文学座付属演劇研究所研修科発表会『家を出た』

文学座付属演劇研究所研修科発表会『家を出た』 in サイスタジオ(11/23)

作   鈴江俊郎
演出 鵜澤秀行
協力 文学座演出部

白い色調の病院のロビーのような一室。
ここは思いを現世に残して死んでしまった人が、消えてしまう為の
心の整理をする場所です。ここにいれば現世のまま、考え、悩み、食べて、寝ることが
出来ます。そして、体の痛みを感じる事無く、穏やかに過ごせます。
恋をする事もできます。でも、身体は何も感じることはできません。

丁度2年前の今頃、同じサイスタジオでこの作品を拝見しました。
あの頃の感想を読んでみると、相変わらずわたしの煩悩は成長もせず
文章も相変わらずド・下手f(^_^;)だし・・。
なかなか、消滅するには時間が掛かりそうです(笑)

今回は、45期生を中心とした『家を出た』
本当に毎回思うのですが、期毎にカラーが全然違うんですよね。
なので同じ作品、同じようなセットといえども、まったく違う作品に感じます。
それにしても45期の彼らは、芝居が上手い!
感情のコントロールもとっても上手い!
個人個人もレベルもとても高いと思います。
でもね。せっかく実際の彼らとほぼ同世代の設定なので
逆にもうちょっと舞台の上で発散しても
いいんじゃないのかなあ・・と、思ったりもしちゃいます。

次は卒業公演が控えている彼ら45期。
悔いなく舞台で輝く彼らをしっかり見守りたいと思います。

11/23(金)~11/25(日)まで in サイスタジオコモネA 
by berurinrin | 2007-11-26 08:51 | 文学座観劇感想