東京ドラマポケットVol.1音楽演劇・オフェーリアのかけら』

東京ドラマポケットVol.1音楽演劇・オフェーリアのかけら』 in シアターサンモール(8/30)

作・演出      佐野語郎
作曲・音楽監督 石川亮太

以前は優しかったハムレットが変貌し、王妃の部屋にいたオフェーリアの父を
ハムレットが刺し殺した事で、オフェーリア(甲斐田裕子さん)の心は切り裂かれ
気がふれてしまいます。。そして川で彼女の死体が発見されます。
その頃・・・幽冥界の入り口に降り立ったオフェーリア。
彼女の側には、生前からずっと一緒だった待女エミリア(久保田佑さん)。
エミリアは、その後の結末をすべて見届けてから、
自ら自害しオフェーリアの元に旅立ってきたのでした。
そんな二人に、ここに住まう道化リーナ(松垣陽子さん)とキーノ(大森謙治さん)が、
時にハムレットや王妃に変化して、彼女らに手を貸して
二人は、過去の出来事を検証していきます。

音楽劇と書かれていたので、歌うのかな?って思っていましたが
歌は一切なくて、演奏とお芝居の組み合わせでした。
ぽたん・・・ぽたんっと水が零れる不思議な調べ・・・・
きっと音楽で、風景とかオフェーリアの心情とか、語っていたのでしょうが
音色の変化に乏しくて、受ける気持ちも・・・なんとなーく暗い感じになってしまいます。
まーね、まーね死後の世界の話だから、明るくはないんですけど・・・
終始照明も暗いんで・・余計辛い。
終盤、お話もこれでおしまい。と、思ったら女性が一人長台詞で
詩のような言葉を語るのですが、良く聞き取れない上にすごく長い。。。
う~ん、芝居の初めの導入部分も以上に長くて・・
だらだら始まって、だらだら終わる・・もうちょっと、しゃきっとして欲しいなぁって
余韻を楽しむ事が出来なかった自分が、せっかちなのかなぁ・・
観た人が余韻を楽しむような・・そんな作品がいいなあ
ああ、でも・・まーね、まーね。死後の世界のお話なので、
時間の感覚の違いをアピールしてるのかもしれません・・。

でも面白かったのは、道化に扮した二人の役者。
初めは訳のわからない言葉で、言葉遊びとパントマイムに興じていますが
途中から、オフィーリアとエミリアさんに絡み、時にハムレットと演じたり
時にハムレットの母である王妃を演じたり、その変化振りが面白かったです。
道化→王妃→道化の瞬間の役の切り替え・・これはちょっと大変・・
かなりな精神的なエネルギーを使い果たしたのではないのでしょうか。
頑張りました。ね、松垣陽子さん♪
初め白塗りの女の子が、松垣さんだとは気がつかなかったほど
これまで観た事がない不思議な雰囲気を放っていました。
いつも一生懸命に役と生きようとする彼女の姿勢が、何か霊的なものと
結びついた瞬間だったのかも★

8/28(木)~31(日)まで  in シアターサンモール
by berurinrin | 2008-09-20 23:48 | 観劇感想
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