは鵜山さんが読んで下さいました。
連日のお稽古の日々に「声がガラガラで・・すみません」と、淑恵さん。
初めは棒読み状態で、文字を追うようにテキストに目がいってましたが
違和感を感じて、ふと目線を淑恵さんの方に見上げてみると
淑恵さんが天井の方を見ながら台詞を語っていました。
最後の方には、五月洋子さんの姿が見え隠れしてるような感覚まで・・
女優さんって凄い・・。
「最後は、気が入っちゃっいましたね」と鵜山さん。
「昨日のダメ出しが頭をよぎっちゃって・・」と苦笑される淑恵さん。
照れる姿が、とっても可愛らしい(失礼!)淑恵さんです。

一番最初の「いよいよ客入れ・・」という台詞から始まって
言葉の背景を一つ一つ細かく検証していく過程を説明して下さいます。

五月洋子さんの①実生活)と②座長としての彼女の顔
③劇中劇『いさみの伊三郎』としての姿
と、3つの違う顔が交差していく姿が浮かび上がっていく。

「いよいよ客入れ・・」→
10人の座員との関係(付き合いの長さやどれだけお給料を払っているか?
仲がいいのか?」と、この日の自分の状態。
(空が)「くらい」→五月洋子さんの不安感
(透明座員が、透明茶を持ってきて飲む)「ありがとう」→
お茶を持ってきてくれた透明座員との関係やあしらい方、どう考えているのか?
などなど・・細かく一行一行出し切って、一ヶ月間稽古していくそうです。
「最初の一行からダメだしされて(苦笑)」と淑恵さん。

「もう一度、オーディションみたい(笑)読んでください」と、鵜山さん。
で、「今度は最初から感情を入れてお願いします」
再度、台詞を淑恵さんが読み上げます。
ひざをポンっと叩いて、いなせな感じで流れるように台詞を吐き出す淑恵さん
台本は殆ど見ていません。
読み終わると、会場からは、ため息がもれました・・
今度は、感情たっぷりに台詞を発する淑恵さん。
まさに、出だしから「音が違う」!!すごい

淑恵さんが台詞を読み終わって、まだ余韻が残る中
「演出家というのは、大抵役者崩れが多くて(苦笑)」
そう・・元々俳優を志していた鵜山さんなのでした
彼ら俳優に対して
「憧れているので、僕が出来ない事を、申し訳ないけどやってください」
「声を変えて下さい」
さまざまな音の中にアクション、目線、呼吸、息遣い、温度
雰囲気も・・音の変化を聞きたい。と、おっしゃいます。

と、ここで参加者を前にして鵜山さん
「せっかくだから、皆さんに台詞を読んでもらいましょう参加型だし(笑)
こんだけ人数があれば色んな声の発見があって、平さんにも
起することがあるかもしれない。助けると思って。。」
えーうそぉ~まじすか?まじすか?まじ??
「じゃぁ一列目の人、文章の“。”から“。”まで、読んでみてください」
よかったぁ~2列目ホッ
活字を追いながら皆さんの声を聞いてると、色んな声が出てくる
感情を出して語る人や真っ直ぐ読み上げる人、緊張してちょっと震えた声
大きな声・・小さな声。
「こんだけ音が変われば、演出はいらない」と鵜山さん。
「戯曲に沿ってるかは別にして世界が出来ちゃう」
あ~どんな声でも発する人の感情が入ってる。
感情を出さないように言っても、感情を出さない感情が入ってるし・・
面白いもんですね
「これを一人で実現しなきゃいけないから大変」と鵜山さん。
あ~そうでした。一人芝居って、芝居って大変な作業なんですね。

先ほどの続きの台詞を淑恵さんが読んで下さった後
「この台詞の間には・・」と淑恵さん。
もろ肌を脱いで、鬢付け油をつけて真っ赤な下紅を塗って、おしろいをはたいて
という所作が入ると説明して頂きました。
それも鬢付け油は、手で温めてからムラなくつけるとか、
下紅を塗ってその上におしろいを乗せると、頬がふぁっとピンク色になって
とても綺麗だとか・・
「読み合わせの時には解らなかったけど・・」と鵜山さん
鵜山さんからも、おしろいを肌にパンパンとはたく音とか
新たな音が加わることで、さまざまな変化が起こってくるとおっしゃいます。

芝居の台詞は、TVドラマにしてもそうですが
普段使う言葉で書かれていないことが多いそうで・・・確かに
どうもこのシチュエーションは違うなぁとか
どうしても台本に書いてある台詞をみても、こうは言わないだろう・・とか
でも、こう言うからには、特別な理由があるそうです。

この作品は、大衆演劇の世界なので、独特の台詞があり
所作指導を沢竜二さんにお願いされたそうです。
沢さんという方は、お母様が女剣戟、何代かに渡る大衆演劇の大看板。
で、沢さん主催で浅草で行われた大衆演劇の方々の集う“座長大会”に
鵜山さんも観に行かれたそうなんですが
その時に「頑張りましょう!」みたいに言うと、合言葉のように
誰かが「なんたって将軍さまのお膝元ですからね」と
座長さん達に気合が入るそうです。
その掛け声が、20年以上も前に鵜山さんが『雪やこんこん』という大衆演劇を題材に
した作品の時にも、やはりご覧になった“座長大会”でも同じ掛け合いがあったそうで
「絶対普段使わない(笑)」
でも、いい台詞、気合を入れる いいイントロダクションになっていると鵜山さん。
確かに普段絶対に口に出さない掛け合いですけど
なんか心地よい響きですねっ

次回に続きます
by berurinrin | 2011-01-31 23:58 | イベント

『美しきものの伝説』稽古場見学

美しきものの伝説』のお稽古見学に行ってまいりました

c0023954_18372142.jpg

アトリエは、ただいま研修科生の卒業公演の真っ盛り中
なので伺った先は、錦糸町にある某スタジオ。
目の前に巨大な東京スカイツリー・・すごーい初めて見た!おっきいですねぇ~
眺めながら歩いていたら、すっかり迷いましてf(^_^;)
相変わらずの方向音痴・・・いや、方向音痴じゃなくて注意力散漫なのでした。
c0023954_1838698.jpg


