アトリエの会『ダウトーDOUBT -疑いをめぐる寓話ー』の稽古場見学

桜満開の春の午後
モリヤが解体されて、アトリエの全貌がくっきり現れた文学座へ
そう・・アトリエでは、『ダウトーDOUBT -疑いをめぐる寓話ー』のお稽古が真っ盛りです。
そんなアトリエにお邪魔してきました。

『ダウトーDOUBT -疑いをめぐる寓話ー』の出演者は4名。
人数が少ないせいか、アトリエも何気に静かな感じがします。
壁には、作家のジョン・パトリック・シャンリィさんから贈られたメッセージが飾ってあって
遠くから静かに見守ってる優しいぬくもりが感じられます。

まずは、神父さまの衣装を着けた清水明彦さんの一人語りから始まりました。
やわらかく前に組んだ手や柔らかな物腰・語り口調は、もうすでに穏やかな神父さま。
ご本人は「まだまだ・・」とご謙遜されていましたが、
中・高一貫教育で6年間通った学校がクリスチャンだった私・・・
とても懐かしい気分です。
一度終わってから、演出の望月純吉さんから2、3言あった後に
もう一度繰り返されました。
望月さんは、普段の口調そのままにゆっくり穏やかに演出されてました。
↑この望月さんの声がとっても優しいお声なんですよぉ
語尾を合わせたり、時折「もうちょっと抑え気味で・・」という感じに両手を下に落とすような
ジェスチャーをされる位で
後は役者に任せたかのように静かに見つめています。
そんな清水さんと望月さん互いに敬語で会話してます。なんか新鮮です★

次は、寺田路恵さんと渋谷はるかさんとの2人の場面です。
黒いセーターとスカート姿・・←何かありそうな役作りの為の色遣いでしょうか???
そんな黒ずくめの寺田さん♪にこにこっと笑顔で迎えて下さいましたが
一転、目の前の役に入ったそのお姿は、まさに女優さん。
穏やかなお稽古場の空気がぴーんと引き締まります。

出番を終えた清水さんは、長い神父さまの衣装を脱いでリラックスされて
控えで座っている山本道子さんと何やらひそひそ話し?!
そんな中、後ろに座っていた私を道子さんが、手まねきで「おいで」と「?!」
見難いだろうと、わざわざ道子さんが椅子を譲って下さったのでした。
道子さんの優しさにじーん★

寺田路恵さんと渋谷はるかさんの場面が終わると
再び演出の望月さんの登場です。
すると寺田さんが「ちょっと重くない(私の芝居?)。ちょっと硬いよね」と
望月さんとしばしお話・・
その二人のやり取りがとっても自然で様子を眺めていていても、
とっても気持ちがいいのです。

最後の記念撮影の時に、清水明彦さんが脱いでいた神父様の衣装をまた
あたふた着なおしての私たちへのサービス精神振りに爆笑でした。
こんなお茶目さんな神父さまって、居るのかなあ???

そおいえば、望月さんが
「この作品は、疑惑のお話です。信頼し合えるメンバーだからそこ出来る芝居です」と
和気藹々とした稽古場の雰囲気というよりは、とっても落ち着いた静かなアトリエの中
信頼関係に育まれた座組みの中で生まれた疑惑と秘密に包まれた『ダウト』
望月さんが、文化庁新進芸術家海外留学制度で滞在先のNYブロードウェイで
ロングラン公演中のこの作品を観て
「上演したい!!」と企画したのだそうです。
女優のメリル・ストリープさん主演で映画化も決定。
そんなアメリカではすでに話題の『ダウト』
日本では文学座が初上演となります。
秘密がいっぱいで、言いたくても言えない~!!そんなニクイほどの思いやりで
お口をチェックの望月さんと出演者の皆様のおかげで・・
公演まで悶々とした日々を過ごしそうな予感です。
あ~はやく観たいっす~☆彡

では、皆様~吉祥寺シアターでお目にかかりましょう!!
by berurinrin | 2008-04-03 23:47 | 稽古場/舞台裏話