Studio Life 『トーマの心臓』

Studio Life 『トーマの心臓』 in 紀伊國屋ホール(6/23)

冬のある日、寄宿舎の生徒一人の少年が自殺しました。
少年の名はトーマ。
トーマの死は一人の少年の魂への救いと究極の愛の姿でした。

原作は超有名な萩尾望都さんの代表作です。
わたしも大好きな作品です。
萩尾望都さんといえば「ポーの一族」「11人いる!?」「メッシュ」etc
きっと年代問わず原作のファンはものすごく沢山いらっしゃると思われるこの作品の
上演をそれも再演を重ねて好評を博しているという事で
かなりの興味があったのですが、なかなか足を向けることができず
今回縁があって拝見する事ができました。

とはいうものの・・・自分なりの作品像があって
ちょっとどうかな?と、不安に思いながらもいざ拝見してみると
萩尾望都さんの美しい絵の情景を生かしつつ、スタジオライフという座組みの
ちょっと不思議で美しい青年達の雰囲気が上手く絡み合い
融合された独自の世界が目の前で繰り広げられていました。
なかでも原作の言葉の美しさをとても大事に作られた台本に感動しました。
萩尾望都さんの精神世界を描き上げた手腕は見事だと思います。

初めてのスタジオライフ・・・・すごい熱気ですね。
99%女性で埋め尽くされた客席。ロビーではグッズの販売で大盛況。
また制服姿?!の劇団員の方が、開演前のロビーでファンの方々と交流されてる姿に
ちょっとびっくりしながらも、温かい雰囲気が漂っていました。

先月の横浜演劇鑑賞協会主催の公演『酒坊ちゃん』に酒問屋の社長さん役で
出演されたいた藤原啓児さんが今回は校長先生役でした。
ロビーで藤原さんに声を掛けられて、あまりの変わりようにびっくりしました(笑)
制服(?)姿もりりしく気品さえ漂う藤原さん・・気軽に「社長!」とは言えませんでした
って言っちゃいましたが(爆)
終演後もお疲れの所、客席までいらして下さって
とっても優しくって素敵なミュラー先生でした♪

この作品は一見の価値はあると思います。
一度体感してみて下さいませ。

~6/29(木)まで in 紀伊國屋ホール
by berurinrin | 2006-06-27 21:13 | 観劇感想