なんやかんやで、あと7日ほどの稽古期間しかないということで
結構、緊迫感漂う稽古場かと思いましたが
それは若い人たち中心の舞台
白熱しながらも、笑い漂う明るい現場なのでした。

現場では、すでにお稽古が始まっていて、第一場の途中から拝見させて頂きました。
一度その場の全体を通してから、細かく立ち位置や個々のダメ出しがあって
何度も繰り返して、形が整ったら、しばし休憩を取って
次の場面へ
で、一度一つの場面を通して、細かな修正を繰り返して整ってから
休憩して・・と
場面場面の細かなこだわり、まさに俳優同士、俳優と演出家・西川信廣さんのこだわり、
互いに妥協しない、その職人技を拝見させて頂きました。

稽古中、出番を待つ俳優たちの素顔も楽しくて
ブログの写真を隅っこで撮っていたり
はかま姿で、何度も稽古場を迂回する石橋徹郎さんや
「今が苦しみの時」と眉間にしわを寄せる鈴木亜希子さん

高いところから(本番お楽しみの)「あげ、あげでやってやるからっ!!・・・って
自分でハードルあげてどうする(笑)」と
ものすごいテンションUPで、劇中劇トルストイ「復活」のシーンを魅せて下さった鍛冶直人さん。
イギリス留学帰りのスタイリッシュな演技ご注目ですよ(爆)
相手は、美しい歌声を披露して下さる牧野紗也子さん
「2度と文学座で出来ない演技をしてくれ(爆笑)」と西川さんのダメ出し
もう笑いっぱなしのシーンでした。
そんな牧野さんは、お腹にお煎餅を隠して「お腹すいちゃった(笑)」可愛い♪
まー、歌うとお腹空きますからねっ

と、その前後は、演劇論や政治論と台詞の応酬!群像劇ですから
でもこれが聞いていて気持ちがいい!今は使わなくなった日本語の美しさ、
思ったことを言葉にする自己主張の潔さ、若い主張の愛らしいこと。
衣装がとっても似合ってる松角洋平さんの伸びやかな口調も気持ちいい~
チラ見せ監獄体操も楽しそう(笑)
普段お茶目な松角君が、西川さんのダメ出しに食らいつくような姿を見て感動したり
やっと舞台で聞かせてくれる山森大輔さんのとっても素敵な声に癒されたり
なかなか特に本公演では、聞く機会の少ない若い俳優たちの声が稽古場に響き渡ります。
「今が一番しんどい」と星智也さんは、一人出番の前と後に台詞をシャドーボクシングのように語っていて
「実は、アラビアンで使っていた赤ちゃんなんです♪」と、
赤ちゃんをあやしながら側に来てくれたのは松岡依都美さん
隣に座って稽古を一緒に見ていたかと思うと、ぶつぶつ台詞を唱えていました。
そんな依都美ちゃんと荘田由紀さんが対峙するシーンは、イイ女同士のいい場面♪目が釘付けです。
城全能成さんの「俳優」について語る台詞には、おおおっと・・すげー!
遠くから笑顔をみせてくれる佐川和正さん。
わざわざ挨拶にきてくれた高塚慎太郎さん。
ありがとうございます♪

その傍らでは、演出部のスタッフの方々の細かな作業が続いていて
忙しい中でも照明の賀澤礼子さんや西本由香さんに気遣って頂きました
ありがとうございます。

今回は、時間を許す限り稽古場に居させて頂けたので
約3時間強と長時間もの間、現場の空気に触れさせて頂きました。
ありがたい、楽しい貴重な時間でした。
でも、まだまだ居たかった・・・。でもあんまり居てお邪魔になってはいけないと
さてさて観させて頂いたシーンが、どうまた変化していくか・・・
いやぁ本番楽しみ!楽しみ!
初演から43年、再演から40年振りに復活する文学座の『美しきものの伝説』
たくさんの美しいものたちが劇場で私たちを待っていてくれると思います。

公式ブログは→美しきものの伝説公式ブログ
c0023954_1851578.jpg

by berurinrin | 2011-01-30 18:58 | イベント

『美しきものの伝説』のイベント

美しきものの伝説
<伝説>初演の頃-メンバーに聞く

初演メンバーの加藤武さん、吉野由志子さん、金内喜久夫さん

『美しきものの伝説』のイベントに参加してきました。
43年ぶりの再演ということで
「どうなることやら楽しみながら苦しんでいる」と司会進行は演出される西川信廣さん。
文学座に入る以前に、なんのあてもなく京都に行かれたことがあったそうで・・
と、ある本屋さんで、ふらふらっと手を取ってみたのが宮本研さん著『美しきものの伝説』。
その後、文学座に入って勉強会で初演出されたのは、宮本研さんの『明治の棺』だったそうです。
同じ頃、違うチームでは『美しきものの伝説』が上演され、
また違う機会で木村光一さんの作品もご覧になった
西川さんは、「若者の反乱」・・正直、面白いと思ったそうです。

初演当時38歳の加藤さん。
「38歳ってびっくりだよね」と西川さん。
西川さんが入座された時から、まったく加藤さんはお変わりにならないそうで
それは日々の鍛錬の成果だと思いますが、お元気な加藤さんから
まずは当時を振り返ってお話して下さいました。
「大正時代の大杉栄さんや野枝さんとか、ない交ぜになってワケがわからなかった」と
おっしゃいながらも、作劇の面白さに感心されたそうです。
「語られている内容は難しいけれど、楽しかった」そうです。

今回の再演の座組みの最年長の西川さんは、初演をご覧になっておられないそうで
なので誰も初演を観ていないメンバー。
すると加藤さん「それがいい」とおっしゃいます。
まったく別物が出来上がるので、初演と比べることは出来ない。
今日の話は参考にはならない。芝居とはそういうもの・・
「関わったんだから楽しみ。どうやるかなぁというのが楽しみ」と
加藤さんらしい口調で、客席でお話を聞いている再演の座組のメンバーに
優しいエールを送られていました。

