シリーズ同世代『混じりあうこと、消えること』

シリーズ同世代vol.2『混じりあうこと、消えること』 in 新国立劇場小劇場(6/28)

作  前田司郎
演出 白井晃

喪服姿の男性(國村隼さん)が、立ち寄った公園。
大きな遊具前には、男女の靴が2足揃えて置いてあります。
気になった男性が、遊具を覗こうと近づくと少年(橋爪遼さん)が、ひょっこり
顔を覗かせます。そして少年の後ろには女性(南果歩さん)の姿が・・・
そして女性が少年に「この人は、あなたのお父さんよ」
男性も応えます「俺は父さんだよ」
・・・・「はじまして」。

シリーズ同世代第2弾のタッグを組んだのは
「五反田団」の主催者である前田司郎さんと白井晃さん。
とはいうものの「五反田団」を観た事が無いわたしにとって未知の作家さん。
どんな一体どんな世界が繰り広げられるか想像がつきませんでした。

舞台の真上を見上げると舞台と天井の間に紗幕が挟まれていて
照明が、紗幕を通じて不思議な色をかもしだします。
設定が水の中・・というのが納得です。
もやんとした色合いの中で自分自身も水に飲まれた気分になりました。

いわゆる不条理なお話の不思議な感覚の中で起こる、非現実な世界。
頭で考えてどうこう語るよりも
心の中にストンと落ちる会話の不思議な面白さに一時の夢を見たような(笑)
男性を演じた國村さんの鳩が豆鉄砲をくらったような表情が素敵で(笑)
多分誰もが、國村さん状態だったかもしれませんが・・・
でも、なんか病みつきになりそうなお話でした。
ちょっと前田司郎さん・・今後、要チェックです。

前回の『鳥瞰図』とは全く趣旨が違う作品を魅せて頂く事が
わたしにとってとても新鮮で有意義な出来事でした。
次回も楽しみです♪

6/27(金)~7/6(日) in 新国立劇場・小劇場[THE PIT]
by berurinrin | 2008-06-29 17:25 | 観劇感想