イッツフォーリーズ公演『ミュージカル天切り松ー人情闇がたり』

イッツフォーリーズ公演『ミュージカル天切り松ー人情闇がたり』 in
                             アトリエ・フォンティーヌ(4/25)

原作 浅田次郎「天切り松 闇がたり」(集英社刊)
脚本 水谷龍二
演出 鵜山仁

現代のと・ある留置場。
老人・松蔵(左とん平さん)は、今日も語ります。
“闇がたり”といって、六尺四方から先には聞こえないという夜盗の声音を使って・・
それは松蔵がまだ子供だった頃の大正時代。
義賊と呼ばれた目細の安吉親分に引き取られた幼い松蔵さんの目から見た
いくつかのエピソード・・それは、今や死語になりつつある義理と人情の溢れた世界です。

再々演のこの作品。
「やっぱ歌ありきじゃん」と思っていた私のミュージカルに対するイメージを払拭
してくれたのがこの作品でした。
まぁ、主演の左とん平さんが、朗々と歌い上げる方じゃないので(笑)
でも気持ちが観客に伝われば、それはそれで台詞が歌に乗せて囁きかけてくる
まさに“闇がたり”という伝達手法として異質な感じがして良いなあ~と思いました。
初めてのアトリエフォンティーヌという、狭いスペースに生バンドと歌とダンスで
舞台も客席もぎゅーぎゅーな感じが作品にマッチしていて
紀伊國屋サザンホールでの再演よりも臨場感が伝わって一つ一つのエピソードが
宝石箱のようにきらきら輝いて感じられました。

演出は鵜山さん~☆彡です!うきゃうきゃ
イッツフォーリーズの制作の方が、「この作品は我々の宝です!」と胸を張って
おっしゃっていました。
初めての劇団イッツフォーリーズの本拠地、アトリエフォンティーヌ・・
座席番号で抽選会があって、次回公演のご招待とかプレゼントとか
サービス精神旺盛です。でも狭い階段を降りての地下3階ってちょっときついです。
改めて文学座のアトリエのスペースの贅沢さを感じます。

わたしは、この作品のほかには『俺たちは天使じゃない』を拝見しましたが
これはちょっと生理的に合わなくて(><)
「今!今!~♪」という、代表曲を聴いて・・・さぶっ!!思い切り拒否反応が......
本当にごめんなさい!
確かに『天切り松』の中には、寒い楽曲f(^_^;)やちょっと古臭いダンスも感じましたが
でも全体にはとっても美しいドラマが流れています。
また次回、鵜山さんの演出作品があったらぜひ観たいです。
だって私、鵜山さんの追っかけですからっ(笑)

4/24(木)~27(日) in  アトリエフォンティーヌ
by berurinrin | 2008-04-30 23:02 | 観劇感想
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