野枝さんを演じられたのは吉野由志子さん。
当時、気力が落ち込んでいた時に、『美は乱調にあり』(瀬戸内 寂聴・著)で
伊藤野枝さんの生き方を読んで、気持ちを奮い立たせていた時に
偶然、客演で出演予定だった渡辺美佐子さんが降板され代役でのキャスティング。
運命的な出会いを感じられたそうです。
野枝さん像を「やると思ったら絶対やる。積極的な女性」。
「素朴で純粋でひたむきであればいい」と演出家から指導されたそうです。

座員2年目で、忘れっぽくって・・と、金内さん。
宮本研さんがとても優しい方だったそうで
よく呑まれたエピソードを語って下さいました。
宮本さんも金内さんも九州出身だそうで、呑みながら金内さんのお話を
宮本さんが、嬉しそうに聞いて下さったそうです。
野枝さんも九州・・九州の女性の話で盛り上がったそうです(笑)
う~ん、九州の女性は美しいと聞きますからねぇ
なんといってもいい台詞が多い・・「いい台詞だなぁ~」と思う。と、お話下さいました。

初演の稽古場の現場の雰囲気は、とても熱っぽかったそうです。
本の内容が左翼的で緊張感があったとおっしゃいます。
当時は進歩的な、テーマを持った芝居を取り扱うことが難しい時代だったそうです。
思想が自由で偏りが無い・・時代の反応を感じる
こういう芝居に共感したのは、当時は故・杉村春子さんが劇団を経済的に支える為に
地方で公演活動される姿をみて、若手で頑張らなきゃいけないという気合があったそうです。

当時は世の中が変動してる時代だったそうで
中日劇場での公演中は、浅間山荘事件の真っ只中
そんなにお客様も入らなかったそうで、皆さんで名古屋を
パレードして動員を図ったそうです。

「客席が2/3寝ても、1/3感動することを視野に入れて頑張れ。
客が寝てもめげるな!と言っている(笑)」と西川さん。
学生と先生の長い台詞の対話があるそうですが
すごくいい場面なんですが、厳しい場面でもあるそうです。
今の文学座の本公演とアトリエ(研究劇)の矛盾点をついた対話で
興行とやりたい芝居・・彼らの悩みを代弁している・・・
ふむ、大切に拝見したい場面です。

20世紀から21世紀の時代は、インターネットや携帯の普及で
急速に世界が繋がっているはずなのに、日本では3万人に及ぶ自殺者がいる。
世界が繋がっているのに生きる支えが切られてる・・そんな気がすると、西川さん。
政治や芸術を熱く語る場が、今の時代にはない。とおっしゃいます。
続けて、人間はこういう面もあるんだよと観客といっしょになって社会と人間とか
混沌とした世の中で、内容はともかく熱く語っている。
時代を映す鏡が演劇・・
時代を書いたんだと思うんだけど、結果、時代が演劇を呼ぶ。
政治の話なんだけど、演劇と置き換えられる
演じる側と観る側・・客が入る芝居なら良いのか?客が入らなくても良い芝居はある。
作る側の熱意が大切。実際、初演の時はお客さんがあまり入らず
新聞でも酷評されたそうです。

金内さんから、「否定するエネルギーを持たなきゃいけない」
文学座の財産ともいえる「女の一生」「欲望という名の列車」を認めたうえで
演劇状態は良くないけれど認めつつ否定していく・・
「美しきものの伝説」は文学座論だと言う評論家もいる・・と、西川さん。
創立のメンバーで、惜しくも先月亡くなられた戌井市郎さんが
生前、体のどこどこが痛いとおっしゃると
「90歳も生きているんだから、仕方ないですよ」とか
フランクに言えちゃうところが文学座の良い所だとおっしゃいます。
そして、戌井さんに場所を与えてもらったおかげで
文学座の演出家がどんどん育ってきたとおっしゃっておられました。

当時の共演者のエピソードで
今は亡き大地喜和子さんに演技指導をされた加藤武さん。
加藤さんの台詞を無邪気に手を叩いて喜んで
「もう一回やって!」とせがまれてたそうで、
「おかしな子だった」と楽しそうに語られました。
また、先日惜しくも亡くなられた細川俊之さんのエピソード・・
細川さんはよくロビーでヴァイオリンを弾いておられたそうで、
役柄で、竹筒に水割りを入れて、くぴくぴ飲んでたら酔っ払っちゃって
台詞が出てこなくて1分間位間があったそうですが、その間が最高だった(笑)と
金内さん。

