カテゴリ:稽古場/舞台裏話( 52 )

実り多き一日

五月アトリエの会『ぬけがら』の演出家松本祐子さんと美術プランナー石井強司さん
の座談会に参加の為、文学座の稽古場(もりや)へ伺いました。
今日は『ぬけがら』のお稽古がお休みの為
舞台のセットに囲まれながら、不思議な空間を味わう事が出来ました。
普段、演出家や舞台美術の方々のお話を伺う機会がめったにないので
想像できない世界の片鱗を垣間見せて頂けて、とても楽しかったです。
舞台のセットにしても、作品や俳優によって実物の寸法を変えたり
本来、向かい側(立体的に)にあるべきものを、平面に詰め込む作業や
演出家と美術プランナーの信頼関係の深さなど
芝居作りは、まさに匠の職人集団の技の完成品なのだなあ、、と
つくづくモノ作りの深さに頭が下がる思いです。

その後、以前に“戦う店主”さんとコメントさせて頂いたお店。
すでにこのブログの事をご存知だと伺い、ご挨拶をしたかったので
友人と神保町の演劇専門書店「ゴルドーニ」さんに
去年の夏以来の訪問でしたが、こじんまりしたお店はとても清潔で
一冊一冊の本達が大切に守られて、そこに存在していました。
相変わらず、ド素人のわたしに前回同様
歌舞伎、新劇、問わず色々なジャンルのお話を噛み砕いて説明していただき
改めて店主さんの懐の深さに感動しました。
“戦う店主”さんには、演劇を携わる全ての人達への愛情を感じます。
きっと愛ゆえの叱咤激励なのでしょうね。
それにしても、何時間も居座って、お茶まで頂いてしまい
本当にすみませんでした!!!!!
でも、とても有意義な時間をありがとうございました。
ぜひまた勉強させてください。

*『ぬけがら』は5/10~5/22まで
文学座アトリエにて
チケットc0023954_1140265.jpg発売中
画像については事前に劇団の許可を頂いています。無断転載はなさらないで下さいね。
by berurinrin | 2005-04-23 00:41 | 稽古場/舞台裏話

午前中に、こまつ座『父と暮らせば』(作、井上ひさしさん.演出、鵜山仁さん)
の先行予約の戦いに勝ち抜き
うきうき気分で、文学座へ

文学座のアトリエの前には、自主稽古中の浅野雅博さんらが
それぞれ小道具を手になにやら怪しい動きを。。かなり真面目な顔で稽古していました。
隣のお稽古場(通称もりや)では、やはり『ぬけがら』お稽古真っ盛り中の
椎原克知さんのウクレレに導かれて、アトリエに入っていくと
アトリエ全体に巨大なセットが組んであり、
アトリエの休憩室から舞台を拝見する形となっていました。

風をつむぐ少年
交通事故で誤って少女を死なせてしまった、17歳の高校生ブレント(斉藤祐一さん)が
少女の母の願いで、アメリカ大陸の四隅に少女の名前を刻んだ風見の人形を立てる
償いの旅とその人形によって起こるエピソードを盛り込んだお話です。
(・・だと思います。すみません、これから原作を読み始めます。。)

傷心のブレンドがバスで旅をしている所から、一つのエピソードまでを
拝見させていただきました。途中、演出の鵜山仁さんから役者にチェックが入ったりと
稽古見学ならではの光景を目の当たりにしながら、真剣な役者たちの姿を
肌で感じる事ができます。
また、出番を待っている役者達の姿や、普段姿を見ることの出来ないスタッフの方々の
多忙さ。一つのお芝居を作り上げる事の努力の大変さがよく判ります。

その後、役者達の自己紹介や質疑応答、記念撮影をして頂きました。
初主演の斉藤祐一さんは、かなり緊張気味の様でしたが、サイスタジオでの
『konb』でも、その前に去年拝見した『いさかい』(サンヨーホール)でも
繊細な演技に安定感があって目が引いたのですが、特に彼は目に力のある役者。
きっとブレントと共に成長されると期待しています。
反対にリラックス気味に応じてくださった浅野さん。
軽く「9役やります」っておっしゃっていましたが
自主稽古中の真面目な表情。忘れていませんよ(^-^o)♪
ブレントのママの倉野章子さんの柔らかい解説。
いつも温かい山本道子さん。
準座員に昇格された今後楽しみな頼経さん。
そして、尊敬する演出家の鵜山さん。
この作品に対する想いを優しく語って下さいました。

<ファミリーシアター>と、うたっていますが
お稽古を拝見した限り、とても大きな愛の物語に感じました。
死んでしまった人に対する愛、子を思う親の愛。好きな人に感じる愛。
愛情に飢えている私たちに終演後きっと何か降り注いでくるような
優しい気分に浸かれそうです。

4/29(金)~5/8(日)
全労災ホール/スペースゼロにて
*夜の部のチケットはもう少し余裕があるそうです。
by berurinrin | 2005-04-17 12:02 | 稽古場/舞台裏話