『殿様と私』バックステージ見学

すっかり遅くなってしまってすみません
紀伊國屋サザンシアターで公演中『殿様と私』の、と・ある日の終演後に
バックステージを拝見させていただきました。

楽屋を通って舞台袖に回るのですが
そこでは、お客様と談笑中の義知お兄様こと城全能成さんに遭遇♪
舞台の上では、きりっとした超二枚目ですが、目が合うと、がはがは笑うお姿は
人懐っこい隣のお兄ちゃんのようなやわらか~で、とっても優しい面白いお方です。
「見つけた~!」と、後ろから声を掛けてくれたのは、雪絵お嬢様の松山愛佳嬢♪
一緒に居たうちの天然系の母に
「雪絵お嬢様を演じた愛佳ちゃんだよん」
「えー違う人か思ったぁ(爆)」
母が言うのも納得?!舞台では楚々としたお姫様♪
ところが普段は、めちゃめちゃやんちゃな愛佳ちゃんです。
元気一杯な朗らかな笑顔は、こっちまで元気なっちゃいます。

薄暗い袖のすぐ脇に“殿様と美術箱”と書かれたボテ発見!
その奥には、カーテンで仕切られた早変わり室もありました。
さて舞台奥から下手側(設定では、玄関のある奥の廊下)から、舞台へ

舞台は、白河子爵邸の居間。
御簾があるのに、洋間?!という、アンバランスは造りは
かつて和室だったものを、洋間にリフォームしたイメージになっているそうです。
床は、とても凝っていて、寄木細工風。そして滑り止めのように溝が入っていました。
足袋を履いてのダンスのシーンもあるので、スタッフの俳優達に対する
心配りに頬が緩みます。
お稽古場では、かなりの傾斜を感じた八百屋の舞台も、ゆるい傾斜変わっていました。
それでも普段のお芝居よりも俳優達が立ったり座ったりが多いので、
腰や足に負担が掛かりそうです。
傾斜のある舞台って観客として観易い装置ですが・・・

舞台の中央に位置する影の主役・・・そう、伊万里焼きの壺!
「絶対に触らないで下さい」とのお触れが出ていた超高級品です。
恐る恐る覗いてみると、中はつぎはぎだらけ・・・(笑)
ガウン姿のたかお鷹さん扮するお殿様が気持ちよさそうに、
一人で踊っていた時に壺にガツンと当たって、床に落として割ってしまうシーン。
一度拝見したときに、上手く壺が割れなくって床にコロロ~ンと転がり
お殿様が、両手で壺をバリバリバリィ~と割った時があったんですよん。
(次に拝見した時は、ベストなタイミングでガッツリ割れました!)
樹脂で固めて作られたこの壺、模様もとっても繊細でお家に飾りたい位の精巧さでした。

居間の至る所にあるランプ・・お芝居の冒頭にオレンジの暖かい光を灯してしたランプ・・
劇中にも寺田路恵さん扮する雛田カネさんが、一つ一つ点しておられましたね。
このランプは、スイッチで遠方から操作されていたそうです。

今回は素敵なお衣装がいっぱい&時代を感じさせる調度品達・・
これらはほとんどがレンタルだそうです。
けれど、加藤武さん扮する爺やの白い衣装(切腹をする時のシーンで着られたお着物)は
簡単に洗濯が出来ない代物で、このお衣装はあつらえ物なんだそうです。

背景がお庭で、舞台の両側も木立と屋敷の柱をイメージした舞台・・本当に美しかったですね。
この舞台美術は、奥村泰彦さん。以前に『湖のまるい星』の美術も手がけられました。
彼は劇団MONO所属の俳優さんでもあります。
木のぬくもりを感じさせる落ち着いた暖かい色調、光と影のコントラスト・・あの秋の色
・・・・素晴らしかったですね。
by berurinrin | 2007-11-30 23:23 | 稽古場/舞台裏話