今回は原作に忠実にノーカット版でいくそうです。

お話が芝居作りのほうに流れて・・
70年代は、欠陥を持っていながらも骨太でおおらかな
時代に真っ向からむかっていく芝居があったとおっしゃいます。
未熟ながらも異をとなえるエネルギーがあったけれども
今は、どっかにもぐっていて不健全さがある・・
先ほど金内さんの言葉を肯定するように
「何かを容認するのではなく、疑ってかかることが大事なんじゃないか」と、西川さん
「最近の作家は対話は上手いけれど、モノローグが書けない」と
別役実さんが以前おっしゃっていたそうで
また、戌井さんも
「役者は、台詞だよ」とおっしゃっていたと金内さん。
こういう良い芝居を、こなしていかなきゃいけない
あえてこういう芝居を上演することで力をつけたいと、西川さんが、まとめられました。
最後に参加されていたご出演者の方々に一言づつということで
トップバッターは、城全能成さん。
お話して下さった先輩たちに
「記憶のうわずみの中から必死に語って下さり、ありがとうございました(笑)」
と、掴みはおっけーのご挨拶(笑)
で「流行の3D映画のめがねなしで、飛び出すように頑張ります!」と
緊張気味ですが野枝さんを演じる荘田由紀さん「美しいものたちの時代、作品を観に足を延ばして下さい」
石橋徹郎さんは「瑞々しさに溢れた芝居をしたい」
江守徹さんが20代で演じた役を演じると、鍛冶直人さん。
清水碧さんは「バニーにもハイレグにもなりませんが(笑)趣向をこらします」
得丸伸二さん「先輩たちの話に感動して、面白いことができるかどうか・・」とプレッシャーを感じられつつ、
戌井さんと重なるところがあったのか・・と「戌井先生を後ろに感じながら頑張ります」
松角洋平さんは「充実しながら稽古している」と、
松角くんは、加藤さんが演じられた役を今回演じられるんですが
監獄(?!)体操というのがあるそうで
「いやぁ~あれはよかった」と金内さん。
「あれは評判よかったんだよ」と加藤さん。
思いっきりプレッシャーをかけられる松角くん(笑)がんばれ!!体操!!
佐川和正さん「さまざまな話に敬意を表しつつ、役と自分を誠実につなげたい」
鈴木亜希子さん「やってやると思いつつ、台本を読んでへこみ・・でも熱さだったら負けずに演じます!」
関輝雄さん「稽古初日は、長台詞でどうなるかと思ったが日々良くなっている
良い作品になるよう頑張ります!わたしも(笑)」
丁度、西川さんが発表会をやっていた頃、別のチームで『美しきものの伝説』を
上演されたときにシブロクを演じられたそうです。
岸槌隆至さん「何で演劇やってるのか?!と打ちの目されます」
牧野紗也子さんは「芸術、政治と、モノローグとか難しい場面の中で、楽しく台詞を発します」と
高塚慎太郎さん「芸術座の座員ということで、ぴんと来る人物が見当たらない
これから見つけられるか・・作っていくのか?!」
木下三枝子さん「大きな劇団に入っているという地で出来る気がする・・」
永尾斎さん「やりやすい役なので熱さをもってやります」
石川ひとみさん「本公演初、緊張感と勉強の日々の中で頑張ってます。
研修科から3人も出す西川さんの挑戦もあると思う。頑張ります」
そう、木下さん、石川さん、永尾さんともに研修科生なのです

そして最後に西川さんから一言。
「連中の芝居を観て下さい」

以上でレポは終了です。
あっ、くれぐれも勝手な解釈でまとめていますのでご注意くださいね
by berurinrin | 2011-01-22 23:29 | イベント

文学座・感謝祭2010<その4>

文学座・感謝祭2010 in 文学座アトリエ&モリヤビル1F(12/26(日)pm3:30~6:00)

お腹がよじれるほど笑った後は、年末ジャンボプレゼント大抽選会座ヒッパレ!
首に下げていた名前を書いたカードの裏に番号が書かれていて、
読み上げられてた方々が壇上に上がります。
全くくじ運がない私f(^_^;)「ちょっとおトイレに行って来ます」と友人達から離れてまして
で、さて友人達の元に戻ろうかなぁ~と思ったんですが、すごい人で戻れず・・・
どーしよっと周りを見てみたらわわわっ鵜山仁さんだぁ~♪
ちょっと風邪っぴきさんの鵜山さん、マスクをされてます。そんなマスク姿もかっこいいです♪
で、で、鵜山さんの元へレッツラゴーYeah~!(*^^)v です。
「何か食べたの?」と聞かれ、実は食べそびれf(^_^;)
「出し物は何やってたの?」と聞かれ「ノリ君(高橋正徳さん)が女装してました」と(笑)
「ほう~」と、鵜山さん。
東京會舘での忘年会より以前は、豚汁を作っていたそうで、だから伝説の豚汁・・・そんな話を伺いながら
鵜山さんの傍らで続くセレモニーを拝見させて頂きました。

セレモニー新座員の紹介です
カラムとセフィーの物語』でカラム(亀田佳明さん)の
同級生コリンを演じられた藤側宏大さん。
女の一生』では、刑事を演じられた山森大輔さん。
『女の一生』でヒロイン・布引けいさんを演じられた荘田由紀さん、
女子チームPerfumeの3人鈴木亜希子さん、牧野紗也子さん、吉野実紗さん。
面白かった『Dyscolos(ディスコロス)』(作) や『零下62度』(作・演出)と
勉強会で自身の作品を発表されてる五戸真理枝さんが座員に今年昇格されました!
おめでとうございます。
今年は個性派でマルチな才能をお持ちの方ばかりなので、
皆さんすでに色んな場所で活躍の場を広げられています。
今後の益々のご活躍が楽しみですねっ!!

支持会・パートナーズ倶楽部賞、同新人賞の発表です!

司会は引き続き金内喜久夫さんと栗田桃子さんの迷コンビ(笑)
じゃ~んで、発表です!!
支持会・パートナーズ倶楽部賞は、栗田桃子さん
同新人賞は、荘田由紀さん・・・納得のお二人です。
司会の金内さんから、「代表して、祝福のちゅーを!」と腕を広げる金内さん(笑)に、
即答で「結構です」と返す桃子さん(笑)
去年のアトリエの会の降板の謝罪を兼ねてご挨拶される荘田さん。
とても残念でしたが、どんまいですよね
次回『美しきものの伝説』で、元気な姿を見せて頂ければ十分ですよね★
それにしても桃子さん本当に今年は大活躍!本当に良かったですね
鵜山さんも嬉しそうです。
舞台上では、しつこく(笑)「祝福のちゅーを!」と桃子さんに向って腕を広げる金内さん(笑)
「金内さん、もう飲んでるなぁ(笑)」と笑ってる鵜山さん♪

楽しかった感謝祭ももう終盤。
江守徹さんからのご挨拶です。
江守さんから語られるお話は、やはり劇団代表の戌井市郎さんのお話。
50年目にひょんな事で、なぜか二人だけで旅先の温泉に入られたそうで
戌井さんの背中が、とても白い肌だったと・・・思い出のエピソードを愛おしそうにゆっくり語って下さいました。

