椿組05年11月公演『公園で・・・待ちながら』

椿組05年11月公演『公園で・・・待ちながら』in下北沢「劇」小劇場(11/26)

舞台は、とある公園。
ベンチが2つあって、緑がある静かな公園。なんにもなさそうな
この公園を舞台に人は泣いたり怒ったり、笑ったり。。
いろんな風景で彩を与えてくれています。

どうしてもこの日しか観れなくて、でもこの日は本社でセミナーを受けていたので
会社のロビーで時計を見たらpm6:30!!!よし、行こう!たぶん間に合う!?
で、下北沢の駅に着いたのはpm7:00ジャスト!
劇場の前には当日券の整理番号順で人が列を作っていて
受付で「(ぜえぜえ)あの、当日券・・(ぜえぜえ)」
「もう今日は一杯で」
「えぇぇぇぇぇっ(ぜえぜえ)」
「あのどうぞお一人なら、なんとか」
「あ、ありがとうございます(ぜえぜえ)・・・と、とりあえず、トイレへ(><)」

なんて、慌しく客席に座ってパンフを見るゆとりもなく始まりました。
この『公園で・・・待ちながら』は、7人の今をときめく素晴らしい脚本家の方々の
オムニバスドラマです。本来なら、ちゃんと確認しながら拝見したかったのですが・・

わたしが一番惹かれた作品は
ある同じ会社で働いている営業担当の1組の男女。
女性は男性の後輩で、きっと女性が入社した頃は
男性は女性の教育担当だったと思います。
しかし時がたち、男性よりの女性の方が出世して
男性はどちらかというとマイペースで、気が付くと逆の立場に・・
女性は仕事をバリバリこなし自分で新築マンションを購入。
でも、後輩の結婚の報告を聞いて心中穏やかでない。
普段は健康にも気をつかっているであろう女性の精一杯の反抗だったのでしょう。
男性を前に臆面も無く、いくつものポテトチップスをバリバリ食べる姿をみせます。
でも女性に対するその男性の眼差しは、とてもやわらかく暖かいものでした。

。。。そう、後になってこれは阿藤智恵さんの作品だと知りました。
なんてこの方は、女性の心理をぐっと掴む言葉を紡ぎ出せるんでしょう?
OLのわたしにとっても、仕事の異性の同僚との付き合いって
長い付き合いになればなるほど、夫婦の如く色々な面が暴かれて、
あまりきれいな姿だけを見せていく事は出来ない(わたしは)出来ないので・・・
そんな姿でも、あの男性はいつも女性を見守っていてくれた事が自分の事のように
嬉しかったです。あの女性は絶対幸せになれるって確信出来ましたもん。

それにしてもオムニバスなのにつなげ方が暗転に頼らず、とてもスムーズな構成で
前の作品に出ていた人が再登場したり、成長したりして、上手く溶け込んでいました。
そして何よりもギリギリ目一杯入った観客の熱気と役者のノリのよさ。
初めて拝見した椿組は、物凄いパワーを見せ付けてくれました。
いいなあ~舞台って、しみじみ感じた作品でした。

終演後、初めて阿藤智恵さんにご挨拶が出来ました。
とても小柄で作品同様に素敵な可愛らしい女性でした。
そんな、阿藤智恵さんの書き下ろしは。。。なんとH.H.G!!!また別途uPさせて頂きますが、
待てない!とおっしゃる方はリンクさせて頂いてますえふさんのH.Pはっぴ~グラウンドへどうぞ!
by berurinrin | 2005-11-30 21:45 | 観劇感想
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