文学座+青年団自主企画シリーズ『the real thing』

文学座+青年団自主企画シリーズ『the real thing』 in こまばアゴラ劇場(9/10)

作   トム・ストッパード
訳   吉田美枝
演出  田野邦彦

劇作家のヘンリー(仲俣雅章さん)と女優のアニー(村田牧子さん)は
それぞれ女優のシャーロット(征矢かおるさん)、俳優のマックス(バビィさん)という
仲間であり、パートナーがいながらW不倫の末、結ばれた二人です。
愛し合いながらも互いの仕事と考え方にすれ違い傷つけ合ってしまいます。

冒頭のシーンが、ヘンリーが書いた戯曲のワンシーンということが
理解できるのは、しばらく経ってからでした。
ストーリーを追いながら、人物関係を読み取る作業を同時にしなくてはいけない
なかなか難解で、休憩無しの2時間が終わってみると頭を酷使しすぎて
あいたたたぁ~(苦笑)状態でした。
うそと真実が交差しているのは、人間関係だけでなく小物や舞台上にあるもの
全てが間違い探しの宝庫のようで、これは演出家の遊び心かしらん??

文学座+青年団の第二弾の冒頭を飾ったこの作品。
きっと賛否両論あるかもしれませんが、すべての人が理解できるとは思えない
この難解な作品をあえて上演しようとする気持ちは、尊敬できるものだと思います。
でも、もうちょっと・・この物語の面白さを理解出来るのは
同業者だけじゃないだろーか?と、もうちょっと練ってほしかったなあと
なんかもったいないなぁ、と思ったり・・う~ん。どうでしょう。

文学座からは、征矢かおるさんと囚人ブローディの川辺邦弘さんがご出演でした。
元女優という役柄だけに、立ち姿やささいな仕草に自分の魅せ方を知ってる
シャーロットをかっこよく演じられていました。
こんな素敵な妻がいるのに、不倫しちゃうヘンリーが理解できませんが・・(笑)
川辺さんは、場面転換の時に舞台に登場され、さりげなくアニーに色目を使ったり
ヘンリーに意地悪をしてしまうのは???と思っていましたが
最後の最後にその謎が解ける仕掛けとなっていました。

文学座では、1986年マックス(坂口芳貞さん)シャーロット(稲野和子さん)
ヘンリー(江守徹さん)アニー(大地喜和子さん)の配役でサンシャイン劇場で
上演されています。

9/5~9/11まで in こまばアゴラ劇場

トランプ?!いえいえチケットです。
すごーいユニークですよね
c0023954_222117.jpg


c0023954_2253017.jpg
by berurinrin | 2007-09-12 22:48 | 観劇感想
<< 文学座本公演『殿様と私』 東京二期会オペラ『仮面舞踊会』 >>