最後の手締め
鵜澤秀行さん。
鵜澤さんってば、再演の度にバージョンUPされた『ゆれる車の音』。
目にも眩しかった紫のテキ屋さんルック(笑)小玉仙一さんがめちゃ素敵でした。

終了と同時に、色んな場所で座員の方とお客さまの写真撮影や交流タイム・・色んな輪が出来ています。
人気者の鵜山さんもお客さまから写真やサインや握手を求められたり・・
そんな様子をきっと指を咥えて物欲しそうに見ていたんでしょうね私f(^_^;)
鵜山さんから「サインする?」と、握手して頂いて~きゃっ!!
と、照明の賀澤礼子さんに声を掛けて頂きびっくりの感動!ありがとうございます。
薄目で鵜山さんをご覧になって去られる賀澤さんに(笑)
鵜山さん「??」
ふふふっ、そこんところのいきさつはツイッターを(笑)
するといつも気遣って頂いてる『崩れたバランス』の息子を飛行機に乗せる母親や今年は『走れゴスポティン』のリーディングで活躍された目黒未奈さんやみしゃこと吉野実紗さん。
トロイアの女たち』で幼いコロスを演じられた佐藤麻衣子さん。
「見に来ちゃった」と『モジョミキボー』のミキボー君(笑)
『ダーヴィンの城』では、赤ちゃんを誘拐するゲイのカップルの一人タチバナケンスケさんこと石橋徹郎さん。
さて、そんな鵜山さんにひっつきもっつき状態でいる私を友人達が見つけ出し、ひっぱり出され
名残惜しくもアトリエから外へ
すると、『ピンクの象と5人の紳士』や『今は昔、栄養映画館』と
自主企画で確実に力を付けてる要チェック人物・西本由香さん。可愛い(笑)山森大輔君や中村彰男さん。
スーツ姿に着替えられたのは、先ほどの目に眩しかったなんちゃって徹さん・
櫻井章喜さんらと名残惜しくも今年最後のお別れをして帰路へ

これで感謝祭のレポは終了です。
残念ながらモリヤに行くことが出来なくて、モリヤでサービスをして下さってる座員の
皆様にお会いする事が出来なかったのが・・・返す返すも残念です(><)。
記憶で書いているので、抜けてしまったお名前があったらすみませんm(_ _)m
座員の皆様の心からのおもてなし・・十分頂きました。
すごく楽しくて、温かい気持ちをたっぷり頂ました。
企画してくださった座員の皆様、裏で活躍して下さったスタッフの皆様ありがとうございました。
会場で声を掛けて下さった座員の皆様、見つけて声を掛けて下さったお知り合いの皆様
ブログの感想を下さった文学座のファンの方、ありがとうございました。
座員の皆様に慕われてる京都のおーらか姉さんにお会いできて嬉しかったです。また呑みましょう
一緒に参加してくれた友人もありがとう

そして長い文章お付き合いありがとうございました
by berurinrin | 2011-01-04 16:53 | イベント

文学座・感謝祭2010<その3>

文学座・感謝祭2010 in 文学座アトリエ&モリヤビル1F(12/26(日)pm3:30~6:00)

登場されたのは、髪をびったり7:3分けの大滝寛さんと
黒柳○子さんそっくりの扮装(笑)金沢映子さんのお二人(笑)
大滝さんは、『カラムとセフィーの物語』で
カラム演じる亀田佳明さんのパパ・・テロ行為の首謀者として死刑を宣告されるライアンを演じられました。
金沢さんは、『口紅~rouge~』では、
赤い口紅が似合う女性の面影を持つ美しくて色気漂う未亡人・牧田綾乃さんを演じられていました。
そんなお二人の司会が司会されるのは歌謡ショー<座・ベスト10>
噛合っているのか?合っていないのか?まさに本家のTV番組さながらのトークです(笑)
「ととのいましたぁぁ~」と金沢さん「黒柳○子さんとかけて、子ども頃と、ときます」
「その心は?」by大滝さん
「トットといきましょう!(笑)」

「第10位はPerfumeで、“Chocolate Disco(チョコレイト・ディスコ)” !」

会場が暗くなり、ミラーボールがくるくる回りだします(笑)
登場されたのは、紫と黒の衣装で現れたi鈴木亜希子さん、吉野実紗さん、牧野紗也子さんの3人。
めっちゃ可愛い3人組みです。
鈴木亜希子さんは『カラムとセフィーの物語』では、カラムの同志・レイラをりりしく演じられました。
吉野実紗さんは『トロイアの女たち』の
ギリシャ側の兵士たちに乱暴を受け、狂気と正気の合間を漂う王女カッサンドラを演じられました。
牧野紗也子さんは『ダーヴィンの城』で
赤ちゃんを誘拐された若い母親でアナウンサー・ミウラサヨコさんを演じられました。
そしてこの曲は『ダーウィンの城』の劇中、大音量でアトリエ中響き渡ったものでした。
と、あれれメンバーが替わった?!
高橋正徳さん、川辺邦弘さん、斉藤祐一さん版男子組Perfume登場(笑)
高橋さんは、『ダーヴィンの城』を演出、ほかにunks『1960年のメロス』、
テアトロサンノーブル『この星にともる光』などたっくさん演出されました。
斉藤祐一さんも『1960年のメロス』を作・出演、『ダーヴィンの城』では、
赤ちゃんを誘拐された若い父親ミウラトモキさん。妻にはDVという厳しい役柄を演じられました。
三人とも白いワンピ姿でキモ・・いや可愛いっ(笑)カチューチャを付けてるノリ君と川辺さんに
髪留めが妙に似合う斉藤さん・・・すごい(笑)
ちなみに彼ら達終了後、会場をそのままの姿で回り記念撮影を受けていました(笑)

第9位~第6位までは残念ながらお仕事(笑)の関係で参加できず(笑)

