『エスペラント~教師たちの修学旅行の夜』バックステージ見学

明日は千秋楽という客席が熱気で溢れた公演の終了後
余韻漂うアトリエで、バックステージを拝見してきました。
今回の案内人は去年のアトリエ公演『l焼けた花園』で演出デビューをはたした
いつも穏やかなしゃべり口調の上村聡史さんです!
『焼けた花園』・・わたしの去年のベスト1でした。
また、何かやってくれるはず!ぜひ彼の名前を記憶に留めて下さいね。

舞台は温泉旅館のロビーではなくて本館と別館のちょうど中間の広間?
ちょっとした休憩所のような、旅館にはよくある風景ですね。
まず目に付くのは、正面のあの青森といえば「ねぶた」!そう頼経明子さんが
かくれんぼ(笑)していたあの「ねぶた」です!
これは流石の文学座の美術さん達もお手上げ状態で、本場の職人さんに寸法を伝えて
オーダーされたそうです。材質は布と障子紙・・光が入るとすごくきれいでしたよね。
照明を通すと目が異様な光を帯びていました・・なんと目には蝋が塗ってあるそうです。
気が付かれましたか?(まさに職人技の世界です!)、
そんな頼経さんこと女子高生の郡司さんが「ここ、破っちゃった!」って、
芝居中にカミングアウトしますがちゃんと2重構造になって、強度が付いていました。が、
千秋楽近くにもなると・・・やっちゃったらしいです。椎原克知さんが(笑)
ちょこっと破っちゃたらしいですよぉ・・内緒ですが(笑)

そして舞台を見回すと、目に入るのは東北の自然のポスター達。
しっかり四季を感じさせるポスターは本物で観光局に行って頂いてきたそうです。
それにしても、ポスターの貼り方にしても非常口の案内にしても
飾ってある小物たちにしても「ある!ある(笑)」って笑っちゃうくらい
普通の旅館の風景ですよね~♪
舞台の上手側にある井村君(松尾勝久さん)の隠れていたベンチの傘にしても・・けれども
舞台に適した大きさや柄の長さは、ちゃんと美術さんの力作によるものでした。
普通のものを普通に見せる努力に毎回ながら感動します。

役者泣かせといったら、将棋!!
芝居中に俳優達がとっかえひっかえ、将棋盤に向かっていましたが
実は将棋に詳しいのは、今回は演出をされた坂口芳貞さんお一人のみ。
他の俳優達は??状態だったそうです。
戯曲にも芝居と共に勝負が着く・・・とだけ・・
お稽古中に椎原克知さんが、デジカメでひとコマずつ撮って
プリントして絵として俳優達は頭にインプットしていかれたそうです。
その将棋盤をよくみると、盤上に番号が振ってありました(笑)
難しいですよね将棋・・わたしは駒の動かし方がわからなくて・・
せっかくの機会だと思い、お試しソフトで挑戦中の私PC相手に1勝35敗です!えへん(泣)

芝居中に星先生(高橋克明さん)と交際中の寺村先生(佐古真弓さん)は
煮え切らない星先生の態度に腹を立てて、将棋盤をひっくり返してしまうシーンがあります。
舞台上に散らばった駒達を拾う場面で、ちょうどこの日は、駒の「歩」が客席へ飛んで
しまうハプニングが起こりました。
お芝居は進行して、駒を拾って盤の上に並べて
揃ったところでまた勝負が始まるのですが
笹木先生(田村勝彦さん)の台詞で「(駒が)全部ありましたね」って
わたしも客席からハラハラしながら拝見しましたが、あれ?盤上には駒が揃っていました。

実は、旅館の女将さん(寺田路恵さん)が
添乗員さん(横山祥二さん)が足をくじいたと聞いて湿布薬を持ってくるついでに
予備の駒をそっとテーブルに置いたそうです。
やっちゃったのは高校生の井村くん(松尾勝久さん)!袖に引っ込んだとたん
「“歩”を客席に飛ばしちゃった!!!!」
・・・と、暴露してくださったのはバックステージ中に特別ゲストで参加して下さった。
今回は久々にいい人?!ナイーブな星先生の高橋克明さんでした。
裏ではしっかり連係プレーの成果!
雰囲気のよさがそのまんま芝居にも感じます。

さて次回のアトリエ公演は、ここのアイドル!高橋正徳さんの登場です。
デビュー作「TERA NOVA」に続く第2弾!「オトコとおとこ」
普段はお茶目さんですが、彼の演出は本当にすごい!心にぐわっしときます。
ぜひぜひお楽しみに!!お見逃し無く!
がんばれ!!高橋大演出家(笑)
by berurinrin | 2006-04-09 21:10 | 稽古場/舞台裏話