最果ての地よりさらに遠く

最果ての地よりさらに遠く
方言の表現・・・このドラマには、南大西洋に浮かぶイギリス領の小さな孤島が舞台になっている。(実在の島トリスタン.デ.クーニャがモデル)

「ゲームをした・・・ゲームをした」「...だった。・・・・だった。」「....。....。」
島の住民が話す言葉が、同じ言葉を繰り返す。韻を踏まない詩のような?
ざらっとした違和感が耳に残って、文明社会からやってきた人との会話の対比に聞こえる。
同じと言葉を話しても、言葉の鷹揚での表現ではなく言葉の使い方の違いによっても
方言として感じられる戯曲の面白さを感じた。

登場人物のすべての人たちが心に大きな傷を背負っていて、その後姿に
悲しみが見え隠れする。
舞台の前方に設えたプールの水が川面のように照明が当たると
美しくて切ないドラマにより哀愁を感じさせる。

孤島、火山による島民避難、文明社会での生活、悲惨な過去の出来事
多様な場面転換なのに、ドラマは静かに進んでいく。
心にどーんと残る作品。ぜひ、感じて欲しいです。
 
~2/6(日)まで俳優座劇場
問合せ先 文学座

余談ですが、鳳蘭さんと娘さんが観劇されていました。
鳳蘭さんて、とても顔が小さくて若い!!
娘さんて、おいくつなんでしょうか?お母様に似て、はっきりした顔立ちで美人でした。 
by berurinrin | 2005-01-30 18:57 | 観劇感想