「第5位は、ロス・インディオス&シルヴィア“別れても好きな人
登場されたのは、吉野由志子さんと大原康裕さん
お二人とも『ダーヴィンの城』にご出演されていました。
吉野さんは、高橋克明さん演じられたセガワショウゴさんの母・セガワヨシエさん。
現代の母親の悲哀を感じさせられました。
大原さんは、元教え子で妻・チハル(藤崎あかねさん)を
盗撮する夫・シンドウヤスヒロさんを演じられていました。
お二人ともすごいムード歌謡そのままにセクシィーだし(笑)
「別れても好きな人~♪」とリフレインする時の振り付けが最高Yeah~!(*^^)v
息の合った素敵な大人の男女の歌を歌い上げて下さいました~♪

「第4位は、渡辺徹さん“約束”
と、ざわめきつつ登場されたのは、徹さんより大きい?!櫻井章喜さん!!(爆)
ふあふあの頭にバンダナして、すごく身軽に歌い踊ります
さすがにアイドルだけに、自ら客席に降りて熱烈なファンの方へ握手のサービス(笑)
なんかキャーという歓声がギャーに変わったような・・・気のせいだよね。うん(笑)
最後は、飲料ドリンクDAKARAのCMも忘れない(笑)
そう、櫻井さんは余分三兄弟の脂肪さんなんですねぇ~
そんな櫻井さんは『ダーウィンの城』では、三人組のお一人で、
非道の中でもちょっと優しさを感じるカネコユウジさんでした。
記念撮影の時には、当時、徹さんがご出演していたチョコレートのCMを真似てポーズを
決める徹底ぶり素晴らしい・・・・果たして似ていたかどうかは、ちょい不明ですが(笑)

「第3位は、杉良太郎さん“すきま風”
わざわざ、この為にやって来られたと言う杉さま(笑)
完璧なメイクで登場されたのは、菅生隆之さん(笑)すごい!すごい!
さすが杉さまだけに、万札が飛び交うおひねり(笑)
歌い終わった杉さまにマイクを向けて一言お願いする大滝さん
杉さま「寒いね・・・」(爆笑)
最高です。おひねりを忘れて退場される姿も可笑しいぃ~
さて、菅生さんといえば『わが町』では
酒びたりで聖歌隊のオルガンを弾くサイモン・スチムソンを演じられました。

「第2位は、森進一さん“おふくろさん”
白いスーツに赤い蝶ネクタイでびしっと決めて????えー!塾さん?!
塾一久さんでしたf(^_^;)
始まる前に「カラオケ楽しみにしててねっ!」と意味深な笑顔(笑)・・・・意味が、よおおっくわかりました(笑)
大熱唱の塾さんでした・・(笑)
すごすぎる・・・これで二位?!もう十分お腹一杯なんですけど・・・

さて「第一位は、森昌子さん“せんせい”
うっそー!?と、その姿に大爆笑!?薄化粧に、両手でマイクを包み込み、はにかむように歌う姿が
愛らしくも可愛らしい・・・・『殿様と私』殿さまことたかお鷹さん!?
時折、素の表情を浮かべる姿がまためちゃくちゃ笑えます(笑)

歌い終わったあと、塾さんとたかおさんが、互いに鬘を取って会釈され
他の出演された歌い手?!の皆様も舞台に再度登場されて記念撮影タイムのサービスもありました

さて、引き続いては吹き替えシアター司会は『華々しき一族』で、元気一杯のパワーを感じるはつらつとした女性、未納さんを演じられた高橋礼恵さん。
声優さんとして大活躍をされてる方々が登場されました。
坂口芳貞さんはじめ、『ミセス・サヴィッジ』では、サヴィッジ家のずっこけ三兄弟(笑)の上院議員の長男タイタス氏を
演じられた斎藤志郎さん、清水明彦さん。
くにこ』では、邦子さん(栗田桃子さん)の素敵なおばあちゃん’sを演じられた塩田朋子さん。
長崎ぶらぶら節』では、愛八さん(平淑恵さん)のライバル的な存在、
美しい芸者・米吉さんを演じられた岡寛恵さん。そして佐古真弓さん。
登場された方々、声優界では有名な方ばかり・・特にダースベーダーの声の坂口さん。
実際のダースベーダーの声を披露して下さいました。
くじ引きで3組のカップルを作り、吹き替えシアターだけに名作『女の一生』のワンシーン。
主人公のけいさんと淡い恋心を通わせる栄二さんが、たすきがけの手拭をひっぱりっこ
してじゃれあう微笑ましいシーン♪です。
その映像にあわせて、
坂口さん&塩田さんは洋画バージョンで、セクシィ(笑)風に
清水さん&岡さんは韓流バージョンで、清水さんの「あなたが、しゅきだからぁ~」の連発で大爆笑!
斎藤さん&佐古さんはアニメバージョン、捨て身(笑)の姿、声優魂を見せて頂きましたm(_ _)m
爆笑に次ぐ爆笑のイベントです。
by berurinrin | 2011-01-03 22:22 | イベント

文学座・感謝祭2010<その2>

文学座・感謝祭2010 in 文学座アトリエ&モリヤビル1F(12/26(日)pm3:30~6:00)

加藤武さんの乾杯が済むと
ちょっとPRタイム
隣のモリヤでは、お食事が用意されいるので、もしお腹が空いたら
近くにいる座員に申し付けて下さいと説明される金内喜久夫さん
「では模範演技を(目の前に居る高橋正徳大演出家に)おい高橋君、
ちょっとボクのご飯をこっちにもって来て(笑)」
すくっと手を挙げたノリ君「わかりましたぁ~!」
「てな具合で」by金内さん
「座員は絶対真似しないで下さい。座員は自分でもって来てください」by栗田桃子さん
さすが桃子さん。こゆるい(笑)お二人のお芝居をしっかり締めて下さいます(笑)

