シリーズ同世代vol.3『まほろば』

シリーズ同世代vol.3『まほろば』 in 新国立劇場小劇場(7/17)

作   蓬莱竜太
演出  栗山民也

と、ある村の本家の嫁として切り盛りしているのはヒロコさん(三田和代さん)。
ヒロコさんには、東京で一人暮らしをしているミドリさん(秋山菜津子さん)と
自由奔放に生きるバツ一の妹のキョウコさん(魏涼子さん)の二人の娘がいます。
ヒロコさんの頭は本家の後継者のことで頭がいっぱい。
そんな祭りの日、突然酔っ払って帰省してきたミドリさん。
交際中の恋人と別れたらしい・・。その理由を言い出しかねるミドリさん。
そしてキョウコさんの東京で一人暮らしている娘ユリアさん(前田亜季さん)も
突然の帰省。ユリアさんもどうやら問題を抱えての帰省のようです・・・

シリーズ同世代のラストは、いよぉ蓬莱竜太さん!
今回のシリーズで唯一観た事があるのが、
蓬莱さんの率いる劇団「モダンスイマーズ」の『回転する夜』でした。
作品の流れにびっくらして、こーくるか、ええっ、またこう来たのかぁって(笑)
なもんで期待大。
そして期待を裏切らない面白さ!実は2回も通ってしまいました。

お話は、ちょっとここでは書きづらい女性の体の変化のお話ですが
身に詰まされるというか、いい歳をして遊び呆け、嫁にいく当てもなく
だらだらと日々暮らす私にとって他人事でないお話で・・
ホント、がつんとやられましたよ。
それが若い男性の蓬莱さんの手で書かれた作品っていうのが、
これがまた衝撃です。
この女性の微妙な立場の微妙な女心・・・なんでこうもわかるんだろう???
そしてなんで可笑しくなっちゃうんだろ(笑)
ううっ、しっかりしなきゃ私って

それにしても若手3名の劇作家達。
それぞれの視点や着眼点の相違・・どれも新鮮な驚きでした。
よっぽどじゃないと彼らを知る機会がない私にとって、
今回の企画は、本当に楽しくて刺激的でした。
これからの観劇ライフの幅に広がりをみせてくれました。

話題の多い新国立劇場です(汗)
わたしは鵜山仁さんが大好きなので、これからも鵜山さんの演出作品を観ることが出来る
機会があればそれで十分幸せ~♪でもこの一年は
去年からの新国立劇場芸術監督、プロデューサーとしての鵜山さんのお仕事振り
その一面もめちゃめちゃかっこよかったです。
今回のシリーズもそうですが一癖ありのギリシャ悲劇のシリーズ、日韓『焼肉ドラゴン』、
演劇の歴史の中に埋められそうだった『オットーと呼ばれた日本人』を新たな解釈での
再演など、など・・どれも心をときめかす作品群に出会えたと思います。
来期のレパートリーもどれも気になるし、どきどきする感動を楽しみに通い続けます。
能天気なエールで申し訳ないですが(><)
鵜山さ~ん!頑張って下さいね!!
もしかしたら・・・
鵜山さんったら、この状態・・一人楽しんじゃ・・まさか、いないのでしょうかf(^_^;)

7/14(月)~7/21(月・祝) in 新国立劇場・小劇場[THE PIT]
by berurinrin | 2008-07-22 22:03 | 観劇感想