別役実リーディング集『天才バカボンのパパなのだ』

別役実作品リーディング集『天才バカボンのパパなのだ』 in 文学座アトリエ(6/18)

演出 望月純吉
照明 賀澤礼子
音響 望月勲

舞台の中央に電信柱。
電信柱の近くに移ってきた派出所。
そこへバカボン(栁橋朋典さん)が、雨が降っていないのに傘を差しながらやってきます。
丁度通りかかったバカボンのママ(山本郁子さん)そして、ネコになった(?)
バカボンのパパ(鈴木弘秋さん)が現れます。
そしてレレレのおばさん(藤堂陽子さん)も・・・
そして女1(頼経明子さん)が、派出所にある迷惑行為を受けていると相談に現れます。
人が増えることにより揉め事が広がり、その挙句・・・・。

<別役実のいる宇宙>リーディング集第一回。
たった一日しか行われないリーディングです。

うぎゃーなんで?そ-なるのぉぉぉぉ~!!
なんで?なんで?なんで?と、周りの人に聞きたくなる
そんなびっくりたまげた仰天なラストでございます。
けれどもびっくりたまげた仰天のラストに到着する道筋である
彼らの会話の中身は、突拍子のない事件が起こるのでは無く
淡々と進む普通の会話の世界から、ちょっとタカが外れてしまっただけの事であって
やっぱり、なんでそーなるのぉぉ!!と、なってしまうのです。
なんで?
こんなにシュールなの?
レレレのおじさんが、おばさん?!(爆)

演出は望月さん。2004年のアトリエ公演『THE CRISIS』デビューされましたが、
文化庁在外研修のためアメリカ留学からやっとご帰国です。
まじ待っていましたぁ!!『THE CRISIS』大好きな作品だけに、
また骨太のお芝居みたいですね~☆彡

リーディングだけに、パイプ椅子に俳優は座って台本を広げ台詞を読み上げます。
ト書きは添田園子さんと細貝弘二さんの二人。
このお二人で効果音も担当。
特に添田さんは、箒を掃いたり(レレレのおばさんの!)、バカボンの傘を担当したり
と大忙し・・・でも、それが面白いのなんのって(笑)
園田さんが勢い余って傘の柄・・飛ばしてました。
その腕力・・素敵です(爆)
この日は、平日の月曜日。
仕事帰りでのアトリエ到着だったので、すでに客席はほぼ満席状態。
別役実さんの人気の高さを伺えます。
ちょっと後ろの方だったので、舞台上の俳優の姿が見え隠れしますが
その分空想の世界が広がります。
ニャロメやら、ウナギ犬がわたしの中で登場です。
いやぁ楽しかったです。
どうやら、少しずつ別役作品にハマってきたみたい(?)な私です。

このリーディング集はあと2回行われます。
とても楽しくてスリリングで貴重な体験ができるはず、ぜひ一度お試し下さいませ♪
ちなみに初演は1978年アトリエ公演で、バカボンを演じられたのは田村勝彦さんだったそうです(当日配布されたパンフより)
えへへなんか想像すると可笑しくなっちゃいます。観てみたかったぁ

受付のお手伝いは、上川路啓志さん&パンフを配ってくれたのは松山愛佳さん♪
愛佳ちゃんは次回のリーディングにご登場です。
う~楽しみ★

久々に客席でお会いできたのは、リンクさせて頂いています
演劇専門書ゴルドーニの店主さん。いつもダンディーなM氏・・
(実際、この方と出会わなかったら、わたしブログをやっていませんでした。)
ゴルドーニのブログは時折ちょっぴ・・いや、かなり・うっ辛口の・・
でもご自身は本当に優しくって素敵な方ですっ!!
現在連載中の『提言と諌言』より「劇団文学座の七十年」のシリーズ・・すごいです。
きっと豊富なゴルドーニの蔵書の中から
丹念に選りすぐれた著名な方々の言葉と当時の演劇界を背景に綴られていますが、
文学座の歴史を知る上でも貴重な文献だと思います。
わたしにはちと難しいですが、学べることは心地良いです。
何度も何度も自分の中で噛み砕きながら読み進めています。
by berurinrin | 2007-06-20 22:20 | 文学座観劇感想
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