金内さんと桃子さんより、引き続き2011年の演目紹介をされます。
桃子さんが発表するたびに、「そうだ」「そう」と合いの手をいれる?!金内さん(笑)
アトリエの会の紹介で「8月!」と元気に発言する金内さんに「7月です!」とあっさり答える桃子さん!
会場大爆笑です。
で、後ろから「読むなぁ~」「読むな!」と野次を入れているのは、やっぱし・・・高橋克明さん(笑)
「ちゃんとマイクを当てて話して下さい」と、桃子さんに言われちゃう金内さん(笑)
そんな金内さんが関係者の方々を壇上に誘われます。

2作品演出される西川信廣さん。
42年ぶりの再演という『美しきものの伝説』では、当時のご出演者で最年長だったのは、
当時38歳の加藤武さんだったそうです。
また<岸田國士短編傑作選(仮題)>『明日は天気』『驟雨』『秘密の代償』それぞれ年代の違う夫婦が主人公のお話だそうで
文学座の幅広い俳優達を使って大人の楽しめる作品にしたいと語られました。
4月『思い出のブライトンビーチ』を演出される望月純吉さん。
望月さんは、初本公演演出!おめでとうございます!びしっと決めたスーツ姿の望月さんです。
ダウト―疑いをめぐる寓話―』以来です。
「子どもがどうやってお父さんお母さんの背中を見て育つのか?
ファミリーシアターらしく家族みんなで観れる作品にしたい」と語られます。
さて~ちょっと手ぐすねを引いた感じの桃子さん(笑)
「一年間のロンドン留学から帰ってきました。一体どんな演出をするんでしょうね!!」と
めちゃめちゃプレッシャーを掛けられつつ(笑)ご紹介されたのは、
ポップな感じのジャケット姿の上村聡史さん。
「ただ今、益々ご活躍されている栗田桃子大先輩からご紹介を受けました上村です(笑)」
『田村さんの書下ろし』というと2006年10月に上村さんが演出された
自主企画ユニット・アビコカルピズ『裸足』・・これが面白かった!
田村さんの作風は「笑いのエッセンスの中に含まれる人間の毒とか醜さとかを
たくみにあぶり出しているそうです」楽しみですねぇ~(笑)
6月『にもかかわらずドンキ・ホーテ』を演出されるのは藤原新平さん。
藤原センセは別役実作品の演出では、日本一!!
そんな別役さんの新作です
「イキの良い若い人たちに囲まれ、時代を逆行している感もありますが、若きゃいいってもんじゃない(笑)」Yeah~!と大拍手(笑)
不条理のコメディだそうですが、そこには人間の悲哀もまぶされているようです。
さて7月『THE GOAT or Who is Sylvia?-山羊もしくはシルヴィアって誰?-』
翻訳をされた添田園子さんが登場です。
演出は、鵜山仁さんなんですが、ただ今、平淑恵さんの一人芝居、
こまつ座『化粧』のお稽古中なので替わりに企画された添田さんがお話して下さいました。
添田さんが2008年から半年間NYに留学中に出会った作品で
「100%の常識の中に1%の非常識が入ったらいったいどんな科学変化が起こるんだろう?」と
お話下さいました。
後から鵜山さんからは「ちょっとスキャンダラスだけど喜劇」だと、おっしゃっておられました。
2011年の締めは、いつもキャップを被って、すごーく深くて優しい声の持ち主の靏田俊哉さん演出作品
『テネシー・ウィリアムズ一幕劇集より』テネシー・ウィリアムズ没後100年にあたる年なんだそうです。
テネシー・ウィリアムズといえば『欲望という名の列車』『ガラスの動物園』など
超有名な財産的な作品をあえて選ばずに
「初期の一幕劇、ベテランの俳優に助けられつつ若い俳優達を中心に情緒的な作品を作りたい」と、
おっしゃる露田さんでした。
ちなみに鵜山さんも来年12月『欲望という名の列車』演出されます★楽しみですねぇ~

しばしご歓談タイムとなりまして
怪しい蝶ネクタイの松角洋平さんが
イケメンバックに写真を撮って下さるというので、お願いしました。
調子に乗った松角君「イケメン写真どうですか?!今なら三千円!(笑)」自分でイケメン言うか(笑)
モリヤに移動しようと途中、司会で頑張るなう(笑)の栗田桃子さんに紀伊國屋演劇賞のお祝いやら
いつも優しい笑顔の藤原センセとしばしお話してから
アトリエを出ると山本郁子さんに遭遇!
郁子さんからは「鵜山さん来られましたか?」と聞かれ
「まだですぅ(><)」
もう、皆さん鵜山さんの事をお話して下さってありがたい、ありがたい・・
と、幻の豚汁の前はすごい行列・・・で、時間も無いのでアトリエに戻りました。

アトリエに戻ると、目の前に穏やかな佇まいの江守徹さんにお目に掛かれて感動です

さてアトリエの天井からはミラーボールがくるくると華やかに回る次のイベントは?!

c0023954_23472160.jpg

当日のタイムテーブルです♪
by berurinrin | 2011-01-02 23:56 | イベント

文学座・感謝祭2010<その1>

文学座・感謝祭2010 in 文学座アトリエ&モリヤビル1F(12/26(日)pm3:30~6:00)

文学座感謝祭2010に行ってきました。
信濃町駅から真っ直ぐ歩いて、文学座の路地を曲がった先には、記帳コーナーです。
そこにおられたのは、『ダーヴィンの城』で、不倫相手にDVしちゃうちょっと怖かった
ニイミタケノリさんを演じられた中村彰男さん。
「こっちの記帳台が開いてますよ」と案内して下さるのは、『カラムとセフィーの物語』では
ブルースハープの音色を聴かせて下さった看守を演じられた沢田冬樹さん。
記帳台のコーナーでは、『ダーヴィンの城』のあの3人組のお一人、なんちゃってはる○愛さんまで(笑)
なんでもござれの川辺邦弘さんでした。また、『カラムとセフィーの物語』のセフィー(渋谷はるかさん)
のパパで、ちょい怖・イケメン副総理大臣ハドレー氏を演じられた押切英希さんそして
ダウト―疑いをめぐる寓話―』の神父様を演じられた清水明彦さんのお姿も発見!
すでにここでテンションUPです(笑)

