『ステッピングアウト』

『ステッピングアウト』 in 博品館劇場(1/20)

脚本     リチャード・ハリス
作詞     マリー・スチュワート・デヴィッド
作曲     デニス・キング
演出・振付 竹邑類
翻訳     高橋知伽江

イギリスの田舎町。
週一度行われるのは、タップダンスの教室。
指導するのは、過去にミュージカルスターを夢見ましたが、ミュージシャンとの恋の為に
夢を諦めたメイヴィス(前田美波里さん)。そして口は悪いけれど、メイヴィスのよき理解者
ミセス・フレイザー(山本道子さん)のピアノの伴奏で、今日もレッスンの最中です。
集う生徒達は、それぞれ参加目的が異なり、タップダンスはそっちのけ状態。
そんな時、チャリティショーの参加の話が舞い込みます。

「ちゃらららん、ちゃららん、ちゃらちゃららちゃらららん♪・・・わん!」
そう(笑)・・有名なミュージカル『コーラスライン』の超庶民版のお話です。
カルチャースクールのノリのようで、てんでバラバラのステップを踏んで
こっちで転んで、あっちでぶつかって・・ここでは愚痴って、喧嘩して・・・
そんな彼らは、心に悩みや行き場のない苦悩を抱えて
このダンス教室でストレスを発散しているようです。
そして皆のチャリティショーへの参加という目標が決まると全員団結!とは
上手く進まず、相変わらずステップが揃わない・・
その上メイヴィスは、私生活の問題を抱えてイライラが爆発してしまいますが
ここに集う人たちは、みんな悩みを持つ者同士。
心の傷みにはとっても温かい、いたわりを持ってまとまっていきます。
そしてラスト・・・自然に笑みがこぼれるシーンの数々・・温かい感動
素敵なお話です。

文学座からは、山本道子さんと山崎美貴さんがご出演です。

絶妙のタイミングで毒舌を吐くミセス・フレイザーの山本道子さんは
メイヴィスの良き理解者な割には、駄々っ子のように甘えたり(笑)
とても人間味溢れる人物を道子さんならではの温かみを加えて演じられておられます。
冒頭から歌声も披露されます。これが作品の導入部としてとても素敵です。
でも、もし・・・できることならダンスも拝見したかったですぅ♪

家では母の介護をしながらも元気な女性ドロシーを演じるのは山崎美貴さん♪
伸びやかな歌声とタップダンス・・・・上手い!!
元気なドロシーは、普段の美貴さんの気さくな笑顔を思い出します。
それにしても毎回ながら、美貴さんのチャレンジ精神には頭が下がります。
時には、サックスを吹きこなしたり、男性になってピアノを爪弾いたり
年下の男性を誘っちゃう人妻とか・・それを軽く魅せちゃう凄さ!すごい努力の方です。
だからこそ舞台に立たれる美貴さんの姿は、より輝いてみえるのでしょうね~☆彡
きっと次回も、何かびっくりさせられるんだろうなって
そんな美貴さんの舞台は侮れないし、観ないわけにはいかなくなってしまいます(笑)

~21(日)まで in 博品館劇場
1/28(日)県民共済みなとみらいホール(横浜市)
by berurinrin | 2007-01-21 11:42 | 観劇感想