シンポジウム第二弾『その宇宙からの眺め』1

別役実のいる宇宙ー新旧書下ろし連続上演ー
   シンポジウム第二弾『その宇宙からの眺め』  in 文学座アトリエ(7/1)

4/9に行われたシンポジウム『別役実ワールドと文学座アトリエ』に続いての
第二弾でございます。
今回は、ゆったりとしたソファとお茶のセット。まるで喫茶店ルノ●ールのような感じです。
司会は『数字で書かれた物語』を演出された高瀬久男さん。
そしてアシスタン兼給仕役として添田園子さん。

パネリストとして参加されたのは
劇作家兼演出家の竹内銃一郎さん、演出家兼俳優兼演劇集団MODE主宰の
松本修さん。そしてアトリエ公演『エスペラント』の作者、劇団グリング主宰の青木豪さん
豪華なゲストを招いての約2時間のシンポジウムが始まりました。

今年は、俳優座劇場でも“別役実祭り”という事で新・旧作3本が公演され
別役さんの作品が集中して公演されていましたが
『犬が西むきゃ尾は東』は、な・な・なんと別役作品130本目の作品になるそうです。
すごいっすよね~!(ちなみに文学座に書き下ろした作品は、25本)
そして『数字で書かれた物語』は、33年前の作品。

高瀬さん「今回再演に対して、当時の頃を思い出したでしょうか?」

別役さん「すっかり忘れていて、本読みのときに思い出しました
      (感想は?)くどいと思った(←ここで大爆笑)」

別役さん自ら、初期のくせ=くどい(笑)昔は、くどかったんだなあ~
今ではもっとあっさりした方がいいのでは・・
やはり時代は変わってる・・と、自問自答するようにおっしゃっていました。
なんか、頑固親父風(わぁ~ごめんさい!!)のお姿からは想像がつかないほど
とっても柔和なお方です。
と、いうことで、『数字・・』のお話を・・

『数字・・』は、ご紹介させて頂いたとおり日本の戦争直前「死なう団」という、
日蓮宗の青年部の一部が、江川桜堂さんを中心に新たに生まれた
宗教集団の一連の事件を題材にされた作品です。
別役さんは、昭和史の犯罪の軌跡として、関心をもたれていたそうです。
そんな時に、保坂正康さんの著書<『死なう団事件―軍国主義下のカルト教団』
角川書店(角川文庫)>をみて、この事件を追ってみたそうです。
「犯罪とは、時代を映し出す鏡である」と、おっしゃる別役さん。
ところが、昨今の事件は
「ひとつも時代性が無い。何か得体のしれないもの」
思わず頷いてしまいます。

高瀬さん「ところで、書き上げられた131本目は、ピッコロ劇団の子供向け・・」

そうなんですよね。別役さん子供向けの作品も数多く手掛けていらっしゃいます。
ご自身が代表をされている兵庫県立ピッコロ劇団を中心に
子供向けの作品も多数書き下ろされていらっつしゃいます。
始められたきっかけは、今は亡き・岸田今日子さんに勧められたそうです。
昔の童話をベースにして、現代風に書き上げるそうです。
将来の観客を育てる事にも力を入れておられる別役さん。
けれども、子供の素直な反応で刺激を受けておられるそうです。
例えば
「雪を降るかと思わせておいて、う●こを落とす。これがすっごく受ける(笑)」
「・・・・(確かに)」
まーまーf(^_^;)



・・次回に続きます。
by berurinrin | 2007-07-15 15:11 | イベント
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