らくだ工務店第14回公演『だるまさん、ころんだ』 

らくだ工務店第14回公演『だるまさん、ころんだ』 in THEATER/TOPS(3/29)

作・演出 石曽根有也

50歳を前にして一人畳屋を経営している末広達磨(たつま)さん。
その名前から“だるま”さん。
今だ独身の“だるま”さんに幼馴染の治さん(林和義さん)はお見合いの話を
持ってきます。弟の達義さん(古川悦史さん)は、イマイチ兄のお見合いに乗る気が
無さそうです。

『戦争にはいきたくない』の衝撃から約半年、下北沢から新宿に移っての二度目の
らくだ工務店・・拝見させて頂きました。
主人公はいわゆるおっちゃん世代。
普通なら当然脇役!と、いわれちゃいそうな冴えない独身畳職人を中心に
見た目は面倒見が良くっていい人・・だけど当人達には、悩みや心にわだかまりを持つ
臆病で口下手な人たち・・。そう普通の生活を送る私達がそのまま投影されています。
だからそこ、普通の会話の微妙なバランスのずれが
観客達に敏感に感じる事が出来て、くすりっくすっと笑いが起きてしまうのでは
ないのでしょうか?!
前作のような、大きな感情の流れはありませんが
ほのかにくすぶる日常の細やかな感情の流れを丁寧に読み取った秀作だと思います。

この石曽根さん・・・やっぱ、すごいです。
前回は強面のや●ざさんを演じておられましたが、今回は素顔のイケメンさん♪
お笑いのチュー●リアルの徳井さんに似てませんかぁ?!
作・演出・チラシの写真・役者と様々にこなす石曽根さん。
彼の才能はどこまで伸びていくのでしょうか?目が放せませんね。

さて、お兄さんの騒動をちょっとひややかな目線をもって見守っていたのは
弟の達義さんを演じた古川悦史さん。
文学座を卒業されての第2作目になります。
古川さんの一瞬にして、場の空気を変えてしまう存在感・・やっぱすごいですX2(笑)
まわりの雰囲気を壊すことなく、そのやり場のない頼りなげな切ない眼差しを向けるかと
思えば、怒りの火を見せる眼力の強さ
言葉だけでなく、彼の体全体から発する思いや体温を感じることが出来た
この小さなスペースで久々に古川さんのお芝居を拝見できた事に・・
実は胸がいっぱいになりました。

終演後、久々にぷっくり笑顔の古川さんに出会えて嬉しかったす♪

3/25(火)~3/30(日) in THEATER/TOPS
by berurinrin | 2008-03-31 21:12 | 観劇感想