SHOW-GO Produce vol.2『12(twelve)』

SHOW-GO Produce vol.2『12(twelve)』 in THEATER/TOPS(2/3)

「十二人の怒れる男」より~
原作     レジナルド・ローズ
翻訳     額田やえ子
脚色/演出  和田憲明

父親を殺したとされる18歳の青年の裁判が終わったばかりです。
「有罪」か「無罪」か?裁定を委ねられたのは12人の一般人達からなる陪審員。
「有罪」となれば、青年は死刑が求刑されます。
少年の生死は12人の判断にかかってきます。
唯一つの条件は12人全員一致の結果を出すこと。
でも裁判の状況証拠は明らかに有罪。12人による話し合いが陪審員室で始まります。

鍵の掛かったドア、開かない窓・・湿度の高く、汗が滴る12人が籠もる暑い小部屋。
すでにイライラの局地の状態から彼らの話し合いが始まります。
舞台を挟んで見下ろすように客席が作られていますので
彼らのやりとりを、あっちからこっちからと覗き見感覚で拝見することになります。

ふと気がつくと、心の中で
「あ~、もう(怒)あの、おじさんうるさい!!」とか
「もうちょっと人の話を聞きなさい(怒)」
「そっかぁ~~☆彡なるほどぉ・・」
「そうだ!するどい!」・・・
すっかり、13番目の陪審員気取りになっていた自分です(恥かしい・・・)
前に座っていた男性が何度と無く、前のめりになってしまうほど
彼らの壮絶な話し合いバトルに引き込まれてしまった方が多かったことか・・
場面は変わらないのですが、照明が暗くなると
客席からも、ため息が漏れるほど緊張した芝居でした。
あっという間の2時間弱ではありましたが、見ごたえたっぷりの舞台です。

さて、文学座からは古川悦史さんのご出演です。
毎回ながら、古川さんのご出演の舞台はどんな役柄を演じられるかマジ想像がつきません。
その上どんどん芝居の場を広げられる姿勢・・かっこいいじゃありませんか♪ね。
時に、冷たい光で人を刺す様に見えるその眼差しが、今回は寂しそうに・・そして
柔らかく光り、穏やかに優しく人を諭す口調。こういう姿にもなれる人なんですね。
・・・・・かっこいいです。素敵です。
暑い中、一旦は脱いだジャケットをまた着直して参加する姿に
誠実な人柄を見て取れた十二人の中の一人です。
ぶくっとした笑顔(←とても魅力的です)も最高です♪

そーいえば、陪審員の中に『ハルちゃん』で、古川悦史さんと共演された
鈴木歩己さんがご出演でしたね。濃かったです(笑)
心の中で「うるさい!」と言ってしまってごめんさい。ついのめり込んでしまいました(笑)

~2/4(日) in THEATER/TOPS
by berurinrin | 2007-02-04 12:20 | 観劇感想
<< 文学座付属演劇研究所卒業公演の... 文学座付属演劇研究所研修科卒業... >>