兵庫県立ピッコロ劇団公演『場所と思い出』

<別役実祭り>
兵庫県立ピッコロ劇団公演『場所と思い出』 in 俳優座劇場(4/20)

作  別役実
演出 松本修

古ぼけた電信柱、そしてバス停には、ベンチがひとつ。
見知らぬ町にやってきたセールスマンの男1(孫高宏さん)は、
親切な女1(安達朋子さん)にバス停に案内してもらいます。
バスを待つ間、女1からあれやこれやと世話を焼かれている間に
女1と知り合いの女2(木全晶子さん)が通りかかります。
女性二人の親切がエスカレートしていくうちに、一組の夫婦がやって来ます。
かれらに翻弄されながらも、バスを待つ男1。
それでもバスはまだ来ません。

人生二度目の別役作品です(笑)
人生初と二度目の間隔が短っ!まーまーこれもめぐり合わせですね。
そして、初ピッコロ劇団です。
文学座研修科43期を卒業され、ピッコロ劇団に入団された中川義文さんから
お声を掛けて頂き拝見する事ができました。ありがとうございます♪
研修科時代の中川さんと云うと、めがねがトレードマークで
老け役から青年まで、一度彼の舞台を観ると脳にインプットされてしまう程
印象的でした。でも演技はとっても丁寧に、ひとつひとつ積み重ねて
自分のものにしていくんだろうな~と、その姿に好感が持てる中川さんでした。
っと、当日会場にて手渡された、ピッコロ劇団の機関紙「into(イントウ)」を
めくっていくと、「劇団員あれこれ」のコーナーで
ワインを片手に中川さんの写真が(笑)う~全然変わってない(爆笑)
いつか近い将来、ピッコロ劇団の本拠地で彼の芝居を観てみたくなりました。
また遠征したいな~♪

おおっ、感想が・・・
またまた不思議な世界です。
TVドラマの「世にも奇妙な物語」の様なお話しです。
知らない土地、町の人は妙な連帯感があって、
よそから来たセールスマンの男性は嵐のように彼らの行動に巻き込まれて、
飲み込まれ、やがては吐き出されてしまいます。
そのセールスマンはまさに「noといえない日本人」。
それにしても、彼はこの町を抜け出す事ができたんでしょうか?
休憩無しの1時間30分。
わたしも彼らに飲み込まれました(笑)

この日の客席に、文学座六月アトリエ会『犬がにしむきゃ尾は東』に
ご出演する倉野章子さんがいらしていました。素顔の倉野さん・・失礼になるかも
しれませんが、笑顔もその姿もなんて可愛らしいお方でしょう♪

4/19~4/22まで in 俳優座劇場
by berurinrin | 2007-04-20 11:10 | 観劇感想
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