ドキドキの記帳が済むと、クロークコーナーでコートや荷物を預けます。
ここも素敵な俳優さんたち★
先日、『ミセス・サヴィッジ』演出後、イギリス留学を経てのイケメン演出家・上村聡史さんや
殿様と私』横浜公演では、お世話になった湘南スター★星智也さん。
スキンヘッドの頭の男子は、『ゆれる車の音』の初演の植田真介さんからバトンを受けて
テキ屋に憧れるスーパーの店員・
太田川宏君を演じられた松尾勝久さんじゃないですか!
AWAKE AND SING!』で鮮烈なデビューを飾った田中宏樹さんのお姿発見です。

次は、受付コーナー
ここは文学座の美女ばかり~★
『くにこ』の素敵なお母さん・せいさんを演じられた山本郁子さんや
復活したH.H.G『土の中の教師たち』で見事な弾けっぷりを魅せて下さった佐古真弓さんのお姿も!

お外で受付して下さいました皆様、寒い中お疲れさまでした!

さて、記帳したカードを受付で頂いた専用のケースに入れて首に掛けてアトリエに入ります

入り口には、さいたま芸術劇場『ヘンリー六世』にご出演されていた塾一久さんに
「カラオケ楽しみにしててねっ!」と意味深な笑顔(笑)
『殿様と私』では、ふりふりエプロン姿も可愛らしかった(失礼!)
素敵なカネさんこと寺田路恵さんとご挨拶させて頂き
アトリエ奥のカウンターコーナーへ
ドリンクコーナーは、赤い蝶ネクタイのイケメンズ!
「オーディションに勝ち抜いたの?」と思わず聞いてしまったのは『わが町』で
ワレン巡査を演じられた松角洋平さん。
不敵な笑顔を浮かべる松角くんに「なんかいやらしい~(笑)」
『カラムとセフィーの物語』のカラム&『くにこ』ではおとぼけた長男・保雄さんや
カメラマンと二枚目から三枚目まで魅せて下さった亀田佳明さん。
麦の穂の揺れる穂先に』で、寄生虫について熱く語る熊太郎さんを演じられた大場泰正さん。
崩れたバランス』の空港で待つ息子を迎えに行きそびれる俳優のヤンや
自主企画『映画に出たい!』では突然現れた娘に動揺する父ハーブと色気のある松井工さん。
そして蜷川幸雄さんの作品には欠かせない重厚な雰囲気をお持ちの廣田高志さん!

そしてそんな彼らのマネージャー?!のように側で監視?!いや茶々を入れる(笑)高橋克明さん(笑)
『ダーヴィンの城』では、本当に怖かったリーダー格のセガワショウゴさんを演じられていました。
でも素顔の克明さんは本当に気遣いの方。懐の大きなめちゃくちゃ優しい方なのです。
と、ふあふあ~とこの世の人では無いようなf(^_^;)不思議な空気をかもしだしているのは、
今井朋彦さん。
文学座のお芝居は『テラ・ノヴァ』以来ですが、
鵜山仁さん♪演出の『ヘンリー六世・三部作』では、ラストでは王位に就くエドワード。
最近では演出も手掛けられている多彩な方です。ファンの方に囲まれ人気者の今井さんです。
と、『トロイアの女たち』では、夫を殺され嘆くコロスのお一人を演じられていた
奥山美代子さんとお久しぶりにお話できました。

今回は、アトリエがメイン会場で、モリヤビル1階は、フードコーナーを充実され、
アトリエの実況をモニターで流されているそうです。
なのでアトリエは、参加者で一杯!「モリヤに行こう!」と
友人達に言ったのですが却下されました(><)
まーねまーね。

場内暗くなり、2010文学座・感謝祭スタートです!
司会は、『ダーヴィンの城』ではちょっと最後は怖い自警団を組織するアキオさんを
演じられた金内喜久夫さんと
『わが町』ヒロイン・メアリー、『麦の穂の揺れる穂先に』では、突然結婚を決めてしまう
江守徹さんの娘・早紀子さん。『くにこ』では向田邦子さんをチャーミングに演じられました。
外部ではこまつ座『父と暮せば』美津江さんと、紀伊國屋演劇賞を受賞され
今年大活躍だった栗田桃子さん。
しっかりものの桃子さんとマイペースな金内さんの楽しいコンビです!
自己紹介するのをすっかり忘れて桃子さんから「ちゃんと自分の名前を言って下さい(笑)」と
金内さん(笑)面白すぎますぅ

さて最初は劇団を代表して坂口芳貞さんのご挨拶です。
ご紹介する時に「さかぐちよしざさ(?!)です」と金内さん。
「ちゃんと言ってください“さかぐちよしさだ”です」と桃子さん。
「じゃぁ、さがくちちゃん、どうぞ」と金内さん(笑)
坂口さんといえば、今年は大忙しでした『わが町』を演出、『麦の穂の揺れる穂先に』では
寄生虫学者・向井先生を演じられ
『トロイアの女たち』では、まさに中間管理職(笑)トロイアの女たちを前に
辛い命令ばかり伝えるギリシア側の伝令使・タルテュビオスを演じられていました。

続いては、文学座東京支持会長さまのご挨拶
12/15に亡くなられた文学座の代表でもある戌井市郎さんのお話・・
来年送られたであろう戌井さんの年賀状をご披露されました。
本当に本当に残念な出来事です。
戌井さん・・・来年1月の三越劇場から12月までびっしりとスケジュールが入っていたんですね・・・

乾杯の音頭は、加藤武さん『殿様と私』で、殿さま(たかお鷹さん)にぴったり寄添う
雛田源右衛門さんを演じられました。
加藤さんのお元気なお声がアトリエに響きます~!!

c0023954_17224850.jpg

c0023954_1724741.jpg

当日頂いたガイドマップです
ほのぼ~の(*^_^*) する手作りの案内図、言葉、文字・・・優しいぬくもりを感じちゃいます
by berurinrin | 2011-01-02 17:27 | イベント