『犬が西むきゃ尾は東』交流会

6/24(日)『犬が西むきゃ尾は東』の公演終了後に、
出演者全員と照明プランナーの金英秀さんを迎えての、アトリエ交流会が行われました。
司会は田村勝彦さんです♪

小林勝也さん・・・世代には身にしみる

角野卓造さん・・・アトリエは17年振りです。ここ(アトリエ)で育てられました。
           (芝居の)根っ子はここです。
           まさか家内と一緒に芝居をするとは(笑)
           毎日、新鮮な気持ちです。

沢田冬樹さん・・・大先輩たちに囲まれて、刺激的な日々を送っています(笑)

吉野佳子さん・・・『にしむくさむらい』から約30年ぶりのこのメンバーだからそこ
           ツーカーで判る。          

倉野章子さん、吉野佳子さんの女優さんは、お化粧の関係で少し遅れてのご登場です。
この美しいお二人が、芝居ではものすごい化けっぷりですものね(笑)
改めて素顔でご登場された時は、その美しさに会場から歓声が上がったほどです。
ということで、ユニークな衣装とお化粧のお話しに・・
別役実さんからは、衣装やお化粧の指定は一切なかったということで
前作品『にしむくさむらい』からイメージを膨らました方など・・

角野卓造さんの場合
ボロボロのジャケットにネクタイ、野球帽姿のホームレスファッション(笑)
『にしむくさむらい』では、会社に行っていないサラリーマン。
なので、ホームレスだけどネクタイをしている。との事です。
柳家小三治師匠の著作「ま・く・ら」のバイクの車庫に居ついたホームレスの話を
イメージしていて、腰にしている手拭・・小三治師匠のものだそうです。
ちなみに「まくら」というのは、落語の用語で、落語の本題の前に世話話などを
語る導入部分の事を言うそうです。

小林勝也さんの場合
ボロボロの燕尾の三つ揃えのちょっとオシャレなホームレスファッション・・
この姿、元練馬区の学校の校長先生のイメージだそうです。
始業式や卒業式できる燕尾服を30年近く着続けたホームレス。
ふむふむ。

田村勝彦さんの場合
看板を常に身に付けているサンドイッチマン。
唯一、別役さんの指定は、この看板だったそうです。

吉野佳子さんの場合
『にしむくさむらい』では、実は三日前に死んだ子供を背負った女性を演じて
おられました。今回の衣装に付けた人形は、死んだ子供の遊んでいた人形を
身に付けている設定で、そこから膨らんだイメージで、麦わら帽子やお花を
小物として身に付けたそうです。

倉野章子さんの場合
『にしむくさむらい』では、割烹着に作務衣姿の主婦というスタイルだったそうで
「主婦」というイメージで、今回はエプロンを着けていらっしゃいるそうです。
このエプロンはご自身の私物のエプロンを後ろ前を逆にして、ポケットを
付けてもらったそうです。
それにしても吃驚したのは、倉野さんの見事な化けっぷりでした。
本当は、髪を白く染めて粉をはたいたり・・・っと考えたそうですが
ちょっと難しくて、鬘にされたそうです。
それでも目は窪むように書いて、歯にはお歯黒(笑)
普段はほとんど付けない口紅は、真っ赤!
改めて口紅には、説得力があるなあ・・と思われたそうです。
確かにぃ~すごいインパクトありましたぁ(爆)
そんな変化に毎日楽しんでますと、快活にお話して下さいました。

沢田冬樹さんの場合
...っと、云ってもこの方のみ場面毎に役が変わりますが
どの役も不思議系な役どころ
刑事さん→保健所の職員→お遍路さん→葬儀屋風死体回収係?
でも他の出演者の方から、一人だけ綺麗な衣装でって羨ましがられているそうです(笑)

この作品は場面毎に四季が移り変わっていきます。
と、云う事で照明プランナーの金さんから、照明のお話をしていただきました。
演出家の藤原新平さんからは「幻想的なイメージで」と、依頼をされたそうです。
なので、夏の“幻想”って??っと悩まれたそうです。
でも四季を通じて、とてもシンプルだけど美しい照明でしたね。
わたしは特に、電信柱の電球の光の美しさに何度も見上げてしまいました。
電信柱一本で四季出す・・・難しいですよね。
昔、若かりし頃は、明かりの表現の事で、藤原さんと何度もけんかになったと
ちょっと暴露話も(笑)

ちょっと、ここからはわたしもちゃんと理解ができていないのですが(><)
西洋文化と違って、東洋の文化には巡礼というと、四国八十八ヵ所巡りのように
巡る巡礼の旅があります。
ホームレスの彼らも、漂いながら季節を巡り元の場所に戻ってきてしまう。
けれども、唯一の心の拠り所の季節感も彼らを救ってはくれない・・・・
春なのに、花見をしようとしても花は無く、電信柱を見る彼ら・・・
夏なのに、海も無く、山も無く・・ラジオ(高校野球放送)も無い彼ら・・・
秋なのに、爽やかな秋の風に吹かれることもなく
冬なのに、彼らの上に雪が降る事もない・・
彼らにとって、救いは死だけだったのでしょうか?

最後に、角野卓造さんにとって、演じる時の不条理のイメージとは?
日常性で求められている事を、きちんとする事によって
積み重ねられていく。日常をうめる行為によって、生まれる奇妙な出来事。。。。
おおおっ
奥が深いぞぉぉぉ~
ちょっと今回は、かなり理解度が微妙~なので、わかりずらいと思います。
ホントすみませんm(_ _)m
ニュアンスで汲み取って頂けたら感謝です。
by berurinrin | 2007-07-08 11:31 | 稽古場/舞台裏話